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加戸証言を報道しないメディアの自壊!共産主義の独裁の方がまだマシ! 青山繁晴「虎ノ門ニュース」

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【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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■7/17放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」

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 海の日ということで、ギャラリーがものすごい人数に!

 そんな今日は、7月10日に行われた加計学園めぐる閉会中審査(青山さんの質疑全文書き起こし)についての裏話、マスコミ批判も含めて、興味深いお話がてんこ盛り(^▽^)
 
※元動画はこちら(7月17日午後7時現在)。URLが変更される(修正版がUPされる)こともあります。その場合は、DHCシアターの再生リストから、たどって下さい。但し、アーカイブは2週間の公開です。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。



 内容紹介ここから____________________________

(★)オープニングトーク

(居島一平:閉会中審査、生中継で拝見しました)

 生中継で見られなかった人は、逆にニュースで、NHKも民放も新聞も、一部、産経以外は全部無視しましたから。

(居島:まー、びっくりでしたね、あの翌日の。何でしょうあれ)

 僕という国会議員はこの世にいないが如くなんですけど。

(居島:青山さんもそうですし、加戸さんのことも)

 僕の存在を無視するってのは予想してたんですけど、加戸守行さんって人は、文部省の官房長で、例の前川さんの先輩で、しかも愛媛県知事でいらした。
 だから当事者中の当事者ですね。公的な人ですよね。
 それをいないことにすると。

 まあ、でも皆さんよく分かったでしょう?これで。
 今回の案外大きな成果っていうのは、皆さんが実質お金を出して支えているNHKから、有料で購読してる朝日新聞などが、客観報道どころじゃなくて、あったことをなかったことにする。
 もっと言うと、なかったことをあったことにすると。
 声を枯らして僕らが言ってきたことが、志ある人が憂いてきたことが、本当だったと、いうことがよく分かっていただけた。
 NHKのニュースしか見ない、朝日新聞しか読まないって人、いっぱいいらっしゃるから、本当にある意味、不公平な世の中ですよね。

(居島:いびつにも、さすがに程があるなという)

 共産主義の独裁の方がまだマシなんですよ。
 何でか分かります?
 国民みんな独裁だって知ってるんですよ。
 本当のことが伝わってない国営放送は、都合のいいことしか言わないということをみんな胸の中では知ってます。
 独裁国家の中国やロシア、ソ連、東欧の国々も僕は歩いてきたので、それよく知ってます。
 でも日本だと、報道の自由があって、NHKはきっと、あったことはちゃんと報道してくれるとみんな思ってるでしょ?
 1億2600万人のうち、ま、やっぱり1億人前後は思ってらっしゃいますよね。
 それがまっ赤な嘘なんです。
 でも言ってもまさかそんなこと、ということだったんですけど、ようやく本当のことが伝わるから。
 ま、何か本当に大きな困ったことが起きないと、問題の根っこは分からないので、ある意味で良かったと思います。
 これからが勝負だということだと思います。


(1)加計審議 再来週調整 首相補佐官出席を検討

 先日あった、衆議院・参議院で行われた閉会中審査。
 参議院で言いますと、文教科学委員会と内閣委員会の合同審査っていうことで行われた。
 それを受けてのことですね。
 この一連の動きを、今日、よい機会なので、休日ということもあって、たくさん観てらっしゃるかもしれないので、ま、整理して言いますとね。
 まず、僕は個人的には、というか、それでもあくまで一人の参議院議員として、この閉会中審査には反対でした。
 閉会中審査そのものに反対じゃなくて、この国会が閉じた後の閉会中、いま閉会中ですね。
 しかも今日、休日なので、久しぶりに議員バッジつけずに、こういうラフな格好で久しぶりに…。
 国会やってなくても、自由民主党は部会やるから、虎ノ門ニュースは普段は議員バッジつけてスーツで来てるんですね。
 で、今日は海の日で休みですから。

 話を戻すと、こういう閉会中に何が起きてるかというと、相変わらず北朝鮮がミサイル実験をやってみせたり、プルトニウムを貯め込んだりってことをやってるわけですね。
 それについて、実は今年1月から6月まで延々やってた、皆さんの税金をものすごく使ってやってた通常国会では、ほとんど話してないんですよ。
 森友学園事件と、加計の件、これ問題じゃないので問題と言えないんですけれども。
 で、本来やるべき北朝鮮の話をしてないから、その閉会中審査なら、これ大賛成で、その場合、僕の専門分野でもありますから、関心持ってたわけですね。
 ところが野党の方からは一切そういう要求はなくて、与党の方も北朝鮮の問題にリアルタイムで応じようという姿勢が自由民主党には見られなかったんですよね。
 僕は国会のあり方として非常におかしいと思ってました。
 そしたら東京都議選で大敗を喫して。
 地方の議会選挙で大敗を喫したから国会で加計問題をやる。
 わけ分かんないでしょ。
 これ審議が終わった後でも、僕の質問の結果がどうであれ、これやっぱり依然としておかしいって思う神経を、私たちは見失っちゃいけないと思うんですね。

