菅さん今度は人事で延命策 最後の賭けは「脱原発」で解散総選挙?
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先週金曜日の時点で、「復興担当大臣に松本龍環境・防災担当大臣が内定」というニュースが出てましたが、何でこの人を?と思った読者様も多いのでは。
本人も当初は菅さんの要請を断ってたって話ですからね。
「菅直人 なぜにあなたが まだ首相?」と今一番思っているのは、実は松本龍さんかもしれません。
というのも、松本さんはあの“不信任案否決茶番劇”の翌日の記者会見で、首相の退陣時期について「6月いっぱいというのが私の中にはある。復興基本法案や二次補正予算案の編成あたりがめどだ」などとズバッと言ってたんですから(産経6/3)。
他になり手もないってことで菅さんに押し切られてしまったのでしょうが、「あなた6月いっぱいで辞めなさい」と喉元に刃を突きつけてきた相手に向かって「新しい大臣やって下さいよ〜」って頼む方も頼む方だし、引き受ける方も引き受ける方だなと。
菅さんの延命に上手いこと利用されてるようにしか見えないんですけど。だって今後、震災復興関連で何か問題起こったら真っ先に矢面に立たされるのはこの人でしょ?
こんな状況でモチベーション上げてしっかり仕事してくれるのか、かなり不安です。
それでなくても松本龍さんという人は、この際「部落解放同盟がどう」とか「裏社会がどう」とかいう問題はとりあえず置いて震災復興だけを見ても、いい加減というか頼りないと感じることがこれまで多々ありましたから。
例えば6月17日の記者会見、福島第一原発事故による仮払い補償金や義援金などが収入とみなされて生活保護を打ち切られる問題について、「よく事実を知らない」「義援金は私の分野ではないので」などと語ってました(朝日6/17)。
また、週刊誌レベルですがこんな話もあるようです(Wikipedia)。
「官邸に引きこもって閣議後の定例会見すら開かない。取材対応も記者との立ち話程度で、原発のことを聞くと『私は担当じゃないから』と逃げる。何をやってるのかさっぱり分からない」
「ボンボン育ちで、修羅場をとても仕切れない。地震発生時にはパニックに陥り、以来、会見もできない」
「官邸の危機管理センターに詰めていた松本氏がまったくの役立たずで、自衛隊の初動が遅れた」
……ま、この人に限らず、民主党自体、いい加減かつ頼りない集団なんですけどね。
総理大臣も他の大臣も、責任ある立場の人があっさり「知らない」とか言っちゃったり、言うことがころころ変わったりで、しかも反省するどころか開き直ったり、あるいは言い訳三昧だったり。
最近で言うと、日本のスパコンが世界1位になった時の蓮舫さんのコメントには呆れました。話を「オンリーワン」にすり替えようとしたり、挙げ句にメディア批判までしてましたよね(読売6/20)。
(蓮舫さん、今回の閣僚人事で行政刷新担当大臣を退任させられましたね。もちろんこの件が原因ではなくて、閣僚数の上限が17人と決まっているため、外さざるを得なくなったってことでしょう)
しかもそういう総理や大臣の対応のまずさを、指摘する人が周りにほとんどいない(らしい)というのがまたダメなんですよね。
いや、指摘する人はいるけども、本人が全く聞く耳を持ってないってやつかも。菅さんなんかまさにそのタイプでしょ。
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その後、週明けにはまた菅さんのなりふり構わない延命策が明らかになりました。
自民党の浜田和幸参院議員が27日午前、枝野官房長官から復興大臣新設に伴う人事で政務官就任を打診されたことを明らかにし、要請を受け入れるため、自民党を離党する意向を表明したのです(読売6/27 13:20。その後、浜田議員は離党し、総務政務官就任が決定)。
自民党執行部を無視して直接手を突っ込んで引き抜きって、やり方が露骨やなぁ。
震災発生直後にやってればまだ分からなくはないけど、3カ月以上も経って、しかもさんざん対決ムードを煽った後でこういうことやるか?と。
ま、舐められてる自民党も情けないけど(T^T)
しかもこの引き抜き工作は、菅さんが、亀井静香さんや元自民党参議院議員会長の村上正邦さんらの動きに一部乗った形で、民主党執行部には内緒で進めたものだというのです。
亀井さんらのこの禁じ手とも言うべき引き抜き工作(自民党からの大量離党を狙ったようですが、浜田さん1人に終わりました)により、法案成立のために不可欠な自民党の協力が得られなくなったとして、執行部は強い不快感を示しているとのことです。
民主党幹部からは「法案成立はもう無理」「めまいがする」とぼやく声が上がっているそうです(ANN6/27 17:57)。
って、「めまいがする」のは国民の方ですよ!!(-.-#)
今こんなやり方をしたら新たな火種を生むだけだって、素人でも分かります。
自民党の協力が得られにくくなるだけでなく、身内まで敵に回してしまった菅さん。これじゃ政治空白がより深まるだけですよ。
浜田さんも、何で今、こんな泥船に乗っちゃうのか?と。
しかも大臣ならまだしも政務官でしょ。こんな言い方はアレだけど、釣り餌が小さくないですか?
その意味では、菅さんからの副総理としての入閣要請を断って、「特別補佐官」就任にとどめた亀井静香さんは、ちゃんと政局読んでるんだなぁという気がしました。
いや、別にほめてるわけじゃないですよ。亀井さんはひどいですよ。
だって、「大幅な内閣改造をやれ」とか菅さんを焚きつけておいて、でも自分は「あんたと心中するのはごめんです」ってことですからね。
しかも亀井さん、引き抜き相手の浜田さんに対して、電話で「党利党略とかにとらわれないでしっかりした姿勢で協力して進もう」と呼び掛けていたそうです(Bloomberg6/27)。
そんな呼び掛けをしておいて自分は入閣を断るって、どう考えても理屈に合わん。党利党略にとらわれてるのはどっちですか?
ちなみに、他の閣僚人事はこうなってます。
細野豪志首相補佐官を新たに設ける原発問題担当大臣に起用。
入れ替わりに蓮舫行政刷新担当大臣が首相補佐官に回り、行政刷新担当は枝野幸男官房長官が兼務。
復興担当大臣に就任する松本龍防災担当大臣がこれまで兼務していた環境大臣は、江田五月法務大臣が兼務。
週末のFNNの世論調査では、菅内閣の支持率は、辞任の意向表明前の5月から6ポイント余り減って、23.0%。不支持率は、反対に6ポイント余り増えて64.8%。そして、菅首相の指導力を「評価しない」人は、9割近くにのぼっています。
菅首相が、いつごろ辞任すべきかでは、「今すぐ」(26.8%)と、「8月末までの延長国会会期中」(37.0%)とをあわせて6割を超え(63.8%)、早期退陣を求める声が多くなっています。
また、現在、政治空白が起きていると「思う」人は9割(89.5%)に迫り、その一番の責任を「民主党など与党」とした人(28.6%)と「菅首相」とした人(23.9%)をあわせると、過半数にのぼりました(52.5%)。
今回、人事の面で新たな延命策を図った菅さんですが、世論はどう見るでしょう。
こんな中途半端な人事では期待薄、かえって政治空白が長引くのでは?と判断する人も多いんじゃないでしょうか。
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さて、その菅さんが少し前から急に熱心に取り組み始めたのが、「再生可能エネルギー促進法案(再生エネルギー特別措置法案)」。
この場面がテレビで繰り返し放送されたことで、この法案もすっかりお馴染みに!?
