<< 「アンカー」アジア再編で韓国は元の歴史に戻る&前原は米国の手駒!? | main | 【お知らせ】掲示板URL変更 >>

すりかえ菅さんは何度内閣改造してもダメ&尖閣の日

 内閣改造のお話の前に、13日の民主党大会、まぁひどいもんでしたね。
 一方は拍手、一方は罵声って、まるで国会の強行採決の場面みたいで、ひとつの政党にはとても見えませんでした。

110114-01mori.jpg

 いや、あなたもそのおかしな党の一員ですから(^_^;
 
 で、14日、菅政権になって2度めの内閣改造が行われたわけですが、顔ぶれは以下のとおり。

   首相 菅直人
   総務 片山善博(留任)
   法務 江田五月
   外務 前原誠司(留任)
   財務 野田佳彦(留任)
   文科 高木義明(留任)
   厚労 細川律夫(留任)
   農水 鹿野道彦(留任)
   経産 海江田万里(経済財政担当から横滑り)
   国交 大畠章宏(経済産業から横滑り)
   環境 松本龍(留任)
   防衛 北沢俊美(留任)
   官房長官 枝野幸男
   官房副長官 藤井裕久
   官房副長官 福山哲郎(留任)
   国家公安・公務員 中野寛成
   郵政・金融 自見庄三郎(留任)
   経済財政・税制・社会保障・少子化 与謝野馨
   国家戦略 玄葉光一郎(留任)
   行政刷新 蓮舫(留任)


 留任がすごく多いし、新しく入った人も年配者が多くて、全くフレッシュさが感じられませんね。顔ぶれを見るにつけ、「この人たち、本当に国や国民のことを考えてくれてるのかなあ」と、ため息が出てきます。

 でも、やっと仙谷さんが官房長官でなくなりました。あー、嬉しい!(^o^)

110114-02sen1.jpg

110114-03sen2.jpg

 画像、上は1月13日の会見、下は1月12日の講書始の儀。

 もうこれからは、こんな不愉快なシーンも見ずにすむんですね。
 誰ですか?「それはそれで寂しくなるな」なんて言ってる人は!(^_^;

 ま、私も14日の退任の記者会見には笑わせてもらいましたけどね。

 「順応性高く行った方がよかった問題もあるのかなと、それはないわけじゃないですけれど、ただその時点その時点でベストを尽くせたと思いますし」
 「割と妥協が過ぎるくらいで。順応性が高すぎるんではないかと自分で日々反省をしているくらいですね。気が弱いところがあるんでね、あまり人を傷つけてはいけないという。だからちょっと、そっちの方が問題だったかなという気もしないでもないです」
MBS1/14

 よー言うわ……(^◇^;)

 しかし、仙谷さんの後任が枝野さんって、どうなんでしょうね。

 最年少の官房長官(ちなみに私と同い年)ってことで話題になってますが、参院選大敗からまだ半年しか経ってないのにすぐにまた表舞台に戻ってこれるって、やっぱりどうかと思ってしまいます。
 党内から(特に小沢派から)不満が出ても仕方ないのでは。

 しかも、枝野さんって仙谷さんの弟分なんですよね。
 ってことは、仙谷さんは今後、党代表代行として党に大きな影響力を持つだけでなく、官邸にも大きな影響力を持つわけですね。

 今まで表舞台にいたからある程度私たちにも見えていたことも、これからは裏でごちょごちょされて見えにくくなるんじゃないかと。
 これまでも「陰の総理」とか「闇将軍」とか言われてましたが、さらに深い闇に姿を隠してしまって、ますます政治が分かりにくくなるのではないかと危惧します。


 そんな仙谷さんに比べれば、岡崎トミ子さんの退任は素直に喜びたいですね。てか、最初から「いくら何でも国家公安委員長はないやろ!」って人選だったわけですが。

 トミ子さんの後任は中野寛成さん。私はあまりこの人のことは知らないんですが、ま、誰がなってもトミ子さんよりはマシでしょう。

 中野寛成さんは拉致問題担当大臣も兼任しますが、ただ、拉致問題に関しては、比較的熱心に取り組んでこられた人だと思います。拉致問題関連で何度か名前を聞いたことがありますから。
 少なくとも柳田さんの時みたいに、拉致被害者家族の皆さんが「誰?この人」ってなることはないでしょう。

