総連本部差し押さえ阻止を狙う北朝鮮?原点に戻り拉致問題に注目を
■04年末、めぐみさん生存情報=「知りすぎて帰せない」−韓国議員(時事2011/10/09)
脱北者男性リ・ヨンス氏(仮名)が朝鮮労働党の日本担当者から聞いた話として横田めぐみさんの生存情報を語った、そのことを韓国の国会議員が明らかにしたというニュースです。
このブログで何度も書いてきましたが、私はめぐみさんと同じ1964年生まれです。
そのこともあって拉致問題は私の最大の関心事のひとつです。
めぐみさんをはじめ拉致被害者の皆さんが全員帰国を果たされることを切に願っていることは、言うまでもありません。
そんな私にとって、めぐみさんの生存情報はもちろん嬉しいニュースではありますが、実は手放しでは喜べません。
何せ、これまでがこれまでですから。
今回も何か政治的なウラがあるのではないか、もっと言えば北朝鮮側の何らかの仕掛けが含まれているのではないか、と思えてしまうのです。
そもそもが北朝鮮側が日本に対してアクションを起こす時の動機というのは、過去の例を見る限り、ほぼこの2点ですから。
<`∀´>「お金が足りないので日本からむしり取りたい!」
<`∀´>「アメリカとの関係改善のため日本を利用したい!」
拉致問題に関連した最近の日朝間の動き、また北朝鮮側の思惑については、10月12日放送「アンカー」で青山繁晴さんが取り上げてくれました。
まず、10月5日(横田めぐみさん47歳の誕生日)に行われた川崎市での集会で横田滋さんが明かされたこととして、民主党政権の動きが紹介されました。
今年1月中旬
→前原外相(当時)に北朝鮮から交渉の申し入れ
7月ごろ
→首相経験者に北朝鮮が交渉仲介を依頼
7月
→中井元拉致問題担当相が中国・長春で北朝鮮と接触
このように、北朝鮮側が日本側に対し水面下でアクションを起こしてきたわけです。
なぜ日本ではなく北朝鮮の方が動かそうとしてきたのか?
北朝鮮側の狙いとして、青山繁晴さんが挙げたのが、「国際社会、特にアメリカに『核保有国』と認知させること」でした。
アメリカのオバマ政権は、北朝鮮と水面下で二国間交渉をすでに行っており、北朝鮮の核開発に関しては「一時凍結してくれたらいい」と、そこまで下りてきていると。
だから北朝鮮は6カ国協議を開きたい。
(この場合の6カ国協議はもちろん、本来の「核開発を止めさせる」ための協議ではない)
その布石として外交的に弱い日本を利用する、そのために日本を拉致問題で釣ろうとしている、というお話でした。
実は、これとは全く別の見方をしている専門家もおられます。
上の青山さんの話と比べるとかなりミクロな話で、それだけに生々しいとも言えるのですが……。
それは、「正論」2011年10月号掲載の【拉致と「自主革命党」、そして「市民の党」の深い闇】と題された西岡力さんの論説です。
10月号の発売日は9月1日ですから、たぶん8月半ば頃までに書かれたものでしょう。
だからその後もしかしたら見解が変わってるかもしれないとも思ったのですが、西岡力さんのブログを拝見した限り、そういうことはないようです。
(西岡さんは9月1日時点で「正論」10月号に寄稿したことを知らせる内容のエントリーをUPされていますが、そこにも、それより後のエントリーにも、「執筆時と状況が変化した」といった注釈はありません)
その「正論」10月号で、西岡さんは、拉致問題あるいは日朝交渉に影響を与える可能性があるファクターとして、以下の2つの動きを挙げています。
(1)中井洽元拉致問題担当相と北朝鮮の宋日昊・日朝国交正常化交渉担当大使との極秘交渉
産経新聞が7月26日からスクープ報道したが、これは、あまりにも前のめりな交渉を、退任を言明している総理(菅直人前総理)がやっていることについて、心配した日本政府内の官邸勢力がリークしたのではないか。
見逃してはならないことは、北朝鮮側が退任間近の菅首相との交渉に応じるほど対日接近に焦っていたということ。
(2)朝鮮総連本部の差し押さえ問題
今一番専門家の間で注目されているのは、2006年(平成18年)に政府機関であるRCC(整理回収機構)が朝鮮総連を相手に起こした民事訴訟の最高裁判決が、いつ出るかということ。
RCCの勝訴が確定すれば、朝鮮総連の中央本部が競売にかけられる。
そこで例えば日朝国交正常化の時の資金で払うから差し押さえをやめてくれ、というような交渉が水面下で行われる可能性がある。
中井・宋接触に北朝鮮側が応じた理由は、延命を図りたい菅首相との総連中央本部問題での政治取引だったのではないか?
おお〜、RCC vs 朝鮮総連!
