「アンカー」鳩山・小沢W辞意表明&私は官房機密費もらってません
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■6/2放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
テレビ欄はこうなっていましたが、皆さんご存知の通り、今日(6月2日)は大変大きなニュースがありました。
放送時間が東京(フジテレビ)の特番との兼ね合いで1時間前倒しになるという話もあったんですが、結局、いつも通りの時刻に始まりました。
(青山繁晴さんのブログによれば、直前まですったもんだあったようです)
一国の総理が辞意表明したわけですから、“ニュースDEズバリ”コーナーは通常通りやるのか?やっても内容大幅変更か?とやきもきしたんですが、コーナーは通常通り、テレビ欄にあった「官房機密費」にもちゃんと触れてくれました。
特に最近問題になっている野中広務元官房長官の「官房機密費を政治評論家らに渡していた」発言、これに絡んで青山繁晴さんもネットで誹謗中傷されてたりしましたが、そのへん今日ははっきり言ってくれたので良かったです。
コーナー前に福山哲郎参議院議員(外務副大臣)の中継インタビューもあったんですが、今日は私、仕事が切迫していて(実は最近水曜日は毎週こう(T^T))、起こす余裕がありません。他のブログさんが起こして下さると思うので(一番下のリンク集参照)、そちらに丸投げさせていただきます<(_ _)>
起こしは間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
※私の使っているMacOS9でついにYouTube視聴ができなくなりました。
裏技使ってキャプチャしたので画像が粗いですが、ご容赦を<(_ _)>
内容紹介ここから____________________________
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■6/2放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
激動政局参院選前の最重大局面&官房機密費なぜ公開しない…青山ズバリ!
テレビ欄はこうなっていましたが、皆さんご存知の通り、今日(6月2日)は大変大きなニュースがありました。
放送時間が東京(フジテレビ)の特番との兼ね合いで1時間前倒しになるという話もあったんですが、結局、いつも通りの時刻に始まりました。
(青山繁晴さんのブログによれば、直前まですったもんだあったようです)
一国の総理が辞意表明したわけですから、“ニュースDEズバリ”コーナーは通常通りやるのか?やっても内容大幅変更か?とやきもきしたんですが、コーナーは通常通り、テレビ欄にあった「官房機密費」にもちゃんと触れてくれました。
特に最近問題になっている野中広務元官房長官の「官房機密費を政治評論家らに渡していた」発言、これに絡んで青山繁晴さんもネットで誹謗中傷されてたりしましたが、そのへん今日ははっきり言ってくれたので良かったです。
コーナー前に福山哲郎参議院議員(外務副大臣)の中継インタビューもあったんですが、今日は私、仕事が切迫していて(実は最近水曜日は毎週こう(T^T))、起こす余裕がありません。他のブログさんが起こして下さると思うので(一番下のリンク集参照)、そちらに丸投げさせていただきます<(_ _)>
起こしは間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
※私の使っているMacOS9でついにYouTube視聴ができなくなりました。
裏技使ってキャプチャしたので画像が粗いですが、ご容赦を<(_ _)>
内容紹介ここから____________________________
■鳩山首相辞意表明 辞任の理由に普天間基地移設問題と「政治とカネ」の問題挙げる(FNN6/2 11:04)
■鳩山首相、社民党政権離脱や「政治とカネ」の問題めぐり退陣表明 小沢幹事長も辞任へ(FNN6/2 11:50)
■鳩山首相退陣表明 「大変なご迷惑をおかけしてしまったことを本当に申し訳なく思う」(FNN6/2 12:49)
■鳩山首相退陣表明 平野官房長官「補佐役女房役としての部分が果たせていなかった」(FNN6/2 13:00)
■鳩山首相退陣表明 社民・福島党首「『辺野古』撤回ないかぎり、党の立場変わらない」(FNN6/2 12:46)
■鳩山首相退陣表明 野党からは「選挙目当て」といった批判の声(FNN6/2 12:55)
■鳩山首相退陣表明 沖縄・稲嶺名護市長「交代でことが済むとは思っていない」(沖縄テレビ6/2 12:53)
……上記ニュース報道および福山哲郎議員のインタビューのあと……
村西利恵アナから今後の政治日程の説明。
山本浩之
「ただ、参院選を7月の11日っていう、これに設定したとしたら、これ遡っていくと、今日のこの辞意表明っていうのは青山さん、もうギリギリだったんですね」
青山繁晴
「いや、もうほんとにギリギリで、あの、これは実は分かりやすい話でですね。逆にあの、今日、少なくとも鳩山さんが辞意表明してなかったらどうなるかというと、週明けてから参議院で問責決議案てのが出てですね、それは社民党は賛成するって言ってましたから、で、沖縄選出の民主党議員の造反なども予想できたから、それ通っちゃうわけですね。で、えー、首相の問責決議案が通ると、拘束力はないけれども、まあ参議院の審議は大揉めになって全部止まっちゃうんで、もうとりあえずその時点で、郵政改革見直し法案とか、あるいは労働者派遣法改正案、両方とも重要法案、両方とももう駄目だってことになるわけですね。ところがですよ、この、一番最後の参議院(選挙)考えていただくとですね、今申しました2つの法案がなぜ必要かというと、その、郵政改革法案ていうのは国民新党が必死でやってる法案だし、それから労働者派遣法改正案てのは社民党が一生懸命やってる法案ですから、参院選があるからその2つだけは何が何でも通さなくちゃいけないから、そうすると問責決議案とかやってる場合じゃないから、そのためには今日、鳩山さんには少なくとも辞めてもらわなきゃいけなかったということなんですね」
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
山本浩之
「なるほど。さあ、そこで今日のこのあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーなんですが、引き続き鳩山総理辞意表明の真相など、解説していただけるということですが」
青山繁晴
「はい。それで今僕がお話ししましたのは、ま、鳩山総理がどうして今日辞意表明しなきゃいけなかったかってことを申したんですが、あの、さっきの福山哲郎さんとの話でも何度も出ましたけど、小沢幹事長がセットで辞めるっていうことですよね。で、あの、今日のその鳩山さんの辞意表明、その20分超えた長い演説だったですけど、あの中でやっぱりみんなが一番びっくりしたのは、小沢さんの実名がいきなり飛び出してきて、政治とカネは小沢さんだって同罪だって趣旨のことをはっきり言われてですね、いろんな総理の辞意表明を僕も見てきましたけど、こんなのは見たこともなくて聞いたこともなくて」
山本浩之
「そうですねー」
青山繁晴
