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拉致特別委員会で拉致スルーしたり米海兵隊を批判する野党&1月解散はなし…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

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【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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■12/12放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」

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(1)1月解散「あり得る」 自民・石破元幹事長
(★)トラ撮り!コーナー
  ・長野県の風景
  ・現代アート個展(17年1月12日〜)の作品制作
  ・拉致問題特別委員会で野党議員の質問が…
(2)米が東京開催の自粛要請 プーチン氏会談
(3)アメリカ国務長官にエクソン首脳最有力
(4)選挙干渉疑惑でロシア追及 共和党重鎮議員
(5)ドーピング隠蔽に千人超関与 ロシア
(6)バレンタイン元監督検討か トランプ政権の駐日大使
(7)中国軍6機が宮古沖通過 空自緊急発進
(8)北朝鮮が核弾頭小型化成功 米高官

 太字強調した項目から、主な発言を要旨でご紹介。

※元動画はこちら(12月12日現在)。翌日ぐらいにURLが変更されるようです。変更後は、日が浅い時期であればDHCシアターの再生リストから、日が経っている場合はYouTubeの検索窓に「12/12 虎ノ門 青山繁晴」などキーワードを入力して探してみて下さい。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。



 内容紹介ここから____________________________
 
(1)1月解散「あり得る」 自民・石破元幹事長

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 1月解散があるとすると、普通だと通常国会の冒頭解散ですが、今回はそうじゃなくて、また補正予算やるんですね、三次補正。
 やるなら1月下旬解散。
 報道機関はある意味、衆議院議員と別次元の深刻さで走り出してる。
 勝手に盛り上がってる。

 そういう状況下の中で、石破茂元幹事長、自民党の重鎮が発言。
 今度の選挙で運命が決まる、自分の派閥の。
 責任ある立場で、TBSの番組の収録で話された。
 根拠が「前回の衆院選挙から2年経っていて十分あり得る」と。
 根拠としていかにも弱いよね。

 現実の内閣総理大臣の権限は非常に弱い。
 安倍さんが一強だどうだと言われて、ひどい人はヒトラーとか言うが、それは安倍さんの名誉以前に歴史の冒涜だと思うが、総理大臣の権限は非常に弱い。

 物事を決める時、3つしかない。
 多数決、独断専行、全会一致。

 全会一致は、防衛出動かける時も、内閣全員が一致しないと決められない。
 そこでは内閣総理大臣も大臣の一人でしかない。
 だからものすごく権限が弱い。

 大統領制と比べると、議員内閣制は権限が集中してない。
 特に日本は、この内閣全員一致を採用して、しかも憲法65条にたとえば、行政権は内閣総理大臣に属すると、ひと言でも書いてあればガラッと話は変わるが、あくまで行政権は内閣にあって総理大臣にはない。
 したがって総理大臣はどこかで強い権限を憲法の中で探そうとする。

 総理大臣が衆議院を解散できるのは、すごい権限。
 菅官房長官だろうが二階幹事長だろうが誰も干渉できない。
 衆議院議員が全部クビ。
 これだけが総理の強い権限。
 でも憲法ちゃんと読むと、総理が勝手に出せないとしか読めない。

 議員は国民から選ばれてるけど、総理は国会の中で決めるから、ある意味、間接ですよね。
 直接選ばれてる議員だから、立場がやや強くて、こんな総理とやってられるかと言って、内閣不信任案を出せる。
 それが可決されたら、「安倍さんあなた辞めなさい」と。
 その時に辞めるか、自分は正しいということで解散するか。
 不信任案が可決された時だけだったら、(可能性が)すごく縮まる。
 7条解散と言うんですが、これを拡大解釈して、いつでも解散できると。
 野党がまかり間違って不信任案出したら、そんなに文句あるなら解散してやるというのが実はあり得る。

 こういう法律のもとで今現在どうかというと、言える範囲で言うと、日本を指導している方々に僕が申し上げたのは、僕は解散やるべきだと言った。
 というのは、できなくなっちゃうんですよ、今やらないと。

