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安倍総理は消費税10%にしないことを諦めてない?石破氏の言葉から見えたもの…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

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■8/27放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」

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 青山さん、強行日程のアルゼンチン出張から帰ってきた直後で、体調が非常に悪そうでしたね。
 私も今日は体調が思わしくなく、夕方頃やっと復調してきて、そこからの作業になったので、ちょっと手抜きです。
 今回のメインは「トラ撮り!」のアルゼンチンだと思うんですが、それも流しちゃって、すみません。
 それにしても石破さんは、一体何がやりたいんだろう…?(T_T)
 
※元動画はこちら(8月28日午前0時現在)。URLが変更される(修正版がUPされる)こともあります。その場合は、DHCシアターの再生リストから、たどって下さい。但し、アーカイブは2週間の公開です。
※この書き起こしは要旨であり、一字一句この通りではありません。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。



 内容紹介ここから____________________________

(1)石破氏「先送りいけない」 消費税率10%

【共同通信よりますと、自民党総裁選挙に立候補を表明した石破茂元幹事長は、25日、民放のテレビ番組で、来年10月の消費税率10%への引き上げは予定通り実行するべきだという考えを重ねて強調しました。石破元幹事長は、財政が悪化すれば次世代への負担が増すとして、「今度の先送りはあってはいけない」と述べました。消費税収入の使い途については、医療や年金、介護にあてる必要があると説明しました。同時に「消費税を上げるに耐えるだけ個人所得が上がることが大事だ」としたものの、所得増に向けた具体的な政策には触れませんでした

 「『消費税を上げるに耐えるだけ個人所得が上がることが大事だ』としたものの、所得増に向けた具体的な政策には触れませんでした」。
 どう思います?これ。
 仰ってる事をもう少しわかりやすく平たく言うと、消費税が1割になっちゃおうが全然気にならないぐらいの所得にみんななればいんだと。
 これよく言いますよね(笑)。

 普段は、安倍総理をはっきり言うと亡き者にするために、安倍さんに反対する人だったら石破さんだろうがどなただろうが支援するところの、我が古巣・共同通信ですら(一同笑)、さすがにこれやっぱり、これいちおう政治部の原稿ですけどね、総裁選絡みだから。
 政治部の原稿だから、でもやっぱり消費税とか所得増とかあるから、想像するにちらっと経済部に声かけたと思うんですよね。
 で、経済部に声かけたらやっぱりさすがにですね、消費税を上げてもみんな耐えられるぐらい、耐えられるっていうのはまだ言葉、これ飾ってあるけど、要は消費税が1割になろうが、15%になろうが、買う時に気にならないぐらいの所得になればいいんだと。

 それは結構の話ですねと。
 で、それ所得どうやって増やすんですか、賃金全然上がってないんですけどと。
 景気がこれだけ良くて、今日ニュース取り上げませんが、ここ(番組が用意したニュース項目)に「大学生就職内定9割迫る」っていうね、これだけ、人手不足という半面もあるけども景気はいいので、雇用は極めて安定してるわけですけど、賃金は全然上がらないと。

 それで僕は前から申し上げてる通り、アベノミクスだけの問題ではなくて、要するにこれだけ世界の運輸と通信が発達してしまうと、人件費の安い所、今回僕は南米行ったけれども、まさしく南米大陸はそうなんですよ、次の工場はそこなので。
 で、南米大陸の人件費がやがて上がって行くと、今度はアフリカが待ってるわけですね。
 そういう大きな枠組みある中で、買い物する時、消費税はいくらかって全然気にならないぐらい所得を上げるにはどうしたらいいのかって、誰もそれ法則は見つかってないわけですよ。
 だから所得が上がるって意味では今申し上げた南米ね、これから工場になっていくような南米大陸とかアフリカは、今の所得水準より上がって行くわけですけど、日本を始めとする先進国では賃金の上げようがないと。

 賃金が上がってそれが物の値段に反映すると、ただでさえ、先進国が作るものほど、こう満ち足りてるわけですよね。
 テレビにいろんな型があってたくさん、例えば4Kだ8Kだって言って、消費を刺激するけれども、テレビ自体が全くない家ってほとんどないわけですからね。
 だから先進国が作るようなテレビとかパソコンとか車とかっていうのは、ものの値段をこれ以上上げるっていうのはよっぽど付加価値が極端に変わらない限り、難しいわけですよね。

