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中山恭子さんが小池新党へ「それもひとつの生き方ですが、僕は反対です」…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

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【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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■9/25放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」

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 またもやUPが遅れてすみません。
 9月25日は小池百合子さんの会見があったり、安倍総理の衆院解散会見があったりで、ニュース追いかけるのについ夢中になってしまって(^^ゞ
 
※元動画はこちら(9月25日午後11時現在)。URLが変更される(修正版がUPされる)こともあります。その場合は、DHCシアターの再生リストから、たどって下さい。但し、アーカイブは2週間の公開です。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。



 内容紹介ここから____________________________

(★)オープニング

(居島一平:選挙を控えていろんな動きが…)

 ろくでもない動きばかりです。

(居島一平:内閣府副大臣の方(福田峰之氏)は、いわゆる細野・若狭新党(小池新党)に参加っていうのは、ちょっと驚きましたね)

 まあ僕は無責任だと思いますね。
 まあ選挙区事情ですね、但し。
 江田憲司さんに勝てないからってことがもうバレバレですよね。

 それよりも中山恭子さんが、小池新党に行く方が影響が大きいです。
 そのことは本番で話しましょう。


(1)安倍首相 改憲公約化を指示 きょう解散表明

【共同通信によりますと、安倍総理大臣は23日、自民党の岸田政調会長と会い、憲法改正などを含む衆院選公約の取りまとめを急ぐよう指示しました。安倍総理と岸田政調会長は公約について、憲法改正案を国会に提出することや、消費税率10%への引き上げにより、増えた税収の使い途を借金返済から教育の無償化への変更を柱とする方針をすり合わせました。安倍総理は今日(25日)記者会見を開き、臨時国会冒頭の今月28日に衆院を解散すると表明します。一方、東京都の小池知事の側近らは新党の名称を「希望の党」とする方向で最終調整に入りました。また、民進党の前原代表は新党を含め「非自民」候補の一本化を探る考えを示し、共産党の志位委員長は野党候補の一本化に前向きな姿勢を見せました】

 この記事には中山ご夫妻の動きは入ってないんですけども、ま、時間的に間に合わなかったということなんでしょうが…。

 まずですね、今の記事に出てくる中で、この記事によれば安倍総理と岸田政調会長が消費増税をすると。
 で、増税分の使い途は借金の返済よりも、教育をタダにするということなどに使うということをね、政権公約に盛り込むというふうになってるんですよね、記事では。
 僕はもう何度も明言してる通り、反対です。
 口で反対してるだけではなくて、実際に、今朝も動いてます。
 はっきり言うと、財務省との激突なんですよね。
 一年生議員の僕が、激突などおこがましいですが、しかし、有り体に言えば、安倍総理も含めて、財務省に力負けしてるわけですよね。
 これって、自由民主党が憲法改正を掲げてきたのに全く実現してないのと同様に、国民の税金を集めることも使うことも全部財務省が独占だと。
 そうすると政治的な権力集中よりも、もっと強いですよね。
 だって要は国家は国民から税金いただく代わりに国民を守ると。
 逆に言ってもいいです、国民をあくまで守る代わりに税金はいただくと。
 それだけですからね、国って。突き詰めれば。
 あるいは、突き詰めずとも、根っこはそれだけですから。

 その根っこを全部握ってたらですね、実際ほとんどの議員が選挙を気にしてるわけですから、財務官僚、それもけっこう偉い人が、議員会館の各部屋回っていて、前も言いましたが、先生のお地元、「お地元」って言うんですよ…。
 先生のお地元の体育館は築何年何ヶ月で…、改めて今回の件で確認していくと、何ヶ月まで言うそうですよ、(居島:階段の段数まで言うそうですね)はい、それ全部言って。
 だから財務省の言うこと聞いてくれたら直してあげる、とは絶対言わないです。
 絶対言わないけど、それが財務省の言う通りにすると、実はそのあと動いたりするわけですよね。
 そういうふうに絡め取って、それで国の役に立つならいいんですけど、実際は財務省が景気の足を一番引っ張ってるわけですから。
 だって日本国全体の借金が1100兆円もあって、健康保険も年金もダメになると言われて、日本国民が賢ければ賢いほど、じゃあとりあえずお金使うのやめて、つまり個人消費はやめて貯金しましょうと、いうことになりますよね。
 現にそうなってるわけですから。
 で、その財務省の方針を受け入れる形で政権公約に入れる。

