「アンカー」経産省の試掘発表はメタンハイドレート調査妨害?しかし自治体からは新たな連携も!
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■6/20放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
テレビ欄はこうなってましたが、今日は先週6月13日放送分に続き、メタンハイドレートがテーマです。
18日に経産省が新潟県沖で油田・天然ガス田の商業開発に向けて試掘に入ると発表しました(読売6/18)。これを受けての青山さんの解説です。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。
内容紹介ここから____________________________
山本浩之
「さて、えー、それではこのあとは、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに移りたいと思います。今日は?」
青山繁晴
「はい。あの、先週、まあ、近年ていうか最近には珍しく希望の話を語ることができました。えー、日本海で、私たちの祖国を資源大国にする可能性十分ある、メタンハイドレート、見つける調査ができましたって話をしましたら、あの、ま、この番組にもたくさん反響いただいてるようですけれども、テレビ局にも。僕のところにも、メールとかブログへの書き込みで、あの、本当に胸が明るくなったという、あの、お便りがですね、あの、メールやその他でのお便りがたくさん来て、みんながどれほど希望に飢えてるのか、希望への渇望というものを、すごく感じたんですけど。ところが、希望が決して打ち砕かれたわけじゃないんだけども、実は今日に至るまでの間に、えーっ?とびっくりするような、思いがけない出来事もありました。今日はその話をお話ししたいんですが、キーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『奇っ怪な壁』」
青山繁晴
「うーん。まあ壁が立ち現れるのはもう、この10数年、慣れっこなので、あの、まあ、いくつ出てこようがいいんですが、今回はまことに奇っ怪な壁が、しかも日本国政府から立ち上がったんじゃないかということを、このあと具体的に皆さんと一緒に見ていきたいと思います」
山本浩之
「分かりました。えー、それでは、コマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■6/20放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
期限迫る消費増税法案の行方〜小沢グループ“造反”の真相を青山ズバリ!
テレビ欄はこうなってましたが、今日は先週6月13日放送分に続き、メタンハイドレートがテーマです。
18日に経産省が新潟県沖で油田・天然ガス田の商業開発に向けて試掘に入ると発表しました(読売6/18)。これを受けての青山さんの解説です。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
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内容紹介ここから____________________________
山本浩之
「さて、えー、それではこのあとは、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに移りたいと思います。今日は?」
青山繁晴
「はい。あの、先週、まあ、近年ていうか最近には珍しく希望の話を語ることができました。えー、日本海で、私たちの祖国を資源大国にする可能性十分ある、メタンハイドレート、見つける調査ができましたって話をしましたら、あの、ま、この番組にもたくさん反響いただいてるようですけれども、テレビ局にも。僕のところにも、メールとかブログへの書き込みで、あの、本当に胸が明るくなったという、あの、お便りがですね、あの、メールやその他でのお便りがたくさん来て、みんながどれほど希望に飢えてるのか、希望への渇望というものを、すごく感じたんですけど。ところが、希望が決して打ち砕かれたわけじゃないんだけども、実は今日に至るまでの間に、えーっ?とびっくりするような、思いがけない出来事もありました。今日はその話をお話ししたいんですが、キーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『奇っ怪な壁』」
青山繁晴
「うーん。まあ壁が立ち現れるのはもう、この10数年、慣れっこなので、あの、まあ、いくつ出てこようがいいんですが、今回はまことに奇っ怪な壁が、しかも日本国政府から立ち上がったんじゃないかということを、このあと具体的に皆さんと一緒に見ていきたいと思います」
山本浩之
「分かりました。えー、それでは、コマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「ほんとに先週のこのコーナーでの、メタンハイドレートについての青山さんの報告というのは私たちにこう希望を抱かしてくれる、明るい話だったんですけども、それに、奇っ怪な壁が、しかも日本政府から立ち上がったってのは穏やかじゃないですよね。さっそく解説お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。皆さんもう、この番組見て下さってる方は、この新資源メタンハイドレートって聞いたことないって方はおそらく、あんまりいらっしゃらないと思うんですけど、ま、一言だけ申しておけば、この真ん中に映ってるの、これ実物です。えー、メタンっていうのは天然ガスの主な成分です。それが、こういう海の底にあると、こういうシャーベット、氷になってます。で、そこに火を近づけただけでこうやってボッと燃える。そしてこれは、今まで資源のあった国にはなくて、日本のように、地震に苦しんできた、今まで資源がなかった国にあるという、神様のいたずらのような資源。そして、日本には太平洋と日本海両方ありますが、太平洋の方は、こういう形ではないんです。海底深くに砂と混じり合って、存在してる。でも、いつかは実用化できますが、日本海の方はこれが本当に、これ日本海ですけど、海の底にあるから、取り出したら使えると。ところが日本政府は自民党政権時代から、つまり政権交代あってもなくても関係なく、この国の官僚と、それと癒着した一部の学者たちは、その、採りにくい太平洋側ばっかりやってきて、やりやすい日本海の方は隠そう隠そうとしてきたんです。だから、それに苦しんだ挙げ句私たちは、この6月に、新しい試みを2つ始めました。それがこれですね」
村西利恵
「先週もお伝えしましたが、今月に入って青山さんは、2つのメタンハイドレートの調査を行われました」
青山繁晴
「はい。えー、まず最初は、政府がそうであるならば、自治体と連携しましょうと。そして特に兵庫県は、これ見てお分かりの通り、日本海と太平洋側、両方面していますね。近畿の中では唯一だと思いますけれども。太平洋側がダメっていうんじゃなくて、やりやすい日本海から始めて、今、画像映ってますけど…」
青山繁晴
「ああやって日本海は柱が立ち上がってるのを確認する。柱が立ち上がってると、その柱の下には、あれはメタンハイドレートのつぶつぶの柱なんで、その下にはさっき皆さん見ていただいたような塊が必ずあるわけです。それを、この兵庫県の日本海を確認していけば、太平洋側にも良い刺激になって、太平洋側も進んでいく。だから、政府がダメなら自治体と連携しましょうっていう調査で、そして、この辺りです。えー、これけっこう正確に今、指さしてんですが…」
青山繁晴
「ちょうどこの辺りに、本物のメタンハイドレートの塊の証拠を、たくさん見つけました。それが、この2回(6/4〜6、6/11〜13)に渡る調査ですね。最初に有望な海域を見つけて、それを確認しました」
青山繁晴
