「アンカー」中国が尖閣挑発を正当化する根拠は『敵国条項』&安倍政権にすり寄るロシアと北朝鮮
※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■1/16放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
中国の尖閣諸島への挑発はますますエスカレートしていますが、そこには中国なりの(身勝手な)根拠があります。それは国際連合憲章の「敵国条項」。
後半は、そんな今の日本の状況を見てすり寄ってくる2つの国の思惑について。
テレビ欄にあった「鳩山訪中」は触れられませんでした。ま、この人は日本国内に対してはもはや何の影響力もないし放置しても支障なしってことでしょうか?(^_^;
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
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内容紹介ここから____________________________
※安倍首相が就任後初の外国訪問でベトナム・タイ・インドネシアへ
※安倍内閣主要閣僚もASEAN諸国訪問
※小野寺防衛相「島しょ防衛」訓練視察
以上のストレートニュースを伝えた後
山本浩之
「今日は、この安倍外交については青山さんのコーナーで詳しく解説していただくんですが、それにしましてもこの主要閣僚の、東南アジア歴訪、すごい数ですね」
青山繁晴
「これあの、主要閣僚とね、あの、一般的に報道されてますけど、本当は、総理大臣、副総理、外務大臣、要するに外交のトップの中のトップの3人が、もうほとんど政権発足からいわば一気に、その8カ国訪問して、しかもうち7カ国までいわば中国のこの喉輪を締め上げるような、その地政学的な位置にあって、で、中国の側は逆に、岸田外務大臣が、あの地味な岸田さんが珍しくはっきり言ってたように、こう力でこうやってこう、押さえつけようとしてると。そこをわざわざ回るんですね。あの、外交というのは、その、むにゃむにゃ、曖昧さも実は必要な場合もありますけれども、本来はこうやってはっきり分かるメッセージを出すことが、外交の根幹なんで、まぁ、敗戦後珍しい外交が、現在行われているということは言えると思いますね。おそらく自由民主党の中の親中派の議員からまた異論が、出てくると思いますよ。実はもう、僕のところに電話がかかったりしてますけれどね」
山本浩之
「ああー」
青山繁晴
「しかしそれを承知で、まぁあえて、オーストラリアを含めた8カ国に、この総理、副総理、外務大臣、手分けして行くと。で、オーストラリアも本当は、アメリカの海兵隊が初めて、そこに展開している状況ですからね。まぁ中国にとっては非常に、びっくりするような展開になってるとは思いますね」
山本浩之
「なるほど。さ、この歴訪を踏まえた上でですね、それでは、この対中関係も含めた外交、これについて今日はコーナーをお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、今のニュースの後半のほうにもありましたけれども、日本の、我が国の沖縄県・尖閣諸島に対しての、中国の挑発ぶりが、もう、こう挑発と言わざるを得ないんですけれども、恐ろしくエスカレートしてるっていうのは、たぶんこの『アンカー』見て下さる方はたくさんご存知だと思うんですね。あの映像にあった、その、戦闘機が近づいてくる、前は国家海洋局っていうね、ところの、少なくとも直接的な軍じゃないところのプロペラ機が出ていたのが、ジェット戦闘機が、尖閣諸島ににじり寄って来ると。あるいは、人民解放軍全軍に対して、今年は戦争を準備しろと、いう、まぁ、すみません僕思わず笑っちゃうんですけれども(笑)、戦争準備、全軍に指示なんて、これ何か、時代錯誤も甚だしい話ですが」
山本浩之
「そうですね、ええ」
青山繁晴
「ところが、それに被せて中国国内で、その日本と戦争をやるってことを前提にした、シンポジウムの様子とかが、延々、その、中国国内メディアで流されてるわけですね。で、これを心配なさっている、視聴者、国民の方は実はとても多いと思います。その、本当に戦争になっちゃうんだろうかってことも含めてですね。で、今日はそのことを、まっすぐ真ん中から、客観的に眺めたいんですけれども、あるいは調べたいんですけれども、キーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『中国は追い詰められている』」
青山繁晴
「はい。えー、ま、これ安倍外交の成果ってわけじゃありません。そうじゃなくて、その、経済も軍事も、あるいは内政も、中国は非常に今、追い詰められた状態にあって、それに基づく挑発なので、日本はそこに冷静に対応しなきゃいけないんですけれども、しかし国際政治ですから、中国がこういう状況になったら、日本だけじゃなくて、周辺の、東南アジアじゃない国々も含めてですね、あるいは意外な国からの意外な日本への、働きかけも起きてるので、そのへんをしっかり今日は皆さんと確認したいと、思います」
山本浩之
「分かりました。それではコマーシャルを挟んで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
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■1/16放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
緊張続く尖閣…中国軍は戦争の準備か?鳩山氏が訪中、その真意を青山ズバリ
中国の尖閣諸島への挑発はますますエスカレートしていますが、そこには中国なりの(身勝手な)根拠があります。それは国際連合憲章の「敵国条項」。
後半は、そんな今の日本の状況を見てすり寄ってくる2つの国の思惑について。
テレビ欄にあった「鳩山訪中」は触れられませんでした。ま、この人は日本国内に対してはもはや何の影響力もないし放置しても支障なしってことでしょうか?(^_^;
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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※安倍首相が就任後初の外国訪問でベトナム・タイ・インドネシアへ
※安倍内閣主要閣僚もASEAN諸国訪問
※小野寺防衛相「島しょ防衛」訓練視察
以上のストレートニュースを伝えた後
山本浩之
「今日は、この安倍外交については青山さんのコーナーで詳しく解説していただくんですが、それにしましてもこの主要閣僚の、東南アジア歴訪、すごい数ですね」
青山繁晴
「これあの、主要閣僚とね、あの、一般的に報道されてますけど、本当は、総理大臣、副総理、外務大臣、要するに外交のトップの中のトップの3人が、もうほとんど政権発足からいわば一気に、その8カ国訪問して、しかもうち7カ国までいわば中国のこの喉輪を締め上げるような、その地政学的な位置にあって、で、中国の側は逆に、岸田外務大臣が、あの地味な岸田さんが珍しくはっきり言ってたように、こう力でこうやってこう、押さえつけようとしてると。そこをわざわざ回るんですね。あの、外交というのは、その、むにゃむにゃ、曖昧さも実は必要な場合もありますけれども、本来はこうやってはっきり分かるメッセージを出すことが、外交の根幹なんで、まぁ、敗戦後珍しい外交が、現在行われているということは言えると思いますね。おそらく自由民主党の中の親中派の議員からまた異論が、出てくると思いますよ。実はもう、僕のところに電話がかかったりしてますけれどね」
山本浩之
「ああー」
青山繁晴
「しかしそれを承知で、まぁあえて、オーストラリアを含めた8カ国に、この総理、副総理、外務大臣、手分けして行くと。で、オーストラリアも本当は、アメリカの海兵隊が初めて、そこに展開している状況ですからね。まぁ中国にとっては非常に、びっくりするような展開になってるとは思いますね」
山本浩之
「なるほど。さ、この歴訪を踏まえた上でですね、それでは、この対中関係も含めた外交、これについて今日はコーナーをお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、今のニュースの後半のほうにもありましたけれども、日本の、我が国の沖縄県・尖閣諸島に対しての、中国の挑発ぶりが、もう、こう挑発と言わざるを得ないんですけれども、恐ろしくエスカレートしてるっていうのは、たぶんこの『アンカー』見て下さる方はたくさんご存知だと思うんですね。あの映像にあった、その、戦闘機が近づいてくる、前は国家海洋局っていうね、ところの、少なくとも直接的な軍じゃないところのプロペラ機が出ていたのが、ジェット戦闘機が、尖閣諸島ににじり寄って来ると。あるいは、人民解放軍全軍に対して、今年は戦争を準備しろと、いう、まぁ、すみません僕思わず笑っちゃうんですけれども(笑)、戦争準備、全軍に指示なんて、これ何か、時代錯誤も甚だしい話ですが」
山本浩之
「そうですね、ええ」
青山繁晴
「ところが、それに被せて中国国内で、その日本と戦争をやるってことを前提にした、シンポジウムの様子とかが、延々、その、中国国内メディアで流されてるわけですね。で、これを心配なさっている、視聴者、国民の方は実はとても多いと思います。その、本当に戦争になっちゃうんだろうかってことも含めてですね。で、今日はそのことを、まっすぐ真ん中から、客観的に眺めたいんですけれども、あるいは調べたいんですけれども、キーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『中国は追い詰められている』」