 ちなみに、拉致担当大臣は前の柳田さん、その前の中井さんと、柳田さんの辞任で兼任大臣となった仙谷さんを除けば、全員、旧民社党系なんですね。
 旧民社党系は拉致に熱心な人が比較的多いのでそのせいかな?とも最初思ったんですが、よく考えたら柳田さんは全然熱心ではない人でした……(T^T)

 あと、江田さんのように参院議長まで務めた人を入閣させたり、与謝野さんのように野党から引き抜いたりって、民主党ってよほど人材がいないんですね。衆参合わせて400人以上いるのに。


 与謝野さんといえば、今回は本当にガックリ来ました。

 政治って常識では考えられないことが多々起きるものだし、議員が離党する理由も色々ですが、「内閣改造に合わせて政府の要職に就くため離党」ってこんな露骨な理由、ほとんど聞いたことがありません。
 昨年末に民主党とたちあがれ日本で連立話が出たから、あり得ないことではないと思ってましたが、いざなってみるとやっぱり、そこまでやりますか?!と。

 しかも離党の会見で、「私は打倒民主党という言葉を使った覚えはない」と強弁されてましたが、そこも解せません。
 確かにそのとおりの言葉は使ってないにしても、これまで民主党批判をさんざんしてきたじゃないですか。「民主党が日本経済を破壊する」ってタイトルの本まで出してましたし。

 昨年2月の衆院予算委員会では、当時の鳩山首相に対し、「平成の脱税王」とまで言って批判してた人ですよ。

110114-04yosano.jpg

 もっとも、与謝野さんはそのへんの政治家にありがちな「地位に恋々」ってことではないと、私は思います。
 思い切り善意に解釈しますと、「経済・財政を早く建て直さないと日本は滅びてしまう。しかも自分は高齢で時間があまりない。が、このまま野党暮らしでは何もできずに終わってしまう。何とか与党に入って働けないものか」……というお考えなのかなと。

 与謝野さんなりに国を憂いてのことだとは思うのですが、ただ、あまりにも筋が悪すぎますよね。

 それに、与謝野さんは2009年の衆院選の時、選挙区で敗れて比例で復活当選した人です。それは自民党の議席です。
 そこから自民党を離党して「たち日」を結党したわけですが、ただ、この時はさほど批判は出なかったように思います。おそらくは、「たち日」が反民主党かつ自民党に協力するってことで作られた党だったからでしょう。

 だからこそ、その与謝野さんが「たち日」を抜け、よりによって民主党政権で入閣なんて、いくら何でもおかしいんじゃないの?となるわけで。

 また、与謝野さんを経済財政・税制担当大臣に据えたことで、菅政権は完全に「増税」に舵を切ったとみなすべきなのでしょうが、じゃあ与謝野さん、子ども手当とか、高速道路無料化とかのバラマキ政策はどうするの?と。

 一方ではバラマキ、一方では増税、だけど公務員の人件費カットはしない、では、誰も納得しませんよね。
 そこのあたりの整合性をどう取るつもりなんでしょうか?

 また、これまで経済財政担当大臣を務めていたのは海江田さんですが、その海江田さんは、与謝野さんに押し出される形で別のポスト(経済産業大臣)に異動させられてしまいましたよね。
 が、そもそも海江田さんと与謝野さんって、同一選挙区(東京1区)で長年政策論争を戦わせてきた、いわば敵同士なんですよね。
 同一選挙区で戦った者同士が同じ閣内に入るというのは、史上初なんだそうです。

 当然、海江田さんは不快感を示し、「人生は不条理だと思う」とコメントしてました。
 私は海江田さんは媚中派だから大嫌いなんですが、今回はさすがにちょっとだけ同情しました。


 あと、わざわざこの日(1月14日)に内閣改造ってどうよ?って批判もたくさん出てますね。

 まず、歌会始の儀がある日にやるなんて、ご高齢の天皇陛下にご負担がかかるじゃないか、と。

 また、内閣改造のため、海外に出張中の閣僚のうち片山総務大臣などを当初の予定を短縮させて帰国させたり、あるいは出張を取りやめさせられた閣僚もいましたよね。
 外交的に見て、国益を損ねる面が多々あったんじゃないでしょうか?

