「アンカー」1月解散で政権交代をなくす?!&尖閣めぐり中国軍暴走の理由
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■8/1放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
テレビ欄は上記のようになってましたが、前半は政局、後半は尖閣に関する「中国軍の暴走」についての解説でした(拉致は無しでした)。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました(後半の画像は「回避」により小さくなってますがご容赦下さい)。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
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内容紹介ここから____________________________
山本浩之
「さ、えー、このあとは青山さんの“ニュースDEズバリ”にまいりたいと思います。今日はどのようなお話を」
青山繁晴
「はい。えー、まあ、あの、文字通りオリンピック真っ盛りで、メディアも当然オリンピックが中心なんですけれども、あの、しかし一方で、えー、国内外で、えー、ま、秋を睨んだ動きがあって、これ、オリンピック、今、夏のオリンピックですが、文字通り夏の祭典ですけれども、すでに秋を睨んだ動きが国内でも、世界でもあって、そしてそれに関連して、こう、ちょこまか記事が出てくる、つまり報道が出てくるんですけど、その一つ一つはよく分からない記事になってて、あえて言うと不可解な、奇怪な記事が出たりするんですね。で、おそらくオリンピックをご覧になってる国民の方々も、そういう報道に触れて、あれ?これ何だろうと思いながら、すっと流れちゃってると思うんです。で、それを流さないで、今日はそういう、不可解な記事に戻って、今、何が起きてるのかを考えてみたいんですが、キーワードは、ですから、これです(フリップ出す)」
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■8/1放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
どうなる尖閣&拉致 動く政局を青山が解説
テレビ欄は上記のようになってましたが、前半は政局、後半は尖閣に関する「中国軍の暴走」についての解説でした(拉致は無しでした)。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました(後半の画像は「回避」により小さくなってますがご容赦下さい)。
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山本浩之
「さ、えー、このあとは青山さんの“ニュースDEズバリ”にまいりたいと思います。今日はどのようなお話を」
青山繁晴
「はい。えー、まあ、あの、文字通りオリンピック真っ盛りで、メディアも当然オリンピックが中心なんですけれども、あの、しかし一方で、えー、国内外で、えー、ま、秋を睨んだ動きがあって、これ、オリンピック、今、夏のオリンピックですが、文字通り夏の祭典ですけれども、すでに秋を睨んだ動きが国内でも、世界でもあって、そしてそれに関連して、こう、ちょこまか記事が出てくる、つまり報道が出てくるんですけど、その一つ一つはよく分からない記事になってて、あえて言うと不可解な、奇怪な記事が出たりするんですね。で、おそらくオリンピックをご覧になってる国民の方々も、そういう報道に触れて、あれ?これ何だろうと思いながら、すっと流れちゃってると思うんです。で、それを流さないで、今日はそういう、不可解な記事に戻って、今、何が起きてるのかを考えてみたいんですが、キーワードは、ですから、これです(フリップ出す)」
山本浩之
「『不可解』に真実あり」
青山繁晴
「はい。何で不可解な報道が、この自由な日本で出てくるのかというところに、本当の動きが隠されてると思いますから、一つ一つの記事をきちんと見ながら、皆さんと一緒に今日も考えてまいりたいと思います」
山本浩之
「はい。それでは、コマーシャルのあと、青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「さ、それでは早速、その不可解な動き、真実を青山さんに読み解いていただきたいと思います」