「そしてさらに、えー、もうひとつの航海は、この、新潟県の佐渡島の少し南の辺り、これ南西沖、南の西、沖って言ってますけれどね。ここで、私たちが初めて、なけなしの貯金をはたいてですね、えー、こういう、これ見て分かるでしょ?十分ぼろっちいですが、これあの、沖縄水産高校のもともとは実習船だったやつなんですが、船はぼろいけど、中の機材は最新鋭なんですね。で、ま、正直言うと無理をして、この船を借りて、調査をいたしました。今、画像映ってますが。なぜこれをやるかというと…」
青山繁晴
「これは私たちが独自単独でやるものですから、完全に情報を国民に全部お見せすることができる。そして、えー、いわば証人として、今、映ってた黄色いジャケットの人は、この人は、栗林忠道陸軍中将、硫黄島で戦った栗林さんのお孫さんの国会議員で新藤さんていいますね。それからそれ以外にも何人か映ってらっしゃいましたがそれは、一般国民から、船に乗っていただいて、私たちの証拠をそのままお見せした。つまり、隠す必要のない情報をお見せしたわけです。それをそのまま、『アンカー』の生放送で先週放送しまして、希望に、ま、あえて申しますが、希望に飢えた、日本国民には、とても良い反響があったわけですけど。そうするとですね、おととい、突如として、こういうことがありました。出して下さい」
村西利恵
「経済産業省はおととい(6月18日)、新潟県沖に国内最大の石油・ガスがあるかもしれないので、試掘を開始すると、発表しました」
青山繁晴
「はい。このニュースもちろん喜んだ方、多いと思うんですよね。あれあれ、日本ていうのは石油も天然ガスもほとんどないはずが、え、ま、国内最大だから、今までなかった日本の最大で、どれぐらいのもんかなーと思った人もいるでしょうが、それでも、これまたまた、いい話じゃないのかと、思われた人も多いと思うんですが、ところが、僕に来たメールや、あるいは、私のブログへの書き込み、ものすごい数の書き込みとメールが来たんですが、それは実はこういう書き込みだったんです」
村西利恵
「Nさんという一般の方が青山さんのブログに書き込まれた内容です。『6月19日火曜日の読売新聞に、『新潟県沖に大きな油田』と載っていました。私は正直、それを見て、ぞっとしました。そこまでやるのかと。油田の調査をしている間は、それを口実にメタンハイドレートの調査をさせない。何年もかけて調査をして、そこから試掘をして…、それだけで10年はかせげる、と経産省や石油利権の側は踏んでいるのではないか』」
青山繁晴
「はい。これあの、これ実際は実名で書いてありました。あの、名字もお名前もですね。でもあの、実名出していいって許可得てないから、今、Nさんにしましたし、あの、直接僕はこの方全く存じ上げません。ただ僕のブログを普段から読んでる方っていうだけだと思うんですが。これあの、今、聞かれて色んなことを感じられた、いや、そんな大げさな話かと思った人もいるでしょうが、実は、最前線の現場でやってきた僕らが、このニュースを見た時に、思った中身と、全く同じなんですよ」
一同
「ほぉー」
青山繁晴
「あの、今、さっきの画像にもありました、その、柱を見つける特許を持ってる青山千春博士が、最初に言ったこともほとんどこれと同じで。えー、もう一回言います、色んな見方あるでしょうけれども、しかし、長年最前線でやってきた私たちと、同じ考え方を直感的に感じられる国民がこんなにいるっていうのは、政治家や役人がどうであれ、日本国民ってやっぱりすごく賢いなと思ったんです。でも、それが本当に当たってるかどうかは、具体的に見ないといけませんね。だから経済産業省の発表について、具体的にひとつひとつ見ていきたいと思います。まず1番目はこれです」
村西利恵
「油田・ガス田の可能性のナゾその1は、場所ですが、試掘地点は、新潟県の佐渡島から、南西およそ30km、水深およそ1000mの海底だと、発表されました」
青山繁晴
「はい。これ、まさしく、この辺りなんですが、これ私たちが、さっき言いました航海で、独自の調査船で行った航海の場所と、全く同じ場所なんです」
村西利恵
「こういうことですね(「独研の独自調査と完全に同じ」と表示される)」
青山繁晴
「はい、えー、実はですね、はい、完全に同じ場所であって、実はこの、経済産業省の発表の紙には、海の中の、その、地形図、その名前も入ってるんですよ。本来公表しないはずが。それ全く同じ場所なんですよ。で、しかもですね、経済産業省の役人自身が何て言ってるかというと、この、石油や、普通の天然ガスがあるかもしれないとなった以上は、8年から10年、必ず調査するって言ってるわけですよ。だから先ほどのNさんの懸念はそのまま当たってて、そっちが優先だってことになったら、その、余計なことするなというね、今まで私たちさんざん言われてきたんですが、もうそうやって壁、本当に壁を作ってここに入れないようにされちゃう、その口実になるんじゃないかっていうのは、非常に具体的に感じざるを得ないわけです。はい、次2つ目です」
村西利恵
「ナゾ2つ目。油田・ガス田発見のいきさつはというと、2003年にこの海域で試掘した際に、少量の石油やガスの産出が確認されたということでした」
青山繁晴
「はい。これは経済産業省の一昨日の発表なんですよ。2003年に、そもそもここで試掘したら、その時はちょっとだけだけども石油やガスがまず見つかったんですよ。この発表文を見て、僕たちは呆れたんですよ。それはどうしてかというと、2003年のこの調査っていうのは、文字通り、政府系の機関や東京大学が一緒になってやった調査ですが、ほんとは何があったかというと、これがあったんです」
村西利恵
「実はこのとき思いがけず、メタンハイドレートも発見されていた」
青山繁晴
「はい」
山本浩之
「そうでしょうねぇ」
青山繁晴
「メタンハイドレートも、と言うよりは、メタンハイドレートが、と言った方が良くて、つまりこの海底にですね、その、ピストンコアっていうんですけど、ピストンコアリングっていって、要するにこの、突き刺さって、その、海の底の物が、その筒の中に入ってくるやつ。で、それを甲板に引き上げて輪切りにしたりして中を見るんですが、そうすると、その、ピストンの中に入ってたのは、石油や従来型の天然ガスよりも、メタンハイドレートが、どっさり入ってたんですよ。これ政府びっくりしたわけです、その時は。政府ってその、経産省の役人や、もう一回言いますが癒着した一部、一部ですよ、一部の学者はびっくりしたんですよ。というのは、今までやってきたメタンハイドレートって太平洋側は、砂と一緒に混じり合ってるから、どれがメタンハイドレートか分かんないはずが、日本海はここで刺してみたら、白い塊のメタンハイドレートが出てきたから、これはっきり言うと、まずいってことになったんですよ」
山本浩之
「だ、びっくりですね、僕たちだったら万歳になるんですけどそうじゃなくてびっくり」
青山繁晴
「僕らも万歳なんですが」
山本浩之
「びっくりなんです、まずい」
青山繁晴
「つまり太平洋側の方では、最終的には、今のところ500億円ぐらい使って、その塊なんて全然なくて砂と混じり合ってて、どうやって採りだしていいか今のところ分かんない。ところがこっちは、それのつもりじゃなかったのにいきなり塊が出てきたから、これは、とにかく伏せましょうってことになったんですよ」
山本浩之
「最悪ですね」
青山繁晴
「従って、これ発表するなら、こういうことももちろん言わなきゃ全然フェアじゃないわけですが。そして、さらに3番目です。はい、出して下さい」
村西利恵
「ナゾの3つ目。今回の発表は、経産省資源エネルギー庁は、2008年に導入した3次元物理探査船『資源』を使って、地層構造を精密に分析した結果、海底から2700m下にある地層のうち、およそ135キロ平方メートルの範囲で石油や天然ガス埋蔵の可能性があると、いうものです」
青山繁晴
「これあの、やたら長くて、視聴者に申し訳なかったですけど、要は何を言ってるかというと、その2003年から5年後に、新しく、すごく進化した船、これ進化してるんですよ、3次元で海の中見えますからね。その、まさしく『資源』って名前つけて、いい船を政府が造ったんですよ。今も持ってます。で、このこと自体は僕らは大変評価してますが、ほんとは僕ら民間人にもっと使いやすいようにしてほしいけど、ね、僕らもちろん全然使えません。で、これ言ってるのは、その新しい船を使ったところ、こういう、その、135平方キロメートルって範囲で、石油や天然資源があることが分かりました、ね、新しく分かりましたと言ってるんですが、これ実は何のことかというと、これです」
