「アンカー」日本の資源を狙う韓国にアメリカも連携!資源エネルギー学会では『東海』が主流!
※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■7/27放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
国際ガス・ハイドレート学会に出席した青山さんの報告です。1週間前に放送されたRKB「スタミナラジオ」でも簡単にお話がありましたが(起こしこちら)、今日はより具体的に。
日本が竹島や『東海』をしてきたツケがここにも……(T^T)
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※また画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。
内容紹介ここから____________________________
山本浩之
「えー、さあ、それではこのあとは、“ニュースDEズバリ”のコーナーにまいりたいと思います。青山さん、今日は、どのようなお話でしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、お気付きと思うんですけど、先週『アンカー』をお休みいたしました。えー、先週水曜日の『アンカー』が終わって、その足で、えー、僕は海外出張に旅立ちまして、今回はイギリスとフランスに行ったんですが、えー、それぞれ理由がありまして、イギリスはスコットランド、で、この福島原子力災害も含めてですね、えー、福島での悲劇をも踏まえて、次のエネルギーをどうするかっていう重要な国際学会開かれて、そこに出席してきました。それからフランスの方は、その福島の、収束を図るために、フランスと日本は今までにない深い関係を結んでるわけですから、その実情をこの目で見てきて、まだ帰国したばかりなんですけれども、えー、そのことを今日はお話、ご報告したいんですが、今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『トップは日本』」
青山繁晴
「はい。福島原子力災害のあと、日本は、もう世界で信用されてないんだって話が、この日本国内では駆けめぐっているんですけれども、外に出てみれば、話は逆さまでしたと、いうことを皆さんと一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「はい。えー、では、コマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、青山繁晴さんはヨーロッパで行われた資源エネルギーの学会に、参加、出席をされていたということなんですけど、世界はこの原子力災害を招いた日本、そしてこの資源、どういうふうに見ているのか。さっそくお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。皆さんまず、こっから見ていただきたいんですが。世界が狙う、これまあ、カギカッコ付きで、『日本の資源』と、しました。これどうしてカギカッコ付いてるかというと、その、僕らは、あの、世代関係なく、ずっと子供の頃から、今の子供たちも、日本には資源がないんだと、いうことを教わってるわけですね。社会的にもそうやってずっと報道されてるし、国会すらもいつも日本は資源のない国でありますからと、与野党問わずおっしゃってますが、ところがさっき申した通り、この日本から世界に出てみたら、話は逆さまで、世界が狙ってるのは実は日本の資源なんですよ。何と日本には、狙われる資源があるんだと、いうことが、まずその取っ掛かりとして一番大事なんですが、そのいわば、証拠になる学会が開かれました。はい、これ出して下さい」
山本悠美子
「ICGH、国際ガス・ハイドレート学会」
青山繁晴
「はい。これあの、ICGHってあの、ま、別に難しい名前じゃなくて、International Conference of Gas Hydrateですね。で、ガス・ハイドレート、っていうのが、ちょっとあの、聞き慣れないと思うんですが、メタンハイドレートっていう資源が日本にあるって話は、実は『アンカー』で、えー、特に積極的に何回かやりましたよね。で、メタンハイドレートっていうのは、ここ(ガス)がメタンの場合ですね、そのメタンっていうのは、天然ガスの一種ですね。で、要するに、天然ガスはこのハイドレート、ハイドレートってのは要するに水と一緒になってるもの、ということですね。だから、海の底にあったらそれが氷になってるわけですけれども。例えばブタンハイドレートだったり、それから、エタンのハイドレートだったり、メタンハイドレートだったり色々あるわけですが、それを全部合わせてやるのがこのICGHっていう、学会なんです。で、これ、今、あの、これ絵が出てますけれども、えー、まず地図見ていただくと、これあの、イギリスの、ま、北部ですね。で、スコットランドってかつてはその、王国だったわけで、今もその独立の気概にあふれてるわけで、その事実上の首都が、エディンバラなんですが、これ実は北緯56度で、あの、樺太、ロシア名で言うとサハリン、日本語で言うと、樺太の、最北端が北緯54度ですから、それよりまだ上で、つまりめっちゃ寒いんですよ。従ってですね、僕は実際に行った時どうしたか。この、今、町が(VTRに)映ってますけど、これ、見て何となく皆さん分かるでしょ?今スコットランドの国旗が映ってるんですが、これ、あの、例のハリー・ポッターにそっくりですよね」
一同
「そうですね」
青山繁晴
「ここに行くと、そのハリー・ポッターが、こっから生まれたってよく分かるんですが、実際に行ってる時はもうこういう状態でですね(手持ちのマフラーを口元まで巻く)。要するに完全に冬で」
山本浩之