 で、そのうえで、僕はその姿勢でいたら、突然、与党の国会対策委員会の側から、「青山さん、あんたに質問に立ってほしい」っていう話が出まして。
 僕は正直、最初耳を疑った。
 というのは、たとえば内閣委員会って参議院にありますね。
 そこで国家戦略特区のことをものすごく丁寧に議論してきた。
 安倍さんが簡単に国家戦略特区つくったっていうのを、これメディアは今もどんどん流してますが、それ全く事実に反していて。
 もともと構造改革特区っていうのが、たとえば民主党政権の時にやろうとして、実質うまく行ってなくて、それを国家の戦略、国としての、日本に敗戦後特に欠けてる、戦略観に基づいて、しっかりした特区をもう一回やり直そうって話を、ずっと内閣委員会を中心にやってきたわけですよ。
 だから自民党の議員の中に、特にベテラン議員、内閣委員会の理事をなさってるような人は、国家戦略特区のプロと呼ぶべき人は何人もいらっしゃる。
 それで1年生議員の僕に話が来るっていうのは非常に不可思議に思って、それでも即受けましたけれども、受けたら逆に、事情をいろんな人が話してくれたんですね。

 で、オフレコとは言われてないけど、基本的には裏話ですから、誰がこう言ったってことは言いませんけど、事実だけを言うとですね。
 まず、ちょっとまた問題発言しますけど、特に衆議院では、質問するのは嫌だっていう議員がね、何人かいらしたと。
 それはある意味、正しい判断とも言えるんですよ。
 仮にいい質問しても、きっと取り上げられない。
 で、前川さんの個人攻撃したとか、そういうふうに揚げ足とる話は山のように出される。
 正直言って僕は、選挙一切考えてませんけれども、普通考えますから。
 東京都議選であれだけ負けて、それで、いわゆる加計問題で、問題と思ってないけど、加計学園の件で、政府を擁護すると、自分の選挙に響くんじゃないかと。
 で、特に衆議院の側に表れるっていうのは分かりますよね。
 というのは来年12月13日で衆議院議員はもう任期切れですから。
 どんなに引き延ばしても1年とちょっとで総選挙だから、当然目の前に迫ってるので、気になさってもやむをえない面はあります。
 参議院は一番近い人でもまだ2年ありますからね。
 だから質問を回避する人がいるので、ま、そういう雰囲気を打ち破ってほしいと、はっきり言われました。

 それが一点と、それからもう一つですね、「よるバズ」っていうみのもんたさんの番組があって、そこに民進党で安倍総理を特にこの加計の件で追及してた宮崎(岳志)さんっていう議員と、それから文部科学省の寺脇(研)さんっていう前川さんのそれこそお友達、但しもうお辞めになってて、いま大学の先生と映画評論家をなさってる。

(居島:ゆとり教育にずいぶん…)

 そう、前川さんっていうのは実はゆとり教育を大変推進した側なんですよ。
 文科省の中でゆとり教育はおかしいって人は当時からいたんですよ?
 でも前川さんや寺脇さんは、ゆとり教育をガンガンに推進なさったわけですよね。
 で、その2人のゲストに対して、たとえば寺脇さんは中立をはっきりいって装われたんで、僕は、「あなた利害関係者でしょ」と、番組の初めの方で申し上げました。
 寺脇さんはめげずにどんどんいっぱい、バイアスをかけた話をされてましたけれども。
 だから僕としては、いや、もちろん勝った負けたは全然関係なくて、最初に「利害関係者でしょ」と言ったけど、大した意味はなかったと思ってたんですけど、政府与党だけじゃなくて、実は野党の中からも、あれは効いたという声がたくさんあったそうです。
 それから宮崎議員と話してる時に、たとえば日本獣医師会の動きを、政治献金を受け取ってる民進党の側が、こうバックアップしたり。
 但し、自由民主党の方も文教族の問題はあるんですよ?
 そういうことを僕としてはありのままにお話ししただけですけれども、野党の人にも僕は実は聞いてみたんですけども、あの応戦は意味があったという声があって。

 ちなみに、あれ終わった後、カメラの前で感想を喋ることがあるんですけど、宮崎議員は正直な方で、今回は負けたとおっしゃったそうです。
 但し、僕その放送見てないので。
 但し、そのうえで、青山おかしいっていっぱい言われてたそうですから、ちゃんとバランスを取ってお話になってるんですけど。
 実はあれを動画で、与野党がたくさん見たと。
 その結果、参議院の審議は、あなたは1年生だけどもやってくれないかと。
 これ自由民主党なので、やりなさいとか、やれとかいう(のはなかった)。
 それだったら僕は反発したでしょうけど。
 ひょっとしてやってくれませんかという話だったので、冒頭に、即受けたんですけど、もう一回確認して、じゃあ僕なりにしっかりやりますと。

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[画像は7月10日放送分

 それで先週、分厚い資料もお見せした通りの準備があったんですけど、実は、先週の放送ではっきり申し上げなかったんですけど、もう原則を立ててて、とにかく加戸守行、元愛媛県知事、元文部省の官房長の証言を引き出す。
 で、事前には接触しない。
 僕まったく会ったことないです。
 お顔も初めて拝見しました。
 事前に一切接触しないで、つまり人間関係、信頼関係がないのに、NHKが生中継してる場で、加戸さんが後難恐れずに言っていただけるように、話を組み立てていく。
 証言しやすいステップをつくる。
 もうそれが第一。

