「アンカー」総理側近・自民党首脳らが明かした消費税政局のウラ
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■6/6放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
青山さんが、総理側近や自民党首脳らとナマのやりとりを。
それにより明らかになった、報道されない消費税政局の水面下の動き。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。
内容紹介ここから____________________________
(消費税増税法案の日程について再び与野党幹事長会談、のニュース報道のあと)
山本浩之
「さ、この消費税政局についてはこのあとの青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーで、詳しく解説していただきたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、実は私は月曜日から、えー、日本海で、調査船に乗っておりまして、私たちの新しい希望である、日本の初めての自前資源である日本海のメタンハイドレートを、史上初めて自治体と連携をして、兵庫県と連携をして、調査をしてました。えー、船を降りたのが、今朝なんで、えー、従って、その間、あの、船の上っていうのは、もうちょっと沖合い出ていくと、インターネットも、何も通じませんから、あの、普段の携帯電話もできなかったんですが。その、今朝、兵庫県北部の香住(かすみ)っていう所で、港に着いて、そこから、まあ電話をかけながら、この大阪に、車で近づいてきたんですけれども、ま、その電話のやりとりっていうのは僕にとっても、ま、政治記者だった僕にとっても、ま、ショッキングな話ばっかりで。で、今日はその、文字通りの、これに基づいてお話ししたいと思います(フリップ出す)」
山本浩之
「『ナマのやりとり』」
青山繁晴
「はい。ですから、今朝の7時半ぐらいから、この大阪方面にやってくる11時前後までに、与野党の首脳たちと、どういうやりとりがあって、何が今動いてるかってことをもうほんとに、今のリアルタイムで、ありのままに、皆さんにお伝えしたいと思います」
山本浩之
「分かりました。では、コマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■6/6放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
内閣改造に隠れた重大な転機!野田首相がぶれた瞬間とは…青山ズバリ解説
青山さんが、総理側近や自民党首脳らとナマのやりとりを。
それにより明らかになった、報道されない消費税政局の水面下の動き。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
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内容紹介ここから____________________________
(消費税増税法案の日程について再び与野党幹事長会談、のニュース報道のあと)
山本浩之
「さ、この消費税政局についてはこのあとの青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーで、詳しく解説していただきたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、実は私は月曜日から、えー、日本海で、調査船に乗っておりまして、私たちの新しい希望である、日本の初めての自前資源である日本海のメタンハイドレートを、史上初めて自治体と連携をして、兵庫県と連携をして、調査をしてました。えー、船を降りたのが、今朝なんで、えー、従って、その間、あの、船の上っていうのは、もうちょっと沖合い出ていくと、インターネットも、何も通じませんから、あの、普段の携帯電話もできなかったんですが。その、今朝、兵庫県北部の香住(かすみ)っていう所で、港に着いて、そこから、まあ電話をかけながら、この大阪に、車で近づいてきたんですけれども、ま、その電話のやりとりっていうのは僕にとっても、ま、政治記者だった僕にとっても、ま、ショッキングな話ばっかりで。で、今日はその、文字通りの、これに基づいてお話ししたいと思います(フリップ出す)」
山本浩之
「『ナマのやりとり』」
青山繁晴
「はい。ですから、今朝の7時半ぐらいから、この大阪方面にやってくる11時前後までに、与野党の首脳たちと、どういうやりとりがあって、何が今動いてるかってことをもうほんとに、今のリアルタイムで、ありのままに、皆さんにお伝えしたいと思います」
山本浩之
「分かりました。では、コマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「まさに今ですね、民主・自民・公明党、与野党の三幹事長による会談が行われているんですけれども、果たしてこの、消費税増税法案っていうのは一体どうなっていくのか。さっそく青山さんの解説、お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、政治の話っていうのは、まぁあんまり、希望の持てる話ができなくて、今日もなかなか辛い話これからしなきゃいけないんですけれども。ま、その前に、ちょっと、政治じゃなくて、希望の話を冒頭にしておきたいと思います」
青山繁晴
「えー、さっき申しました通り、月曜日から船に乗って、日本海に出ていったんですが、これ今、映ってるのが、兵庫県の、漁業調査船『たじま』です(画像左上)。今、青山千春博士と一緒に、ま、でかい荷物を持って、調査資材を持って、乗り込んだところです。で、これは、北上していってるんですね。で、今、映ったのは県の調査員の方(画像右上)、そして、こうやって、魚群探知機を使って、超音波で海底を調べますから、ほとんどコストがかからないという利点があります(画像左下)。そして、この兵庫県の、日本海で、メタンハイドレートの調査が行われたのは、これが全く史上初めてです。今映ってるのは船長ですけれども(画像右下)。それが、実は、この素晴らしい夕日も見ながら、有望な海域を、無事発見できまして」
一同
「おおー」
青山繁晴
「その有望な海域を、来週さらに、船の速度をもっと落として、これ非常にコントロール難しいんですが、そっから超音波をもっとたくさん出してですね、えー、詳しく調べるということになりました。あの、日本には、今の兵庫県という自治体の取り組み、私たちと連携して、進んでる自治体の、フレッシュな取り組みのように、希望の話もありますから、それを、頭に、頭のベースに置きながら、ちょっと辛い話も、あの、聞いていただきたいんです。それで、これさっき申しました通り、今朝、早くに、ま、夜明けからしばらくしてから、兵庫県の香住って所に入港しまして、ま、港に戻って、そっから車に乗って、もう、すぐ、電話をあちこちにかけ始めたんですが。やっぱり一番ショッキングで、あの、僕はしばらく返事に困った、話がこれです」
村西利恵
「総理側近によると、『野田総理は、G20をドタキャンすることも検討している』」
一同
「えーー?!」
村西利恵
「ドタキャン…」
青山繁晴
「ドタキャン(笑)。これね、あの、これ、僕もこの文字見てもう一回ショックがよみがえってきたんですけど。これって、だから、あの、今、午後5時ですけどね、まだ数時間前の話ですよね。で、この首相側近ってのは、ただの、いわゆる側近じゃなくて、公の立場においても、総理を支えなきゃいけない、立場です。何人もいらっしゃいますけども。あの、その中で、実は、あの、一番信頼のできる人です。あの、この人がまだ国会議員になる前から、僕はよく存じてますが。その人が、もうはっきりこれを検討してるんですと言われたんで、僕、もうしばらく言葉出なかったんですね。そして、日本の総理大臣で、その、サミットとか、あるいはG20、G20ってご承知の通り、あの、今の、G7とかG8の過去のサミット役に立たなくなってきて、新しく力をつけた国々を入れて、このG20をやってて、今度メキシコで開かれますが、これがいちばん世界の、今後を決めるんですよね。で、日本の総理大臣はこれをドタキャンしたことはもちろんないから、ま、選挙になっちゃって行けなかったってことありますけど、それドタキャンじゃないですからね。で、この方が、この総理側近がおっしゃったのは、日本の総理はないと、青山さんが怒って言うように。でも、外国にないか今調べてるって言われたんで(一同笑&ざわ)。そんなもん調べなくていいって言ったんですよ」
