細切れぼやき〈2/15〉
 最近皇室典範絡みのエントリーばかりなので、「つまんない〜」と思ってる方もいらっしゃるようです。「つまんない」とは思ってほしくなくて、こっちも一生懸命書いてきたつもりなんですけど、興味ない人は本当に興味ないみたいですなあ(T^T)
 ま、それはそれとして、久しぶりの「細切れぼやき」です(≧∇≦)

麻生外相発言 「誠実さも賢明さもうかがえぬ」米紙批判
 【ワシントン及川正也】米紙ニューヨーク・タイムズは13日、日中関係や靖国神社参拝などをめぐる麻生太郎外相の最近の歴史認識発言を取り上げ、「扇動的な発言からは誠実さも賢明さもうかがえない」と批判する社説を掲載した。
 社説は「日本の攻撃的な外相」と題し、外相が「天皇陛下の(靖国神社)参拝が一番だ」と述べたことや、日本の植民地支配下の台湾で教育水準が上がったことを指摘した発言を取り上げ、「一連のがくぜんとする発言によりアジアの人々の反感を買った」と批判。
 従軍慰安婦問題や細菌兵器実験、南京事件について、日本の学校での現代史教育で「国の責任にきちんとけじめをつけていない」ことが反感の背景にある、との見解も示した。
 また、中国の軍備拡大について「かなりの脅威」と発言したことにも触れ、「悪化する日中関係にわざわざ火を付けた」と論評。「麻生氏の外交センスは彼の歴史認識と同様に奇妙だ」と締めくくっている。
 ただし、社説は、南京事件の市民の犠牲者を中国側が主張している「数十万人」としたり、中国潜水艦の領海侵犯事件などがありながら「中国が最近、日本に脅威を与えたような記録はない」と指摘するなど、中国寄りの論評となっている。
(毎日新聞) - 2月14日17時29分更新

 NYタイムズが麻生外相を批判。社説なので記者の署名がないらしいけど、どうせまたオオニシじゃないの?(^_^;
 いずれにしても、「中国寄りの論評となっている」とズバリ書いた毎日新聞GJ!(≧∇≦)

※オオニシ前提で拙ブログ関連エントリー:
 ・05/9/24付:覚えておこう!NYタイムズ大西記者
 ・05/11/29付:産経がNYタイムズを批判〜オオニシ記者も実名で登場

 ちなみに麻生外相の台湾発言ですが、メルマガ「台湾の声」にこういうのが載ってました。
愚かな中国よ、つばより「証拠」を飛ばせ
台湾留学生 SK

日本の台湾統治に関して、麻生外務大臣が、日本人が台湾人の教育に力を入れ、その結果今日の台湾の発展はあると発言したことで、中国政府は、植民地統治を美化していると口汚く罵ったが、いったい、どのような証拠に基づいて、そこまでつばを飛ばして激昂しているのか、説明できるものなら、説明してもらいたい。麻生外務大臣の発言は、ただ史実を述べたまでのものだ。それが真実であることは、台湾の老世代に証言してもらえばすむことだが、ここでは証拠として、当時の台湾教育に携わった日本人たちの生の声を紹介したい。

(中略)

この二つの記事を紹介したのは、当時の日本を美化するつもりも、いまの日本を媚びるつもりもない。一つだけ、はっきりさせておきたい。「日本統治時代」は台湾と日本の共有した50年の歴史である、関係のない中国にとやかく言われる筋合いはまったくない。

当時、日本が台湾で実施した教育については「本国の利益の為だけ」という風に主張する人もいるが、それだけでは片付けられない。日本を通して、教育を受け、近代化した台湾人は賢くなり、意見も多くなり、当然ながら日本に反抗する者も大勢輩出したということを忘れてはならない。

