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「アンカー」アルジェリア事件の報道されない真相&やっぱり追い詰められてる中国

NY州上院の慰安婦決議採択の件、こちらに追記しています。
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1323.html
https://twitter.com/boyakuri/status/296514419620470784
https://twitter.com/boyakuri/status/296515454799843328
上院での決議採択を受け、腰抜け外務省様の英文サンプルCを差し替えました。下院を中心に引き続き抗議のメッセージ御協力お願いします。


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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■1/30放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

北朝鮮は3度目の核実験に踏み切るのか…日本に迫る危機の真相を青山解説

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 テレビ欄は上記のようになってましたが、北朝鮮の核実験関連はストレートニュース部分の解説で触れられただけで、コーナー本編は内容が違ってました。

 前半はアルジェリア人質事件の真相。日本人を悪者にするような報道に待った!
 後半は公明党・山口代表の訪中から読み解く習近平体制の苦しい現状。

 山本浩之キャスターはインフルエンザ療養のため月曜からお休み。ピンチヒッターは岡安譲キャスターです。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。



 内容紹介ここから____________________________
 
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岡安譲
「さ、このあとは、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーですが、青山さん、今日はどんなお話をして下さるんでしょうか」

青山繁晴
「はい。あの、ま、外交というかですね、その、アルジェリア事件を契機にして、あの、日本からは非常にこう、遠い感じのアフリカも、私たちの関心事になったわけですけれども、その、アルジェリア事件で、何と、信じがたいことに10人もの日本の方が、命を落とされて、で、洪水のような報道が相次いでるわけですけれども、不幸にも、その報道は、真実を伝えてない。そしてその報道自身が、日本は情報をつかんでないって言ってますが、実は本当は逆で、日本政府は本当は、アメリカ・イギリス・フランスと緊密に連携を取って、かなり事件の真相を把握してて、そしてその手の内を、テロリストの側に、悟られないために、ま、発表に、制限をかけてて。で、報道っていうのは本来そこに取材していってぎりぎりのところで、その国益と日本国民の利益を侵さない範囲で、ぎりぎりの真実を出すってのが本来の姿なんですが、そうじゃなくて、日本政府はどうせ情報なんてつかんでないっていう感じで、そして危機管理もどうせできてないと、ね、そうやって間違った報道を繰り返してるので、今日はそれを、視聴者の方と一緒に正したいと思うんですね。で、そのキーワードは、これです(フリップ出す)」
 
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岡安譲
「『「日本人が標的」は誤報』」

青山繁晴
「はい。えー、これは嘘とかですね、虚報じゃない。つまり真実を知ってんのに意図的に嘘の報道してんじゃなくて、実はつかめていないと。えー、そのことをですね、僕も日本国民の益と、利益と、国益の範囲内で、言える範囲内で今日、ありのままにお話ししたいと思います」

岡安譲
「はい。お知らせをはさんで、青山さんの解説です」

(いったんCM)

岡安譲
「アルジェリア人質事件で、10人の日本人の方が亡くなりました。いったい現場では何が起こっていたのか。青山さんの最初のキーワードは、『「日本人が標的」は誤報』でした。真実はどうなんでしょうか。お願いします」

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青山繁晴
「はい。あの、事件の発生、アルジェリア事件の発生以来、もうだいぶ日が経って、亡くなられた私たちの同胞も、祖国に帰ってこられて、で、いろんな、生き残った、特にアルジェリア人の証言なども出てきてるわけですね。で、そうすると、事件の起きた初期段階で、日本人がこう、射殺された現場を見たとか、そういう証言出てきますね。それが嘘というわけじゃないんです。で、それはおそらく実際に見たことを言ってるわけですけれども、ところがそういう犯行自身も、実は犯人の目的は別にあって、その、本当の目的をいわば、ごまかすために、その、わざとそういう惨い、射殺をしたりするっていうのがですね、こういう事件には実はありがちなんですが、実は今回のケースも、まさしくそういうことであって、もう一度申しますが、日本人だから狙われたとか、あるいはまるで日本の企業の方々が、その、海外で憎まれてて、おかしなことをしてて、今回テロリストにやられたんだっていうようなニュアンスまで、感じさせてしまうような報道がずっと流れてますけれど、もう一度申しますが、誤報です。えー、その誤報であることを証明するために、まず、日本政府の複数の政府当局者の証言によれば、犯人の姿、犯人像っていうのも実はある程度分かってるんですよ。そこからまず見ましょう。はい、出して下さい」