 で、じゃあ前川さんはどうなのかと。
 今日のニュースの中でっていうか、まあ、この場でもうこの後お話ししますけど、前川さんは、もともと僕もちろん会ったことないです。
 加戸さんと同じく初対面でしたけど、予想はだいたいついてたっていうのは、現在の文部科学省の中を、徹底的に回りまして、前川さんの側の人、それから前川さんにすごく叱られたり、こう阻まれたり、学習指導要領で国家主権をはっきり書きたいと言ったら、そんなものはだめだと断られた側の人から、はっきり言うと、超首脳級の方々、これも複数です、つまりズラッと並んでる首脳陣の方々から、とても若い、それもノンキャリアの人まで、これは全部会っていきました。
 秘書陣も、知らないところで、徹底的に会っていって、僕の出したひとつの予測は、前川さんが一番興味あるのは、ご自身だと。
 ご自分のことに非常に関心が強いと。
 いや、そういう人はいますから。
 良い悪いを言ってるんじゃなくて。
 したがってそういう人がああいう生中継の場で、自分を顧みて、公平に、自分にとって不都合なことも言うことはありえないので。

 そして時間は41分ですけど、1分っていうのは席を立って交替するための1分だから、その1分まで結局使っちゃって大変申し訳なかったんですけど、次の公明党の方にですね。
 でも実質40分、あるいは41分で、国会用語で往復って言って…。
 僕の質問が2〜3秒でも、相手が40分延々と喋れば、それで全部終わってしまう。
 前川さんがそれを仕掛けてくることも、当然考えなきゃいけないから。

 したがって本来の僕のスタイルは、問いかけて、答えが出てきたら、そこにある矛盾とか、あるいは引っかかる点をその場で切り替えて追及していくスタイルなんですよ、本来は。
 相手が心開くっていうのは、国会質問でも取材でも同じだと思うんですけど、心開いてもらわないと本当のこと出てこないという意味。
 心開くっていうのは、自分でこうだと思ってて喋ってて、それ追及って意味じゃなくて、実は客観的事実とここは少し違いますよってことを、相手の尊厳を傷つけずに、相手のプライドも守りながら話すと、あれ?そういえば、ずっと思い込んでたけど、こうだったかなっていうのが、内閣総理大臣まであるんですよ。
 それから事件記者だった時は、被害者の側にもありました。
 つまり記憶は修正されるので。

 で、そのやり方を今回もう全部捨てようと。
 自分らしいやり方も、ノウハウも全部捨てて、とにかく前川さんと加戸さんに公平に聞くけれども、加戸さんがお話になる、しかもご高齢を考えると、話が比較的長いかもしれないので、会ったことないので分からないんで。
 っていうか、丁寧に説明する人だってのを文科省の中で聞いたから、ということは、やっぱり長めになるだろうと。
 だから前川さんが言ったら、あなたはこれを…っていうね、そういうスタイルでやらずに、まあはっきり言うと、言いっぱなしにさせると。
 あとで何を言われようが、そうすると。
 とにかく加戸証言を引き出して、それを歴史に刻むと。
 愛媛県の、あるいは県民の幸せと健康を扱ってきた、12年間預かった知事として、どうだったかという証言。
 しかもこの加戸さんという人は、良心的な人で、本当に有名な人ですから、昔から。
 それも改めて確認してきました。
 その方が喋る時間を確保するということに、こう絞っていったんですね。

 で、それはもう、あとで何を言われようが、ネットでどういう話が出てくるかは分かってる。
 たとえば、出会い系バーを「虎ノ門ニュース」で言っておきながら、国会で聞かないっていうのは、出会い系バーの話がでたらめ、ガセネタだったことの証明だと。
 もうその、ネットで書き込む人の、あるいは工作関係者も、そうじゃなくて自分でほんとにそう思って書いてる人も、もうだいたいそういうパターンっていうのは正直、甘く見ちゃいけないですけどね、軽んじちゃいけない、ちゃんとネットの世論は尊重しなきゃいけないけど、でも分かるから、そういうのを気にして、今言ったやり方は変えちゃいけないんです。
 それは保身です。
 ネットで叩かれたくない、炎上したくないと。
 それやってるとですね、国会審議を見誤るから。
 1年間、国会審議を見てきても、僕はそう思いましたから。
 それから、今回でちょうど10回目ぐらいかな、質問が。
 それで自分なりに確認してきたんで、もうとにかく揺らがない精神で行こうと、思って。

 で、委員会室に入ると、こういう裏話っていうか、おまけみたいな話、案外、皆さんに国会審議に興味持っていただけると思うから言いますと…。
 僕、1年生議員だから端っこに座ったんですよ。
 すると、与党席からガンガンに言われまして。
 今回は質問者だから、質問席の後ろに行けと。
 それで、僕は正直、テレビ映るの嫌だなと思ったんですけど、ま、質問してる時はしょうがないから、ね。
 それで、かなりやり取りあって、諦めて、その席に行って。
 そしたら、ありのままに言うけど、周りの議員の方の緊張が伝わってくるんですよ。
 もう何ていうか、政権の命運かかってるみたいな感じで、すごい伝わってくるわけですよ。
 その時、僕が思ったのは、脱私即的(だっしそくてき)です。