村西利恵
「つまり、今までと同じ」
青山繁晴
「はい。これ今までと同じなんですよ。つまりさっき言った、その、あの場所で、こういう、ある程度広い面積で石油や天然ガスが、あるかもしれないと言ってるだけのことであって、しかも、2008年から導入した『資源』を使ってっていうから、どんどんどんどん積極的に調査したってどなたでも思うでしょ?これ実は、経済産業省に確認したら、1回しかやってないんですよ。2008年に1回やったきりですよ」
村西利恵
「じゃあ4年前のことを、今週に発表した」
青山繁晴
「4年前のことです。もちろんね、資源の探査ってのは解析に時間かかりますよ。しかし4年もかかりません。我々、専門家や、あるいは国民をバカにするなと言いたいんですよ。つまり、2008年に1回だけやって、まあ今までと同じように可能性はあるよねって分かったってことを、今、突然出してきてるわけですね(一同同意)。その上でさらに4つ目見ます。はい」
村西利恵
「ナゾ4つ目。面積では、海外の大規模油田に匹敵と、いう発表でした」
青山繁晴
「はい。これが、また珍妙な発表でですね、これ何で面積なんですか?これ石油とか天然ガスっていうのは、面積じゃなくて、これもう中学生以上、っていうか、小学校高学年なら分かると思いますが、石油とか天然ガス、つまり、液体とか気体ですから、面積じゃなくて、当然、体積ですよね?(一同同意)そうでしょう?だから例えば石油だったら、その、値段は1バレル、バレルって1樽(ひとたる)ですよね、だからだいたい159リットルぐらいの、体積のことを言ってるわけですよ。だから、これ、面積で言われたら話になんなくて、体積では海外の大規模油田に匹敵するって言うなら、その、分かるんですが、そう言わないのは不思議なんです、はい、出していただくと…」
青山繁晴
「はい。なぜ体積ではないのかというと、実は体積が、分かってないか、つまり今まで通り分かってないか、それとも面積では広いけど、例えば、浅かったら、体積が少ないわけですから、つまり都合の悪いことを隠したまま、あるいは、全体を通じて言うと、今まで通り、まだ良く分かってない、それなのに、はい、出して下さい、それなのに…」
村西利恵
「なぜ今、発表されたのか」
青山繁晴
「なぜ今、発表なのかということになるわけですね。従って、えー、下衆の勘繰りで申してるんではなくて、普通に考えればですよ、メタンハイドレートの調査が進まないようにこういう壁を作ったんじゃないかという、懸念は少なくとも残るわけですね。そしてその上でですね、もうひとつこれ、あの、普通の志ある国民の方こそ、あれ?こうなのかなと思われる話があると思うんですよ。というのは、僕たちがあの場所で、佐渡島の南西沖で、調査した時に、こういうことありましたね。はい、出して下さい」
村西利恵
「大型調査船に遭遇された」
青山繁晴
「はい。ナゾの大型調査船が、僕たちの船のすぐ近くに現れて、僕たちの船のだいたい5倍ぐらいあって、そして強力な、はるかに強力な超音波を出す。青山千春博士の特許っていうのは、ただ超音波を魚群探知機から出して、ほとんどだからお金かからない、お金かからないから全然利権と結びつかない、業者にとっては儲からない、そういう方法でやってますが、普通の魚群探知機で出してる超音波だから、強くないです。そこに、特殊な、強力な、強力な超音波をぶつけられたから、もう画面いっぱいノイズになってしまって、もう調査できなくなったってことがあったんです。ね。そうするとですよ、え?この船っていうのは本当は、ナゾの調査船じゃなかったんじゃないか。つまりさっきの経済産業省の船だったんであって、青山が言ってんのはウソだったんじゃないか。たくさんのメール、書き込みの中で1通だけ、そういう、書き込みをいただきました。つまり青山は、この調査船が、外国の船かのようなこと煽ったと、そう書いてあったんですが、それ実は事実に反します。私が最初に『アンカー』で申したのは、この船は、実は船の名前も分かってます。日本の船です。で、その船を運航する会社と、借りて、調査を頼むか、あ、ところとは、違うんです。この船をレンタルしたのが外国であっても日本では分からないし、取り締まる法律はないというお話をしたんです。その上で、経済産業省の『資源』とこの船はどうかというと、はい、出して下さい」
村西利恵
「比べてみると…」
青山繁晴
「はい。これ、実は全く違う船なんですね。えー、『資源』もでっかい船ですけど、船尾がこういうふうに、いわば、箱形になってますね。これ(右の船)ちょっと見にくいですが、実はこういうふうに甲板があって、ここえぐれた状況になってるんです。で、ここに巨大クレーンがあって(明るく光る曲線の部分)、ここから、その、探査機を下に降ろす構造になってるんですが。そもそも、全然、あの、これ暗くても違いはすぐ分かります。これ(左の船はクレーンが)ないでしょ?ここにありませんね(一同同意)。はい。それだけじゃなくて、この(右の)船の名前は分かっています。先週の『アンカー』でも申しましたよ、確か。これが、どこの会社のどの船かは分かっていて、しかし借り主が分からないって話をしたんです。で、そこまで経済産業省が計算して、話を、ごちゃ混ぜにしようとは、しようとしたとは思っていません。そうじゃなくて、その、1通だけ、違う趣旨の書き込みを下さった方も、私たちがフェアにやってるってことを理解していただきたいんですね。で、その上でですね、さっき言いました通り、下衆の勘繰りじゃないと言ったのは、経済産業省は少なくとも2つの問題について、これ補足発表をするべきです。何かというと、これです」
村西利恵
「なぜメタンハイドレートも発表しないのか?(一同同意)。そして、石油であれば、CO2の排出量は増える(一同同意)」
青山繁晴
「はい。これ1番と2番は絡んでてですよ、日本は国際社会に対して、先進国の責任としてCO2の排出量をたくさん減らしますっていう約束をしましたね。それには色んなご意見あると思いますが、約束したことは事実です。そうすると、旧来型の石油であれば、日本で採ろうが、海外から買おうが、CO2の排出量は増えるわけです。だから同じ自前の資源であっても、メタンハイドレートは、これ天然ガスですから、石油よりも、CO2の排出量は、2割、およそ、最低限でも2割程度少ないことは、これはもう確認されていますから、だからどちらかと言えば、こっち(1番)の方が重要なんですね。そしてもう一度申しますが、2003年から、ピストンの中に入っていたんですね。なぜこれを全部隠して、石油と旧来型の、天然ガスだけの話をするのか。そしてさらにですね、もう時間ないけど付け加えますとね、その今までと変わってないっていうのはですね、石油と天然ガスの可能性って経済産業省発表したんですよ。普通に聞くと、え?石油と天然ガスどっちなの?と。ね(一同笑)。あるいは両方なの?と。だって全然違うもんだから」
岡安譲
「全然違いますもんね(笑)」
青山繁晴
「ところがこれ実際にはですね、その、さっき見ていただいた柱のような、ああいうデータで現れてるだけで、その本物自体を確認できてないから、だから今までと変わってないんですよ。で、こういうことを、僕だけが発信するんじゃなくて、これを大ニュースとして報じた新聞やテレビが、なぜこのように疑問を書かないのか。あるいは経済産業省の会見の時に質問しないのか。そのメディアの問題が実は一番重大だと思います。その上でですね、皆さん、安心して下さい。今日は暗い話だけじゃなくて、実は後半は、この話です(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『ちいさな希望いきいき』。このあとは、新しい資源をめぐる希望について、ここ関西に大きく関わる話です。詳しくお願いします」
(いったんCM)
山本浩之
「いやー、ほんま、これまでの解説を聞いててですね、私も怒りの炎でめらめら燃えてたんですけど。だけど、ちいさな希望、いきいきってのがありましたんで、ちょっと続き、さっそくお願いします」