「ほんとにのけぞったんですよね。で、それを鳩山さんご自身の説明だと、自分が小沢さんに迫ったんだと。もう自分はとっくに辞める覚悟はできていて、迫ったんだと言われてるんですけれども、これ普通だったら内閣総理大臣の最後の言葉だから、みんな信じるんですが、実は僕も含めてですね、聞いた人で、ほとんど信じてる人がいない。えー、民主、自民、両政党の議員も含めてですね。だからこそ、一体その真相は何なのかってことが、今日やっぱりあの、一緒に考えなきゃいけないことだと思うんですが、今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『追い込まれていたのは小沢さん』」
青山繁晴
「はい。あの、総理が辞めたんだから総理が追い込まれていたはずなんですが、もちろん総理もそうですけれども、もっともっと追い込まれていたのは、あんなに強そうに見えた小沢幹事長だったということを、具体的にこのあと一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「はい。ではいったんコマーシャル。このあと青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「今日の“ニュースDEズバリ”は鳩山総理辞意表明の真相、そしてどのように小沢さんが追い込まれていったのか。さっそく解説お願いします」
青山繁晴
「はい。あの、ここに真相って書きましたけれども、ま、一国の総理が辞意を表明するってやっぱり大変なことです。えー、それについて、国民として知りたいこと、いろいろあると思いますけれども、まとめたらこういう感じかなと思います」
村西利恵
「3つにまとめました。『なぜこのタイミングだったのか?』。そして『次は誰になるのか?』。さらには『新政権で何が変わるのか?』」
青山繁晴
「はい。あの、国民の関心事であると同時に、ま、実は僕自身の関心事でもあります。だからいろいろ取材をいたしましたが、まずこの、なぜこのタイミングだったかということなんですけれども、それはあの、1つの要因でタイミングが決まるってことありません。一国の総理はそれだけ重い存在ですから。で、すでに1つは、あー、ニュースのコーナーでお話ししましたね。その後ろの参議院選挙と国会日程の絡み、あるいは選挙協力の絡みで、もう今日でないと間に合わないということがありました。で、実はその理由に、もう1つ直接的な、いわばストレートパンチになったことがあって、それはこれです」
村西利恵
「民主党の幹部によると、直接的な理由は『きょうの民主党の参院議員総会で“鳩山解任動議”が突きつけられる流れだった』」
青山繁晴
「はい。あの、さっきヤマヒロさんが聞かれてた、その、親指を立てたポーズも含めてですね、当然、普通の参院議員、民主党の参院議員たちはこれ辞めないつもりだと思ったから、選挙できないってことで、それだったら、本来は今日、両院議員総会じゃなくて参院議員総会のはずだったですから、そこで解任動議出すと。出しても通ったかどうかは、ま、分かりません。分かりませんけれども、大混乱になるのはもう必至だったから、これをもう突き付けられて鳩山さんとしては、いわば観念したということが、これ、ま、1人に書いてますけど、ほんとは複数の幹部から僕は実際に電話で聞きました。で、ただですね、あの、さっき申したあの、選挙日程、国会日程、選挙協力、そして、もう解任動議まで目の前に来たと。これ全部ほんとの理由ですけど、ある意味いわば表、まだ表面の理由なんですね。実はもう一段、非常に深い背景がありました。それがこれです」
村西利恵
「『反小沢派の閣僚たちは手を組んでいた』」
青山繁晴
「はい。これあの、えっ、そういうふうに見えなかったけどなと、ニュースをご覧になってる視聴者ほどそう思われたと思うんですね。というのは、これ反小沢派の閣僚って書きましたけどね、鳩山政権の閣僚たちは、つい最近てか、あの、たった今、あの、こないだまでですね、もうみんな口を揃えて、鳩山総理を支えますと、ころころ代わるのは良くないってこと言ってたわけですからね。それがその中で実は反小沢の方々が手を組んでいて、えー、それも隠された動きをしていたっていうのは、今んとこまだ表に出てないんですが、私は複数の方々からこれ、民主党幹部って出てんですけども、これあの、ありのままに言いますと、複数の閣僚ご本人から聞いています。それはこういうことです」
村西利恵
「閣僚からの『総理を支える』発言は、小沢さんも一緒に辞めさせる戦略だったと」
青山繁晴
「はい。と言いますのは、これたとえば閣僚の中から、たとえば辞表出したりですね、それから総理やっぱり責任取るべきだっていうことを、もし始まってたら、鳩山さんもっと早い時期に辞めなきゃいけなかったですね。そうすると小沢幹事長も一緒に辞めろってことになったはずがないんですね」
村西利恵
「そのまま残っていたと」
青山繁晴
「はい。閣僚が支えて、ずーっと、いわば引っ張っていけばですよ、引っ張っていたら小沢さんとしては、さっき日程のとこで見せました通りね、このまま週明けて、週越してしまったら、問責決議案が出てくると。すると小沢さんとしては、問責決議案出たら、自分が命を懸けてやってる参院選挙、その、たとえば戦略の柱である郵政改革法案、そういうもの、あるいはあの、連立離脱したけれども社民党のための法案、労働者派遣法改正案、そういうものが全部駄目になってしまうってとこにどんどんどんどん追い込まれていったわけですよ。鳩山さんを支えて、鳩山さんがずっと突っ張ってみせたためにですね。それで最後に辞めざるをえなくなったという戦略なんですけれども、これ実はあの、さっき僕が話を聞いた複数の閣僚の中に、前原さんは入っていません。入っていませんが、前原さんに前に聞いた話はあってですね、それは実はもう2カ月近くなると思うんですけど、ま、ひとつき半ぐらい前ですかね、前原さんが、えー、鳩山さんに2人だけで会って、その時に、民主党の中から小沢的なるものを全て排除しなきゃいけませんと。で、その1つはあなたご自身の政治とカネの問題、それから小沢さんの幹事長の職を解くこと、それから小林千代美議員に辞めてもらうこと。皆さん思い出していただくと、鳩山さんの今日の辞意表明の話の中に、これ全部出てきたわけですね」
一同
「うん…確かに…」
青山繁晴
「で、これ実は前原さん1人でやったわけじゃなくて、実は前原さんと考え方同じ、同じようにする方々のバックアップがあって、いわば代表で乗り込んでいったということなので、実はもうその時点から、この戦略というものは動きが始まっていたんですね。民主党内の小沢・反小沢のせめぎ合いって、これぐらい激しい。で、それを受けての小沢さんの同時辞任ですから、ものすごくこれを露骨に正直に言っちゃった人がいますよね。はい、この方です」
村西利恵
「それが民主党前最高顧問の渡部恒三さん。『小沢一郎民主党幹事長にも政治とカネの責任をとってもらい、一緒に辞めるのに苦労したが、観念した。言うところなし、満点だ』」
青山繁晴
「えー、これね、まあその、恒三さんてね、あの、分かりやすくて正直で、率直ですごくいいんですけど、言うところなし、満点だ(一同苦笑)。総理が辞任してですよ、そして幹事長まで同時辞任で、目の前に参院選迫ってて、もうその、与党としては、あるいはその国難、政治危機という状況に、言うところなし、満点だってのは、これはいくら何でもと思うんですが、これはどうしてかと言うと、恒三さんが、今まで僕が申したような裏の動きをしてたからであって、ついにその、あの小沢さんも、この、突っ張ってたけれども、つまり苦労したけれども、ついにいっちゃんも、小沢いっちゃんも観念したなぁ、満点だと思わず言ってしまった。まぁあの、舞台の裏がこれで垣間見えたってことなんですね。で、まぁ恒三さんは正直、小沢さんをかなり憎んでらっしゃるなあと、これ前の『アンカー』でも申しましたね。水戸の黄門、平成の黄門と言われた時に、バサッと小沢さんが役職はずしてしまったから恨んでるわけですが、じゃあその小沢さんの側は今、どういう気持ちでいらっしゃるのか。あえて言いますと、こうではないかと」