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村西利恵
「公表されない真相その1。政府当局者によると『犯行グループの中心は、人質・誘拐ビジネスの専門集団』

青山繁晴
「はい。ここに、ビジネス、これあんまり、僕、好きな言い方じゃないんですけれども、現実として、その今のテロ、テロアクティビティ、ま、テロ活動って言うのかな、その、テロリズムの目的がですね、たとえば今回普通に報道された、フランス軍のマリ介入を、その、やめさせるためだとか、あるいは外国人をとにかく憎んで殺すことだとか、いう、そのいわゆる普通のテロリズムよりも、その、外国人を人質にとって誘拐して身代金を請求する、それが、ビジネスになってて、実は、アフリカでは海賊も含めてですね、これが、もう巨大産業になってしまってるわけです。で、今回の犯人も、実は、いろいろ混じり合ってんですけども、中心メンバーはその専門集団であって、そして、実はこの、今回の犯人の中に、えー、皆さん、去年に、リビアで、アメリカの大使が、ちょうど出張中を狙われて、殺されたって事件あったのご存知ですね。それと全く同じ犯人が含まれてることまで、実は把握されてるんです

一同
「ああー」

青山繁晴
「じゃあその時は、誘拐ビジネスじゃないじゃないかと思う人もいらっしゃると思うんですが、実はアメリカ合衆国ってのはいかなる人質をこっそり取られても、絶対、身代金を1セントも払ったことがないんです」

村西利恵
「払ったことがない」

青山繁晴
「実は、その払わないアメリカに対して、払わない国はこうなるぞっていうことを、払ってる国々に見せるために、わざわざ、アメリカの怒りを買ってでも、大使を殺害したっていう実は、これも知られざる背景があるんですね。そしてその上で、じゃあそういう犯人たちが、今回はどういう目的で事件を引き起こしたか。それも、先ほど冒頭申しましたとおり、日本とアメリカ、イギリス、フランスの、その、その部門の政府当局者の緊密な議論で、かなり明らかになってます。それはこれです」

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村西利恵
「真相その2。『犯行の主な目的は、役員クラスの高額な身代金を得ること。大量の人質は目的をごまかすダミーだった』

青山繁晴
「ええ、これは、その、ダミーって言葉が実際に、これ、あの、書いてあるのは、ま、一人ですけど、いつものとおり、ま、裏取りも含めて複数の方に、僕はこの、時間をかけて当たっていきました。特に早朝・深夜にお会いして、これ電話じゃなくて、基本的にお会いして当たっていったんですけども、共通して言葉が、出たのは、ダミーなんですよね。で、人の命が奪われてますから、もうダミーって言葉自体が辛いですけれども、実際にそこまでやる犯罪集団なんですね。で、それは、本当の目的は、この、普通の従業員の方がたくさん誘拐されましたね。日本の犠牲者の方々も、ごく普通の方、あるいは派遣会社から現地に行かれてた方、含まれてましたね。ところが本当の狙いは、いわば身代金を高く請求できるであろう役員クラス、に対して、まさしく高額な身代金を得るため、だけであると。で、これ実は、その身代金いくらを、要求しようとしてたかまで、実は分かっていまして、それはこれです」

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村西利恵
「相場が、1人、200万ドル。日本円にして、およそ1億8000万円」