 来年は、ある意味特別な年。
 まず、今上陛下のご譲位の問題。
 ものすごくさまざまな準備が必要。
 来年の通常国会はこれにほとんど全部(時間を)取られる。

 しかも通常国会やってる最中の5月に、衆議院の1票の格差の問題、0増6減、100前後の選挙区をいじらないといけない、これの答申が出る。
 答申が出る前に解散総選挙をやると、モラルに反する。
 ということは春以降はもうできない。

 5月超えたらどうなるかというと、答申出ちゃうから、公職選挙法の改正をやらなきゃいけない。
 通さないと選挙できなくなる。

 それやこれや考えると、来年はできない。
 晩秋とかになれば別ですが。

 任期切れが迫ってくると、もう何が何でも解散して…という選挙は与党にろくな結果にならない。
 それやこれやで、わりと任期の半分ぐらい、2年ぐらいが来たら、そよそよと解散風が吹いてくる。
 石破さんはそういう感じのことを言ってるだけ。
 だから根拠としては大変弱い。

 年末の解散か1月の解散をなさるべきだと、議員としてではなく、前から利害関係なく意見を申し上げてる立場として(日本を指導している方々に)言ったら、ばちっと「やりません」と。
 総理が言ったとは言ってませんよ、誤解なきよう。

 そう言われて、僕は普段はそうですかと言ってすぐ退くが、この時は未練がましく、それで決まりですか?と。
 やっぱり政治的に弱くなりますよと。
 来年選挙できなくて、できる頃にはもう任期満了が視野に入ってくるというのは。

 考えの違いの根っこに何があるかというと、野党をどう見るか。
 今の安倍政権は野党を甘く見てると思う。

 新聞にも出てますが、この頃あり得ない話が持ち上がってる。
 共産党と民進党が、当初は国民連合政府と。
 一般国民にはなかなか見えないが、労働運動の中の内部抗争は凄まじい。
 共産党系の労働組合と、旧社会党系や旧民社系の労働組合というのは、自民党の派閥抗争の比ではない深刻さ。
 まさに血で血を洗う、流血の抗争を続けてきた。
 だから民進党の支持母体の連合からしたら、共産党と組むなんて絶対あり得ないと。

 でも民進党はどんどん弱ってるから。
 そして共産党のすごい所は、小選挙区のほぼ全てに渡って、2万票前後確保してる。
 全ての小選挙区のたとえば創価学会の票と並ぶか、多いんじゃないかって話もある。
 むしろ共産党の支持者の方が創価学会よりも投票に行く。
 創価学会はかつて色々言われたが、今は無理やり投票に連れていく時代ではない。
 ま、場面によってはいろいろあると聞いてるが、でも昔とは違う。
 しかし共産党の組織決定は絶対ですよね。

 ちなみに僕、国会議員になって本会議ずーっと聞いてるでしょ。
 記者の時は全然行かなかった、決まってる話だから時間の無駄。
 でも今は議員で、義務だからずっと聞いてるでしょ。
 ありのままに言うと、共産党の議員の方は、声の発生の仕方から、自己紹介の「共産党を代表して」という言い方から、全く同じ。
 特に女性議員が強烈に同じ。

(居島一平:僕もテレビ見てて思います)

 やっぱりそういう育て方をなさってると思う。
 ちなみに、自由民主党はその逆さまで、呼び出し食らって言い合いになるけれども、言い方が同じになるというのは絶対ない。

 しかし共産党は強い支持者がいて必ず投票に行くので、小選挙区で2万票前後持ってる。
 この2万票というのは、民進党は現在、蓮舫さんはじめ保守系でない指導層が握ってるから、共産党に対する反感がやや弱いところがあるから、この票がほしくて仕方がない。
 国民連合政府は今はやらなくてもいいけど、とにかく協力した方がいいんじゃないのと。

 これは僕の責任で勝手に言いますが、今の政権中枢は、これできないと思ってる。
 連合の怒り方とか見てると、できるわけがないと。
 連合の会長が論文書いたり、自民党と接近してみせたりしてるから、できるわけがないと。
 僕は、いや、それは甘いと。