皆様ご存知でしょうが、「本当に見たくないのか」は計3回言ってます(^_^;
この法案は、電力会社に太陽光や風力など再生可能エネルギーで発電した電気の全量買い取りを義務づける制度が柱となっています。
3月11日(震災発生当日の午前)に閣議決定、4月5日に衆院に提出されました。
あまり知られてないようですが、実は鳩山政権時代から地球温暖化対策の一環として準備が進められてきた法案です。
法案に対する各党の対応は、今までのところこうなっているようです(産経6/25朝刊紙面より)。
法案のポイントは、震災発生前に閣議決定されたものであること。
つまり脱原発を前提として作られたものではないのですが、そのへん、みんな分かっててやってるんかいな?と。
実は私もあまり分かってませんでした。
6月25日放送・読売テレビ『あさパラ!』の若一光司さんの解説で状況がある程度理解できたので、要旨を紹介したいと思います。
(ちなみに若一さんはかなりのサヨサヨで、韓国、特に在日に大変甘い人なのですが、テーマによっては参考になる発言もなさいます。あ、韓国には甘いけど中国にはかなり厳しいですよ。人権問題に熱心だから)
「国民に大きな勘違いがある。このタイミングで出てきてるから、脱原発のための法案だと思っているが、全く違う。
法案が出てきた出発点は、鳩山さんが首相をやってた頃。
鳩山さんは国際公約として、2020年までにCO2を25%削減すると言ったが、そのベースで出てきた法案。
今回の地震で出てきた法案ではない(3月11日午前に閣議決定)。
原発はそのまま置いておいて、火力発電なんかをできるだけ下げていく、その分を自然エネルギー買い取りで満たしていくということだが、ベースになってるのは原発。
原発のコストが安いという前提で、その割安感で再生可能エネルギーを買っていこうということ。
法案の大前提にあるのは原発の維持。その前提が狂ったのだから、この法案には何の意味もない。
だから絶対勘違いをしてはいけないのだが、菅さんはそこを勘違いするように上手く持っていっている」
若一さんの解説に沿って考えれば、脱原発派はこの法案に簡単に賛成とは言えないはずなんですが。
特に社民党など手放しで賛成に回ろうとしてるように見えますが、大丈夫なんでしょうか。
また、菅さんは「私にとって初当選した30年前からのテーマでようやく流れがここまで来た」と強調してますが、若一さんは「よくこれだけしゃあしゃあと言えるな」とあきれ顔でした。
確かに菅さんは1980年、アメリカで風力発電の試験運転を視察に行ってます。それは事実です。
ただ、「視察に行ったからって、どないやっちゅーねん」ってツッコミがあるのも事実で、『あさパラ!』的には、「議員が海外視察など行った場合、成果があったようにアピールする必要があるから。それを30年前からのテーマだったと言われてもね〜」というまとめでした。
若一さんも、「この法案がずっと検討されてる段階で、菅さんは具体的な関心を示していなかった。それは誰もが認めてること。今になって『これは延命に使える』と思ったのだろう」。
そういや、6/22放送・関西テレビ「アンカー」で、元衆院議員の田中秀征さんもこう言ってました。
「40年間菅さんと付き合ってきたが、そんな話は(菅さんが再生可能エネルギーに熱心だという話は)聞いたことがない。彼が視察に行ったような所は政治家ならみんな視察している」
じゃあ菅さんは、昨年総理になったのを機に再生可能エネルギーに本腰を入れたのかというと、決してそういうわけではなく。
昨年6月の最初の所信表明演説には、菅さんが「30年来取り組んできた」という「再生エネルギー」の文字は出てきておらず、エネルギーに関しては「原子力産業を含むエネルギー部門」という言及があるだけ。
今年1月の施政方針演説には確かに「再生エネルギーの全量買い取り制度の導入」とありますが、むしろ「私自らベトナムの首相に働きかけた結果、原発施設の海外進出が初めて実現します」と原発ビジネス推進を強調していたのです(産経6/24)。
てか、よくよく考えてみれば、そもそも菅政権も民主党も原発事故が起こるまでは「脱原発」じゃなかったわけですよね。むしろここ数年は原発積極推進で来てました。
いつから推進に転じたのか具体的には覚えてませんが、小沢さんが代表を務めた頃からすでにそうだったのでは?
昨年6月に菅内閣が閣議決定したエネルギー基本計画でも、現在54基ある原発を2030年までに14基以上増やすとあります。
さすがに新しく増やすというのはもう不可能でしょうが、菅政権は今、浜岡以外の定期検査中で停止中の原発について、運転再開を求めてますよね。
ただ、海江田経済産業大臣は浜岡以外の原発の再起動について「安全上支障がない」と言うものの、根拠がよく分からないもんですから、原発を抱える各自治体にすれば簡単にイエスなんて言えませんよね。
定期検査で停止中の九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開については、町長が容認する考えを示していますが、こういうケースは稀だと思います。
しかもここも、26日に行われた住民説明会では不安の声が相次いでおり、運転再開の見通しは極めて不透明です。
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そんな中、経済産業省政務官の中山義活衆院議員側に、全国電力関連産業労働組合総連合(電力総連)などの政治団体から平成17〜21年に計850万円の献金が渡っていたことが明らかになりました(産経6/27 8:11)。
「脱原発」のはずの菅さんが自ら任命した所管省庁の政務官が、原発推進を図ってきた電力会社と「一体の関係」にある労組側から献金を受け取っていた、という構図です。
中山経済産業政務官といえば、6月3日にテレビ番組で、所管の海江田経産大臣が単独で発表する予定だった浜岡原発の停止要請を、菅首相が割り込む形で先に記者会見をしたことを批判したそうです。
さらに、このことが国民に唐突との印象を与えるとともに、各地の原発周辺住民の不安をあおり、定期点検中の原発の再稼働が難しくなったとの認識を示したとのことです(時事6/3)。
電力総連は東京電力の原発推進を図る労働組合で、東電の組織的な迂回献金のひとつと言われています。民主党議員への献金は今回の中山さんだけにとどまりません。
「AERA」4/25号では、小林正夫議員4000万円、藤原正司議員3300万円、吉田治議員700万円、川端達夫議員30万円、近藤洋介議員10万円といった献金額が伝えられています。
これら諸々のことを見る限り、今の菅政権の原発行政というのは、存続派・廃止派、どちらの立場からもクエスチョンマークが突き付けられるような、中途半端なものになってしまっているのが実情ではないでしょうか。
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にも関わらず、菅さんは「脱原発解散総選挙」というウルトラ延命策を画策している、とも噂されています。
が、ここまで見てきたように、「民主党=脱原発」という前提自体がかなり危ういものなのに、果たして選挙で「原発存続vs脱原発」が対立軸になり得るのでしょうか?
あるいは菅さんはそこでもまたペテンを使う、すなわち、マスコミも利用しつつ「国民が勘違いするように上手く持っていく」って作戦を実行するつもりなんでしょうか?