「そうしないと寒いんですか」
青山繁晴
「こうやっててもまだ、もうぶるぶる寒い、震える状態だったんですね。だから、あの、そっからこの酷暑の日本に帰ってくるっていうのは、けっこうきついことはきついんですが、その寒い、そのエディンバラであったんですが、まあすごく参加者が、今までより多かったんですね。えー、これ3年に1回しかやらない学会なんですが、えー、今年はもう実はこういう状態でした。はい、ちょっと出して下さい」
山本悠美子
「東京大学の研究者によりますと、『今回ほど盛り上がったことはなかった』」
青山繁晴
「はい。この、国際ガス・ハイドレート学会に来てる研究者っていうのは、えー、東大、京大、それから阪大のようないわば旧帝大と、私立ですと早稲田、慶応ぐらいしか来てないと、いう学会で、まあ東大は特に多いんですけれど、その教授や助教授、そういう方々、みんな一致して言ったのは、いや、今回、こんな盛り上がったことはないですねということだったんですが、その理由というのはこれですね」
山本悠美子
「その理由は、『フクシマ』」
青山繁晴
「はい。やっぱり福島原子力災害があってですね、えー、日本では特に、僕ももう原子力に未来はないと。但し未来と言っても、20年30年後の未来のことを僕は言ってるわけですけれども。特に日本ではそうですが、世界ではまだまだ、アメリカ、ヨーロッパも本当は、フランス、イギリスを中心に、この原子力の拡充をしていこうとしてるんですが、それでもやっぱり、福島を踏まえると、次のエネルギーをどうするんだってことが、大きなテーマになってるから、今回、本来はちょっと地味な学会がすごく盛り上がって、その参加者も多かったわけです。で、その中でも、いわば一番目立った国はどこだったかというと、さっき、僕はそのキーワードで、トップは、さっきのキーワードでトップは日本ってやりましたけどね、目立ったのは残念ながら、トップでは、目立ったトップが日本ではなくて、目立ったトップはここでした」
青山繁晴
「はい。これは実はここ(左下)にちょっとちっこく、なっちゃってますが、韓国の研究発表ですね。これ韓国では有名な、このガス・ハイドレート、特にメタンハイドレートの学者ですが、これあの、英語で今、これは舞台の上でですね、発表してるところです。えー、こうやって、この、大きな国際メジャー石油資本のスポンサーが付いてるってことも(シェルマーク示して)ここにちゃんと出てますけどね。で、それだけじゃなくて、皆さんちょっとこの、絵を見てほしいんですよ。で、これ実は僕、あの、全ての写真、私が撮りましたが、これ実は携帯電話で撮ってるんで(笑)、すみません、あの、うちの研究所ちょっと最近予算がなくて、カメラ壊れたまんまなんで(一同笑)、携帯電話で撮ったんで、非常にこう粗いですけど、それでも分かっていただけると思います」
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■7/27放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
失われた原子力の未来〜海外で見た希望の灯と日本に迫る新たなエネルギー危機を青山がズバリ!
国際ガス・ハイドレート学会に出席した青山さんの報告です。1週間前に放送されたRKB「スタミナラジオ」でも簡単にお話がありましたが(起こしこちら)、今日はより具体的に。
日本が竹島や『東海』をしてきたツケがここにも……(T^T)
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
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山本浩之
「えー、さあ、それではこのあとは、“ニュースDEズバリ”のコーナーにまいりたいと思います。青山さん、今日は、どのようなお話でしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、お気付きと思うんですけど、先週『アンカー』をお休みいたしました。えー、先週水曜日の『アンカー』が終わって、その足で、えー、僕は海外出張に旅立ちまして、今回はイギリスとフランスに行ったんですが、えー、それぞれ理由がありまして、イギリスはスコットランド、で、この福島原子力災害も含めてですね、えー、福島での悲劇をも踏まえて、次のエネルギーをどうするかっていう重要な国際学会開かれて、そこに出席してきました。それからフランスの方は、その福島の、収束を図るために、フランスと日本は今までにない深い関係を結んでるわけですから、その実情をこの目で見てきて、まだ帰国したばかりなんですけれども、えー、そのことを今日はお話、ご報告したいんですが、今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『トップは日本』」
青山繁晴
「はい。福島原子力災害のあと、日本は、もう世界で信用されてないんだって話が、この日本国内では駆けめぐっているんですけれども、外に出てみれば、話は逆さまでしたと、いうことを皆さんと一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「はい。えー、では、コマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、青山繁晴さんはヨーロッパで行われた資源エネルギーの学会に、参加、出席をされていたということなんですけど、世界はこの原子力災害を招いた日本、そしてこの資源、どういうふうに見ているのか。さっそくお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。皆さんまず、こっから見ていただきたいんですが。世界が狙う、これまあ、カギカッコ付きで、『日本の資源』と、しました。これどうしてカギカッコ付いてるかというと、その、僕らは、あの、世代関係なく、ずっと子供の頃から、今の子供たちも、日本には資源がないんだと、いうことを教わってるわけですね。社会的にもそうやってずっと報道されてるし、国会すらもいつも日本は資源のない国でありますからと、与野党問わずおっしゃってますが、ところがさっき申した通り、この日本から世界に出てみたら、話は逆さまで、世界が狙ってるのは実は日本の資源なんですよ。何と日本には、狙われる資源があるんだと、いうことが、まずその取っ掛かりとして一番大事なんですが、そのいわば、証拠になる学会が開かれました。はい、これ出して下さい」
