朝日新聞もテレ朝もめちゃくちゃや〜
 今日(8/21)、従弟の結婚式がありました。
 式場の場所が遠く、また式の開始時刻も早いので、家族みんなでいっしょに車で向かおうということになり、前夜(昨夜)、私と妹が実家に集合。久々にくっくり家の4人が全員揃いました。

 選挙前ということで、父(昭和10年生まれ)とその方面のことをいろいろ話したのですが、もう全然会話が噛み合わない。
 母と妹ももともとサヨクっぽい考え方だったんですが、「たかじんのそこまで言って委員会」「TVタックル」などの番組の影響で、だいぶマシになってきてます。
 (6/19付「テレビの影響力はすごい」及び6/30付「テレビの影響力はすごい〜その2」参照)

 父も一時期に比べたらだいぶマシになってきたと思ってたんですが、今回はもう全然ダメ……(T^T)

 「郵政民営化反対。あれは弱者いじめ」
 「靖国神社参拝反対。靖国神社の存在自体に反対。親戚の人間が何人も東條英機らに殺された。行きたくもなかったのに召集されて殺された」
 「だから民主党に投票する」

 私が「え?でも民主党も郵政民営化に賛成でしょ?」と突っ込むと、「自民党とは中身が違う」と言いつつも、その中身には言及しない。
 あと、「民主党の中にも総理の靖国参拝支持者は多数いるよ?」と突っ込むと、やはり具体的な反論はなし。
 さらに、「民主党が政権取ったらヤバイって。人権擁護法案とか外国人参政権とか推進しちゃうよ」と言うと、父はキョトンとしてしまった。外国人参政権はともかく、人権擁護法案については具体的な事はほとんど知らないようでした。

 父は普段はわりと大人しくて、議論にはなっても最後にはいつも「くっくりにはかなわんな〜。はっはっは」みたいに苦笑いして終わっちゃう人なんです。
 それが今回は口角泡を飛ばして、私に「自民党には絶対入れるな!」と説得してきたのです。
 また、靖国神社の話になった時にはもうめちゃ感情的になって、声も大きくなって……。そこまで興奮した父を見るのは久しぶりでした。

 実を言うと、私はこれまで親戚の中に靖国神社に祀られている人はいないと思い込んでました。父からも母からもそういう話を一切聞いたことがなかったので。
 だから今日、父が「親戚の人間が召集されて殺された」と言ったのを聞いて、驚いてしまいました。
 「え?親戚で靖国神社に祀られてる人がいたの?」「誰が祀られてるの?教えてよ」と食い下がったんですが、父は黙ってしまって、ついに教えてはくれませんでした。

 あと、こんな事も言ってた。「中国はどんどん経済発展してる。日本を抜くのも時間の問題。今から仲良くしとかなあかん」。
 「日本は明治維新後、長い期間をかけて近代化したけど、中国はそれを短いスパンで無理にやろうとしてる。だからすでにものすごい歪みが起きてる。そのうちバブルがはじけると多くの専門家が言ってるよ」と私が反論しても、聞く耳持たない。

 私と父が議論してる横で、母は何度も「くっくり、もうやめとき。お父さん、何言うても聞かへんから」と言ってました。どうやら母も私と同じ立場から父とこれまで議論をしてきたらしいです。

 そうそう。
 実家は購読料を安くあげるため1年周期ぐらいで朝日新聞と毎日新聞を交互に取ってるんですが、今は朝日新聞の時期なんですわ。
 普段、朝日紙面を読む機会がない私、8/20付と8/21付の朝日新聞にざっと目を通したんですが、もうクラクラしましたわ。特に「声」欄は相変わらずですな〜(T^T)

 8/20付には「戦争中、朝鮮に住んでいたが、戦争に負けたらいきなりひどい場所に住まいを移された。これまで私たち日本人が朝鮮人を差別していたことがよくわかった」てな内容の投書が。
 8/21付には「あこがれの杉並区が『つくる会』の教科書を採択!ショック!」てな内容の投書が。