村西利恵
「はい。小沢さん自らも信じられない敗北だった」
青山繁晴
「はい。これたとえば閣僚がおっしゃったとか、民主党幹部があの、おっしゃったってことは書きませんでした。実はこういうことを言ってる人はいるんですけれどもね。あの、閣僚や民主党幹部の中にもいらっしゃいますが、これ実は僕自身の、ま、はっきり言いますと推測ですけれども、僕自身の見方も込めて、こう書かせていただきました。というのはね、この一両日の小沢さんの表情というのは、20年を超えて小沢さんを見てきた元政治記者の僕としても、こんな表情は見たことがないです。俺がこんな敗北をするのかという気持ちが感じられる。それどうしてかと言うとですよ、皆さんちょっと古い話だけど、小沢さんが自民党の幹事長だった時に、海部政権、えー、実は支持率最後まで55%を超えてたっていう人気の政権があって、その海部さんがあの、人気の上に立って解散総選挙をやろうとした、政治改革に関して。それをバサッと、もう政権ごとなぎ倒して首を切ってしまったのが、当時の小沢自民党幹事長だったんですよ。で、あの時はあの、その政界にはいろんな実力者がいたけれども、小沢さんから見たら、今、鳩山邦夫(由紀夫?)さんも、そして申し訳ないけれど前原さんも仙谷さんも野田さんも枝野さんもどの人も、ま、小粒に見えてます、はっきり言うと小沢さんから見たら。それを相手にして俺がこんなに負けるのか、ということで、実はショックを受けておられる表情が今の小沢さんだと思いますね。で、その小沢さんがこれからどうするのか。ひょっとしたら僕は気力が萎えてですね、もうこのままフェードアウト、フェードアウトってつまり、だんだん消えて行こうとする道もあるのかなというぐらいの小沢さんの表情なんです。但し、もう一度思い直して逆襲をするとしたら、その最初の舞台はもうこれしかないってことになるんですね。もう一回出していただくと…」
村西利恵
「『次は誰になるのか?』」
青山繁晴
「人事です。権力は人事、人事こそは権力ですから、小沢さんが自分の言うことを聞いてくれる人を新代表すなわち新総理にするのか、幹事長を誰にするのか、そのせめぎ合いになるんですが、これが今のところはまず間違いないのはこの人ですね」
村西利恵
「はい。菅財務大臣」
青山繁晴
「はい。間違いないと申しましたのは、総理になるのは間違いないっていう意味じゃありません。えー、間もなく、わずか2日後にもやる予定の代表選挙に出てくることが間違いないのは菅直人さんですね。で、菅さんだけが候補者で出た場合は、もうそれたとえば無投票で決めるとなると、選挙前にあの、アピールも悪いから、必ず対抗馬は出てくると思います。でもね、対抗馬、今から皆さんと一緒に見ますが、でも誰が出ても、菅さんは今は比較的有利です。ということは、つまりさっき言いました通り、党内はほんとは小沢(親小沢)と反小沢がパチッとこうぶつかってる状態ですから。その上にかろうじてバランスをとってるのが菅さんだから、今のところは菅さん有利なんですよ。で、それに対して、いや、小沢的なるものをやっぱり叩きのめさなきゃならないと思ってる側から、対抗馬が出るかもしれない。それはこういう方々ですよね」
村西利恵
「岡田さん、前原さん、仙谷さん、そして野田財務副大臣」
青山繁晴
「はい。反小沢ってことで一番鮮明なのが前原さんですね。それから、それに次いで反小沢のカラー強いのは仙谷さんですね。そして野田さん、わりと慎重な物言いだけど、ほんとは野田さんと前原さんは非常に強固な結びつきありますから、このへんは非常に強い反小沢ですね。で、岡田さんはちょっと微妙な立ち位置にいます。で、だけども普天間の問題で総理が辞めたばかりですから、外務大臣が立候補できるのか。それから前原さんも国交大臣ですけど、沖縄担当大臣でもありますから、普通で言うとこの2人は出にくい。出られないって言うべきを僕、出にくいって言ったのは、しかし異常な事態だからゼロとは言い切れないんですね。そして仙谷さんは僕は、これも僕の見方ですけども、はっきり意欲はお持ちだと思います。ひょっとしたら菅さんと仙谷さんの一騎打ちになるかもしれない。で、野田さんはどうしたか、野田さんまだ閣僚やってないっていう難点はありますけども、野田さんて意外なところでバーンと前に出てくるところがあるから、ひょっとしたらこう(前原さんら下段の人たちが)いろいろ話してるうちに、野田さんがバーンと出るかもしれない。ま、あの、民主党としては代表選挙をもうひとつ、あの、ま、イメージアップのために使いたいって気持ちもあるでしょうから、普通で言うといろんな対立が出てくると思いますね。しかし、しかし、ま、しかしっていうか普通で言うと、これが一番メインですよね。次の首相、誰になるかだから。本当の人事の焦点は僕はそうではないと思ってます、実は。それはこれです」
村西利恵
「それは幹事長ポスト」
青山繁晴
「はい。と言いますのは、あの、今話しました通り、まぁ大勢はどっちかというと菅さんの側なんですよ。その、バランスをとった人でないと困るからと。ところが主戦場はそうじゃなくて、幹事長になるだろうと。そうしてかと言うとですね、どの人が総理になっても、仮に反小沢の人が新しい総理に、仮に万一なったとしてもですよ、小沢さん無視できないんですよ。あと1カ月後の参院選挙でしょ。小沢さん抜いて選挙ができるわけがない。だからさっきの福山さんへの微妙な質問もいたしたわけで。で、そうしますとね、その、幹事長がその、小沢さんのいわば近い人になるとですよ、総理が誰になっても、反小沢の総理になってても、本当は小沢さんが少なくとも参議院選挙が終わるまでは実権を握るってことになってくるわけですよ。ですから反小沢の側としてはこの幹事長を誰が取りに行くのかっていうのが本当の焦点ですね。そして意外な人が候補としてあり得ます。はい、出して下さい」
村西利恵
「幹事長候補は誰?ということですが、反小沢派に前原さん、そして大きくハテナが付いています」
青山繁晴
「うん。あの、ご本人も今、いろいろお考え中だと思いますね。そして前原グループと呼ばれる親しい議員たちも考えてると思いますけど、前原さんいったん代表までやった人です。で、永田メール事件で退きましたが、いったん代表までやった人が、国難、あるいは民主党の困難克服のためにあえて幹事長をやるっていう選択肢は、僕は前原さんの政治的決断があれば、少なくとも手を挙げることはあり得ると思ってます。で、これに対して親小沢派の方は、もうかなり絞られていて、この方ですね」
村西利恵
「親小沢派は細野豪志さん。副幹事長ですね」
青山繁晴
「はい。前原さんもまだ若いですけども、一段と若い38歳。このフレッシュな副幹事長を幹事長に持ってきて、で、この場合は後ろに小沢さんがいるってことになるけれども、しかし、とても若いイメージで戦えるんじゃないかと。で、あの、これ以外の方で言いますとね、反小沢派の方だと、たとえばさっきの野田さん、それから事業仕分けで有名になった枝野さん、そういう方々もあり得ますね。そしてこの親小沢の方だったら、今までメディアに名前出てないけども、たとえば松本剛明(たけあき)さん、この関西では地元ですけど、その方が幹事長に抜擢ってことも僕はゼロではないと思ってます。だからこの、わりと若い戦いになる、その幹事長の取り合いっていうのが本当の焦点ですね。で、皆さんもう1つ大事な残った話がありますね。ちょっともう一度戻っていただけますか」