 そんなのは誰でもわかる話なわけですよ。
 それがただ総裁選だからといってこういう話が出るっていうのはやっぱり、自由民主党に対する根本的な不信につながると僕は思いますよね。
 で、残念ながら石破さんという論客が、で、僕と安全保障については長い議論相手、僕はいま国会議員になっちゃって1年生ですから、僭越なんですけれども。
 但し、議論ていう意味では、国会議員になる前と全然変わってませんよね。
 でもやっぱり総裁選になってから仰ることがこうおかしくてですね。
 石破さんのこれからの未来に影響する、に加えて、政権与党に対する信頼がおかしくならないかと思いますね、僕は。

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 それとね、このニュースでもう1個、へえー、そうなんだと思うことないですか?
 石破さんが総裁選、告示がまだなんですけども、総裁選に向かってからは、安倍総理との違いを出そうっていうふうに非常に苦心されてるっていうのは、お気づきのとおりですよね。
 憲法改正に向けてもそうですよね。
 そのために仰ってる事がおかしくなってるわけですけれども。

 この石破さんが、要は石破さんにとっては生命線のテレビ番組ね、なぜかというと、自由民主党の議員票はもう動かないんです。
 石破さんの方にたくさん入るって事はないです。
 従って期待してるのは、地方の党員票ていうか、地方のっていう区切りをつける必要はなくて、党員票ですよね。
 で、テレビ番組が一番その党員票に訴えかける機会です。
 石破さん、それ以外に地道な努力はされてて、たくさん回って、小さな集会にも顔を出されて、一生懸命話されてるのは事実ですね。
 評価すべきは僕は評価したいと思うんですけれども。

 その大事なテレビ番組で、効率から言ったら、小さなところもね、回っていくに加えて、効率はいいわけですから、そこで消費税の引き上げを先延ばしにするなと、おっしゃるっていうことは、安倍総理は消費税の引き上げを、またやめるかもしれないと、いうふうに石破さんも思ってるわけですよ。

 ニュースをご覧になってると、もう外堀は十分埋められてるように思うでしょ。
 消費増税を前提にした骨太の方針とか、次々と決まっていって。
 ところがですね、肝心要のことが全く決まってないんですよ、要は。
 これは何かというと、軽減税率です。
 消費税を10%、初めての1割にするかわりに、消費税について軽減税率を入れると。
 例えばまあこれも食品ですけれども、食品であったりあるいは衣類の中でも誰でも着なきゃいけない下着だったりね、例えばの話ですよ、日本でそういうきめ細かな軽減税率が入れられようとしてるわけじゃないんだけども。

(中略。ヨーロッパの軽減税率について)

 ヨーロッパは非常にきめ細かな軽減税率やってるんですけども、日本ではそれをやる気配がないだけじゃなくて、そもそも何をどうするのかっていうのが、全然決まってないんですよ。

(居島一平:新聞が公共財なのかどうかという議論もありましたけどね)

 最近、出版業界が、新聞が消費税を軽くしてもらえるんだったら、書籍だってそうだと言ったら、ま、非公式の話ですけど、政府側の方は、書籍の中には有害な図書もあると。
 じゃあ新聞は、有害な新聞はないのかと、いうことになる(一同笑)。
 ま、この場合の有害っていうのは、だいたい、性的なものを言ってるわけですけどね。
 じゃあ新聞に性的なものはないんですか。
 日経新聞など、有名な性的な小説があって…。

(中略。渡辺淳一氏の小説を日経新聞が連載して売上が伸びた)

 出版界からしたら、新聞には有害新聞はなくて、出版業界は有害図書があるってどういうことなんだと。
 まだそんな話してるんですよ、きめ細かな対応どころかですね。

 従って安倍総理が、少なくともまだ、こうれい中(?)であるということは言えるんですよね。
 で、それを石破さんはやっぱり党内で敏感に感じて、こう仰ってるんで。
 で、これは国民の参考になることで。
 僕は消費増税反対ですけれども、まだ諦めるのは早いですよということを、これは図らずとも国民に伝えてるニュースになってるわけですよね。
 その記事の意図とは違うところで、情報になったわけですよ。