山本浩之
「それ調べて、あったらほんとにドタキャンするんですかね?」
青山繁晴
「いや、これはもう、実は信じがたいことにもう検討しててですね。そして僕がその、G20だけじゃなくて、二国間の首脳会談も入ってんじゃないですかって言ったら、実はロシアのプーチン大統領と、野田総理の会談予定が、あの、本来入っているんですって言われて、ドタキャンってじゃあそれもドタキャンになるじゃないですかって言ったら、いや、ロシアの方は、急に動き止めてるんですと。あんまり返事してくれなくなった。つまり、ロシアはもう日本国内で情報活動、普通に行ってますからね。要するに野田総理がどうなるか分かんないって分かって、それ、すーっと後ろに退いてるわけです。だからすでに水面下では、国益を損ね始めてるってことなんですが。このG20も含めてですね、その、野田総理、あるいは日本国、日本の政治全体に、非常に厳しい政治日程が今、目の前に迫ってるんですが、ちょっとカレンダー見ていただけますか」
村西利恵
「タイムリミットが迫る消費税増税法案、通常国会の会期末はここ、6月21日です」
青山繁晴
「はい。えー、この通常国会っていうのはもちろん必ず会期末があって、半年やって会期末を迎えるわけですが。そして、えー、野田内閣総理大臣は、総理大臣として、何度も、会期内に、この国会の会期内に消費増税法案を成立させたい、社会保障の改革と一体になって、その法律を作りたいってことずっとおっしゃってたけど、最近はもう、会期内では、せめて衆議院の採決をやりたいっていう考えを、こういうのを政治用語でにじませるって言いますけど、僕あんまりそういう言葉使いたくないんですけど、要するに、そうやって少し切り替えてきたわけですよ。切り替えてきたけども、それ逆に言うと、この国会会期末までに、衆議院で採決すらできないで、何もしないで延長するとなるとですね、国会延長できますけど、延長するとなると、もう総理大臣がクビが繋がるのかっていう話になるわけですね。従って事実上、今、その、21日に国会が終わるまでに、衆議院での採決、消費増税法案の、と、その関連法案を採決できるかどうかが焦点になってるんですが、21日が締切じゃないんですよ」
村西利恵
「違う…?」
青山繁晴
「はい。ひとつは、この、さっきお話しした通り、メキシコでG20、これドタキャンしなければですよ、普通、まさかできるはずがないと、ね、検討してるだけでもほんとは大ニュースですよ(一同同意)。これは、実は僕は、外務省の当局者にも確認してます。検討は、青山ちゃん、ま、信じられないだろうけど、検討は行われてるんだと。検討自体初めてだと思いますけれどね。で、しかも、さっき言いましたプーチン大統領との首脳会談の約束とかがあって、本当は16日に出発するわけですよ。つまり、早い話が、16日から総理いなくなっちゃうから。ということは、あー、この、最後の日にギリギリってことは実際不可能ですからね。ということは実際の締切は、こうなるわけです」
村西利恵
「15日にも、法案を採択?」
青山繁晴
「うん、これクエスチョンマーク書いてあるけど、その締切って意味ではもう、このクエスチョンマークないんですよ。実は、15日、が締切なんですよ。今日6日ですよ?あと9日間しかないわけです。で、さらに、もっと切迫してるのはですね、これあの、法律にちゃんと書いてあるんですが、歳入。歳入っていうのは国の収入のことです。つまり、僕たち国民から、税金を取ったりする。で、それについて大事な、新しい法律を作る時は、必ずやらなきゃいけないことがあるんです。それ公聴会って言います。公に聴く、あの、聴力、耳の、耳ヘンの聴ですね、公聴会を開かなきゃいけない。で、その公聴会っていうのは、有識者とか国民から意見を聴くわけですから、その、それを意見を述べる人を、募集しなきゃいけないので、実はそのリミットもあるんですが、まず、話を戻すと、この法案採決の前に、公聴会やらなきゃいけないから日程がこうなりました」
村西利恵
「12日・13日」
青山繁晴
「はい。これ、公聴会は、実はあとで言うすったもんだ、隠れた、全然報道されてないすったもんだが今日あったんですが、でも何とか、先ほどこの中央公聴会を議決しました。衆議院の特別委員会で決めました。で、これが決まるとですね、決まったことは総理にとっては、いわば法案採決の前段ができたから、喜ばしいんだけれども、同時に、また締切は厳しくなったんですよ。さっき言いました通り、公に聴くんですから、聴く方にお知らせしなきゃいけない。これ普通、1週間置く、これは慣行ですけどね、今まで一番短くても、5日・6日なんですよ。で、ということは、常識で考えると、っていうか今までの慣行からすると、今日が、締切、だったわけですよね。で、ギリギリ決まったことになるわけですが、この公聴会やるまでの間に、要は自民党との、協議、野党側との協議をして、採決した時に小沢さんが反対しても、小沢グループが反対しても、成立するっていうことを、この間に今やらなきゃいけない」
村西利恵
「修正協議と、いうやつですね」
青山繁晴
「ええ。ことになったわけですね。それどうしてかと言うと、内閣改造やった時に、野田さんが、えー、採決するならば、衆議院で採決するならば、えー、自民党と、自民党をはじめとする野党と修正、自民党という名前は出してませんよ?でも実質的には自民党はじめとする野党と話し合いができて、採決したら可決できるようになってないと、やれないとまで言ったわけですよね。つまり、今、それだけ厳しい状況になってる。その中で、実は今日、まず、朝の段階で何があったかと言うと、次の、ショッキングな会話、ナマのやりとりはこれなんです」
村西利恵
「自民党首脳によると、『きょう中央公聴会の開催を委員会採決する予定だったが、朝10時すぎに民主党から取りやめたいと連絡があった。これで2日連続だ』」
青山繁晴
「はい。これあの、えー、ま、兵庫県香住ってこのあたり(日本海側)にあって、ずーっとこう、大阪に車まで向かってきますね。えー、あちこち電話をかけていって、これあの、自民党首脳の一人なんで、ま、今日めちゃくちゃ忙しいから、当然留守電になってたわけですよ。で、電話を下さいって入れておいたら、この、ちょうどこの、10時15分ぐらいですかね、に、電話がかかってきて、そして、まあ、この方も声がけっこう裏返ってて、もうびっくりしたよと。ね。えー、今日、中央公聴会の開催を、委員会で議決すると、予定だったのに、もう今日やめましたと、いう連絡が、つまりいったんあったわけです。いったんやめたって連絡が来ちゃったと。そして、あの、青山ちゃんこれどう思うかって聞かれて、いや僕は実は今まで日本海にいたし、あの、僕もびっくりなんだけど、これって、常識で考えると、もう会期内に」
村西利恵
「間に合わない」
青山繁晴
「うん、間に合わないっていうか、間に合わせようとしてないってことじゃないのと(一同同意)、ないんですかと。そしたら、この自民党首脳が言ったのは、全くそうで、それも、これは、たった一人の人物がやってるんだよね、それ誰かと言うと、これだよと」
村西利恵
「『輿石幹事長が引き延ばしをしているに違いない』」
青山繁晴
「はい。で、これは実はもう、あの、政界の常識というか、もう輿石さんももうバレるようにやってると、あからさまにやってると、言わざるを得ないんですね。で、こうなるとですね、当然、総理側近にもう一度電話しなきゃいけないから、その総理側近に電話をしたところ、実はこういう話が出ました」
村西利恵
「総理側近によると、『総理は、追い詰められている。あす公聴会開催を採決できなければおしまいだ』と」
青山繁晴
「うん、これはね、さっき言った通り彼は、だから人間的に信頼できる人だから、日本の国会議員でも信頼できる人いるんですよ?信頼できる人だからこう言ったんですよ。つまり総理大臣は、野田さん自身はあの内閣改造のあとの記者会見で、その、なるべくなら、その、やりたいよねって話にすーっと本当は変わってるんですよ。だから本当は、あの、何もできないで会期延長だけになっても、とどまりたいってことを言ってるけど、この人は、それ許せないと。あれだけ会期内に成立させると言ってて、それを、自分でずらして、せめて衆議院の採決になってるんだから、そして、公聴会開催を、決められなければ、責任を取るべきだと、私は側近としてはそう思いますと、言うから、あの、僕は、どうお話ししたかというと、じゃああなたは、野田さんに、ここで、もう究極のアドバイスをすべきじゃないですかと。それはあなたの、公の立場からの務めだと。それなぜかというと、何かというと、総理が、直接輿石さんに電話をして、そして、公聴会をさっさと今日決めろと。決めないんだったらあなたはクビだと。幹事長を解任すると、いうふうに、総理に言うべきだと、アドバイスをすべきだと、言いましたら、実はその総理側近は、本当に野田さんに、そのように、電話をしたんですよ。電話をしたんじゃない、会いに行って、そのことを言った。そしてそれは先ほど確認しました。で、その結果、総理は、自分で輿石さんに電話をかけたと思います。かけてる現場は、自分は同席してません、そんなことはしてはいけないから。でも電話はしたと思います。ね。で、ということは、今日、公聴会の議決がされた、公聴会は決まったけれども、それしか報道されてないけど、本当は裏でそういうやりとりがあった、まさしくナマのやりとりがあった、これが今の政局の実態だということなんですね。で、その上で、この、いわば信頼できる、人間的に信頼できる総理側近はさらに、こういうことも明かしました」