青山繁晴
「はい。文字通りこの、オリンピックの裏側でっていう感じなんですけれども。まず、この記事、日曜日に出た新聞記事なんですが。はい、出して下さい」
村西利恵
「先月29日、このような報道がありました。岡田副総理が7月上旬、自民党の派閥会長に1月解散を打診し、拒否されていたことが判明したというものです」
青山繁晴
「はい。これ、ま、今日8月1日になっちゃいましたから、先月とは言いながら、もうついこないだの日曜日の記事なんですけど。ちょっとこれ見ていただくと、これ、朝日新聞、の一面なんですね」
青山繁晴
「で、この辺全部オリンピックで。で、ここにその、1月解散を自民に打診、岡田副総理、っていうようにこの記事が出てて。だからこれオリンピックなかったら、これ一面トップに持ってくる感じなんですよ(一同同意)。ところが、その、朝日新聞っていう大新聞の一面トップに出てる記事としては、非常に不可解な点がいくつもあってですね。まず最初に、岡田さんは実名で出てます。ね。それが、その岡田さんが会って、解散時期をいつにするかっていう重大な話をした相手は、自民党の派閥の会長、匿名なんですね。何でこっちだけ匿名なのか。っていうことは、実は、記者経験からも、実はわりとすぐ分かることであるんですが、同時に分かるだけじゃなくて、実は、これあんまり言っちゃいけないかもしれないけど、朝日新聞の友だちにも、電話をして、議論をいたしました。その結果、こういうことが言えます。出して下さい」
村西利恵
「談合記事の疑いがある」
青山繁晴
「はい。えー、例えば朝日の長い付き合いの僕の友だちは、談合記事って僕が言ったんで、青山ちゃん、その言葉はちょっと強すぎるよと言ったけれども、しかし否定はしなかったんです。それどういうことかと言うとですね、もう一回言いますが、これ、一面トップの扱いにオリンピック除けばしてるわけですね。そしてその一面トップの記事っていうのは、それは、本来の原則から言ったら、その、匿名ってのはあってはいけないんですよ。これは、あの、衆議院の解散の時期って重大なことですから、この名前をちゃんと確認した上で出さなきゃいけない。ということは、朝日新聞は本当はこの名前、分かってるわけです。分かってるのに、出さないって約束で、朝日新聞だけ教えてもらって、特ダネにしたんですよ。で、それだけじゃなくて、実はこの朝日新聞の記事が日曜日に出たら、そのあと、例えば僕の古巣の共同通信も、大急ぎで、これ後追いって言うんですが、追いかけて、そして他のメディアも追いかけて、ま、バーッと各報道に出たんです。それ全部、自民党の派閥会長という、匿名になってるわけですよ(一同同意)。ということは、これは、朝日新聞だけを言ったんじゃなくて、朝日はまず特ダネにしてもらい、そのあと、え?この記事は何だよって言って追いかけた側も、全部、こうやって、談合させられてるわけですよ。どこと談合したかというと、もちろん岡田さんと、それからこの自民党の側とも、談合しただろうと、言えます。さらに、えー、この記事の不可思議なところは、これ、岡田副総理が解散の時期を、野党第一党に打診したことになってるけど、岡田副総理には解散権ありません」
一同
「ああー、…そうですね」
青山繁晴
「衆議院の解散権は、野田総理、内閣総理大臣しかないのに、総理大臣はどうだったのかってことが、その、朝日の記事も、あとの記事も、一切ないんですよ。つまりこの部分も、予め野田さんの話はしないっていう談合をしてたと思われる。その上にですね、えー、百歩譲って、その、ま、頭で想像して、報道はされてないけど頭で想像して、それは岡田副総理は、野田さんの意を受けて、野田さんあるいは、場合によっては頼まれて行ったのかなと、仮にそうしても、それは自民党の派閥の会長のとこ行くはずがないですよね。本来は、これは自民党の谷垣総裁か(一同同意)、あるいはナンバー2同士っていうならば、自民党の石原伸晃幹事長のところに行かなきゃいけないわけです。派閥の会長のところに行く。つまり、総裁も幹事長もすっ飛ばしてそこに行くっていうのは、自民党の古い部分と、民主党が手を結び始めたっていう妙な話なんです。だからその妙な話だから、朝日新聞にまずバーンと書かせて、オリンピックをぐっと、押し、いや、ま、押しのけてはいないけれど、オリンピックに食い込む形で報道させて、そしてあと追いかけさせて、これでその世論の様子を見ようっていうことなんですね。で、その上で、この自民党の派閥会長は誰なのかっていうことを、実は、政治家、そしてメディア、それから情報当局に聞きましたら、全部見方が一致してて、これです」