 プラスアルファ、もう一点だけ言うとですね。
 この、「石破元幹事長は、財政が悪化すれば次世代への負担が増すとして、『今度の先送りはあってはいけない』と述べました」と。
 これも耳に馴染んだ言い方ですよね。
 財政が悪化すれば次世代の負担が増すと。
 これ借金が大きくなったら返すのは次世代なんだからというふうに、もう耳にこんな巨大なタコができるくらい聞いてるわけですけど。
 これ自体が僕は考え方が違うと思うんですよね。

 これ前からずっと言ってることなんですけど、例えば僕個人は、借金をですね、死ぬまでに返済しておかないと、場合によっては子供たちに負担がかかることはありえますよね。
 それはどうしてかというと、文字どおり僕は死ぬからです。
 国家はですね、基本的に今の日本国は人口が減ったり先はないというような言い方はされるけども、しかし簡単に滅びる存在とは客観的に言えない。
 そうすると個人の借金と国家の借金は全く話が違ってて、日銀が国債をたくさん買ったりですね、はっきり言うと非常にたくさん買ったからカラクリはあるにしてもですね。

 例えば国債、国債って文字通りの国の借金ですよね。
 国債で基準に考えるのは10年物なんですよね。
 つまり10年先に償還すると。
 で、その時に金利がほとんどつかないのにこの国債がちゃんと売れるわけなんですよね。
 売れてないんだという見方もあるけれども、まあ一応売れてると普通に言えば言えますから。
 ということは、10年先の日本国が破たんしてないっていうのが見通せるからですよね。

 だから国の借金っていうものを、例えば財務省がよくやる、一家の家庭になぞらえたら、家計にどれだけの負担かっていうのが象徴するように、個人や家庭レベルの話と国家の財政は全然違うのに、これいつも同じにして喋るんですよね。
 で、これが財務省の考え方に染まってる証拠であり、それと同時にこの先送りというのが安倍総理にも重大な責任があるというのは、公平に言わなきゃいけないですよね。
 というのは、2度目の延期の時に、僕は民間人でしたが、延期延期と言うと、先につけを回すということに直接つながるわけですから、凍結にすべきですと。

 というのは今ヨーロッパの話を出したのは、ヨーロッパが良い悪いを言ってるんじゃなくて、そもそも欧州の消費者や国民の考え方、社会の成り立ちと、消費税、日本風に言ったら消費税ですけどね、付加価値税と言ったり色々しますけども、そういう税金のあり方っていうのは、わりと合ってるわけですよ。
 お酒一つにしても、お酒によって税率が分かったりするようなことも馴染むわけですよね。

 でも、日本は消費税を導入して、そして少しずつ上げてきたわけですけれども、その上げてきた課程で、日本人には合ってないということがはっきりしてきたので、一旦、その延期延期じゃなくて、凍結にして、そもそも消費税っていうものが役に立ってんのかと。

 これは前も申しましたけど、竹下総理と朝5時まで週に1〜2度、総理番のいわば隠れた特権としてお酒を飲んでた時に、消費税を竹下内閣が初めて導入したわけですけども、やがて所得税をゼロにするためだと。
 で、いつまでも日本人が、働いて働いて税金取られても文句言わないっていうわけにいかなくなるだろうと。
 従って、働いたら働いた分だけ自分の所得になって、所得税を払う必要はないと。
 そのためには消費税を入れなきゃいけないっていうのが、竹下総理の考え方だったわけですけど、全然そうなってないですよね。

 従って本来の目的も達せないと。
 で、税金って別に天から降ってくるわけじゃなくて普通に人間が決めてるだけだし、もっとはっきり言うと、ごく一部の大蔵省、財務省、それから財務省の影響下に入ってる一部の政治家、党税調と、かつては権力が集中してるって言われたわけですけれども、そういう人たちが基本的に決めてるわけですから、そんな制度は合わないとなったら、別に変えればいいだけのことであって、そんなの大上段に振りかざして、次世代にツケを回すって、しかも大上段に振りかざしながら、実はほとんど何も考えてないわけですよ。
 次世代にツケを回すってことは、どこかで国の借金をですね、どこかの世代が全部返すんですか?
 そんなことないんですよ?