村西利恵
「はい。最後3つめですね。『新政権で何が変わるのか?』」
青山繁晴
「はい。ある意味これが一番、主権者、国民にとって大事なことですけれども、そのキーワードはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは『一筋の光』。新政権で私たちにはどんな光が見えてくるんでしょうか。CMのあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、お話を伺っている最中にもいろいろと情報が入ってまいりまして、菅直人副総理が代表選への出馬の意向を固め、総理官邸に入ったという情報も入っております。さ、新政権でどんな光が見えてくるのか。さっそく続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。まずはその新政権で何が変わるのか。本来の政策課題で言うと、こうテーブルの上に乗っかってくるのはこの2つですよね。はい、出して下さい」
村西利恵
「それが普天間問題、そして郵政法案」
青山繁晴
「はい。これ一言で言うと、変わりません。どうしてかと言うと、普天間問題はさっき福山さんとの話にもあった通り、もう8月末に場所や候補を決めなきゃいけない。今さら変えられるはずがない。だから新政権になっても普天間の問題は同じなんですよ。で、そのあとに何年もかけて変わっていけるかもしれないっていう僕は話だろうと思いますね。そして郵政改革を見直すこの法案についても、選挙協力を考えると、これ今さら変えられるはずがない。ということは、政策課題でいうとほとんど変わらないから、じゃあ青山の出した一筋の光って一体何なんだってことになると思いますが、それはこれです」
村西利恵
「それは、新政権に覚悟があれば、官房機密費の公開をすべしということ。この官房機密費とは、内閣官房長官が管理し、国の事業を適切に遂行するために使用するとされる経費のことで、年間予算は14億6000万円、およそですね。使途は公表されません」
青山繁晴
「はい。これね、官房機密費ってまぁ正確に言うと、ほんとは内閣官房報償費って言うんですけど、まぁもともと怪しいわけですよ。会計検査院のチェックも入らないし、この、15億近くもあってですよ、もっと前は16億もあってですね、使い道も分かんないってことで、非常に怪しいんですが、怪しいからこそ、実は官房長官が代わる時に、実はほんとはこう使いましたっていう帳簿があって、それ引き継ぎするんですよ。で、新政権になるんですね。新政権になるってことは必ず官房長官代わるわけですから、その、引き継ぎが行われるわけですね。新しい官房長官と総理に覚悟があったら、こういう帳簿にこんな名前が載ってます、こんな渡し先が載ってますってことを公開できる唯一のチャンスなんです。唯一っていうのは政治とカネで政権潰れたんでしょう?その突破口を作るためにはこれは実は唯一のチャンスになると思ってる上に、実は皆さんご承知と思いますが、最近大きなニュースありましたね。これです」
村西利恵
「野中広務元官房長官が4月30日に共同通信のインタビューに答えました。『月々総理に1000万円、国会で野党工作などに当たる自民党国対委員長や参院幹事長に各500万円程度のほか、政治評論家や野党議員らにも配っていた。前任の官房長官からの引き継ぎ簿に評論家らの名前が記載され、『ここにはこれだけ持って行け』と書いてあった」
青山繁晴
「はい。で、まさしく今申しました通り、引き継ぎ簿、野中広務官房長官、小渕内閣の時の官房長官、これまぁ確認したと同じですね。で、その、このお話の中でですね、たとえば野党議員とか国対費に使ってた、政治家同士でカネを回してたってのは、これもひどい話ですが、前からありましたが、びっくりなのは、政治評論家って名前が出ていてですよ、そしてこれ実はその、たとえば平野貞夫さんのような小沢さんの側近の話まで全部入れるとですよ、政治評論家、ジャーナリスト、記者。現職の記者、テレビ、新聞の。こういう人たちにもカネを渡してたということなんですよね。そして野中さんで言えばですね、渡した責任もあるわけです。これあの、国民から言ったらですよ、細かい法律などは別にして、賄賂ですから、だから賄賂を渡した側にも責任があるんで、実はこの関西テレビの『アンカー』が、この生のこの私のコーナーに出て下さいと交渉いたして、断られました。で、実は今日、僕自身が野中事務所にお電話しまして、今、再交渉をしております。野中さんにも渡した責任があると思いますし、野中さんご自身が、自分の娘に、どうして当時断らなかったのと言われて、私はそれが堪えたとおっしゃってるぐらいですから、この生放送、編集のきかない生放送に来て、話をしていただきたいと思うんですね。で、そしてですよ、これあの、もらった側の政治評論家、記者、ジャーナリストってのは、これは大変なことで。これはたとえばですね、官房機密費は名前を出さなくていい場合もあると思います。それはどういう場合かと言うと、たとえば外国人で、その外国人が北朝鮮にいらっしゃる拉致被害者の状況について有益な情報を日本国に渡したとしますね。その場合はその外国人の名前を出さずにお金を渡すこともあり得ると思いますよ」
青山繁晴
「しかし政治評論家、ジャーナリスト、記者に渡すっていうのは、これは汚い世論工作だけであって、名前を公表しない理由は一切ありませんから。全員必ず出すべきです。で、あえて申せばですよ、一部インターネットで評論家の方やあるいはエコノミストの方が、青山繁晴ももらってるんじゃないかってことを根拠なく書かれまして(一同苦笑)、いや、これはあの、笑った人もいますけど、僕にとっては笑い事じゃなくてですね、あの、実は法的措置を進めております。で、あの、このカメラの前で生放送ではっきり申しますが、そんなものはビタ一文もらったことがありません。同時に、申込みを受けたこともない。相手選びますから、渡す人は。僕に言ったら必ず、申し込んだこと自体がそれ犯罪行為ですから、皆さんに公表しますんで、全くそれはありません。そしてこれもう時間がないと(スタッフから指示が)出てますけど、聞いていただきたいのは、ネットに書いた人に聞いていただきたいのは、人間は、カネで動かない人間もいます。そして武士道の国・日本ですから、カネなどで動かない人間も僕以外にもたくさんいるわけです。そして最後に申せばですよ、これ、たかが官房機密費の話じゃなくてですよ、もう一度申しますが、政治とカネで壊れた政権ですよ。それを、これを突破口としてきれいな政治にしていくためには、まずやっぱり国民を裏切ったって意味ではこれ、政治評論家、ジャーナリスト、記者の裏切りってあまりにひどいじゃないですか。そしてそれが出てくれば、今の新聞、テレビにとっては大きな打撃になると思いますけど、そこも含めてですね、国全体を作り返すことが、作り直すことが僕は大事だと思ってますから、これを、覚悟があれば、新政権の総理と官房長官にやっていただきたいと思ってます」
山本浩之
「この問題が出てきて、あの、ま、大きな、大手メディア、テレビとか新聞とかっていうのは、なかなかあんまり触れないですね。ええ」
青山繁晴
「はい。それ自体も僕はアンフェアだと思いますね」