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 サッカーでたとえば1対1の同点で、あと30秒ぐらいで試合が終わるという時に、自分にど真ん中のパスが来たと。
 ゴールポストも目の前だと。
 その時に、ここで自分がボールを蹴って2対1で勝ったら、俺はヒーローだ、と思うのは最低なんです。
 私心そのままで、そうすると、つまづいてひっくり返ったり、ふだん優秀なサッカー少年がなぜか入らないということが起きる。
 その次、じゃあここで入れたら、チームの皆や両親が喜んでくれると、それは決して悪いことじゃないが、それでもやっぱりまだ「私」が入っていて。
 すると、普段の通り、スコーンと蹴ることができなくて、ギリギリ入らなかったということが起きる。
 本当はここで気持ち良く蹴って、ゴールキーパーとタイマンの勝負して、スコーンと抜いたら、勝ったら、その後は、ラグビーではノーサイドと言うけれども、サッカーでも同じであって、終わったら、お互いの健闘を、相手の選手と握手して、場合によったらユニフォームを交換したりすると。
 そういうのを「脱私」と言うわけですよ。
 そうすると本来の目的に即する、「つく」と僕は呼んでますけど、本来の目的、スポーツの目的とはそういうことなんですよ。
 最終的にはお互いをたたえ合えるぐらい健闘するっていうのが、スポーツの、競技の本来の楽しさなので。
 「私」を脱すると、実は逆転勝利もできる。

 だから周りの方が緊張してきて、国会議員が、しかもベテランの人が。
 ある女性議員は、僕はむしろ好感を持ったんですけど、僕の前の議員、共産党の方が質問されてて、共産党の質問が終わる頃になると、小声で、「青山先生、もうすぐですよね」と(笑)。
 僕が「そうですね」って言うと、「ごめんなさい、よけいなこと言って」と言われて、いい意味で感受性の豊かな人だと思ったんですけど、そういうのに呑まれて、いいとこ見せなきゃと、いい質問しなきゃというのは、脱私即的の逆さまで、きっといいことにはならないんですよ。

 とにかく、加戸守行さんの答を引き出すということに集中をして、そしてこれは僕の質問の結果ではなくて、加戸さんの志の強さです。
 ほんとにはっきり、一番最初の答から、「歪んでいた行政が正された」とおっしゃったんですよ。
 これ前川さんがずっとおっしゃってる、「行政が歪められた」ってことをちょうど、見事に逆転して、これだけ鳥インフルエンザとか口蹄疫とかBSE、狂牛病が、愛媛県だけじゃなくて全国の人が獣医師を必要としてる中で、たとえばペットの数が多い東京を中心とした東日本に獣医師が偏在してたり、あるいは50年間、特に最近の10年、10年まで行かなくてもたとえば宮崎県のひどい口蹄疫っていうのは、平成22年ですよ、まだ7年前です、だからこの10年間の間ですけど、そういうふうに、これ全部ウイルスですからね、人間のウイルスと違いますから、獣医師でないと分かりません。
 それなのに、あの宮崎のひどい口蹄疫、30万頭近くの牛、豚、水牛が殺処分、どれだけ愛着を持って農家の方が育てたか、それ全部殺さざるを得なくて、平成22年の1年間だけで、だいたい950億から1000億近い損害。
 しかしそれから7年の間、全くこの獣医師を充実させることをしなかった。
 それこそ行政が歪んでるんであって。
 ようやく、ずっと前から手を挙げてくれてた加計学園の努力も結びつき、今治市や愛媛県の努力もやっと結実して、正されたってことを、冒頭からバーンと言われたわけですよ。

 それで僕は、41分の最後の1分は次の方と交替するために置いとかなきゃいけないのを、あえてそれも使って、加戸さんに最後、話していただこうとしたのは、前川さんであれ、あるいは自由民主党含めた文教族、既得権益の人々であれ、この魂の叫びだけはNHKも朝日新聞も毎日新聞も、そういう安倍政権を倒すことに一生懸命になってる人たちにも、これだけは届くだろうと思って、話していただくと、加戸さんはですね、やっぱりかなり高齢でいらして、マフラーなさってるの、気がつきました?

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[7月10日 参議院の閉会中審査での加戸さん]

(居島:ダンディーに見えましたけど)

 あれ健康上の理由で、保護しないといけない。
 実は始まる直前まで、あのマフラー認めるか認めないかで(揉めた)。
 国会はそういうところ厳しいんで。
 でも、そういう、お体に鞭打ってでも、人間の持ってる志の高さっていうのはこういう時に表れるっていうのは、本当にね、僕の質問席と、参考人席って、かなり遠いじゃないですか。
 遠かったけれども、本当に初対面だけれども、人間的な交流、感じましたよ。

 僕は前川さんにもずっと、あなたが今日どういうつもりで来てるのは、分かっていますから、せめてこういう機会に国民に直接、いいことも悪いこともおっしゃったらどうでしょうかってサインを、質問の中でもずっと出してたんですけど、全くお受け取りにならなかったですね。
 そこはまあ、ある意味、徹底してますよね。
 寺脇さんが象徴するように、前川さんがこう良心的なことを言うと困る、勢力もたくさんあるからなんですよね。
 個人の問題にすり替えちゃだめです。
 但し、個人の問題で言うと、出会い系バーがどうこうって話を出すと必ず、個人攻撃をしたと。
 その時は絶対、報道したと思います。
 自由民主党の青山繁晴議員が、前川氏に対して、本人が貧困女性の調査だと言ってるのに、出会い系バーの問題をずっとやったと、それ日本の闇だと言ったと、さあ個人攻撃やったって、もう山のように報道したと思いますよ。
 それはそれでまあ、分かる人は分かるって言いたいけど、そんなわけにいかないでしょ、みんなが「虎ノ門ニュース」を見てくれるわけじゃないから。
 こんなにたくさん(ギャラリーが)お出でになってるけど、少数派ですから。
 前川さんの出会い系バーの件も、改めて徹底的にもう一度調べましたら、実は警察は相当、捜査をしてます。
 これ前川さんだけでなくて、他の文科省の元事務次官も含めて、相当調べてます。