 これは中山恭子さんの問題と、僕はあえて問題と申しますけど、絡んでいてですね。
 たとえば産経新聞の今朝の朝刊、紙の紙面には出てこないけども、WEB版に、これタダで読める部分ですよね、そこに中山恭子さん、恭子先生と僕、呼んでますけど、恭子先生の一問一答、全文出てるんですよね。
 そこに消費増税の問題も、中山恭子さん言ってるわけですよ。

 で、小池百合子さんが、都知事が、避難訓練も何もせず、つまりもう都政どころじゃない状況ですよね。
 それで新しい党の名前が「希望の党」…。
 誰でも乗っかれると。
 小池さんがやがて総理になるためだったら、何でも乗っかれますよと。
 とりあえず目の前に総選挙来たわけですから、それで最大では150人ぐら立てたいと、少なくとも100人ぐらい立てたいと。
 で、もうすでに第二民進党とずっと言われてて。
 若狭さんは急に一院制と言ったり、要するにとても政治家とは思えない発言が出てるわけだから、むしろ細野さんとか、あるいは長島(昭久)さんも含めて、民進党の離党者、あるいは民進党と袂を分かったように見える、本当は分かったとは僕は言い切れないと思うけど、そういう人たちに依存してるから、当然、セカンド民進党になって、このままだと大敗しますよ、実は。
 日本国民も賢いので、候補者1人1人を見ますからね、特に衆院選は身近な小選挙区ですから。

 だからそれを小池さん賢いので、ちゃんと分かってるので、中山恭子さんを取り込むために、まず、中山さん本来の党は改憲案を作ってて、それが「希望の党」の改憲案になる保証は全然ないけれども、基本は同じだと。
 それから消費増税凍結ということを打ち出せば、もうそれだけで保守票はなだれ落ちますからね。
 今朝もだから僕は政権の中枢に向けてこれを警告してるんですよ。
 甘く見てますねと。そもそもと。

 今回の解散には大義があると、僕はこれもずっと申していて、安保法制を半島危機に生かすのか生かさないのかを正面から国民に問う。
 なんと日本は敗戦後、ほぼ一度も実は安全保障がまともに争点になったことがほとんどないわけですから。
 特に日米安保体制が整って以降は、ま、安保条約をめぐるあの騒動っていうのは、あえて好意的に見れば、安全保障を国民で考えた…、っていうか安保条約も読まないまま反対運動やってたわけだけど。
 だけど、とにかく日米安保体制が確立されて以降、安全保障が争点になったことはないわけですから。

 初めてそれになろうとしてるのに、消費増税、つまりまだ再来年10月の話、再来年10月に景気がどうなってるかなんて、世界の今、誰も見通せないんですよ。
 つまり景気は悪くないのに、なぜか給与は上げられないと。
 よさげに言えばインフレが進行しないと。
 景気良くなったらインフレが進行するはずなのに。
 これはヨーロッパもアメリカも、あるいは世銀とかIMFとかも、みんな不可思議だという見解なわけですよ。
 つまり予測不能な経済なんです、今は。
 だから再来年の秋までに日本経済がどうなってるか分からないから、その時に増税すべきなのか、今、法律があっても、法律は国会で審議して改正できるものは改正するわけですから。
 なんで今、増税を決めなきゃいけないのか。
 何を血迷ってるのかと。
 
 いくら問題発言視されようが、関係ないんですよ。
 自由民主党のために議員やってるんじゃないから。
 もうだからこの2〜3日ずっと僕は政権中枢に、怒って怒って怒って怒ってるわけですよ、一切遠慮せずに。
 とにかく間に合わないとか、もう公約を印刷しましたとか、そういう話もどんどん押し寄せてくるわけですよ…。
 それぐらいの天下分け目なんですよ、増税問題というのは。
 当たり前ですよ、国民の懐に手を突っ込むんだから。
 消費税がやっぱり深刻なのは、改めて消費税を導入してみて良く分かったのは、ひとつは日本社会に意外に向いてないということと、むしろ健全な資本主義というのは、共産党が大企業大企業といつも言ってるけども、本当はそういうことよりも、一人一人がちゃんと消費できるのかできないのか。
 数字的には個人消費の占める割合は6割プラスアルファぐらいと見えるけども、実際、経済を動かす度合いで言えばもっと高い。
 8割方、個人消費で決まるかもしれない、もっとかもしれないというのは、実感なわけですよ、経済学者の理論は置いといて。