山本浩之
「うーん、そうですね。そういったところを『アンカー』で、ぜひあの、呼びかけられた通り、野中元官房長官、あの、ご出演いただければ、非常にあの、いくらでも、ま、時間は割きたいと思いますんでね」
青山繁晴
「はい。お待ちしてます」
山本浩之
「どうもありがとうございました。えー、以上“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
官房機密費の件については、青山さんはご自身のブログの5月11日付でも説明されています。未読の方は、この機会にぜひ。
……話は違いますが、今日(6月2日)、毎日放送「ちちんぷいぷい」に中島正純衆院議員(大阪3区。小沢訪中団にも参加)が電話生出演していました。
そこで中島議員はこんな発言をしました。
「私はマスコミに言いたい。民主党の議員は寝ずに、食べずに、一生懸命頑張ってるんですよ。なのにそういうことは報道せず、悪いところばかりを取り上げる」
雪印社長の「私は寝てないんだよ!」発言を思い出しました。なーに言うてんねん、この人は!と怒りがこみあげてきたところへ、メイン司会の角淳一さん(元毎日放送アナ)がこう反論したんです。
「中島さん、そういうことは電波で言わない方がいいですよ。国会議員が一生懸命頑張るのは当たり前じゃないですか。国防や経済政策など大事なことでちゃんとしてないから、私たちは信頼できないんですよ」
角さんって普段はわりと適当なことばっかり言ってるのに(ファンの方ごめん)、今日はちょっと見直してしまいました(^_^;
……以下、おまけ。
産経新聞09年6月29日付より(1コ前の記事コメント欄で情報下さった喜多院さん、ありがとうございます)。
民主党の無数にあるブーメランの、ほんの一例。クリックで新規拡大。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
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「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
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※鳩山首相辞任の話題は1コ前の記事でも取り上げていますので、そちらのコメント欄も宜しかったら御利用を。
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……上記ニュース報道および福山哲郎議員のインタビューのあと……
村西利恵アナから今後の政治日程の説明。
山本浩之
「ただ、参院選を7月の11日っていう、これに設定したとしたら、これ遡っていくと、今日のこの辞意表明っていうのは青山さん、もうギリギリだったんですね」
青山繁晴
「いや、もうほんとにギリギリで、あの、これは実は分かりやすい話でですね。逆にあの、今日、少なくとも鳩山さんが辞意表明してなかったらどうなるかというと、週明けてから参議院で問責決議案てのが出てですね、それは社民党は賛成するって言ってましたから、で、沖縄選出の民主党議員の造反なども予想できたから、それ通っちゃうわけですね。で、えー、首相の問責決議案が通ると、拘束力はないけれども、まあ参議院の審議は大揉めになって全部止まっちゃうんで、もうとりあえずその時点で、郵政改革見直し法案とか、あるいは労働者派遣法改正案、両方とも重要法案、両方とももう駄目だってことになるわけですね。ところがですよ、この、一番最後の参議院(選挙)考えていただくとですね、今申しました2つの法案がなぜ必要かというと、その、郵政改革法案ていうのは国民新党が必死でやってる法案だし、それから労働者派遣法改正案てのは社民党が一生懸命やってる法案ですから、参院選があるからその2つだけは何が何でも通さなくちゃいけないから、そうすると問責決議案とかやってる場合じゃないから、そのためには今日、鳩山さんには少なくとも辞めてもらわなきゃいけなかったということなんですね」
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
山本浩之
「なるほど。さあ、そこで今日のこのあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーなんですが、引き続き鳩山総理辞意表明の真相など、解説していただけるということですが」
青山繁晴
「はい。それで今僕がお話ししましたのは、ま、鳩山総理がどうして今日辞意表明しなきゃいけなかったかってことを申したんですが、あの、さっきの福山哲郎さんとの話でも何度も出ましたけど、小沢幹事長がセットで辞めるっていうことですよね。で、あの、今日のその鳩山さんの辞意表明、その20分超えた長い演説だったですけど、あの中でやっぱりみんなが一番びっくりしたのは、小沢さんの実名がいきなり飛び出してきて、政治とカネは小沢さんだって同罪だって趣旨のことをはっきり言われてですね、いろんな総理の辞意表明を僕も見てきましたけど、こんなのは見たこともなくて聞いたこともなくて」
山本浩之
「そうですねー」
青山繁晴
「ほんとにのけぞったんですよね。で、それを鳩山さんご自身の説明だと、自分が小沢さんに迫ったんだと。もう自分はとっくに辞める覚悟はできていて、迫ったんだと言われてるんですけれども、これ普通だったら内閣総理大臣の最後の言葉だから、みんな信じるんですが、実は僕も含めてですね、聞いた人で、ほとんど信じてる人がいない。えー、民主、自民、両政党の議員も含めてですね。だからこそ、一体その真相は何なのかってことが、今日やっぱりあの、一緒に考えなきゃいけないことだと思うんですが、今日のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『追い込まれていたのは小沢さん』」
青山繁晴
「はい。あの、総理が辞めたんだから総理が追い込まれていたはずなんですが、もちろん総理もそうですけれども、もっともっと追い込まれていたのは、あんなに強そうに見えた小沢幹事長だったということを、具体的にこのあと一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「はい。ではいったんコマーシャル。このあと青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「今日の“ニュースDEズバリ”は鳩山総理辞意表明の真相、そしてどのように小沢さんが追い込まれていったのか。さっそく解説お願いします」
青山繁晴
「はい。あの、ここに真相って書きましたけれども、ま、一国の総理が辞意を表明するってやっぱり大変なことです。えー、それについて、国民として知りたいこと、いろいろあると思いますけれども、まとめたらこういう感じかなと思います」
村西利恵
「3つにまとめました。『なぜこのタイミングだったのか?』。そして『次は誰になるのか?』。さらには『新政権で何が変わるのか?』」
青山繁晴
「はい。あの、国民の関心事であると同時に、ま、実は僕自身の関心事でもあります。だからいろいろ取材をいたしましたが、まずこの、なぜこのタイミングだったかということなんですけれども、それはあの、1つの要因でタイミングが決まるってことありません。一国の総理はそれだけ重い存在ですから。で、すでに1つは、あー、ニュースのコーナーでお話ししましたね。その後ろの参議院選挙と国会日程の絡み、あるいは選挙協力の絡みで、もう今日でないと間に合わないということがありました。で、実はその理由に、もう1つ直接的な、いわばストレートパンチになったことがあって、それはこれです」