青山繁晴
「はい。えー、ま、これ安倍外交の成果ってわけじゃありません。そうじゃなくて、その、経済も軍事も、あるいは内政も、中国は非常に今、追い詰められた状態にあって、それに基づく挑発なので、日本はそこに冷静に対応しなきゃいけないんですけれども、しかし国際政治ですから、中国がこういう状況になったら、日本だけじゃなくて、周辺の、東南アジアじゃない国々も含めてですね、あるいは意外な国からの意外な日本への、働きかけも起きてるので、そのへんをしっかり今日は皆さんと確認したいと、思います」
山本浩之
「分かりました。それではコマーシャルを挟んで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「はい。去年9月に尖閣諸島は国有化され、ま、その後も中国は挑発を繰り返し、エスカレートしてきてますね。一体、何が起きているのか。そしてどう対応すればいいのか。さっそくお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。いまヤマヒロさんがおっしゃった、ま、異常なまでにエスカレートしてきてる挑発、その真相っていうことですが、その挑発ぶりを改めて具体的に、まず見たいと思います。はい、出して下さい」
村西利恵
「先ほどニュースでもお伝えしたように、中国軍機の尖閣諸島接近が頻発していて、防衛省は詳細を発表していないものの、航空自衛隊がスクランブル対応をしています」
青山繁晴
「はい。あの、先ほどのニュースになかった重大なことのひとつとして、実は、尖閣諸島より少し西側のほうですけれども、中国軍機、これまさしく戦闘機です、それが、米軍の、哨戒機とか、あるいは輸送機、あるいは、電子戦機、電子偵察機、そういうものに対して、後ろからずーっと、しつこく追尾してると。従って、緊張状態にあるのは航空自衛隊だけじゃなくて、実はアメリカ軍も、普段の状況とは全く違います。えー、僕からも細かくは申し上げられないけれども、日米の連携も今までとは違う、まぁ非常に緊張状態にあるわけですね。で、ひとつ、まぁ付け加えて言いますとね、これあの、中国の国産戦闘機なんですが、これ、『殲10』って書いてあるでしょ。この殲って難しい字ですけど、これ殲滅の殲ですよね(一同同意)。で、これ殲って、殺し尽くすって意味ですよ(一同同意)。で、たとえば日本のF15とか、あるいはアメリカのF22のFっていうのは、ファイターって意味で、ま、戦闘機をそのまま、Fにしてるだけですけれども、そのファイターっていうのは何も、戦いを好んで、仕掛けていくんじゃなくて、えー、正当に守るべき時には戦いますよと。その姿勢を見せることによって、それが抑止力になって、戦争を起こさせないようにするっていうのが、あの悲惨な第二次世界大戦が終わったあとの、世界共通認識なんですよね。その中で、殺し尽くすっていう名前を、国産戦闘機の名前に付けるっていう姿勢も、実は国際社会から見たら、すでに異常なんですよね。で、日米に対するこの、異常な挑発ぶり、さらに、それに、いわばだめ押しのようなことが、ついおととい(1月14日)ありました。はい、出して下さい」
村西利恵
「おととい付けの軍の機関紙などの報道によると、中国人民解放軍の総参謀部が、『戦争の準備をせよ』と、全軍に指示したということです」
青山繁晴
「はい。これあの、先ほど言いましたけど、これいつの時代の話なのかと(笑)、いうふうに思うぐらいなんですが、要は、総参謀部が、今年2013年の任務として、まぁあの去年も1年の任務っていうのは総参謀部、全軍に指示してたんですけど、それはちゃんと連携しなさいよとか、情報化を進めましょうっていう、ま、これは国際社会でも当たり前のこと、中国も、自国を防衛するわけですから、当たり前のことだったんですが、今度は戦争の準備をしろと、いうことにいきなり、エスカレートをしてですね、で、それももちろん、その、日本を相手に戦争するんだと、いうようなことは、この指示の中では言ってないけれども、しかしこれに合わせて、中国の特に、国営メディア、国営メディアが、すでに尖閣戦争という(笑)、そんなもん勝手に名前付けてもらっちゃ困るっていう名前をですね、つまり、日本の領土を勝手に戦争の名前にして、尖閣戦争がもし行われたらっていうような、放送もこれに合わせてやっているわけですよね。で、これ一体どういう意味なのか。これあの、我が日本国民で、これまともに受け取る人は、まずいないと思いますよ。本当に、あの、巨大な中国軍が、それも本当はチベットとかウイグルとか、中国に言わせれば内政問題、本当はチベットやウイグルは違う国ですから、違うんですけれども、それをいわば抑え込むための、任務が最大任務の、はずが、日本に対して戦争をしかける云々、これいきなり言ってもですね、ああ、じゃあ日本も備えなきゃと、戦争をやるつもりになんなきゃって、思う人は、いないでしょう? いない代わりに、じゃあこれ一体、真意は何なのか。中国で今、何が起きてるのかと、知りたい人が多いと思います。それは、日本のインテリジェンス、情報当局の意見は、こうです」
村西利恵
「こうした中国の異常な行動について、情報当局者の見方は、『軍部が権力空白の時期に好き放題している。日本を標的にしているのは、国民の支持が得られるから』」
青山繁晴
「はい。というのはですね、あの、日本の新聞などの論評によると、習近平さんが、むしろこれさっきの、戦争準備なんかも指示してるんだっていう論調が、あるんですけど、そうじゃないっていうことなんですね。で、そうじゃなくて、この、これは実は僕もだいたいこの情報当局者とほぼ同じ意見なんですが、これ『アンカー』、あの、前の『アンカー』、前の前の『アンカー』とか思い出していただくと、習近平さんがまだ今回のように、その、トップに本当はなる前から、実は今までの胡錦濤の、胡錦濤さんの時代よりも、習近平さんは軍に依存する、えー、まぁ多少柔らかく言えば、軍に近いので、軍が習近平さんを利用して、好きなことをやり出して、まさしく好きなことを勝手にやり出して、尖閣諸島にも新しい危機が起きるってことを何度も何度も、この『アンカー』で申しましたが、ま、それが現実になっていて、しかも今回は特に、権力空白の時期だと。というのは、これは中国の仕組みとして、あの、ここに正確に書いてますが(習近平「国家副主席」)、トップと言ってもまだ、国の中ではナンバー2なんですよね。えー、共産党のトップ、総書記になっただけであって、国家主席になれるのは、今年の3月、の、行事を待たなきゃいけないんですね。で、今まではそれが権力空白ってわけでもなかったんだけれども、今回は権力の空白になってしまってて、たとえば広東省で、言論の自由とか、あるいは共産党の支配じゃなくて、憲法による政治やれという論調が、出されようとして大もめになっていたり、要するに、不安定なところになってるわけですね。そうすると習近平さん自身も、指示するというよりは、その、軍に、もう勝手に、その、話題作ってもらいたいってふうになってしまってると。ね。これはもう、中国は実は次の習近平時代が混乱の時代だっていう、予告のようなもんですね。で、その時に、この軍部と言ってもですね、もちろん軍ですから、その安全保障のプロといえばプロなんだけれども、実はその軍幹部も、反日教育を受けて育ってしまった人が、いま特に若手将校を中心に主力になってきてるわけですね。で、それを、強硬派と呼んでもいいけども、その、単なる強硬派っていうよりは、とにかく、日本憎しってことを、彼らももう子供の頃から、教え込まれてしまった人が、主流になりつつある軍部だから、それだからこそ、日本を目の敵にしたら、国民の支持が得られて、実は、この軍の予算も、春に向けて決まっていくんで、中国は経済が今、弱ってますから、アメリカだけじゃなくて日本だけじゃなくて、その中国も軍事予算に困ってるんで、その予算を獲得するためには、これは中国軍だけじゃなくて世界の軍部の共通として、敵を作らないと、予算、増やせられない(一同同意)。で、しかも、もう、軍だけじゃなくて国民全体が反日教育に染まってきてるわけですからね、そういう世代が中心になってるから、こういう、日本をターゲットにした戦争話のようなことになってるわけです。で、さっき言いましたとおり、賢明なる日本国民が、これで日中全面戦争になるとはゆめ思ってないけれども、しかし現実のリスクとして、大きな危険として、こういうことがあります」
村西利恵
「尖閣を守る航空自衛隊の緊張は高まっていて、防衛省幹部によると、『中国軍機は、信号弾だけでなく、実弾を発砲してくる可能性も否定できない』」
青山繁晴