村西利恵
「総理側近によると、『全て野田総理に決断がないからだ。内閣改造の真の目的は“輿石外し”だった』」
山本浩之
「そうでしょうね」
青山繁晴
「はい。実はね、この、じゃない、実はですね、すみません、今タメ口になっちゃいましたが、実はですね、この、内閣改造の前に皆さんご記憶の小沢さんとの会談、1回目2回目ってあったじゃないですか。で、小沢さんとの会談の1回目の前に、この総理側近とお話しした時に、これは小沢さんを切るためにやるんですと。つまり小沢さんは消費増税反対の立場はもう変えないので、もう会談してその場で、あなたとはこれで決別ですと、お別れですと言って下さいと言ったのに、野田さんそれをできないで、そしてずるずると2回目の会談になったわけですよ。で、2回目の会談のあとも、実は野田さんは、小沢さんを切ることができない、むしろ1、2回を通じて、その会談では小沢さんにむしろ負けたようになったんですね、政治的に。で、従って、実はこの人(側近)も、加わって、じゃあ、こうなったら内閣改造をやって、その時に、例えば総理大臣がその気になったら内閣改造と、与党人事っていうのは、これドッキングできるわけですよ。で、輿石さんもプライド高くて、お立場もあるから、日教組の大御所だし、お立場もあるから、本当は山梨県教組のボスに過ぎないけれども、とにかく今は、あの、非常に強いって意識をご自分で持ってるから、閣僚に、大臣に横滑りさせて、僕この話ひどいと思うけれども、ね、大臣ってそんな軽いポストだと思いませんが、横滑りさせてでも、幹事長から外そうということを、考えて、内閣改造に踏み切ってもらったのに、それすらできなかったと。だから、公聴会がセットされても、今も総理側近の考えはこれなんです」
村西利恵
「『できたばかりの内閣がもうなくなるかもしれない。総辞職もあり得る』」
青山繁晴
「うん、あの、民間人の森本敏さんの防衛大臣就任も含めて、こう色んな話題が今、世の中に、こう出てるんだけども、その内閣が、もう総辞職かもしれないってことを、総理の側近が言ってるって実態になってるわけですね。これ全然、今、報道されてませんけれども。じゃあこれを、野党側から見たらどう見えるか。これも、さっきのその、ナマのやりとりの中で、電話してみた一人から、こういう話が出ました」
村西利恵
「次期自民党総裁の有力候補によると、『民主党は自民党総裁が谷垣さんの間に総選挙をしたい。しかし、現状では負けるだけ』」
青山繁晴
「はい。えー、この、次期自民党総裁選挙っていうのは、もう9月に予定されてます。従って何人かがもう有力候補で出てて、で、谷垣さんは、もし衆議院解散が実現しなかったら、もうそのままダメだろうと、今お顔出てますけどね、言われてるわけですよ。だから、民主党は逆に、そうやって若い世代が、新たに自民党のリーダーとして出てくる前に、谷垣さんもう、申し訳ないけど、関西テレビですから地元ですけど、申し訳ないけど優柔不断ってイメージがもうこびりついてるから、その間に、できたら総選挙をやりたい。しかし同時に、今やったら負ける。ということは、どうするかというと、今の野田さんを替えなきゃいけない。替えて、谷垣さんがいる間に総選挙をしたい。もう一回言いますと、9月までに、9月までに、内閣総辞職を、むしろ民主党が実現して、民主党の側の総理大臣を替えて、9月までに谷垣自民党と総選挙で争いたいと。で、そのためにですね、この自民党の側の次期総裁有力候補が、その民主党が考えてる、次の顔っていうのは、これじゃないかと言ってるんです」
村西利恵
「『だから、細野新内閣をつくるのではないか』」
一同
「ええーー!?」
青山繁晴
「うん。で、この人(次期自民党総裁の有力候補)の解釈はですね、あの、この人、実はですね、あの、例えば、2009年8月30日の、総選挙の時期、僕『アンカー』で、6カ月前に予言しましたが、その中の情報源の一人です。複数いましたけどね、もちろん複数確認してきましたが、いや、青山さんもう、8月30日しかないよと言ってた一人なんですよ。つまり政局の見通しは常に当たってきた人で、この人が見るキーワードはですね、小沢さんなんですよ、やっぱり。ね。というのは細野さんは、さっき言いました通り八方美人ですから、実は小沢さんとも非常に、小沢さんにもウケがいいんですよ。で、輿石幹事長、小沢さんに近い輿石さんにもウケがいい。そして、原発担当大臣だけどほとんど何も言ってこなかったから、傷がついてないってイメージになってる。そして圧倒的に若い。そして例えば今このスタジオに、ここにいらっしゃれば分かりますが、大変長身で、そして、もうこれは写真で分かる通り、お顔もいいと。えー、爽やかなイメージです」
山本浩之
「ま、スキャンダルはありましたけどね」
青山繁晴
「え?」
山本浩之
「スキャンダルはありましたけどね」
青山繁晴
「山本モナさんとのお話はありましたけれども、しかし、それも、ま、いわば、乗り越えて、イメージはいいから、細野内閣で、その、自民党と勝負するつもりじゃないかということを、彼は予測してるわけです。で、そうするとですね、じゃあその、もう3年近くも野党やってきた自民党の方は、一体どうするのかっていうのが、後半のひとつの焦点ですよね。で、えー、そのためのキーワードはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『次こそは…』。緊迫する消費税政局、このあとは、自民党の戦略について、詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「(ニュース原稿読み上げ)えー、三党の幹事長会談が終わったようです。この中で民主党の輿石幹事長は、修正協議入りを改めて要請し、自民党は持ち帰って、応じるかどうか、6日にもって書いてますから今日中にも回答する見通しだと、いう情報が入ってきました。さ、それでは続きをお願いしましょう」
青山繁晴
「はい。皆さん今の速報お聞きになりましたか。あの、ヤマヒロさんが読んでくれた、えー、そのニュース、それだけだと、実は、意味分かんないですよね、よく。でも前半を、恐縮ながらこの今の、このズバリコーナーの前半を見ていただいた方なら、ああそういうことかと、たぶんこう膝を打ってる方いらっしゃるんじゃないかと思うんですよ(一同同意)。というのは今まで輿石さんは、その、いつ衆議院で採決するのかって日程を全然言わないから、自民党の石原幹事長を含めて、この幹事長会談いくら開いても、日程示さないんだったら修正協議に入れないってことでこうぶつかってきたわけですよ(一同同意)。ところが、公聴会の日程が、さっき議決されたということは、もう輿石さん言わなくても、これは採決は公聴会の直後ですから、もう6月15日ってことが事実上決まったわけですよ。だから、その、自民党は、持ち帰って検討するっていうふうに、ま、態度がこう柔らかくなったわけですよね。だから、あの、裏には実は総理がようやく輿石さんに、もうこの期に及んでようやく輿石さんに電話をして、あなた公聴会を議決させないんだったら、クビだということを言ったから、今のニュースに繋がっていったってことなんですよね」
山本浩之
「なるほど。じゃあそれで15日。だけど、修正協議に入るはいいけど、その中身ですね問題は」
青山繁晴
「そうです」
山本浩之
「それによって民主党自体がどうなるか分かんないと」
青山繁晴
「その通りです。その通りで、だからまず、自由民主党が今夜の検討を含めて、今どうなってるかってことですが、自民党は実は、見かけ上2つに分かれてるんですよ。はい、出して下さい」
村西利恵
「森元総理や石原幹事長が柔軟派。そして谷垣総裁、大島副総裁が強硬派」
青山繁晴