山本悠美子
「ICGH、国際ガス・ハイドレート学会」
青山繁晴
「はい。これあの、ICGHってあの、ま、別に難しい名前じゃなくて、International Conference of Gas Hydrateですね。で、ガス・ハイドレート、っていうのが、ちょっとあの、聞き慣れないと思うんですが、メタンハイドレートっていう資源が日本にあるって話は、実は『アンカー』で、えー、特に積極的に何回かやりましたよね。で、メタンハイドレートっていうのは、ここ(ガス)がメタンの場合ですね、そのメタンっていうのは、天然ガスの一種ですね。で、要するに、天然ガスはこのハイドレート、ハイドレートってのは要するに水と一緒になってるもの、ということですね。だから、海の底にあったらそれが氷になってるわけですけれども。例えばブタンハイドレートだったり、それから、エタンのハイドレートだったり、メタンハイドレートだったり色々あるわけですが、それを全部合わせてやるのがこのICGHっていう、学会なんです。で、これ、今、あの、これ絵が出てますけれども、えー、まず地図見ていただくと、これあの、イギリスの、ま、北部ですね。で、スコットランドってかつてはその、王国だったわけで、今もその独立の気概にあふれてるわけで、その事実上の首都が、エディンバラなんですが、これ実は北緯56度で、あの、樺太、ロシア名で言うとサハリン、日本語で言うと、樺太の、最北端が北緯54度ですから、それよりまだ上で、つまりめっちゃ寒いんですよ。従ってですね、僕は実際に行った時どうしたか。この、今、町が(VTRに)映ってますけど、これ、見て何となく皆さん分かるでしょ?今スコットランドの国旗が映ってるんですが、これ、あの、例のハリー・ポッターにそっくりですよね」
一同
「そうですね」
青山繁晴
「ここに行くと、そのハリー・ポッターが、こっから生まれたってよく分かるんですが、実際に行ってる時はもうこういう状態でですね(手持ちのマフラーを口元まで巻く)。要するに完全に冬で」
山本浩之
「そうしないと寒いんですか」
青山繁晴
「こうやっててもまだ、もうぶるぶる寒い、震える状態だったんですね。だから、あの、そっからこの酷暑の日本に帰ってくるっていうのは、けっこうきついことはきついんですが、その寒い、そのエディンバラであったんですが、まあすごく参加者が、今までより多かったんですね。えー、これ3年に1回しかやらない学会なんですが、えー、今年はもう実はこういう状態でした。はい、ちょっと出して下さい」
山本悠美子
「東京大学の研究者によりますと、『今回ほど盛り上がったことはなかった』」
青山繁晴
「はい。この、国際ガス・ハイドレート学会に来てる研究者っていうのは、えー、東大、京大、それから阪大のようないわば旧帝大と、私立ですと早稲田、慶応ぐらいしか来てないと、いう学会で、まあ東大は特に多いんですけれど、その教授や助教授、そういう方々、みんな一致して言ったのは、いや、今回、こんな盛り上がったことはないですねということだったんですが、その理由というのはこれですね」
山本悠美子
「その理由は、『フクシマ』」
青山繁晴
「はい。やっぱり福島原子力災害があってですね、えー、日本では特に、僕ももう原子力に未来はないと。但し未来と言っても、20年30年後の未来のことを僕は言ってるわけですけれども。特に日本ではそうですが、世界ではまだまだ、アメリカ、ヨーロッパも本当は、フランス、イギリスを中心に、この原子力の拡充をしていこうとしてるんですが、それでもやっぱり、福島を踏まえると、次のエネルギーをどうするんだってことが、大きなテーマになってるから、今回、本来はちょっと地味な学会がすごく盛り上がって、その参加者も多かったわけです。で、その中でも、いわば一番目立った国はどこだったかというと、さっき、僕はそのキーワードで、トップは、さっきのキーワードでトップは日本ってやりましたけどね、目立ったのは残念ながら、トップでは、目立ったトップが日本ではなくて、目立ったトップはここでした」
青山繁晴
「はい。これは実はここ(左下)にちょっとちっこく、なっちゃってますが、韓国の研究発表ですね。これ韓国では有名な、このガス・ハイドレート、特にメタンハイドレートの学者ですが、これあの、英語で今、これは舞台の上でですね、発表してるところです。えー、こうやって、この、大きな国際メジャー石油資本のスポンサーが付いてるってことも(シェルマーク示して)ここにちゃんと出てますけどね。で、それだけじゃなくて、皆さんちょっとこの、絵を見てほしいんですよ。で、これ実は僕、あの、全ての写真、私が撮りましたが、これ実は携帯電話で撮ってるんで(笑)、すみません、あの、うちの研究所ちょっと最近予算がなくて、カメラ壊れたまんまなんで(一同笑)、携帯電話で撮ったんで、非常にこう粗いですけど、それでも分かっていただけると思います」
青山繁晴
