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日韓スワップ協定“反対”は過激じゃない・慰安婦10億円拠出の深層・自民部会メタハイ続報 青山繁晴「虎ノ門ニュース」

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【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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■9/1放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」

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 今日番組で取り上げられたニュースは以下の通り。

(■)ニュース一覧にない話
  その1:日韓問題
   (慰安婦10億円拠出と日韓スワップ協定)
  その2:メタンハイドレート
   (産経報道とエネ庁部会)

(★)トラ撮り!コーナー
  先週末の青山さん。
  まずは京都の画廊のお話。
  青山さんが何と個展をやるそうです。来年1月10日から1週間。
  ほか、「富士総合火力演習」など盛りだくさん。
(1)7月失業率3.0%に 21年ぶりの低水準
(2)安倍首相が帰国 アフリカ開発会議終え
   プーチン大統領 ことし12月訪日へ
   対ロシア経済協力を先行 北方領土進展前に
(3)中国大使館狙い自爆テロ キルギス
(4)北朝鮮 反日分子として副首相処刑 韓国発表
(5)財団疑惑でクリントン氏 支持率リード縮小

 以上の項目から「ニュース一覧にない話 その1、その2」を要点のみ起こしました。

※元動画はこちら(9月1日現在)。翌日ぐらいにURLが変更されるようです。変更後は、日が浅い時期であればDHCシアターの再生リストから、日が経っている場合はYouTubeの検索窓に「9/1 虎ノ門 青山繁晴」などキーワードを入力して探してみて下さい。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。



 内容紹介ここから____________________________
 
(■)ニュース一覧にない話
 その1:日韓問題
 (慰安婦10億円拠出と日韓スワップ協定)


 偽の少女像の撤去のめどがたってないまま、国民の税金10億円支出が決められてしまった。
 さらに、韓国側から、平たく言えば韓国経済助けてほしいと。

 スワップって、ま、相互交換って意味なんですけど、実は全然相互になってない、日韓スワップ協定が麻生財相などの指導の下、責任は安倍総理にあるが、進められているということが、地上波テレビや新聞でももちろん取り上げてますが、さらっと流してる。

 それに対して、自らを保守の支持層であるとおっしゃってる有権者を中心に、僕のところに凄まじい勢いで、安倍内閣と自民党は地獄に落ちろ、全責任は青山にあるという書き込み、そういうご意見が膨大に寄せられている。

 で、自民党や内閣、それから総理官邸の中枢と、この件で僕は議論というか、完全に言い合いをしている。

 安倍総理がこうおっしゃったっていう話はしませんし、実際、総理がこういう言葉を使われたんじゃないが、要する現実を見てくれと。
 現実は、韓国を押し込めてるじゃないかというふうに言われる。

 でも僕は、普段から僕のブログに寄せられる激烈な意見が正しいということは、全然限らないし、あくまで僕が判断してるし、現実を見なきゃいけないというのは、別に政権中枢に言われなくても、民間時代、記者時代から現実に即してやってきた。評論家じゃないので。

 で、今回で言うと、日韓スワップ協定に関する安倍内閣の姿勢がおかしいっていうのは、全然過激じゃなくて。
 それを現実離れした過激な意見だと受け止めている安倍総理以下の姿勢は間違ってるんで。
 その話をしたい。

 もう1つは、今朝の産経新聞の記事を今日はどうしても紹介したい。
 メタンハイドレートに関すること。
 部会で配られた資料、秘密指定されてないから皆さんにお見せします。

 この2点をやってから、こっち(番組が用意したニュース一覧)を。

 自民党に部会というものがあることを、認識していただいてる有権者の方もけっこういると思う。
 但し、言いっぱなしのガス抜きに使われることもある。

 自民党のベテラン議員の何人に聞いても、言いっぱなしじゃないと言う。
 部会で法案にする時に揉んで、議論を尽くして、部会から政務調査会に上がって、そこから総務会に上がって、それで法案になって国会に出ていくと。
 だから部会はイロハのイだから、ガス抜きじゃないと。

 それはその通りだが、今回の10億円の拠出とか、法案にしないでそのまま通って行くものもあるから、ガス抜きに使われることもある。

 自民党には「日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会」なるものがある。
 部会以外にも特命委員会というものがある。
 官僚を呼んで、その場で追及したり、議員同士が議論したりする場があって、その上に、政調や総務会が乗っかってる。

 こういう構造は野党には、あるようでない。
 民進党の議員とも改めて話したが、良心的な人ほど、3年間も政権持ってて、あの時に自民党を凌駕する部会、という名前じゃなくてもいいけど、そういうシステム作るべきだったけど、ついに作れなかったよねと。
 合同会議とかいろいろあるけど、(自民党とは)レベルが違うということはおっしゃってます。