村西利恵
「それは町村派会長の、町村元官房長官」
青山繁晴
「はい。えー、ここで見えてくることの一つはですね、この、町村さんの背後には、あー、引退表明した森喜朗元首相がいらっしゃって、えー、つまり、これは町村さんだけの考えで、岡田さんと会った、会うこと自体が政治的には非常に重大なことですけど、町村さんだけの考えで会ったんじゃなくて、例えば森さんのように自民党の長老グループの意向が働いて、会ったということが、実は分かるわけですね。で、その上でですね、この解散ってのはどう、じゃあどういう意味なのかというと、打診して、拒否ってことになってますが、さっき言いました、えー、政治家、それから実はメディアの本音、それから情報当局の見方、これもみんな一致してて、拒否というのは、これあくまで、この、やがて町村さんだとばれちゃうことも、あの、踏まえた上で、そうしてるだけじゃないの?と。本当は拒否じゃなくて、むしろこれこそ、その、政界としてこっちに談合する動きもあるんじゃないかと。これどういうことかというと、今、秋口の解散っていうふうに普通は言われてたりするわけですけど、そうじゃなくて、もう年を越えちゃいますと。1月っていうのは、要は、毎年1月に、通常国会ってのを法律に基づいて開きますから、その、通常国会の冒頭に、つまり審議しないでいきなりもう解散してしまって、2月に総選挙。つまり秋が、来年の2月まで選挙が延びちゃうよっていう意味なんですよ。で、これを、もう一回言いますが、拒否とかそういうところにポイントがあるんじゃなくて、自民党の古い部分と、この、民主党の、これは、今の完全な主流派ですね。執行部側。えー、副総理とか、場合によっては総理とか、場合によっては輿石幹事長とか、そういうところが談合してるっていうのは、これは、このことは、じゃあどういう意味なのかというと、これです」
村西利恵
「この1月解散の本当の意味は、『政権交代をなくすということだ』」
青山繁晴
「はい。これちょっと皆さんびっくりされると思うんですが、これあの、情報当局者、例によって、本人とは全然違うかっこいいシルエットで、こう書いてもらったんですが、これ1、2、3、4人、これを僕はお願いして4人にしていただきました。というのは、4人の方に、これは電話じゃなくて、あの、全部お会いして話を聞きました。そしてそれぞれの属する情報機関、情報当局は違います。4つの情報機関と考えていただいていいんですが、その一致した意見というのは、要は政権交代ってものをなくしちゃうってことですよと。これどういうことかというと、えー、2009年の8月30日、今から、もう3年も前に、総選挙がありまして、政権交代がありました。で、その時に、民主党に投票なさった方も、なさってない方も、それ、あまり関係なく、ま、これだけ3年間混乱したんだから、次は民主党が政権に入らない、違う政権、つまり政権、普通の意味の政権交代にきっとなるんだろうなと。仮に、来年の1月まで、解散が遅れても、総選挙はそうは遠くないんだから、政権交代はまたあるんだなとみんな思ってらっしゃるでしょうが、それをなくしちゃうっていう意味ですよと。つまり、時期にほんとの意味はない。1月解散っていうこと、いや、ごめんなさい、そうです、1月解散2月選挙っていう時期よりも、もっと大きな意味がある。それはこれです」
村西利恵
「『民・自・公、または自・民・公で次の政権をつくろうとしている』」
青山繁晴
「はい。これどういうことかというと、もう一度さっきの、1月解散の話を思い出して下さい。1月に解散するっていうことは、12月まで普通に仕事するってことですね(一同同意)。で、12月の年末っていうのは何があるかというと、毎年必ず、税制改正ってのをやるんです。次年度の。今年で言うと、来年2013年度の税制どうしますかっていう税制改正をやります。それからもちろん予算編成。予算案の編成やりますね。この税制改正っていうのは、消費税が上がりそうになってる中で、例えば、所得の低い人に対してどうしますか。軽減税率、えー、食料品の、例えば消費税を下げるようなことはまだ全然、緒にも付いてないから、それを、やらなきゃいけない。