「というのは、これ、私たちの祖国日本ですよね。そしてここに韓国があってですよ、で、この韓国の発表者が発表してるのは、ここなんです。つまり私たちの海、日本海を発表しててですね。そして、ここ(下)の絵っていうのは、この日本海の、そして竹島の南あたりの海の中がどうなってるかってのがここの絵なんですね。で、その私たちの竹島の南の海も含めて、韓国がいわば勝手にこうやってもう線を引っ張ってしまって、自分たちの資源分布図にこれ、してるわけなんですね。そして、さらに、こういう、その舞台の上で、あの、口頭発表する、これオーラルセッションって言いますけど、それ以外に、特にこういう理系の学会では、もう一つ重要なやり方があるんです。それは、これです」
青山繁晴
「これ実は、ポスターセッションって言うんですね。ポスター発表なんですよ。これ、まあこうやって屏風のような、この台を用意して、そこに、研究者が、普通は一枚のポスターを貼るんですね。で、ポスター貼ってるだけだから、大したことない、さっきみたいに舞台の上で派手にやる方が重要に見えますけど、実は本当に研究者が注目するのはこのポスターの方なんです。というのは、ここに映ってますが、これ(向こう側の頭の人)は韓国の研究者ですね、これ(手前の頭の人)は日本の私たちの研究者です。うちの研究所の自然科学部長(青山さんの奥様の青山千春博士と思われ)ですけれども。それが今、議論してるわけですよ。これポスター見ながら。そういうふうに研究者同士がここで激しく議論を戦わせる。そこからお互いに得るものが非常に大きいので、このポスターセッションは非常に大事なんですが、これ、韓国の研究者の発表なんですが、ここの部分をですね(ポスター右上の表のあたり)ちょっと拡大して、出して下さい、はい」
青山繁晴
「出していただくと、まずここに、EAST SEA、東海、っていう言葉が出てるんです。これあの、知ってる人は知ってると思いますが、普通の日本人、普通の日本国民が、え?これどこなのって思うでしょ?(一同同意)これちょっと下見ていただくと、ここにEAST SEAって書いてあるんですが、これちょっとぼけてますけれども、あの、次にもう一枚お見せしますけども、あ、次で見ていただくとですね」
青山繁晴
「今のところもう一回拡大して見ると、これも全部僕の携帯で撮ってるんで、焦点が合ったり合わなかったりしてるんですけど、これ合ってますよね」
青山繁晴
「これ、まず、まずこっから見ていただくと、これ日本で、これ韓国で、(赤い四角の枠を示して)こういうふうに韓国側の発表で切ってますけど、これ本当はこの中に、ここが含まれてるんですよ」
青山繁晴
「ここ、DOK ISLANDって書いてますけど、これ竹島です(一同同意)。ね。で、これを韓国は、あの、独島(ドクト)と呼んでて、だから、その、英語風にするとDOK ISLANDになるわけです。で、これ、その、英語風の朝鮮語だと、ULLEUNG ISLANDって書いてますが、日本語で言うと鬱陵島(うつりょうとう)になる。で、ここ全部日本海です。それを、EAST SEAと書いていて、で、それが、実は、この国際学会、つまり国際社会では、もう日本海の名前が、消されてしまっていてですね、EAST SEA、東海って名前にむしろもう統一されつつあるわけですね。で、えー、次に、竹島の写真を出すんですか?はい…」
青山繁晴
「竹島の写真ってこのことですね。これはですね、今の発表の中のポスターをさらに、えー、違うポスターを撮ったやつなんですが、これあの、学術的な地図だから難しそうに見えますが、皆さん難しくないです。これはあの、海の中にその、地形の高さを書いてあってですね、これ地上で言っても山をこういうふうに書くでしょ?海の中も山谷ありますからね。で、その中に、この大きな窪みがあるんですよ。この窪みのことを、ウルルン・ベーシン(盆地)と言っててね、あの、さっきの写真にもありましたけど、これ日本語で言うと海盆(かいぼん)、海の盆地と書くんですね、海盆図。で、これ、竹島なんですが、竹島の南もみんな含めて、その、ウルルン海盆、ウルルン・ベーシンと呼んでてですよ、そしてここにUBって書いてるのは、ウルルン・ベーシンのガス・ハイドレートなんです。だからこの、Dokdoって書いてますけど、これ竹島ですね。竹島の南の所にも全部自分たちでこうやって区分して、自分のものだと主張してるわけですよ。もうこれの、ポスターと、それからさっき言った口頭発表、オーラル発表が延々と続いてですよ、で、僕なりに、あるいはうちの研究員たちも、さっきの自然科学部長も含めて、いや、これは日本海ですと言うんですが、もう全く多勢に無勢でですね」
岡安譲
「ええっ」
青山繁晴
「その、日本海ってのは通じないことはないけれども、あ、それはEAST SEAですねと、第三国に言われたりするわけです」
山本浩之
「あ、第三国、それ韓国の発表者、研究者が言うんじゃなくって、あの」
青山繁晴
「言うだけじゃなくて」
山本浩之
「集まってる各国の人たちももう、EAST SEAっていうあの、認識なんですか」
青山繁晴
「そうです。はっきり言うと、少なくともこの、次世代のエネルギーを扱うこの学会では、JAPAN SEAって言ってるのは僕たちだけで」
岡安譲
「孤立無援ですね」
青山繁晴
「その通り、孤立無援なんですが、一人だけこういう人がいたんですよ。はい、出して下さい」
青山繁晴
「はい。これ見ていただくと、これも韓国の発表者のポスターなんですけど、これさっき言ったその、ウルルン・ベーシンのUBなんですが、ここにEASTって書いて、ハイフン(スラッシュ?)して、JAPAN SEAって書いてあるんです。だから、東海ないしは日本海と書いてて、これを見た時に、皆さんこの僕もですね、あ、フェアな人が韓国に一人だけいたと、思わず思って、あ、俺もやられてると思ったんですよ(笑)。というのは、元々がこれが韓国の戦略なんですよ。(EASTの文字を手で隠して)元々これなんですよ。JAPAN SEAで日本海なんですが、これをだんだん2つの名前にしていって、そのうちこれ(JAPAN)が消えるようにしましょうっていうのが韓国の戦略だったんですが、もう、僕もいわば術中にはまってですよ、この学会では。EAST SEAなんか普通になってるから、もうJAPANってちょっと一言入れてくれただけで、実はフェアに見えてしまったと。もちろんすぐに思い直しまして、この発表者の方にも言いましたけれどね。この現実っていうのが、日本では全然知られてない…」