 これは自転車操業って、自転車国家なんですよ、どこの国家も。
 常にこいでなきゃいけないわけですよ。
 だからどこかの時点で止まって、はい、ここで今までのツケ全部払って下さいねにはならないんですよ。
 個人はなるんですが。どなたであってもやがて死ぬ時が来ますから、その時までには人生の総括をしなきゃならないと。
 でも国家は当面はそうじゃないというのが全然違う。

 だから石破さんのこの発言は非常に奇妙な点を含んでるんですが、安倍総理にも大きな責任があって、この発言になってるって事は、僕を含めた自由民主党全体の責任として考えなきゃいけないと思います。
 そういう意味では、総裁選に合わせてまたこういう発言かというニュースに見えますけど、実は含まれているものは非常に大きいということが言えます。

 最後にもう一回だけ言うと、総理が10%にしないってことを、総理自身も諦めてないという証拠です、このニュースはね。
 こういうのもニュースの尻尾なんですよ。
 図らずとも尻尾がこう、ぴょんぴょんと…。


(2)改憲案の秋提出反対49% 共同通信世論調査

 僕の地味なブログに、毎日多くの書き込みいただいて、その中に、何でさっさと、9条ひとつにしても、去年の年末、あれほど皆さんに報告したとおり、9条について、僕の意見も一部入れてくれたりしながら、党議決定してないと。
 安倍さんはまた元に戻そうとしたり、どうしてこう、ぐちゃぐちゃやってんだと、さっさと出して、さっさと通せばいいと、ブログにいっぱい書き込み来ますし、この残暑の中、月曜日の朝7時台からお見えになっていただく(ギャラリー)、こういう我々にとってはですね、そうなんです。
 ところが現実に世の中はどうも違うらしいと、いうことはやっぱりありのままに受け止めなきゃいけなくてですね。

 世論調査っていつも申し上げてるとおりカラクリがあって、質問の仕方によって、あるいは質問をぶつけるタイミングによってガラッと回答が変わるっていうのは、そのとおりなんですが、但しこの憲法改正を早く国会に出してほしいという意見が多数派になった世論調査ってのは、今まで一度もないんです。
 僕が現役で共同通信にいた時もそうだったわけですよね。

 それでこれは共同通信の今回の調査は賛成が36.7%なんですよね。
 これはね、まだ良い方なんですよ。
 かなり高い方です、これでね。
 反対が5割を若干だけども割ってて、賛成が4割にやや近づいてくるっていうのはまだいい方なんですよ。
 他の調査、たとえば朝日がやると、もっと反対の方が多くなるんですよね。

 これは前申し上げたと思うんですが、虎ノ門ニュースはオンレコの場なんですけど、そのギリギリの範囲内で、安倍総理が最近、僕と憲法論議をなさった時にですね、いつどこでっていうのは申しません、しかし議論はいたしました。
 その時に国会の発議よりも、思った以上に国民投票が大変だと。
 だから総理は、だから青山さんの言ってる、「自衛権の発動を妨げない」、あるいは自由民主党が、不肖私なんかの意見を入れて、「自衛の措置を妨げない」としたのは、国民投票出す時不安だと。

 そうは仰らなかったんですよ?
 仰らなかったけど、目はそう仰ってるわけですよ。
 だから自衛隊合憲でしょって言った方が分かりやすくて、その方が、リスクの大きい国民投票の危うさを少し和らげられると、いうことを仰りたかったわけですよね。

 で、実は内閣総理大臣っていうのは安倍さんに限らずですね、あるいは日本の総理に限らず、トランプ大統領ですら、世論調査の結果ってのはずっと見るんですよ。
 で、日本やアメリカのような、あるいはイギリスも含めて、こういう先進民主主義国家っていうのは、メディアがたくさんあるんで世論調査、次々出てくるでしょ。
 それ以外にも、定点観測を政府機関がやってて、そういう世論調査もやってますよね。
 それを長い時間じっとかけたりすることはまずないけれども、ぱっぱっと目は通すんですよね。

 それで、この膨大な世論調査の結果を見ても、一度も、早く憲法改正法案を国会に出してくれというのはないとなると、当然、総理大臣としては国会が発議したらノーリターンですから、早ければ2ヶ月以内、遅くとも半年以内に国民投票にかけなきゃいけないから、そこで例えば自衛隊合憲、あるいは「自衛の措置を妨げない」っていう9条改正案を出して、そこで否決されると、じゃあまた出せばいいやってのはとても行かない社会構造だから、不安になると、いうことなんですよね。