つまり、私言いたいのは、利益だけの為なら、日本人はなぜ、わざわざ自ら面倒な事を引き寄せてまで、台湾人教育に情熱を注いだのだろうということだ。

先人達がどんな想いで、どういう風に頑張って開拓したか知ろうともしない、中国史観と中国的価値観で踊らせている現代の台日両国人は実に困る。

 胸がすっとしました。ありがとうございました<(_ _)>


中国政府「ネット情報規制は正当」 米批判に反論
 中国外務省の劉建超副報道局長は14日の定例会見で、米検索大手ヤフーやグーグルに情報規制の協力を求めたことについて「青少年に有害な内容を制限することは理にかなっている」と述べ、規制は合理的で正当だと強調した。

 副報道局長は、インターネットの普及が中国経済の発展に貢献しており、政府も重視しているが、中には有害な情報もあると指摘。「外国企業が中国で活動するなら、中国の法律を順守すべきだ」と述べ、米議会などが「言論統制だ」と批判していることに反論した。

 グーグルは1月、「台湾独立」など中国政府が検閲対象とする内容を表示できないようにする利用制限の導入を発表。ヤフーも政府批判をした人物の情報を中国当局に提供したことが明らかになっており、米企業が中国の言論統制に協力している実態が相次いで表面化している。

 米議会はこうした動きを問題視し、15日には下院がヤフーなどを呼んで公聴会を開催する予定。
(共同)(02/14 22:31)

 「外国企業が中国で活動するなら、中国の法律を順守すべきだ」って、法治主義の国がそう言うならわかりますよ。でも人治主義の国がそれを言ってもね。ま、アメリカの企業も情けないんですけどね。
 ↓日本の企業と比べてどっちが情けないだろう?(T^T)


「ミツトヨ」不正輸出、イラン向け不許可きっかけ?
 大手精密測定機器メーカー「ミツトヨ」(川崎市)が中国とタイの日本企業に、核兵器製造にも使用できる「三次元測定機」を無許可で輸出していた外為法違反事件で、同社が1992年、イラン向けに三次元測定機を輸出しようとした際、通産省(現・経済産業省)に不許可とされていたことが、警視庁公安部の調べで分かった。
 公安部では、この輸出不許可をきっかけに、同社が無許可輸出を行うようになった可能性もあるとみて、同社関係者から詳しく事情を聞く。
(中略)
 ミツトヨは14日午前、公安部の捜索後初めて会見し、手塚和作社長は「違法性はなかったと個人的には信じている」と語った。
(読売新聞) - 2月14日14時43分更新

 軍事転用可能な無人ヘリを中国に不正輸出しようとしたヤマハ発動機といい、陸自のミサイルデータが三菱経由で総連団体に流出しちゃった件といい、そして今回のミツトヨといい、もう最近めちゃくちゃですがな。
 これらは氷山の一角で、まだまだいっぱいあるんちゃうやろか?という疑念が湧いてきますわ。
 ミツトヨ社長の言い訳は何だかホリエモンみたいだし。

2/14付産経社説:核関連不正輸出 北と闇市場の関係解明をより引用
 中国や北に対する日本企業の警戒心や、安全保障意識が希薄になっていることを物語っている。
 特に、北の核開発に対し、六カ国協議や日朝協議を通じ、それを断念させるための懸命の外交努力を周辺各国が続けている時期だ。そんな時に、北を利するような不正を日本の企業が行っていたのは論外で、国の安全に対する企業の自覚が求められる。

 これに尽きますね。
 国や国民がどうなっても、自分さえ儲かればそれでいい。一皮剥けば皆ホリエモン?(T^T)


「めぐみさん夫」の拉致韓国人、政府が本格調査へ
【ソウル=中村勇一郎】1977年11月に拉致された横田めぐみさん(当時13歳)が結婚した男性について、同じ拉致被害者の蓮池薫さん(48)らが「韓国人だった」と証言している問題で、日本政府が本格調査に乗り出すことが、関係筋の話で明らかになった。