青山繁晴
「はい。あの、本来のいきいきとした希望を話す前に、ちょこっと、ちょっと種類の違う希望をお話ししますとね。実は著名な財界人、ほんと著名な人です、が、僕に、2年ぐらい前ですか、会いたいと言ってこられて、会いましたら、何の話かと思ったら、青山さん実は私とウチの会社は、北海道の苫小牧で、大規模な油田を発見したところ、実はこの私が命を狙われたと(一同驚き)。本当に身近に危険を感じたので、もう資源はとにかく触っちゃいけないと思ったので、やめましたと。青山さんも、とにかく、手を引いた方がいいですよって、これ別に脅しじゃなくてほんとに心配してくれて言ってくれたんですよ。で、その話2年前でしょ?で、実際にその方が苫小牧でうんぬんってのはもっと前ですが、それに比べると、とにかく経済産業省が今まで隠してた、佐渡南西沖の石油とか天然ガスについては言ったっていうのは、まあ自前の資源を、持つことについては、ちょっとこれ、やっぱり言った方がいいのかなと、思いかけたと、いうふうにも解釈できると思うんですよ。つまりメタンハイドレートっていうものの刺激で。メタンハイドレートがなぜ既得権益にとって困るかというと、これは、日本を全部潤すだけじゃなくて、輸出すらおそらくできます。特に日本海側の巨大な塊、たくさんありますからね、ものすごいたくさんあるから。そうすると今までのように石油や天然ガスを海外から買うことで、成り立ってた既得権益、それにぶら下がる政治家や官僚も困るってことですが(一同同意)、でも、ちょっとでも自前の資源のことを言わないともう持たないのかなと、いうことを彼らが考え出しただけでも、これはいきいきした希望っていうのとは違うけれども(笑)、しかし、僕はそういう前進でもいいと思うんですよ。で、その上でですね、さっきの、経産省のその発表のナゾというのは、これからさらに私たちも調べますし、さっき船に乗ってた、新藤さんっていう、栗林中将のお孫さんの議員にも連絡をして、あなたその、国政調査権持ってる人が、あの船に乗ったんだから、これ調べて下さいよと言ったら彼は必ず調べますと。国政調査権は国民から負託されてるんですからね」
山本浩之
「そうか、風穴が空いたっていうふうに…」
青山繁晴
「風穴が空き出したのかもしれない。だからそういう面も、むしろ積極的に考えた方がいいと思うんです。その上で、具体的ないきいきした希望っていうのは、例えばこれなんです」
村西利恵
「京都府の山田知事が、先週の『アンカー』をご覧になって、『京都府も日本が資源大国になるために連携したい。宮津港や舞鶴港の施設はメタンハイドレート基地に使える』と青山さんにおっしゃったと」
一同
「おーー!へぇーー!」
青山繁晴
「そうです。あの、昨日たまたま、京都の経済人の集まりで、僕は講演をして、その講演を、僕は山田さん聞いてると知らなかったんですけど、知事全部聞かれた上で、そのあとの懇親会で、僕の方に知事からお出でになりまして、まさしく、兵庫県だけじゃなくて、京都も、日本が資源大国になるんだったら、私たちはできることはちゃんと連携したいと。その時に、えー、日本海側で、京都の宮津とか舞鶴、これ実際に、あの、港湾設備は相当大きいですから、メタンハイドレートの積み出しその他の基地に使えると、もう全面的に協力したいですということおっしゃって…」
山本浩之
「ものすごく具体的ですもんね(一同同意)」
青山繁晴
「そうです。で、さらに、この山田さんの話の中に、あの、もう1個具体的なことがあったんです。それこれなんですね」
村西利恵
「それが、宮津火力発電所」
青山繁晴
「はい。これあの、関西電力の、火力発電所なんですけれども、これ今、10数年使っただけで、今、運転中止してるんですよ。止めちゃってるんですね。で、これ表向きの理由は、とにかく電力の需用がだんだん少なくなってきて、もうこれ要らなくなったからとりあえず止めてるって話なんですよ。しかし、今現在で言うとですよ、原発があれだけ止められてるんですから、とりあえずこれを動かすべきだって話は当然あるわけですが、関西電力はそれをしようとしません。どうしてかというと、今それやるとですね、海外から液化天然ガス、などを買って、それを燃やさなきゃいけない。今、日本は足元見られて、例えば液化天然ガスでいうと、これ大雑把な数字ですけど、アメリカのだいたい10倍ぐらい、カタールから輸入する液化天然ガスと同じものですよ、アメリカの10倍ぐらいで日本は買わされてて、ヨーロッパでも、だいたい5倍前後で買わされてるわけですよ。それは電力会社としてはたまんないですよ。でも…」
山本浩之
「つまり言い値だってことですね、今」
青山繁晴
「はい。言い値で、戦争に負けて資源のない国だから、勝ったアメリカの言いなりってことになってるわけですが、これ宮津っていうのは、日本海に面してるわけですから、日本海のメタンハイドレートを実用化して、韓国はあと、2年で実用化すると言ってんですから、ほんとは日本の技術力をもってすれば2年もかかんないと思われます。ここ(宮津)で使えばですよ、その、そんな馬鹿げたお金を払うことなく、むしろ私たちにとって電気料金はむしろ下がるわけですよ。原発のために電力会社があるんじゃなくて、安い電気、安定した電気のために、電力会社もあるんですから。だから山田知事もこの話をされて、さらに山田知事はですね、僕と話しただけじゃなくて、そのあと壇上に上がって、そこにいた、京都の財界、経済人にこの話を全部されたんですよ。公にされたから、こうやって具体的に話をしました」
山本浩之
「(拍手)」
青山繁晴
「その上で、ヤマヒロさんだけじゃなくて、例えば和歌山の仁坂知事、太平洋側に面してる仁坂知事とも僕は、信頼関係に基づいて話し合いを始めてます。仁坂さんまだ公では何もおっしゃってないから、今日はそこまでに止めておきますが。政府がダメなら、自治体の中にいきいきした動きがあって、橋下徹さんだけじゃなくて、いきいきしたことを考えてる、首長(くびちょう)さんたちがいらっしゃって、地域の人ですから、その地域の人たちが目を覚まして、例えば京都の新しい産品、兵庫県の新しい産品、和歌山の新しい産品として、資源、メタンハイドレートを使える、メタンハイドレートを地域の人が支えれば、必ず希望は実っていきます」
山本浩之
「これは…!」
村西利恵
「ほんとに希望ですね」
山本浩之
「近畿の首長(くびちょう)っていうか首長(しゅちょう)の皆さんは、いい人いますね、たくさん!」
青山繁晴
「いきいきとした方が多いと思います」
山本浩之
「いきいきとした…。小さいどころか大きい希望だと言っていいと思いますけど」
青山繁晴
「はい。それぞれ個性は強いけども、いきいきとした方がいっぱいいらっしゃる(一同笑)」
山本浩之
「確かに個性は強い(笑)。どうもありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
「新潟県沖で油田・天然ガス田の試掘に入る」という経産省発表のニュースを見た時は、私も「何これ?嫌がらせ?」と思いましたわ(T^T)
でも後半の、京都府知事の「連携したい」という言葉、さらには和歌山県知事とも話し合いが始まってるという話には、心強さを感じました。
ヤマヒロさんからは大きな拍手まで出てました。いつも冷静なヤマヒロさんがあんなに興奮したの、このコーナーではたぶん初めて?(^_^;
あと、和歌山県といえば、今年2月8日放送分で、和歌山県庁職員の方の「活躍」が紹介されたことがありました。
かいつまんで言うと……
1月31日に経済産業省で「メタンハイドレート開発促進事業中間評価検討会」という会議が行われた時、太平洋側のみ試掘することへ疑問が呈される場面がありました。
この会議に出てメモを取っていた和歌山県庁職員(太平洋側のメタハイを一生懸命やってるはずの県)が、青山さん側に会議のメモをフェアに提供してくれて、その内容が番組で紹介されたのでした。
この日の「アンカー」は以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・一体改革法案で民主党内大荒れ、採決21日は見送り?