「これあの、今、僕すでにもう見かけ上って言ったんですが、これは見かけ上は確かに分かれてるんですよ。あの、ま、石原伸晃さんは、当然、次期総裁を目指してますけれどね。9月の代表選挙に出るかもしれません。ていうか出る準備をしてます。で、バックにいるのが森喜朗さんとか、あるいは古賀誠さんっていう、ま、古い名前、自民党の長老たちにウケが良くて、そして意見一致してるのは、その、解散総選挙を野田さんが約束しなくてもいいじゃないかと。ね。そんなことできるわけがない。それよりも野田さんにさっさと消費増税をやってもらおうじゃないかと。自分たちの時になって増税するのは大変だから、野田さんがあんなにやりたがってるんだから、やらせりゃいいんだと」
村西利恵
「なるほど」
青山繁晴
「で、そもそも、石原さんは最近はっきり、公の場でも言いましたけれども、総理大臣が、解散はこうしますなんてことを言うはずがないと。そもそもそれは総理というものじゃないということを言ったわけです。それに対して強硬派というのは、谷垣さんは終始、谷垣さんはこう強硬な人では全くないんですが、ずーっと言ってこられたのは、野田総理が、話し合い解散、えー、自民党が賛成してくれて、法案が成立するなら、いつ衆議院を解散して総選挙やりますってことを確約してくれ、それでないと何の話も呑めないってことを、ずーっと言ってこられたわけですよ。もう、あの、森さんなんかもろに谷垣さんを批判したりしてて」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「ところがですよ、これ、あの、ひとつ変わってきてんのは、この谷垣さんがこっち(柔軟派)に、ちょっと寄ってきてるんですよね。いや、必ずしも、その、解散っていうことが約束されなくても、てんてんてん(…)って話になってて。そしてこの大島さんっていうのは仁義に生きる人ですから。副総裁だから総裁と、総裁を支える立場だから、この人が言ってる限りはこうだと。だから、谷垣さんが、こっちに、まあ解散約束しなくても大丈夫になったら大島さんは、いわば、その、今までの強硬論は引っ込めると思うんですよ。その上でですね、だから今の話でお分かりの通り、総裁は谷垣さんで、石原さんは幹事長に過ぎないけども、どっちかというと、こっち(柔軟派)が優勢なわけですよね、本当はね。そして優勢な側が、内心で何を考えてるかというと、実はこれです」
村西利恵
「柔軟派の自民党幹部によると、『こっちはもうユルユルになっている』(一同笑&ざわ)」
青山繁晴
「はい。これもあの、今日のナマのやりとりで、えー、ま、大阪にもう、大阪の阪神高速に入ってるあたりで、電話で話した相手が、ユルユルなんだよってことだったんですね。で、ユルユルって何がユルユルなのか。2つユルい話があるんです」
村西利恵
「社会保障の改革は先送りし、『国民会議』で審議。消費増税は、ただ、増税を決めるだけ」
山本浩之
「はあー、なるほどねー」
青山繁晴
「僕、この、あの、自民党幹部の今日の、これあの、まだ若い人ですけど、政治の世界では。あの、よくぞ言ったと思いますね。すごく正直にはっきり言われましたよ。あの、社会保障、一体改革って言ってるけど、それはもう先送りなんだと。それ、だから国民会議つくって、これもね、あの、彼の言い方はかなり今日は毒があってですね、あの、ま、良い意味の毒があって、有識者の方々に、学者先生にいろいろ言ってもらえばいいんですよと(笑)。これ国民会議のもう実態を、自民党自ら言ってんのと同じだけども、いろいろ言ってもらえればいいと。だから、これをつくりましょうってことは、要するに先送りでいいよと、一体改革っていう旗降ろさなくても、要するに、あの、民主党が、例えば、最低年金とか、マニフェストに書かれたことを降ろすってはっきり言わなくても、とにかくこれで話し合いましょうって言ったらそれでOKなんだよと。もうユルいよねこれって、あの、ご自分で言われて。さらに、その上で、消費税を上げるならば、本来は、例えば食料品とか、そういう一番生活の基本のところを、税を軽くするかどうかとか、いろんなたくさんの問題が出てくるわけですね。で、そのことは、もう全部先送り、つまりこれは、石原幹事長ご自身が、えー、はっきり最近言われましたね。つまり、毎年毎年年末に、税制改正の話があると、ね、これ定期的にやるんですが、そのあとで良いと。とりあえずは消費増税上げるだけ、上げることだけ決めてくれればいい、ということはこれ2つ合わせたら、要は、その、10%にとりあえず、まで持っていきますよってことだけ決めるんだったら、協力するって言ってるわけですよ。従って、今までの話を全部合わせると、この2つの区分けっていうのは本当はこうです」
村西利恵
「先ほどの区分けが変わりまして、自民党の実情は、『ユルユル柔軟派』と『なんちゃって強硬派』(一同笑)」
青山繁晴
「ということはですね、これはあの、単に、自民党のやり方が姑息だと言ってるだけじゃないんです、姑息とは言ってるんですよ、今、僕は。どうしてかというと、この裏にあるものはですね、つまり、本当は消費増税必要と思いながら、それを真っ正面に国民に問うんじゃなくて、そういうしんどいことは他人にやらせようってことがまずある」
岡安譲
「結局全部民主党にやらせてしまうってことですよね」
青山繁晴
「そうです。それからもう1つは、これも、それ電話の中ではっきり出てきたんですが、要するに、細野さんと、細野総理と選挙をするのは嫌だと。ね。その時に自民党の側の総裁が若返ってればまだいいけれども、細野対谷垣だったら、あの、例えば橋下さんの動きも全部含めると、とにかくその自民党だけ突出して、その、高齢でもあるって目立っちゃうから、それは嫌だと。だから、もう、もう、とにかくユルユルだけでいいから、消費増税だけ乗っかると。そうすると、野田さんはとりあえず辞めないで済むだろうと、いう話なんですよ。もうはっきり申しますと、政治全体の志が低いと、言わざるを得ない。しかしその上でですね、その現実の政治で考えると、こんなに自民党がユルユルになってるのに、なぜ野田さんは、もう目の前に日程が迫るぐらい、もうその総理側近が、心ある側近ほど、あなたは総辞職かもしれないと思うほどになってしまってるかというとですね、これは原発の問題見たらその理由が分かります。はい、出して下さい」
村西利恵
「大飯原発の再稼働『決定』へ」
青山繁晴
「決定と言いながらですよ、実は野田総理は先ほど総理側近の言葉にありましたね、決断がないと。決断力が弱いとか、なかなか決めてくれないんじゃなくて、とにかく決断というものがないんだと。ね。彼は実は涙声でした、電話で。もう本当に怒ってですね、彼は、野田さんのためも、たぶん思って言ってる、それと国益のために怒って言ってるわけですよ。それはどうしてかというと、その、大飯原発の再稼働については2つの重大な、野田さんの、決定先送り、決断のないのがありましたね。2つ出して下さい」
村西利恵
「それは、まだ、暫定安全基準なことと、原子力規制庁の発足が遅れていること」
青山繁晴
「はい、皆さんこれ思い出していただくと、去年の3・11に、3月11日に福島原子力災害が始まって、その月の月末、去年の3月末にすでに、だらしのない原子力安全・保安院といえども、とにかくこの事故を受けて、水素爆発も起きちゃったし、新しい安全基準を考えましょうと、新しい対応を考えましょうってことを電力会社に指示をして、その結果、5月の初めまでに、原発を持ってる、沖縄電力を除く全部の原発を持ってる電力会社から、こういう安全対策をやりますっていうのが30項目ほど出てきたんですよね。それ、もう一度申しますが、去年の5月ですよ?それと全くほとんど同じ物が今年の4月になってから突然、暫定安全基準って言ったわけですよ」
山本浩之
「そうです」
青山繁晴
「このタイムラグがなかったら、例えば免震重要棟は、去年の5月から建設が始まってるわけじゃないですか(一同同意)。日本の優秀な建設技術からしたら、大飯だけじゃなくて、とっくに、これはその、再稼働するための話じゃなくて、僕は福島第一原発に入って、免震重要棟がどれほど、実はほんとの危機を和らげてくれたかを、この目で見てますからね。その工事の遅れも含めて、実は一体、去年の5月から今年の4月まで、一体何をなさってたのかっていうことですよね。そして同時に、この原子力規制庁も、要するに、今年の3月31日で、原子力安全・保安院も、原子力安全委員会も終わりだと。なぜかというと、福島原子力災害防げなかったから。ここまでは真っ当な話じゃないですか。ということはもう、お尻が切られてるんだから、当然、政府案が出て、それに対して自民党や公明党の野党から、いや、新しい規制庁が、独立した委員会を持たないってのはおかしいと、ね。これは、あの、公正取引委員会のような委員会を三条委員会というんですが、そういう独立委員会を作って、原子力規制庁はその、事務局だけにすべきだと、いうことが出て、それでぶつかって、審議もできなかった。ずーっとほったらかしにして、突然最近になって審議を始めたっていうことですね。だから野田さんが決断しなかったために、この大飯も、いわば本質的じゃないことまで含めて政治問題化したわけですよ。しかしそうすると、最後に、もう時間はありませんが、最後に申すと、これは野田さんだけの責任でしょうか。もう一人重大な責任者がいますね」