 さらに言えば、仏滅の日に内閣改造しちゃってるんですよね。
 さっそく「仏滅改造」とか揶揄されちゃってましたが、菅さんももうなりふり構っていられないというか、よっぽど余裕がないんやなぁというのが偲ばれますね。

110114-05kan.jpg

 それと、午後6時からの菅首相の会見を生で見たんですが、これがまたいろんな意味で驚きました。

 まず、質疑応答で真っ先に指名されたのが産経の阿比留瑠比さんでビックリ。だって産経は民主党政権になってから会見の場では冷遇されてましたから。
 進行役の人が交代したか何かで、事情を知らなかったんしら?……などと思ってたら、実はそうではなく、今月は産経が幹事社なんだそうです。

 で、その阿比留さんの質問がすごい直球だったんですが、菅さんがいきなりキレちゃって、話をすりかえて、肝心の質問内容には全く答えなかったんです(しかも自分で話をすりかえておいて、質問者の方を「すりかえだ」と非難!何て卑怯な!)。

 次の北海道新聞の記者の質問も直球で、これまた菅さんはまともな答をしなかったので、その次の質問に行く前に、阿比留さんが「質問に答えてないじゃないですか」とツッコミを入れたという。

 以上のやりとりについては、阿比留さんご自身がブログにUPされてますのでご覧下さい。

国を憂い、われとわが身を甘やかすの記>2011/01/14 20:30:記者会見で菅首相が挑発してきたので…

 ま、とにかく私は会見を見て、内閣改造を何度繰り返そうが、トップがあなたでいる限り日本はダメですわと改めて思った次第です。
 (てか、トップが誰であろうと民主党政権である限りダメなんですが)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ——最後にちょっと別件。

 1月14日は沖縄県石垣市が定めた「尖閣諸島開拓の日」でした。
 1895年(明治28年)のこの日、政府が尖閣諸島を沖縄県に編入したことにちなみ、昨年末、市が条例で制定したのです。
 地元の石垣市では記念式典が行われました。

 が、条例制定から日が浅いこともあってか、まだ全国的にあまり周知されていないように思います。
 人民日報が条例可決を批判する論評を載せたり、まだ関連は分かりませんが北京の日本大使館施設に金属球が投げ込まれたりと、むしろ中国の方が騒いでいる印象が強いです。

 「竹島の日」「北方領土の日」とともに、「尖閣の日」も今後ぜひ周知させていきたいものですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

okirakubanner.jpg「お気楽くっくり」更新済
 タイガーマスク現象。

このブログが面白かったらクリックして下さい→人気blogランキングへ
ご面倒でなければこちらも→FC2 blogランキングへ

megumi080328-2.jpeg アニメ「めぐみ」配信中。
 英語・中国語・韓国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!

「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
takeshima dokdo dokto tokdo tokto
________________________________________________
★コメント・トラックバックを下さる方へ
お手数ですが規約(11.1.4改訂)に一度目を通された上でお願いいたします。
なおトラックバックについては現在「言及リンクなしトラックバック」をはじく設定にさせていただいています。ご容赦下さい。
政治 | comments (16) | trackbacks (0)

Comments

くっくりさん、はじめまして。
くっくりさんにはいつも共感しています。

新しく国家公安委員長になった中野氏ですが、相当「あちら寄り」の方です。
岡崎氏にひけを取らないですよ。
かつて、児童手当から国籍条項をはずすのに尽力し、海外に日本人の血税を垂れ流すようにしました。
民団とのつながりも相当深いようです。

本当に早く民主党は政権を明け渡して欲しいです。
はじめまして | 2011/01/15 09:03 AM
 党大会はそんな感じで、あとは小沢派が小さくみえました。
Ustやニコ生で放送されていたので、リスナーの反応に興味があったので覗いてみましたが、案の定、批判と罵倒の嵐でした。やはり、人心はとうに離れているようです。
面白かったのが、数名の相変わらず使えない小沢信者が、一緒になって菅蹴りに励んでいた事です。
それと、菅信者を1名確認しましたが、森裕子さん等が吼えている時に野次を送っていたのには吹きましたw