 したがって個人消費をまさしく直撃するのが消費増税ですから、前から申し上げてる通り、これは安倍総理にも申し上げてきたんですが、凍結すべきだと。
 で、そこをスパッと小池新党が言おうとしてるわけですよ。
 で、凍結できるかどうかは、はっきり言うと別問題なわけですよ。
 なぜかと言うと、今回政権取れるわけじゃないから。
 早い話が、ま、言いたい放題なわけですよ。

 中山恭子ご夫妻のことについても申し上げておきますとね。
 希望の話もしたいと思いますが、本当のことをやっぱり僕はおっしゃってるとは思うんですよ。
 それはさすが中山恭子先生で。
 ひとつは、ご主人が選挙に出られない。
 出られないっていうか、出ても、勝つ見通しが全く立たないと。
 日本のこころでは。自由民主党と統一会派を組んでても。
 出馬もできないかもしれないと。
 しかし小池新党に行くと、出馬はもちろん、間違いなく小池百合子さんは担保しますよね。
 そのうえで、ひょっとしたらブームに乗って勝てるかもしれないと。
 それはあります。
 恭子先生に何も電話したりして確認してませんけど、それは前々から僕が実感してることであって。
 それもひとつの生き方ですよ。

 去年夏の参議院選挙に出られたご主人を応援なさってる恭子先生と、埼玉県などで、駅前で一緒になったりしましたけども、その時も痛感し、正直僕は、今度総選挙があったらその時にもご主人はチャレンジなさって、恭子先生はきっと応援なさるんだろうなと。
 ま、総選挙がこの時期になるとは僕も見通せませんでしたけれども、総選挙ではそうなるだろう、その時に、日本のこころっていう政党はどうするのかなと。
 つまり、日本のこころから総選挙に出てもよけい勝てないということを思いましたけど、それはまあ現実になってるわけですよ。

 でもそれだけではなくて、憲法改正、安倍総理が、憲法、要はそのままにしといて、日本の主権を否定してるに等しい、相手が外国だったら何されても我慢しなさいっていう、9条2項をそのままにして、とにかく自衛隊はいきなり合憲なんだということを付け加えるだけ。
 統一会派として恭子先生は公式にほとんど発言されてないけども、ま、答は出てますよね。
 日本のこころの憲法改正案と違うわけですから。
 それがまずありますよね。
 それからやっぱり消費税の問題も僕は大きいと思う。
 そういう政策を考えてということも、本当だと思います。
 本当だと思うけど、しかし自由民主党と統一会派を組んでいるわけですから、この政治的なアクションには僕は賛成できないっていうか、反対です。

 反対っていうか、統一会派をとってるから、僕にもいち自由民主党議員として言う権利はありますけど、中山恭子先生のお人柄とか、国のために死ねる人であるということは信頼変わらないけれども、しかし安倍総理もいつか総理を終えなきゃいけない、そのあとは中山恭子先生がいいと言ったことは、もうこれで、統一会派を解消なさるんだったら、無理です。
 僕はそれは変わりませんと言ったら、それまさしく背信行為ですよ。わけ分かんない話であって。

 で、基本的にはだから中山恭子先生が自分でお決めになったんであって、勧誘した小池さんの側に責任があるわけでもなく、あくまでご本人に責任のあることだと思います。
 しかし同時に、そういうふうに道筋をいわば付けることに、加担したっていうのはあまりにも言葉が強いですけど、そういう言い方は僕はしないですけど、いわばそのことに関与してしまった安倍総理にも一定の責任はあると思う。