青山繁晴
「細野さんですよね。それが、原発事故担当大臣の細野さんです。この番組で何度も指摘しました。八方美人で状況に合わせて物を言うだけで、総理や、あるいは、例えば仙谷さんに喋らせて自分は何も、最初には物を言わない、泥を被らないってことをやってきたわけです。そして、最終的に、例えば野田さんはその、消費増税法案を通して、生き延びるかもしれないけど、やがて替わりますね。そうすると、いずれ次はこの細野さんになることもあり得るわけですね。その時に、こうやって、その、真っ正面から責任を受け止めない人というのを、次こそは、選ぶのやめませんかと。そうすると私たちの国民運動としては、まずやはり、理由の如何を問わず、衆議院解散総選挙をやるべきであって、その上で、総理大臣は国会が勝手に選ぶものという発想もやめて、私たちも、インターネットっていうものがありますから、Eメールがありますから、どんどん発言しましょうというのが、今日の提案です」
山本浩之
「ありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
細野さんが「別の人に喋らせて、自分は最初には物を言わない、泥を被らない」ってところ、何だかデジャビュ……。
総理になる前の、副総理時代の菅さんにそっくりじゃないですか?(T^T)
この日の「アンカー」は以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・オウム・高橋克也容疑者の写真公開 手配写真と異なる点が多数
・大飯原発再稼働に、民主117人「慎重に判断を」
・原発40年超の運転を容認へ
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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「まさに今ですね、民主・自民・公明党、与野党の三幹事長による会談が行われているんですけれども、果たしてこの、消費税増税法案っていうのは一体どうなっていくのか。さっそく青山さんの解説、お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、政治の話っていうのは、まぁあんまり、希望の持てる話ができなくて、今日もなかなか辛い話これからしなきゃいけないんですけれども。ま、その前に、ちょっと、政治じゃなくて、希望の話を冒頭にしておきたいと思います」
青山繁晴
「えー、さっき申しました通り、月曜日から船に乗って、日本海に出ていったんですが、これ今、映ってるのが、兵庫県の、漁業調査船『たじま』です(画像左上)。今、青山千春博士と一緒に、ま、でかい荷物を持って、調査資材を持って、乗り込んだところです。で、これは、北上していってるんですね。で、今、映ったのは県の調査員の方(画像右上)、そして、こうやって、魚群探知機を使って、超音波で海底を調べますから、ほとんどコストがかからないという利点があります(画像左下)。そして、この兵庫県の、日本海で、メタンハイドレートの調査が行われたのは、これが全く史上初めてです。今映ってるのは船長ですけれども(画像右下)。それが、実は、この素晴らしい夕日も見ながら、有望な海域を、無事発見できまして」
一同
「おおー」
青山繁晴
「その有望な海域を、来週さらに、船の速度をもっと落として、これ非常にコントロール難しいんですが、そっから超音波をもっとたくさん出してですね、えー、詳しく調べるということになりました。あの、日本には、今の兵庫県という自治体の取り組み、私たちと連携して、進んでる自治体の、フレッシュな取り組みのように、希望の話もありますから、それを、頭に、頭のベースに置きながら、ちょっと辛い話も、あの、聞いていただきたいんです。それで、これさっき申しました通り、今朝、早くに、ま、夜明けからしばらくしてから、兵庫県の香住って所に入港しまして、ま、港に戻って、そっから車に乗って、もう、すぐ、電話をあちこちにかけ始めたんですが。やっぱり一番ショッキングで、あの、僕はしばらく返事に困った、話がこれです」
村西利恵
「総理側近によると、『野田総理は、G20をドタキャンすることも検討している』」
一同
「えーー?!」
村西利恵
「ドタキャン…」
青山繁晴
「ドタキャン(笑)。これね、あの、これ、僕もこの文字見てもう一回ショックがよみがえってきたんですけど。これって、だから、あの、今、午後5時ですけどね、まだ数時間前の話ですよね。で、この首相側近ってのは、ただの、いわゆる側近じゃなくて、公の立場においても、総理を支えなきゃいけない、立場です。何人もいらっしゃいますけども。あの、その中で、実は、あの、一番信頼のできる人です。あの、この人がまだ国会議員になる前から、僕はよく存じてますが。その人が、もうはっきりこれを検討してるんですと言われたんで、僕、もうしばらく言葉出なかったんですね。そして、日本の総理大臣で、その、サミットとか、あるいはG20、G20ってご承知の通り、あの、今の、G7とかG8の過去のサミット役に立たなくなってきて、新しく力をつけた国々を入れて、このG20をやってて、今度メキシコで開かれますが、これがいちばん世界の、今後を決めるんですよね。で、日本の総理大臣はこれをドタキャンしたことはもちろんないから、ま、選挙になっちゃって行けなかったってことありますけど、それドタキャンじゃないですからね。で、この方が、この総理側近がおっしゃったのは、日本の総理はないと、青山さんが怒って言うように。でも、外国にないか今調べてるって言われたんで(一同笑&ざわ)。そんなもん調べなくていいって言ったんですよ」
山本浩之
「それ調べて、あったらほんとにドタキャンするんですかね?」
青山繁晴
「いや、これはもう、実は信じがたいことにもう検討しててですね。そして僕がその、G20だけじゃなくて、二国間の首脳会談も入ってんじゃないですかって言ったら、実はロシアのプーチン大統領と、野田総理の会談予定が、あの、本来入っているんですって言われて、ドタキャンってじゃあそれもドタキャンになるじゃないですかって言ったら、いや、ロシアの方は、急に動き止めてるんですと。あんまり返事してくれなくなった。つまり、ロシアはもう日本国内で情報活動、普通に行ってますからね。要するに野田総理がどうなるか分かんないって分かって、それ、すーっと後ろに退いてるわけです。だからすでに水面下では、国益を損ね始めてるってことなんですが。このG20も含めてですね、その、野田総理、あるいは日本国、日本の政治全体に、非常に厳しい政治日程が今、目の前に迫ってるんですが、ちょっとカレンダー見ていただけますか」
村西利恵
「タイムリミットが迫る消費税増税法案、通常国会の会期末はここ、6月21日です」
青山繁晴
「はい。えー、この通常国会っていうのはもちろん必ず会期末があって、半年やって会期末を迎えるわけですが。そして、えー、野田内閣総理大臣は、総理大臣として、何度も、会期内に、この国会の会期内に消費増税法案を成立させたい、社会保障の改革と一体になって、その法律を作りたいってことずっとおっしゃってたけど、最近はもう、会期内では、せめて衆議院の採決をやりたいっていう考えを、こういうのを政治用語でにじませるって言いますけど、僕あんまりそういう言葉使いたくないんですけど、要するに、そうやって少し切り替えてきたわけですよ。切り替えてきたけども、それ逆に言うと、この国会会期末までに、衆議院で採決すらできないで、何もしないで延長するとなるとですね、国会延長できますけど、延長するとなると、もう総理大臣がクビが繋がるのかっていう話になるわけですね。従って事実上、今、その、21日に国会が終わるまでに、衆議院での採決、消費増税法案の、と、その関連法案を採決できるかどうかが焦点になってるんですが、21日が締切じゃないんですよ」
村西利恵
「違う…?」
青山繁晴