山本浩之
「日本の研究者が、逆にそれを、ポスターセッションなどで、JAPAN SEAってずっと書き続ければ、いいんじゃないんですか?」
青山繁晴
「あの、日本側の研究者、その、僕らも含めてこの辺(佐渡島周辺)のことを発表してるんですけれども、それはあの、JAPAN SEAって書いてあるんですが、しかし日本海っていうのは、ほんとこれ全部日本海ですからね。それが、ま、今のヤマヒロさんの質問に答えて言うと、あの、海外の人から見たら何となく、もうこっち側(西側)半分は韓国のものでEAST SEAと、こっち側(東側)は日本に残ってるのかなって雰囲気になってるわけですよ」
山本浩之
「ああ、そうなんですか」
青山繁晴
「それはしかし大変なことですよ。こっち(西)側がもし韓国だったら、例えば対馬とかですよ、それから福岡とかね、それこそ玄海原発も含めてですよ、一体この辺どうなるんですかって話になるわけですよ。だからこれは、あの、こっち(東)半分が日本海と呼ばれるからいいんじゃないかって話には全くならない。その上でですね、実はその、この学会の前半では僕はその、韓国のこの戦略に負けてはいけないってことを学会でもずっと言ってたわけですが、そのうちに、僕も含めて、日本側の研究者、それからそれだけじゃなくて各国の研究者の指摘もあって、はあ、本当はもっと深い根っこがあるんだなと、その深いねっこの方がもっともっと僕らが、心配しなきゃいけないことだなっていうのが分かってきました。それは何かというと、これなんです」
青山繁晴
「はい。これ出していただくとですね、さっき見ていただいたように、舞台の上で、さっきの石油会社のマークもあってですよ、これまあ垂れ幕なんですけどね、あの、普通に発表してるように見えますが、これ実はアメリカのコロラド州立大学の研究者の発表なんです。ところがこの発表してる、これ女性の方ですけどね、かなりベテランの女性研究者なんですが、実は韓国の研究者なんですよ」
一同
「ほう…」
青山繁晴
「で、実はこういう発表が多かったんですよ。つまり、この、普通の、海外の学会での発表ってのは、フェアに、こういう、その、エネルギー会社も含めてスポンサーがどこになってるかを明示するんですが、その中に、例えばDOE(ディーオーイー)、DOEっていうのはアメリカのエネルギー省です、そういう所が入ってたりして、つまり韓国とアメリカがすごく連携してるってのが分かって、しかもこのコロラド州立大学で、その、研究してるこの韓国の女性研究者も要するに、アメリカの資金を元にして、アメリカの大学を拠点にして、そしてこの話の中身は全部、私たちの日本海の竹島の南の、資源の話をしてるわけです。で、これを、各国の研究者あるいは私たちも含めて、どのように最終的に見たかというと、こうです。出して下さい」
山本悠美子
「学会に参加されていた各国の研究者によりますと、『アメリカは、韓国の野心を使って、日本海のメタンハイドレートを手に入れようとしている』」
山本浩之
「えー…」
青山繁晴
「はい。これは、実は、本当に重大な事実であって、つまり、アメリカっていうのはもちろん日米同盟があって、日本海を守ることや、あるいは竹島が日本のものであって、韓国が今、占領してるのは不法な侵略であると、いうことを認めてくれてるとずーっと日本人は思ってきて、今の政府も、自民・民主を問わず公式的にはそうなわけですよね。しかしそれは、ま、実は少し前からアメリカによく話を聞いてみると、それは青山さん、1952年のサンフランシスコ講和条約が成立した直後ぐらいはそうだったけども、その後日本は、勝手に韓国に負けて、占領されてきて、もう実効支配されてるじゃないかと。だからって先は言わないけれども、それを指摘されることが多かった。実は、その先をアメリカは実態としては言ってて。そもそも、まず、アメリカ自身がメタンハイドレートほしいと。で、なぜ日本海かというと、日本周辺にメタンハイドレートはたくさんありますが、太平洋側にもありますけど、日本海側のメタンハイドレートは特に質が良い。どう良いかというと、もう塊になってるんですよ。大きな結晶状になっていて、その塊ですから、上に上げて溶かせば、そのまま火力発電所で使えるという見方も技術者の中にはあるわけです、あの、電力の技術者の中にはですね。それをもらう時に、日本と組むよりも、ね、その日本と組むかどうかは日本の決断ですよ?アメリカに言われたからといって組むとは限らない。あるいは僕は非公式に、いや、これはあくまで日本でやるんだってこともアメリカに申しました。そういうことも全部含めて言うと、もう日本とまともにアメリカは話そうとせずに、むしろ韓国の野心を利用して、そして日本海を、東海って名前を変えてしまうことも、さっきのコロラド州立大学の発表でも分かるように、もうそれも事実上認めて、つまり、さっきヤマヒロさんが言われたことと関連するんですが、なぜ韓国の一方的な主張を国際社会がこうやって認めてしまうかというと、背後にアメリカがいるからですよ」
岡安譲
「そうかー」
青山繁晴
「はい。だから実は、アメリカが日本を裏切ってて、その裏切った原因がアメリカから見たら日本側にあると。なぜ竹島を黙ってそのままにしてきたのかと。じゃあアメリカとしては韓国と手を組むしかないじゃないかと。これが僕らが一番この、いわば地味な、理系の学会から学ぶべきことなんですよ。これ理系・文系関係なくですね。そしてこういうアメリカに対抗しようとしてる人は、他にはいるわけです。例えばこの人です」