・府市統合本部、二重行政解消を目指し大阪市の年200億削減方針
・エジプト・ムバラク前大統領、「臨床死」の状態
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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「ほんとに先週のこのコーナーでの、メタンハイドレートについての青山さんの報告というのは私たちにこう希望を抱かしてくれる、明るい話だったんですけども、それに、奇っ怪な壁が、しかも日本政府から立ち上がったってのは穏やかじゃないですよね。さっそく解説お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。皆さんもう、この番組見て下さってる方は、この新資源メタンハイドレートって聞いたことないって方はおそらく、あんまりいらっしゃらないと思うんですけど、ま、一言だけ申しておけば、この真ん中に映ってるの、これ実物です。えー、メタンっていうのは天然ガスの主な成分です。それが、こういう海の底にあると、こういうシャーベット、氷になってます。で、そこに火を近づけただけでこうやってボッと燃える。そしてこれは、今まで資源のあった国にはなくて、日本のように、地震に苦しんできた、今まで資源がなかった国にあるという、神様のいたずらのような資源。そして、日本には太平洋と日本海両方ありますが、太平洋の方は、こういう形ではないんです。海底深くに砂と混じり合って、存在してる。でも、いつかは実用化できますが、日本海の方はこれが本当に、これ日本海ですけど、海の底にあるから、取り出したら使えると。ところが日本政府は自民党政権時代から、つまり政権交代あってもなくても関係なく、この国の官僚と、それと癒着した一部の学者たちは、その、採りにくい太平洋側ばっかりやってきて、やりやすい日本海の方は隠そう隠そうとしてきたんです。だから、それに苦しんだ挙げ句私たちは、この6月に、新しい試みを2つ始めました。それがこれですね」
村西利恵
「先週もお伝えしましたが、今月に入って青山さんは、2つのメタンハイドレートの調査を行われました」
青山繁晴
「はい。えー、まず最初は、政府がそうであるならば、自治体と連携しましょうと。そして特に兵庫県は、これ見てお分かりの通り、日本海と太平洋側、両方面していますね。近畿の中では唯一だと思いますけれども。太平洋側がダメっていうんじゃなくて、やりやすい日本海から始めて、今、画像映ってますけど…」
青山繁晴
「ああやって日本海は柱が立ち上がってるのを確認する。柱が立ち上がってると、その柱の下には、あれはメタンハイドレートのつぶつぶの柱なんで、その下にはさっき皆さん見ていただいたような塊が必ずあるわけです。それを、この兵庫県の日本海を確認していけば、太平洋側にも良い刺激になって、太平洋側も進んでいく。だから、政府がダメなら自治体と連携しましょうっていう調査で、そして、この辺りです。えー、これけっこう正確に今、指さしてんですが…」
青山繁晴
「ちょうどこの辺りに、本物のメタンハイドレートの塊の証拠を、たくさん見つけました。それが、この2回(6/4〜6、6/11〜13)に渡る調査ですね。最初に有望な海域を見つけて、それを確認しました」
青山繁晴
「そしてさらに、えー、もうひとつの航海は、この、新潟県の佐渡島の少し南の辺り、これ南西沖、南の西、沖って言ってますけれどね。ここで、私たちが初めて、なけなしの貯金をはたいてですね、えー、こういう、これ見て分かるでしょ?十分ぼろっちいですが、これあの、沖縄水産高校のもともとは実習船だったやつなんですが、船はぼろいけど、中の機材は最新鋭なんですね。で、ま、正直言うと無理をして、この船を借りて、調査をいたしました。今、画像映ってますが。なぜこれをやるかというと…」
青山繁晴
「これは私たちが独自単独でやるものですから、完全に情報を国民に全部お見せすることができる。そして、えー、いわば証人として、今、映ってた黄色いジャケットの人は、この人は、栗林忠道陸軍中将、硫黄島で戦った栗林さんのお孫さんの国会議員で新藤さんていいますね。それからそれ以外にも何人か映ってらっしゃいましたがそれは、一般国民から、船に乗っていただいて、私たちの証拠をそのままお見せした。つまり、隠す必要のない情報をお見せしたわけです。それをそのまま、『アンカー』の生放送で先週放送しまして、希望に、ま、あえて申しますが、希望に飢えた、日本国民には、とても良い反響があったわけですけど。そうするとですね、おととい、突如として、こういうことがありました。出して下さい」
村西利恵
「経済産業省はおととい(6月18日)、新潟県沖に国内最大の石油・ガスがあるかもしれないので、試掘を開始すると、発表しました」
青山繁晴
「はい。このニュースもちろん喜んだ方、多いと思うんですよね。あれあれ、日本ていうのは石油も天然ガスもほとんどないはずが、え、ま、国内最大だから、今までなかった日本の最大で、どれぐらいのもんかなーと思った人もいるでしょうが、それでも、これまたまた、いい話じゃないのかと、思われた人も多いと思うんですが、ところが、僕に来たメールや、あるいは、私のブログへの書き込み、ものすごい数の書き込みとメールが来たんですが、それは実はこういう書き込みだったんです」
村西利恵
「Nさんという一般の方が青山さんのブログに書き込まれた内容です。『6月19日火曜日の読売新聞に、『新潟県沖に大きな油田』と載っていました。私は正直、それを見て、ぞっとしました。そこまでやるのかと。油田の調査をしている間は、それを口実にメタンハイドレートの調査をさせない。何年もかけて調査をして、そこから試掘をして…、それだけで10年はかせげる、と経産省や石油利権の側は踏んでいるのではないか』」
青山繁晴
「はい。これあの、これ実際は実名で書いてありました。あの、名字もお名前もですね。でもあの、実名出していいって許可得てないから、今、Nさんにしましたし、あの、直接僕はこの方全く存じ上げません。ただ僕のブログを普段から読んでる方っていうだけだと思うんですが。これあの、今、聞かれて色んなことを感じられた、いや、そんな大げさな話かと思った人もいるでしょうが、実は、最前線の現場でやってきた僕らが、このニュースを見た時に、思った中身と、全く同じなんですよ」
一同
「ほぉー」
青山繁晴
「あの、今、さっきの画像にもありました、その、柱を見つける特許を持ってる青山千春博士が、最初に言ったこともほとんどこれと同じで。えー、もう一回言います、色んな見方あるでしょうけれども、しかし、長年最前線でやってきた私たちと、同じ考え方を直感的に感じられる国民がこんなにいるっていうのは、政治家や役人がどうであれ、日本国民ってやっぱりすごく賢いなと思ったんです。でも、それが本当に当たってるかどうかは、具体的に見ないといけませんね。だから経済産業省の発表について、具体的にひとつひとつ見ていきたいと思います。まず1番目はこれです」
村西利恵