青山繁晴
「はい。あの、今日のレートだと、ま、1億8000万ちょいってことになるんですけど、だいたい日本円で2億円ぐらいを、その、役員クラスだと、請求できる、なぜ請求できるっていう相場になっちゃうかというと、払った国があるからです

岡安譲
「ああー」

村西利恵
「実績というか…」

青山繁晴
「はい。で、払った国、僕、3カ国聞いてますが、それは申すわけにいきません。あの、その国の方々に迷惑かかりますから。で、払ってないほうは、はっきり言えて、これはアメリカ合衆国と大英帝国、アメリカとイギリス、この2カ国は本当に全く払ってないですね。で、えー、今回も、この相場があって、そしてその要求を踏まえて、犯人は実は事件の真っ最中にこういう行動に出たんですね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「真相その3です。政府当局者によると、『犯行グループは、役員クラスの人質を、5台の四輪駆動車に分乗させ、隣国マリに向かった。そこを、アルジェリア軍の戦闘ヘリが待ち伏せし、攻撃した』」

青山繁晴
「はい。この、こういう、ま、四輪駆動車といっても、本来普通の乗用車ですけど、そこをアルジェリア軍の戦闘ヘリが、あえて攻撃したっていうニュースは、ご存知だと思うんですね(一同同意)。でもそれが一体、なぜだったのかっていうのを、今も疑問に思ってらっしゃる方多いと思うんですが、ま、この地図で言うと、これ地中海ですね、そしてアルジェリアがあって、その、事件の現場だったイナメナスから、ま、こっちの方角に、隣国マリの北部に向かって行ったわけですね。隣国マリ。この北部っていうのはですね、今、フランス軍と、マリの政府軍が、こっちから(マリの西南部から)上がっていって、このあたりまで(マリの中央あたりまで)、ま、戻してきましたけど、依然としてこの北部はですね、どういう状況かというと、これも、さっきのダミーと同じで、複数の日本政府当局者の言葉が、いみじくも一致してたんですが、テロリストの、パラダイスだと

一同
「えー…」

青山繁晴
「何でも、し放題だと。だから相当距離はありますけれども、とにかくそこに連れ込んで、一部の情報ではリビアと言ってるけど、それも見せかけで、その、主な目的はこのここのパラダイスに連れ込んで、そこでじっくり交渉を始めようとしていたと。で、当然それは、えー、たとえば、日本の10人の犠牲者の方々で言うと、お1人、日揮の最高顧問の新谷さんって方が含まれていて、元副社長でいらっしゃいますね、その新谷さんだけじゃなくて、たとえば英国BPの副社長、現役の副社長のカルロスさんっていう方とか、そういう方々、役員クラスがここに集まるってことが、テロリストに漏れてたわけですね。しかし、その事件の最中に、逆内通者が、これも、カネ目当てで現れて、アルジェリアの政府と軍の側に、実はそういう行動があるっていうことを、漏らして」

村西利恵
「逆内通者…」

青山繁晴
「はい。で、それを待ち伏せして、攻撃したんですが、これは、アルジェリア政府としては、あるいは、その、ヨーロッパの受け止めも、やむをえざる攻撃っていうことになってはいるんですけれども、とにかくこの戦闘ヘリっていうのは、銃撃だけじゃなくてロケット弾も、撃ち込んでますから、それって本来、戦車とか装甲車をたたき壊すものなんで、普通の乗用車だと、もう本当に、大変な悲惨な状況になるわけですね」

岡安譲
「ひとたまりもないですよね」

青山繁晴
「で、こういう、事実から、事実って、まあ、私の知りえた事実と申します、ま、真相、からするとですね、あ、これでやっと謎が解けたっていう視聴者、国民もいらっしゃると思うんですよ。たとえばこれですね」

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村西利恵
「それが、真相から分かることはこの2つ。日揮最高顧問の安否がなぜ最後まで分からなかったのか。そして、アルジェリアがなぜ強硬手段に出たのか」