 それから小池百合子東京都知事の姿勢としても、今、都知事なので、北朝鮮が核ミサイルを撃ち込む、あるいは通常弾頭でミサイルを撃ち込むとしたら、街では間違いなく、99.999%ぐらい東京なので。
 避難訓練ひとつも、プランニングも、いや、石原都政の時代にやってるんだというお考えかもしれないけど、それは話が違いますよね。
 だいたい情勢が激変してる。
 で、今これだけ豊かにある東京の地下街って財産を生かすことも、政府にも責任大きくあるけれども、自由民主党にも大きくある、僕も含めてありますけど、東京との連携もほとんどできてない。
 で、なんで国政に奔走されてるんですか?
 それ国事に奔走って幕末の志士と違いますよ、それは。
 いわば私事、自分の力を高めることに奔走されてると言わざるを得なくて、それが正直「希望」という一番大事な日本語のひとつを、こうやって安直に使ってほしくないってことにも、結びつくんですよね。

 さっき(オープニングで)ろくでもないことばかり起きてますと、ろくでもない言い方をしてごめんね(ギャラリーに謝る)。
 ま、国のために全てを捧げるために総選挙やるんですという場面じゃないですか。
 そういう意味で本当に大義ある解散なのに、総理自らそれを崩すっていうのは、もう全くおかしいと思いますね。

【視聴者メール:今回の解散総選挙について、ついに憲法に手を突っ込めるチャンスが来たかとワクワクしています。連日マスコミと野党は大義がない、争点があいまいと批判を繰り返していますね。小泉郵政解散がきっかけなのか、大義を問うことが増えましたが、こんなに複雑な世の中にあって、争点がひとつだけなわけがない。各政党の主張を精査して、投票するのが国民の権利です。一点大義を用意され、○×でしか決められないかのように国民を馬鹿にするのもいい加減にしてほしいです。本日の総理の会見に期待しています(千葉県・リンさん)】

 素晴らしいメールですね。
 まさしくここに希望を感じますよね。
 ろくでもないこと続きで、この2〜3日の水面下の闘争で、疲れ果てましたけど、こういうメールで救われますよ。

 それを踏まえて、あまり野党の批判したくないんですけど、この番組の公平性に関わるからね。
 しかし客観的に言って、つい昨日まで解散しろって言ってたじゃないですか。
 よくこういうこと言えますね、本当に。

(居島一平:民進党の安住さんでしたよね、森友解散なら受けてたつとおっしゃってましたよね、何度もね)

 で、森友学園事件や加計の件だって、当然この総選挙で問われるわけですから。
 通常国会ほとんど全部使って、そればっかり審議して、しかも閉会中審査、正式には継続審査って言うそうですけど、ま、不肖僕も質問に立ってですね。
 で、NHKも含め、ほとんど報道されなかったけども。
 NHKは少し報道したんだ、青山は嘘言ってるって、何を言ってるんですか、公共放送の使命を果たしてないって言ってるんですよ。

 話を元に戻すと、閉会中まで含めて国民の税金を使って審議してきたわけですから。
 だから総選挙で当然それも争点のひとつに決まってるじゃないですか。
 だからこれで野党が解散に反対するっていうのは、安倍総理が今やったら勝てるからやったんだと、それはそのまんま野党に戻ってきて、今やったら負けるからやってほしくないんだと。
 これ本当に子供の教育に悪いですよ。
 それはどんな政党の方でも、無所属の方でも、全部、国会の議員ですから、これはもう死語になりつつあるけど、選良って言われる人々ですから、それが子供に話せないことを言ってるっていうのは、与野党ともに一体何を血迷ってるんだと。

 それでこの共同通信の記事にあえて戻るとですね。
 「民進党の前原代表は新党を含め『非自民』候補の一本化を探る考えを示し、共産党の志位委員長は野党候補の一本化に前向き」。
 前原さん、個人的には友だちですけど、これ大変良くないですよ。
 前原さんは共産党と連立政権を組めるわけじゃないから、選挙の共闘には否定的なことをおっしゃってて、これもうすでにメディアで知らんぷり共闘とか何か言ってますけどね。
 これは都合のいいところだけは、党本部でコントロールしないで、つまり選挙区事情では共産党と一緒になってやるんだと。
 これ、すでにね、僕みたいに参議院にいる人間でもね、具体的に共産党はものすごく動いてますよ。
 消費増税に関しては前原さんは実は今回安倍総理が言おうとしてることと、何とかその表現を変えてもらおうと、ま、僕ごときも含めて、もっと立派な人もいろいろやってるわけですけど、でも今のところは前原さんと意見同じになっちゃってるわけですよね。
 しかし共産党はそこに手を入れて、共産党は消費税そのものを否定するっていうことで、それでその小選挙区で野党統一候補なるものを勝たせるつもりなんですよ。
 これ二重三重に、二枚舌、三枚舌、四枚舌、五枚舌。