「油田・ガス田の可能性のナゾその1は、場所ですが、試掘地点は、新潟県の佐渡島から、南西およそ30km、水深およそ1000mの海底だと、発表されました」
青山繁晴
「はい。これ、まさしく、この辺りなんですが、これ私たちが、さっき言いました航海で、独自の調査船で行った航海の場所と、全く同じ場所なんです」
村西利恵
「こういうことですね(「独研の独自調査と完全に同じ」と表示される)」
青山繁晴
「はい、えー、実はですね、はい、完全に同じ場所であって、実はこの、経済産業省の発表の紙には、海の中の、その、地形図、その名前も入ってるんですよ。本来公表しないはずが。それ全く同じ場所なんですよ。で、しかもですね、経済産業省の役人自身が何て言ってるかというと、この、石油や、普通の天然ガスがあるかもしれないとなった以上は、8年から10年、必ず調査するって言ってるわけですよ。だから先ほどのNさんの懸念はそのまま当たってて、そっちが優先だってことになったら、その、余計なことするなというね、今まで私たちさんざん言われてきたんですが、もうそうやって壁、本当に壁を作ってここに入れないようにされちゃう、その口実になるんじゃないかっていうのは、非常に具体的に感じざるを得ないわけです。はい、次2つ目です」
村西利恵
「ナゾ2つ目。油田・ガス田発見のいきさつはというと、2003年にこの海域で試掘した際に、少量の石油やガスの産出が確認されたということでした」
青山繁晴
「はい。これは経済産業省の一昨日の発表なんですよ。2003年に、そもそもここで試掘したら、その時はちょっとだけだけども石油やガスがまず見つかったんですよ。この発表文を見て、僕たちは呆れたんですよ。それはどうしてかというと、2003年のこの調査っていうのは、文字通り、政府系の機関や東京大学が一緒になってやった調査ですが、ほんとは何があったかというと、これがあったんです」
村西利恵
「実はこのとき思いがけず、メタンハイドレートも発見されていた」
青山繁晴
「はい」
山本浩之
「そうでしょうねぇ」
青山繁晴
「メタンハイドレートも、と言うよりは、メタンハイドレートが、と言った方が良くて、つまりこの海底にですね、その、ピストンコアっていうんですけど、ピストンコアリングっていって、要するにこの、突き刺さって、その、海の底の物が、その筒の中に入ってくるやつ。で、それを甲板に引き上げて輪切りにしたりして中を見るんですが、そうすると、その、ピストンの中に入ってたのは、石油や従来型の天然ガスよりも、メタンハイドレートが、どっさり入ってたんですよ。これ政府びっくりしたわけです、その時は。政府ってその、経産省の役人や、もう一回言いますが癒着した一部、一部ですよ、一部の学者はびっくりしたんですよ。というのは、今までやってきたメタンハイドレートって太平洋側は、砂と一緒に混じり合ってるから、どれがメタンハイドレートか分かんないはずが、日本海はここで刺してみたら、白い塊のメタンハイドレートが出てきたから、これはっきり言うと、まずいってことになったんですよ」
山本浩之
「だ、びっくりですね、僕たちだったら万歳になるんですけどそうじゃなくてびっくり」
青山繁晴
「僕らも万歳なんですが」
山本浩之
「びっくりなんです、まずい」
青山繁晴
「つまり太平洋側の方では、最終的には、今のところ500億円ぐらい使って、その塊なんて全然なくて砂と混じり合ってて、どうやって採りだしていいか今のところ分かんない。ところがこっちは、それのつもりじゃなかったのにいきなり塊が出てきたから、これは、とにかく伏せましょうってことになったんですよ」
山本浩之
「最悪ですね」
青山繁晴
「従って、これ発表するなら、こういうことももちろん言わなきゃ全然フェアじゃないわけですが。そして、さらに3番目です。はい、出して下さい」
村西利恵
「ナゾの3つ目。今回の発表は、経産省資源エネルギー庁は、2008年に導入した3次元物理探査船『資源』を使って、地層構造を精密に分析した結果、海底から2700m下にある地層のうち、およそ135キロ平方メートルの範囲で石油や天然ガス埋蔵の可能性があると、いうものです」
青山繁晴
「これあの、やたら長くて、視聴者に申し訳なかったですけど、要は何を言ってるかというと、その2003年から5年後に、新しく、すごく進化した船、これ進化してるんですよ、3次元で海の中見えますからね。その、まさしく『資源』って名前つけて、いい船を政府が造ったんですよ。今も持ってます。で、このこと自体は僕らは大変評価してますが、ほんとは僕ら民間人にもっと使いやすいようにしてほしいけど、ね、僕らもちろん全然使えません。で、これ言ってるのは、その新しい船を使ったところ、こういう、その、135平方キロメートルって範囲で、石油や天然資源があることが分かりました、ね、新しく分かりましたと言ってるんですが、これ実は何のことかというと、これです」
村西利恵
「つまり、今までと同じ」
青山繁晴
「はい。これ今までと同じなんですよ。つまりさっき言った、その、あの場所で、こういう、ある程度広い面積で石油や天然ガスが、あるかもしれないと言ってるだけのことであって、しかも、2008年から導入した『資源』を使ってっていうから、どんどんどんどん積極的に調査したってどなたでも思うでしょ?これ実は、経済産業省に確認したら、1回しかやってないんですよ。2008年に1回やったきりですよ」
村西利恵
「じゃあ4年前のことを、今週に発表した」
青山繁晴
「4年前のことです。もちろんね、資源の探査ってのは解析に時間かかりますよ。しかし4年もかかりません。我々、専門家や、あるいは国民をバカにするなと言いたいんですよ。つまり、2008年に1回だけやって、まあ今までと同じように可能性はあるよねって分かったってことを、今、突然出してきてるわけですね(一同同意)。その上でさらに4つ目見ます。はい」
村西利恵
「ナゾ4つ目。面積では、海外の大規模油田に匹敵と、いう発表でした」
青山繁晴
「はい。これが、また珍妙な発表でですね、これ何で面積なんですか?これ石油とか天然ガスっていうのは、面積じゃなくて、これもう中学生以上、っていうか、小学校高学年なら分かると思いますが、石油とか天然ガス、つまり、液体とか気体ですから、面積じゃなくて、当然、体積ですよね?(一同同意)そうでしょう?だから例えば石油だったら、その、値段は1バレル、バレルって1樽(ひとたる)ですよね、だからだいたい159リットルぐらいの、体積のことを言ってるわけですよ。だから、これ、面積で言われたら話になんなくて、体積では海外の大規模油田に匹敵するって言うなら、その、分かるんですが、そう言わないのは不思議なんです、はい、出していただくと…」
青山繁晴
「はい。なぜ体積ではないのかというと、実は体積が、分かってないか、つまり今まで通り分かってないか、それとも面積では広いけど、例えば、浅かったら、体積が少ないわけですから、つまり都合の悪いことを隠したまま、あるいは、全体を通じて言うと、今まで通り、まだ良く分かってない、それなのに、はい、出して下さい、それなのに…」
村西利恵
「なぜ今、発表されたのか」
青山繁晴