村西利恵
「民主党の幹部によると、直接的な理由は『きょうの民主党の参院議員総会で“鳩山解任動議”が突きつけられる流れだった』」
青山繁晴
「はい。あの、さっきヤマヒロさんが聞かれてた、その、親指を立てたポーズも含めてですね、当然、普通の参院議員、民主党の参院議員たちはこれ辞めないつもりだと思ったから、選挙できないってことで、それだったら、本来は今日、両院議員総会じゃなくて参院議員総会のはずだったですから、そこで解任動議出すと。出しても通ったかどうかは、ま、分かりません。分かりませんけれども、大混乱になるのはもう必至だったから、これをもう突き付けられて鳩山さんとしては、いわば観念したということが、これ、ま、1人に書いてますけど、ほんとは複数の幹部から僕は実際に電話で聞きました。で、ただですね、あの、さっき申したあの、選挙日程、国会日程、選挙協力、そして、もう解任動議まで目の前に来たと。これ全部ほんとの理由ですけど、ある意味いわば表、まだ表面の理由なんですね。実はもう一段、非常に深い背景がありました。それがこれです」
村西利恵
「『反小沢派の閣僚たちは手を組んでいた』」
青山繁晴
「はい。これあの、えっ、そういうふうに見えなかったけどなと、ニュースをご覧になってる視聴者ほどそう思われたと思うんですね。というのは、これ反小沢派の閣僚って書きましたけどね、鳩山政権の閣僚たちは、つい最近てか、あの、たった今、あの、こないだまでですね、もうみんな口を揃えて、鳩山総理を支えますと、ころころ代わるのは良くないってこと言ってたわけですからね。それがその中で実は反小沢の方々が手を組んでいて、えー、それも隠された動きをしていたっていうのは、今んとこまだ表に出てないんですが、私は複数の方々からこれ、民主党幹部って出てんですけども、これあの、ありのままに言いますと、複数の閣僚ご本人から聞いています。それはこういうことです」
村西利恵
「閣僚からの『総理を支える』発言は、小沢さんも一緒に辞めさせる戦略だったと」
青山繁晴
「はい。と言いますのは、これたとえば閣僚の中から、たとえば辞表出したりですね、それから総理やっぱり責任取るべきだっていうことを、もし始まってたら、鳩山さんもっと早い時期に辞めなきゃいけなかったですね。そうすると小沢幹事長も一緒に辞めろってことになったはずがないんですね」
村西利恵
「そのまま残っていたと」
青山繁晴
「はい。閣僚が支えて、ずーっと、いわば引っ張っていけばですよ、引っ張っていたら小沢さんとしては、さっき日程のとこで見せました通りね、このまま週明けて、週越してしまったら、問責決議案が出てくると。すると小沢さんとしては、問責決議案出たら、自分が命を懸けてやってる参院選挙、その、たとえば戦略の柱である郵政改革法案、そういうもの、あるいはあの、連立離脱したけれども社民党のための法案、労働者派遣法改正案、そういうものが全部駄目になってしまうってとこにどんどんどんどん追い込まれていったわけですよ。鳩山さんを支えて、鳩山さんがずっと突っ張ってみせたためにですね。それで最後に辞めざるをえなくなったという戦略なんですけれども、これ実はあの、さっき僕が話を聞いた複数の閣僚の中に、前原さんは入っていません。入っていませんが、前原さんに前に聞いた話はあってですね、それは実はもう2カ月近くなると思うんですけど、ま、ひとつき半ぐらい前ですかね、前原さんが、えー、鳩山さんに2人だけで会って、その時に、民主党の中から小沢的なるものを全て排除しなきゃいけませんと。で、その1つはあなたご自身の政治とカネの問題、それから小沢さんの幹事長の職を解くこと、それから小林千代美議員に辞めてもらうこと。皆さん思い出していただくと、鳩山さんの今日の辞意表明の話の中に、これ全部出てきたわけですね」
一同
「うん…確かに…」
青山繁晴
「で、これ実は前原さん1人でやったわけじゃなくて、実は前原さんと考え方同じ、同じようにする方々のバックアップがあって、いわば代表で乗り込んでいったということなので、実はもうその時点から、この戦略というものは動きが始まっていたんですね。民主党内の小沢・反小沢のせめぎ合いって、これぐらい激しい。で、それを受けての小沢さんの同時辞任ですから、ものすごくこれを露骨に正直に言っちゃった人がいますよね。はい、この方です」
村西利恵
「それが民主党前最高顧問の渡部恒三さん。『小沢一郎民主党幹事長にも政治とカネの責任をとってもらい、一緒に辞めるのに苦労したが、観念した。言うところなし、満点だ』」
青山繁晴
「えー、これね、まあその、恒三さんてね、あの、分かりやすくて正直で、率直ですごくいいんですけど、言うところなし、満点だ(一同苦笑)。総理が辞任してですよ、そして幹事長まで同時辞任で、目の前に参院選迫ってて、もうその、与党としては、あるいはその国難、政治危機という状況に、言うところなし、満点だってのは、これはいくら何でもと思うんですが、これはどうしてかと言うと、恒三さんが、今まで僕が申したような裏の動きをしてたからであって、ついにその、あの小沢さんも、この、突っ張ってたけれども、つまり苦労したけれども、ついにいっちゃんも、小沢いっちゃんも観念したなぁ、満点だと思わず言ってしまった。まぁあの、舞台の裏がこれで垣間見えたってことなんですね。で、まぁ恒三さんは正直、小沢さんをかなり憎んでらっしゃるなあと、これ前の『アンカー』でも申しましたね。水戸の黄門、平成の黄門と言われた時に、バサッと小沢さんが役職はずしてしまったから恨んでるわけですが、じゃあその小沢さんの側は今、どういう気持ちでいらっしゃるのか。あえて言いますと、こうではないかと」
村西利恵
「はい。小沢さん自らも信じられない敗北だった」
青山繁晴
「はい。これたとえば閣僚がおっしゃったとか、民主党幹部があの、おっしゃったってことは書きませんでした。実はこういうことを言ってる人はいるんですけれどもね。あの、閣僚や民主党幹部の中にもいらっしゃいますが、これ実は僕自身の、ま、はっきり言いますと推測ですけれども、僕自身の見方も込めて、こう書かせていただきました。というのはね、この一両日の小沢さんの表情というのは、20年を超えて小沢さんを見てきた元政治記者の僕としても、こんな表情は見たことがないです。俺がこんな敗北をするのかという気持ちが感じられる。それどうしてかと言うとですよ、皆さんちょっと古い話だけど、小沢さんが自民党の幹事長だった時に、海部政権、えー、実は支持率最後まで55%を超えてたっていう人気の政権があって、その海部さんがあの、人気の上に立って解散総選挙をやろうとした、政治改革に関して。それをバサッと、もう政権ごとなぎ倒して首を切ってしまったのが、当時の小沢自民党幹事長だったんですよ。で、あの時はあの、その政界にはいろんな実力者がいたけれども、小沢さんから見たら、今、鳩山邦夫(由紀夫?)さんも、そして申し訳ないけれど前原さんも仙谷さんも野田さんも枝野さんもどの人も、ま、小粒に見えてます、はっきり言うと小沢さんから見たら。それを相手にして俺がこんなに負けるのか、ということで、実はショックを受けておられる表情が今の小沢さんだと思いますね。で、その小沢さんがこれからどうするのか。ひょっとしたら僕は気力が萎えてですね、もうこのままフェードアウト、フェードアウトってつまり、だんだん消えて行こうとする道もあるのかなというぐらいの小沢さんの表情なんです。但し、もう一度思い直して逆襲をするとしたら、その最初の舞台はもうこれしかないってことになるんですね。もう一回出していただくと…」