 このニュースを取り上げたのは、普段はあんまり取り上げないんですけど今日取り上げたのは、その現実を、今8月の末にもう近づいてますから、ま、秋の臨時国会、若干始まるの遅いんですよね、10月1日からだと思われます、今んところね。
 というのは国連総会があったりしますので、総理の海外出張があるから、10月1日になって、ちょっと遅めなんですけど。
 でも場合によっては憲法改正案を出そうと、ま、総理はそうおっしゃったわけです、一旦ね。
 その秋の臨時国会近づいてて、で、僕も前から申し上げてるとおり、期待はしてるんですけれども、現実は日々厳しくなってますね。

 ま、総理の認識も、実際の国会発議が行われるようになっていけばいくほど、オールドメディアのネガティブキャンペーンがひどくなるという認識でもあるんですけど、それは全くその通りですよね。
 で、世論調査やればこういう結果になると分かってるので、今しきりにそれを各オールドメディアがやるということにもなってるわけですよね。

 ついこないだの日曜日の独立講演会で、やっぱり質問があって、例えば憲法改正やらなきゃいけないのは普通に考えたら当たり前なのに、例えば9条に国民をどうやって守るかっていうのは、青山さんが前から言ってるとおり1字もないわけだから、それは当然国民をどうやって守りますかを含めて、憲法改正が当たり前なのに、わざわざ反対する野党とかオールドメディアっていうのは、いったい社会をどうしたいんだと、何が目的なんだという質問があったんですけれども、これは、今のを続けたいんですよ。
 政権取れない野党ですら、今が一番快適なんです、今が一番いいと思ってるわけです。

 そういう根っこがあるから、経済産業省が自前資源の開発をしなかったり、とにかく現状と違うものは何もしないと。
 テレビ、ラジオ、新聞もそのままでいいと。
 こんなちっこいスタジオの虎ノ門ニュースは、あってもなくてもいいと。
 そうじゃない人たちも、今、何百万人になってるわけだけども、でも世の中の全体、世の中ってのはその日本社会の特徴として、っていうか敗戦後の日本社会の特徴として、これでいいんだと、その中で暮らしたいというのが、非常に大きいんですよね。

 で、これは根本的に、戦争に負けたら国は目標を持っちゃいけない。
 大東亜共栄圏も含めて、国が目的を持つと、それは軍国主義で戦争になるから、共通の理念というのは持っちゃいけないということが、隠れた国是になってるわけですよ。

 共通の目的がないと何のために勉強してるか分からないから、荒れていじめにもなるし、共通した目的がないから大学生の就職率が9割って言ったって、会社に入ってから本当に、じゃあ自分の人生を、何て言いますか、十二分に生きてるっていう実感があるのか。
 そういうことにみんなつながってくるんですよ。
 共通の目的があったら、もう毎日毎日、例えばネジ一本ならネジ一本を作るだけでも、私がネジを作ることによって、しっかりしたものができて、それがみんなの、国づくりに役立ってると思えれば、それぞれの分担のお仕事をしてても空しくないけれども、それがないとですね、ふと考えると何のために働いてるかわかんない、就職できないってわけじゃないと、いうことになるわけですよね。

 話が決して逸れたんじゃなくて、これはこの憲法改正を、間もなく出しましょうって言ったら、いや反対っていうのが多くなるのは明確に、憲法9条改正したら、例えば野党が言ってる戦争になると、漠然と不安に思う人多いけれども、じゃあ具体的に戦争になると思ったり人はほとんどいない。
 だから何かを明確に反対してんじゃなくて、いや、今が変わるのが嫌だっていうだけなんです。
 で、今が変わらないってことは、拉致被害者を救出できなくてもしょうがないっていうことに、これメディアに絶対出てこないけど、本音としてあるわけです。

 だからいつも申してるとおり、複雑怪奇なことは意外にも社会にはほとんどないんですよ。
 むしろDNAの絡まり合いとか、意外に複雑怪奇だったりするんですけど、僕らの生きてる普通の社会レベルで言うと、難しいことはほとんどないんですよ。
 物事はすごくはっきりしてるんで。

 だから今、小学館の原稿で四苦八苦してるんですけどね、海外出張中も。
 それが他の議員と違って、部屋に帰ってからが地獄が待ってるんですけど。
 話がこれは逸れたと思うでしょ、そうでもなくてですね、なんで小学館の原稿、無理にでも書こうとしてるかというとね、編集者の人がですね、虎ノ門ニュースで青山さんがはっきり言ってると。
 はっきり言ってるようなことを文字にしたいと。
 それだけなんですと言われたんで、なるほどと思ったんです。