青山繁晴
「はい。これ皆さんご存知の、ロシアの実力者、プーチン首相なんですが、これロシアの研究発表、これあの、こういうの、これ、とても学者に見えないでしょうが、これ学者たちなんですね(笑)。学者じゃない人も含まれてますからね。あの、例えば産業界の人とか。これあの、湖で、バイカル湖で、その、メタンハイドレートの研究やってんですが、そこにわざわざプーチンさんがやって来て、これも、これ見えますか?白い結晶状の、これも、あの、かなり質が良いものです。メタンハイドレートがすでに結晶になってるやつを、プーチンさん実際に手に取ってるんですよ。これ僕びっくりして、そのロシアの研究者にですね、あの、来る人は全部英語できますから、これ僕びっくりして、そのロシアの研究者にですね、あの、来る人は全部英語出来ますから、プーチンさんが来たの、すごいですねと言ったら、ロシアの研究者はほんとに顔がほころんで、そうです、我がロシアはやっとメタンハイドレートの余地に気づいて、プーチンがやって来てくれたんだと言ったんですよ。そのあとに、日本の研究者と話したら、日本側の研究者は、いや、青山さん、ロシアは、ちゃんと普通の天然ガスとかそういうものがあるんだから、メタンハイドレートのような次世代のものにわざわざ関心持ちませんよ、プーチンさんが来たのは何か遊びか冗談じゃないですかって言われたから、それ真剣におっしゃったから、僕はびっくりしたわけですよ。それは、いわば理系の科学者だからしょうがないっていうふうに今まで日本社会では今まで言ってきたけど、そんなこと言ってる場合じゃない、理系とか文系とか同じ日本国民を分けるのをやめて、ちゃんと統一した国家観を持って、プーチンさんが遊びや冗談でバイカル湖にわざわざ触りに来ますか?だからロシアも天然ガスだっていずれ枯れる、次はメタンハイドレートだと分かってるから来るんであって、そして日本海はロシアにも面してるってことを皆さん分かっていただきたいんですね。そしてこうやって見てきますと、実はもう一つの大物、中国は一体どうしてるんだってことになるでしょ?そして中国はこういう発表をしてます。はい、出して下さい」
青山繁晴
「はい。これ中国の、この人も有名人ですけど、研究者なんですが、これ、すみません、これも僕の携帯で撮ったやつで、ちょっと画像は見にくいかもしれないけれども分かるでしょ?」
青山繁晴
「これ日本海じゃないですね、これベトナムですね。中国の海南島ですね。これ南シナ海ですね。すなわちこの『アンカー』でもお話しした通り、戦争の恐れが、あれからずいぶん情勢は動いて、ベトナム、やや妥協的になってるように見えるけれども、依然として戦争のリスクはあります。その紛争地の南シナ海をズバッと出してきて、この南シナ海全体は自分たち中国のものであって、そしてここのメタンハイドレートを、私たちはしっかり実用化していくんだってことを」
山本浩之
「あ、南シナ海にもメタンハイドレートたくさんあるんですか」
青山繁晴
「たくさんあります。だからこれ『アンカー』で言わなかったかな、だから旧来の、そのガス田だけじゃなくて、ほんとは次世代のメタンハイドレートを争って、中国やベトナムやフィリピンの争いもあるってことなんです。そしてこういうことを全体踏まえて考えると、実はこの地図に注目してほしいんですね」
山本悠美子
「こちらはアジアのメタンハイドレートの分布図、になります」
青山繁晴
「はい。これはね、あの、日本の、あの、政府系の団体から、こういうの出てるわけですけど、これほんとは分布図じゃないんですよ。これはいちおう調査したことある図、であって」
一同
「ああー」
青山繁晴
「例えば日本海のこの辺抜けてて、あるいは私たちの北方領土、その北千島、全部私たちのもんですよ、本来は。そして樺太の半分、日本のものですけども、本来は。この辺りもずーっとメタンハイドレートが、間違いなくあるわけですよ。調査してない、あるいは日本海のこの部分は調査してないっていうだけであって、本当はもう日本国全体をこれ全部くるんでるだけじゃなくて、こうやって南シナ海も、そしてインド洋の所も、そしてアラビア海からペルシャ湾も、この地図にないけれども、ずっとメタンハイドレートがたくさんあるわけです。だから今回の学会で、あの、もう一つびっくりしたのはですね、たとえばペルシャ湾挟んでイランとか、それからアラブ首長国連邦も発表に来てるんです。今まで見たことないです。ね。だから世界でもすでに次世代のエネルギーであるメタンハイドレートに目が向かってるんですよ。そして皆さん、こうやって話してくると、要するに日本はダメダメダメ、ダメばっかりじゃないかってことになるでしょ?違います、最後に見て下さい。この前半の最後に見て下さい」
山本悠美子
「ICGHでの研究発表数、第1位が日本の56」
青山繁晴
「はい。これは、単に数だけじゃなくて、公平に見て、中身も、あの、こういう番組ですから、中身の細かい、その、数字の話はしにくい、あるいは化学式の話はしにくいけれども、僕だけじゃなくて、さっきその、絵にも映ってた自然科学部長やあるいは同行した研究員、うちの研究員ですね、みんな実は、あの、ま、正直僕は風邪引かなかったけど、みんな風邪引いてしまったんですよ、寒いから」
山本悠美子
「寒すぎて、はい」
青山繁晴
「でも風邪引きでグシュグシュ言いながら、いや、日本の研究発表はやっぱりすごいという客観評価をしてました。数でもトップ、中身でもトップ。日本がダントツに、メタンハイドレートの研究開発ではトップを走ってて、そして、埋蔵量も、そして埋蔵されてるメタンハイドレートの質も、日本海を中心に世界最高なのに、何が遅れてるかというと、予算がほとんど付かないんですよ、特に日本海側。太平洋側は、たくさん、あの、数百億円付いてますけれどね、全部合わせると」
山本浩之
「ああ、出てましたね、報道で…」
青山繁晴