「はい。これあの、パッと見ると、じゃあその、中国、中国空軍の戦闘機と、わが航空自衛隊が撃ち合うのかっていうことに、なりますけれどね。あの、これ、あの、冷静に、きちんと最初から話すとですね、つまり、いま防衛省と、それから総理官邸を中心にですね、これほど露骨に中国が挑発してきて、やがて中国の戦闘機が、尖閣諸島の、つまり沖縄県の領空を、あからさまに侵犯するようになると、今までのようにスクランブルかけて、まぁたとえば翼を振ったりするケースもあるんですが、これだけじゃすまなくて、航空自衛隊機が、信号弾、実弾じゃありません、曳光弾とも言いますけど、その信号弾を撃って、航空自衛隊機が中国軍機に向けて、警告する場合もあり得るっていうことをですね、あの、検討してるわけです。で、すでに、小野寺五典防衛大臣の記者会見で、それに関する質問が出た時に、先ほどニュースで映像映ってた、若い小野寺防衛大臣は何て答えたかというと、これは国際法と、自衛隊法で決められたとおりにやるだけですと、いう趣旨の発言をしたんですよ。これは非常に、的確・冷静な発言でですね。えー、つまり、すでに自衛隊法の中に、その、こうやって翼を振ったりして警告して、さらに無線で退去するように求めても、相手が、特にその、武装した軍用機が全く反応しない場合に限っては、信号弾は発射してよしということが任務の中に定められているわけですね。で、正確な発言だからこそ、中国側にとっては、これ航空自衛隊機は、これはやるつもりなのかと。これ実はですね、あの、戦わざる航空自衛隊であってもですね、実はソ連が、ロシアじゃなくてソ連があった時代に、その、領空侵犯してきた時に、この信号弾撃ったことあります、航空自衛隊機が。だから決して日本にとっては異常なこと言うようじゃないし、国際法上も全く正常なことですが、それに対して、この、防衛省の内部で、さらに懸念を持ってるのは、それを知ってるから中国軍から先に信号弾を撃ってきて、ね、で、そして航空自衛隊がそれに対応しようとすると今度は実弾を、ま、当てたりはしないけれども、その、信号弾じゃなくて実弾をバラバラ撃ってくる、その、恐れはあって、それでもって、戦争にそのまま突入するってことは昔じゃないんですから、ありませんけれども、しかし我が自衛隊も、その信号弾を撃ってそれで終わりっていうわけには、なかなか行かないんじゃないかと、いうのが今、心配されてるわけです。で、その上でですね、あの、これ、異常な話だっていうのをお分かりになっていただけると思うんですね。というのはですね、これ例え話、僕あんまりふだん例え話しないんですけど、好きじゃないんでですが、これやっぱり例え話が分かりやすい」
青山繁晴
「つまり、村西家に、えー、こう、僕が強盗だとして、強盗が入って来て、えー、村西家に入る前に、この、挑発行為を繰り返してたから、たとえばここ(村西家の前)に警察官がいらっしゃる、ね、たとえばヤマヒロさんがここに来たとして、ヤマヒロさんという警察官がいて、で、警察官はこの強盗に対して、いきなり射殺したりしない、日本ですから」
村西利恵
「警告しますよね」
青山繁晴
「ね、警告射撃すると。で、それなのにその前に強盗がですね、警告と称して、警官や村西さんに、その、射撃するような話で、こんな奇妙な話ないでしょ?(一同同意) 強盗が、いわば、その、人を殺し物を奪うために、つまり侵略として、弾撃つならまだ分かるけど、中国側は、いや、こっちは警告だと言ってるわけですよ、こっちも。ね。これがいかに異常な話か分かると思いますが、これは要は、中国がすでに尖閣諸島は自分のものだと」
村西利恵
「思ってると」
青山繁晴
「ええ、思ってる、ないしは勝手に言ってるだけなんですが、皆さんこの先、実は今日の放送の中で僕は一番大事な部分だと思ってて、これ本当は根がすごく深いことで、僕ら自身、日本国民自身も、日本が戦争に負けて今年で68年目、その歩みが本当に正しかったのかということを考える良い機会でもあると思うんです。これを見て下さい」
村西利恵
「複数の情報当局者によると、『中国は国連やワシントンD.C.でのロビー活動で、“日本は旧敵国なので、その侵略に対して、国連安保理決議なしに攻撃できる”と主張している』」
青山繁晴
「はい。えー、というのはですね、あの、前回、中韓が、いま安倍政権発足を受けて、つまり安倍さんがもう総理になると、なりそうだと分かった時点から、すっごく激しいロビー活動、お金も使ってやってますよって話しましたね(一同同意)。で、前の『アンカー』では韓国の話をしました。いわゆる慰安婦問題、などについてですね。ところが中国が今やってるそのロビー活動というのはですね、日本というのは、第二次世界大戦の敵の国じゃないかと。で、中国もアメリカも、イギリスもフランスもみんな勝った側なんだと。で、日本というのは、ドイツなどと並んで敵国だから、その敵国が、その、勝った国の、つまり連合国側の領土を侵したら、侵略に対しては、もうその、侵されたと思っただけで、自由に攻撃できるはずじゃないかと言ってるわけですよ。はずじゃないか、あの、攻撃できると言ってるわけですよ。国連安保理決議、など、もなくて、できると言ってるわけです。で、この主張はですね、実はこれも根が深くて、そもそも国際連合、国連というものを、僕らは平和を目指す組織として、実在すると、ね、実在すると、聞いてきましたが、本当は国連ってあるんでしょうかっていう、意外かもしれませんが、そういう話なんです。出して下さい」
村西利恵
「United Nations、日本では国際連合と訳していますが」
青山繁晴
「はい。これあの、村西さんも僕も、ま、世代は違っても、敗戦後の教育はみな同じで、第二次世界大戦、本当にたくさんの人命を失ったから、人類はそれに学んで、もはや、敵も味方もなく、一緒に平和を目指すという、美しい、ま、理念としては美しい新しい組織を作りました。それを、United Nationsと呼んでいて、世界共通語である英語で、そしてこれは国際連合っていう新しい組織なんですと、新しいものが生まれたと、教わったんですね。これは、史実に反します。はっきり言うと、嘘です。本当は、どうかと言うと、こうです」
村西利恵
「中国では、●(れん)合国と、呼んでいると」(●=耳ヘンに关)
青山繁晴
「はい。これ、この『●(れん)』というのは、いま中国で使っているこの『連』という字なんですが、連合国って聞いていただくと、第二次世界大戦当時に、アメリカとかイギリスとかフランスとか、中国の側が連合国で、日本とかドイツ、結果的に負けた側が、枢軸国と、我々が呼ばれてただけですけれども、連合国は自分でそう呼んでたわけですね(一同同意)。もちろんAllied Powersっていうその軍事的な言葉もあるんですが、基本的に連合国っていうのは当時から、United Nationsと、呼んでいたんですよ。で、いま国連本部のビルが、これ写ってますけど、僕これふだんから大学の授業とか、近畿大学の授業とか講演会ではよく問題提起するんですけど、ぜひ、ニューヨークに遊びに行かれたり、あるいは仕事で行かれたついでにちょっとでいい、10分でいいから国連本部へ寄っていただけませんかと。で、アポなしで、下のロビーは、あの、誰でも入れますから、ロビーに入っていただくと、United Nationsを各国語に訳した訳語が並んでるんですよ。中国だけじゃなくて、基本的に、大半、ほとんどの国が、連合国と訳してるわけです。なぜかというと、戦争が終わって新しい組織ができたんじゃなくて、勝った側が負けた側を永久に支配できるような、仕組みを続けましたと、作り直しましたと、強化しましたってことだから、連合国と訳してて、日本だけが、実は国際連合と、あえて違う訳を作ってしまって、だから僕たちがずっと、事実を誤認させられてきたってことなんですね」
山本浩之
「日本だけですか」
青山繁晴
「えーっと、実は韓国も似たような訳を使ってますけれども、しかし、その敵も、その、韓国っていうのは本当は、これややこしい話ですが、連合国じゃなかったのに連合国として戦ったことにしてくれって言ったりしてますから」
村西利恵
「そうですね」
青山繁晴
「もう韓国の話は忘れていただいて、それを別にすると基本的に日本だけです」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「で、このもうひとつの重大な、証拠と言いますか、問題があって、それはこれです」
村西利恵
「国連憲章の敵国条項には、『第二次大戦中に敵国だった国(日本やドイツ)などの侵略に対しては、国連安保理の許可がなくても攻撃できる』と書いてあります」
青山繁晴
「はい。これあとで、当然インターネットで見ていただく方もいらっしゃると思うんですが、53条と107条にこの関連のことが出てくるんですが、それめちゃくちゃ分かりにくく書いてあります。英語だけじゃなくて日本語で読まれても、相当しんどいと思いますが、趣旨は間違いなくこうなんです。つまり、第二次世界大戦中、つまりもう終わって70年経つ、70年近く経つ戦争で、負けた国、これ敵国って書いてあるけど要するに、これ勝った側目線でしょ? だから、負けた側っていうか敵だった国、日本とかドイツというのは、こういう国がまた侵略しようとしたら、国連安保理の許可とかそういうもんは何もなくても、侵略されたと思っただけで、この、勝った側の国は、攻撃できますよってことが、これ敵国条項って今もあるんですよ?」
山本浩之
「まだ存在するんですよね…(一同ざわ)」
青山繁晴
「これ国連総会で、これやめましょうって決議したことあるけれども、削除はされないままになってるわけです。日本外交が、はっきり言うと何をさぼってきたか、ここでよく分かりますね、自民・民主関係なく。従って、皆さん、中国は、これ(敵国条項)を言ってるわけですよ」
山本浩之
「はい」
青山繁晴
「これによれば、沖縄県石垣市の尖閣諸島を中国が勝手にあれは自分の領土だと。だから日本のやってるのは実は、侵略だと。あれ、おかしいな、もうずいぶん前から、自衛隊もいるし、ずいぶん前から沖縄県ですが、今頃になって急に言い出したのは明らかにおかしいんだけど、でもそんなこと関係ないよって中国は言ってるわけです。あれは日本の侵略だから、ということは中国は好きなように攻撃できるはずであって、アメリカよ、日米安保条約があっても、ね、二国間の同盟、条約よりも、国連憲章のほうが上だろうと。だからアメリカよ、手を出すなと、いまそういうロビー活動をやってるから、いわばその裏付けとして、つまり異常なはね上がりやってるだけじゃなくて、この理屈を正当化するためにこそ、戦闘機とか、軍用機とか、あるいは国家海洋局の飛行機とか、その前に船とか出してるんですよ」