 京都共産党の粘り強さ。
 たとえば京都の会津小鉄会という暴力団が非常に強くて、お葬式やるだけで近所がシーンと押さえつけられたりする現実があった。
 僕が住んでたマンションの隣が暴力団事務所で、僕が転勤するまでの間、抗争で5人死んだ。
 警察も来ない時に共産党が集団で来て、「暴力団出て行けー!」とやる。
 すると、共産党とか共産主義とかと関係なく、自分たちのためにやってくれたからと選挙の時に投票する人がたくさんいる。

 野党だからとか、共産党は住む世界が違うからとか考えるのではなく、僕はあり得ると思ってる、部分連合でも。
 今は全然できてませんよ?
 それどころか民進党は自分の候補者も立てられない、大量に穴が空いてて。
 時間が経つと、今の政権中枢の思い込みと違って、かなり協力はできていく。
 野党協力が民進・共産を中心に完成形に近くなると、自民党の現職の代議士がたくさん落ちる。
 するとますます公明党に依存することになる。

 時間が経てば経つほど、1カ月延びたら、民進党が共産党に飲み込まれる形で…。
 来年選挙できず、できるとしても来年遅く、すると1年近くある。
 1年の間に共産党が黙って見てるとは思えない。

 今、選挙をやっても自民党は衆議院の議席減るが、しかし野党を甘く見ないということで、そしてあとの政治日程を楽にする、天皇陛下のご譲位のことも含めて、日本国民と国会議員がじっくり議論、相談するためにも政治日程は安定していた方がいい。

 が、今回はやらないと。
 野党協力がそんな形でできるわけはないし、今やっても議席が少し減るから、先延ばしでいいということ。

 一時期、今よりもっと解散あるんじゃないかと盛り上がってた時期があった。
 会員制レポートの中ではさらに踏み込んで、解散はないと書いたが、その状況は基本的に変わってない。
 だからテレビ局とか共同通信とか、準備は当然してるが、でも基本的にはない。

 だから根拠が弱い石破さんの発言、なぜ言ったかというと、自分の派閥の引き締め。
 無派閥で行くはずが派閥を作って、総理を目指すならやむを得ないが、今度の総選挙で延びるか縮むかで、もう運命決まってしまう。
 ひょっとして選挙あった時に、破滅的なことにならないように、発破かけてらっしゃる。
 だから根拠が弱い。「2年経ちましたから」と。

 で、他の理由として「安倍内閣の支持率が高いから、やる」?
 たいして高くないですよ。50から60というのは。
 はっきり言うと、ガラスの支持率。
 僕が反対してる日韓合意のように、岩盤の支持層が受け入れられないことやってるし。

 北方領土交渉も、それをもってみんなが票を入れてくれるような結果には少なくともならない。
 但し、ゼロ回答ではない。
 12月15日の長門での日ロ首脳会談はある程度の結果を生むと思うが、これを全部公表できるかどうか。
 岩盤の支持層が喜ぶ日ロの交渉結果にはなりません。

 石破発言が出てくるようになったのは、12月下旬に真珠湾に行かれるから。
 やっぱり安倍さん素晴らしいんじゃないかと盛り上がるんじゃないかと。
 しかしそれだけでみんな投票に行きますか?

 実は真珠湾も、僕は政権中枢に申し入れしてますが、広島・長崎という戦争犯罪と、真珠湾攻撃という国際法に則った戦争と一緒にされたら困る。
 それと、安倍総理はすでに謝罪されないという意思は明確です。
 これは僕は確認しました。
 ところが外務省は、謝罪に見えるようなスケジュールの組み方をしている。
 拙記事12/7付をご参照。

 そのスケジュールを変えて下さいと僕は今、申し入れをしてます、政権中枢にも外務省にも。
 外務省は僕の話はいちおう聞くが、基本的には謝罪させよう、謝罪の雰囲気に持って行こうとしてるのが、ありあり。
 そういうことで、じゃあこれでウケたから、総選挙ってなりますか。