青山繁晴
「はい。あの、さっき言いましたとおり、あの、10人もの犠牲者を出した、わが日本国民ですけれども、あの、悲痛なことに、9人の方はいわば犯罪者から、ダミーとして扱われて、結果的に犠牲になられた。そして、その、犯人の真の狙いはたった1人、日揮の最高顧問だった新谷さんですが、その新谷さんは、あの四輪駆動車に乗っていて、戦闘ヘリの攻撃を受けざるをえなかったから、犯人と一緒に。そして、なかなか遺体の確認が、ご遺体の遺体の確認が難しかったということなんですよね。そして、アルジェリアがなぜ強硬手段に出たかっていうのもですね、さっき言いましたとおり、もしもその、マリ北部まで連れていかれると、その、世界全体のテロリズムに影響を与えると。その状況になってしまったら、その人質を解放することも、犯人を逮捕したり攻撃したりすることも難しくなってしまって、ビジネスがもっとビジネスになってしまうっていうことなんですね。これ皆さん、実は今日のニュースにひとつ証拠があってですね、アルジェリアの野党党首が、あれ攻撃しなかったら、その、人質を、しかも重要な人質を、テロリストの安全地域に連れていかれて、事件の収拾がつかなくなっていたから、野党であっても賛成だってことを、はっきり公言されてて、今日のニュースになってるんですよ。だからこの2番目の、実は、証拠のひとつなんですね。それからもうひとつ申しますとね、時間はないけどもうひとつ申しますと、ヨーロッパの首脳はこれやむをえなかったっておっしゃってるけど、日本の安倍総理だけが、未だに、あのアルジェリア軍の判断と行動を全部支持するわけにはいかない、疑念が残るってことを未だにおっしゃってて、それはどうしてかというと、日本政府なりにこの事件の真相をつかんでいるからですね。で、そうするとですね、冒頭申しましたとおりこれはメディアが意図的に、虚報を流したというのではないけれども、まるで、はっきり申せば日本人をちょっと貶めるような、何か日本人の普通の従業員の方々も、派遣会社から一生懸命行かれた方も含めて、その活動がアフリカ人に嫌われてるような報道に、傾いてると思いますが、僕もそれなりに一生懸命情報集めましたが、とんでもない、日本人は本当に好かれていて、その労働モラルの高さ、そしてさらに、人を区別しないと。労働者とか貧しい人とか、富める人とか区別しない。しかも利益を日本に持って帰るんじゃなくて、現地に利益をちゃんと落としてくれるってことで、信頼されてる。そういうことからすると、今の誤報ぶりってのは僕は実は大きな問題があると思います。そして最近の、その誤報ぶりで、メディアのおかしな報道で、良くないことの、次を、もうひとつ、後半に向けて見ていただきたいんですね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「今月25日、公明党の山口代表が、安倍総理の親書を持って、中国の習近平総書記と会談しました」

青山繁晴
「はい。このニュースもですね、公明党の山口代表が、出発前に、尖閣諸島は棚上げにしたらいいんだとか、あるいは、沖縄県の尖閣諸島に航空自衛隊がスクランブルかけるのも、やめたほうがいいという、ま、はっきり言うと、トンデモ発言をなさって、で、あれ一体どうしたんだろうと皆さん思われたと思うんですが、それは本当は中国共産党が揺さぶりかけてて、ね、公明党の山口さんが、安倍総理の親書を持ってきても、会ってやらないかもしれないよって言ってるから、中国にすり寄るような発言を実はしてたわけですよ。で、そのあと会う会わないがさんざんあって、いや、やっぱり最後に、もう山口さん帰ろうとした時に、日本に帰ろうとした時に、急に、会談できたわけですけど、それを日本の報道ではですね、1972年の日中友好の時に、公明党の当時の竹入善勝委員長が、田中角栄総理の訪中の、下準備をこっそりやったので、ずーっと中国は公明党にその恩義を感じてて、今回も、その、井戸を掘ったことを忘れない、良い中国だから、会ってくれたんだっていう報道、ほんとにしてるんですが(笑)、それは周恩来総理とかそういう人が生きてたって時代の、貧しかった頃のかつての中国の話であって