山本浩之
「なるほどね」
青山繁晴
「全部一体になってる。但しアメリカは、そうですか、分かりましたと言ってるわけじゃなくて、いや、そんなことは関係なく日米同盟は、アメリカの国益に基づいて、アメリカの役に立つかどうか判断するからっていうことで、中国は米軍機までつけ回してるってのはおそらく中国は、大きな落とし穴を自分で掘ってるような、と、思いますけれども、というような状況だと思いますが、しかし、こういう現実を、今、その第二次安倍内閣の発足と合わせて、私たちは自分の問題として考える必要があると思います。えー、その上でですね、こういう日本と中国、あるいはアメリカも巻き込んだ、この紛糾ぶりを見てですね、日本に急接近を図ってる、ま、世界で非常に、名が知れてる国が、2つあるわけですね。そのことを後半お話しするんですが、後半のキーワードは、実はこれなんです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『春にご用心』。春に向けて、どの国が日本に対して動いてくるのか。このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「さ、どの国が日本にすり寄ってきているのか。そして何を気をつけなきゃいけないのか。続きをお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。日本に急接近する国、2つ、ありと。実は1つは、この『アンカー』の賢明な視聴者の方はある程度想像ついてるんじゃないか、というのは、わりと最近やりましたよね(一同同意)。えー、つまり北方領土について、ロシアの側から、アプローチしてきてるっていうお話をしましたからね。ところで、それだからこそ申しておきたいんですが…」
青山繁晴
「これちゃんと、樺太の真ん中に線引いてもらってるのはいいんですけど、北方四島だけ、日本と同じ色になってますが、本当はここ(樺太の南半分)も同じ色ですからね。そして千島全島も全部同じ色です。えー、竹島とか尖閣ちゃんと、塗っていただいてるんですけども。あれ? あ、そうですね(一同笑)。だから、それは、えー、さっき、実は、この、コマーシャルの間に、スタッフに、これ改善して下さいねとお願いしたばかりです。はい。じゃあもうひとつは明かしちゃいましたけれども、えー、その2つの国っていうのはどこでしょうかっていうのを出して下さい」
村西利恵
「もう1つは、北朝鮮」
青山繁晴
「はい。そうです。えー、ロシアのプーチン大統領と、北朝鮮の金正恩第1書記、若い独裁者。この2人が、かなり直接的に、ま、外務省ルートを使ってはいるけれども、安倍さんに、手を伸ばしてきてるっていうのが、今の状況です。で、まず、このプーチンさんのほうから見たいんですけれども、それは、非常に分かりやすい、こういう出来事がありました。はい、出して下さい」
村西利恵
「森元総理が今月9日、『単純に線を引けば、こう引くのが一番いい』と話し、3島返還論が突如浮上しました」
青山繁晴
「はい。これ実はこのぐにゃぐにゃの線は、森さん自身が引いたんですよ」
村西利恵
「そうです」
青山繁晴
「はい。で、あの、ここでどうしてこう、カギ型になってるかまでは知りません、ていうか、ま、そこまで考えたわけじゃないだろうけども、これ明らかに、日本政府の今までの既定方針と違いますよね。で、日本方針(日本政府)の規定方針は、僕の考えとも違います。北方領土っていうのは、歯舞・色丹・国後・択捉のこの4島のことで、4島の返還と言ってるんですが、さっき言いましたとおり国際法にちゃんと基づけば、本来は南樺太と、こうずーっと北の千島全島が日本の領土ですけれども、しかし、森さんはさらに日本政府よりも引っ込んで、いや、もうこれ要は、あの、択捉島、これ一番大きな島ですよ、ね、それを諦めちゃいましょうっていうことに等しいですよね。で、なぜこれを言うのかというと、実は森さんが水面下でプーチン大統領と、直接のやりとりをすでに始めてるからであり、そして森さんは安倍さんの出身派閥のボスであり、そして、すでに安倍さんのいわば特使としての役割をもう、すでに果たしつつあるからなんですね。で、今までの、ロシアの公式的な立場っていうのはこうです。出して下さい」
村西利恵
「日ソ共同宣言で確認されたとおり、平和条約を締結したあとに、2島返還」
青山繁晴
「はい。これあの、誤解しないでいただきたいのは、日本は、その、1956年、ま、戦争が終わってまだ11年の段階ですね、で、日本が独立回復してまだ4年の段階の日ソ共同宣言、えー、これ若い人はソ連も分かんない人もいますからね、今のロシアのことですが、その段階で、つまり、まだまだ日本が、経済成長も十分じゃない時代に、やった宣言だからと言って、2島返還でOKって言ったわけじゃないんですよ? そうじゃなくて、日本と当時のソ連、今のロシアが平和条約をちゃんと結ぶことができたら、まず2島の返還から始めて、そのあと、国後・択捉についてもきちんと話し合っていきましょうっていうことなんですが、しかし、ソ連、ロシアの側は、日本はいったん、2島で合意したじゃないかっていうことをずっと主張してて、で、本来はプーチン大統領も、この2島返還で迫ってくるはずです。で、これは、前の『アンカー』で詳しく言いましたから、もう細かく言いませんが、これとってもちっちゃくて、この2島だけでは、はっきり言うと領土放棄に等しいぐらいです。で、ところがプーチン大統領は、森さんと、水面下ですりあわせをしながら、要するに変化球を投げようとしてるんですね」
村西利恵
「変化球」
青山繁晴
「で、森さんは、この線が一番いいって言ってるけど、これあの、これがベストな案だとほんとは言ってんじゃなくて、要するに、ぐにょぐにょ、ごにゃごにゃの交渉を、始めたいんですよってことを、いわば、ロシアの代弁者として、予言してるわけです」
山本浩之
「はあー、そういうことですか」
青山繁晴
「あの、4島ってことに、もうこうやって4島って言ってたら、あの、プーチン大統領も、ロシア国内で、政権基盤が実は思ったより強くならない、習近平さんと似てますけれど(一同同意)。だもんで、プーチンさんもそれ始められないから、その4島返還の旗をいったん降ろしてくれってことを、何と、安倍さんの足元から言い始めてるわけですね。で、このロシア、プーチン大統領はしたたかな人ですから、その真意っていうのは、安倍外交が、中国に対して一種の包囲網を作ることを最優先にしてるから、そして参議院選挙で何かの得点挙げたいとも思っているから、従って、4島、すぐに返ってこなくても、まずたとえば2島を返すことにして、残りの島々はあとで話し合いってことでも、できるんじゃないかと。で、そうすると、平和条約結んだりすると、サハリンの天然ガスを、日本海のメタンハイドレートなどが実用化される前に、日本が自前資源を持ってしまう前に、高く売る、その契約も結べるっていうのが、プーチンさんの趣旨なんですね。で、さて、じゃあ北朝鮮はどういう動きかというと、こうです」
村西利恵
「政府高官によると、『金正恩第1書記が、夏の参院選をにらんで、拉致を動かそうとしている』」
青山繁晴
「はい。で、これはですね、安倍さんも含めて、参議院選挙に勝たなきゃいけない、参議院選挙に勝つためには、何でもやるってことをはっきり言って、言い過ぎています。で、北朝鮮は日本国内にたくさんの工作員を持ってますから、そういう情勢をよく把握してて、そして安倍さんが、その、とりあえず経済を良くして、夏の参議院選挙に勝とうとしてることも良く見抜いた上で、夏の参議院選挙って7月21日予定ですから、あと半年しかなくて、半年の間に、たとえば国民生活が、良くなったと実感できるほど回復するっていうのはほとんど、無理です。株が、引き続き上がるぐらいのことであって、それは庶民生活と直接なかなかつながりませんから、安倍さんはもっと他のものがほしいだろうと。で、それやっぱり安倍さんは拉致問題に取り組んできた総理大臣ですからね、政治家ですから、拉致が一番効くだろうと。従って、最小限度のことだけやって、ドカッと日本から援助をもらいたいってのが北朝鮮の意図であって、従って、これはすでにもう、動きはないわけじゃないんですが、こういうことが予想されます」
村西利恵
「わずかな数の拉致被害者帰国の提示もあり得る」
青山繁晴
「はい。これは、あの、誤解なきように。すでにたとえばお名前とか人数を、北側が提示してきたっていう事実は全くありません。そもそも日朝政府間協議を民主党政権時代と違うやり方で、あっても、再開しなきゃいけないので、それもまだ、これからですから、あくまで日本の情報当局と、これは外務省の人たちも含めた、予想ではありますけれど、こういう動きが分かるようになってきたんですね。これに対して実は安倍さんはバサッと、それにいわば、あの、対抗する、こうバサッとっていうかその、ボールを投げつけるっていうか、あえて壁をバサッと作るようなことをやりました。それはこれです」
村西利恵
「安倍総理はおととい(1月14日)、拉致問題の解決の条件として、『全ての生存者の即時帰国』『安否不明者に関する真相究明』『実行犯の引き渡し』、この3つを挙げました」
青山繁晴