 但し、僕が政権中枢部分の意思を確認してから、もう半月ぐらい経ってます。
 政治は賞味期限のない生もので、たとえば国会は明後日閉じると決まってるように見えて、実は全然ない。
 生ものだから、どんどん前のめりに変わっていかないと腐る。
 だから当然、解散巡る情勢も変わるので、今後変わる可能性はある。
 但し、石破さんが発言なさってる現在で言うと、解散がまた盛り上がってきた事実はありません。

 最終的には安倍総理の一瞬の判断になる。
 さっきまで本当にやる気はなくても、一瞬で。

 僕は石破さんと今、絶縁状態。
 全然別件で、議員になる前に、大衝突しまして、以来お話してない。
 どこかでばったり会えば…。
 石破さんは自分のことより子分のことを気遣ってる。


(★)トラ撮り!コーナー

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 自民党本部の中の写真。
 拉致関係のポスターも貼ってある。
 自民党の合同部会。
 拉致の直接の関係者、外交安保の人たちが一緒になって会合。

 山谷えり子さんは参議院の拉致問題特別委員会の委員長。
 (立って話してるのは)家族会代表の飯塚さん、その左隣に西岡力先生。
 これは僕が撮った写真で、僕は写ってないが。

 今までの話と多少重なる部分があるが、聞いてほしいのは、まず、写真切れてるが、加藤勝信さんという拉致担当大臣がいらっしゃる。
 ところが、参議院の拉致問題特別委員会に僕は希望して属してるが、全然委員会が開かれない。
 あまり開かれないので、何で開かないのか問い合わせたら、大臣が兼務が多すぎて来れないと。
 安倍総理の責任。

 大臣が来ない、要するに大臣側からの説明もできないので、審議の始まりがなかなか掴めなくて。
 で、特別委員会自体がほとんど開かれない。
 僕はまた与野党問わず、委員の方々と個別に話をして、「大臣来なくてもやるべきじゃないですか」と言ったら、たとえば野党の人たちは、「個人的にはそう思いますよ」と。

 みんな、票にならないのに属してる人たち。
 たまたまそうなったとか、順番でこうなったという人は一人もいなくて、みんな自分で希望して拉致問題特別委員会に属してる。
 だから自分たちの議論でやればいいと。

 でもそれは、国会対策上、野党側からしたら特に、大臣が来ないこと自体を問題にしなきゃいけないのに、大臣来なくてもやりましょうになったら、要するに、大臣を呼べという理由がなくなっちゃう。
 人間の集まりって必ずこうなる。でも本質を外してる。
 一番の責任は安倍総理。
 加藤さんはやりたくないわけじゃなくて、あれだけ兼務があったら…。

 安倍総理も加藤担当大臣も、拉致は内閣の最重要課題と言ってるのに、なぜ、委員会も開けないような現状なんですか。
 これ、酷いと思わない?
 血の涙が出るんですよ。
 兼任だけが悪いわけじゃないが、現実に特別委員会が開けないってことも、北朝鮮は百も承知ですから。
 傍聴も簡単にできるんだから。
 スパイ天国で、国会の中にも工作員いっぱいいるんだから。
 特別委員会すら開いてないのに、何が最重要課題だと、間違いなく北朝鮮自身がそう思ってる。
 
 これはどういうタイミングの会合かというと、その前にやっと拉致問題特別委員会が開かれた。

 まず委員会の立ち上げがあって、それはあっという間に終わりますよね。
 次に加藤拉致担当大臣と岸田外務大臣…、これは部会でも言ったが、外務省がやってる限りダメ、北の独裁者と工作機関がやったことに、外務省が触れるわけがない。こっちの外務省が前面に出てたら絶対解決しない。
 でも今そうなっちゃってるから。
 加藤担当大臣と岸田外務大臣がお出になった。
 今まで聞いた話、独自の制裁やってますとか、北がミサイル発射で国連が制裁、それで日本も新たな制裁をやるようになったという話をされた。
 いったんそれで閉じる。それはやむを得ない。議員がそれを練って、質問に備えてくれという意味なので。