岡安譲
「もう40年も前の話ですね」

青山繁晴
「もう、富める国力を背景にして、世界から本当に警戒されてる現在の中国では、全然話が違うわけですよ」

岡安譲
「じゃあ違う理由があったってことですね」

青山繁晴
「はい、違う理由があったということですね。違う理由があったからこそ、その会談の結果も実に意外なことになりましたね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「会談の中で習氏は、日中首脳会談について、『ハイレベルの対話が重要で、真剣に検討する。そこに至る環境を整えることが重要だ』と前向きな姿勢を示しました」

青山繁晴
「これ一言で言うと、何やかんや言ってるけど要するに安倍さんと会いたいと言ってるわけですよ

村西利恵
「やりましょうと…」

岡安譲
「(笑)」

青山繁晴
あれれ? ね。もっと習近平さんは強硬姿勢で、その、中国の、その小型機やら戦闘機やらが尖閣諸島に近づいたりしてるのは、この人の指示だと言ってたはずが、これ一体何でこんなことに急になったんだと、ね、というのを残念ながら報道ではちっとも分からないって方多いと思うんです。それは一体何なのかを、後半お話ししたいと思いますが、キーワードはこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『やっぱり追い詰められている中国』。なぜ中国が柔軟な姿勢を見せ始めたのか。詳しくはCMのあと、話していただきます」

(いったんCM)

岡安譲
「正直、私、個人的には、CM前の、あの、キーワード、意外な感じがしました。『やっぱり追い詰められている中国』。追い詰められてるんですか?青山さん」

青山繁晴
「はい。これ実は、あの、中国は意外にも追い詰められてるってのはこのコーナーでやったことがありまして、それで今回、やっぱりと、いう言葉付けたんですけども」

岡安譲
「あ、その回たまたま見逃してました、すみません」

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青山繁晴
「はい。いやいやいや。あの、この習近平さんのこの、柔軟姿勢がわけ分かんないと思ってる国民はとても多いと思うんですよね。で、日本の今のマスメディアの報道の主流は、とにかく習近平、中国共産党総書記、という偉い人が、こんな柔軟姿勢になったんだから、今度は安倍さんが、日本が、どういうふうに柔軟になるかっていうことだ、みたいに、こう、その報道が主流なんですよ。もちろんその、産経新聞とか、その、ま、はっきり言うとあんまり主流じゃないけれども、頑張って分析しようとしてるとこあるけれども、これは当然、中国に何が起きてるかを、冷静に見なきゃいけないですよね。で、これは、まさしく普通に見るとこうですよね。出して下さい」

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村西利恵
「同一人物とは思えない」

青山繁晴
「はい。今、産経新聞ほめましたが、でもその産経新聞も、この、習近平総書記が直接指示を出して、いわば軍を率いて、尖閣諸島に戦闘機を近づけたり、してるんだと、はっきり書いてましたよ、何回も。え?じゃあその習近平さんがいきなり、公明党の山口さんが行っただけでですよ、こんなに安倍さんに会いたいなって話になるのか。ね。これ同一人物とは思えないっていうのが、その普通の人間の感覚だと思うんです。外交とか安全保障ってのは特殊な知識を持ってる人間の考えることだって思い込み、ほんとにやめましょうね。あの、普通の庶民感覚、生活感覚、素人感覚で見るのが一番正しいですから。同じ人間のやってる外交・安全保障なんで。だからこんなわけはないと。だからこれは、もともと、習近平さんが、軍と上手くほんとは行ってないんじゃないかって疑問を持たれるのが当然のことで、実はこれは、ちょっと残念ながら、日本以外の国際社会ですでに常識になってることがあってですね、3つあるんです。中国はなぜ、急に日本に対して柔軟姿勢を取り始めたのか。その理由の第一はこれです」