「はい。これあの、重要なのは、政府広報ラジオでの発言ですので、国際的にも全く、これは撤回したりできない。たとえばテレビ番組で、キャスターにいろいろ聞かれてるうちに、つい言ってしまうような発言とは、意味が違うわけですね。生存者を全員、その、だんだんじゃなくて、即時、全員、生きてる方が帰国しなきゃいけない。そして北側が、たとえば死亡と言ってても、日本側が客観的に見たら、証拠がないので、安否不明者としか考えられない人については、全て真相を究明されなけりゃいけない。さらに、この、拉致事件、帰ってきたらおしまいじゃなくて、同じ国民が帰ってきていただければおしまいじゃなくて、犯罪ですから、実行犯を日本に引き渡せっていうことを、言ったわけです。これ基本的に、北朝鮮は呑みにくい、ことを条件にしてるわけですけれども、当然安倍さんは、1人や2人の帰国では解決にならないのに北がそれでごまかそうとしてるってことを、要は見抜いてるからですね。しかしですよ、これは、安倍総理に任せておけば良い話ではなくて、北方領土問題もこの拉致事件も、問われるのは私たちです。私たちが、じゃあ日本の北方領土を、帰ってくるべき領土っていうのは何なのかを、考えなきゃいけないし、もう一度。それからたとえば、生存者と安否不明者、これ安直に線引きされてしまうと、今の横田めぐみちゃんや、有本恵子ちゃんのように、生きてらっしゃるのに、永遠に安否不明者にされてしまうことにもなりかねない。熱心にやってきた安倍さんの提案だから、全部そのままっていうんじゃなくて、私たちが考えなきゃいけない。そしてこれは全部、さっきの、いわゆる国際連合のところで言った、敗戦後の大きな仕組みというものを、私たちがもう一度、勉強し直す、考え直すということが、全ての出発点になるっていうことを、今日も、提案いたしたく思います」
山本浩之
「いや、よく分かりました。ありがとうございました。いったんコマーシャルです」
____________________________内容紹介ここまで
敵国条項に関して、そういえば少し前に中西輝政さんがこういう論説を書かれていたことを思い出しました。
自民党の選挙公約には、国連安保理の改革が挙げられていましたが、常任理事国入りについては書かれてあったけれども「敵国条項」についてはなかったような……。
実は国連総会において、日本やドイツなどが第53条と第107条を憲章から削除する決議案を提出し、1995年12月11日に、賛成多数によって採択されています。
よって、敵国条項は死文化しているという意見もあります。
が、青山さんも言われていたように現実にはまだ削除されていないわけであって(上記採択を批准した国は効力発生に必要な数には及ばず、敵国条項は依然として憲章に姿を留めたままとなっている)、だからこそ支那はそこを突いて利用しようとしてるわけですよね。
というわけで、ここはやはり中西教授も言われてるように、日本が米国や国際社会に働きかけをしていかないといけないし、私たち国民も声を挙げていかねばならないと思います。
※声を届けましょう
・首相官邸
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
・外務省
https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html
この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・ボーイング787緊急着陸 全日空、安全確認できるまで同型機欠航
・大阪・体罰自殺問題 橋下市長、桜宮高校体育科の入試中止の考え
・広島市で祖父母殺害したと自首した17歳少年、殺人容疑で逮捕
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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「はい。去年9月に尖閣諸島は国有化され、ま、その後も中国は挑発を繰り返し、エスカレートしてきてますね。一体、何が起きているのか。そしてどう対応すればいいのか。さっそくお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。いまヤマヒロさんがおっしゃった、ま、異常なまでにエスカレートしてきてる挑発、その真相っていうことですが、その挑発ぶりを改めて具体的に、まず見たいと思います。はい、出して下さい」
村西利恵
「先ほどニュースでもお伝えしたように、中国軍機の尖閣諸島接近が頻発していて、防衛省は詳細を発表していないものの、航空自衛隊がスクランブル対応をしています」
青山繁晴
「はい。あの、先ほどのニュースになかった重大なことのひとつとして、実は、尖閣諸島より少し西側のほうですけれども、中国軍機、これまさしく戦闘機です、それが、米軍の、哨戒機とか、あるいは輸送機、あるいは、電子戦機、電子偵察機、そういうものに対して、後ろからずーっと、しつこく追尾してると。従って、緊張状態にあるのは航空自衛隊だけじゃなくて、実はアメリカ軍も、普段の状況とは全く違います。えー、僕からも細かくは申し上げられないけれども、日米の連携も今までとは違う、まぁ非常に緊張状態にあるわけですね。で、ひとつ、まぁ付け加えて言いますとね、これあの、中国の国産戦闘機なんですが、これ、『殲10』って書いてあるでしょ。この殲って難しい字ですけど、これ殲滅の殲ですよね(一同同意)。で、これ殲って、殺し尽くすって意味ですよ(一同同意)。で、たとえば日本のF15とか、あるいはアメリカのF22のFっていうのは、ファイターって意味で、ま、戦闘機をそのまま、Fにしてるだけですけれども、そのファイターっていうのは何も、戦いを好んで、仕掛けていくんじゃなくて、えー、正当に守るべき時には戦いますよと。その姿勢を見せることによって、それが抑止力になって、戦争を起こさせないようにするっていうのが、あの悲惨な第二次世界大戦が終わったあとの、世界共通認識なんですよね。その中で、殺し尽くすっていう名前を、国産戦闘機の名前に付けるっていう姿勢も、実は国際社会から見たら、すでに異常なんですよね。で、日米に対するこの、異常な挑発ぶり、さらに、それに、いわばだめ押しのようなことが、ついおととい(1月14日)ありました。はい、出して下さい」
村西利恵
「おととい付けの軍の機関紙などの報道によると、中国人民解放軍の総参謀部が、『戦争の準備をせよ』と、全軍に指示したということです」
青山繁晴
「はい。これあの、先ほど言いましたけど、これいつの時代の話なのかと(笑)、いうふうに思うぐらいなんですが、要は、総参謀部が、今年2013年の任務として、まぁあの去年も1年の任務っていうのは総参謀部、全軍に指示してたんですけど、それはちゃんと連携しなさいよとか、情報化を進めましょうっていう、ま、これは国際社会でも当たり前のこと、中国も、自国を防衛するわけですから、当たり前のことだったんですが、今度は戦争の準備をしろと、いうことにいきなり、エスカレートをしてですね、で、それももちろん、その、日本を相手に戦争するんだと、いうようなことは、この指示の中では言ってないけれども、しかしこれに合わせて、中国の特に、国営メディア、国営メディアが、すでに尖閣戦争という(笑)、そんなもん勝手に名前付けてもらっちゃ困るっていう名前をですね、つまり、日本の領土を勝手に戦争の名前にして、尖閣戦争がもし行われたらっていうような、放送もこれに合わせてやっているわけですよね。で、これ一体どういう意味なのか。これあの、我が日本国民で、これまともに受け取る人は、まずいないと思いますよ。本当に、あの、巨大な中国軍が、それも本当はチベットとかウイグルとか、中国に言わせれば内政問題、本当はチベットやウイグルは違う国ですから、違うんですけれども、それをいわば抑え込むための、任務が最大任務の、はずが、日本に対して戦争をしかける云々、これいきなり言ってもですね、ああ、じゃあ日本も備えなきゃと、戦争をやるつもりになんなきゃって、思う人は、いないでしょう? いない代わりに、じゃあこれ一体、真意は何なのか。中国で今、何が起きてるのかと、知りたい人が多いと思います。それは、日本のインテリジェンス、情報当局の意見は、こうです」
村西利恵
「こうした中国の異常な行動について、情報当局者の見方は、『軍部が権力空白の時期に好き放題している。日本を標的にしているのは、国民の支持が得られるから』」
青山繁晴
