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「青山繁晴のインサイドSHOCK」米大統領選 現地最新レポート&首相問責可決

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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 8月29日放送 関西テレビ「アンカー」、青山繁晴さんはアメリカ出張につきお休みでした。

 そこで今週は、同日朝に放送されたRKB「中西一清スタミナラジオ」から、青山さんが電話出演されたレギュラーコーナー“青山繁晴のインサイドSHOCK”を起こしました。

※いつもの「アンカー」起こしと同様、間投詞などもできるだけ再現&細かい相づちは支障のない限りカットしています。
※画像はイメージです。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。



 内容紹介ここから____________________________
 
中西一清
「さあ水曜日は、『青山繁晴のインサイドSHOCK』。独立総合研究所の青山繁晴さん。今日はアメリカに行っています。青山さん、おはようございます」

青山繁晴
「おはようございます」

中西一清
「アメリカといえば大統領選挙、いよいよ本格始動ですね」

青山繁晴
「そうですね。あの、大統領選挙真っ最中っていうか、ほんとはもう中盤戦、ぼつぼつ過ぎるかなってあたりですけれども。えっと、今、僕はアメリカの東海岸のボストンっていう古い町にいるんですけれども」

中西一清
「はいはい」

青山繁晴
「このボストンは、今回のアメリカ大統領選挙の、一つの、ま、象徴みたいな町です」

中西一清
「はい。いわゆるティーパーティーですか?」

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青山繁晴
「ええ、その通りで。あのー、中西さんもリスナーの方々も僕も、ちょっと中学・高校ぐらい思い出していただくと、ここのボストンで、ボストンの港に入ってたイギリスの船から、お茶箱を海の中に次々投げ入れて、それが反イギリス、アメリカ独立運動の、スタートになったわけですね。で、今、アメリカの政治の中では、その、ティーパーティー、ボストン・ティーパーティーからとった、あの、今の、事件を、ボストン・ティーパーティー、ま、茶化して、茶会事件と、日本語でも言ってますけれども。それを思い出して、要はもとのアメリカに復帰しようという保守運動が、えー、アメリカでずっと続いていて」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「ということは、反オバマ大統領の、ひとつつのシンボルのような町になってるわけですね」

中西一清
「はいはいはい」

青山繁晴
「ええ。といっても、じゃあ対抗馬のロムニーさんの人気が、あの、ボストンや、ボストンのあるマサチューセッツ州で、あるかといったらそうでもないんですけれども(苦笑)」

中西一清
「んー、今ひとつ盛り上がってないみたいですね」

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青山繁晴
「ええ。で、今回は、その、中西さんのおっしゃったその盛り上がってないっていうことの根幹を、短い時間ですけど考えたいんですが。あの、今ちょうど、アメリカは、えー、このボストンからずーっと南のフロリダのタンパっていうところで、共和党の大会やってます。で、やっとそこでロムニーさんが正式に、共和党の候補になったわけですけれども」

中西一清
「そうですね、ええ」

青山繁晴
「ちょうどそれにあわせて世論調査がもうやたら、報道されてるんですけども、例えば、オバマ優位の世論調査ももちろんありますけれども、しかし、例えば、ロムニーさんの方が1%、現職のオバマ大統領より上だっていう最近の世論調査もあるんですね。で、これは普通に考えるとありえない話で、共和党のロムニーさんというのは、えー、日本でもあんまり、こうイメージ、ぱっとしないでしょうけれども、ここアメリカに来て改めて痛感するのは、とにかく弱点ばっかりなんですね

中西一清
「あ、弱点ばっかり!?」

青山繁晴
「ええ。まず黒人層にほとんど支持されないですね。お金持ちの白人ですから。それから、実は、ユダヤ票にも弱い。それから、女性票に弱いのはまあとても有名で。そしてさらに彼は西海岸の、ソルトレイクシティーってところに本拠のある、モルモン教徒ですね」

中西一清
「ああー、はいはい。いわゆる少数派ですね」

青山繁晴
「ええ。で、従って彼は、カトリックからも、プロテスタントからも、要するに普通のキリスト教徒からみんな、好かれないんですね。それ、黒人票、ユダヤ票、女性票、カトリック票、プロテスタント票、これみんな入らなくて、どうして、この中盤戦でロムニーさんが優位っていう世論調査が、一部とはいえあるのかっていうのは、これはロムニーさんが強いんじゃなくて、オバマ現職大統領がいかに弱いかってことなんですね