そして、その消費増税もやがての、その2014年以降の増税も含めた、まだ始まってませんけど2013年度、でもそれも念頭に置きながらの予算編成って大変なことですね。それを、要するにそれまで解散やらないってことは、今、一番議席の多いところで、民・自が中心になって、それ公明も加えて、それ予算編成も一緒にやっちゃおう、税制改正も一緒にやっちゃおうってことなんですよ。これは、大連立っていうような分かりやすい話ではなくて、えー、支持するかどうかは別にして、大連立っていうはっきりした話じゃなくて、ちょっと難しい言葉で言うと、閣外協力。つまり、その、内閣の外にいる自民党や公明党が実際には、その、予算編成や税制改正で意見をたくさん聞いてもらって、民主党は、はいはい分かりましたって言いながら予算編成やっちゃう、税制改正もやっちゃう、そのあと、年が明けてから解散するってことは、そのあとの選挙で、私たち有権者がどういう意思を示しても、割合こういうところ(民・自・公)が多かったら、もう離れがたい仲にしておけば、これが中心、これだけ集まれば、数は、勝てなくてもかなり多くなるから、この政権をつくっちゃおうという、意味なんです。はい。そして、これを裏付ける動きが、もう、直近にありました。はい、これです」
村西利恵
「おとといにはこんな報道がありました。『国民会議には、国会議員を入れなくてもいい』という方針を、輿石幹事長と岡田副総理がそれぞれ表明しました」
青山繁晴
「はい。これもう直近も直近、おとといの話なんですけどね。えー、これも、実は、これは不可解な記事というよりは、この中身が不可解なんです。これ実は、国民会議っていうのものに国会議員入れなくてもいいよと突然言ったのは、輿石さんは記者会見で言い、そして岡田さんはこれ国会答弁でおっしゃったから、これは記事としては当然出るんですが、これは何で不可解かというと、この国民会議ってやつが一体何のことかというと、こうです」
村西利恵
「国民会議とは、消費増税で3党合意したあと、社会保障の改革を決めるための会議、です」
青山繁晴
「はい。皆さん、あの、6月のことを思い出していただくと、民主党の野田総理がずっとこだわって提案した消費増税っていうものに、自民党・公明党が加わって3党で、もう増税はやりましょうってことを合意したと。えー、だからこそ衆議院通って、今、参議院にこの法案が来てるわけですよね。その時に、本来は、消費増税っていうのは、消費税引き上げるっていうのは社会保障を改革するためだったわけです。ところがそれでは折り合わないままなんですよね。で、民主党は例えば最低保障年金、というのを提案してますが、自民党それ認められないと言ってて。あるいは民主党は、後期高齢者医療制度っていうのを、あの、こう、で、自民党とこれも意見が合わない。それを、あの、廃止するしないで意見が合わない。合わないままになってるから、やがて社会保障の改革については、国民会議っていうのを作って、そこで話すことにしようっていう、要するに棚上げしたわけです(一同同意)。これ国民会議だから、政治家入んないのはほんとは当たり前じゃないですか。国民、一般国民かあるいは有識者を交えて、要するに国民が話し合うはずが、民主党の側は今まで、いや、国会議員は入れなきゃ駄目だと言ってきたんですよ。そうでないと党内持たないわけですね。要するに民主党の国会議員も中に入れないと、さっきの最低保障年金制度とか、守れるはずがないから、ずっとこれまで言ってきて、何と皆さん、3党合意の文言の中に、それ盛り込まれてるんですよ。国会議員がなっても構いませんって書いてあるのに、突然それ、あ、いいですと。やめたんですよ。輿石さんは国会議員入れないってはっきり言ったし、岡田さんは、開き直るように国会答弁で、国会議員が入らなくてもちっとも困らないじゃないですかって言ったんですよ(笑)。あなた6月には、入れなきゃいけないって言ってたじゃないかっていう…」
村西利恵
「何があったんですかね」
青山繁晴
「…話なんですよね。ところが、あなた言ってたじゃないかってことを、例えば国会審議では自民党や公明党がワーッと言ったかというとそうじゃなくて、スッとその話が通ってるわけです。それどういうことかというと、つまり、民主党の側が自民党に歩み寄って、つまり民主党は必ず次の選挙で、負ける、しかし自民党も思ってたほど勝てない。維新の会とかあるから。それだから、この、公明党も入れて、3党で談合した方が、よかろうって話になっちゃってるってことなんですよ、これ。これが成功するかどうかは別ですよ。で、これを察知して、こういう、今の直近のことがある前に、今から2週間ほど前に、とんでもないことを突然、提案した方が、実はいるんです。それは、あの懐かしい顔。岡安さん、誰でしょう」