もう一度『あさパラ!』の話に戻りますが、若一光司さんは、「被災地で先送り状態にある統一地方選との兼ね合いを考えると、菅さんが解散総選挙に踏み切る確率は50%ぐらいある」「国会会期延長を70日にしたのは、60日ルールどうこうよりもむしろそっちの理由の方が大きいのでは」という趣旨の話をしていました。
これはどういうことかというと……
【フォーサイト】「解散総選挙」と「会期延長70日」の密接な関係(6/24)に分かりやすくまとめられてたので、一部引用します。
菅さんがここまで考えてるのかどうか私には分かりません。
が、もし本当にここまで考えて70日延長で手を打ったのだとしたら、何と逞しいというかずる賢いというか。
自らの延命にかけるその知恵やパワーや勇気を、なぜ原発対応や被災地復興に向けられないでしょうか(T^T)
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先ほど(27日午後10時から)、菅首相の記者会見がありました。
国民の前に立ったのは久々ですね。“不信任案否決茶番劇”当日夜の会見以来では?
NHKの生中継を見てましたが、何か、いちいち人の神経逆撫でするようなことばっかり言ってたような。
「原発事故の再発防止にも、できる範囲でしっかり取り組みたい」
できる範囲でって……。「できる範囲でかまわないから」なんて、さだまさしの「関白宣言」みたいな甘いことを国民は言いませんよ(-.-#)
「地震発生から1週間、私は心配で眠れない夜を過ごしました」
被災者の方々は心配で眠れない夜が未だに続いてるんですが(-.-#)
ただ、「一定のめど」とは何なのかについては、ようやく明言しました。
【第二次補正予算】
【再生可能エネルギー促進法案】
【公債特例法案】
この3つの法案が成立することが「一定のめど」だそうです(正確には「ひとつのめど」と言った)。
でも、記者の「これら3つの法案が成立しなければ、9月1日以降の続投もある?」という質問には、あるともないとも答えませんでした。「『一定のめど』はこの3法案と考えているということです」と答えたのみです。
やっぱこの人、辞める気ないやろ……(T^T)
さらに、「再生可能エネルギー促進法案が今国会で成立しなかった場合、衆院を解散する可能性があるのか?」という質問があったのですが、これにも答えず、「何としても私の内閣で成立させたい」とだけ述べ、解散の可能性は否定しませんでした。
脅しとるな〜、党内を……(T^T)
388 名前:公共放送名無しさん 投稿日:2011/06/27(月) 22:27:34.27 ID:A0S2cj1Y
「いつ辞めるの?」っていうと
「第二次補正・公債特例法・再生可能エネルギー法が成立するまで!」っていう。
「本当に辞任するの?」っていうと
「一定のメドがついた段階で、若い世代へ引き継ぎを果たす!」っていう。
「若い世代にゆずるの?」っていうと
「10年前から言っている、わたしは約束を違えた事は無い!」っていう。
だけども、あとで
ふあんになって、
「本当は辞め無いんでしょ?」っていうと
「震災処理、原発収束に一定のめどがつくまでは責任が有る!」っていう。
直人でしょうか、
いいえ、だれでも。
あと、記者からは他にもいろんな質問が出たのですが、菅さんはほとんどまともに答えてなかったです。
例えば浜田さん引き抜きの件で、「野党からの反発で難しい状況になるが、どう打開していくのか」って訊かれてるのにスルーしたり。
あるいは、「震災を受けて菅首相の中で変わった哲学を、どう国民に伝えて指導していこうと思っているのか」という質問に、1年生議員の頃の思い出話を長々と喋ったり(でもこれは記者の質問が悪いと思う)。
明日(28日)、ようやく民主党の両院議員総会が開かれるようです。
って、ほんとに開かれるのかどうか、まだ私は半信半疑ですが。
開かれた場合、党内は執行部も含めてもう不満が積もり積もってますから、紛糾は必至でしょうね。
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何か今日は「ぼやき」が尽きなくて、「アンカー」起こし並みに長くなってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>
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先週金曜日の時点で、「復興担当大臣に松本龍環境・防災担当大臣が内定」というニュースが出てましたが、何でこの人を?と思った読者様も多いのでは。
本人も当初は菅さんの要請を断ってたって話ですからね。
「菅直人 なぜにあなたが まだ首相?」と今一番思っているのは、実は松本龍さんかもしれません。
というのも、松本さんはあの“不信任案否決茶番劇”の翌日の記者会見で、首相の退陣時期について「6月いっぱいというのが私の中にはある。復興基本法案や二次補正予算案の編成あたりがめどだ」などとズバッと言ってたんですから(産経6/3)。
他になり手もないってことで菅さんに押し切られてしまったのでしょうが、「あなた6月いっぱいで辞めなさい」と喉元に刃を突きつけてきた相手に向かって「新しい大臣やって下さいよ〜」って頼む方も頼む方だし、引き受ける方も引き受ける方だなと。
菅さんの延命に上手いこと利用されてるようにしか見えないんですけど。だって今後、震災復興関連で何か問題起こったら真っ先に矢面に立たされるのはこの人でしょ?
こんな状況でモチベーション上げてしっかり仕事してくれるのか、かなり不安です。
それでなくても松本龍さんという人は、この際「部落解放同盟がどう」とか「裏社会がどう」とかいう問題はとりあえず置いて震災復興だけを見ても、いい加減というか頼りないと感じることがこれまで多々ありましたから。
例えば6月17日の記者会見、福島第一原発事故による仮払い補償金や義援金などが収入とみなされて生活保護を打ち切られる問題について、「よく事実を知らない」「義援金は私の分野ではないので」などと語ってました(朝日6/17)。
また、週刊誌レベルですがこんな話もあるようです(Wikipedia)。
「官邸に引きこもって閣議後の定例会見すら開かない。取材対応も記者との立ち話程度で、原発のことを聞くと『私は担当じゃないから』と逃げる。何をやってるのかさっぱり分からない」
「ボンボン育ちで、修羅場をとても仕切れない。地震発生時にはパニックに陥り、以来、会見もできない」
「官邸の危機管理センターに詰めていた松本氏がまったくの役立たずで、自衛隊の初動が遅れた」
……ま、この人に限らず、民主党自体、いい加減かつ頼りない集団なんですけどね。
総理大臣も他の大臣も、責任ある立場の人があっさり「知らない」とか言っちゃったり、言うことがころころ変わったりで、しかも反省するどころか開き直ったり、あるいは言い訳三昧だったり。
最近で言うと、日本のスパコンが世界1位になった時の蓮舫さんのコメントには呆れました。話を「オンリーワン」にすり替えようとしたり、挙げ句にメディア批判までしてましたよね(読売6/20)。
(蓮舫さん、今回の閣僚人事で行政刷新担当大臣を退任させられましたね。もちろんこの件が原因ではなくて、閣僚数の上限が17人と決まっているため、外さざるを得なくなったってことでしょう)
しかもそういう総理や大臣の対応のまずさを、指摘する人が周りにほとんどいない(らしい)というのがまたダメなんですよね。
いや、指摘する人はいるけども、本人が全く聞く耳を持ってないってやつかも。菅さんなんかまさにそのタイプでしょ。
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その後、週明けにはまた菅さんのなりふり構わない延命策が明らかになりました。
自民党の浜田和幸参院議員が27日午前、枝野官房長官から復興大臣新設に伴う人事で政務官就任を打診されたことを明らかにし、要請を受け入れるため、自民党を離党する意向を表明したのです(読売6/27 13:20。その後、浜田議員は離党し、総務政務官就任が決定)。
自民党執行部を無視して直接手を突っ込んで引き抜きって、やり方が露骨やなぁ。
震災発生直後にやってればまだ分からなくはないけど、3カ月以上も経って、しかもさんざん対決ムードを煽った後でこういうことやるか?と。
ま、舐められてる自民党も情けないけど(T^T)
しかもこの引き抜き工作は、菅さんが、亀井静香さんや元自民党参議院議員会長の村上正邦さんらの動きに一部乗った形で、民主党執行部には内緒で進めたものだというのです。
亀井さんらのこの禁じ手とも言うべき引き抜き工作(自民党からの大量離党を狙ったようですが、浜田さん1人に終わりました)により、法案成立のために不可欠な自民党の協力が得られなくなったとして、執行部は強い不快感を示しているとのことです。
民主党幹部からは「法案成立はもう無理」「めまいがする」とぼやく声が上がっているそうです(ANN6/27 17:57)。
って、「めまいがする」のは国民の方ですよ!!(-.-#)
今こんなやり方をしたら新たな火種を生むだけだって、素人でも分かります。
自民党の協力が得られにくくなるだけでなく、身内まで敵に回してしまった菅さん。これじゃ政治空白がより深まるだけですよ。
浜田さんも、何で今、こんな泥船に乗っちゃうのか?と。
しかも大臣ならまだしも政務官でしょ。こんな言い方はアレだけど、釣り餌が小さくないですか?