中西一清
「うーん、そうですねー、失業率は上がらないしね(下がらないの誤り?)」

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青山繁晴
「はい。4年前を思い出していただきますと、何せこの激しい人種差別の続いてきたアメリカで、ついに黒人の大統領を4年前、生み出しましたね。で、当時からアメリカの衰退、特にドルの力が弱まったので、アメリカはもう駄目なんじゃないかといわれてるところに、黒人の大統領を初めて生み出しましたから、これやっぱりアメリカ民主主義の底力っていうことは言えると思うんですね、なったということは」

中西一清
「はい、はい」

青山繁晴
「例えば日本のジャーナリストで、オバマさんの当選演説を聴いた時に、思わず、オバマは神の子ですと、何度も日本のテレビで叫んでいた方も、いらっしゃいました。当時は確かにそういう雰囲気だったんですね」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「但し正直僕は、それには懐疑的でしたけれども、その懐疑的な空気っていうのは、いち日本の民間人の僕の、今、そういう話じゃなくて、もうアメリカ中に広がっていて、いったい4年間、何だったのかと」

中西一清
「何をしたのかっていう評価が、できないみたいですね、アメリカの方もね」

青山繁晴
「ええ。これは本当は例えば、いちおうは医療保険の改革をやったりですね、あるいは、女性の地位向上に取り組んだりってことはあるんですが、それはいずれも、アメリカの危機を救うんじゃなくて、アメリカの危機を深めるんじゃないかっていう懐疑論が多いわけです。それはどうしてかというと、何よりも、失業率が非常に高い、8%を超えてしまって、ずっとそこにとどまってしまってるから、要は、オバマさんを支える黒人の方々、黒人の有権者が新しい仕事が見つからないんですね。で、従って今、ロムニーさんが善戦してるというよりは、現職大統領が沈んでるわけです」

中西一清
「うーん」

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青山繁晴
「で、11月6日の、大統領選挙の本番では、おそらく、今のままですと世論調査の結果とは関係なく、結局はオバマさんが勝つんじゃないかと思いますが、私たち日本国民が、あるいは日本の企業とかあるいは日本政府も含めて注目すべきことは、もちろん、ひとつにはオバマさんの今の政治があと4年間続くんじゃないかということが、目の前にありますけれども、それよりも、オバマさんもロムニーさんも両方弱いと、いう現実、さらに、一部の世論調査では現職大統領より優位に立ってるロムニーさんが、その、彼の出身母体からして人気がないっていうだけじゃなくて、僕は一番ショック受けるのは、アメリカに来て改めてショック受けるのは、ロムニーさん今、全国大会、共和党の大会やってるから、ここでロムニー大統領になったら何をするかってことが、バーンと打ち出されるはずですね」

中西一清
「そうですよね、ええ」

青山繁晴
「それも戦争ばっかりやってきたアメリカが、イラク戦争からも、アフガン戦争からも、もう撤退せざるをえなくなっていて、一部もう撤退も終わってると。じゃあこれから何するんだと、どんな新しい理念でやるのかっていうのが、語られるはずが

中西一清
「それは当然ですよ」

青山繁晴
「ええ。それが語られないんです

中西一清
「語られない、打ち出せない」

青山繁晴
「はい」

中西一清
「はあー」

青山繁晴
「つまり、ロムニー大統領ご自身が、何をやりたいのかさっぱり分からない人なんですね。今、票稼ぎのためにあちこちに、まあ媚びは売ってるけれども、では理念は何かってことを語れない候補なんです」

中西一清
「うん。経済には強いと言われてますけども、経済の復興のプロセスも明示できないと、いったようなことなんですか?」

青山繁晴
「ええ、この経済に強いっていうのも例えば、オリンピックを成功させたとか、あるいはひとつの州の財政をよくしたとかって話で、合衆国の全体の例えばドルの値打ちがどんどん下がって、円の方がどんどん強くなってるのはどうするんだって、何も、問いかけもなければ、答えもないわけですね

中西一清
「へえー」

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青山繁晴
「で、このことが一番私たちにとって、日本国民にとって大事なことで、今まで敗戦後67年間ずっと頼みにしてきた、あるいはすがってきた、あるいは、すがらなきゃいけないと、言うことを聞かなきゃいけないと思い込まされてきたアメリカの現状は、今や現職の大統領も、それから4年前に奇跡のように登場した初の黒人大統領も、アメリカの底力を見せたはずのオバマさんも、今、何ができるのかもう分からなくなってるわけです