村西利恵
「『次は誰になるのか?』」
青山繁晴
「人事です。権力は人事、人事こそは権力ですから、小沢さんが自分の言うことを聞いてくれる人を新代表すなわち新総理にするのか、幹事長を誰にするのか、そのせめぎ合いになるんですが、これが今のところはまず間違いないのはこの人ですね」
村西利恵
「はい。菅財務大臣」
青山繁晴
「はい。間違いないと申しましたのは、総理になるのは間違いないっていう意味じゃありません。えー、間もなく、わずか2日後にもやる予定の代表選挙に出てくることが間違いないのは菅直人さんですね。で、菅さんだけが候補者で出た場合は、もうそれたとえば無投票で決めるとなると、選挙前にあの、アピールも悪いから、必ず対抗馬は出てくると思います。でもね、対抗馬、今から皆さんと一緒に見ますが、でも誰が出ても、菅さんは今は比較的有利です。ということは、つまりさっき言いました通り、党内はほんとは小沢(親小沢)と反小沢がパチッとこうぶつかってる状態ですから。その上にかろうじてバランスをとってるのが菅さんだから、今のところは菅さん有利なんですよ。で、それに対して、いや、小沢的なるものをやっぱり叩きのめさなきゃならないと思ってる側から、対抗馬が出るかもしれない。それはこういう方々ですよね」
村西利恵
「岡田さん、前原さん、仙谷さん、そして野田財務副大臣」
青山繁晴
「はい。反小沢ってことで一番鮮明なのが前原さんですね。それから、それに次いで反小沢のカラー強いのは仙谷さんですね。そして野田さん、わりと慎重な物言いだけど、ほんとは野田さんと前原さんは非常に強固な結びつきありますから、このへんは非常に強い反小沢ですね。で、岡田さんはちょっと微妙な立ち位置にいます。で、だけども普天間の問題で総理が辞めたばかりですから、外務大臣が立候補できるのか。それから前原さんも国交大臣ですけど、沖縄担当大臣でもありますから、普通で言うとこの2人は出にくい。出られないって言うべきを僕、出にくいって言ったのは、しかし異常な事態だからゼロとは言い切れないんですね。そして仙谷さんは僕は、これも僕の見方ですけども、はっきり意欲はお持ちだと思います。ひょっとしたら菅さんと仙谷さんの一騎打ちになるかもしれない。で、野田さんはどうしたか、野田さんまだ閣僚やってないっていう難点はありますけども、野田さんて意外なところでバーンと前に出てくるところがあるから、ひょっとしたらこう(前原さんら下段の人たちが)いろいろ話してるうちに、野田さんがバーンと出るかもしれない。ま、あの、民主党としては代表選挙をもうひとつ、あの、ま、イメージアップのために使いたいって気持ちもあるでしょうから、普通で言うといろんな対立が出てくると思いますね。しかし、しかし、ま、しかしっていうか普通で言うと、これが一番メインですよね。次の首相、誰になるかだから。本当の人事の焦点は僕はそうではないと思ってます、実は。それはこれです」
村西利恵
「それは幹事長ポスト」
青山繁晴
「はい。と言いますのは、あの、今話しました通り、まぁ大勢はどっちかというと菅さんの側なんですよ。その、バランスをとった人でないと困るからと。ところが主戦場はそうじゃなくて、幹事長になるだろうと。そうしてかと言うとですね、どの人が総理になっても、仮に反小沢の人が新しい総理に、仮に万一なったとしてもですよ、小沢さん無視できないんですよ。あと1カ月後の参院選挙でしょ。小沢さん抜いて選挙ができるわけがない。だからさっきの福山さんへの微妙な質問もいたしたわけで。で、そうしますとね、その、幹事長がその、小沢さんのいわば近い人になるとですよ、総理が誰になっても、反小沢の総理になってても、本当は小沢さんが少なくとも参議院選挙が終わるまでは実権を握るってことになってくるわけですよ。ですから反小沢の側としてはこの幹事長を誰が取りに行くのかっていうのが本当の焦点ですね。そして意外な人が候補としてあり得ます。はい、出して下さい」
村西利恵
「幹事長候補は誰?ということですが、反小沢派に前原さん、そして大きくハテナが付いています」
青山繁晴
「うん。あの、ご本人も今、いろいろお考え中だと思いますね。そして前原グループと呼ばれる親しい議員たちも考えてると思いますけど、前原さんいったん代表までやった人です。で、永田メール事件で退きましたが、いったん代表までやった人が、国難、あるいは民主党の困難克服のためにあえて幹事長をやるっていう選択肢は、僕は前原さんの政治的決断があれば、少なくとも手を挙げることはあり得ると思ってます。で、これに対して親小沢派の方は、もうかなり絞られていて、この方ですね」
村西利恵
「親小沢派は細野豪志さん。副幹事長ですね」
青山繁晴
「はい。前原さんもまだ若いですけども、一段と若い38歳。このフレッシュな副幹事長を幹事長に持ってきて、で、この場合は後ろに小沢さんがいるってことになるけれども、しかし、とても若いイメージで戦えるんじゃないかと。で、あの、これ以外の方で言いますとね、反小沢派の方だと、たとえばさっきの野田さん、それから事業仕分けで有名になった枝野さん、そういう方々もあり得ますね。そしてこの親小沢の方だったら、今までメディアに名前出てないけども、たとえば松本剛明(たけあき)さん、この関西では地元ですけど、その方が幹事長に抜擢ってことも僕はゼロではないと思ってます。だからこの、わりと若い戦いになる、その幹事長の取り合いっていうのが本当の焦点ですね。で、皆さんもう1つ大事な残った話がありますね。ちょっともう一度戻っていただけますか」
村西利恵
「はい。最後3つめですね。『新政権で何が変わるのか?』」
青山繁晴
「はい。ある意味これが一番、主権者、国民にとって大事なことですけれども、そのキーワードはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは『一筋の光』。新政権で私たちにはどんな光が見えてくるんでしょうか。CMのあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、お話を伺っている最中にもいろいろと情報が入ってまいりまして、菅直人副総理が代表選への出馬の意向を固め、総理官邸に入ったという情報も入っております。さ、新政権でどんな光が見えてくるのか。さっそく続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。まずはその新政権で何が変わるのか。本来の政策課題で言うと、こうテーブルの上に乗っかってくるのはこの2つですよね。はい、出して下さい」
村西利恵
「それが普天間問題、そして郵政法案」
青山繁晴
「はい。これ一言で言うと、変わりません。どうしてかと言うと、普天間問題はさっき福山さんとの話にもあった通り、もう8月末に場所や候補を決めなきゃいけない。今さら変えられるはずがない。だから新政権になっても普天間の問題は同じなんですよ。で、そのあとに何年もかけて変わっていけるかもしれないっていう僕は話だろうと思いますね。そして郵政改革を見直すこの法案についても、選挙協力を考えると、これ今さら変えられるはずがない。ということは、政策課題でいうとほとんど変わらないから、じゃあ青山の出した一筋の光って一体何なんだってことになると思いますが、それはこれです」
村西利恵