ありましたよね〜、私はすっかり忘却の彼方でした(^^ゞ
私と同様、忘れてしまった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
そこで、朝鮮総連本部の差し押さえ問題の流れを、これも西岡力さんの論説より引いてみますと……
まず、朝銀信用組合がつぶれた時の不良債権について、一部をRCCが引き継ぎました。
お金を借りた書類上の名義人は朝鮮総連ではなく、ペーパーカンパニーだったり個人だったりしたのですが、600億円分は朝鮮総連が借り手だとしてRCCが提訴します。
そして一審、二審でRCCが勝ちました。
しかし総連はお金がないので、中央本部を差し押さえることになりました。
それを避けようとして、総連は元公安調査庁長官の緒方重威氏などを使った工作を行ったのですが、それも失敗しました。
すると総連は、「株式会社○○で登記しているから中央本部は朝鮮総連の持ち物ではない」として差し押さえを阻止しようとしました。
その点も裁判となり、やはり一審、二審でRCCが勝訴し、近く最高裁判決が出るところまで来ています。
朝鮮総連本部の差し押さえ問題及び北朝鮮側の動きについては、以下の記事も合わせてどうぞ。
・【民主と北朝鮮】北が菅に“売国要求”?総連本部差し押さえ回避を画策か(zakzak2011.08.15)
・朝鮮総連中央本部の土地建物がいよいよ競売にかけられる(NEWS週刊ポストセブン>SAPIO 2011年6月29日号)
また、これも西岡力さんによれば、昨年あたりから、「何人かの日本人被害者を返すため訓練を始めた」というような情報が多数出てきているとのことです。
その中には、「何人か帰すから、横田めぐみさんと田口八重子さんのことだけは言わないようにしてくれ」という要求をしてきたという話もあるそうです。
「言わないようにしてくれ」ということは生きているということです。
こうやって考えていくと、今年初めからの日朝間の動きというのは、
【日本側の思惑】
拉致問題を進展させれば内閣支持率UP!(*・∀・)v
【北朝側の思惑】
制裁解除してくれ!カネくれ!<`∀´>
という両者の思惑が一致した動きなのではないかと。
まとめると、北朝鮮が拉致問題絡みで動き始めた理由は、ミクロでは総連本部の差し押さえ問題、マクロでは青山さんが言われた「核保有国と認めさせたい」、現時点ではこのあたりの線が濃厚なんじゃないかという気がします。
あと、あえて付け加えれば、来年2012年は金日成生誕100周年、北朝鮮が目指してきた「強盛大国」の年ですよね。
この前、水曜でしたか、テレビ朝日で池上彰さんによる平壌現地取材のVTRが放送されましたが、平壌市内では高層ビルの建設などが急ピッチで進められていました。
これでは北朝鮮の資金もますます枯渇するだろうという状況が見て取れました。
では、そんな北朝鮮に対して今後日本側はどう動くのかというと、幸か不幸か動く要素はあまりなさそうに見えます。
日本はすでに菅政権から野田政権に交代しています。
菅さんと違い、野田さんは内閣支持率を気にするような状況には現在ありません。
また、野田さんは「安全運転」志向です。
鳩山政権・菅政権と失敗が続き、今度自分がヘマをすれば、民主党はいよいよヤバくなることをよく心得てますよね。
また、東日本大震災からの復興、福島第一原発事故の収束、増税問題、TPP参加問題など、大きな課題を多数抱えています。
こんな時期に、何の見通しもないまま北朝鮮側の誘いに乗るとは考えにくいでしょう。
野田さんは10月8日に家族会と会った際、「私が行くことで諸懸案が解決するなら、いつでも北朝鮮に行く」旨の発言をしていますが、これは家族会へのリップサービスだったと思われます。
むしろ拉致問題担当大臣の山岡賢次氏の方が要注意かもしれません。
山岡氏に対しては、家族会や関係者だけでなく国民からも批判の目が注がれています(もっとも“マルチつながりの消費者担当大臣”であることの方が批判は大きいようですが)。
そのことが、「手柄を立てたい」「点数を稼ぎたい」という焦りにつながらないとも限りません。
山岡氏以外にも、北朝鮮側とつながりがあったり、シンパシーを感じている議員は民主党にはたくさんいます。
何せ民主党は菅さん、鳩山さんと、総理大臣が二代も続けて、拉致事件の加害者側に関係する団体に巨額な寄付をしていたのですから。
また、10月12日放送「アンカー」で紹介された横田滋さんの話にもあったように、8月下旬に開かれた民主党外交安全保障調査会の北朝鮮問題分科会では、「何をもって拉致事件の解決とするかは、政治決断が必要。最終的には総理が泥をかぶらなければならない」という、まるで拉致被害者を見捨てよと言わんばかりの提言まで出ています。
そういった人たちが北朝鮮側の勢力に操られて、突飛な行動に出たりしないかと心配です。
何をもって拉致問題の「解決」とするか。
青山さんも言われたように、拉致被害者の全員帰国以外に「解決」はあり得ません。
(それプラス拉致実行犯の引き渡し、さらに事件の真相解明までが「全面解決」だと私は思います)
もしこれが普通の国であれば、とっくに軍隊を出して被害者を奪還しようとしてますよね。
自国の国民が不法に、不当に拉致されているんだから、国として救出を試みるのは当たり前のことです。
もし「日本は憲法9条があるから被害者を助けに行けない」というのであれば、憲法に不備があるということですから、とっとと改正するのが筋でしょう。
9条を改正すれば、たとえ実力行使は難しいとしても、北朝鮮を“脅す”効果は十分期待できますよね。
とはいえ、現実的に考えれば、今はやはり北朝鮮に対し経済制裁を続ける(もちろん朝鮮学校無償化阻止も含め。元生徒のこんな証言も出てきています)、制裁をさらに強化していくという作戦をとっていくしかないのでしょう。
拉致問題は長年膠着状態にあるせいか、国民の多く(私も含め)がこの異常事態にある意味「慣らされて」しまっているようにも感じられます。
ここらで原点に戻って考えてみることが必要ではないでしょうか。
私たちと同じ日本国民が、北朝鮮というヤクザ国家の首領の指揮のもと誘拐され、今もかの国に囚われ続けている。
「生きてそこにいる」のです。にも関わらず祖国に帰れない。
こんな酷いことが許されますか?
これ以上の主権侵害、人権侵害はないと思います。
私たち国民はこれからも声を挙げていくべきです。
政府や国会議員に対し要請し続けるべきです。
北朝鮮になお一層の圧力をかけることを。
そして、最後の一人まで助け出すという意志を強く内外に示すことを。
※改めて関係機関や政党に要望メールを!<(_ _)>
・各府省への政策に関する意見・要望(拉致問題は内閣官房、外務省、警察庁。朝鮮学校無償化問題は文部科学省)
https://www.e-gov.go.jp/policy/servlet/Propose
・民主党 ご意見・ご感想
https://form.dpj.or.jp/contact/
・国民新党 ご意見・ご要望
http://kokumin.or.jp/index.php/pages/contact_us
・自民党 ご意見・ご要望
https://ssl.jimin.jp/m/contact
・たちあがれ日本 ご意見・ご要望
https://www.tachiagare.jp/contact.php
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※関連ニュース
・朝鮮学校無償化審査で指導強化要請…拉致家族会(読売新聞2011.10.6)
・首相に実効政策迫る 「救う会」が方針決議(産経新聞2011.10.9)
・調査会を支援する会設立へ 「拉致解決の起爆剤に」(産経新聞2011.10.12)
・教師が反日誘導「日本人に拉致を言う権利はない」 元生徒が朝鮮学校の実態告発(産経新聞2011.10.14)
※関連サイト
・救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)
・荒木和博ブログ(特定失踪者問題調査会代表)
・西岡力ドットコム(救う会会長)
※拙ブログ関連エントリー(RCCvs朝鮮総連)
・05/11/23付:RCCが朝鮮総連に全額返還求め提訴
・07/6/14付:「アンカー」朝鮮総連が公安調査庁元長官に本部売却
・07/6/16付:朝鮮総連架空売却疑惑 黒幕は誰?