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村西利恵
アメリカの圧力

青山繁晴
「はい。この圧力っていうのが、これがなかなか、別にアメリカほめるわけじゃなくて、アメリカは戦争ばっかりしている困った国ですけども、しかしやる時はやっぱり思い切ってやるなってことは確かに言えて、たとえば、まず口、発言で言うとこれですよね」

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村西利恵
「アメリカのクリントン国務長官は、今月18日の日米外相会談で、『日本の施政権を害そうとするいかなる一方的行為にも反対する』と、述べました」

青山繁晴
「はい。クリントンさん、あの、目がすごく悪いんですけれども、最近あの、メガネを使うようになってて、これはアメリカが余裕がなくなった証拠だと言ってる(笑)、あの、専門家の方がいらっしゃって僕もびっくりしたんですが(一同笑&ざわ)、そうじゃなくて、その、最近コンタクトやめたっていう、ね、しばらくやめてるだけのことです。それでこのヒラリー・クリントン国務長官はご承知のとおり、もう退任なさるんですが、非公式なお別れパーティまでほんとはあったんですけれどね、イタチの最後っ屁じゃなくて、ま、親中派と言われたヒラリー・クリントンさん、やっぱり自分の責任を明らかにしようってこともあるんでしょう、日本の新しい、岸田外務大臣と会談なさった時にですね、その尖閣諸島について、日本にちゃんと施政権があると。それを害そうとする、いかなる一方的行為にも、反対するってことを言ってですね、これはかなり、その、たとえば日米安保条約の範囲内とかそういう言葉じゃなくて、これアメリカ自身の判断で、動きますよというニュアンスを含めてて、動くっていうのは、ま、アメリカさっき言ったとおり戦争ばっかりやってきた国ですから、要するに力を行使する用意があるってことです。これはもう、圧力っていうか、脅しみたいなことなんですが。そして裏付けがあるんですよ。それはこれです」

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村西利恵
B2爆撃機をグアムに配備へ

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青山繁晴
「はい、これあのB2って、これ爆撃機ですよ? あの、この異様な姿。これ実際、僕、実物飛んでるのを見たの、2回ぐらいなんですけど、まぁあの、思わず口ポカンと、こう開けて、こう飛んで行く、お腹の異様な姿もですよ、思わず見ちゃう、ね、ような爆撃機なんですが、これだからステルスで、そしてもちろん核を搭載できる、ほんとに恐ろしい、殺戮戦略爆撃機ですね。で、これを、グアムに配備へっていうよりもう、今日か明日にも配備なんですけど、これ北朝鮮の核実験を、やめさせるためだってまた新聞に書いてあるんですが

岡安譲
「そうそう、そうなんですよ、新聞にそう書いてあったんです…」

青山繁晴
北朝鮮は、今さらこんなB2がグアムに来たって、その、核実験云々には、ほとんど関係ないですよ。はい。それはですね、前の、それこそクリントン大統領の時代に、北朝鮮の攻撃を計画しながら、カーター特使を送って、戦争の選択肢はそこでいったん終わってるんですよ、犠牲者が多く出過ぎるっていうので。だからこれは、北朝鮮に対しても多少の威圧感はもちろんあるでしょうが、中国に、対しての、この、圧力の一環なんです。そしてさらに、F22、あるいはその上を行く、もう本当にスーパー強力な、ま、殺戮戦闘機のF35、さらに原子力空母、2隻って書いてますが、これあの、2隻っていうよりは、ジョージ・ワシントンっていう原子力潜水艦と、ジョン・C・ステニスっていう原子力空母…、今、ジョージ・ワシントン、原子力空母って言いましたか? その、空母2隻の下に、攻撃群、ね、あるいは戦闘群って言うんですが、それがくっついてて、群っていうのは群れです、だから原子力潜水艦も、攻撃型の原子力潜水艦が、つまりその下でウヨウヨするっていう、この、軍事的な展開と合わせた言葉なんで、中国にとって何がショックかというと、国防総省、プラス軍と、国務省、つまり外務省です、それが、言葉と、行動がぴったり合ってるってことは、ホワイトハウスで大統領の決断が出てるっていうことなんですよ