 現職の国会議員なので、そういうことを評論家みたいに言ってるだけで済まされないので、話を元に戻すと、要するに政権側から、僕に今、強い反論も来てですね。
 というか、僕はそれを待ってたわけですけど。
 だからその議論をするためにこの2〜3日動いてたわけですけど、まず消費増税はもう法律で決まっていることだと。
 え?今までも法律で決まってたことを、改正しつつ、改正しつつ、何とか景気を、アベノミクスをもたせてきた、何で3回目はいけないんですか?と。
 僕が申し上げたのは、総理が2回も延期したこと気にされてるんですよ。
 3回も延期ってことは政権が信を失うと。
 それはその通りですと。
 その通りだから、逆手に取るべきなんですと。
 それが政治でしょうと。
 2回延期したんだったらそれを逆手に取って、今度は凍結せざるを得ないと。それなんでいけないんですか。
 なんで景気を度外視して、増税するんですか。
 話が逆さまじゃないですか。
 法律のために国民生活、経済があるんじゃなくて、全部が国民経済と国民のために法律があるんだから。
 だから憲法も含めて変えるものは当然変えるんであって、何で2回延期したら今度はできないことになるんですか。
 それはむしろ正義感の表れのように見えて、倫理観の表れのように見えて、本当は来年秋の総裁選挙に有利でいたいっていう、私心ですということまで、申し上げた上で、王道を行くべきですと。

 アベノミクスを自ら評価されてきたんだから、そのアベノミクスを自ら崩すようなことをなさるってことは基本的におかしい。
 何のための金融緩和なのか。
 日銀にあそこまで負担をかけて、黒田総裁も苦しみながらやってることは何のためか。
 基本的には個人消費の拡大じゃないですか。
 雇用の改善という大事な成果、メディアも野党も全然言わないけれども、本当は雇用はものすごく改善したわけですよ。
 派遣、正社員の問題はありつつ。
 でもさっきの世界経済の謎を日本が先駆けて解決するために、個人消費の拡大に結び付けて、賃金の上昇に結び付けて、それで雇用が生きてくるわけですから。
 そんなのは誰でも分かることであって、その王道のところを見るべきであって、2回延期したからとか、格好悪いからとか…、格好悪いというのは総裁選の時に2回延期したことをまたやるような総裁ではもうダメだという話にされるからと。
 そういうのは王道じゃないんですよ。
 これ邪道なんですよ、日本の政(まつりごと)にとっては。

 岸田政調会長も含めて、もう財務省の手の打ち方は凄まじい。
 ほとんど素晴らしいとしか言いようがない。


(2)野党「解散は憲法違反」 首相演説なしに批判

 憲法に書いてないことまで違反と言われると…。
 今回のは7条解散と言いまして、天皇陛下のご存在について第1章の中の7条を根拠にしてるわけですよ。
 でも憲法をまともに読むと、そこも使えるって解釈もあり得るけど、本来は内閣不信任案が可決された時にその対抗策として、衆議院を解散することができるというふうに読むのが、憲法学者のご意見もちょっと置いといて、普通に真っ直ぐに憲法を読めば、そう読めるわけですね。
 但し、それだと逆にたとえば、国会の野党なら野党が、それを逆手に取って、要するに不信任案可決しなければ衆院解散できないとなると、これバランスがすごく崩れますよね。
 だから7条解散、その天皇の国事行為のところを使って解散するっていうので、実はバランス取ってるんで。