・07/6/19付:総連敗訴と北資金凍結解除
■「お気楽くっくり」更新済
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脱北者男性リ・ヨンス氏(仮名)が朝鮮労働党の日本担当者から聞いた話として横田めぐみさんの生存情報を語った、そのことを韓国の国会議員が明らかにしたというニュースです。
このブログで何度も書いてきましたが、私はめぐみさんと同じ1964年生まれです。
そのこともあって拉致問題は私の最大の関心事のひとつです。
めぐみさんをはじめ拉致被害者の皆さんが全員帰国を果たされることを切に願っていることは、言うまでもありません。
そんな私にとって、めぐみさんの生存情報はもちろん嬉しいニュースではありますが、実は手放しでは喜べません。
何せ、これまでがこれまでですから。
今回も何か政治的なウラがあるのではないか、もっと言えば北朝鮮側の何らかの仕掛けが含まれているのではないか、と思えてしまうのです。
そもそもが北朝鮮側が日本に対してアクションを起こす時の動機というのは、過去の例を見る限り、ほぼこの2点ですから。
<`∀´>「お金が足りないので日本からむしり取りたい!」
<`∀´>「アメリカとの関係改善のため日本を利用したい!」
拉致問題に関連した最近の日朝間の動き、また北朝鮮側の思惑については、10月12日放送「アンカー」で青山繁晴さんが取り上げてくれました。
まず、10月5日(横田めぐみさん47歳の誕生日)に行われた川崎市での集会で横田滋さんが明かされたこととして、民主党政権の動きが紹介されました。
今年1月中旬
→前原外相(当時)に北朝鮮から交渉の申し入れ
7月ごろ
→首相経験者に北朝鮮が交渉仲介を依頼
7月
→中井元拉致問題担当相が中国・長春で北朝鮮と接触
このように、北朝鮮側が日本側に対し水面下でアクションを起こしてきたわけです。
なぜ日本ではなく北朝鮮の方が動かそうとしてきたのか?
北朝鮮側の狙いとして、青山繁晴さんが挙げたのが、「国際社会、特にアメリカに『核保有国』と認知させること」でした。
アメリカのオバマ政権は、北朝鮮と水面下で二国間交渉をすでに行っており、北朝鮮の核開発に関しては「一時凍結してくれたらいい」と、そこまで下りてきていると。
だから北朝鮮は6カ国協議を開きたい。
(この場合の6カ国協議はもちろん、本来の「核開発を止めさせる」ための協議ではない)
その布石として外交的に弱い日本を利用する、そのために日本を拉致問題で釣ろうとしている、というお話でした。
実は、これとは全く別の見方をしている専門家もおられます。
上の青山さんの話と比べるとかなりミクロな話で、それだけに生々しいとも言えるのですが……。
それは、「正論」2011年10月号掲載の【拉致と「自主革命党」、そして「市民の党」の深い闇】と題された西岡力さんの論説です。
10月号の発売日は9月1日ですから、たぶん8月半ば頃までに書かれたものでしょう。
だからその後もしかしたら見解が変わってるかもしれないとも思ったのですが、西岡力さんのブログを拝見した限り、そういうことはないようです。
(西岡さんは9月1日時点で「正論」10月号に寄稿したことを知らせる内容のエントリーをUPされていますが、そこにも、それより後のエントリーにも、「執筆時と状況が変化した」といった注釈はありません)
その「正論」10月号で、西岡さんは、拉致問題あるいは日朝交渉に影響を与える可能性があるファクターとして、以下の2つの動きを挙げています。
(1)中井洽元拉致問題担当相と北朝鮮の宋日昊・日朝国交正常化交渉担当大使との極秘交渉
産経新聞が7月26日からスクープ報道したが、これは、あまりにも前のめりな交渉を、退任を言明している総理(菅直人前総理)がやっていることについて、心配した日本政府内の官邸勢力がリークしたのではないか。
見逃してはならないことは、北朝鮮側が退任間近の菅首相との交渉に応じるほど対日接近に焦っていたということ。
(2)朝鮮総連本部の差し押さえ問題
今一番専門家の間で注目されているのは、2006年(平成18年)に政府機関であるRCC(整理回収機構)が朝鮮総連を相手に起こした民事訴訟の最高裁判決が、いつ出るかということ。
RCCの勝訴が確定すれば、朝鮮総連の中央本部が競売にかけられる。
そこで例えば日朝国交正常化の時の資金で払うから差し押さえをやめてくれ、というような交渉が水面下で行われる可能性がある。
中井・宋接触に北朝鮮側が応じた理由は、延命を図りたい菅首相との総連中央本部問題での政治取引だったのではないか?
おお〜、RCC vs 朝鮮総連!