「はい。というのはですね、あの、日本の新聞などの論評によると、習近平さんが、むしろこれさっきの、戦争準備なんかも指示してるんだっていう論調が、あるんですけど、そうじゃないっていうことなんですね。で、そうじゃなくて、この、これは実は僕もだいたいこの情報当局者とほぼ同じ意見なんですが、これ『アンカー』、あの、前の『アンカー』、前の前の『アンカー』とか思い出していただくと、習近平さんがまだ今回のように、その、トップに本当はなる前から、実は今までの胡錦濤の、胡錦濤さんの時代よりも、習近平さんは軍に依存する、えー、まぁ多少柔らかく言えば、軍に近いので、軍が習近平さんを利用して、好きなことをやり出して、まさしく好きなことを勝手にやり出して、尖閣諸島にも新しい危機が起きるってことを何度も何度も、この『アンカー』で申しましたが、ま、それが現実になっていて、しかも今回は特に、権力空白の時期だと。というのは、これは中国の仕組みとして、あの、ここに正確に書いてますが(習近平「国家副主席」)、トップと言ってもまだ、国の中ではナンバー2なんですよね。えー、共産党のトップ、総書記になっただけであって、国家主席になれるのは、今年の3月、の、行事を待たなきゃいけないんですね。で、今まではそれが権力空白ってわけでもなかったんだけれども、今回は権力の空白になってしまってて、たとえば広東省で、言論の自由とか、あるいは共産党の支配じゃなくて、憲法による政治やれという論調が、出されようとして大もめになっていたり、要するに、不安定なところになってるわけですね。そうすると習近平さん自身も、指示するというよりは、その、軍に、もう勝手に、その、話題作ってもらいたいってふうになってしまってると。ね。これはもう、中国は実は次の習近平時代が混乱の時代だっていう、予告のようなもんですね。で、その時に、この軍部と言ってもですね、もちろん軍ですから、その安全保障のプロといえばプロなんだけれども、実はその軍幹部も、反日教育を受けて育ってしまった人が、いま特に若手将校を中心に主力になってきてるわけですね。で、それを、強硬派と呼んでもいいけども、その、単なる強硬派っていうよりは、とにかく、日本憎しってことを、彼らももう子供の頃から、教え込まれてしまった人が、主流になりつつある軍部だから、それだからこそ、日本を目の敵にしたら、国民の支持が得られて、実は、この軍の予算も、春に向けて決まっていくんで、中国は経済が今、弱ってますから、アメリカだけじゃなくて日本だけじゃなくて、その中国も軍事予算に困ってるんで、その予算を獲得するためには、これは中国軍だけじゃなくて世界の軍部の共通として、敵を作らないと、予算、増やせられない(一同同意)。で、しかも、もう、軍だけじゃなくて国民全体が反日教育に染まってきてるわけですからね、そういう世代が中心になってるから、こういう、日本をターゲットにした戦争話のようなことになってるわけです。で、さっき言いましたとおり、賢明なる日本国民が、これで日中全面戦争になるとはゆめ思ってないけれども、しかし現実のリスクとして、大きな危険として、こういうことがあります」
村西利恵
「尖閣を守る航空自衛隊の緊張は高まっていて、防衛省幹部によると、『中国軍機は、信号弾だけでなく、実弾を発砲してくる可能性も否定できない』」
青山繁晴
「はい。これあの、パッと見ると、じゃあその、中国、中国空軍の戦闘機と、わが航空自衛隊が撃ち合うのかっていうことに、なりますけれどね。あの、これ、あの、冷静に、きちんと最初から話すとですね、つまり、いま防衛省と、それから総理官邸を中心にですね、これほど露骨に中国が挑発してきて、やがて中国の戦闘機が、尖閣諸島の、つまり沖縄県の領空を、あからさまに侵犯するようになると、今までのようにスクランブルかけて、まぁたとえば翼を振ったりするケースもあるんですが、これだけじゃすまなくて、航空自衛隊機が、信号弾、実弾じゃありません、曳光弾とも言いますけど、その信号弾を撃って、航空自衛隊機が中国軍機に向けて、警告する場合もあり得るっていうことをですね、あの、検討してるわけです。で、すでに、小野寺五典防衛大臣の記者会見で、それに関する質問が出た時に、先ほどニュースで映像映ってた、若い小野寺防衛大臣は何て答えたかというと、これは国際法と、自衛隊法で決められたとおりにやるだけですと、いう趣旨の発言をしたんですよ。これは非常に、的確・冷静な発言でですね。えー、つまり、すでに自衛隊法の中に、その、こうやって翼を振ったりして警告して、さらに無線で退去するように求めても、相手が、特にその、武装した軍用機が全く反応しない場合に限っては、信号弾は発射してよしということが任務の中に定められているわけですね。で、正確な発言だからこそ、中国側にとっては、これ航空自衛隊機は、これはやるつもりなのかと。これ実はですね、あの、戦わざる航空自衛隊であってもですね、実はソ連が、ロシアじゃなくてソ連があった時代に、その、領空侵犯してきた時に、この信号弾撃ったことあります、航空自衛隊機が。だから決して日本にとっては異常なこと言うようじゃないし、国際法上も全く正常なことですが、それに対して、この、防衛省の内部で、さらに懸念を持ってるのは、それを知ってるから中国軍から先に信号弾を撃ってきて、ね、で、そして航空自衛隊がそれに対応しようとすると今度は実弾を、ま、当てたりはしないけれども、その、信号弾じゃなくて実弾をバラバラ撃ってくる、その、恐れはあって、それでもって、戦争にそのまま突入するってことは昔じゃないんですから、ありませんけれども、しかし我が自衛隊も、その信号弾を撃ってそれで終わりっていうわけには、なかなか行かないんじゃないかと、いうのが今、心配されてるわけです。で、その上でですね、あの、これ、異常な話だっていうのをお分かりになっていただけると思うんですね。というのはですね、これ例え話、僕あんまりふだん例え話しないんですけど、好きじゃないんでですが、これやっぱり例え話が分かりやすい」
青山繁晴
「つまり、村西家に、えー、こう、僕が強盗だとして、強盗が入って来て、えー、村西家に入る前に、この、挑発行為を繰り返してたから、たとえばここ(村西家の前)に警察官がいらっしゃる、ね、たとえばヤマヒロさんがここに来たとして、ヤマヒロさんという警察官がいて、で、警察官はこの強盗に対して、いきなり射殺したりしない、日本ですから」
村西利恵
「警告しますよね」
青山繁晴
「ね、警告射撃すると。で、それなのにその前に強盗がですね、警告と称して、警官や村西さんに、その、射撃するような話で、こんな奇妙な話ないでしょ?(一同同意) 強盗が、いわば、その、人を殺し物を奪うために、つまり侵略として、弾撃つならまだ分かるけど、中国側は、いや、こっちは警告だと言ってるわけですよ、こっちも。ね。これがいかに異常な話か分かると思いますが、これは要は、中国がすでに尖閣諸島は自分のものだと」
村西利恵
「思ってると」
青山繁晴
「ええ、思ってる、ないしは勝手に言ってるだけなんですが、皆さんこの先、実は今日の放送の中で僕は一番大事な部分だと思ってて、これ本当は根がすごく深いことで、僕ら自身、日本国民自身も、日本が戦争に負けて今年で68年目、その歩みが本当に正しかったのかということを考える良い機会でもあると思うんです。これを見て下さい」
村西利恵
「複数の情報当局者によると、『中国は国連やワシントンD.C.でのロビー活動で、“日本は旧敵国なので、その侵略に対して、国連安保理決議なしに攻撃できる”と主張している』」
青山繁晴
「はい。えー、というのはですね、あの、前回、中韓が、いま安倍政権発足を受けて、つまり安倍さんがもう総理になると、なりそうだと分かった時点から、すっごく激しいロビー活動、お金も使ってやってますよって話しましたね(一同同意)。で、前の『アンカー』では韓国の話をしました。いわゆる慰安婦問題、などについてですね。ところが中国が今やってるそのロビー活動というのはですね、日本というのは、第二次世界大戦の敵の国じゃないかと。で、中国もアメリカも、イギリスもフランスもみんな勝った側なんだと。で、日本というのは、ドイツなどと並んで敵国だから、その敵国が、その、勝った国の、つまり連合国側の領土を侵したら、侵略に対しては、もうその、侵されたと思っただけで、自由に攻撃できるはずじゃないかと言ってるわけですよ。はずじゃないか、あの、攻撃できると言ってるわけですよ。国連安保理決議、など、もなくて、できると言ってるわけです。で、この主張はですね、実はこれも根が深くて、そもそも国際連合、国連というものを、僕らは平和を目指す組織として、実在すると、ね、実在すると、聞いてきましたが、本当は国連ってあるんでしょうかっていう、意外かもしれませんが、そういう話なんです。出して下さい」
村西利恵
「United Nations、日本では国際連合と訳していますが」
青山繁晴
「はい。これあの、村西さんも僕も、ま、世代は違っても、敗戦後の教育はみな同じで、第二次世界大戦、本当にたくさんの人命を失ったから、人類はそれに学んで、もはや、敵も味方もなく、一緒に平和を目指すという、美しい、ま、理念としては美しい新しい組織を作りました。それを、United Nationsと呼んでいて、世界共通語である英語で、そしてこれは国際連合っていう新しい組織なんですと、新しいものが生まれたと、教わったんですね。これは、史実に反します。はっきり言うと、嘘です。本当は、どうかと言うと、こうです」
村西利恵
「中国では、●(れん)合国と、呼んでいると」(●=耳ヘンに关)
青山繁晴
「はい。これ、この『●(れん)』というのは、いま中国で使っているこの『連』という字なんですが、連合国って聞いていただくと、第二次世界大戦当時に、アメリカとかイギリスとかフランスとか、中国の側が連合国で、日本とかドイツ、結果的に負けた側が、枢軸国と、我々が呼ばれてただけですけれども、連合国は自分でそう呼んでたわけですね(一同同意)。もちろんAllied Powersっていうその軍事的な言葉もあるんですが、基本的に連合国っていうのは当時から、United Nationsと、呼んでいたんですよ。で、いま国連本部のビルが、これ写ってますけど、僕これふだんから大学の授業とか、近畿大学の授業とか講演会ではよく問題提起するんですけど、ぜひ、ニューヨークに遊びに行かれたり、あるいは仕事で行かれたついでにちょっとでいい、10分でいいから国連本部へ寄っていただけませんかと。で、アポなしで、下のロビーは、あの、誰でも入れますから、ロビーに入っていただくと、United Nationsを各国語に訳した訳語が並んでるんですよ。中国だけじゃなくて、基本的に、大半、ほとんどの国が、連合国と訳してるわけです。なぜかというと、戦争が終わって新しい組織ができたんじゃなくて、勝った側が負けた側を永久に支配できるような、仕組みを続けましたと、作り直しましたと、強化しましたってことだから、連合国と訳してて、日本だけが、実は国際連合と、あえて違う訳を作ってしまって、だから僕たちがずっと、事実を誤認させられてきたってことなんですね」