 それからもう一つ、非常に重要なことがあってですね、というのはさっき言いました、ゆとり教育の件、実はゆとり教育だけではなくて、たとえば学習指導要領で、北方領土、竹島、尖閣について、まず国家主権というものを子供に分からせる、分かる教育をする。
 国家には主権があって、主権に基づいてこそ、領土や領海や領空を国民のためにしっかり守らなきゃいけない、それ根っこから教えましょうということが第一点。
 それから、たとえば竹島では現に、韓国軍の不当な銃撃によって日本の漁民の方々が、島根県隠岐郡の竹島の海で、操業していただけで殺されているということも、ちゃんと学習指導要領、これ強制力ありますから、日教組の先生でも聞かなきゃいけない、本来は。
 聞いてない実態ありますが、でもそれを盛り込もうとした時に、前川さんがたとえば審議官時代に、激しく抵抗して、それも当時、自由民主党の福田康夫政権で、福田総理がむしろ前川さんの側に立って、この学習指導要領の改定を阻んだという事実。
 そういうことも実は質問しようということも、ちらっと考えたんですけど、それがまともな話ととられないで、おそらくは個人攻撃の一環だと受け止められることになるんで、涙を呑んで、控えたんですね。
 このことはしかし、いずれ世の中に出るべきだと思っていますので、すみません、ここの部分は正確にやるために、今、原稿書いてますけど、「月刊Hanada」に詳しく書きます。
 「月刊Hanada」に書いたあと、またここで詳しくお話しします。

 何でこのことを言ったかというと、出会い系バーであれ、ゆとり教育であれ、学習指導要領の領土の問題であれ、全部つながっていて、何でこれほどまでに安倍政権を倒そうとするかと、特に急激にそうなったかというと、加計の件が出てきたよりも、憲法改正を具体化したからです。
 もうこの秋の臨時国会でまとめるとまで総理は言ってて。
 僕は安倍総理の改憲案に反対です。
 自由民主党の憲法の会合で、それ明言してます。
 もうすでに賛成派の方が多いです。
 それは内閣改造もあるし、そして選挙もあるし。
 僕は反対ってこと言ってますけど、でも、いずれにしろ僕は安倍さんの改憲案には反対だけど、憲法を変えなきゃいけないってことは全く一致してます。
 これ、お友達の話ですか?
 全く違います。
 まさしく国家観の一番大事なところを議論して、共有すべきは共有するってことです。

 国をどう見るか、日本の根っこをどう見るかってことがバラバラのままだと、子供育てることはできません。
 今日皆さん、子供たちと一緒にお出でになってる通り。
 土台があって、その上に、子供たちがいるというのが、本来の祖国の、世界共通の国々のあり方であって、日本だけが土台を持っちゃいけない、土台をつくろうとしたらむしろ叩き壊せというのが、この敗戦後の歴史だから。
 だから新しい憲法にすることによって…。
 本当は憲法1個ずつ改正してると、物理的に無理なんですよ。
 だから僕は憲法無効論って簡単に言うなと、言うと同時に、本当は改正は一気に、全条やるべきなんですよ。
 現実に、とても政治日程に乗るはずがないけど。
 何でかというと、日本国憲法も大日本帝国憲法を改正したんですよ?
 大日本帝国憲法は民衆が決めたんじゃないから無効だってことにしないで、ちゃんと改正したわけです。
 でも、全部改正したんですよね。
 同じことができないわけはないんですよ、たった70年前ですからね。
 無効だからなかったことにすると、前に言った通り、その下にぶらさがて、成立させた法律が実は全部無効になるってことを、無効論の方々お忘れなので。
 石原慎太郎さんをはじめ。
 それはできませんが、全条改正って本当はやるべきなんですよ。

 憲法改正を、9条を少し変えようとするだけで、っていうか安倍さんは最近変えようとされなくて、付け加えようって話になってます。
 だから僕はそこは反対ですけど、これだけで内閣を潰そうって力がこんなに、前川さん個人の問題じゃなくて、まさしく闇から支えられて、自由民主党の中からも支えられて、どれだけの力が出てるのか。
 マスメディアが、自分の判断でそうしてると、思われてるでしょ?
 違いますよ。
 NHKも、そして朝日新聞こそ、既得権益そのものですから。
 国有地の上に、本社を建て、この共同通信も本来ここ(番組を放送してるスタジオが入ってるビル)、これももともと国有地です。
 だから敗戦後の闇、暴力団だけじゃなくて、暴力団から政治家も通って、マスコミにまでちゃんと届いてるのが日本の既得権益なんですよ。
 だからそれに抵抗するのが、いかに、はっきり言うと、自分を捨ててかからないといけないか。
 命を守る、あるいは攻撃されない、それからネットで中傷誹謗、炎上されない、それでいて既得権益と戦う、無理です。
 だからもう自分を捨ててかからないといけないんですよ。