ありましたよね〜、私はすっかり忘却の彼方でした(^^ゞ
私と同様、忘れてしまった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
そこで、朝鮮総連本部の差し押さえ問題の流れを、これも西岡力さんの論説より引いてみますと……
まず、朝銀信用組合がつぶれた時の不良債権について、一部をRCCが引き継ぎました。
お金を借りた書類上の名義人は朝鮮総連ではなく、ペーパーカンパニーだったり個人だったりしたのですが、600億円分は朝鮮総連が借り手だとしてRCCが提訴します。
そして一審、二審でRCCが勝ちました。
しかし総連はお金がないので、中央本部を差し押さえることになりました。
それを避けようとして、総連は元公安調査庁長官の緒方重威氏などを使った工作を行ったのですが、それも失敗しました。
すると総連は、「株式会社○○で登記しているから中央本部は朝鮮総連の持ち物ではない」として差し押さえを阻止しようとしました。
その点も裁判となり、やはり一審、二審でRCCが勝訴し、近く最高裁判決が出るところまで来ています。
朝鮮総連本部の差し押さえ問題及び北朝鮮側の動きについては、以下の記事も合わせてどうぞ。
・【民主と北朝鮮】北が菅に“売国要求”?総連本部差し押さえ回避を画策か(zakzak2011.08.15)
・朝鮮総連中央本部の土地建物がいよいよ競売にかけられる(NEWS週刊ポストセブン>SAPIO 2011年6月29日号)
また、これも西岡力さんによれば、昨年あたりから、「何人かの日本人被害者を返すため訓練を始めた」というような情報が多数出てきているとのことです。
その中には、「何人か帰すから、横田めぐみさんと田口八重子さんのことだけは言わないようにしてくれ」という要求をしてきたという話もあるそうです。
「言わないようにしてくれ」ということは生きているということです。
こうやって考えていくと、今年初めからの日朝間の動きというのは、
【日本側の思惑】
拉致問題を進展させれば内閣支持率UP!(*・∀・)v
【北朝側の思惑】
制裁解除してくれ!カネくれ!<`∀´>
という両者の思惑が一致した動きなのではないかと。
まとめると、北朝鮮が拉致問題絡みで動き始めた理由は、ミクロでは総連本部の差し押さえ問題、マクロでは青山さんが言われた「核保有国と認めさせたい」、現時点ではこのあたりの線が濃厚なんじゃないかという気がします。
あと、あえて付け加えれば、来年2012年は金日成生誕100周年、北朝鮮が目指してきた「強盛大国」の年ですよね。
この前、水曜でしたか、テレビ朝日で池上彰さんによる平壌現地取材のVTRが放送されましたが、平壌市内では高層ビルの建設などが急ピッチで進められていました。
これでは北朝鮮の資金もますます枯渇するだろうという状況が見て取れました。
では、そんな北朝鮮に対して今後日本側はどう動くのかというと、幸か不幸か動く要素はあまりなさそうに見えます。
日本はすでに菅政権から野田政権に交代しています。
菅さんと違い、野田さんは内閣支持率を気にするような状況には現在ありません。
また、野田さんは「安全運転」志向です。
鳩山政権・菅政権と失敗が続き、今度自分がヘマをすれば、民主党はいよいよヤバくなることをよく心得てますよね。
また、東日本大震災からの復興、福島第一原発事故の収束、増税問題、TPP参加問題など、大きな課題を多数抱えています。
こんな時期に、何の見通しもないまま北朝鮮側の誘いに乗るとは考えにくいでしょう。
野田さんは10月8日に家族会と会った際、「私が行くことで諸懸案が解決するなら、いつでも北朝鮮に行く」旨の発言をしていますが、これは家族会へのリップサービスだったと思われます。
むしろ拉致問題担当大臣の山岡賢次氏の方が要注意かもしれません。
「(拉致担当相が)山岡賢次さんですよ」とマスコミの知人からメールをもらったときは、正直、冗談だと思った。拉致問題に全くといってよいほどかかわってこなかった人物で、関心もありそうには見えない。そのうえ、民主党の同僚議員からの評判も決してよろしくないこの人物がなぜ拉致担当相なのか、理解できなかった。
懸念はすぐに現実のものとなる。組閣直後の九月四日に都内で開催された家族会・救う会・拉致議連共催の「緊急国民集会」でのことである。
ここには山岡大臣も参加したのだが、開会前に控え室で家族会のメンバーとはじめての対面をしたときのこと。大臣になってからはじめて会うこと自体、何もしていなかった証拠なのだが、有本恵子さんのご家族が「娘は一九八三年に拉致をされました」と話したところ、大臣は何と「私はその年に初当選したんです」と長々と喋り出したのだ。
実は私も同じ控え室にいたのだが、正直なところ顔も見たくなかったので一番遠いところにいたため、このやりとりは知らなかった。周りにいた人があとで教えてくれたのだが、話を聞いて、怒りを通り越して呆れるばかり。
集会では、官僚の書いた原稿を棒読みにする姿に会場から囂々(ごうごう)たる野次が飛び、司会の櫻井よしこさんが何度も制止しなければならないほどだった。
<「WiLL」2011年11月号【民主政権はなぜ拉致問題に冷たいか】(荒木和博・特定失踪者問題調査会代表)。画像は「TVタックル」より>
山岡氏に対しては、家族会や関係者だけでなく国民からも批判の目が注がれています(もっとも“マルチつながりの消費者担当大臣”であることの方が批判は大きいようですが)。
そのことが、「手柄を立てたい」「点数を稼ぎたい」という焦りにつながらないとも限りません。
山岡氏以外にも、北朝鮮側とつながりがあったり、シンパシーを感じている議員は民主党にはたくさんいます。
何せ民主党は菅さん、鳩山さんと、総理大臣が二代も続けて、拉致事件の加害者側に関係する団体に巨額な寄付をしていたのですから。
また、10月12日放送「アンカー」で紹介された横田滋さんの話にもあったように、8月下旬に開かれた民主党外交安全保障調査会の北朝鮮問題分科会では、「何をもって拉致事件の解決とするかは、政治決断が必要。最終的には総理が泥をかぶらなければならない」という、まるで拉致被害者を見捨てよと言わんばかりの提言まで出ています。
そういった人たちが北朝鮮側の勢力に操られて、突飛な行動に出たりしないかと心配です。
何をもって拉致問題の「解決」とするか。
青山さんも言われたように、拉致被害者の全員帰国以外に「解決」はあり得ません。
(それプラス拉致実行犯の引き渡し、さらに事件の真相解明までが「全面解決」だと私は思います)
もしこれが普通の国であれば、とっくに軍隊を出して被害者を奪還しようとしてますよね。
自国の国民が不法に、不当に拉致されているんだから、国として救出を試みるのは当たり前のことです。
もし「日本は憲法9条があるから被害者を助けに行けない」というのであれば、憲法に不備があるということですから、とっとと改正するのが筋でしょう。
9条を改正すれば、たとえ実力行使は難しいとしても、北朝鮮を“脅す”効果は十分期待できますよね。
とはいえ、現実的に考えれば、今はやはり北朝鮮に対し経済制裁を続ける(もちろん朝鮮学校無償化阻止も含め。元生徒のこんな証言も出てきています)、制裁をさらに強化していくという作戦をとっていくしかないのでしょう。
拉致問題は長年膠着状態にあるせいか、国民の多く(私も含め)がこの異常事態にある意味「慣らされて」しまっているようにも感じられます。
ここらで原点に戻って考えてみることが必要ではないでしょうか。
私たちと同じ日本国民が、北朝鮮というヤクザ国家の首領の指揮のもと誘拐され、今もかの国に囚われ続けている。
「生きてそこにいる」のです。にも関わらず祖国に帰れない。
こんな酷いことが許されますか?