 海江田さんが泣けば済む問題ですが、与謝野さんが入閣で、本来支持する立場の左派や内部から批判の声が聞こえております。内ゲバに不条理、人心の荒廃が一層進んでいるそうですな。
ただ、一人抜けて一人入った事により、民主党が衆院で2/3の議席を確保してしまいました。
内ゲバで疲弊させて、予算で止めをさす、解散への道筋に悪影響を及ぼしかねません。
 仙菅体制はやりやすかったのですが。
小沢信者では、菅一味の政治と金の問題を探すのに躍起になられている方もおります。
小沢信者の間では恨みが凄まじく、仙谷さんの政治と金の問題を探していました。
仙谷さんは、いつまでも表にいて叩かれ続けておくほうが得策です。議員辞職に追い込むネタがあれば良いのですが。
それと、たち日は今時思想政党という殿様商売は流行りませんが、保守派が今何を求めているか努々、忘れないで欲しいものです。
 仏滅内閣ですなw神も仏も慈愛もない、不条理とはまさにこの事です。
それと、6月に青森県知事選があるようですが、民主党青森県連では、要職を務める県連幹事長が、「無所属」だと言い張って民主党の推薦を得て、県知事選に臨むそうです。
春には統一地方選がありますが、無所属の偽装表示はあるのでしょうか。
●山本一太の「気分は直下降」 〜 公私混同のアマチュア政権(10.12.18)
http://ichita.blog.so-net.ne.jp/2010-12-18

どんなネタかは存じませんが、民主党が言う政権交代の意義とは、自らの栄達や利得の為と解釈するべきでしょうか。
カイワレ | 2011/01/15 09:12 AM
菅さんは延坪島砲撃の時に国会で宮中行事を言い訳にして公明党の議員にすら「不謹慎じゃないですか」と怒られ、

記者団にはこんな目で見られ、
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1950028/
>各社とも、編集方針や社の論調を決める「上の方」はともかく、取材の現場はもうとうの昔に菅政権にあきれ果て、見離し、いい加減にしろと思い、軽蔑の目線を向けています。

こんな記事を書かれ、
【政治部デスクの斜め書き】これでは約束は守れまい… 救いがたい首相の「スケジュール感覚」の欠如
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101205/plc1012051801007-n1.htm

ぼろぼろでしたが、結局そんな内閣改造になりましたね。
今朝の辛抱さんの番組では小泉さんを引き合いに出されて「菅さんは何をやりたいのかわからない」と言われてましたが、素直に言ったら参院選大敗の二の舞なので、話をすり替えたり挑発してみるしかないんでしょうね。
ミルル | 2011/01/15 10:43 AM
こんにちは。

与謝野さんは、小泉元首相の郵政民営化と同じく、
消費税を10%にすることのみを生き甲斐にしている
政治家です。

それが出来るところなら、どの党や政権でも
構わないのだと思います。

国全体の事は考えて無いってことです。
あつし | 2011/01/15 01:03 PM
与謝野さんは経済の専門家で、政治家じゃないと、前から思っていました。
何もない時ならいいけど、今は有り過ぎだし、政権に問題有り過ぎなのに、こんな身の振り方をして、力を貸すなんて…。

平沼さんもどうしてこんな人をたちあがれ日本に入れたのかと、
なんで今まで庇ってきたのかと、胸が痛くなります。
リョク | 2011/01/15 01:33 PM
中国人船長の不起訴処分が来週にも決定するそうです!
国民を蔑ろにする処分方針を許してはなりません!
是非、検察庁に抗議の電話・FAX・メールを送り、在宅起訴への道を開きましょう!!
とおりすがり | 2011/01/15 02:55 PM
【ちょっこと経済メモ】
《ぺティの法則》多くの国で、ほぼピッタリ当てはまっています。
1次:人口維持・増加(食料)→2次:人口移動(停滞・減少)第3次産業が中心となる時代を『脱工業化社会』『サービス経済化』などと呼びます。
《問題点》2次産業の様に、生産性が向上せず、雇用者の給料が上がりにくいので・・・
【所得の平等】【雇用の拡大】【税制負担の抑制】どれかを犠牲にしなければならなくなる。
今、国債の発行額>税収を上回る財政状態です。
☆北欧は税制負担の抑制を
☆アメリカは所得の平等を
☆ドイツ・フランスは雇用の拡大を犠牲にしました。
自分はどう行動すれば良いのか?より俯瞰した視点から考え始めたのは確かですが、国民にも選択肢が求められていると思うんです。
おにぎり | 2011/01/15 04:43 PM
中野寛成は、児童手当を外人に支給する道を作った人だということが、nipponjapanというブログに載っています。
http://mamorenihon.wordpress.com/2010/12/02/%E5%85%90%E7%AB%A5%E6%89%8B%E5%BD%93%E3%81%AE%E5%9B%BD%E7%B1%8D%E6%9D%A1%E9%A0%85%E6%92%A4%E5%BB%83%E3%81%A8%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A%E3%83%BB%E4%B8%AD%E9%87%8E%E5%AF%9B%E6%88%90/