 前川さんが文科省で審議官なりね、事務次官まで上がって行く、その過程で、旧文部省、加戸さんもいた旧文部省だけど、現在の文部科学省こそ、教育、つまりどういう国民をつくっていくかっていう一番肝心なところ。
 青山繁晴が「虎ノ門ニュース」で何を言おうと、学校に行けば、日本が悪かったんですと、9条のおかげで誰も戦争の被害を受けてないという教育を受けてますよね。
 拉致事件は完璧な、主権国家北朝鮮の、日本に仕掛けた戦争行為ですけれども、そういうことは一切教わらない子供を、育てる。
 だから文科省はやさしげな省庁に見えるかもしれない、財務省や外務省など普段攻撃されている所から見れば、やさしい官庁に見えるかもしれないけど、日本の闇の根っこの一つなんですよ。
 で、それを、始まりとして、みんなで考えるのがむしろこの加計の件であり、あるいは、この、すごいでしょ、僕、今、それ考えたらまた鳥肌が立つんですが、あの加戸守行さんは、官房長までなったんですよ?
 つまり、僕は加戸さんが現役の頃のOBの人にも会って、ほとんどの方が健在でいらっしゃいます。
 すると、あれほど筋を通す人はいなかったと。
 別に無理に盛り立てて言ってるんじゃなくて。

(居島:あの会見(審議?)を見たら分かります)

 そういう人がちゃんと官房長にまでなる面もあるんですよ、常にぶつかり合いだったそうですけれども。
 そして実はリクルート事件に連座したってことにされて、官房長で終わってるわけでね。
 人柄、あるいは東京大学法学部の派閥からしても、事務次官に行って当然の人が官房長で終わってるわけですよ。
 しかしそのあと愛媛県知事になって、実は僕は愛媛県の人にも話を聞いてるんですけど、鳥インフル、BSE、狂牛病とか、口蹄疫と戦うだけじゃなくて、愛媛県でそれまでできなかったことをたくさんやった知事だったのに、突然自分で、もう後継に譲るって言って、さらりと辞めて、多選はされなかった人なんですよね。
※加戸さんは第14〜16代(1999年〜2010年)にわたり愛媛県知事を務められたので、「多選はされなかった」は違うのでは? ただ、優秀な方で惜しまれつつ退任したという話は有名らしいです。

 だからこういう人がやっぱり旧文部省の中にもいるというのは、日本の凄みであって、その点が僕は一番、大きな成果の一つだと思うんですよ。
 それ、僕が普段、日本には良心的な人がちゃんと、どこにもいるんだと言ってるけれども、なかなか具体例が言えなかったけど、見たじゃないですか。
 あの格好良さ。
 それでこの件、話を終わりますけど、その審議終わった後に、僕は初めて加戸さんのところへ行って、名刺をお渡しして、直接間近で話すと、ひょうひょうとして…。

(居島:人柄がにじみ出てましたね)

 何も高ぶるところがなくて、でもね、つくづくおっしゃいましたよ。
 ようやく話すことができましたと。
 産経新聞に、一部インタビュー載ったけど国民の前でようやく真実を話すことができましたと。
 本当に肩の荷が下りましたと、言われるのをお聞きしてて、僕は、これたぶん報道で、ほとんど無視されるだろうとは思ったんですよ、言わなかったけど。
 でも、ここまでひどいっていうのは、僕も思ってなかった。
 なかったことになってる。
 すごいでしょ。
 朝日新聞の詳報ね、朝刊一面全部使った、国会審議で何があったか。
 それが質問者も答弁者もごそっと全部取っちゃうっていうのは、これ自殺行為ですね。
 あの日をもって、日本のメディアは自壊したと僕は思ってます。
 いいじゃないですか、ちょうど。

(居島:青山さんがご質問されてる時に加戸さんの言葉で、「かつては霞ヶ関にも文化があった」っていう台詞が響きましたね。血を吐くようなおっしゃり方でしたよね)

 そうですね。
 やっぱり含蓄があるっていうのはこのことを言うんですよね。
 僕も感嘆しながらお聞きしてましたよ。
 とにかく、僕が質問したのどうのは忘れられていって、加戸証言が残るように。

 そしてですね、実はこのニュースに関連して話を戻すとですね、僕は実はお受けしたあとに条件を1個出したんですよ。
 というのは、予算委員会やるべきですと。
 この閉会中審査を、委員会2つの合同審査でやって、その時ちょうど総理はG20に出席で、いられないんだから物理的に。
 そしてまだまだ秋の臨時国会まで時間があるわけですから、その間に、なるべく早く予算委員会をやって、お帰りになった総理がちゃんとそこで話をされるべきですと、思いますというのを、伝えますと。
 党の首脳陣に。
 だから条件になってませんけど、伝えただけですけど。
 だからこの、予算委員会開かれること自体は、この閉会中審査をやった以上は、正しいと思います。
 が、野党の側はまた、こないだの閉会中審査でもあったでしょ、森友の件をわざわざ出す人もいたし、衆議院で。
 それで開始時間が遅れたりしたんですよね。
 それからたとえば稲田さんの失言、もちろん大問題だけれども、こういうことをまたやって、内閣を倒すきっかけにしたいと。
 でも本当は予算委員会でこの加計の件以外のことやるんだったら、もちろん北朝鮮の問題と、拉致被害者をどうやって最後の一人まで取り返すかっていう問題をやるべきなんですけど、そういう声は与党の中からも出てこないっていうのは、僕は本当におかしいと思います。