これ以上の主権侵害、人権侵害はないと思います。
私たち国民はこれからも声を挙げていくべきです。
政府や国会議員に対し要請し続けるべきです。
北朝鮮になお一層の圧力をかけることを。
そして、最後の一人まで助け出すという意志を強く内外に示すことを。
※改めて関係機関や政党に要望メールを!<(_ _)>
・各府省への政策に関する意見・要望(拉致問題は内閣官房、外務省、警察庁。朝鮮学校無償化問題は文部科学省)
https://www.e-gov.go.jp/policy/servlet/Propose
・民主党 ご意見・ご感想
https://form.dpj.or.jp/contact/
・国民新党 ご意見・ご要望
http://kokumin.or.jp/index.php/pages/contact_us
・自民党 ご意見・ご要望
https://ssl.jimin.jp/m/contact
・たちあがれ日本 ご意見・ご要望
https://www.tachiagare.jp/contact.php
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※関連ニュース
・朝鮮学校無償化審査で指導強化要請…拉致家族会(読売新聞2011.10.6)
・首相に実効政策迫る 「救う会」が方針決議(産経新聞2011.10.9)
・調査会を支援する会設立へ 「拉致解決の起爆剤に」(産経新聞2011.10.12)
・教師が反日誘導「日本人に拉致を言う権利はない」 元生徒が朝鮮学校の実態告発(産経新聞2011.10.14)
※関連サイト
・救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)
・荒木和博ブログ(特定失踪者問題調査会代表)
・西岡力ドットコム(救う会会長)
※拙ブログ関連エントリー(RCCvs朝鮮総連)
・05/11/23付:RCCが朝鮮総連に全額返還求め提訴
・07/6/14付:「アンカー」朝鮮総連が公安調査庁元長官に本部売却
・07/6/16付:朝鮮総連架空売却疑惑 黒幕は誰?
・07/6/19付:総連敗訴と北資金凍結解除
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Comments
http://sitarou09.blog91.fc2.com/
◆拉致問題担当大臣:山岡賢次は、緊急国民集会の挨拶で『追加措置を実施すると言う結論には至っていない。』と発言し
◆法務大臣:平岡秀夫(親朝鮮派)
・朝鮮半島問題研究会・議員連盟の中心メンバー(朝鮮大学校の祝賀宴で祝辞)
・民主党娯楽産業健全育成研究会の常任幹事(パチンコ業界を風俗営業法の適用から除外し、換金行為を完全合法化が目的)
【法務省】が所管するのが、朝鮮総連など北朝鮮関係団体をウォッチする【公安調査庁】【検察庁】があり、それを束ねる法務省の上に位置する法務大臣:『安全保障&治安維持&国家機密に携わる立場』
野田内閣は、朝鮮学校無償化の撤廃!が【試金石】だったはずですが、民主党北海道総支部は【税金が原資の政党交付金】を使って朝鮮総連傘下の歌劇団に広告。
◆北朝鮮は【有名な芸能人を使って、拉致議連の有力政治家に訪朝を働きかけた】は、あの”でしゃばり”の事ですね。
我が子の誕生日に抱きしめられない姿は、心が張り裂ける想いです。
以下に新藤議員の発言の一部を抜粋します。
野田首相訪韓を前に入国を拒否された新藤義孝議員に聞く
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2476133/
2011/10/15 08:35
>実は、8月にわれわれが入国拒否された後、韓国の与野党代表団の竹島視察が「天候不良」により中止されました。その後、誰1人として閣僚も国会議員も竹島に渡っていません。少なくとも私の知る限り。やはり、それなりのくさびはきいているということでしょう。
>何も私たちはナショナリズムを煽ろうなどとは考えていません。ただ、韓国とはきちんともめるべきはもめて、本当の話し合いをしてこそ本当の友人になれるのだと考えています。今までは、ケンカをする前に贖罪意識をもたされ、謝罪しながら外交をしてきました。
>ですが、私たちは本気で韓国と付き合う、だから嫌なことも言うよ、という誠実な外交に切り替えていかなければならないと考えています。
(了)
上記の「韓国とはきちんともめるべきはもめて、本当の話し合いをしてこそ本当の友人になれるのだと考えています」には多々異論もあるでしょうが、私は基本的にこの考えに賛成です。(これはアメリカに対しても同様だと思います)
少し前にも投稿させて頂きましたが、拉致問題については日本も韓国も被害者であり、北朝鮮は加害者です。そして加害者である北朝鮮の後ろには中国ロシアが控えている構図、特に中国は拉致支援国家と言えましょう。
もし近い将来、日本人拉致被害者を救出する機会が訪れた時、今の我が国の状態では野田総理お得意の「指をくわえて注意深く見守る」か、アメリカに頼むしか方法はありません。しかし当然アメリカはアメリカの国益が第一ですので、それ相応の、恐らくは莫大な見返りを求められても仕方が無いでしょう。