子ども手当を外人の子どもに支給することについて、「自民党時代から児童手当を外人に支給していたではないかという反論がありますが、実態は、コイツの仕業だった!
征 | 2011/01/15 08:43 PM
>しかも離党の会見で、「私は打倒民主党という言葉を使った覚えはない」と強弁されてましたが、そこも解せません。
>確かにそのとおりの言葉は使ってないにしても、これまで民主党批判をさんざんしてきたじゃないですか。

朝日新聞2010年4月7日記事「なぜいま新党ですか」ではインタビュー中に与謝野氏自身が文字通り「打倒、民主党」って言ってますよ。ご丁寧に与謝野氏自身のHPにも掲載してます。

http://www.yosano.gr.jp/article/100407asahi.html
http://megalodon.jp/2011-0114-0746-32/www.yosano.gr.jp/article/100407asahi.html
打倒、与謝野 | 2011/01/15 09:18 PM
http://www.yosano.gr.jp/article/100407asahi.html
http://megalodon.jp/2011-0114-0746-32/www.yosano.gr.jp/article/100407asahi.html
>なぜいま新党ですか
>朝日新聞:2010年4月7日 掲載

>与謝野 : 民主党は『政権交代』という言葉だけで政権を奪取しましたが、6カ月たって政策の軸がますます分からなくなった。選挙のための政策を追求したからです。それだけではありません。党内民主主義や政権の政治主導のあり方についても、疑念があります。
>党内民主主義への疑念ですか。
>与謝野 : 国会議員は国民のための政策を実現するため、国会に来ているわけです。ところが民主党の新人は政策に触らせてもらえない。「お前らは政策は関係ない。ただの一票だ」と言わんばかりです。これは民主主義に対する一大脅威です。
>小沢一郎(民主党幹事長)さんの話になると声を潜める民主常議員もいます。
>与謝野 : 大政翼賛会的になっている。物言えば唇寒し。民主党議員はそう思っているんじゃないですか。
野党の立場で。
>与謝野 : もちろん野党。打倒、民主党です。
打倒、与謝野 | 2011/01/15 09:30 PM
>しかも離党の会見で、「私は打倒民主党という言葉を使った覚えはない」と強弁されてましたが、そこも解せません。
>確かにそのとおりの言葉は使ってないにしても、これまで民主党批判をさんざんしてきたじゃないですか。
>「民主党が日本経済を破壊する」ってタイトルの本まで出してましたし。


上記の本は、数か月前に一応目を通しました。
私は経済も素人なので、政策論の是非については良く分からない点が多かったのですが、ここに書かれた内容は、「民主党打倒」というよりは「民主党は『バラマキを止めて』財政に責任を持て」という趣旨だったと思います。

一部を引用しますと、こういう記述もありました。


(麻生政権で閣僚だった当時)
>実は私は民主党内で税財政や社会保障に精通する方に安心社会実現会議の資料をすべてお届けし、報告書のたたき台までお見せしてご意見をうかがうという作業も当時、ひそかにやっていた。
>文字通り、党派を超えた共通の議論の土俵を作りたいというやむにやまれぬ思いからだった。
(了)


「民主党内で税財政や社会保障に精通する方」が誰とは書かれていませんでしたが、恐らく藤井官房副長官の事ではないかと思います。
(精通しているかどうかは分かりませんが)