 でも、「斬ってへんわ」といつも言うじゃないですか。
 あれも本当に僕は本気で言ってて、「アンカー」っていう関西テレビの番組やってた時からね、「青山のニュース de ズバリ」というコーナーだったんですよ。
 でもズバリっていうのは本当は一番危ういんですよ。

 で、僕はズバッと言ってるわけじゃないんですよ。
 そんなかっこよくやってるわけじゃなくて、それから斬って捨てるなんてことは絶対しなくてですね。
 はっきり言ってるように聞こえるのは、シンプルな本当の事実を言ってるだけなの。
 それをことさら、ああでもないこうでもないと言って、それから世の中の動き変わったらパッと話を変えてっていうのは、評論家、コメンテーター、それから学者なんですよ。
 学者だからそうじゃないと思う人いるかもしれないですが、学者こそそうなんですよ。
 で、そういうご商売に乗っけられちゃいけないと。

 実はよく考えると、これよく考えないといけない。
 単純だから考えなくてもいいんじゃないんですよ?
 単純だから、単純な真実を見つけようと思ったら、すごく考えなきゃいけない、自分の頭で。
 そうすると複雑怪奇にこう乱れてるようなもののひとつに、はっきりとこれがあると。
 で、全部これが繋がってるってことがわかるんで。
 それをそのまま言ったら、はっきり言ってるように聞こえるだけで。
 はっきり言おうとしてないし、ズバリ言おうとしてないし、斬ろうという意思はないんですよね。
 それは、不肖僕の、みなさんと共有したい根幹なんですよ。
 民主主義ってのは自分の頭で考えることですからね、誰かに任せないで。
 世論調査をどう捉えるかってことで、この話をいたしました。


(3)離島奪回の総合火力演習 陸上自衛隊
(4)空自初の女性戦闘機パイロット誕生

(以上省略)


(★)お知らせ

※DHCの海洋深層水
 公式サイト:https://top.dhc.co.jp/shop/health/deepsea800/

※第82回独立講演会
 10月14日(日)開演14:30〜
 神戸芸術センター 芸術劇場
 募集期間は9月7日(金)正午〜
 詳細は独立総合研究所ホームページ・青山さんのブログを

※「ぼくらの死生観 英霊の渇く島に問う」絶賛発売中!



(★)トラ撮り! コーナー

★独立講演会(8月19日神戸と思われ)
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★日アルゼンチン友好議連でアルゼンチン出張(ブエノスアイレス)

※以下はこちらでザッピングして紹介。実際は40枚ぐらいありました。
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 左側は日本アルゼンチン友好議連のメンバー。
 奥から山本幸三会長、佐藤ゆかり事務局長、青山さん、藤丸敏代議士。
 中央はアルゼンチンの農業産業大臣。

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 車椅子の女性はミケティ副大統領(兼・上院議長)。
 南米ではすごく著名。

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 今回の訪問で青山さん納得できなかった唯一の会合。
 スポーツウェアで出てきた下院議長(日本で言えば衆院議長)。
 都合があって着替えがなかったとのことだが…。
 青山さんの左隣は福嶌(ふくしま)大使。
 「虎ノ門ニュース」をよく見てくれているとのこと。

 以下略<(_ _)>

※青山さんのブログもご参照ください。
2018-08-22 19:28:08 わがこころのアルヘンティーナ
2018-08-24 13:54:08 いまアフリカ大陸の左横を通り抜けています
2018-08-25 13:02:08 弾丸は、帰着すべき祖国へ戻ります (帰国後に余談を、なかほどに挿入しました)


(5)米国務長官 河野外相に訪朝中止伝達
(6)イランへの制裁巡り 日米が平行線
(7)米中が公正貿易実現を協議 摩擦緩和探る

(以上省略)


(8)マケイン米上院議員死去 共和党重鎮

 まずこのマケインさんは脳腫瘍の闘病なんですが、ご家族はですね、もう治療の中止を前に宣言されてたんで、こういう日が来るのは、もうみんなが覚悟していたことですけれども、実際亡くなってみると、やっぱり思った以上にみんなショックを受けてますよね。
 この記事に中に、トランプ大統領への歯止め役がいなくなる云々って書いてあるんですが、それよりも日本への影響大きいですよ。