勿論、例えばスパイ防止法を制定し、憲法9条を撤廃して核武装し(但し、私自身は核武装には懐疑的です)自衛隊を日本軍として再編成し単独で北朝鮮を壊滅させる能力と法的根拠を得たとしても、同盟国アメリカの助力は必要不可欠です。対中牽制としてアメリカ軍を要所に展開させてもらえば、拉致被害者救出作戦は更に万全になります。
その機会が訪れた時、考えにくいとは思いますが、韓国が米韓同盟を捨て完全に中国北朝鮮側についたなら、地理的な条件を見ても拉致被害者救出の作戦及び経路に大きな制限がかかってしまいます。
反対にこの件に関して例えば韓国国内における「日本軍」の運用が特例として認められ、在韓アメリカ軍並びに韓国軍との陸路を含めた連携作戦が可能なら心強いのではないでしょうか。(韓国軍が信用出来るのかという疑問もありますが、韓国の生命線とも言える米韓同盟があるので軍事作戦については問題無いと考えます)
そこで「韓国国内における特例的日本軍運用」ですが、現状の反日的様相では全く無理な話であるのは言うまでもありません。それは一朝一夕に話を前進させるような性質のものではなく、新藤議員が言及しているように「韓国とはきちんともめるべきはもめて、本当の話し合いをしてこそ本当の友人になれる」というプロセスこそ重視されるべきだと思います。裏を返せば拉致被害者救出について共闘してほしいからといって朝鮮王朝儀軌を片務的に渡す等、韓国に阿るような事は駄目ですし、北朝鮮学校無償化など論外です。
(ただし、引用元を読んでいただければ分かりますが、この対談においては、北朝鮮による拉致問題については触れられていません)
自民党の谷垣さんがTPPに賛成をテレビで言ったらしいですが、自民党も本当にどうしょうもない政党ですね。こんなのに賛成するなんて保守政党でも何でもないですね。アメリカ奴隷党って名前変えればいい。
今は民主党の190人の反対議員や国民新党、共産党、社民党の方が頼もしく見えます。
立ち上がれは賛否分かれて態度保留って、何やってんだか。多分賛成しているのは枡添のお馬鹿さんでそれに引っ張られてるんだろうけど。
みんなの党は論外ですね。完全なアメリカ工作員党ですから。
びっくりしたのは仙石由人や藤井裕久のTPP賛成。こいつら中国や韓国にも売国的だけどアメリカにまで売国かー。節操なさすぎ。
結局どの政党も中国朝鮮に売国するかアメリカに売国するかの違いしかないような・・・
国民新党が一番立派。
このブログが自称保守ブログかどうか知らないけどTPPはかなり以前から取り上げてくれてますよ。TPPが危険だという事に最初に自分が気付いたのはこのブログで見た東谷暁さんの解説でした。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111015/ngt11101512450002-n1.htm
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20111015ddlk18040596000c.html
>yamabeさん
>自称保守プログに危機意識が少なく感じます。
左翼も反対していて反対と言いにくいから。
フジ抗議デモのほうがアクセス稼げるから。
TPPに関して知識や情報がないから。たぶんコレだと思います。
保守の頼みの産経も社説でこう書いてある。いや産経は親米だからこれが通常運転なのか。
>TPPには、「単純労働者の大量流入が起こる」「外国人医師が大量流入し医療の質が低下する」といった情報不足から生じる「誤解」も少なくない…
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111008/fnc11100820590009-n1.htm
>>自民党の谷垣さんがTPPに賛成をテレビで言ったらしいですが、自民党も本当にどうしょうもない政党ですね
ああそれマスコミのデマ情報ですよ
http://m.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&client=mv-google&v=VmIwEKbL-q8&fulldescription=1
自分もyahooニュースでその手のタイトルを見つけたんでクリックして見ましたけど
タイトルと違って記事本文には「協議をして決めましょう」って書いてました
いつも個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。
まず横レスになってしまいますが、yamabeさんご指摘の「自称保守プログに危機意識が少ない」、私個人に関して言えば、バスクさんが挙げられた3つめの「TPPに関して知識や情報がないから」です。それプラス、恥ずかしながら私はそもそも経済とかに関してはものすごく弱いんです。分からないことは書けません。申し訳ありません<(_ _)>
但し、専門家の論説を引用することなどは、問題を考える上での材料にしていただけるかなと思うので、それは今までに何度かやらせていただいてます。
あと、バスクさん、拉致被害者5人の方のコメント記事紹介ありがとうございました。
そうか、10月15日でしたよね。あれからもう9年ですか。空港からの中継を生でテレビで見ていたことをよく覚えています。
自民党の中でも意見は分かれているようですし、それを賛成のように印象づけている情報操作ではないかと思います。