「なぜ今、発表なのかということになるわけですね。従って、えー、下衆の勘繰りで申してるんではなくて、普通に考えればですよ、メタンハイドレートの調査が進まないようにこういう壁を作ったんじゃないかという、懸念は少なくとも残るわけですね。そしてその上でですね、もうひとつこれ、あの、普通の志ある国民の方こそ、あれ?こうなのかなと思われる話があると思うんですよ。というのは、僕たちがあの場所で、佐渡島の南西沖で、調査した時に、こういうことありましたね。はい、出して下さい」
村西利恵
「大型調査船に遭遇された」
青山繁晴
「はい。ナゾの大型調査船が、僕たちの船のすぐ近くに現れて、僕たちの船のだいたい5倍ぐらいあって、そして強力な、はるかに強力な超音波を出す。青山千春博士の特許っていうのは、ただ超音波を魚群探知機から出して、ほとんどだからお金かからない、お金かからないから全然利権と結びつかない、業者にとっては儲からない、そういう方法でやってますが、普通の魚群探知機で出してる超音波だから、強くないです。そこに、特殊な、強力な、強力な超音波をぶつけられたから、もう画面いっぱいノイズになってしまって、もう調査できなくなったってことがあったんです。ね。そうするとですよ、え?この船っていうのは本当は、ナゾの調査船じゃなかったんじゃないか。つまりさっきの経済産業省の船だったんであって、青山が言ってんのはウソだったんじゃないか。たくさんのメール、書き込みの中で1通だけ、そういう、書き込みをいただきました。つまり青山は、この調査船が、外国の船かのようなこと煽ったと、そう書いてあったんですが、それ実は事実に反します。私が最初に『アンカー』で申したのは、この船は、実は船の名前も分かってます。日本の船です。で、その船を運航する会社と、借りて、調査を頼むか、あ、ところとは、違うんです。この船をレンタルしたのが外国であっても日本では分からないし、取り締まる法律はないというお話をしたんです。その上で、経済産業省の『資源』とこの船はどうかというと、はい、出して下さい」
村西利恵
「比べてみると…」
青山繁晴
「はい。これ、実は全く違う船なんですね。えー、『資源』もでっかい船ですけど、船尾がこういうふうに、いわば、箱形になってますね。これ(右の船)ちょっと見にくいですが、実はこういうふうに甲板があって、ここえぐれた状況になってるんです。で、ここに巨大クレーンがあって(明るく光る曲線の部分)、ここから、その、探査機を下に降ろす構造になってるんですが。そもそも、全然、あの、これ暗くても違いはすぐ分かります。これ(左の船はクレーンが)ないでしょ?ここにありませんね(一同同意)。はい。それだけじゃなくて、この(右の)船の名前は分かっています。先週の『アンカー』でも申しましたよ、確か。これが、どこの会社のどの船かは分かっていて、しかし借り主が分からないって話をしたんです。で、そこまで経済産業省が計算して、話を、ごちゃ混ぜにしようとは、しようとしたとは思っていません。そうじゃなくて、その、1通だけ、違う趣旨の書き込みを下さった方も、私たちがフェアにやってるってことを理解していただきたいんですね。で、その上でですね、さっき言いました通り、下衆の勘繰りじゃないと言ったのは、経済産業省は少なくとも2つの問題について、これ補足発表をするべきです。何かというと、これです」
村西利恵
「なぜメタンハイドレートも発表しないのか?(一同同意)。そして、石油であれば、CO2の排出量は増える(一同同意)」
青山繁晴
「はい。これ1番と2番は絡んでてですよ、日本は国際社会に対して、先進国の責任としてCO2の排出量をたくさん減らしますっていう約束をしましたね。それには色んなご意見あると思いますが、約束したことは事実です。そうすると、旧来型の石油であれば、日本で採ろうが、海外から買おうが、CO2の排出量は増えるわけです。だから同じ自前の資源であっても、メタンハイドレートは、これ天然ガスですから、石油よりも、CO2の排出量は、2割、およそ、最低限でも2割程度少ないことは、これはもう確認されていますから、だからどちらかと言えば、こっち(1番)の方が重要なんですね。そしてもう一度申しますが、2003年から、ピストンの中に入っていたんですね。なぜこれを全部隠して、石油と旧来型の、天然ガスだけの話をするのか。そしてさらにですね、もう時間ないけど付け加えますとね、その今までと変わってないっていうのはですね、石油と天然ガスの可能性って経済産業省発表したんですよ。普通に聞くと、え?石油と天然ガスどっちなの?と。ね(一同笑)。あるいは両方なの?と。だって全然違うもんだから」
岡安譲
「全然違いますもんね(笑)」
青山繁晴
「ところがこれ実際にはですね、その、さっき見ていただいた柱のような、ああいうデータで現れてるだけで、その本物自体を確認できてないから、だから今までと変わってないんですよ。で、こういうことを、僕だけが発信するんじゃなくて、これを大ニュースとして報じた新聞やテレビが、なぜこのように疑問を書かないのか。あるいは経済産業省の会見の時に質問しないのか。そのメディアの問題が実は一番重大だと思います。その上でですね、皆さん、安心して下さい。今日は暗い話だけじゃなくて、実は後半は、この話です(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『ちいさな希望いきいき』。このあとは、新しい資源をめぐる希望について、ここ関西に大きく関わる話です。詳しくお願いします」
(いったんCM)
山本浩之
「いやー、ほんま、これまでの解説を聞いててですね、私も怒りの炎でめらめら燃えてたんですけど。だけど、ちいさな希望、いきいきってのがありましたんで、ちょっと続き、さっそくお願いします」
青山繁晴
「はい。あの、本来のいきいきとした希望を話す前に、ちょこっと、ちょっと種類の違う希望をお話ししますとね。実は著名な財界人、ほんと著名な人です、が、僕に、2年ぐらい前ですか、会いたいと言ってこられて、会いましたら、何の話かと思ったら、青山さん実は私とウチの会社は、北海道の苫小牧で、大規模な油田を発見したところ、実はこの私が命を狙われたと(一同驚き)。本当に身近に危険を感じたので、もう資源はとにかく触っちゃいけないと思ったので、やめましたと。青山さんも、とにかく、手を引いた方がいいですよって、これ別に脅しじゃなくてほんとに心配してくれて言ってくれたんですよ。で、その話2年前でしょ?で、実際にその方が苫小牧でうんぬんってのはもっと前ですが、それに比べると、とにかく経済産業省が今まで隠してた、佐渡南西沖の石油とか天然ガスについては言ったっていうのは、まあ自前の資源を、持つことについては、ちょっとこれ、やっぱり言った方がいいのかなと、思いかけたと、いうふうにも解釈できると思うんですよ。つまりメタンハイドレートっていうものの刺激で。メタンハイドレートがなぜ既得権益にとって困るかというと、これは、日本を全部潤すだけじゃなくて、輸出すらおそらくできます。特に日本海側の巨大な塊、たくさんありますからね、ものすごいたくさんあるから。そうすると今までのように石油や天然ガスを海外から買うことで、成り立ってた既得権益、それにぶら下がる政治家や官僚も困るってことですが(一同同意)、でも、ちょっとでも自前の資源のことを言わないともう持たないのかなと、いうことを彼らが考え出しただけでも、これはいきいきした希望っていうのとは違うけれども(笑)、しかし、僕はそういう前進でもいいと思うんですよ。で、その上でですね、さっきの、経産省のその発表のナゾというのは、これからさらに私たちも調べますし、さっき船に乗ってた、新藤さんっていう、栗林中将のお孫さんの議員にも連絡をして、あなたその、国政調査権持ってる人が、あの船に乗ったんだから、これ調べて下さいよと言ったら彼は必ず調べますと。国政調査権は国民から負託されてるんですからね」