 ジョン・マケイン上院議員っていうのはベトナム戦争の英雄、それもただの英雄じゃなくて、捕虜になって明らかな拷問を受けていて、その時に実はマケイン一族というのは海軍の将軍を排出し、大変な名家だとわかったら、ベトナム側が釈放をすると言ったら、マケインさんは自分の釈放を断って、戦友の釈放を優先させたと。
 まあそれもひとつの理由になって、本当の、本当の意味のベトナム戦争の英雄になったんですけれども。

 その後、政界に進出して議員になるんですが、議員になったあとも、実は安全保障が一番大事だって姿勢をまっすぐ貫いた人で、単に過去のベトナム戦争の英雄に留まらず、安全保障こそ大事だと。
 で、アメリカの安全保障で一番大事な実は日本だから、貿易とかそういうことも日本に対して余計な負担かけるなってことをずっと言ってたんですよ。
 だからそれを失ったっていうのは、一番大きいですね。
 トランプの歯止め云々っていうことよりも、そっちの方なんですよね。

 だからこれは逆に言うと、これは亡くなりましたから仕方ないです、人は死ぬものですと言って済む話はなくて、アメリカの上院、現職の参院議員がこういうこと言っちゃいけないけども、日本の参議院よりはるかに影響力強いですから。
 特に上院の中に、こういう、単なる知日派を超えて、日米同盟の本当の意味をわかってくれる人を、やっぱりこれから作らないといけないです。

 で、それは、僕は皆さんに押し出されて議員やってるんですから、僕の義務のひとつだと思ってます。
 だから今回はアルゼンチン行きましたけれども、やっぱり水面下で、自費でアメリカに繰り返し行って、そういう人を見つけて、信頼関係を作るしかないなと、いうことを改めてこの訃報に接して思いました。


(9)オーストラリア首相にモリソン氏就任

(ざっくりまとめ)

 オーストラリアの政治が不安定になってる背景に、チャイナの動きがある。
 親中政権を作ろうとずっと中国が動いてて、大量のお金も使ってて。
 こないだの潜水艦の受注競争の時に、僕は民間人最後の出張でオーストラリアに行ってて、海軍や国防省や議員たちと話したら、もうチャイナ、チャイナ、それもチャイニーズマネーばっかり。
 中国経済は本当はけっこう行き詰まってきてるが、独裁国家だから多くの国民から税金を取り立てられるから、それをこういうことに使う。
 これは他人事ではなくて、日本の政界にもチャイニーズマネーが及んでるってことを意識しなきゃいけない。





 ____________________________内容紹介ここまで


 石破さんといえば、「正直、公正」という党総裁選のキャッチフレーズについて、安倍総理への個人攻撃という反発が党内に根強いことから、今後は使わない考えを示したという報道が、25日から26日にかけて相次ぎました。

 25日のネット番組(よるバズ?)では、「(総裁選が)スタートする時は変わるかもしれない。道徳の標語っぽいものがメインスローガンかというと違うかもしれない」。
 そして記者団に対しては、「別に人を批判するつもりはまったくない。そういうふうにとらえる方がいるなら、変えることだってあるだろう」(朝日新聞8月25日23時01分)。

 ところが、27日(月)の報ステを見ると、同日の記者会見で、「自らはそうありたいということなのであって、人を批判するものでもなんでもございません。これを変えるということはございません」。

 私は25日のネット番組は見てないけど、これ全部、伝聞とかじゃなくて、本人がしっかりカメラの前で語ってるんですよね。
 どっちやねん…(T_T)

 あと、この記者会見で石破さんは、平壌に連絡事務所を置いて北朝鮮との交渉にあたる構想を示したそうですが、「飛んで火に入る夏の虫」という言葉しか浮かびませんでした。
 現在、日本は国連とともに、北朝鮮に厳しい制裁措置を続けている最中ではなかったですか?

 この人は、一体どこを見ながら政治をやろうとしてるんだろう?
 安倍さんとの違いが出ることなら何でもやってやろう、そしたら支持が集まるだろうって、妙な勘違いをしているとしか思えません。

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★2018/7/9発行『ぼくらの死生観―英霊の渇く島に問う』。
 『死ぬ理由、生きる理由』の新書化。約2万5千字にも及ぶ「新書のためのあとがき」を加筆。


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※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントを送れます。
こころが風邪をひいたら
 拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー
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