拉致問題関連の報道も、10年前とは比べものにならないくらい淡泊になったというか、共感をもった報道をしているところは少ないですね。むしろ、思考停止を誘導しているような感じがします。
たかじんの委員会も最近がっかりです。政権交代の時と同じ失敗をまたこの番組は繰り返すんですかね。
でもこのようなアメリカの国益に合致することに真正面から反対するということはマスコミ的にはとても大きなリスクなんでしょうね。中川昭一さんはアメリカとのFTA反対の急先鋒でしたが、変な死に方しましたもんね。小沢一郎さんの西松の問題もアメリカとのFTA反対を言った直後に問題化しましたし。
今はFTAを通り越してもっと危ないTPPをやろうとしている。中川昭一さんあの世で泣いてますよ。
そもそも論ですが、先週のチャンネル桜の討論で誰かが言ってましたが、朝鮮が何故あのように反日的になっていったか其の原因はGHQが自国の戦争を肯定するために、朝鮮人は奴隷にように扱われていてそれを自分らが開放したという大キャンペーンをしたみたいですね。そして、反日運動していた人達を政権の中枢においてどんどん朝鮮は反日になっていったみたいです。
原爆投下から主要都市で非民間人を大虐殺したにもアメリカ。
南京大虐殺も自分らの原爆投下を正当化するために東京裁判で捏造したのもアメリカ。
憲法押し付けたのもアメリカ。
日本で情報操作して自虐史観を植えつけていったのもアメリカ。
日本人の給食に自国の余った小麦を無理やり押し付けて、米を食べると馬鹿になるという珍説を流布し食料自給率が4割まで落ち込ませた要因を作ったのもアメリカ。
挙げるときりがないですが、一番悪い奴は批判されないで影でほくそえむモンなんですね。
>このサイトでもTPPは取り上げてくださっているのは存じてますが、それでも少ない。これだけ切羽詰まった段階になっているのに、もっともっと取り上げて欲しいです。
うーん…、だから私自身よく理解してないから、書きようがないんですよ(T^T)
そこでご提案なんですが、yamabeさんの方でご意見をまとめていただいて、それをここに書いていただくかあるいは私宛てにメールをいただけませんか。そしたらそれを全文引用させていただく形で新エントリーを立てるということは可能ですので。
メールはboyakuri@aol.com(@は半角に直して下さい)です。
http://www.youtube.com/watch?v=Xfl04dcngX8
(5分頃から)
>yamabeさん
確かにアメリカは戦争直後は日本の国力を潰そうとしていたのですが、ソ連との対立や朝鮮戦争の勃発により、政策は180度と言っていいほどに変わっています。
アメリカは日本の国力を奪ったままでいるよりも、国力を復活させ、西側の一員としてソ連に対峙させた方がよいと考えたのです。
もちろんこれは日本に対してだけではなく、ドイツに対しても行っていますし、その他西側に属する国々に対しても似たようなことを行っているでしょう。
しかし初期に国力を奪うために行った行為の残滓は残ってしまい、その中に東側諸国、つまり共産諸国側に利用されるようになったものがあるのです。
歴史の流れを把握しないで悪いところばかりをあげつらって「アメリカ憎し」ばかりでは、気付いた時には中国や北朝鮮が喜んで踊りまわっていた─という状態になりかねないと思います。
本部差押え、朝鮮学校無償化、金日成誕生100周年行事・・・
確かに朝鮮総聯及び本国が日本にアクション起こす動機はてんこ盛りですね〜。
ほかにこんなのもありますよ。
日本には直接の関係はないけど頭のどこかにインプットを。
★北朝鮮 在日朝鮮総連系の人々を韓国籍に移す意図の背景に選挙
http://www.news-postseven.com/archives/20111012_33222.html
>10月13日の定例記者会見でも谷垣総裁は「情報が少ないので、もっと情報を集めて議論をしなければならない」と言ってますね。
情報が少ない、これ正に言い当ててると思います。
さっき「たかじんのそこまで言って委員会」でもやってたけど、協定書の日本語訳すらないそうです。この状態でTPPに入る入らないの議論することがまず無理筋だと片山虎之助氏も言ってました。
>yamabeさんの方でご意見をまとめていただいて、・・・
言いにくいんだけど、谷垣さんがTPPに賛成を言ったってデマを真に受けちゃう方に、公正なまとめができるかどうかってとこがまず疑問だったりしません?(汗
それにアメリカがTPPで市場の大きい日本を巻き込みたいってのは事実だろうけど、GHQとか東京裁判までさかのぼるってのも筋立てに無茶を感じます。
くっくりさんのご提案はありがたいですが、時間的物理的に難しいです。しかし、TPPはそんなに難しい問題でしょうか?東谷暁さんや三橋さんや中野さんのおっしゃっていることはとてもシンプルで分かりやすいと思いますが・・・
すぷーさんのおっしゃる流れは承知しております。確かに冷戦下においては日本とアメリカは国益を合致していましたから。しかし、紆余曲折はあってもアメリカが一環して日本が二度とアメリカに歯向かわないように世論誘導していたことは間違いないでしょう?
中国や韓国の捏造した歴史の下書きを書いたのは間違いなくアメリカですよね(従軍慰安婦などバージョンアップされてますが)。そして自分の手は汚さないで韓国中国を通して「過去を反省しろ」とかごじゃごじゃ言わせてほくそえんでいるのもアメリカでしょう?