「はい。ひとつは、この、さっきお話しした通り、メキシコでG20、これドタキャンしなければですよ、普通、まさかできるはずがないと、ね、検討してるだけでもほんとは大ニュースですよ(一同同意)。これは、実は僕は、外務省の当局者にも確認してます。検討は、青山ちゃん、ま、信じられないだろうけど、検討は行われてるんだと。検討自体初めてだと思いますけれどね。で、しかも、さっき言いましたプーチン大統領との首脳会談の約束とかがあって、本当は16日に出発するわけですよ。つまり、早い話が、16日から総理いなくなっちゃうから。ということは、あー、この、最後の日にギリギリってことは実際不可能ですからね。ということは実際の締切は、こうなるわけです」
村西利恵
「15日にも、法案を採択?」
青山繁晴
「うん、これクエスチョンマーク書いてあるけど、その締切って意味ではもう、このクエスチョンマークないんですよ。実は、15日、が締切なんですよ。今日6日ですよ?あと9日間しかないわけです。で、さらに、もっと切迫してるのはですね、これあの、法律にちゃんと書いてあるんですが、歳入。歳入っていうのは国の収入のことです。つまり、僕たち国民から、税金を取ったりする。で、それについて大事な、新しい法律を作る時は、必ずやらなきゃいけないことがあるんです。それ公聴会って言います。公に聴く、あの、聴力、耳の、耳ヘンの聴ですね、公聴会を開かなきゃいけない。で、その公聴会っていうのは、有識者とか国民から意見を聴くわけですから、その、それを意見を述べる人を、募集しなきゃいけないので、実はそのリミットもあるんですが、まず、話を戻すと、この法案採決の前に、公聴会やらなきゃいけないから日程がこうなりました」
村西利恵
「12日・13日」
青山繁晴
「はい。これ、公聴会は、実はあとで言うすったもんだ、隠れた、全然報道されてないすったもんだが今日あったんですが、でも何とか、先ほどこの中央公聴会を議決しました。衆議院の特別委員会で決めました。で、これが決まるとですね、決まったことは総理にとっては、いわば法案採決の前段ができたから、喜ばしいんだけれども、同時に、また締切は厳しくなったんですよ。さっき言いました通り、公に聴くんですから、聴く方にお知らせしなきゃいけない。これ普通、1週間置く、これは慣行ですけどね、今まで一番短くても、5日・6日なんですよ。で、ということは、常識で考えると、っていうか今までの慣行からすると、今日が、締切、だったわけですよね。で、ギリギリ決まったことになるわけですが、この公聴会やるまでの間に、要は自民党との、協議、野党側との協議をして、採決した時に小沢さんが反対しても、小沢グループが反対しても、成立するっていうことを、この間に今やらなきゃいけない」
村西利恵
「修正協議と、いうやつですね」
青山繁晴
「ええ。ことになったわけですね。それどうしてかと言うと、内閣改造やった時に、野田さんが、えー、採決するならば、衆議院で採決するならば、えー、自民党と、自民党をはじめとする野党と修正、自民党という名前は出してませんよ?でも実質的には自民党はじめとする野党と話し合いができて、採決したら可決できるようになってないと、やれないとまで言ったわけですよね。つまり、今、それだけ厳しい状況になってる。その中で、実は今日、まず、朝の段階で何があったかと言うと、次の、ショッキングな会話、ナマのやりとりはこれなんです」
村西利恵
「自民党首脳によると、『きょう中央公聴会の開催を委員会採決する予定だったが、朝10時すぎに民主党から取りやめたいと連絡があった。これで2日連続だ』」
青山繁晴
「はい。これあの、えー、ま、兵庫県香住ってこのあたり(日本海側)にあって、ずーっとこう、大阪に車まで向かってきますね。えー、あちこち電話をかけていって、これあの、自民党首脳の一人なんで、ま、今日めちゃくちゃ忙しいから、当然留守電になってたわけですよ。で、電話を下さいって入れておいたら、この、ちょうどこの、10時15分ぐらいですかね、に、電話がかかってきて、そして、まあ、この方も声がけっこう裏返ってて、もうびっくりしたよと。ね。えー、今日、中央公聴会の開催を、委員会で議決すると、予定だったのに、もう今日やめましたと、いう連絡が、つまりいったんあったわけです。いったんやめたって連絡が来ちゃったと。そして、あの、青山ちゃんこれどう思うかって聞かれて、いや僕は実は今まで日本海にいたし、あの、僕もびっくりなんだけど、これって、常識で考えると、もう会期内に」
村西利恵
「間に合わない」
青山繁晴
「うん、間に合わないっていうか、間に合わせようとしてないってことじゃないのと(一同同意)、ないんですかと。そしたら、この自民党首脳が言ったのは、全くそうで、それも、これは、たった一人の人物がやってるんだよね、それ誰かと言うと、これだよと」
村西利恵
「『輿石幹事長が引き延ばしをしているに違いない』」
青山繁晴
「はい。で、これは実はもう、あの、政界の常識というか、もう輿石さんももうバレるようにやってると、あからさまにやってると、言わざるを得ないんですね。で、こうなるとですね、当然、総理側近にもう一度電話しなきゃいけないから、その総理側近に電話をしたところ、実はこういう話が出ました」
村西利恵
「総理側近によると、『総理は、追い詰められている。あす公聴会開催を採決できなければおしまいだ』と」
青山繁晴
「うん、これはね、さっき言った通り彼は、だから人間的に信頼できる人だから、日本の国会議員でも信頼できる人いるんですよ?信頼できる人だからこう言ったんですよ。つまり総理大臣は、野田さん自身はあの内閣改造のあとの記者会見で、その、なるべくなら、その、やりたいよねって話にすーっと本当は変わってるんですよ。だから本当は、あの、何もできないで会期延長だけになっても、とどまりたいってことを言ってるけど、この人は、それ許せないと。あれだけ会期内に成立させると言ってて、それを、自分でずらして、せめて衆議院の採決になってるんだから、そして、公聴会開催を、決められなければ、責任を取るべきだと、私は側近としてはそう思いますと、言うから、あの、僕は、どうお話ししたかというと、じゃああなたは、野田さんに、ここで、もう究極のアドバイスをすべきじゃないですかと。それはあなたの、公の立場からの務めだと。それなぜかというと、何かというと、総理が、直接輿石さんに電話をして、そして、公聴会をさっさと今日決めろと。決めないんだったらあなたはクビだと。幹事長を解任すると、いうふうに、総理に言うべきだと、アドバイスをすべきだと、言いましたら、実はその総理側近は、本当に野田さんに、そのように、電話をしたんですよ。電話をしたんじゃない、会いに行って、そのことを言った。そしてそれは先ほど確認しました。で、その結果、総理は、自分で輿石さんに電話をかけたと思います。かけてる現場は、自分は同席してません、そんなことはしてはいけないから。でも電話はしたと思います。ね。で、ということは、今日、公聴会の議決がされた、公聴会は決まったけれども、それしか報道されてないけど、本当は裏でそういうやりとりがあった、まさしくナマのやりとりがあった、これが今の政局の実態だということなんですね。で、その上で、この、いわば信頼できる、人間的に信頼できる総理側近はさらに、こういうことも明かしました」
村西利恵
「総理側近によると、『全て野田総理に決断がないからだ。内閣改造の真の目的は“輿石外し”だった』」
山本浩之
「そうでしょうね」
青山繁晴
「はい。実はね、この、じゃない、実はですね、すみません、今タメ口になっちゃいましたが、実はですね、この、内閣改造の前に皆さんご記憶の小沢さんとの会談、1回目2回目ってあったじゃないですか。で、小沢さんとの会談の1回目の前に、この総理側近とお話しした時に、これは小沢さんを切るためにやるんですと。つまり小沢さんは消費増税反対の立場はもう変えないので、もう会談してその場で、あなたとはこれで決別ですと、お別れですと言って下さいと言ったのに、野田さんそれをできないで、そしてずるずると2回目の会談になったわけですよ。で、2回目の会談のあとも、実は野田さんは、小沢さんを切ることができない、むしろ1、2回を通じて、その会談では小沢さんにむしろ負けたようになったんですね、政治的に。で、従って、実はこの人(側近)も、加わって、じゃあ、こうなったら内閣改造をやって、その時に、例えば総理大臣がその気になったら内閣改造と、与党人事っていうのは、これドッキングできるわけですよ。で、輿石さんもプライド高くて、お立場もあるから、日教組の大御所だし、お立場もあるから、本当は山梨県教組のボスに過ぎないけれども、とにかく今は、あの、非常に強いって意識をご自分で持ってるから、閣僚に、大臣に横滑りさせて、僕この話ひどいと思うけれども、ね、大臣ってそんな軽いポストだと思いませんが、横滑りさせてでも、幹事長から外そうということを、考えて、内閣改造に踏み切ってもらったのに、それすらできなかったと。だから、公聴会がセットされても、今も総理側近の考えはこれなんです」