 だからこの野党の主張っていつもそうですけど、憲法は完璧であって、なんか神が与えし物みたいな感じで、もうどこも完璧で絶対譲れないんですと。
 これ宗教ですか?
 だから普通に読むと、内閣不信任案が可決されない限り、衆議院を解散したりできませんと。
 すると解散制度は何のためにあるとなって、バランスを欠いてるんですよ。
 不完全な憲法だから。
 明治憲法も不完全だったけど。
 当たり前で、改正してもなお不完全さが残るのが憲法で、人間の作ったもので未来永劫完璧ってあるんですか?
 あるわけないでしょ、自然も変われば世の中も変わるんですから。
 憲法、法律なんてその最たるもの。

 こういう違憲論議っていうのが、いつも憲法は絶対善であって、どこもいじるなっていう、これね、究極の問題発言しますけど、あほたれとしか言いようがないんですよ。
 あほたれ護憲なんですよ、これ。
 これね、むしろ僕は野党の発言が違憲だと思うのは、じゃあ憲法96条どうするんですか。
 改正条項があるじゃないですか。
 完璧だったら改正条項があるわけないでしょ。
 だから今回のような野党の、前原さんも含めて、こういう発言は96条違反ですよ。

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(3)新党名「希望の党」 若狭氏「党首は国会議員」

 「若狭さんが小池都知事に新党のトップになることを要請したことはありません」。
 そりゃそうでしょう。
 要請する必要はない、本人が希望してるんだから。
 本人がトップになるために動いてるんだから、要請なんかするわけないじゃないですか。
 だって小池塾は「希望の塾」って名前付いてるんだから、要するに小池党だと。
 しかもこれ皆さんの様子見てるんですよ。
 現職の都知事が国政の政党のトップになった方がいいのか。
 小池隠しをして若狭・細野と言った方がいいのか。
 みんなの顔色見て決めようって話なんですよ。


(4)武力兆候には先制行動 北朝鮮外相演説

 北朝鮮の外務大臣って何の権限もない。
 が、これは今日のニュースの尻尾は、何の権限もないから、逆に金正恩委員長の真意が表れてしまってるんですよ。
 要はトランプさんが、金正恩委員長をボロカスに言って、そういうことに絡んで北朝鮮の権限ない外務大臣が、このままだとアメリカ全土に北朝鮮のミサイルが到達することが避けられないと。
 これ何言ってるかというと、アメリカ様聞いてますか、日本に届く核ミサイルなどを認めてくれたら、アメリカ全土、特に首都ワシントンやニューヨークに届くやつは諦めてもいいですよ、と言ってるんですよ。

 その背景には、トランプさんの罵詈雑言が口先だけじゃなくて、ひょっとしたらやる気なのかということを、北朝鮮はむしろ初めて思い始めたから、だからこのトランプ発言について、金正恩委員長が史上初めてってそんなことは本当はどうでもいいんだけど、今まで格好つけて出てこなかったのを出てきて、そしてなぜか静止画像なんですよね。
 で、超強硬的な措置、要は太平洋上で水爆実験をやるってことを部下の方々おっしゃってるけど、「超強硬な措置を取ることを慎重に検討する」って言ってるんですよね。
 これ一平ちゃんの漫才と同じぐらいおかしいよね。
 けっこう本気でびびってるんですが、但し、この話で危ないのは…(次項へ)


(5)水爆「日本上空通過も」防衛相

 小野寺防衛大臣の発言は、小野寺さんが勝手に言ってるんじゃない。
 防衛省の情報本部、いわゆるスパイを使った情報活動はなぜかできないことになってるが、その代わり、上空を飛び交ってる電波とか、あるいはネットも含めて飛び交ってる情報をキャッチする能力はものすごく高い。

 北朝鮮はまだ、超強硬措置というのが、太平洋上の水爆実験、それも弾道ミサイルを使ってやるんじゃないかと。
 で、もしも、仮にこないだの核実験にいくらか近い程度であっても、太平洋上でやると、ざらっと言うと、3キロから5キロ範囲内の船は跡形もなくなるだろうと言われてる。
 するとどこでやるかによって、アメリカの船も含めて世界の船にどれぐらいの被害が出るか分からない。
 その際に日本の頭を越えていくこともあり得るという発言で、これは北朝鮮は先制攻撃のつもりじゃない。
 基本的に北朝鮮はアメリカに先制攻撃するつもりはない。
 北朝鮮のバカじゃないから。
 先制攻撃できない代わりに、実験なら、今までいろんな国がやってきたんだからと。