 国会議員が質問していく。
 なぜかメディアに全然出てこないが、両大臣の説明、こういう紙が出る。

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 加藤大臣の方、「最優先で取り組む課題」であると。
 そうなってますか?憤懣やるかたない。

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 岸田外務大臣の方は、核・ミサイルの話をまずして、また、「我が国は、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決するため…」。
 外務省が悪いんじゃなくて、外務省がやってたらこうなりますよね。
 外交の舞台は核・ミサイルばかりだから。

 そのあとやっと質疑。
 時間が細かく指定される。

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 質問なさってる議員が資料を配るが、野党の誰とは言わないが、これは拉致問題特別委員会に出された資料ですよ?
 沖縄の海兵隊が、沖縄県うるま市にある海兵隊のキャンプ・コートニーで、11月30日に戦闘演習やりましたという写真。

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 拉致問題特別委員会ですよ?
 僕はもうこの話が始まって、すでに愕然とした。
 で、ついに拉致のひと言も出ないわけ。ここの会派は。
 要するに、米軍が沖縄を苦しめてると。
 台湾防衛のダシに使われてる、けしからんと。*1
 それはその主張でいいけど、これは拉致問題特別委員会だろうが。

*1 伊波洋一議員と思われます。
 ・伊波氏のツイッター
  https://twitter.com/ihayoichi/status/804482421873725440
 ・12月7日の拉致問題特別委員会ノーカット動画
  https://www.youtube.com/watch?v=9MZoU-aTSGc
  1:41:00頃〜(米軍と沖縄)
  1:42:10頃〜(資料=11月30日の海兵隊の演習)


 僕はヤジらない主義で、ヤジらないが、さすがに回りの議員からも、ここは拉致をやる場じゃないのかと。
 そしたら、最後の最後に、「こうした沖縄の負担というのは、拉致にも関係あります」と。
 そのひと言。
 はぁ?

 その前に、もっと大きな野党は、ずっと核・ミサイルばかり言って、拉致を絶対言わない。*2
 延々と。大きな野党だから時間あるから。
 さっきの沖縄のこと言った野党の人は、まだ「拉致」入れたからマシなのかもしれないけど、(もっと大きな野党の人は)そんなの全然無視で、核・ミサイルと。

*2 共産党と思われます。
  前掲の動画の1:02:40〜


 委員長の山谷えり子さんも、耐えていらっしゃる。
 思わず隣にいた自民党議員に、「どうなってるんですか、これは」と言ったら、「いや、あの党はね、拉致問題をやってた人を除名したから、言えなくなってるらしい」と。
 僕がその党に聞いたら、「答えられない。自民党議員に誰が答えるか」と。
 何で普通に議論ができないのかなと。

 ようやく開かれた拉致問題特別委員会で、野党の質問とても大事なのに、拉致の「ら」の字も出ない。
 僕は思わず傍聴席を振り返った。
 拉致被害者のご家族や関係者がいらっしゃったら、どんな思いなのだろうと。
 見たら、増元照明さんがいらっしゃった。
 この方が参院選に出た時に僕は1票入れたが、全然届かなかった。
 僕が増元さんだったら、議場乱入しますよ。ふざけんじゃないと。
 増元さんと話できなかったけど、増元さんは諦めの表情だった。
 青山さんは憤慨してるけど、みんな慣れっこなんですよという雰囲気。

 その国会審議も受ける形で、(最初の画像の)自民党の合同部会が開かれた。

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 開かれただけマシなんだけど、僕はそこで(国会審議の時にとっていた)メモをもとにしてまた異様なことを言った。
 拉致被害者の家族会も自民党の会合に来ておられるが、あえて言いますと。
 ついやったばかりの拉致問題特別委員会でまともな質問がなくて、その中で自民党じゃない中山恭子さんから非常に大事な質問が出たと。