「それは、新政権に覚悟があれば、官房機密費の公開をすべしということ。この官房機密費とは、内閣官房長官が管理し、国の事業を適切に遂行するために使用するとされる経費のことで、年間予算は14億6000万円、およそですね。使途は公表されません」
青山繁晴
「はい。これね、官房機密費ってまぁ正確に言うと、ほんとは内閣官房報償費って言うんですけど、まぁもともと怪しいわけですよ。会計検査院のチェックも入らないし、この、15億近くもあってですよ、もっと前は16億もあってですね、使い道も分かんないってことで、非常に怪しいんですが、怪しいからこそ、実は官房長官が代わる時に、実はほんとはこう使いましたっていう帳簿があって、それ引き継ぎするんですよ。で、新政権になるんですね。新政権になるってことは必ず官房長官代わるわけですから、その、引き継ぎが行われるわけですね。新しい官房長官と総理に覚悟があったら、こういう帳簿にこんな名前が載ってます、こんな渡し先が載ってますってことを公開できる唯一のチャンスなんです。唯一っていうのは政治とカネで政権潰れたんでしょう?その突破口を作るためにはこれは実は唯一のチャンスになると思ってる上に、実は皆さんご承知と思いますが、最近大きなニュースありましたね。これです」
村西利恵
「野中広務元官房長官が4月30日に共同通信のインタビューに答えました。『月々総理に1000万円、国会で野党工作などに当たる自民党国対委員長や参院幹事長に各500万円程度のほか、政治評論家や野党議員らにも配っていた。前任の官房長官からの引き継ぎ簿に評論家らの名前が記載され、『ここにはこれだけ持って行け』と書いてあった」
青山繁晴
「はい。で、まさしく今申しました通り、引き継ぎ簿、野中広務官房長官、小渕内閣の時の官房長官、これまぁ確認したと同じですね。で、その、このお話の中でですね、たとえば野党議員とか国対費に使ってた、政治家同士でカネを回してたってのは、これもひどい話ですが、前からありましたが、びっくりなのは、政治評論家って名前が出ていてですよ、そしてこれ実はその、たとえば平野貞夫さんのような小沢さんの側近の話まで全部入れるとですよ、政治評論家、ジャーナリスト、記者。現職の記者、テレビ、新聞の。こういう人たちにもカネを渡してたということなんですよね。そして野中さんで言えばですね、渡した責任もあるわけです。これあの、国民から言ったらですよ、細かい法律などは別にして、賄賂ですから、だから賄賂を渡した側にも責任があるんで、実はこの関西テレビの『アンカー』が、この生のこの私のコーナーに出て下さいと交渉いたして、断られました。で、実は今日、僕自身が野中事務所にお電話しまして、今、再交渉をしております。野中さんにも渡した責任があると思いますし、野中さんご自身が、自分の娘に、どうして当時断らなかったのと言われて、私はそれが堪えたとおっしゃってるぐらいですから、この生放送、編集のきかない生放送に来て、話をしていただきたいと思うんですね。で、そしてですよ、これあの、もらった側の政治評論家、記者、ジャーナリストってのは、これは大変なことで。これはたとえばですね、官房機密費は名前を出さなくていい場合もあると思います。それはどういう場合かと言うと、たとえば外国人で、その外国人が北朝鮮にいらっしゃる拉致被害者の状況について有益な情報を日本国に渡したとしますね。その場合はその外国人の名前を出さずにお金を渡すこともあり得ると思いますよ」
青山繁晴
「しかし政治評論家、ジャーナリスト、記者に渡すっていうのは、これは汚い世論工作だけであって、名前を公表しない理由は一切ありませんから。全員必ず出すべきです。で、あえて申せばですよ、一部インターネットで評論家の方やあるいはエコノミストの方が、青山繁晴ももらってるんじゃないかってことを根拠なく書かれまして(一同苦笑)、いや、これはあの、笑った人もいますけど、僕にとっては笑い事じゃなくてですね、あの、実は法的措置を進めております。で、あの、このカメラの前で生放送ではっきり申しますが、そんなものはビタ一文もらったことがありません。同時に、申込みを受けたこともない。相手選びますから、渡す人は。僕に言ったら必ず、申し込んだこと自体がそれ犯罪行為ですから、皆さんに公表しますんで、全くそれはありません。そしてこれもう時間がないと(スタッフから指示が)出てますけど、聞いていただきたいのは、ネットに書いた人に聞いていただきたいのは、人間は、カネで動かない人間もいます。そして武士道の国・日本ですから、カネなどで動かない人間も僕以外にもたくさんいるわけです。そして最後に申せばですよ、これ、たかが官房機密費の話じゃなくてですよ、もう一度申しますが、政治とカネで壊れた政権ですよ。それを、これを突破口としてきれいな政治にしていくためには、まずやっぱり国民を裏切ったって意味ではこれ、政治評論家、ジャーナリスト、記者の裏切りってあまりにひどいじゃないですか。そしてそれが出てくれば、今の新聞、テレビにとっては大きな打撃になると思いますけど、そこも含めてですね、国全体を作り返すことが、作り直すことが僕は大事だと思ってますから、これを、覚悟があれば、新政権の総理と官房長官にやっていただきたいと思ってます」
山本浩之
「この問題が出てきて、あの、ま、大きな、大手メディア、テレビとか新聞とかっていうのは、なかなかあんまり触れないですね。ええ」
青山繁晴
「はい。それ自体も僕はアンフェアだと思いますね」
山本浩之
「うーん、そうですね。そういったところを『アンカー』で、ぜひあの、呼びかけられた通り、野中元官房長官、あの、ご出演いただければ、非常にあの、いくらでも、ま、時間は割きたいと思いますんでね」
青山繁晴
「はい。お待ちしてます」
山本浩之
「どうもありがとうございました。えー、以上“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
官房機密費の件については、青山さんはご自身のブログの5月11日付でも説明されています。未読の方は、この機会にぜひ。
……話は違いますが、今日(6月2日)、毎日放送「ちちんぷいぷい」に中島正純衆院議員(大阪3区。小沢訪中団にも参加)が電話生出演していました。
そこで中島議員はこんな発言をしました。
「私はマスコミに言いたい。民主党の議員は寝ずに、食べずに、一生懸命頑張ってるんですよ。なのにそういうことは報道せず、悪いところばかりを取り上げる」
雪印社長の「私は寝てないんだよ!」発言を思い出しました。なーに言うてんねん、この人は!と怒りがこみあげてきたところへ、メイン司会の角淳一さん(元毎日放送アナ)がこう反論したんです。
「中島さん、そういうことは電波で言わない方がいいですよ。国会議員が一生懸命頑張るのは当たり前じゃないですか。国防や経済政策など大事なことでちゃんとしてないから、私たちは信頼できないんですよ」
角さんって普段はわりと適当なことばっかり言ってるのに(ファンの方ごめん)、今日はちょっと見直してしまいました(^_^;
……以下、おまけ。
産経新聞09年6月29日付より(1コ前の記事コメント欄で情報下さった喜多院さん、ありがとうございます)。
民主党の無数にあるブーメランの、ほんの一例。クリックで新規拡大。
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※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
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