 政府の担当者が14日から、計5人の韓国人拉致被害者の家族を訪ね、血液など生体資料の提出を要請する。家族側も協力する方針で、政府は血液などを日本に持ち帰った後、めぐみさんの娘キム・ヘギョンさん(18)との親子関係確認のDNA鑑定を実施する。

 めぐみさんが結婚した男性を巡っては、韓国の拉致被害者の家族で作る「拉北者家族の会」も昨年12月、「北朝鮮高官から韓国人拉致被害者と聞いた」と公表。拉致の時期などから、該当するとみられる5人の氏名を明らかにしている。

 日本政府は、このうち、ヘギョンさんの血液型などから、78年8月に韓国南西部の仙遊島で行方不明になったキム・ヨンナムさん(当時16歳)の可能性が高いとの見方を強めている。

          ◇

 キム・ヨンナムさんの母で全州市在住のチェ・ケウォルさん(78)は読売新聞の取材に応じ、「息子に死ぬほど会いたい。日本と一緒に努力したい」などと涙ながらに語った。

 高校1年生だったキムさんは海水浴中に行方不明になった。当初は「水死」とされたため、チェさんは近くの海岸に水死体があがるたびに駆けつけた。夫はショックでふさぎ込み、5年後に死亡したという。

 韓国の情報機関から「北朝鮮で生きている」という連絡があったのは92年。結婚して男女1人ずつ子どもがいると伝えられたが、妻がだれかは不明だった。チェさんは、ヘギョンさんの写真を見た時の感想を、「息子と笑顔が似ている、と思いました」と語った。

 一方、めぐみさんの父、滋さん(73)は「韓国人だとはっきりすれば、あちらの家族と連携して一緒に救出運動を進めたい」と話している。
(読売新聞) - 2月14日3時10分更新

 韓国政府がよくGOサイン出しましたね。もしDNAが一致してヘギョンさんの父親(めぐみさんの夫)が韓国人拉致被害者の誰かと確定されたら、北の将軍様のご機嫌を損ねてしまうだろうに。
 どっちにしても、韓国政府も韓国人も自国の拉致被害者に冷たすぎますよね。鑑定の結果如何にかかわらず、これをきっかけに世論が盛り上がったりとかしないんでしょうか?
 ……しないんだろうなぁ。もはや「金正日は素晴らしい人です」なんて教育をしちゃってる国ですから。


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Posted by くっくり 01:08 | 細切れぼやき | comments (3) | trackback (0)
コメント
外交方面では特アが相変わらずな燃料を投下してますからね、 おかしな言い様ですが特ア関係は見出しの派手さがありますよね^^;

皇室関係は非常に大切な問題ですし、こうやってログにまとめておられることは後に眺めてもブログの特性から今このときの流れに対して時系列な把握も可能であり非常に有益であると思います。

かくいう私も皇室関係は勉強不足でいつも参考にさせていただいております。

今後も当問題の追跡に期待しております〜(・`ω´・)
Posted by もんちゃん | URL | 06/02/15 03:09 | 261uJ15I

> 国や国民がどうなっても、自分さえ儲かればそれでいい。一皮剥けば皆ホリエモン?(T^T)
まさに「ペイラントの自由」状態。亡国の兆しだね。
Posted by Hermit | URL | 06/02/15 12:48 | WDdpL0.k

こうも、愛国心や法令順守の精神が微塵も感じられない事件が続くと、イヤ〜な気分になりますね。
金儲けをすることは良いんです。商人は、目的合理的精神のもと、利潤の追求をドンドンとしていけばいい。日本は社会主義の国ではないのですから。
しかし、ルールは守らなくてはなりません。法令遵守は「金儲け」の前提条件です。
小室直樹さんがつとに仰っているとおり、こういう企業が増えてきた背景には、国民としての連帯感情の欠如、すなわちアノミーがあるのでしょうね。
Posted by asatte_no_houkou | URL | 06/02/15 22:34 | QuGwigyo

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