山本浩之
「日本だけですか」
青山繁晴
「えーっと、実は韓国も似たような訳を使ってますけれども、しかし、その敵も、その、韓国っていうのは本当は、これややこしい話ですが、連合国じゃなかったのに連合国として戦ったことにしてくれって言ったりしてますから」
村西利恵
「そうですね」
青山繁晴
「もう韓国の話は忘れていただいて、それを別にすると基本的に日本だけです」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「で、このもうひとつの重大な、証拠と言いますか、問題があって、それはこれです」
村西利恵
「国連憲章の敵国条項には、『第二次大戦中に敵国だった国(日本やドイツ)などの侵略に対しては、国連安保理の許可がなくても攻撃できる』と書いてあります」
青山繁晴
「はい。これあとで、当然インターネットで見ていただく方もいらっしゃると思うんですが、53条と107条にこの関連のことが出てくるんですが、それめちゃくちゃ分かりにくく書いてあります。英語だけじゃなくて日本語で読まれても、相当しんどいと思いますが、趣旨は間違いなくこうなんです。つまり、第二次世界大戦中、つまりもう終わって70年経つ、70年近く経つ戦争で、負けた国、これ敵国って書いてあるけど要するに、これ勝った側目線でしょ? だから、負けた側っていうか敵だった国、日本とかドイツというのは、こういう国がまた侵略しようとしたら、国連安保理の許可とかそういうもんは何もなくても、侵略されたと思っただけで、この、勝った側の国は、攻撃できますよってことが、これ敵国条項って今もあるんですよ?」
山本浩之
「まだ存在するんですよね…(一同ざわ)」
青山繁晴
「これ国連総会で、これやめましょうって決議したことあるけれども、削除はされないままになってるわけです。日本外交が、はっきり言うと何をさぼってきたか、ここでよく分かりますね、自民・民主関係なく。従って、皆さん、中国は、これ(敵国条項)を言ってるわけですよ」
山本浩之
「はい」
青山繁晴
「これによれば、沖縄県石垣市の尖閣諸島を中国が勝手にあれは自分の領土だと。だから日本のやってるのは実は、侵略だと。あれ、おかしいな、もうずいぶん前から、自衛隊もいるし、ずいぶん前から沖縄県ですが、今頃になって急に言い出したのは明らかにおかしいんだけど、でもそんなこと関係ないよって中国は言ってるわけです。あれは日本の侵略だから、ということは中国は好きなように攻撃できるはずであって、アメリカよ、日米安保条約があっても、ね、二国間の同盟、条約よりも、国連憲章のほうが上だろうと。だからアメリカよ、手を出すなと、いまそういうロビー活動をやってるから、いわばその裏付けとして、つまり異常なはね上がりやってるだけじゃなくて、この理屈を正当化するためにこそ、戦闘機とか、軍用機とか、あるいは国家海洋局の飛行機とか、その前に船とか出してるんですよ」
山本浩之
「なるほどね」
青山繁晴
「全部一体になってる。但しアメリカは、そうですか、分かりましたと言ってるわけじゃなくて、いや、そんなことは関係なく日米同盟は、アメリカの国益に基づいて、アメリカの役に立つかどうか判断するからっていうことで、中国は米軍機までつけ回してるってのはおそらく中国は、大きな落とし穴を自分で掘ってるような、と、思いますけれども、というような状況だと思いますが、しかし、こういう現実を、今、その第二次安倍内閣の発足と合わせて、私たちは自分の問題として考える必要があると思います。えー、その上でですね、こういう日本と中国、あるいはアメリカも巻き込んだ、この紛糾ぶりを見てですね、日本に急接近を図ってる、ま、世界で非常に、名が知れてる国が、2つあるわけですね。そのことを後半お話しするんですが、後半のキーワードは、実はこれなんです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『春にご用心』。春に向けて、どの国が日本に対して動いてくるのか。このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「さ、どの国が日本にすり寄ってきているのか。そして何を気をつけなきゃいけないのか。続きをお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。日本に急接近する国、2つ、ありと。実は1つは、この『アンカー』の賢明な視聴者の方はある程度想像ついてるんじゃないか、というのは、わりと最近やりましたよね(一同同意)。えー、つまり北方領土について、ロシアの側から、アプローチしてきてるっていうお話をしましたからね。ところで、それだからこそ申しておきたいんですが…」
青山繁晴
「これちゃんと、樺太の真ん中に線引いてもらってるのはいいんですけど、北方四島だけ、日本と同じ色になってますが、本当はここ(樺太の南半分)も同じ色ですからね。そして千島全島も全部同じ色です。えー、竹島とか尖閣ちゃんと、塗っていただいてるんですけども。あれ? あ、そうですね(一同笑)。だから、それは、えー、さっき、実は、この、コマーシャルの間に、スタッフに、これ改善して下さいねとお願いしたばかりです。はい。じゃあもうひとつは明かしちゃいましたけれども、えー、その2つの国っていうのはどこでしょうかっていうのを出して下さい」
村西利恵
「もう1つは、北朝鮮」
青山繁晴
「はい。そうです。えー、ロシアのプーチン大統領と、北朝鮮の金正恩第1書記、若い独裁者。この2人が、かなり直接的に、ま、外務省ルートを使ってはいるけれども、安倍さんに、手を伸ばしてきてるっていうのが、今の状況です。で、まず、このプーチンさんのほうから見たいんですけれども、それは、非常に分かりやすい、こういう出来事がありました。はい、出して下さい」
村西利恵
「森元総理が今月9日、『単純に線を引けば、こう引くのが一番いい』と話し、3島返還論が突如浮上しました」
青山繁晴
「はい。これ実はこのぐにゃぐにゃの線は、森さん自身が引いたんですよ」
村西利恵
「そうです」
青山繁晴
「はい。で、あの、ここでどうしてこう、カギ型になってるかまでは知りません、ていうか、ま、そこまで考えたわけじゃないだろうけども、これ明らかに、日本政府の今までの既定方針と違いますよね。で、日本方針(日本政府)の規定方針は、僕の考えとも違います。北方領土っていうのは、歯舞・色丹・国後・択捉のこの4島のことで、4島の返還と言ってるんですが、さっき言いましたとおり国際法にちゃんと基づけば、本来は南樺太と、こうずーっと北の千島全島が日本の領土ですけれども、しかし、森さんはさらに日本政府よりも引っ込んで、いや、もうこれ要は、あの、択捉島、これ一番大きな島ですよ、ね、それを諦めちゃいましょうっていうことに等しいですよね。で、なぜこれを言うのかというと、実は森さんが水面下でプーチン大統領と、直接のやりとりをすでに始めてるからであり、そして森さんは安倍さんの出身派閥のボスであり、そして、すでに安倍さんのいわば特使としての役割をもう、すでに果たしつつあるからなんですね。で、今までの、ロシアの公式的な立場っていうのはこうです。出して下さい」
村西利恵
「日ソ共同宣言で確認されたとおり、平和条約を締結したあとに、2島返還」
青山繁晴
「はい。これあの、誤解しないでいただきたいのは、日本は、その、1956年、ま、戦争が終わってまだ11年の段階ですね、で、日本が独立回復してまだ4年の段階の日ソ共同宣言、えー、これ若い人はソ連も分かんない人もいますからね、今のロシアのことですが、その段階で、つまり、まだまだ日本が、経済成長も十分じゃない時代に、やった宣言だからと言って、2島返還でOKって言ったわけじゃないんですよ? そうじゃなくて、日本と当時のソ連、今のロシアが平和条約をちゃんと結ぶことができたら、まず2島の返還から始めて、そのあと、国後・択捉についてもきちんと話し合っていきましょうっていうことなんですが、しかし、ソ連、ロシアの側は、日本はいったん、2島で合意したじゃないかっていうことをずっと主張してて、で、本来はプーチン大統領も、この2島返還で迫ってくるはずです。で、これは、前の『アンカー』で詳しく言いましたから、もう細かく言いませんが、これとってもちっちゃくて、この2島だけでは、はっきり言うと領土放棄に等しいぐらいです。で、ところがプーチン大統領は、森さんと、水面下ですりあわせをしながら、要するに変化球を投げようとしてるんですね」
村西利恵
「変化球」
青山繁晴
「で、森さんは、この線が一番いいって言ってるけど、これあの、これがベストな案だとほんとは言ってんじゃなくて、要するに、ぐにょぐにょ、ごにゃごにゃの交渉を、始めたいんですよってことを、いわば、ロシアの代弁者として、予言してるわけです」
山本浩之
「はあー、そういうことですか」
青山繁晴
「あの、4島ってことに、もうこうやって4島って言ってたら、あの、プーチン大統領も、ロシア国内で、政権基盤が実は思ったより強くならない、習近平さんと似てますけれど(一同同意)。だもんで、プーチンさんもそれ始められないから、その4島返還の旗をいったん降ろしてくれってことを、何と、安倍さんの足元から言い始めてるわけですね。で、このロシア、プーチン大統領はしたたかな人ですから、その真意っていうのは、安倍外交が、中国に対して一種の包囲網を作ることを最優先にしてるから、そして参議院選挙で何かの得点挙げたいとも思っているから、従って、4島、すぐに返ってこなくても、まずたとえば2島を返すことにして、残りの島々はあとで話し合いってことでも、できるんじゃないかと。で、そうすると、平和条約結んだりすると、サハリンの天然ガスを、日本海のメタンハイドレートなどが実用化される前に、日本が自前資源を持ってしまう前に、高く売る、その契約も結べるっていうのが、プーチンさんの趣旨なんですね。で、さて、じゃあ北朝鮮はどういう動きかというと、こうです」