その意味では、菅さんからの副総理としての入閣要請を断って、「特別補佐官」就任にとどめた亀井静香さんは、ちゃんと政局読んでるんだなぁという気がしました。
いや、別にほめてるわけじゃないですよ。亀井さんはひどいですよ。
だって、「大幅な内閣改造をやれ」とか菅さんを焚きつけておいて、でも自分は「あんたと心中するのはごめんです」ってことですからね。
しかも亀井さん、引き抜き相手の浜田さんに対して、電話で「党利党略とかにとらわれないでしっかりした姿勢で協力して進もう」と呼び掛けていたそうです(Bloomberg6/27)。
そんな呼び掛けをしておいて自分は入閣を断るって、どう考えても理屈に合わん。党利党略にとらわれてるのはどっちですか?
ちなみに、他の閣僚人事はこうなってます。
細野豪志首相補佐官を新たに設ける原発問題担当大臣に起用。
入れ替わりに蓮舫行政刷新担当大臣が首相補佐官に回り、行政刷新担当は枝野幸男官房長官が兼務。
復興担当大臣に就任する松本龍防災担当大臣がこれまで兼務していた環境大臣は、江田五月法務大臣が兼務。
週末のFNNの世論調査では、菅内閣の支持率は、辞任の意向表明前の5月から6ポイント余り減って、23.0%。不支持率は、反対に6ポイント余り増えて64.8%。そして、菅首相の指導力を「評価しない」人は、9割近くにのぼっています。
菅首相が、いつごろ辞任すべきかでは、「今すぐ」(26.8%)と、「8月末までの延長国会会期中」(37.0%)とをあわせて6割を超え(63.8%)、早期退陣を求める声が多くなっています。
また、現在、政治空白が起きていると「思う」人は9割(89.5%)に迫り、その一番の責任を「民主党など与党」とした人(28.6%)と「菅首相」とした人(23.9%)をあわせると、過半数にのぼりました(52.5%)。
今回、人事の面で新たな延命策を図った菅さんですが、世論はどう見るでしょう。
こんな中途半端な人事では期待薄、かえって政治空白が長引くのでは?と判断する人も多いんじゃないでしょうか。
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さて、その菅さんが少し前から急に熱心に取り組み始めたのが、「再生可能エネルギー促進法案(再生エネルギー特別措置法案)」。
この場面がテレビで繰り返し放送されたことで、この法案もすっかりお馴染みに!?
皆様ご存知でしょうが、「本当に見たくないのか」は計3回言ってます(^_^;
この法案は、電力会社に太陽光や風力など再生可能エネルギーで発電した電気の全量買い取りを義務づける制度が柱となっています。
3月11日(震災発生当日の午前)に閣議決定、4月5日に衆院に提出されました。
あまり知られてないようですが、実は鳩山政権時代から地球温暖化対策の一環として準備が進められてきた法案です。
法案に対する各党の対応は、今までのところこうなっているようです(産経6/25朝刊紙面より)。
法案のポイントは、震災発生前に閣議決定されたものであること。
つまり脱原発を前提として作られたものではないのですが、そのへん、みんな分かっててやってるんかいな?と。
実は私もあまり分かってませんでした。
6月25日放送・読売テレビ『あさパラ!』の若一光司さんの解説で状況がある程度理解できたので、要旨を紹介したいと思います。
(ちなみに若一さんはかなりのサヨサヨで、韓国、特に在日に大変甘い人なのですが、テーマによっては参考になる発言もなさいます。あ、韓国には甘いけど中国にはかなり厳しいですよ。人権問題に熱心だから)
「国民に大きな勘違いがある。このタイミングで出てきてるから、脱原発のための法案だと思っているが、全く違う。
法案が出てきた出発点は、鳩山さんが首相をやってた頃。
鳩山さんは国際公約として、2020年までにCO2を25%削減すると言ったが、そのベースで出てきた法案。
今回の地震で出てきた法案ではない(3月11日午前に閣議決定)。
原発はそのまま置いておいて、火力発電なんかをできるだけ下げていく、その分を自然エネルギー買い取りで満たしていくということだが、ベースになってるのは原発。
原発のコストが安いという前提で、その割安感で再生可能エネルギーを買っていこうということ。
法案の大前提にあるのは原発の維持。その前提が狂ったのだから、この法案には何の意味もない。
だから絶対勘違いをしてはいけないのだが、菅さんはそこを勘違いするように上手く持っていっている」
若一さんの解説に沿って考えれば、脱原発派はこの法案に簡単に賛成とは言えないはずなんですが。
特に社民党など手放しで賛成に回ろうとしてるように見えますが、大丈夫なんでしょうか。
また、菅さんは「私にとって初当選した30年前からのテーマでようやく流れがここまで来た」と強調してますが、若一さんは「よくこれだけしゃあしゃあと言えるな」とあきれ顔でした。
確かに菅さんは1980年、アメリカで風力発電の試験運転を視察に行ってます。それは事実です。
ただ、「視察に行ったからって、どないやっちゅーねん」ってツッコミがあるのも事実で、『あさパラ!』的には、「議員が海外視察など行った場合、成果があったようにアピールする必要があるから。それを30年前からのテーマだったと言われてもね〜」というまとめでした。
若一さんも、「この法案がずっと検討されてる段階で、菅さんは具体的な関心を示していなかった。それは誰もが認めてること。今になって『これは延命に使える』と思ったのだろう」。
そういや、6/22放送・関西テレビ「アンカー」で、元衆院議員の田中秀征さんもこう言ってました。
「40年間菅さんと付き合ってきたが、そんな話は(菅さんが再生可能エネルギーに熱心だという話は)聞いたことがない。彼が視察に行ったような所は政治家ならみんな視察している」
じゃあ菅さんは、昨年総理になったのを機に再生可能エネルギーに本腰を入れたのかというと、決してそういうわけではなく。
昨年6月の最初の所信表明演説には、菅さんが「30年来取り組んできた」という「再生エネルギー」の文字は出てきておらず、エネルギーに関しては「原子力産業を含むエネルギー部門」という言及があるだけ。
今年1月の施政方針演説には確かに「再生エネルギーの全量買い取り制度の導入」とありますが、むしろ「私自らベトナムの首相に働きかけた結果、原発施設の海外進出が初めて実現します」と原発ビジネス推進を強調していたのです(産経6/24)。
てか、よくよく考えてみれば、そもそも菅政権も民主党も原発事故が起こるまでは「脱原発」じゃなかったわけですよね。むしろここ数年は原発積極推進で来てました。
いつから推進に転じたのか具体的には覚えてませんが、小沢さんが代表を務めた頃からすでにそうだったのでは?