 話を戻すと、外交部会と「日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会」が中心になった大きな合同会議があった。

 先週木曜日、9時半から始まった。この番組とかぶってしまった。
 僕は国会日程を絶対優先するが、開くという連絡が遅かった。
 番組ドタキャンは、まず視聴者に大変な迷惑がかかるから。

 ただ事前にいろいろ聞いてみると、会議は長くなる、10時に番組終わって飛び出して行けば間に合う、発言する時間はたぶんあるということで。
 だから先週木曜、番組が10時きっかりに終わって、自民党本部に行ったら、やっぱりちゃんとまだやってた。

 こういうこと申したくないが、政治家って、特に自民党に多いと思うが、遅れてきて早く出て行く人、それがいいことのように思ってる人がいる。
 これは恥ずべきことだと思う。

 遅れて入ったら、議論はまだ十分白熱していて、僕も発言した。

 資料を見ていただきたい。
 これが合同部会で配られた資料の一部。公開資料。

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 「我が国政府による支出について」と書いてある。
 で、その上に「慰安婦問題に関する日韓合意に基づく財団の事業」と。
 要するに、僕は日韓合意に一貫して反対ですが、それをもとに韓国側が財団を作って、「政府による支出」とあるが要するに国民のお金、そこから支出することに決めましたと。

 問題はですね、僕が一番追及したのは、ご自分で慰安婦だとおっしゃってる方々、の、生存者46人に対して、1億ウォン、およそ1000万円程度を支給すると。
 支給じゃなくて支出すると書いてあって。
 で、去年末の段階で亡くなってる方に対しては、2000万ウォン、200万円程度を払うって書いてあるわけです。

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 これはですね、国際社会の常識からすると…。
 これ部会では言ってないけど、中身を事前に内容把握してましたから、勝手に僕が言うんじゃなくて、アメリカのワシントンD.C.の政府機関に直接、何度も電話とメールで聞いたり、イギリスの外務省、同じ敗戦国のドイツにも僕のルートで確認したんですけど、これを世界がどう受け止めるかというとですね、たとえば生存者に1000万円程度を一律支給するんだったら、それは個人賠償だと。

 意味分かりますよね?
 日本と韓国はもう日韓請求権協定というものを、1960年代に結んでいて、個人賠償を今さらしたりすることはないというのが、日本政府の変わらぬ立場であり、韓国政府はぐらぐらしますけれど、請求権協定が揺らいでるわけじゃない。

 ところが一律1000万円程度としてあれば、要するに個人補償と変わらないというのが、国際社会の常識。
 日本でも本当はそれは外交上常識。

 その追及を避けるために、「生存者については、医療・介護等に係る費用が含まれるため支出額を多く見積もっている」と書いてあって、見かけ上は、200万円(死亡者)と1000万円(生存者)の差を説明してるようになってるんですが、真意は、これは僕の忖度ですが、医療・介護という名目なんだから、それぞれの生存者について、どのような医療・介護が必要か、変わるでしょうと。
 だから実際、1000万円は一律じゃなくて、変わるんですということを、違う名目でここに釈明してあるわけですよ。

 資料が姑息であると同時に、じゃあどのぐらい変わるのか、そう書けばいいのに、1000万円程度となってるのはどういうわけだと聞いたら、キャリアの課長、責任とらないといけない立場のキャリアの人が、いや、これは上限みたいなものですと。

 じゃあ何で、1000万円を上限とすると(書かないのか)。
 そして具体的には、個々人の医療・介護によって変わるんであって、だから個人賠償じゃないと書けばいいじゃないですかと。

 ここに書いてないってことは、韓国側にもこれははっきり言ってないってことでしょうと言ったら、いつものごとく司会をなさってる自民党幹部から、後で外務省が青山さんに説明して下さいと。

 僕はこういうの平場でもっとやるべきだと思ったけど、遅れて来てて、予定を30分以上過ぎてて、健全な社会人としてこれ以上言うのもおかしいから、じゃあ外務省来て下さいと。

 で、克明に話をすると、記者時代から外務省との付き合い長いが、呼べど叫べど会えない人もいる。
 アポが取れるまで1年かかったりする。
 1年経ったら僕が追及する問題は決まっちゃってるか終わっちゃってるかになってることが多いから、それから会うってミエミエなんですが、それが長年繰り返されてきた。
 メタハイの資源エネルギー庁もそう。

 が、国会議員にならせていただいたおかげで、国政調査権がありますから、あっという間に来たわけです。
 議員会館の部屋に2人入ってこられて、座られた。
 時間にして1分かからないぐらい。