また、経済や財政を国民に語るには、何よりも「政治への信頼」が大切との趣旨も書かれていましたので、この点で「脱税総理」は不適切極まりないと考えたのでしょう。
(その脱税総理の弟議員とは、随分仲が宜しいようです)

しかし、政治への信頼という点を鑑みても、今回の与謝野先生の行動は、非常に残念な事ですが、批判の意を示さざるを得ませんね。

せめて、
?外国人参政権付与などの売国法案を断固阻止
?民主党のバラマキを撤回して、自民党提出の(与謝野先生ご自身が纏められた)バラマキ阻止法案こと財政健全化法案の丸呑み
?上に関連して、外国へのバラマキを撤回
?海江田大臣との兼ね合いもありますので、選挙制度の刷新
?但し、ご自身は今期を以て政界から身を引いて頂く
?出来れば、最後に民主党を消滅させて欲しい
?上に関連して、囲碁仲間の小沢氏も道連れに

以上の事を成し遂げて頂きたいものです。

それにしても、管総理、消費税アップの責任を与謝野先生に丸ごと転嫁する下心が見え見えで、非常に腹立たしい。

ですから、過度に与謝野先生を批判すると、却って奸総理の奸計に陥ってしまうと思います。
青二才 | 2011/01/15 09:44 PM
>>与謝野 : もちろん野党。打倒、民主党です。


本当だ、発言されていますね。
青二才 | 2011/01/15 09:47 PM
どんな思惑があろうとも、与謝野の言動にはほとほと呆れてしまいますが、
ミンスの方も、彼らは、かつて麻生政権下の財務大臣だった与謝野の政策を、
弱者切り捨てだとか言ってさんざん叩きまくっていましたよね。
カンガンスは、与謝野の主張は私のと近いとか言ってたけど、
どの口が言うかって感じです。まぁ、ミンスの二枚舌なんて
今さらの事なんですけどね ┐(´―`;)┌

ミンスが筋を通すのならば、麻生政権の財政政策を叩いていたのは
間違いでしたごめんなさいと衆議院を解散すべきでしょう。
| 2011/01/16 05:07 PM
結局、与謝野氏というのは保守としての理念など事実上なく、単に財政再建、消費税増税しか眼中になく、それを実現するためなら左翼政権でも何でもいいということが改めてわかっただけです。消費税増税はしかたがない面もあるが、その前にせめて宗教法人への課税とパチンコ税を導入するぐらいのことはやらなければ筋が通らない。与謝野氏は議員辞職をしないと話にもならない。しかし平沼氏にも少し失望させられた感はありますね。政党設立のため与謝野氏のような人物と組まざるをえなかったとはいえ、彼の年末の動きでもうさっさと除名処分にすべきでした。平沼氏はどうも情に流されやすいのか、時には必要な非情さや決断力がいまいちの感じがしますね。それにしても何回内閣改造しても入閣するのは売国議員ばかりで、松原仁氏や長尾敬氏などの愛国議員は入閣する余地などはなからないですね。それと岡田幹事長がねじれ国会打開という名目で、両院協議会改革案を野党に提示したようですが、

http://www.asahi.com/politics/update/0113/TKY201101130264.html

またもや全体主義、ファッショ政権の本領発揮といったところでしょうか。まさに政権維持、売国法案通過のためには手段を選ばない醜悪さがにじみ出ていますね。さらに官房機密費などを活用して、世論操作にも余念がないことでしょう。ここ数日やけに菅総理の強気発言が目に付きますしね。おそらくマスゴミにもし野党が消費税や社会褒章のいったい改革に関する協議に応じない場合には”この国難のときに無責任極まりない、あくまで政局がらみに持っていこうという国民不在の対応は断じて許されない”、などと自民党などに責任転嫁して菅内閣を援護射撃するよう取り計らっているのでしょう。権力志向だけが異常に強い
菅総理のことですから 、解散はしにくいが、巷でいわれているような、予算関連法案が通らないから早晩行き詰るというのを単純に信じるのも少し違うような気もします。なにせあのファッショ政権ですから、何をしでかすかわからないという不気味さは残ります。やはり一番いいのは衆議院で野党が内閣不信任案を出したときに親小沢グループがそれに同調して可決ということでしょうが、今日の小沢氏のテレビ出演での発言を聞く限りはそれもなさそうです。小沢氏のメディア出演はやはり他には基本的にイエスマンしか出演しませんが今回も茂木健一郎氏という太鼓持ちしか出ていませんでした。小沢氏にはおそらく米国にも中国にもはっきり物申せるのは俺しかいない、という自負があるのだろうし、小沢氏支持者・信者はそこを支持し信じているようです。今日も米国相手の自分の交渉の逸話をかたり、米国にもしっかり言うべきことを言っているとアピールしていました。しかし結局外国人地方参政権などの売国法案に関することや、国会法や関連する内閣法制局排除、政治主導確立法案などのナチスドイツの全権委任法にも匹敵するような中身に対する質問や国連中心主義といった、国家主権の放棄と受け取られても仕方がない事柄に対する追求はあいかわらずありませんでした。私は小沢氏の他のネットメディアへの出演の動画や週刊朝日や週刊ポストなどの小沢氏単独インタビュー、小沢氏が全てに答える、といった記事も読みましたがやはり誰も聞かないし小沢氏も答えない。小沢氏には是非チャンネル桜出演や西田昌司議員との対談をしていただきたいものですね。たとえ天地がひっくり返っても絶対無理でしょうが。