岡安譲
「小泉さん」
青山繁晴
「お、すごい。打ち合わせなしでズバリ当たりました。もちろんいつも打ち合わせありませんが。そうです」
村西利恵
「小泉元総理が、ちゃぶ台返しをやれと言ったと」
青山繁晴
「はい。これ実は言葉のまんまだそうですが。たった1日だけ、小泉元総理が電話をかけまくって、ちゃぶ台をひっくり返せと。ちゃぶ台返しやるしかないんだよって言って、相手があんまりろくに答えなくてもそのまま電話を切っちゃったと。たった1日だけ、あとはまた、えー、神楽坂(かぐらざか)あたりで、色々、楽しい生活も送っておられて(一同笑)、いや、それ当然のことなんですよ?総理在任時代から言ってたじゃないですか、そういう生活したいと。そのちゃぶ台返しっていうのはどういう意味かというと、これ岡安さんどうですか?」
岡安譲
「えーっと、だから、今まで、まとまりそうなものを、ひっくり返せってことですよね」
青山繁晴
「つまり?」
岡安譲
「3党合意をもう、あの、なかったことにしろと」
青山繁晴
「つまり?つまり?」
岡安譲
「つまり?(笑)これ以上の答えはありません。申し訳ない」
青山繁晴
「はい、あの、もう、時間も限界なんで。これどういう意味かというと、これすごいんですが、皆さん、今、言った通り消費増税は衆議院を、通りました。今、参議院で審議中ですが、これを否決しろってことです」
村西利恵
「参議院で否決」
岡安譲
「ええーー?(笑)」
青山繁晴
「あの、3党合意はだから当然それで崩壊ですよ。つまり小泉さんは、一つは、このまま行ったら自民党は総選挙で全然勝てないぞと。ね。こんな社会保障の改革もないまま、あるいは消費増税をした分が公共投資に回っちゃうんじゃないかって話のまま、こんな年末まで談合した結果、そのあと解散なんかやったら、お終いだぞということが一つあり、勝負師、さすが。もう一つは、実はこれなんです」
村西利恵
「自民党若手の意見に反応」
青山繁晴
「はい。僕あんまりあの、世代別の分け方、決してしたくないんですが、しかしそれでも今さら自民党の派閥政治ってことはないでしょう。いくら民主党も追い込まれたといっても、自民党の派閥と組むっていうのは、ないから、自民党の中で、厳然と派閥ありますけど、ま、小泉進次郎さんは無派閥だけれど。派閥に属してる若手も含めてですね、こういう動きはおかしいぞって意見が盛り上がってて、それを、いわば小泉さんも、進次郎さんからもおそらく情報行ってると思いますけれども、それを吸い上げて、ちゃぶ台返しにしろって言ったんです。ね。ということは、今日のこの前半の政局のお話っていうのは、またオリンピックの陰で、水面下で妙なことをやってるなっていうこと、よりも、実はむしろこれ、前に進もうとしてる僕は気配だと思います。つまり、政界再編あるあると言われながら、本当の政界再編なかなか起きなかったけれども、実は、こういう古い政治がむしろ最後のあがきをすることによって、本当の政界再編が生まれる可能性はむしろ高まってきてるんじゃないかと思うんです。だから、秋以降に対して私たちはしっかりした意識を持つこと、特に、例えば大連立なるものに賛成なのか反対なのかって意見は、もう決めていった方がいいと思います。僕は個人的には、反対ですけれども、その僕の意見とは関係なく、皆さんそれぞれ考えていただければと思うんですね。えー、その上でですね、実は、このあと後半、後半には、えー、じゃあ国内じゃなくて、世界の動きの方見たいんですけど、世界の動き、のキーワードというのは、これです(フリップ)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『中国の暴走』。秋を睨んだ中国の暴走について、このあと詳しく解説していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「あの、早く世界の動き、聞きたいんですけれども、その前に青山さん、一点だけ。さっきのあの、政局の説明、よく分かったんですが、あの、次の政権ですよね、民・自・公、それから自・民・公、を、つくろうとしていると。これどうして2つ、あえて分けてるんですか」