 が、アメリカは太平洋上で水爆実験を勝手にやられると、アメリカは太平洋軍とまさしく言ってる通り、コントロールしてるつもりですから、だからこれアメリカがそれに反応して全面攻撃に出る可能性ありますよ。
 極端なこと言うと、今までは10月18日の中国共産党大会と、それを踏まえてトランプさんが11月初旬に日中韓を回る、それまで戦争はないと。
 だから衆議院の解散総選挙、今やらなきゃいけないんですけど。
 これ、北朝鮮が先制攻撃じゃないから大丈夫だろうと、それまでに水爆実験を弾道ミサイル使ってやったりすると、中国は共産党大会やるかもしれないが、トランプ大統領はアジア歴訪キャンセルしてでも、いきなりアメリカが全面攻撃ってあり得ますよ。
 だから、またこれ事態は本当に深刻になってる。
 それに関連するのが…(次項)


(6)アメリカ爆撃機 北朝鮮沖を飛行

 これはグアムにもいるB-1Bという、死の白鳥と言われる爆撃機。
 核兵器は今は積めないが、北朝鮮の貧弱なレーダーではとても把握できない、気がついたら平壌の上空にいるってことも十分あり得る。
 それを北朝鮮の喉元、あくまで国際海域ではあるが、そこまでB-1Bを出したのは、これはもう予行演習に近い。


(7)中国が北朝鮮に石油制裁 決議履行アピール

 インテリジェンス、日本以外のところも含めて各国けっこう一致してるのは、やっぱり中国が支援してると。
 それが金一族の安寧を図るためというよりは、間違って核ミサイルが北京や上海に飛んで来ないようにという含みもあるんじゃないかと。

 米中の裏合意というものがはっきり感じられるのは、金一族の排除だったら中国は邪魔しないと。
 むしろアメリカが犠牲を払ってでもそれやってくれるのは歓迎で、その代わり金一族いなくなったあとの、見かけ上は国際管理でも中国に主導権握らせてくれ、そこで手を打ちましょうと。
 そういうチャイナの動きが北朝鮮にある意味バレバレなんだけど、最終的にばれないようにも援助してる。
 やっぱりあなた(北朝鮮)を支えるのは中国でしょと、見せるために。
 そういう複雑な背景があって、表の顔はこのように整えたというニュース。

 これはまた違う側面から言うと、中国もスパイ大国で、その情報網からして、米朝戦争が避けられないんじゃないかという判断に傾いている気配がするニュース。
 一般的に言うと、戦争にならないように中国も制裁に協力して圧力をかけて、物事を解決しようというふうに見えるでしょ。
 全然違いますよね、実態は、むしろ開戦が避けられない恐れが強くなってきたんで、いろんな担保、保険をかけ始めてるということ。

 但し、皆さん誤解しないで下さい、必ず戦争になるとは言ってません。
 というのは、日韓に大きな犠牲が出ない作戦があり得るというのは、基本的に太平洋軍の考えで、マティス国防長官も事実上それに同意された、これは重大な動き。
 あれ脅しでもなんでもなくて、但し、トランプ大統領という全くの素人がそれを信じられるかは別問題。
 トランプさんは一見乱暴に見えるが、ひとつビジネスマンとして良い動きは、戦後を考えてますよね。
 やった後どうなるかを考えてるんで、要は米軍の作戦計画はシミュレーション通りに行くのかと、まだ信用しきってない。
 但し戦争回避できない、せざるを得なくなるというふうに、やや流れがなっているのは事実。

 だからこの総選挙は大事で、安保法制どうやって活用するのか、自衛隊の実力をどのように発揮して拉致被害者を救出するのか。
 そして日本に被害が及ばない作戦を日米ですり合わせることも含めて、本当に大事な総選挙。
 再来年の増税の話なんかしてる場合じゃない。