 もしかしたらと思って2ちゃんねるを探してみたら、8/21付のその投書をテキストにしてくれてる人がいました。感謝!<(_ _)>

599 :文責・名無しさん :2005/08/21(日) 10:53:31 ID:aXPg569F
テキストで起こしてみました。

「どうしたのか、あの杉並区が」(大阪市淀川区47歳 藏満美奈子)

「新しい歴史教科書をつくる会」主導で編集された扶養者版教科書を、東京都杉並区の 教育委員会が採択しました。来年度から区立中学で使うといいます。日本の原水爆禁止運動が始まった地。反核のアピールで歴史に輝く杉並区。比較のベースが違いますが、 スーパーなどで配られるポリ袋の問題に対しても先駆的な「すぎなみ環境目的税」条例を成立させ、日本中の注目を集めました。私のあこがれの杉並区。「どうしたの?杉並区」と私は言いたい。なぜあの教科書を採用しなければならないの?ほんの少数の教育委員会の場で決めてしまっていいのですか。こどもたちが学ぶことをこんな風に決めていいのですか。 杉並区のことを思うにつけ、わが街の教育に目を光らせなければならないと決意した次第です。

 ひどいもんですわ。ちなみにこれ、掲載は関西版(大阪版?)のみらしいです。
 
 これ読んだ私、「お父さん、もうマジ朝日は読むのやめて!せめて毎日新聞にして!」と本気でお願いしたけど、「来年からまた毎日に替えるから。それまでは朝日や」だって。嗚呼……(T^T)

 さて。
 朝日は朝日でも、こちらはテレビ朝日。
 新たにエントリー起こすのも何なので、ここに書いときます。
 「サンプロ」の『4億人が見た日中大激論!』はひどかったですね。
 田原総一朗も岡本行夫も、中国にめちゃ媚びてたな〜という印象。
 
 岡本は「中国は戦後補償を放棄してくれた」と言ってた。「してくれた」ってアンタ……。
 デタラメ本「レイプ・オブ・ナンキン」の話が出た時も、「日本人のほとんどは南京で何が起きたか知っている」てな、よくわからん返しをしてたし。「間違った写真が使われているなどの議論もある」と東中野教授の検証本(たぶん)のこともちょこっと言ってましたが、どっちにしてもあの言い方では、「日本人のほとんどは南京大虐殺の存在を認めている」って解釈されちゃうわよ。

 田原はもう暴言だらけだったような……。
 中国側が懸念しているような考え方(「つくる会」的な考え方)は、「一部のつまらん雑誌に書かれてあるだけで、せいぜい20万部ぐらいのものだ」とか言って、読売や朝日といった大手新聞の部数と比較してた。
 東シナ海ガス田問題については、「中川昭一という人間が、これまで日本が何も対処してこなかったから、あわてて大声を出してるだけ」とか、めちゃ無礼な事を言ってた。仮にも自国の大臣なのに、そんな言い方、ひどすぎません?

 暴言というほどではないにしても、中国側にさらに誤解を植えつけたのではないか?と思われる発言もありました。
 たとえば、田原は「『つくる会』の教科書のシェア率は非常に低い。日本の学校全部があれを使ってるわけじゃない」的なことを言ってました(具体的に数字言ってた)。確かにシェア率だけで言えば超低いけど、国民全体の「つくる会」支持はそこまで低くはないんですから。4年前に比べたら、確実に賛同者は増えてますし。

 ほんで、中国側が「日本の教科書はかつて『侵略』を『進出』と書き換えた」(もちろんこれは誤報だったわけですが)と言い出した時にも、二人とも訂正しなかった。どういうこっちゃ!?
 (訂正はしたが、そのシーンがサンプロでは放送されなかっただけ、かもしれんけど)

 この二人、わざわざ中国まで何しに行ったんですかね。日中友好どころか、逆に混乱の種を撒きに行っただけでは?

 中国で放送されたその番組は1時間半。サンプロでは3分の1ぐらいに編集して放送。
 ってことはあとの3分の2、彼らは一体何を喋ってきたんでしょう。日本のテレビでは流せないような、さらにトンデモな発言してたりして……(T^T)

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Posted by くっくり 01:22 | マスコミ | comments (20) | trackback (5)