青山繁晴
「あ、それは当然出るべき質問ですね。それは、要するに自民党も民主党もおそらく、単独で過半数なんか全然取れない。で、比較的に多い方が、ま、あの、先に中心になるから、このまま民主党の方が、自民党より議席が多いと、民・自・公。ま、公明が一番先に来ることはないから。で、自民党の方が、単独過半数は取れないけれども、民主党より多くなったら、自・民・公」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「だから、総理大臣が誰かでそれが変わるわけです」
山本浩之
「ああ、どっちが第一党で、どっちが核になるか」
青山繁晴
「で、民・自・公だったら、野田さんは当然、自分が総理になることを狙ってるんですが、実は岡田さんがすごく狙ってるから、岡田さんすごく動いてるわけですね」
一同
「ああー…」
青山繁晴
「で、自民党が先に出た場合は、これって、要するに、あの、谷垣さんのまま、ということですね、普通に考えたらね。あの、森さんはそう言ってますからね。しかしその、谷垣さんが総理になれるかっていうのは、かなり苦しいかもしれないけど。同時に、しかし選挙に勝って谷垣さんが総理になれないのかって話にもなって、僕は自民党は混乱すると思いますね」
山本浩之
「はあー、まあこうした動きは、おそらくこれからまたどんどん変わってはいくんでしょうが」
青山繁晴
「変わってはいきます。変わってはいきますが、底流にこういう動きがあるっていう…」
山本浩之
「流れてるっていうことですね」
青山繁晴
「…ことですね、今日は」
山本浩之
「はい。じゃあ世界の動き…」
青山繁晴
「その上で、その上で、えー、今日キーワードあえて中国の暴走と書いたんですが、これ正確に言うと、特に尖閣について、中国の中でも、ここにズラッといる方々、実はオリンピックの選手の中にも中国は軍人が当然、これは中国だけじゃないですけど、あの、たくさんいるんですけれどもね。この、正確に言うと、尖閣に関する中国軍の暴走というものが実は、始まっていますっていうことなんです。具体的に見ましょう。まずこれです」
村西利恵
「きのう、中国国防省報道官は、尖閣問題について、『日本側が中国の主権を侵害する誤った発言をしている』、国家主権と海洋権益を守るために、『軍としての職責を果たしていく』と、述べました」
青山繁晴
「これ、ここまで(1つ目)はね、あの、今までも言ってた話なんですよ。これあの、中国の主権を侵害なんて日本は全くしてません。尖閣は昔から日本の領土ですから、中国の主権とは全く関係ありませんが、それでも今まではこういうこと言ってるんですが、きのう、新たに、このことについて、軍としての職責を果たしていくって言ったんですよ。これどういうことかというと、軍が出るって意味ですから、これは相当刺激的な発言であると同時に、実は、これまでの『アンカー』で少し話しましたけど、この軍の将軍たちが、例えば尖閣諸島のところに、演習の海域を勝手につくろうと言ったり、あるいは沖縄はもともと琉球王国時代、中国の属国だ、属国みたいなものだったから、何という発言でしょうか、みたいなもんだったから、中国の一部であってもおかしくないみたいな発言もしてて、とにかくその、軍の、暴走の発言が目立つんですが、これを報じた新聞は、例えば、秋の共産党大会に新しい習近平国家主席ができる、えー、登場する、習近平さんは軍に近いから、習近平さんがこの軍人に指示をしてこういう発言をさせてると、いう報道があるんですが、違います。それなら、また話は別なんですが、本当はこうです」
村西利恵
「情報当局者によると、『秋の共産党大会を控え、軍が、暴走気味になっている』」
青山繁晴
「はい。実は習近平さんというのはどっちかと言うと八方美人タイプで、えー、軍と関係深いのは事実ですけれども、ことさら事を構えるっていうのは好まない。特に最初政権が不安定な時期に、尖閣で例えば揉めて、国内世論が、その、むしろ、あの、反日でまとまってくれるってのはあるけれども、そういう考え方よりも、わりと穏やかにやりたいタイプなんですよ。そうじゃなくて、軍の方が、習近平は我々のものだから、今のうちに、その、自分たちの役割が大きいんだよってことを共産党大会の前に、出しておこうという…」
岡安譲
「なるほど…ああー」
青山繁晴