村西利恵
「『できたばかりの内閣がもうなくなるかもしれない。総辞職もあり得る』」
青山繁晴
「うん、あの、民間人の森本敏さんの防衛大臣就任も含めて、こう色んな話題が今、世の中に、こう出てるんだけども、その内閣が、もう総辞職かもしれないってことを、総理の側近が言ってるって実態になってるわけですね。これ全然、今、報道されてませんけれども。じゃあこれを、野党側から見たらどう見えるか。これも、さっきのその、ナマのやりとりの中で、電話してみた一人から、こういう話が出ました」
村西利恵
「次期自民党総裁の有力候補によると、『民主党は自民党総裁が谷垣さんの間に総選挙をしたい。しかし、現状では負けるだけ』」
青山繁晴
「はい。えー、この、次期自民党総裁選挙っていうのは、もう9月に予定されてます。従って何人かがもう有力候補で出てて、で、谷垣さんは、もし衆議院解散が実現しなかったら、もうそのままダメだろうと、今お顔出てますけどね、言われてるわけですよ。だから、民主党は逆に、そうやって若い世代が、新たに自民党のリーダーとして出てくる前に、谷垣さんもう、申し訳ないけど、関西テレビですから地元ですけど、申し訳ないけど優柔不断ってイメージがもうこびりついてるから、その間に、できたら総選挙をやりたい。しかし同時に、今やったら負ける。ということは、どうするかというと、今の野田さんを替えなきゃいけない。替えて、谷垣さんがいる間に総選挙をしたい。もう一回言いますと、9月までに、9月までに、内閣総辞職を、むしろ民主党が実現して、民主党の側の総理大臣を替えて、9月までに谷垣自民党と総選挙で争いたいと。で、そのためにですね、この自民党の側の次期総裁有力候補が、その民主党が考えてる、次の顔っていうのは、これじゃないかと言ってるんです」
村西利恵
「『だから、細野新内閣をつくるのではないか』」
一同
「ええーー!?」
青山繁晴
「うん。で、この人(次期自民党総裁の有力候補)の解釈はですね、あの、この人、実はですね、あの、例えば、2009年8月30日の、総選挙の時期、僕『アンカー』で、6カ月前に予言しましたが、その中の情報源の一人です。複数いましたけどね、もちろん複数確認してきましたが、いや、青山さんもう、8月30日しかないよと言ってた一人なんですよ。つまり政局の見通しは常に当たってきた人で、この人が見るキーワードはですね、小沢さんなんですよ、やっぱり。ね。というのは細野さんは、さっき言いました通り八方美人ですから、実は小沢さんとも非常に、小沢さんにもウケがいいんですよ。で、輿石幹事長、小沢さんに近い輿石さんにもウケがいい。そして、原発担当大臣だけどほとんど何も言ってこなかったから、傷がついてないってイメージになってる。そして圧倒的に若い。そして例えば今このスタジオに、ここにいらっしゃれば分かりますが、大変長身で、そして、もうこれは写真で分かる通り、お顔もいいと。えー、爽やかなイメージです」
山本浩之
「ま、スキャンダルはありましたけどね」
青山繁晴
「え?」
山本浩之
「スキャンダルはありましたけどね」
青山繁晴
「山本モナさんとのお話はありましたけれども、しかし、それも、ま、いわば、乗り越えて、イメージはいいから、細野内閣で、その、自民党と勝負するつもりじゃないかということを、彼は予測してるわけです。で、そうするとですね、じゃあその、もう3年近くも野党やってきた自民党の方は、一体どうするのかっていうのが、後半のひとつの焦点ですよね。で、えー、そのためのキーワードはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『次こそは…』。緊迫する消費税政局、このあとは、自民党の戦略について、詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「(ニュース原稿読み上げ)えー、三党の幹事長会談が終わったようです。この中で民主党の輿石幹事長は、修正協議入りを改めて要請し、自民党は持ち帰って、応じるかどうか、6日にもって書いてますから今日中にも回答する見通しだと、いう情報が入ってきました。さ、それでは続きをお願いしましょう」
青山繁晴
「はい。皆さん今の速報お聞きになりましたか。あの、ヤマヒロさんが読んでくれた、えー、そのニュース、それだけだと、実は、意味分かんないですよね、よく。でも前半を、恐縮ながらこの今の、このズバリコーナーの前半を見ていただいた方なら、ああそういうことかと、たぶんこう膝を打ってる方いらっしゃるんじゃないかと思うんですよ(一同同意)。というのは今まで輿石さんは、その、いつ衆議院で採決するのかって日程を全然言わないから、自民党の石原幹事長を含めて、この幹事長会談いくら開いても、日程示さないんだったら修正協議に入れないってことでこうぶつかってきたわけですよ(一同同意)。ところが、公聴会の日程が、さっき議決されたということは、もう輿石さん言わなくても、これは採決は公聴会の直後ですから、もう6月15日ってことが事実上決まったわけですよ。だから、その、自民党は、持ち帰って検討するっていうふうに、ま、態度がこう柔らかくなったわけですよね。だから、あの、裏には実は総理がようやく輿石さんに、もうこの期に及んでようやく輿石さんに電話をして、あなた公聴会を議決させないんだったら、クビだということを言ったから、今のニュースに繋がっていったってことなんですよね」
山本浩之
「なるほど。じゃあそれで15日。だけど、修正協議に入るはいいけど、その中身ですね問題は」
青山繁晴
「そうです」
山本浩之
「それによって民主党自体がどうなるか分かんないと」
青山繁晴
「その通りです。その通りで、だからまず、自由民主党が今夜の検討を含めて、今どうなってるかってことですが、自民党は実は、見かけ上2つに分かれてるんですよ。はい、出して下さい」
村西利恵
「森元総理や石原幹事長が柔軟派。そして谷垣総裁、大島副総裁が強硬派」
青山繁晴
「これあの、今、僕すでにもう見かけ上って言ったんですが、これは見かけ上は確かに分かれてるんですよ。あの、ま、石原伸晃さんは、当然、次期総裁を目指してますけれどね。9月の代表選挙に出るかもしれません。ていうか出る準備をしてます。で、バックにいるのが森喜朗さんとか、あるいは古賀誠さんっていう、ま、古い名前、自民党の長老たちにウケが良くて、そして意見一致してるのは、その、解散総選挙を野田さんが約束しなくてもいいじゃないかと。ね。そんなことできるわけがない。それよりも野田さんにさっさと消費増税をやってもらおうじゃないかと。自分たちの時になって増税するのは大変だから、野田さんがあんなにやりたがってるんだから、やらせりゃいいんだと」
村西利恵
「なるほど」
青山繁晴
「で、そもそも、石原さんは最近はっきり、公の場でも言いましたけれども、総理大臣が、解散はこうしますなんてことを言うはずがないと。そもそもそれは総理というものじゃないということを言ったわけです。それに対して強硬派というのは、谷垣さんは終始、谷垣さんはこう強硬な人では全くないんですが、ずーっと言ってこられたのは、野田総理が、話し合い解散、えー、自民党が賛成してくれて、法案が成立するなら、いつ衆議院を解散して総選挙やりますってことを確約してくれ、それでないと何の話も呑めないってことを、ずーっと言ってこられたわけですよ。もう、あの、森さんなんかもろに谷垣さんを批判したりしてて」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「ところがですよ、これ、あの、ひとつ変わってきてんのは、この谷垣さんがこっち(柔軟派)に、ちょっと寄ってきてるんですよね。いや、必ずしも、その、解散っていうことが約束されなくても、てんてんてん(…)って話になってて。そしてこの大島さんっていうのは仁義に生きる人ですから。副総裁だから総裁と、総裁を支える立場だから、この人が言ってる限りはこうだと。だから、谷垣さんが、こっちに、まあ解散約束しなくても大丈夫になったら大島さんは、いわば、その、今までの強硬論は引っ込めると思うんですよ。その上でですね、だから今の話でお分かりの通り、総裁は谷垣さんで、石原さんは幹事長に過ぎないけども、どっちかというと、こっち(柔軟派)が優勢なわけですよね、本当はね。そして優勢な側が、内心で何を考えてるかというと、実はこれです」
村西利恵
「柔軟派の自民党幹部によると、『こっちはもうユルユルになっている』(一同笑&ざわ)」
青山繁晴