「未だに予算が付かないから、僕らさっきの地図で言うと、佐渡島の南とか、つまり新潟の目の前、あるいは直江津の目の前でずっと、メタンハイドレートの研究開発をやってて、そこを拠点に、竹島の方にも出て行こうとしてるんですが、そもそも予算が付かないから、さっきのカメラの話じゃないけれども、もう四苦八苦してるってのが現状なんですよ。だから、例えば韓国はそれを見て、韓国の発表の中にあったのは、2014年には、日本海、じゃなくて、彼らに言わせると東海の、ほんとは日本海ですよ、東海のメタンハイドレートを実用化する、2014年ですよ」
山本悠美子
「3年後ですか」
青山繁晴
「もう3年後ですよ。ね。だからそこまでやって来てる。で、その時に例えば日本の技術をこう盗ろう盗ろうとしてて、アメリカも使って、日本の技術も盗ろう盗ろうとしてると。だからそれも要注意ですよ。今後、国際連携のきれいな名のもとに、日本の技術が盗まれる、今の中国の新幹線の二の舞にならないように、しなきゃいけない、ことも言えます。ただ、あくまでも日本がトップであるという誇りを、まず持って、僕らは、あの、仕事のやり直しをしたいと思うんですね。で、その上で後半はですね、今日の後半は、私がもう1カ国訪れたフランス、の様子を通じて、その福島原子力災害の関連の話をしたいと思うんですが、その後半のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本悠美子
「ここでズバリキーワードは、『自分で確かめよう』。青山さんが、フランスで確かめたものは何なのか。CMのあと、詳しく解説していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「フランスで分かったこと、それは何でしょうか。続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。皆さんもうお気付きかと思うんですけれども、福島原子力災害が起きたら途端に、日本とフランスの関係がずいぶん変わりましたね。今これサルコジさんていう大統領映ってますけど、サルコジさんほんとは日本嫌いで、ある程度知られてるんですよね。ところが日本にやって来て、日本にニコニコしましたね。その理由というのは、この福島第一原発のこの収束に、フランスの技術を使ってくれと。そして日本は何と契約がない状態で、お願いしますと言ってしまったってことありましたね。それについて実は『アンカー』でこれやりました。出して下さい」
山本悠美子
「『アンカー』の6月22日放送分の内容です。福島第一原発『汚染水の処理費用』について、フランス政府高官によりますと、『処理するシステムは、アレバだけじゃなく、アメリカのキュリオン社や、日本の東芝・日立・日揮が参画している。支払われる額のうち、我々は10%しか受け取らない予定だ』」
青山繁晴
「はい。えー、このフランス政府高官っていうのは、この、福島に関わってる一番トップの中のトップなんで、えー、トップのうちの1人なんで、これ間違いないとは思ったんですけど、やっぱりでも現地で確認必要だから、えー、フランスで色々当たってみました。で、そうすると、いや、10分の1しか受け取らないので間違いありませんっていうことで、僕は、へえーと思いながら、で、どうしてですかって聞いたら、やっぱり現地に行ったら行っただけの、いわば、その成果はあってですね、こういう反応が返ってきたんです。出して下さい」
山本悠美子
「フランス原子力産業の思惑は、ターゲットは中国」
青山繁晴
「つまり、日本は、日本で支払いが少なくても結構だと。そのかわり、福島原子力災害ってのは今まで世界が経験したことがない、原子力災害であって、しかも中国は、今の新幹線だけじゃなくて、本当は、原子力発電についても、重大な事故があったんではないか、誰も確証がないんですけれども、あったのに、ちゃんと公表されてないんじゃないか、という心配が一つあるのと、それから中国は今後も原発増やしていってるわけですから、さっきの新幹線を見ても分かるように、運行、あの、えー、運営していくことについてですね、オペレーションしていくことについて不安があるから、何か事故起きた時の備えとしても、このフランスが福島で作ったノウハウを中国に高く売れるから」
岡安譲
「セールスで…」
青山繁晴
「心配はないと。あなたが心配する問題じゃない、まで言われたわけですよ。ね。それはつまり、僕から見たら、福島をダシにするつもりかとも、それあの、言いたくなるけども、しかし、まあそのような皮肉を少しは言いましたが、でもそれは国際社会では当たり前のことなんですよ。ね。で、これでまた、いや、やっぱりじゃあ日本はダシにされてるのか、ダメなのかと思うでしょ?しかしヨーロッパを歩いてですね、ま、今回はフランスとイギリスだけではあっても、びっくりしたことがあるんですよ。そのびっくりした言葉の代表がこれなんです。出して下さい」
山本悠美子
「パリのベテラン旅行業者によりますと、『毎日必ず、刺身と豆腐を食べる習慣だけど、それを変えた日は、1日もないよ』」
青山繁晴
「はい、ちょっと、そこまで、そこまででね、いったん止めて下さいね。なぜ急に刺身と豆腐の話になるんだと、ね、皆さん思われたでしょうが、皆さん福島原子力災害のあと、この日本ではどんな報道が多いですか、週刊誌やワイドショーを中心に。つまり、もう日本という国はもう世界でダメだダメだと言われてて、今まで愛してくれた刺身とか豆腐も、それからお寿司なんかももう食べられなくなって、もう日本全体が、日本食を筆頭に信用されなくなってると、言われてるじゃないですか」
山本悠美子
「はい」
青山繁晴