昨年6月に菅内閣が閣議決定したエネルギー基本計画でも、現在54基ある原発を2030年までに14基以上増やすとあります。
さすがに新しく増やすというのはもう不可能でしょうが、菅政権は今、浜岡以外の定期検査中で停止中の原発について、運転再開を求めてますよね。
ただ、海江田経済産業大臣は浜岡以外の原発の再起動について「安全上支障がない」と言うものの、根拠がよく分からないもんですから、原発を抱える各自治体にすれば簡単にイエスなんて言えませんよね。
定期検査で停止中の九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開については、町長が容認する考えを示していますが、こういうケースは稀だと思います。
しかもここも、26日に行われた住民説明会では不安の声が相次いでおり、運転再開の見通しは極めて不透明です。
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そんな中、経済産業省政務官の中山義活衆院議員側に、全国電力関連産業労働組合総連合(電力総連)などの政治団体から平成17〜21年に計850万円の献金が渡っていたことが明らかになりました(産経6/27 8:11)。
「脱原発」のはずの菅さんが自ら任命した所管省庁の政務官が、原発推進を図ってきた電力会社と「一体の関係」にある労組側から献金を受け取っていた、という構図です。
中山経済産業政務官といえば、6月3日にテレビ番組で、所管の海江田経産大臣が単独で発表する予定だった浜岡原発の停止要請を、菅首相が割り込む形で先に記者会見をしたことを批判したそうです。
さらに、このことが国民に唐突との印象を与えるとともに、各地の原発周辺住民の不安をあおり、定期点検中の原発の再稼働が難しくなったとの認識を示したとのことです(時事6/3)。
電力総連は東京電力の原発推進を図る労働組合で、東電の組織的な迂回献金のひとつと言われています。民主党議員への献金は今回の中山さんだけにとどまりません。
「AERA」4/25号では、小林正夫議員4000万円、藤原正司議員3300万円、吉田治議員700万円、川端達夫議員30万円、近藤洋介議員10万円といった献金額が伝えられています。
これら諸々のことを見る限り、今の菅政権の原発行政というのは、存続派・廃止派、どちらの立場からもクエスチョンマークが突き付けられるような、中途半端なものになってしまっているのが実情ではないでしょうか。
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にも関わらず、菅さんは「脱原発解散総選挙」というウルトラ延命策を画策している、とも噂されています。
が、ここまで見てきたように、「民主党=脱原発」という前提自体がかなり危ういものなのに、果たして選挙で「原発存続vs脱原発」が対立軸になり得るのでしょうか?
あるいは菅さんはそこでもまたペテンを使う、すなわち、マスコミも利用しつつ「国民が勘違いするように上手く持っていく」って作戦を実行するつもりなんでしょうか?
もう一度『あさパラ!』の話に戻りますが、若一光司さんは、「被災地で先送り状態にある統一地方選との兼ね合いを考えると、菅さんが解散総選挙に踏み切る確率は50%ぐらいある」「国会会期延長を70日にしたのは、60日ルールどうこうよりもむしろそっちの理由の方が大きいのでは」という趣旨の話をしていました。
これはどういうことかというと……
【フォーサイト】「解散総選挙」と「会期延長70日」の密接な関係(6/24)に分かりやすくまとめられてたので、一部引用します。
東日本大震災から10日あまりたった3月22日、大震災に伴う「選挙期日臨時特例法」が施行された。これは、被災地である岩手、宮城、福島3県などを対象として、被災状況に応じて、選挙の実施を2−6カ月間先送りできるという法律である。この法律には前例があり、1995年の阪神大震災の際も、兵庫県議選や神戸市議選など5つの選挙が同年4月から6月に延期された。
今回の法律はもともと今年4月に実施された統一地方選を想定したものだ。施行日から計算すると最長で9月22日まで選挙を先送りできる。
もちろん、これは必ず延期しなければならないというわけではなく、菅首相が衆院を解散する大権を奪うものではない。ただ、選挙の実施が難しい被災地の事情に配慮したこうした法律が存在するにもかかわらず、首相が9月22日以前に衆院解散・総選挙を実施しようとすれば、世論の大きな批判を浴びるだろう。
(中略)
だが、9月22日になれば、特例法が想定した選挙期日延期の期限が切れる。それ以降は、菅首相は大手を振って衆院を解散できる。民主党内では、それ以降、過激な「菅降ろし」が影を潜めるだろう。今、衆院選が実施されることをもっとも恐れているのは民主党議員たちだからだ。
(中略)
だからこそ、まず菅首相は100日以上の大幅延長を目論んだのだ。結局、今回の延長は70日にとどまったが、これでも菅首相にとって不満はないはずだ。国会は8月31日に閉会してしまうが、その時点で菅首相は衆院を解散できる。憲法第54条によれば、選挙は解散から40日以内に実施すればいいので、実際の投票日は9月22日以降とすることができる。
つまり、8月31日までの今国会を乗り切れるかどうかが、菅首相と菅降ろし派の攻防の焦点なのだ。乗り切れば、菅首相の勝ちが確定。解散権を手にした菅首相は2013年の任期満了まで続投する可能性さえ出てくる。
菅さんがここまで考えてるのかどうか私には分かりません。
が、もし本当にここまで考えて70日延長で手を打ったのだとしたら、何と逞しいというかずる賢いというか。
自らの延命にかけるその知恵やパワーや勇気を、なぜ原発対応や被災地復興に向けられないでしょうか(T^T)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先ほど(27日午後10時から)、菅首相の記者会見がありました。
国民の前に立ったのは久々ですね。“不信任案否決茶番劇”当日夜の会見以来では?