山本浩之
「そうか、風穴が空いたっていうふうに…」
青山繁晴
「風穴が空き出したのかもしれない。だからそういう面も、むしろ積極的に考えた方がいいと思うんです。その上で、具体的ないきいきした希望っていうのは、例えばこれなんです」
村西利恵
「京都府の山田知事が、先週の『アンカー』をご覧になって、『京都府も日本が資源大国になるために連携したい。宮津港や舞鶴港の施設はメタンハイドレート基地に使える』と青山さんにおっしゃったと」
一同
「おーー!へぇーー!」
青山繁晴
「そうです。あの、昨日たまたま、京都の経済人の集まりで、僕は講演をして、その講演を、僕は山田さん聞いてると知らなかったんですけど、知事全部聞かれた上で、そのあとの懇親会で、僕の方に知事からお出でになりまして、まさしく、兵庫県だけじゃなくて、京都も、日本が資源大国になるんだったら、私たちはできることはちゃんと連携したいと。その時に、えー、日本海側で、京都の宮津とか舞鶴、これ実際に、あの、港湾設備は相当大きいですから、メタンハイドレートの積み出しその他の基地に使えると、もう全面的に協力したいですということおっしゃって…」
山本浩之
「ものすごく具体的ですもんね(一同同意)」
青山繁晴
「そうです。で、さらに、この山田さんの話の中に、あの、もう1個具体的なことがあったんです。それこれなんですね」
村西利恵
「それが、宮津火力発電所」
青山繁晴
「はい。これあの、関西電力の、火力発電所なんですけれども、これ今、10数年使っただけで、今、運転中止してるんですよ。止めちゃってるんですね。で、これ表向きの理由は、とにかく電力の需用がだんだん少なくなってきて、もうこれ要らなくなったからとりあえず止めてるって話なんですよ。しかし、今現在で言うとですよ、原発があれだけ止められてるんですから、とりあえずこれを動かすべきだって話は当然あるわけですが、関西電力はそれをしようとしません。どうしてかというと、今それやるとですね、海外から液化天然ガス、などを買って、それを燃やさなきゃいけない。今、日本は足元見られて、例えば液化天然ガスでいうと、これ大雑把な数字ですけど、アメリカのだいたい10倍ぐらい、カタールから輸入する液化天然ガスと同じものですよ、アメリカの10倍ぐらいで日本は買わされてて、ヨーロッパでも、だいたい5倍前後で買わされてるわけですよ。それは電力会社としてはたまんないですよ。でも…」
山本浩之
「つまり言い値だってことですね、今」
青山繁晴
「はい。言い値で、戦争に負けて資源のない国だから、勝ったアメリカの言いなりってことになってるわけですが、これ宮津っていうのは、日本海に面してるわけですから、日本海のメタンハイドレートを実用化して、韓国はあと、2年で実用化すると言ってんですから、ほんとは日本の技術力をもってすれば2年もかかんないと思われます。ここ(宮津)で使えばですよ、その、そんな馬鹿げたお金を払うことなく、むしろ私たちにとって電気料金はむしろ下がるわけですよ。原発のために電力会社があるんじゃなくて、安い電気、安定した電気のために、電力会社もあるんですから。だから山田知事もこの話をされて、さらに山田知事はですね、僕と話しただけじゃなくて、そのあと壇上に上がって、そこにいた、京都の財界、経済人にこの話を全部されたんですよ。公にされたから、こうやって具体的に話をしました」
山本浩之
「(拍手)」
青山繁晴
「その上で、ヤマヒロさんだけじゃなくて、例えば和歌山の仁坂知事、太平洋側に面してる仁坂知事とも僕は、信頼関係に基づいて話し合いを始めてます。仁坂さんまだ公では何もおっしゃってないから、今日はそこまでに止めておきますが。政府がダメなら、自治体の中にいきいきした動きがあって、橋下徹さんだけじゃなくて、いきいきしたことを考えてる、首長(くびちょう)さんたちがいらっしゃって、地域の人ですから、その地域の人たちが目を覚まして、例えば京都の新しい産品、兵庫県の新しい産品、和歌山の新しい産品として、資源、メタンハイドレートを使える、メタンハイドレートを地域の人が支えれば、必ず希望は実っていきます」
山本浩之
「これは…!」
村西利恵
「ほんとに希望ですね」
山本浩之
「近畿の首長(くびちょう)っていうか首長(しゅちょう)の皆さんは、いい人いますね、たくさん!」
青山繁晴
「いきいきとした方が多いと思います」
山本浩之
「いきいきとした…。小さいどころか大きい希望だと言っていいと思いますけど」
青山繁晴
「はい。それぞれ個性は強いけども、いきいきとした方がいっぱいいらっしゃる(一同笑)」
山本浩之
「確かに個性は強い(笑)。どうもありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
「新潟県沖で油田・天然ガス田の試掘に入る」という経産省発表のニュースを見た時は、私も「何これ?嫌がらせ?」と思いましたわ(T^T)
でも後半の、京都府知事の「連携したい」という言葉、さらには和歌山県知事とも話し合いが始まってるという話には、心強さを感じました。
ヤマヒロさんからは大きな拍手まで出てました。いつも冷静なヤマヒロさんがあんなに興奮したの、このコーナーではたぶん初めて?(^_^;
あと、和歌山県といえば、今年2月8日放送分で、和歌山県庁職員の方の「活躍」が紹介されたことがありました。
かいつまんで言うと……
1月31日に経済産業省で「メタンハイドレート開発促進事業中間評価検討会」という会議が行われた時、太平洋側のみ試掘することへ疑問が呈される場面がありました。
この会議に出てメモを取っていた和歌山県庁職員(太平洋側のメタハイを一生懸命やってるはずの県)が、青山さん側に会議のメモをフェアに提供してくれて、その内容が番組で紹介されたのでした。
この日の「アンカー」は以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・一体改革法案で民主党内大荒れ、採決21日は見送り?
・府市統合本部、二重行政解消を目指し大阪市の年200億削減方針
・エジプト・ムバラク前大統領、「臨床死」の状態
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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