村西利恵
「本気だということですね」

青山繁晴
「はい。だからものすごい圧力になってる。はい、2つめ、出して下さい」

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村西利恵
「理由その2は、中国経済の不調。反日暴動以降、対中投資が減速している

青山繁晴
「はい、これ中国経済っていうのはもともと、世界の工場として大きくなってきた。それは人件費が安かったからですね。ところが人件費がどんどん上がってて、しかもみんなの不満がたまってるから、人件費、今後も上げざるをえない。そこで、もう世界の工場でなくなって、つまり世界の資本が逃げていくってところで、ちょうど去年の9月に反日暴動をやって、その、日本がこう引いちゃうだけじゃなくて、もう諸外国が、もうこんなところには投資できないっていうので、あれからずーっと半年間、世界の対中投資っていうのは全部合わせれば、ずーっと、減速、あるいは減ってるままなんですよね。従ってここらで日本に対して、いい顔見せないと、世界からの資本が来なくて、中国経済破綻したら、日本も、その、経済立て直さないと強い国にならないって言ってるのと同じで、中国の、この底力失われますからね、これ大変なことなんですね。そして3つめ」

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村西利恵
時間稼ぎ。3月の全国人民代表大会で、習近平氏が国家主席に就任しますが、それまでの、ということですか」

青山繁晴
「そうです。習近平さんは、現在は中国共産党の総書記にはなってるけれども、まだ行政職に就いてないんですよ。国家主席に就くためには、中国がいちおう国会だと言ってる、これほんとは国会とは言えないけど、3月のこの全人代ってやつをやらないと、まだ国家主席になれないんですね。普通は形式的なもんですが、今回はそれが力の空白になってしまってるんです。なぜかというと、習近平さんが、本当のトップとしての指導力まだ発揮してなくて、前の胡錦濤国家主席と、その前の国家主席だった江沢民さんとで、激しい喧嘩がまだ続いててですね、しかも江沢民さんが失敗したんですね。江沢民さんっていうのは、日本を恨めっていう反日教育を長くやった人で、それは実は軍の利権と結びついてるんですね。それは、中国人民解放軍だけじゃなくて世界の軍部は敵を作ってなんぼ、それで儲かるっていう仕組みですからね。従って、その、軍と結びついてた江沢民さんが、反日暴動を含めて強気路線をやったら、その、経済はガタガタになるし、中国の足元が揺らいで、それで、江沢民さんは、突然序列が12位にこないだ下がったんですよ。それまで1位と2位の間だった。それが日本の報道では、江沢民さん自身が、いや、私は年だから身を引きたいと立派なことをおっしゃったので、序列が12位になったと、報道されてるんですがそれ目茶苦茶で、江沢民さん個人の問題じゃなくて今言ったとおり、軍の巨大な利権集団と関係してるから、権力闘争に負けて、いったん序列が下がったんです。で、その間ずーっとこれ、3月まで権力闘争続くから、その間やわらかい顔をして、時間を稼がなきゃいけないっていう状況なんです

岡安譲
「はあー」

青山繁晴
「この中国の追い詰められぶりを物語る、もうひとつの立派な証拠があります。それはこれです」

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村西利恵
「中国共産党の機関紙である環球時報は、今月25日、もし新たな核実験を行うなら、『中国はためらわず、北朝鮮への援助を減らす』と報じました」

青山繁晴
「はい、これ環球時報って、環球って地球のことですけどね、これ環球時報っていうのは、中国共産党の外交部門の機関紙なんですよ。で、そこに、もし北が3度目の核実験やったら、中国は北朝鮮への援助を減らすと(笑)。僕はのけぞったんですよ(一同笑)。で、これを日本の新聞は、普通にこう、出ましたって書いてんですが、これ、のけぞるでしょ? だって中国もこないだ、北朝鮮の制裁決議に賛成したんでしょ? 制裁しながら裏援助してるってこと、自分で認めたんですよ(一同ざわ)」