NHKの生中継を見てましたが、何か、いちいち人の神経逆撫でするようなことばっかり言ってたような。
「原発事故の再発防止にも、できる範囲でしっかり取り組みたい」
できる範囲でって……。「できる範囲でかまわないから」なんて、さだまさしの「関白宣言」みたいな甘いことを国民は言いませんよ(-.-#)
「地震発生から1週間、私は心配で眠れない夜を過ごしました」
被災者の方々は心配で眠れない夜が未だに続いてるんですが(-.-#)
ただ、「一定のめど」とは何なのかについては、ようやく明言しました。
【第二次補正予算】
【再生可能エネルギー促進法案】
【公債特例法案】
この3つの法案が成立することが「一定のめど」だそうです(正確には「ひとつのめど」と言った)。
でも、記者の「これら3つの法案が成立しなければ、9月1日以降の続投もある?」という質問には、あるともないとも答えませんでした。「『一定のめど』はこの3法案と考えているということです」と答えたのみです。
やっぱこの人、辞める気ないやろ……(T^T)
さらに、「再生可能エネルギー促進法案が今国会で成立しなかった場合、衆院を解散する可能性があるのか?」という質問があったのですが、これにも答えず、「何としても私の内閣で成立させたい」とだけ述べ、解散の可能性は否定しませんでした。
脅しとるな〜、党内を……(T^T)
388 名前:公共放送名無しさん 投稿日:2011/06/27(月) 22:27:34.27 ID:A0S2cj1Y
「いつ辞めるの?」っていうと
「第二次補正・公債特例法・再生可能エネルギー法が成立するまで!」っていう。
「本当に辞任するの?」っていうと
「一定のメドがついた段階で、若い世代へ引き継ぎを果たす!」っていう。
「若い世代にゆずるの?」っていうと
「10年前から言っている、わたしは約束を違えた事は無い!」っていう。
だけども、あとで
ふあんになって、
「本当は辞め無いんでしょ?」っていうと
「震災処理、原発収束に一定のめどがつくまでは責任が有る!」っていう。
直人でしょうか、
いいえ、だれでも。
あと、記者からは他にもいろんな質問が出たのですが、菅さんはほとんどまともに答えてなかったです。
例えば浜田さん引き抜きの件で、「野党からの反発で難しい状況になるが、どう打開していくのか」って訊かれてるのにスルーしたり。
あるいは、「震災を受けて菅首相の中で変わった哲学を、どう国民に伝えて指導していこうと思っているのか」という質問に、1年生議員の頃の思い出話を長々と喋ったり(でもこれは記者の質問が悪いと思う)。
明日(28日)、ようやく民主党の両院議員総会が開かれるようです。
って、ほんとに開かれるのかどうか、まだ私は半信半疑ですが。
開かれた場合、党内は執行部も含めてもう不満が積もり積もってますから、紛糾は必至でしょうね。
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何か今日は「ぼやき」が尽きなくて、「アンカー」起こし並みに長くなってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>
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Comments
執行部退陣をするなら衆議院の内閣不信任可決でも参議院の首相問責可決でもなく、まず菅首相の党首権限を剥奪すべきです。
そのためには民主党の国会議員の3分の1以上の賛成で、速やかに両院議員総会を開きます。この党大会に次ぐ両院議員総会の場で菅直人代表解任決議を可決して、党首権限を剥奪させます。ただ解任規定がない不備から居座る可能性がありますので、まず両院議員総会で代表を解任できる党規約改正が必要になるでしょう。
それから、菅直人以外の人間を民主党代表に選出し、民主党新執行部を立ち上げます。菅直人首相から党首権限を剥奪した一民主党国会議員にします。
それでも菅直人が首相辞任をしない場合、再び両院議員総会で首相退陣決議を可決します。
それでも首相辞任しなければ民主党から除名させます。
巨大政党である民主党から除名され一非民主党国会議員になっても首相辞任をしなければ、そこで初めて民主党の党議拘束で法的根拠のある倒閣である菅内閣不信任決議を可決します。
こうすれば、東日本大地震の被災地や一票の格差による違憲状態を無視して菅直人が衆議院解散しても、菅直人は巨大政党である民主党以外から立候補をし、民主党は巨大政党として菅直人に対して刺客候補を擁立することができます。
責任を回避することだけに血道をあげる人に延命目的で決められては困ります
民主党内閣は福島瑞穂、千葉景子、岡崎トミ子と閣外に去って、蓮舫まで閣僚ではなくなったので、
女性閣僚が0人になりましたね。
女性閣僚が0になったのは橋本内閣末期の1998年7月28日以来13年ぶりですね。1998年7月29日に発足した小渕内閣(野田聖子郵政大臣)から今回の内閣改造(?)まで、女性閣僚が0になることは無かったんだけど。
マスコミはどう書くんだろうか? フェミニスト団体や女性権利向上団体とかのコメントも聞いてみたいな。
浜田さん…この人、桜の討論番組にも出てて、最近では中国大使館の土地買収問題も提起したりしてまともな人かと思ってましたが、こんな展開になってビックリ!地元では前から軋轢があったそうですが、一体何があったんでしょう。
菅については書く気もしません。孫正義(よりによって「正義」とは)に延命策を入れ知恵されてすっかり舞い上がっているのではないでしょうか。呆れて物が言えません。
そもそもこういう所をビシバシと批判するのがマスコミの役割でしょうに、奥歯にものが挟まったような報道にも腹が立って腹が立って…こちらのブログやインターネット配信しか見る気がしません。
応援クリック。
陛下は夜7:54から細野一人の為に閣僚認証式をしなければなりませんでした。
ご高齢の陛下にもご負担を強いています。
陛下の事ですから、早い時間から正装に着替えご準備をなされます。
マスゴミは松本龍に関して口を濁したまま、何も伝えません。
解放の父と呼ばれた祖父が、戦後どうやってゼネコンで儲けたか?
何故彼が民主党一の資産家で、その金の出所が
赤字の福岡空港の高額な借地料だったり
空港建設前に土地を買い漁り、空港用地になりえたのか
何故、公共工事を独占できるのか
利権の塊の一族に生まれ、復興省でどんな利権が生まれるか
無能な彼が何故選ばれたのか・・・
マスゴミは何も伝えない。
批判もできなければ擁護するほど能力が無いので
お茶を濁すだけです。
このままでは、国内企業は海外脱出し、
復興への希望も光も絶望のどす黒い影に変わる。
もう怒りが頂点に達しています!
って言ったら、好奇心と希望に満ち溢れて職業体験アトラクションを楽しむ子供達に失礼でしょうか?
しかも、適性皆無の自覚もないし。
更に、『総理役の人』は屁理屈をこねて居座るし。
少なくとも今月に入ってから、(要約すると)『辞めたくない』しか言いませんよね。
TVが地デジ化でDVD再生機専用機となりそうです。
主にアメリカの連どら見てますが
さて脱原発は日本の現時点では無理だと理解してます。
革新的な再生可能エネルギーやクリーンエネルギーで開発されない限りは無理です。
現時点でいくら電気代が転化されるかも発表しないで声高に再生エネルギーだけ言ってるのはまさに
政権交代とわれわれに一発ヤラセテくださいって言っていた選挙を思い出させます。
個人の脱原発論者はたとえ電気代が2,3倍かかろうが構わない。
と言う人がいるかも知れませんが
それになったら果たして倒産を間逃れれる業界がどれだけあるか。
まず、工業系は壊滅する。
経済がどん底でもいいとでも言うのでしょうか。
脱原発も良いですが日本人が出稼ぎに外国に行かなければならない日本に誰が住みたいと思うのか。
菅直人って、《延命》の為だけの【自己の権政欲】しか考えていないですね。
衆愚政治に、空想と脱原発に乗っかったポピュリズム※(理性的に判断する知的な市民よりも<情緒や感情によって態度を決める大衆を重視し、その支持を求める手法)ここに来て、行き詰まって、とうとう座礁したと感じます。
現:保安院を経産省から独立させると言っていますが、保安院(原発を監視する)は通産省(原発を推進する)の下に位置します。
【図式】通産省<【通産省OB】<保安院<電力会社で意味が無い。
この100日間で民主党(瓦礫)内閣は、具体的に何をしたのでしょう?