「むしろ動きの、そっちなんですね。で、これは例えば、発表されたばかりの防衛白書の中にも、今、中国では、共産党と軍の関係が、変わっているということを防衛白書で、初めてですけど、明記してるわけです。それ、あの、複雑化してるって柔らかい表現にしてるけど、要は、ほんとは何を言ってるかというと、共産党の言うことを軍が聞かなくなってきてるよってことを言ってるわけですね。そちらの分析の方が正しくて。例えば、もう一個具体例を挙げますと、これです」
村西利恵
「中国では最大級の新型の巡視船が、先月28日に進水し、上海海事局に配備され、年内にも就航する見通しです」
青山繁晴
「はい。これ、例えば、見た感じもでかいですけど、全長で言うと130m弱あったりですね、えー、でっかいんですが、これあの、日本で言うと、海上保安庁の巡視船っていうことだから、この、日本の報道でも、これは、もともと救助目的で、ヘリコプターも積めるけども、救助救助と書いてある。さらに最初はやっぱり南シナ海じゃないかって書いてあるんですが、これは、そうじゃなくて、まず、日本の海上保安庁の船も武装してます。その通り、国際社会から見て、これ、いわば、こういう型の船は武装してもおかしくないので、これも、実際に運航される時には、間違いなく武装するとみられてます。そして、上海に配備されるんですから、これ、近い将来、尖閣諸島に出てくるってことであって。ちょっと待った青山と思ってる人もいらっしゃるでしょ?これは軍艦じゃないじゃないかと。そこが違うんですよ。日本だと海上自衛隊と海上保安庁はほんとに別組織ですが、中国は本当は全体を軍が仕切ってて、その、海の船はもう、実は、もっと、漁業監視船のような穏やかに見える船でも、全部軍のコントロールの中にあって、そしてさらに実は資源も、軍のコントロールにあるんです。尖閣諸島を、中国がずっと狙ってるのは、資源が狙いですが、それは軍の仕事なんですよ。だからこれも実は軍のアピールであって、えー、例えば、ちょっと尖閣諸島出していただけますか」
青山繁晴
「この私たちの尖閣諸島に関して、さっきの中国国防省の報道官は、さっき、軍は職責を果たすっていう言葉を紹介しましたが、あれは本当はもっと正確に言うと、軍は、その他の機関とも連携しながら職責を果たすっていう言葉なんです。全部、フルテキスト、全文で言うとですね。それは、共産党と連携というよりは、例えばさっきの、日本でいうと海上保安庁のような役所のところも全部、本当は連携して、軍が動かしていくよってことを、実は言ってるわけです。で、最後に申せば、このことは、困ったな、困ったなっていう話をしてるんじゃなくて、実は習近平さんが軍を動かしてたら、日本はいわばこうやってそこに入っていく隙はなかなかないんですが、共産党と軍が食い違ってるってことは、実は外交的にその中に、楔を打ち込む余地が、日本にはあるということです」
山本浩之
「ああー」
青山繁晴
「だから、秋以降起きるかもしれない政界再編と合わせて言うと、日本外交の新しい在り方としてそういうところに、この、楔を打ち込んでいくと。軍と共産党のズレに、真っ直ぐ正面から着目する。防衛白書はちゃんと着目したって意味で僕は評価してますから、私たちの新しい芽も始まってます。有権者としてそこを、注目していきたいと思います」
山本浩之
「はい、ありがとうございました。えー、“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
多くの読者様がそうであるように、私も早く解散総選挙をしてほしいと考えています。
その理由は、これも多くの読者様がそうであるように、「政権交代=民主党政権終了」を願ってのことです。
ところが、あーた。
解散総選挙しても政権交代はしない!?
民・自・公、または自・民・公で次の政権をつくる!?
こんな有権者の意思を無視したようなことが許されるんでしょうか(T^T)
(もちろん大連立を望んでいる有権者もいるにはいるでしょうが、そんなに多くはないと思います)
この日の「アンカー」は他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・ロンドン五輪 日本選手の活躍
・大阪市“公募区長”が就任
・原子力規制委員長候補 田中俊一氏が所信表明
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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