村西利恵
「政府高官によると、『金正恩第1書記が、夏の参院選をにらんで、拉致を動かそうとしている』」
青山繁晴
「はい。で、これはですね、安倍さんも含めて、参議院選挙に勝たなきゃいけない、参議院選挙に勝つためには、何でもやるってことをはっきり言って、言い過ぎています。で、北朝鮮は日本国内にたくさんの工作員を持ってますから、そういう情勢をよく把握してて、そして安倍さんが、その、とりあえず経済を良くして、夏の参議院選挙に勝とうとしてることも良く見抜いた上で、夏の参議院選挙って7月21日予定ですから、あと半年しかなくて、半年の間に、たとえば国民生活が、良くなったと実感できるほど回復するっていうのはほとんど、無理です。株が、引き続き上がるぐらいのことであって、それは庶民生活と直接なかなかつながりませんから、安倍さんはもっと他のものがほしいだろうと。で、それやっぱり安倍さんは拉致問題に取り組んできた総理大臣ですからね、政治家ですから、拉致が一番効くだろうと。従って、最小限度のことだけやって、ドカッと日本から援助をもらいたいってのが北朝鮮の意図であって、従って、これはすでにもう、動きはないわけじゃないんですが、こういうことが予想されます」
村西利恵
「わずかな数の拉致被害者帰国の提示もあり得る」
青山繁晴
「はい。これは、あの、誤解なきように。すでにたとえばお名前とか人数を、北側が提示してきたっていう事実は全くありません。そもそも日朝政府間協議を民主党政権時代と違うやり方で、あっても、再開しなきゃいけないので、それもまだ、これからですから、あくまで日本の情報当局と、これは外務省の人たちも含めた、予想ではありますけれど、こういう動きが分かるようになってきたんですね。これに対して実は安倍さんはバサッと、それにいわば、あの、対抗する、こうバサッとっていうかその、ボールを投げつけるっていうか、あえて壁をバサッと作るようなことをやりました。それはこれです」
村西利恵
「安倍総理はおととい(1月14日)、拉致問題の解決の条件として、『全ての生存者の即時帰国』『安否不明者に関する真相究明』『実行犯の引き渡し』、この3つを挙げました」
青山繁晴
「はい。これあの、重要なのは、政府広報ラジオでの発言ですので、国際的にも全く、これは撤回したりできない。たとえばテレビ番組で、キャスターにいろいろ聞かれてるうちに、つい言ってしまうような発言とは、意味が違うわけですね。生存者を全員、その、だんだんじゃなくて、即時、全員、生きてる方が帰国しなきゃいけない。そして北側が、たとえば死亡と言ってても、日本側が客観的に見たら、証拠がないので、安否不明者としか考えられない人については、全て真相を究明されなけりゃいけない。さらに、この、拉致事件、帰ってきたらおしまいじゃなくて、同じ国民が帰ってきていただければおしまいじゃなくて、犯罪ですから、実行犯を日本に引き渡せっていうことを、言ったわけです。これ基本的に、北朝鮮は呑みにくい、ことを条件にしてるわけですけれども、当然安倍さんは、1人や2人の帰国では解決にならないのに北がそれでごまかそうとしてるってことを、要は見抜いてるからですね。しかしですよ、これは、安倍総理に任せておけば良い話ではなくて、北方領土問題もこの拉致事件も、問われるのは私たちです。私たちが、じゃあ日本の北方領土を、帰ってくるべき領土っていうのは何なのかを、考えなきゃいけないし、もう一度。それからたとえば、生存者と安否不明者、これ安直に線引きされてしまうと、今の横田めぐみちゃんや、有本恵子ちゃんのように、生きてらっしゃるのに、永遠に安否不明者にされてしまうことにもなりかねない。熱心にやってきた安倍さんの提案だから、全部そのままっていうんじゃなくて、私たちが考えなきゃいけない。そしてこれは全部、さっきの、いわゆる国際連合のところで言った、敗戦後の大きな仕組みというものを、私たちがもう一度、勉強し直す、考え直すということが、全ての出発点になるっていうことを、今日も、提案いたしたく思います」
山本浩之
「いや、よく分かりました。ありがとうございました。いったんコマーシャルです」
____________________________内容紹介ここまで
敵国条項に関して、そういえば少し前に中西輝政さんがこういう論説を書かれていたことを思い出しました。
手がかりは、9月27日に楊潔篪外相が行った国連総会での一般討論演説である。楊外相は演説で、「日本は尖閣を盗んだ」と発言し、日本中を驚かせた。
中国がこのような発言をしたときに注意すべきなのは、この発言に注目を集めておいて、他方で後々、重要となる伏線を用意していることが多いことだ。それゆえ、虚心に全体を見て本質的に何を意図しているのかに常に留意しなければならないのである。
この演説も、一部をみれば「中国が自らの振る舞いも省みず、勝手なことを言っている」と呆れるだけの演説だが、全体を見れば実にポイントを押さえた恐ろしいほどの戦略的布石を打っているのである。
楊外相演説のポイントは、次の3点だ。
1、日本による尖閣国有化は、日本が再び中国の主権を侵害せんとする侵略行為である。
2、日本のこのような行動は、第2次世界大戦後に生まれた国際秩序を破壊する行為である。
3、日本の行為は、国連憲章の原則と精神に違反する挑戦である。
もう、おわかりだろう。中国は国連憲章第53条、107条の「敵国条項」を使おうとしているのである。このことに気づいた時、「しまった」と私は思った。と同時に、つくづくこの国の「危うさ」を痛感した。
過去十数年にわたって、私は敵国条項でけは一刻も早く撤廃すべき、と各種メディアで繰り返し訴えてきたが、その敵国条項がいまこの瞬間、いわば最悪の時に最悪の形で中国に利用されようとしていることが分かったからである。
(中略)外交は機先を制さなければならない。外務省、政府、そして官邸が一体となって、早急に敵国条項の実質的空文化を再確認する決議を国連の場で強力に推進し、あわせてアメリカ政府や国際社会に対し、「敵国条項を中国が持ち出す可能性がある。総会で、撤廃に向けたより強い失効決議に賛成してもらいたい」と働き掛け、「このままでは中国に国連憲章を悪用されることになり、アジアの平和は瓦解する」と広く、そして大きな声で国際世論に訴えるべきだ。多くの欧米紙に一面広告を出してもいい。
(「WiLL」2013年2月号:中西輝政【中国の奥の手は「敵国条項」】より。詳細はこちらを)
自民党の選挙公約には、国連安保理の改革が挙げられていましたが、常任理事国入りについては書かれてあったけれども「敵国条項」についてはなかったような……。
実は国連総会において、日本やドイツなどが第53条と第107条を憲章から削除する決議案を提出し、1995年12月11日に、賛成多数によって採択されています。
よって、敵国条項は死文化しているという意見もあります。
が、青山さんも言われていたように現実にはまだ削除されていないわけであって(上記採択を批准した国は効力発生に必要な数には及ばず、敵国条項は依然として憲章に姿を留めたままとなっている)、だからこそ支那はそこを突いて利用しようとしてるわけですよね。
というわけで、ここはやはり中西教授も言われてるように、日本が米国や国際社会に働きかけをしていかないといけないし、私たち国民も声を挙げていかねばならないと思います。
※声を届けましょう
・首相官邸
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
・外務省
https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html
この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・ボーイング787緊急着陸 全日空、安全確認できるまで同型機欠航
・大阪・体罰自殺問題 橋下市長、桜宮高校体育科の入試中止の考え
・広島市で祖父母殺害したと自首した17歳少年、殺人容疑で逮捕
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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【拡散】ウイグル人亡命者の強制送還をやめるよう、アジア各国へ日本国政府からの働きかけを求める請願(署名)にご協力を 文書への署名です。2013年1月31日締切です。
竹島問題- 国際司法裁判所で法廷を開く請願書(署名)にご協力を Facebookでの署名です。2013年2月22日締切です。
NY州議会上下両院 慰安婦決議反対! メッセージを送ろう!(なでしこアクション様) メール、Facebook、twitterの送り先がまとめられています。英文サンプルもあります。(一部準備中につき不具合があるかもしれません。何かお気づきの方は上記コメント欄で管理者様にメッセージを!)
※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
http://ameblo.jp/hosyuyamato/
アニメ「めぐみ」配信中。
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