★5・31防衛省設置法の改正する法律案の採決
『自衛官の定数を300人削減す』
三党協議が上手く行くと【国民新党】の存在が薄くなる。自民党員数人に《裏工作》していた亀井氏本人が【大臣】に就任すると、国民新党の【自見庄三郎】が辞める事になるからでしょう。
【結果】浜田氏一本釣り&敢えて特別補佐官:【発言権】はある。ってのが【背景】だと思います。
<〜1年生議員の頃の思い出話を長々と喋ったり。
トミコの顔が浮かびましたわ
これ海江田も腸煮えくりかえってんじゃない?
経済財政のイスを選挙区ライバルだった与謝野に譲るハメになったと思ったら、今度は原発ポスト新設されて細野が・・・
あんまし報道で注目されてないようだけど海江田と細野って権限重複しないの?住み分けちゃんと出来るの?
バンドに新しいギター入ってきて二人になってパート分けどうする?みたいな図が浮かんじゃったんだけど(笑
とりあえず、明日のアンカーに乞うご期待です。
民主党自体に当て馬を演じていただいて、菅さんとは身分保障を交えて話し合い解散を手繰り寄せたかったのですけど。
脱原発解散はブラフじゃないでしょうか。手垢のまみれた手法のようにみえますが。
仮に選挙になっても、脱原発が争点になるとは限らないのではないでしょうか。先の参院選は、消費税が争点でしたか。
人事は兼任・席替え、既に民主党から絶縁状を叩きつけられており、残っている方々は、逃げるに逃げられない立場ですからね。
今回の話題とは関係ありませんが7月から色々値上げがあります。
6月末中に買っておいた方が吉です。
いま、反原発、脱原発、原発推進など色々な主張があり、どれを信じていいのか私自身混乱していました。信頼する産経新聞は原発推進のオンパレード。少し疑問を持ちつつも、安定的に電力を供給するには必要か、とも思っていました。また、反原発が左翼の主張であるから、僕は余計に原発は必要と思っていた所があります。
しかし、扶桑社新書「原発のウソ」著者小出裕章 を読み考えが一変しました。原発がどれほど危険か。原発の維持にどれだけ天文学的な金額がかかるか。核燃料サイクルを目指すための「もんじゅ」はすでに原発先進国のアメリカやフランスはあまりにも危険すげて撤退していること。石油が枯渇する前にウランが枯渇すること。などが具体的に書かれています。
また、皇統保守・竹田恒泰氏の「原発はなぜ日本にふさはしくないのか」にも理論的かつ日本的な価値観の側面から明確に原発反対を主張されています。
私たち保守の立場こそ、日本の国土や国民をめちゃくちゃにしてしまうリスクの高い原発に反対しなければならないと思います。
まずは左翼=反原発、保守=原発推進の意識を捨てて考える必要があります。
保守の立場(以前の私の立場も同じ)からよく聞かれるのが、原発をなくしたら安定供給ができない、電気代が上がると主張されます。しかし日本の電気代は現在世界一高いそうです。
また、ドイツはフランスから原発の電気を購入しながら脱原発を進めている、と盛んに報じられています。これも間違いです。フランスで原発から作られた電気を、フランスで余っているから格安で必要もないが購入しているというのが実態です。買わなくても自国内で賄えています。再生エネルギーが不安定というのもドイツではクリアしています。もう少しドイツの電力事情を詳しく調べる必要があります。
原発が二酸化炭素をださないとか、地球温暖化防止に貢献、なんてのも全くのウソです。
原発にかける金があるなら、他の方法で電力が賄えるよう自然エネルギーなり火力なりにつぎ込んでいくべきだと思います。
産経は外交や歴史問題では本質的なことを書いてくれてるので、その面では信頼していますが、エネルギー関係では一歩引いた立場で読まないといけないかもしれません。
保守こそ愛する国を守るために原発をなくすべき、というのが私の立場です。
以上、お粗末でした。
トロイカとはいえ宿命大殺界中に総理大臣席が回ってきた途端、余熱覚めたかのように何かの勘違いをし利己主義坊ちゃんであるがあまりの何とも見苦しい末路の菅総理。
近頃のバラエティ番組はバカを売りに、
菅さん、総理の席で馬鹿パフォーマンスをいつまで続けるおつもりなのか。
東北地方の一部を除くテレビも地上波アナログ放送終了とともに、小型の液晶ならTVゲーム用としての需要が再燃しそうで、周りでは節電節電やかましいですが、密かにどこか懐かしい環境を再び構築しようかと思ってます。
夜風涼しくなったころには、ですが^^^;
私は日本のエネルギー政策に関しては中立的な立場です。
ロイターの記事にあるように、ドイツは輸入国に転落する、という報道もあれば、その逆もあります。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-20438020110405
また、各エネルギー資源の可採掘期間もデーターによってまちまちです。
正直なところ、正確な原子力発電、或いはエネルギー供給に関するデーターが私たちに開示されていない、というのが現状の様な気がします。
(市場の思惑や、産業界の思惑、政府の思惑、原子力に対する政治的なスタンス等によるバイアス、から来るものと思いますが。)
まずもってそもそも論として、二酸化炭素の排出を減らす必要があるのか?地球は本当に温暖化しているのか?というところから議論を始める必要もあると思います。
これが嘘であれば原子力に頼らなくても良い、という議論の正当性は高まるかもしれません。
では発電コストは?環境への負荷は?(温暖化ではなく大気汚染等)核融合やトリウム原子炉をどう考えるのか、といった様々な問題を考慮する必要性が出てくると思います。(さらに個別の国のエネルギー戦略)
ただ、日本に関して、短期的には原子力に頼らざるを得ないのではないか、というのが私の印象ですが。(政府のこれまでの発表が事実であれば、ですが・・・・)
ご指摘ありがとうございます。私自身エネルギー問題に関しては素人です。なので先ほどあげた2冊を読んだ結果、原発はいらないんじゃないか、と考えた次第です。
竹田先生は天然ガスを使った火力発電も原発に代わるエネルギー供給になると言われてます。また、「原発のウソ」「原発はなぜ日本にふさわしくないか」ともに原発がなくても電力が賄える、とあります。これは原発があまりにも非効率(揚水発電が必要)であること。電力消費のピーク時は真夏の数日でしかないこと、ピーク時でも火力と水力でまかなえることを理由に挙げておられます。
また使用済み核燃料の保存の問題もあります。現在六ヶ所村には3000トンもの使用済み核燃料が運び込まれているそうです。この再処理工場はトラブルと事故が続きまだ本格的な操業が出来ていない状況。低レベル放射性廃棄物は300年、高レベル放射性廃棄物は100万年も管理し続けなければならないそうです。もちろん莫大なお金がかかります。
二酸化炭素増加による地球温暖化説も竹田先生によると、フランスなど原発推進国が原発の正当性を高めるために流しだした情報とのことです。
地続きで他国から電力供給が期待できるヨーロッパ各国と日本は確かに状況が違います。しかし、だからこそ日本は原発に頼らない独自のエネルギー政策を確立していく必要があると思います。なかなか、こういう場でうまく表現するのが難しく、伝えきれてない所もあるかと思います。申し訳ございません。
参考になったサイトも紹介しておきます。勝手に載せていいかわかりませんが・・・。苦っくり様、不適切でしたらお手数ですが削除してください。
http://blog.livedoor.jp/murakamiatsushi/
管総理の思惑としては脱原発解散カードと並行して、自民党を怒らせて審議を故意に停滞させ、それを口実に解散総選挙に打って出る思惑も含まれているのでしょうが、亀井代表の思惑は国民新党が与党内で存在感を発揮する事が最優先課題のように見えます。
本当に解散した場合、亀井代表には国民新党の議席を残せる自信があるのでしょうか?