「はい。これもあの、今日のナマのやりとりで、えー、ま、大阪にもう、大阪の阪神高速に入ってるあたりで、電話で話した相手が、ユルユルなんだよってことだったんですね。で、ユルユルって何がユルユルなのか。2つユルい話があるんです」
村西利恵
「社会保障の改革は先送りし、『国民会議』で審議。消費増税は、ただ、増税を決めるだけ」
山本浩之
「はあー、なるほどねー」
青山繁晴
「僕、この、あの、自民党幹部の今日の、これあの、まだ若い人ですけど、政治の世界では。あの、よくぞ言ったと思いますね。すごく正直にはっきり言われましたよ。あの、社会保障、一体改革って言ってるけど、それはもう先送りなんだと。それ、だから国民会議つくって、これもね、あの、彼の言い方はかなり今日は毒があってですね、あの、ま、良い意味の毒があって、有識者の方々に、学者先生にいろいろ言ってもらえばいいんですよと(笑)。これ国民会議のもう実態を、自民党自ら言ってんのと同じだけども、いろいろ言ってもらえればいいと。だから、これをつくりましょうってことは、要するに先送りでいいよと、一体改革っていう旗降ろさなくても、要するに、あの、民主党が、例えば、最低年金とか、マニフェストに書かれたことを降ろすってはっきり言わなくても、とにかくこれで話し合いましょうって言ったらそれでOKなんだよと。もうユルいよねこれって、あの、ご自分で言われて。さらに、その上で、消費税を上げるならば、本来は、例えば食料品とか、そういう一番生活の基本のところを、税を軽くするかどうかとか、いろんなたくさんの問題が出てくるわけですね。で、そのことは、もう全部先送り、つまりこれは、石原幹事長ご自身が、えー、はっきり最近言われましたね。つまり、毎年毎年年末に、税制改正の話があると、ね、これ定期的にやるんですが、そのあとで良いと。とりあえずは消費増税上げるだけ、上げることだけ決めてくれればいい、ということはこれ2つ合わせたら、要は、その、10%にとりあえず、まで持っていきますよってことだけ決めるんだったら、協力するって言ってるわけですよ。従って、今までの話を全部合わせると、この2つの区分けっていうのは本当はこうです」
村西利恵
「先ほどの区分けが変わりまして、自民党の実情は、『ユルユル柔軟派』と『なんちゃって強硬派』(一同笑)」
青山繁晴
「ということはですね、これはあの、単に、自民党のやり方が姑息だと言ってるだけじゃないんです、姑息とは言ってるんですよ、今、僕は。どうしてかというと、この裏にあるものはですね、つまり、本当は消費増税必要と思いながら、それを真っ正面に国民に問うんじゃなくて、そういうしんどいことは他人にやらせようってことがまずある」
岡安譲
「結局全部民主党にやらせてしまうってことですよね」
青山繁晴
「そうです。それからもう1つは、これも、それ電話の中ではっきり出てきたんですが、要するに、細野さんと、細野総理と選挙をするのは嫌だと。ね。その時に自民党の側の総裁が若返ってればまだいいけれども、細野対谷垣だったら、あの、例えば橋下さんの動きも全部含めると、とにかくその自民党だけ突出して、その、高齢でもあるって目立っちゃうから、それは嫌だと。だから、もう、もう、とにかくユルユルだけでいいから、消費増税だけ乗っかると。そうすると、野田さんはとりあえず辞めないで済むだろうと、いう話なんですよ。もうはっきり申しますと、政治全体の志が低いと、言わざるを得ない。しかしその上でですね、その現実の政治で考えると、こんなに自民党がユルユルになってるのに、なぜ野田さんは、もう目の前に日程が迫るぐらい、もうその総理側近が、心ある側近ほど、あなたは総辞職かもしれないと思うほどになってしまってるかというとですね、これは原発の問題見たらその理由が分かります。はい、出して下さい」
村西利恵
「大飯原発の再稼働『決定』へ」
青山繁晴
「決定と言いながらですよ、実は野田総理は先ほど総理側近の言葉にありましたね、決断がないと。決断力が弱いとか、なかなか決めてくれないんじゃなくて、とにかく決断というものがないんだと。ね。彼は実は涙声でした、電話で。もう本当に怒ってですね、彼は、野田さんのためも、たぶん思って言ってる、それと国益のために怒って言ってるわけですよ。それはどうしてかというと、その、大飯原発の再稼働については2つの重大な、野田さんの、決定先送り、決断のないのがありましたね。2つ出して下さい」
村西利恵
「それは、まだ、暫定安全基準なことと、原子力規制庁の発足が遅れていること」
青山繁晴
「はい、皆さんこれ思い出していただくと、去年の3・11に、3月11日に福島原子力災害が始まって、その月の月末、去年の3月末にすでに、だらしのない原子力安全・保安院といえども、とにかくこの事故を受けて、水素爆発も起きちゃったし、新しい安全基準を考えましょうと、新しい対応を考えましょうってことを電力会社に指示をして、その結果、5月の初めまでに、原発を持ってる、沖縄電力を除く全部の原発を持ってる電力会社から、こういう安全対策をやりますっていうのが30項目ほど出てきたんですよね。それ、もう一度申しますが、去年の5月ですよ?それと全くほとんど同じ物が今年の4月になってから突然、暫定安全基準って言ったわけですよ」
山本浩之
「そうです」
青山繁晴
「このタイムラグがなかったら、例えば免震重要棟は、去年の5月から建設が始まってるわけじゃないですか(一同同意)。日本の優秀な建設技術からしたら、大飯だけじゃなくて、とっくに、これはその、再稼働するための話じゃなくて、僕は福島第一原発に入って、免震重要棟がどれほど、実はほんとの危機を和らげてくれたかを、この目で見てますからね。その工事の遅れも含めて、実は一体、去年の5月から今年の4月まで、一体何をなさってたのかっていうことですよね。そして同時に、この原子力規制庁も、要するに、今年の3月31日で、原子力安全・保安院も、原子力安全委員会も終わりだと。なぜかというと、福島原子力災害防げなかったから。ここまでは真っ当な話じゃないですか。ということはもう、お尻が切られてるんだから、当然、政府案が出て、それに対して自民党や公明党の野党から、いや、新しい規制庁が、独立した委員会を持たないってのはおかしいと、ね。これは、あの、公正取引委員会のような委員会を三条委員会というんですが、そういう独立委員会を作って、原子力規制庁はその、事務局だけにすべきだと、いうことが出て、それでぶつかって、審議もできなかった。ずーっとほったらかしにして、突然最近になって審議を始めたっていうことですね。だから野田さんが決断しなかったために、この大飯も、いわば本質的じゃないことまで含めて政治問題化したわけですよ。しかしそうすると、最後に、もう時間はありませんが、最後に申すと、これは野田さんだけの責任でしょうか。もう一人重大な責任者がいますね」
青山繁晴
「細野さんですよね。それが、原発事故担当大臣の細野さんです。この番組で何度も指摘しました。八方美人で状況に合わせて物を言うだけで、総理や、あるいは、例えば仙谷さんに喋らせて自分は何も、最初には物を言わない、泥を被らないってことをやってきたわけです。そして、最終的に、例えば野田さんはその、消費増税法案を通して、生き延びるかもしれないけど、やがて替わりますね。そうすると、いずれ次はこの細野さんになることもあり得るわけですね。その時に、こうやって、その、真っ正面から責任を受け止めない人というのを、次こそは、選ぶのやめませんかと。そうすると私たちの国民運動としては、まずやはり、理由の如何を問わず、衆議院解散総選挙をやるべきであって、その上で、総理大臣は国会が勝手に選ぶものという発想もやめて、私たちも、インターネットっていうものがありますから、Eメールがありますから、どんどん発言しましょうというのが、今日の提案です」
山本浩之
「ありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
細野さんが「別の人に喋らせて、自分は最初には物を言わない、泥を被らない」ってところ、何だかデジャビュ……。
総理になる前の、副総理時代の菅さんにそっくりじゃないですか?(T^T)
この日の「アンカー」は以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・オウム・高橋克也容疑者の写真公開 手配写真と異なる点が多数
・大飯原発再稼働に、民主117人「慎重に判断を」
・原発40年超の運転を容認へ
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
■「お気楽くっくり」更新済
金星の太陽面通過。写真は…。
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