 この予算委員会の審議についてはもう少し分かってることもありますが、今は与野党で調整中なので、これは言いません。
 が、1個だけ言うと、この共同通信の記事の最後の方に、「集中審議をめぐっては」、これ予算委員会のことですね、「与野党の質問時間の配分で溝があり」と。
 与党の質問時間は野党に比べると非常に短いが、これ民意の逆を行ってるわけですよね。
 本当におかしい話ですが、与党の側にも責任があって、与党質問っていうのは、もう取り上げるに値しないような質問もあるわけですよ。
 持ち上げるだけの、歯が浮くような話まで。
 でも、これだと時間の意味がないんじゃないかって質問は、政治記者の時代も感じたし、当事者の議員になってもやっぱり感じる場合もあります。
 そうじゃない、立派な質問なさる与党議員もいらっしゃいますよ。
 でもそうじゃない人もいる。
 で、そういうことで国会の中で勝手に慣習にして、皆さんの票で、本来は与党が8割、野党が2割の時間配分になるはずが、逆さまになってる。
 このカラクリ、分かりますよね?
 そうすると、与党の側は何が都合いいかというと、法律、法案そのものはそのまま通るんですよ、修正なしで。
 つまりいっぱい質問させてやるぞと。
 たとえば、はっきり名前出して申し訳ないけど、福島瑞穂さんとか、もうギリギリで受かって、山本太郎さんもそうですよね。
 特に社民党は党としても、もう本当に数少ない方の支えによってやっと国会に出てるわけですけど、それがもうドーンと質問時間もらって、質問できる。
 それでけちょんけちょんに安倍さんをこき下ろして、肝心の法案になるともうそのまんま。
 だから名を捨てて実を取るみたいな、そういう慣習が勝手に国会の中で出来上がってるわけですよ。

 こないだの閉会中審査もそうだったから、今度は安倍総理がきちんと、自分の言葉で、内閣総理大臣の責任のために、本当は国家戦略特区は何のためにやってきたのか、獣医師はなぜ必要だと思ったのかということを、説明しなきゃいけないから、時間をせめてイーブンにしましょうと言っただけで、野党は、今までの慣習と違うと言って、ものすごく憤激してるわけですよ。
 これね、国会の麗しい慣習じゃないですよ。
 これは国会議員が僭越にも、国民を置き去りにして、勝手に民意に背いて決めた、慣習に過ぎないから、今回はこれを僕は譲っちゃいけないと思ってます。
 これ譲るぐらいだったら予算委員会やめた方がいいと思うぐらいですよ。
 また問題発言しましたので、あとからお呼び出し、その他が期待できますけどね(笑)。


(2)6県・4ブロック1減 衆院区割り改定法施行

(割愛)


(★)トラ撮り! コーナー

★自民党の部会(外交部会、外交・経済連携本部合同会議)

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 G20でどんな話があったか、説明資料。
 報道によると、トランプ大統領が安倍総理と文在寅大統領に対して、「北朝鮮に向かい合って、アメリカは核兵器を用いてでも日韓を守ります」と言ったというが、本当に言ったのか再確認と、どんな英語で言ったのか?を質問した。
 「NUCLEAR CAPABILITY」とはっきり言いましたと。
 直訳すると、核戦争の能力。
 非常に意味が重い。

 また、中国の「一帯一路」について、安倍さんが条件付きながら支持をしたという報告も、資料の中にあったので、僕はそれおかしいと言った。
 「一帯一路」の開発は全部、AIIBを通せと。
 中国にお金を集める仕組みにすぎなくて、格付け会社は素晴らしいとか言ってるけど、本当はAIIBは非常に危うい状態。
 日本はADBというまともなのをずっとやってきた。
 AIIBを支えるようなことを言った安倍さんはおかしいと、言った。
 そしたら、外務省アジア大洋州局審議官の滝崎さんが、「無条件で支持したわけではありません、前向きに貢献することが一つの条件で、もう一つは国際社会の考えも取り入れることが条件」だと。
 これ条件ですか?(笑)
 内政で上手くなったからといって、中国と急に仲良くなりましたと、外交で成果上げようとするのは危ない。
 外務省もイエスマンじゃなくて、そういう意見を言うべきだと。
 すると、元大蔵官僚で衆院議員の鈴木さんが、もっと強い言葉で、「一帯一路を支持するのはおかしい」と。


★お台場の屋形船(メタハイ関係の学者さんや学生さんや企業の方々)

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★自民党の部会(環境部会、原子力プロジェクトチーム)

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 テロ対策がないのでやりなさいと言った。
 官僚は「適切にやります」と言っただけ。
 世論の盛り上げ、理解が必要。


★自民党の部会(文部科学部会・日本の前途と歴史教育を考える議員の会合同会議)

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 元々は会長は、中川昭一さん。
 教科書をまともなものにする、検定や学習指導要領を見直す。
 僕は初めて出た。
 今の会長は古屋圭司さん。

 8月に新しい基準を告示する。
 その前に、今、ちょうどパブリックコメントを実施している。

教科用図書検定規則の一部を改正する省令案等に対するパブリックコメント(意見公募手続)の実施について
 7月25日までです。


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 大事なことは、新たな検定基準に、「多面的・多角的に」と書いてある。
 もっともらしい内容に見えるが、山谷えり子さん、有村治子さん、赤池さん、この3人ぐらいから、厳しい意見が。
 山谷さんがおっしゃったのは、『ヤマト王権』
 天皇を否定するようなことも「多面的・多角的に」なのか?
 他に、『アジア・太平洋戦争』とか。