あと関係ない話ですが今日の”たかじんのそこまで言って委員会”は面白かったですね。三宅久之氏と田原総一朗氏の仲が悪いのは前から知っていたので小沢氏をめぐってのバトルは結構よかったです。

私は小沢氏の政治と金の問題はどうでもいいが、小沢氏を信用できない他の理由はこちらです。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1345820863

これにも是非小沢氏本人やその信者、支持者に答えてほしいものですが、ちなみに小沢氏信者・支持者がそうではない人から売国法案に触れられたときの反応がこちらですが、

http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/407.html

これを見ても彼らにそれを期待するのもやはり、無意味で無駄でしかないのでしょうね。
堅固 | 2011/01/16 08:08 PM
 民主党大会の下劣な野次が飛び交う様は、昨年5月20日の国会質疑で、宮崎県を口蹄疫から救ってほしいと切々と訴える江藤拓議員に、民主党議員が衛藤議員の声が聞こえないぐらいの野次と罵りの言葉を浴びせかけた事を彷彿とさせました。信じられない光景です。

    ■2010.5.20【口蹄疫問題】江藤拓議員その2
    http://www.youtube.com/watch?v=mfavIkEI0-4

 おそらく、昨年5月20日に江藤議員に野次を飛ばしていた議員も、民主党大会で野次を飛ばしていたのでしょう。上記の動画を見れば分かる通り、マスコミはこの時の国会を、なんと「取材しない」という手段で報道規制しました。日本の報道機関が日本の国会を、しかも大災害に苦しむ国民(宮崎県民)を党を超えて協力し、共に救おうと呼びかける江藤議員の訴えをわざと報道しないという、まるで独裁国家のような情報統制が行われた事に、正直慄然としました。上記の動画を見る限り、民主党という存在自体に根本的な問題があるとしか思えません。

 そして、そのような不実な政党を私たち日本人自身が選んでしまったということをもっと反省し、自分たちから政治に働き掛けることを真剣に考えてゆかねばなりません。まずは青山さんの指摘されている憲法9条第2項の改正を、国民投票制度によって実現することが必要だと思います。

※憲法9条第2項は「その他の戦力の保持」と「国の交戦権」を認めていないために、『外国の命令で軍隊が攻撃してきたら抵抗するな。反撃は許さない』という内容になっている。自国民に他国への無抵抗と服従を強制する憲法が正当であるはずがない。
反鼻 | 2011/01/16 11:19 PM
更新乙です。

「どうぞ4人でやりなさい」鳩山前首相が不満
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110117-OYT1T00807.htm
>特に、枝野氏起用については「(昨年の)参院選で幹事長として負けた責任は大きい。半年で責任を忘れていいのか」と批判。

土曜のやしきたかじんの番組(委員会じゃないやつね)で、芸能リポーター井上公造が言ってた話。正月にハワイに来た芸能人の取材してたら、鳩山夫妻が来たのでマイク向けたら、一言「ジャスト、リラックス」と言ったんだそう。今年もバカ全開(笑)
無頼 | 2011/01/17 10:42 PM

Comment Form

Trackbacks