(8)韓国が北朝鮮支援を決定 9億円相当

 今のチャイナの話で分かって下さいましたよね。
 文在寅大統領は、僕の理解する限り、韓国の中で一番、いや戦争になんかなるわけないと思ってたらしい。
 僕の友だちが韓国軍にいるが、軍は正直言うと、この1カ月半ぐらいで僕は痛感したが、自衛隊の方が米軍内部に詳しい。
 特に海上自衛隊は米軍の動きを熟知してる。
 でもやっぱり韓国軍は非常にリスク感じてるが、大統領が一番感じてない。

 だから9億円を出すんじゃなくて、大統領もひょっとしたら軍事衝突になるかもしれない、その時に、いや、大統領府は北朝鮮に悪意なんか持ったことはありません、この最中にも9億円差し出したんですよ、という動きなんですよ、これは。
 文在寅大統領なりに戦後をいちおう考えてはいる。
 しかし奇妙な話で、韓国軍部の関係と話したのは、戦後と言っても、金一族の支配が続く戦後はないよと。
 よほど部分的な戦闘というなら、あり得ると言えばあり得るが。
 だから、それに備えて色目使っておくのは、けったいな話。


(★)トラ撮り! コーナー

★参議院の資源エネルギー調査会のエネルギー調査の派遣でフランス、スペイン、モロッコ訪問
★福岡2区の鬼木誠代議士主宰の講演会
★自由民主党の政治大学 沖縄講演

(割愛<(_ _)>)


(9)北方領土 初の空路墓参 悪天候で日帰りできず
(10)TPP凍結項目で来月再会合 容貌圧縮へ
(11)米FRB資産縮小 10月から開始
(12)日銀が大規模緩和を維持 景気判断は据え置き
(13)尖閣諸島周辺に中国船 6日連続
(14)イランが弾道ミサイル実験 多弾頭の新型
(15)日馬富士優勝 秋場所千秋楽>
(16)清宮がプロ志望表明 目標は868本塁打

(以上割愛<(_ _)>)




 ____________________________内容紹介ここまで


 中山恭子さん・成彬さんご夫妻が、小池新党に参加するというのは、青山さんならずとも保守にとっては大変ショックでしたよね。
 私も最初は目を疑いましたが、少し考えてみて思ったことをツイートしました。
 かなり良いふうに解釈してますが。

 解散風が吹いてからずっと日本の政治はせわしい感じでしたが、今日(9/25)は特にせわしい日でしたね。
 午後は小池百合子さんが新党立ち上げの会見。
 夕方には安倍総理が衆議院解散の正式表明の会見。

小池知事 新党代表に就任の考え 都知事も継続の意向
首相「消費税の使途や北朝鮮対応で信を問う」

 小池さんの「知事と国政政党代表の兼任」は、うーん…(^_^;

 あと、小池さんが会見で掲げた憲法改正の中に、9条は含まれてるんでしょうか?
 9条改正を打ち出さなければ、中山ご夫妻など保守の人がいくら参加しても、自民党に代わる保守層の受け皿にはならないでしょう。
(そもそも小池さんが中山恭子さんを取り込んだのは、政党助成金を受け取れる「政党」要件を満たしているからだという見方も…)
 逆に、リベラル層にとっては、中山ご夫妻など保守のイメージが強い人が参加する党を支持する気持ちにはなれないでしょう。
 このままだと非常に中途半端な、まさに第二民進党になる恐れが…。

 あと安倍総理の夕方の「解散表明」会見も、うーん…(^_^;

 ということで、青山さんの頑張りも空しく、再来年10月の消費増税は盛り込まれてしまったわけで…。
 しかも憲法改正への言及もなく…。

 この安倍さん及び自民党の方針が吉と出るか凶と出るか、また小池新党がどこまで影響力を持つのか、現段階では全く未知数ですが、とにかく今度の総選挙によって日本が少しでも良い方向に行くよう願います。


★おまけ★加計問題で安倍さん反撃3連発(NHK・テレ朝・TBS)

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【拡散】武力攻撃やテロなどから身を守るために(内閣官房)J-ALERTの音源【生き残るためにシェア】
https://samurai20.jp/2017/04/j-alert/


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※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントを送れます。
こころが風邪をひいたら
 拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし




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