 これは、政府が最重要課題と言うだけでなくて、2002年の小泉政権の時の平壌宣言、それから安倍政権が大事にしてきたストックホルム合意、両方とも拉致被害者の救出と言っていませんよと。
 だからそれを大事にしてたら、拉致被害者の救出はならないんだと。
 何を言ってるかというと、原点を見て下さい。
 公式文書がネットにありますから。

 読んでいただくと子供でも分かるのは、たとえば平壌宣言では日本人について懸案事項があると。
 拉致事件と言ってないが、百歩譲って拉致事件のことだとしても、これが二度と起きないようにすると書いてある。
 今までのことは不問に付すってことじゃないですか。

 みんな、メディアもよく分かってなくて、平壌宣言というのは金正日が拉致事件を認めたんだから、返す話だと思ってるでしょう?
 そんなことはひと言も言ってないんですよ。

 ストックホルム合意は、再調査に合意しましたと。
 あえて言うと安倍さんは、さすがに国交正常化が目的だった小泉さんとは違うから、ストックホルム合意には拉致被害者が明記されたが、再調査なるもの、犯人が自分の犯行を調べて、それは置いといたとしても、調べた結果、拉致被害者が出てきたら、去就、帰るかとどまるかは協議して決めると書いてある。
 拉致被害者は囚われたままなんですよ?

 中山恭子さんが特別委員会でちゃんと言われたのは、指導員がいるんですと。
 それは要するに監視人であり、不当にも犯人が、誘拐拉致して捕まえてる状態、その目の前で、日本に帰るのか、ここは良い国だから残るのか、それを決めろと。
 自由な発言できませんと。
 中山恭子さんはちゃんと質問したけど、大臣の答えは、さっきなさったような答えをするだけ。

 そのことをこの場で言った。
 飯塚さんをはじめ、西岡さんも非常に配慮して仰ってるから、そもそもの取り組み方が違うと言ったんです。
 山谷委員長からは、特別委員会で米海兵隊とか全然関係ない話をすることについては、「言論の自由があるから、あそこでは注意しませんでした。後で口頭で注意いたしました」と仰った。

 山谷さんなりに努力されてること、山谷さんは拉致被害者を取り返したいと本当にやってる人ですから、そこは僕は信じますけど、でも国会全体のあり方として、内閣のあり方としておかしくないですか。
 僕がそういう話をしても、ご家族らはじっと我慢しておられる。

 僕も男の子が2人いるが、自分の子供がある日突然いなくなって、その後、それ以外のこと考えられますか?
 どれだけ我慢されてるんですか。

 特別委員会も開かない。
 特別委員会の存在が逆メッセージになってる。
 北朝鮮はここで判断しますよ。
 内閣の最重要課題という安倍さんの言葉を信じないですよね。
 内閣の最重要課題なのに委員会も開けないのかと。
 それ国会の問題と済ませてられるのか。全体の責任。
 国民に責任ない。誰もこんなの望んでない。

 やっぱり議員になって良かった。
 当事者になってみないと分からなかったですよ。
 皆さんこれだけは最後に聞いてほしい。
 やることやってないんだから。
 やることやったら帰ってきますよ。奪還できる。

 安倍総理は、拉致担当大臣をちゃんと担当できるようにする。
 選挙で争点にする。最重要課題なんだから。




 ____________________________内容紹介ここまで


 本筋に関係ないので省略しましたが、閣僚の「花押」の話も興味深かったです。
 【(1)1月解散「あり得る」 自民・石破元幹事長】で登場します。

 しかし、拉致問題を扱う特別委員会で、拉致をスルー議員がいるというのは、本当に腹が立ちますね。
 予算委員会と違って、何でも質問OKって場ではないんですから。
 お時間のある方はぜひご覧下さい。
 https://www.youtube.com/watch?v=9MZoU-aTSGc
 青山さんも早く質問に立っていただきたいですね。
 与党議員であっても、大臣相手にガンガン攻めてくれると思うので。

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※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントを送れます。
こころが風邪をひいたら
 拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし




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