中西一清
「ああー」

青山繁晴
「それを考えると、これはもちろん重大な、日本を含めた世界の危機ですけれども、同時に、日本の明らかなチャンスであって。例えば、円は今1ドル78円ってことになってますが、これを政府の決断と私たち国民、あるいは企業の支持があれば、これ1ドル1円体制にできるはずです。これ、あの、デノミネーションと言いまして、ま、昔から、課題だと言われてきて、結局実行されないんですね。つまり円の実力からしたら、1ドル1円を基本にすべきであって、えー、ということは、今は1ドル78円じゃなくて本当は1ドル0.78円なんですね。円の方が値打ちが上です」

中西一清
「デノミをやればの話ですよね。誤解のないように言うと」

青山繁晴
「いや、うーん、やればの話ですが、しかし実態としてはもう1ドル0.78円なんですよ

中西一清
「ほう」

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青山繁晴
「ええ。円の方が少なくともマーケットの世界では、クレディビリティー、信頼性が高いんです。で、その円高のために日本企業はずいぶん苦しんでますけれども、例えば韓国経済は極端なウォン安に支えられ、あるいはアジアでは他に中国の人民元っていうのは自由な通貨とは言えませんから」

中西一清
「ええ、そうですね」

青山繁晴
「本当は、少なくともアジアにおいては円は、圧倒的に強い唯一の通貨なんですね。そうすると、ドルの下に円があるって考え方は私たちは克服して、このアメリカ大統領選挙の、この情けないていたらくをひとつの考える材料にして、日本の新しい役割と、そして、竹島や尖閣や北方領土を蹂躙されているからこそ、私たちは次に何をしなければいけないかってことを、考える良い機会が今回の大統領選挙だと思います

中西一清
「はい、分かりました。ありがとうございました」

青山繁晴
「はい」

中西一清
「独立総合研究所の青山繁晴さんでした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 「オバマは神の子ですと、何度もテレビで叫んでいた日本のジャーナリスト」って誰でしょうね?かなり気になるんですけど(^_^;

 今日の青山さんのお話は大変勉強になりました。
 アメリカ大統領選、実は私はほとんど状況を把握してなかったもんですから(^^ゞ

 それより今の日本は内政も外交もガタガタで、アメリカまで見る余裕がないっていうのが本音です。
 私だけでなく、日本のメディアもそういう状況に見えます。

 そんな今日(8/29)、野田首相に対する問責決議案は、自公提出とそれ以外の野党提出の二つが一本化、修正されたのち提出され、野党の賛成多数で可決されました。

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 公明党が採決を欠席したのは、もしかして↓これが念頭にあったから?
民主部門会議、人権救済法案を了承 反対派の意見押し切り(産経2012.8.29 11:24)

 民主党は自民党を激しく批判し、「三党合意を自ら破棄した」「『近いうち解散』は白紙だ」などと言ってますが、よう言うわと思います。
 そもそも民主党が通るはずもない法案(選挙制度改革法案)を出して強行採決に踏み切ったのは、自公から問責提出を誘い出し、事実上の閉会状態に持ち込むことで、今国会中の解散を回避するのが狙いだったのですから。

 なのに産経新聞は8/29の社説で「自民党、大義なき問責でよいのか」と題し、自民党だけを批判しています。
 曰く、「自公と協力して消費税増税法成立という実績を残した。竹島や尖閣問題への対応でも問題はあったものの、問責に値するほどの落ち度といえるのか」。
 産経の書くこととはとても思えません。

 実は朝日新聞が8/28社説でこれと全く同じこと書いていました。
 曰く、「自民党には、竹島や尖閣問題での不手際を問責の理由にあげる声もある。だが、一連の領土外交で問責に値するほどの非が首相にあったとは思えない」。

 但し、この朝日の社説は産経とは違い、全体的には「どっちも悪い」という論調だったので私は驚きました。
 だって、ふだん反自民の朝日が「どっちも悪い」と言ってるんですよ。ってことは、朝日も本音では自民より民主の方が悪いと思ってるんですよ。

 領土・主権問題で中韓両国と緊迫した状況にある今、政局は避けるべきという声には確かに一理あります。

 ただ、そもそも中韓の行動がエスカレートしたのは、日本の政治がゴタゴタしてるのを見透かされたからで、つまり、「今やっても日本は大した抗議はしてこないだろう」と舐められたのが大きな要因で、元を正せば、民主党が政権党の体をなしていないことが原因なのです。

 この大元の原因を取り除くには、中韓としっかり対峙できるように日本の体制を早く整える、それにはやはり民主党政権を終わらせる以外にないと思います。


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし


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