「それを例えば、パリの中で、ま、あの、かなり有名なベテランの旅行業者に会って聞いてみたら、えーっとびっくりされて、とんでもない、そんなこと起きてませんよと。ね。自分は刺身と豆腐をいつも食べてる、変えてないし、そしてさっきも日本レストランで昼食を食べてきたばっかりで、いつものように超満員だったよと言われたんで、僕は、あの、パリをぐるぐる回って、日本食のレストラン行ってみたら、寿司屋をはじめとして、もうワンワン賑わっててですよ、そしてお客に話を聞いても、その福島のことはみんな知ってるんですよ?知ってるけれども、しかし、その、放射線汚染の現実について、その、いいも悪いも現実についてちゃんと論評がなされているから、冷静に論評がなされているから、お寿司を食べなくなってる事実なんてないんですよ」
山本浩之
「フランスでは風評被害がない?」
青山繁晴
「はっきり言うとないですね。全くないと言っていいと思います」
一同
「ほぅ〜」
青山繁晴
「そしてイギリス、今回は北部のスコットランドだけですが、それも同じ状況だったんですよ。で、そういうことを、僕はちらっとその、例えば、ラジオで申したりすると、ドイツに住んでる日本の方から、ドイツは全然違うって言ってこられたんですが、その通り、ドイツだけ、むしろ違うんですよ。ドイツは、日本に対する見方が実は、戦争責任の問題も絡んで厳しいのとですね、ま、僕はドイツに対して偏見だと言ってますが、それとドイツは、もう全否定か全肯定かっていうところがあるんですよ。イギリス、フランスはそういうことはない、ヨーロッパの普通の雰囲気は違う。何が言いたいかというと、その、ドイツで厳しく言われたからといって、それが全ヨーロッパで悪く言われてるように、すぐ自分を、日本国を貶めて、考えようとする習癖が特にメディアにあるから、だから日本の力が失われていくんであって」
青山繁晴
「皆さんさっき、あの、自分で確認しましょうと、自分で確かめようと言ったのは、ここは、世界は日本をどう見てるとあえて書かせていただきましたが、皆さん、これから夏休みですね。お子たちと一緒に、その、例えばフランスに行っていただいて、この、青山の野郎が言ったことが本当なのかどうなのか、自分で日本食のレストランも行かれて、歩かれたらいいと思うんですよ。そしてその時に元気な日本の姿を見るだけでも、海外の人は、ああやっぱり日本はちゃんとしてるじゃないかとも思うわけですし、あえてドイツにもどうぞ行ってみて下さいと、思います。僕も行ってみようと思っていますし。はい。それが今日の締めくくりです」
山本浩之
「はい。ありがとうございました。以上“ニュースDEズバリ”でした」
(CM、他のニュース報道のあと、番組最後に)
山本浩之
「ま、さっきのメタンハイドレートですけれども、日本政府は太平洋側で開発しようとする動きがあって、でもお話ですと日本海の方が良質だと。良質だったら何で日本海側でまずやらないんですか?」
青山繁晴
「うん、その、良質ですぐ使えるから困るって話なんですよ、本当は」
山本浩之
「すぐ使える…」
青山繁晴
「すぐ使えるってことは、今、輸入してるやつを輸入する必要がなくなっちゃうから。日本の産業構造が変わっちゃう、つまり既得権益が困るからっていうのが、本音の本音ですよ」
山本浩之
「えーっ!……」
青山繁晴
「ええ。だから太平洋側は2018年から、もう実用開始ってこと言ってんですが、日本海の側はもう全然実用化は、全然、手付けてくれないんですよ」
山本浩之
「韓国はさっきのお話ですと、2014年に…」
青山繁晴
「2014年から日本海の…」
山本浩之
「日本海でしょ」
青山繁晴
「はい。これだからオモテウラひとつになっちゃってるわけですよ」
山本浩之
「えーっ…、たまりませんね」
青山繁晴
「はい。でも僕らは頑張るしかないんです。日本は頑張るしかないんです」
山本浩之
「えー、この情報、また、続報お願いします。今日はどうもありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
「日本海呼称問題」について、ちょっと古いんですが2006年1月27日付の拙エントリーで問題の経緯をまとめたことがあります。
細かい経緯を自分でも忘れてしまってたんで、今ざっと読み返してみました。
すると、韓国は少なくとも1986年の時点では公式に「日本海」の名称に同意してたんですね。「東海」を国際的な呼称にしようという運動が始まったのは1990年代初頭です。
それから約20年、日本側が手をこまねいているうちに(いちおう外務省や海上保安庁などはHP上で反論していますが)、ここまで事態は悪い方向に進んでしまったわけです(T^T)。
震災復興、原発収束をはじめ日本は現在深刻な問題をたくさん抱えていますが、竹島問題や日本海呼称問題も決して忘れてはならない重要な課題のひとつだと思います。
この日は他に、中井洽元拉致問題相と北朝鮮の宋日昊(ソンイルホ)との極秘会談問題、中国高速鉄道事故、などのニュースについて青山さんの解説がありました。
中井氏の極秘会談、青山さんは色々指摘されてましたが少しだけ紹介すると、
・日本政府の拉致問題担当者に聞いて、中井氏が宋日昊と会ったことを確認した。
・この担当者によれば、宋日昊は拉致問題で何ら権限を持っていないし、北朝鮮での地位も下がっている。
・宋日昊が中井氏に会ったのは、彼にとって保身になるから。
・今回の会談は拉致問題解決に何ら結びつかない。
その他、拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらを是非ご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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takeshima dokdo dokto tokdo tokto
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