よくアメリカは首相の靖国参拝に反対していないと言われてますが、私はそれは嘘だと思います。参拝の仕方もいろいろありまして有名な話ですが小泉さんはブッシュに対して「日本の軍国主義をやっつけてくれてありがとう」とおっしゃられたそうな。その上で邪悪な軍国主義の犠牲になった可愛そうな兵士を慰安するために靖国に参拝なさっていたそうです。確かにこういう参拝ならば反対はしないでしょうが、安部さんや麻生さんみたいな亡くなった兵士達はアジア解放のための聖戦を戦った英雄であるという考え方の基における参拝ならば絶対反対だと思います。
安部さんや麻生さんのときのあのマスコミの異常さにつきまして。私も最近までマスコミは中国朝鮮のスパイがたくさん入ってて彼らがあんな風にやらせているのだと思ってました。しかし、NHKの毎日のようなTPP大賛成の報道をみているとマスコミは実は中国朝鮮のスパイのふりしてますがその実はアメリカのスパイが主流なのではないでしょうか。そして間違いなくアメリカは安部さんや麻生さんのような歴史認識の日本人が主流になることは都合が悪いと考えていることも間違いないでしょう。
元海上保安庁の一色さんがマスコミで何度も何度も何度も何度も中国船がぶつかる映像を流すのに違和感を覚えたとおっしゃってました。今考えるとあの映像は日本人の反中感情高めるのと共に日本人のアメリカへの依存心植えつけTPPへの流れを作るのにとても役立ちましたね。
中国や北を警戒しなければいけないことは当たり前ですが、だからといって中国や北以上に力を持った上に狡猾でずる賢いアメリカはそれ以上の警戒心を持たなければいけないことも自明の理だと思います。
>くっくりさんのご提案はありがたいですが、時間的物理的に難しいです。しかし、TPPはそんなに難しい問題でしょうか?東谷暁さんや三橋さんや中野さんのおっしゃっていることはとてもシンプルで分かりやすいと思いますが・・・
すみません。私には難しいんです(T^T)。これまでいろんな意見を耳にしてきましたが、賛成とも反対ともどちらともはっきり言えません。それぞれにメリット・デメリットがあるようだし、またその意見を言っている人の「立場」も関係してるようですし、何を信じてよいのやら状態です。そんな私がTPPについて書くというのはおこがましいように思います。
ところで、TPPの議論については、以降はできれば関連の記事のところでやっていただいた方がいいのではと思います。
以下の記事はアクセス数も最近すごく上がってきています。
■9/26付:中野剛志氏「交渉参加したら終わってしまう 国を売られる瀬戸際TPP」
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1069.html
2011.10.14
「これでも正しかったといえるのか、辻元清美」
http://www.interq.or.jp/power/masumoto/ms.html
>そこで例えば日朝国交正常化の時の資金で払うから差し押さえをやめてくれ、というような交渉が水面下で行われる可能性がある。
・・・日朝国交正常化すれば日本が金を払うのが当たり前のように言われているが何のために払わなければいけないのでしょうね。
10の23乗歩譲って、払わないといけない理由があっても時候でしょう! それに日本が朝鮮半島に残した資産の清算もあるし、ロシアからも、領土の件は棚に上げても、シベリア抑留の賠償を貰う必要がある。
TPPは日本にとって最重要課題のひとつであることに疑いの余地はありません。しかし、今回くっくりさんが掲げられた記事は拉致問題です。TPPへの言及が目立ち、ブログに訪問される皆さんともう一度拉致問題のことを一緒に考えてもらおうとされたくっくりさんの想いが希薄になったようで少々残念な気がします。
TPP 農業のために工業を犠牲にしていいのか」のウソ−日本が輸出で稼げるものといえば、自動車などの耐久消費財。耐久消費財の輸出額はGDP比1.652%しかない。農林水産業の1.5%とたいして変わらない http://bit.ly/p3WTL4
第7章TPPと遺伝子組換え 4食料による世界支配シュマイザーさんは、結局ナタネの栽培はあきらめてしまった。どうしてもモンサント社の組みかえられた遺伝子と交雑してしまうからだ。在来のナタネはカナダからもう永久に失われてしまった http://www.luna-organic.org/tpp/tpp-7-4.html
TPPは失業の輸出でもある−NAFTAでアメリカ企業はメキシコに移転。アメリカが安い農産物を大量にメキシコに輸出し、メキシコ農民はアメリカへ。さらにアメリカ国内の失業は増えた。メキシコでは約200万人、アメリカでも約50万人が失業した http://bit.ly/qHbLQR
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上記の「韓国とはきちんともめるべきはもめて、本当の話し合いをしてこそ本当の友人になれるのだと考えています」には多々異論もあるでしょうが、私は基本的にこの考えに賛成です。(これはアメリカに対しても同様だと思います)
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私の主観では、謀略能力についてはアメリカよりも中国共産党の方が上手だと思います。確かな論拠はありませんが、ウィキリークスがアメリカの機密文書を多数暴露する能力を持っているにもかかわらず、同団体による中国の機密暴露報道が皆無に等しい現状を見ているとそう思えてなりません。
秘密保持は、諜報謀略の基本ですよね。
とはいえ今現在も、アメリカが(アメリカ側の人間の一部が)日本の台頭に対して一定の警戒心を抱いている事は、間違い無いでしょう。
>私たちと同じ日本国民が、北朝鮮というヤクザ国家の首領の指揮のもと誘拐され、今もかの国に囚われ続けている。
>「生きてそこにいる」のです。にも関わらず祖国に帰れない。
>こんな酷いことが許されますか?
>これ以上の主権侵害、人権侵害はないと思います。
本スレ記事中にも掲載されている特定失踪者の写真一覧について、ある人物が「この人達一人一人の顔を、自分の家族や恋人、友人、同僚、上司、部下、よく行くお店の店員、近所の顔見知り等に置き換えて想像してみろ。その上で、こんな事が許されるのかもう一度考えてみろ」旨を主張していました。
上でも書かせていただいていますが、TPPについては私自身賛成でも反対でもなく、というかよく理解できていなくて、書きようがないのが実態です。
ただ、例えば、中立的な立場で賛成派の論説、反対派の論説が載ったサイトのリンク集を作るとか、そういう取り上げ方なら可能ですが……。
なお、TPPについては以下エントリーで議論が進んでいますので、そちらに投稿されることをお勧めします。アクセス数がここ数日急増しています(2ちゃんねるその他にリンクを多数貼って下さっているせいかもしれません)。もちろん強制ではありませんが、全く違うテーマのここに書き込まれるより意義があるのではないかと思います。
■9/26付:中野剛志氏「交渉参加したら終わってしまう 国を売られる瀬戸際TPP」
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1069.html
特にくっくりさんには書けと言っておきながら自分にふられたら「時間的物理的に難しい」と言っている方は自分勝手すぎませんか。そんなに大事な問題と思うならば時間的物理的に難しくても自分でやったらどうですか。くっくりさんには時間的物理的余裕があると思っているんでしょうか。主婦で仕事もお持ちなんですよ。
それにどなたでも得手不得手や興味のあるなしはあります(くっくりさんがTPPに興味がないと言っているのではありません)。くっくりさんはスーパーウーマンですか。日本が抱える諸問題の全てに興味を持ち全てに対応せよとでも言うんでしょうか。
(くっくりさんへ)
少し興奮してしまいましたが間違ったことは書いていないつもりです。不都合があればくっくりさんのご判断でこのコメントは非表示扱いになさってください。どうかこれからもご自分のお心のままに日々気になることをブログに綴ってください。
いくら米国と友好的な外交をしても自国民が立ち上がればやられてしまう。
金正日はますます自国民を締めつけるだろう。
拉致にはどう影響するだろうか?