岡安譲
「機関紙が認めちゃった…」

青山繁晴
「ええ、だから、もうこのややこしい時に、余計なことしてくれるなっていうね、憎悪が思わず出ちゃったんですね。従ってこういう状況を見て、安倍総理の先日の、所信表明演説はこうなったんです」

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村西利恵
「安倍総理のアンサー。おとといの所信表明演説で、中国を刺激せず」

青山繁晴
「はい。あの、所信表明演説、さっき(ストレートニュースで)言ったとおり石原慎太郎さんから肝心なことを言ってないって批判もありましたけれど、実は、この内閣においては、領土・領海・領空は断固として守ると書いてあったり、国境・離島の振興をし、そして警備・警戒を強化するってことも書いてて、本当は尖閣や中国を念頭に置いてることは間違いない、そういう表現もちゃんとありましたが、同時に刺激しないようにしてるっていうのは、こういう中国の実情を実は把握してるからで、それを上手に使って日本を有利なところに導こうとしてるわけですね。いろんな考え方、当然、あの、あって当然なんですけれども、しかしこのメディアの、いわば、日本がむしろ悪い、弱い立場だって思い込みは、そろそろ捨てるべきです。はい。私たち国民の力で、それを変えたいと思います」

岡安譲
「はい。ありがとうございました。以上、“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 これツイッターでつぶやいたネタですが……



 この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。

・女子柔道選手15人、代表監督を暴力・パワハラでJOCに告発
・衆院本会議で代表質問、国会論戦スタート
・北朝鮮は核実験に踏み切るのか?名指しで挑発されたアメリカは
・中国・広東省で建物が次々に崩壊、住民が緊急避難

 海江田さんの代表質問について、青山さん、強烈に批判してました。経済学者なのに当たり前のことしか言ってないし、揚げ足取りにもならない話だと。

 あと、広東省の建物崩壊に関連して、「北京の大気汚染が偏西風に乗って今日のこの時間帯にも西日本に来てる。中国問題は世界でどうにかしないと。最大の被害者は日本だから言うべきことは言わなければ」と。


 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
 (※現在体調不良につきお休みされているようです)

※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし






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※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
 http://ameblo.jp/hosyuyamato/

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 NY州議員宛にメールを出して下さった方々のもとに、Mark Butler下院議員から「いただいた情報に基づいて、私は決議案に署名しない決定をなしました」という返信が届いています。米国の議員さんは韓国側の情報しか知らないor問題自体をよく知らないので、まずは知ってもらうことが大切です。

 以下も慰安婦関係のお知らせです。よろしくお願いします。
デトロイト 慰安婦少女像建立 絶対阻止!メッセージを送ろう!
ニュージャージ州議会 慰安婦決議に反対のメッセージを送ろう!
シンガポール 慰安婦少女像計画 阻止!


竹島問題- 国際司法裁判所で法廷を開く請願書(署名)にご協力を Facebookでの署名です。2013年2月22日締切です。

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「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
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megumi080328-1.jpeg アニメ「めぐみ」配信中。
 英語・中国語・韓国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!

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青山繁晴「アンカー」1月30日 アルジェリア人質事件 公表されない真相をズバリ! 北朝鮮は3度めの核実験に踏み切るか・日本に迫る危機の真相とは!安倍政権の課題を青山解説! You Tube | 青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ | 2013/01/31 05:05 AM
本日放送「水曜アンカー」の動画を見つけました。  2013年1月30日のアンカーは・・・  アルジェリア人質事件 公表されない真相をズバリ! 北朝鮮は3度めの核実験に踏み切るか・・・ 日本に迫る危機の真相とは! 安倍政権の課題を青山解説 ズバリ!キーワードは「 ”日本人が標的 ”は誤報」 「やっぱり追い詰められ...