 僕は言ったのは、『厩戸皇子』は薨去したあとに、後世の人が尊敬を込めて『聖徳太子』って言葉にしたのであって、かけがえのない日本の歴史的事実を踏まえている。
 『ヤマト王権』とか『アジア・太平洋戦争』とかは、たとえば大学の先生になる前に博士論文を書く時に何か新しい視点を入れなきゃいけない。
 自分で作って入れた言葉程度にすぎなくて、そんなのは多様な意見とは言わない。

 文科省の主流というのは、「古事記」「日本書紀」に出てくる言葉や歴史的経緯を無視して、『朝廷』という言葉が嫌だから『王権』と言う。
 天皇を、自分勝手な王様と変わらないという歴史観を植え付けようとしている。
 そういうことをぐちゃぐちゃにする風土が文科省の中にある。
 

★宮崎に講演に行って…

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(3)尖閣周辺に中国船4隻 11日連続
(4)対馬・沖ノ島沖で領海侵入 中国公船 初確認

 尖閣諸島は、中国からしたらもう完全に支配したよと。
 日本の領土の竹島、対馬も韓国は自分たちの物だと言ってると。
 つまり日本の意志は関係ないということを見せつけようとして、中国政府が派遣した船が。

 これは無害通航と言って、領海といえども害を与えなければ通航する権利が国際法上あるんですが、これ害を与えてないかと言うと、僕は実質的に与えてるに近いと思うんですね。
 尖閣諸島での不埒な動きも含めるとですね。
 しかしこういうのも、例によっていつも抗議するだけ。
 家に土足で上がってきても、いつも抗議するだけだと、よけい上がってきますよね。
 で、その悪循環でどうなるかというと、次のニュース。


(5)北朝鮮船が銃口向ける EEZ内で水産庁取締船に

 共同通信の記事に「日本政府は中国・北京の大使館ルートを通じて北朝鮮側に抗議しました」とある。
 これ国民が読むと、きっと北朝鮮側に会って、どうなってんだこれは!と言ったと思うでしょ。
 実態はファックスを送るだけ。
 僕は記者時代、外務省の良心派に本当はファックスだけと言われて、見に行ったことがある。
 北朝鮮側がファックスを読むと思いますか?
 間違いなく、読まずに捨ててる。
 抗議って言うんですか?こんなもの。

 また、記事には「(漁業)取締船が安全確保のため移動した」と。
 水産庁の漁業取締船は武装してません。
 これ、はっきり言うと、「逃げた」。
 が、水産庁にこれ以上どうせよというのか。

 ベトナム海軍の人が日本に来た時、僕に言った。
 日本はすごい海軍があるじゃないですかと。
 いや、あれは海上保安庁の船で、海上自衛隊の船はもっと大きいと言うと、びっくりしてた。
 そんなのあるのに、どうしてやられ放題なんだ?と。
 僕は正直悔しかった。
 今、どうですか?
 海上保安庁が機関砲持ってるからって、北朝鮮の武装船を攻撃できるんですか?
 どうして、この憲法のままでいいんですか?


(6)日欧の金融政策が焦点 2万円を軸に推移か
(7)劉氏に最後まで厳しい監視 米在住の学者証言

(以上割愛)


(8)蓮舫代表「台湾」不保有を証明 18日公表

 蓮舫さんがついに戸籍を公開して、もう日本国籍だけになってるんですと証明するはずだったのが、左の陣営から、戸籍を公開するなんてことやったら、差別につながるからやめろって言われると、またふらふらして、私は戸籍を公開するとは一言も言ってないとか、また揺れている。

 民進党ははっきり言って、こないだの都議選の結果からしても、もう自由民主党の政権交代の受け皿にならない。
 その代わりに、それで自民党が安心できるって話では全くなくて、むしろ「国民ファースト」が必ず民進党の代わりに出てきますっていう話。
 民進党はもう終わりです。
 この件、一点を見ても。
 だからとっくに次のステージに入ってるんですよ。

 渡辺喜美さんとか長島昭久さんとか、あるいは若狭元弁護士とかなどが中心になって、5人の政党要件を満たしますから、政党助成金をすぐもらえるようになるし、必ず出てきますよ。
 そうすると、またイエスマンだけの集まりになる。
 あの都議会がそのまま国政に来るってことで、蓮舫さんが、民進党がって話はもう終わってて、その先の話。


(9)駐日米大使に実業家ハガティ氏を承認
(10)米仏がシリア安定へ協調 温暖化は協議継続
(11)元ソ連工作員が同席か 米大統領長男と面会
(12)北朝鮮プルトニウム増産か 米大学の分析サイト
(13)韓国大統領の演説非難 北朝鮮「南北関係に障害」
(14)自称イスラム国戦闘員を虐殺か モスルでイラク軍
(15)内閣支持率続落 最低35% 共同通信世論調査

(以上割愛)
 




 ____________________________内容紹介ここまで


 「加戸さんの証言を引き出す」ことに集中したと、青山さん。
 そのスタイルは一定の成功を収めたと思います。
 たとえメディアがほとんど報道しなくても、テレビでそれを指摘する人もちらほら出てきました。

 来週にも予定されている安倍総理を迎えての集中審議に向けて、この流れが少しでも大きくなっていけばいいんですが…。
 難しいでしょうかね?(T_T)

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 備えあれば憂いなしということで、何度でも紹介!

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※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントを送れます。
こころが風邪をひいたら
 拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし




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竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue

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