最近、自民党の高市早苗先生がラジオ番組?で地熱発電の有望性を語ったようで、少し気になります。
また、テレビや新聞、反原発派の面々が「代替エネルギーとして尖閣諸島付近に眠っている大量の天然ガスを採掘しろ」と言わないのは、何故でしょうか?
未だ技術的に困難なのは分かりますが、それを言うなら他の代替エネルギーも、まだまだ大規模実用レベルに達しているとは言えないのでは?
当面の電力は已む無く原発依存するとしても、今後原発以外のエネルギーを強力に推進しなければなりませんね。
それから、左翼の中の変わった意見として「原発は潜在的に原子力爆弾製造能力を持っているのと同じで、平和憲法を守る為にも、原発から脱却する必要がある」という趣旨の論があるようです。
参考になりそうなので貼らせていただきます。この方の危惧が当らなければ良いのですが…
(以下引用)
反原発は感情に訴えかけます。投票行動はいかに感情に左右されるかは、まず安倍総理のときの参議院選挙のときに思い知りました。今となっては信者が少なくなった長妻なんたらが厚労省の労組の裏情報で年金問題の不安をあおり立て、ねじれ状態を作り出したときのことです。知性も冷静な判断力もある同僚(先輩)に、報道で煽られていることは違うということを言いかけたら、ものスゴい剣幕で言い返されました。たんなる知性で生きている人は、感情が理性に勝つんだなと思わされたことです。知性をよりどころにしていない人はなおさらでしょう。
もう一つは、福島の原発に関してです。やはり理解力もあり、政治的なバランス感覚もある後輩が、福島のことを(正確に言えばそれに関する報道を)見て、僕がいろいろ、例えば福島第二原発も同じ問題を抱えていたのに爆発などの問題を起こさなかったことを(そこの社員の手記も見せながら)言っても、ひじょうに感情的に原発なんか要らないと言いました。
これは、空き缶が福島第一原発の処理をわざと失敗して(と言うのは、真面目に対応しようとした形跡がないからです)原発が危険だという印象を作り出し、それを自分の延命策に使うことが、いかに現実味があるかを物語っているか、僕はものスゴく危険を感じます。
この危険性は、マスメディアが必要な情報を(産経以外)伝えていないからこそ起こっています。ほとんどの人が、今日本がどんな危険な状態にあるかを認識していません。大震災の被災地が大変な状況にあるということは誰でも分かるでしょうが、何が問題なのかが分かっていないのです。
前のエントリで、毎日新聞がカンカラ菅のホントのことを書き出したと書いておられたような気がしますが、あ菅への批判は自分の地位への執着に対するものでしょうね。だけど、ホントの菅の罪は被災者を助けるために何もしなかったことです。それを糾弾しない報道機関など、存在価値皆無です。こんな状況で脱原発解散?と思うけど、そうなったら、日本人はまた同じ過ちを繰り返すのでしょうね。
私は所謂感情論的な反原発の動きには賛成致しかねます。主な理由は先に述べさせて頂いたとおりです。(データーがあまりにも少なく、信憑性が低い。)
ぷじょとさんのおっしゃるところはよく理解できます。私も同様の悩みを抱えています。
私なりにここしばらく、原子力発電所の安全性を調べてみました。確かに福島第一の技術は1960年代のものです。(原子炉の技術は1950年代に確立されたものです。)
現在ではABWRや、重力落下式ECCS等、今回の地震や津波に対しても、十分対応出来たであろう原子炉技術が実用化・確立されています。
私は法学部法律学科の文系ですが、技術の進歩を信じたいところがあります。(メーカー勤務が長いからでしょうか?)
例えば、トリウム原子炉では外部からの中性子の放射が無い限り、核分裂反応は起きません。
つまり安全と言える原子炉は開発されつつあります。
また、現在の原子炉を制御された核分裂反応(原子爆弾)、と言えば、現在開発中の核融合炉は制御された核融合反応(水素爆弾)となります。
果たしてこれをどう考えるべきなのか?理論上は核融合炉の方が安全だそうですが、本当に核融合反応を制御出来るのか????
しかし、その一方で、今回の原発事故を見て、原子力エネルギーのもたらす災厄を無視できないのも本心であります。
でありながら、日本経済を支えるのは極めて質の高い日本の電力であり、それはベストと言えるエネルギーミックスが基盤であり、シーレーン防衛の観点から見て、無理のない資源供給先の分散によって成り立っているのも事実です。
であると同時に、日本の原子力発電所の比較的多くが、旧式の原子炉であるのもまた事実です。
エネルギーは国の大事です。そして、投資でも、事業構成でも適切なポートフォリオは安全のカギです。
経産省、電力会社、第3者委員会が共同で、日本の電力供給の実態、環境への影響、資源の可採掘年限、各エネルギー供給の長所、短所、現在の技術の安全性等を、公開の場で議論し、情報を公開し、国民の判断にゆだねるべきではないか。と考えますが、如何でしょう。(原子炉は危ないという既成概念は捨てて頂いて。最も危険なのは電力不足による産業の空洞化です。)
理想論、(日本国民の民度を高く見過ぎているかも知れませんが。)かもしれませんが、国民が核エネルギーの進歩と、エネルギーのポートフォリオのベストミックス、燃料の可採掘年限を理解して頂ければ、大方の方向性は出るような気は致しますが・・・・・
小出裕章語録
「(2003年時)北朝鮮に原爆は作れません!」(2008年に北朝鮮核保有宣言)
「日本だって原爆作ってるんだから北朝鮮だって作ったっていいじゃないですか!」
「長崎・広島の原爆で朝鮮人は何万人も犠牲になりました!(だから北朝鮮は核開発してもいい)」
「天皇は戦争責任をまぬがれました!」
「911テロではたかが三千人死んだ程度!」(米国のアフガン侵攻による万単位の死者と比較して)
小出先生は新北朝鮮で思想が偏りすぎ。報道の偏りやアフガンの死者を比較するにしても「3000人の死者」を「たかが」と表現するような神経の持ち主である原子力研究者であることは認識すべきですね。