 申し訳ないけど、座られた途端に、ま、名刺を受け取ったが、要するに1人は参事官、これはキャリアでえらい人。
 もう1人は会社で言ったら主任とかそういう感じ。
 別に牽制する意図はないが、向こうはそう思ったかもしれないが、思ったまま言ったんですが、「参事官、あなたこれ担当して1週間ぐらいじゃないか」と。
 なぜか顔に書いてあるんですよ。
 これ長年こういう、人と接して国家の機密と向き合わなきゃいけない仕事を記者時代1年生からしてきたから。

 ついこないだ担当したばかりで、本当は今日の部会での僕の質問も、けっこうポカンと聞いたでしょ?と言った。
 彼が返事する前に、もう1人の若い人に、「あなた申し訳ないけどノンキャリアで、しかも韓国大好きで、公の費用で韓国に留学して、ますます韓国好きになったでしょ?韓国大好きでここに来てるでしょ?」と言ったんですよ。

 これは外務省、絶句して、参事官来たばかりで、この話も分かってない。
 もう1人もその通りで、韓国大好きですと。留学もしましたと。

 (居島一平:そこは包み隠さないんですね)
 いや、嘘を言っても調べれば全部分かりますから。嘘を言ってもすぐばれますから。
 国政調査権を持ってる相手に虚偽の事実を述べたら、大変なことになる。
 彼らに言ってないけど、あとで裏を取ったが、その通りだった。

 でも、彼らなりに志があるわけです。特にノンキャリの方。
 キャリアは(部署が)ころころ変わるから、いわゆる専門家はノンキャリしかいない。
 いびつな官僚機構。
 ほんとはノンキャリと実務の話をするのが一番いいが、権限を持ってない。
 権限持ってる方(キャリア)は、とてもエキスパートとは呼べない。

 その2人にもう一回考えて下さいと。
 韓国が、なぜこれ(日本政府10億円拠出)を呑んだかというと、実は日韓合意に反対なのは韓国側の方が多いですよね。
 要するにそれは身から出たサビであって、ブーメラン。あまり好きな言葉じゃないけど。
 要するに反日教育を徹底的にやってきた。

 僕は近畿大学経済学部で教えてますが、Hさんていう在日の女子学生がいて、今回、テストで僕は100点付けた。
 彼女は授業中は僕の話に懐疑的。
 100点付けた理由はいくつかあるが、その1つは、客観的に、韓国はかつて日本に助けられましたと。

 で、自分は日本に生まれて日本に育ったけど、祖国はあくまで韓国で、行き来もして、あるいは親や祖父母の話を聞いて、自分なりに判断してるのは、要するに日韓併合時代というのは、韓国を日本が助けてくれて、守ってくれた時代だと。
 で、それは青山先生の授業を聞いて、よけいに確信しましたと。

 それは僕の意見が偏ってるって意味じゃなくて、自分が一番ニュートラルだと思った意見が、青山さんの意見だと、よく分かったと。
 テレビの印象とも違うと。
 それは答案には書いてないけど、ま、普段の彼女から伝わってくるもの。

 で、答案の中に、日本に助けていただいたってことが韓国では恥とされてると。
 だからずっと日本を嫌うような教育が、なされてきて、それが在日の私たちにも浸透してるから、いろいろおかしなことが起きる。
 で、青山先生の授業を受けて、つらい気持ちもあったと、そういうニュアンス。
 本人いつもそういう顔してましたよ。苦悩の顔。

 つらかった授業だけれども、日本に助けてもらったことを恥として、日本が悪いことしたんだというふうに話を変えて、嘘をつくってことが、どれほど祖国韓国を歪めるかということを、きちんと自分の考えとして…。

 つまりたまに学生でいるんですけど、僕に媚びようとして、憲法は変えた方がいいって、これ自分の考えとは思えない感じで書いてある。
 それははっきり言って非常にけしからん答案。

 でも、この在日韓国人の女子学生は、そうじゃなくて自分で一生懸命咀嚼をして、親とも僕の授業でも話し合って、その結果、そういう公平な考え方を持つに至ったんですよ。
 だから僕は100点満点を付けたんですね。

 で、その彼女の答案も合わせて考えると、韓国国内ではその通り、日韓併合時代を侵略時代と決めつけて、たとえば東京帝国大学と同等の帝国大学をつくって、ハングルを甦らせる努力をしたのも日本だったし、もちろん韓国と協力してやった。

 その歴史を歪めたので、要するに日韓合意について本当は日本側がやってはならない譲歩もしてるのに、韓国では大興奮で反対が。
 要するに今さら反日やめましょうって言っても無理なんですよ。
 ずっと反日で育ってるから。
 さっきの学生も、日本で育ってるから公平に見られるんであって。

 身から出たサビで、朴槿恵政権が自分でやった合意に対して、反対が強い。
 韓国国内で説明をやっとかないと、今はまだいいが、政権が終わった後を考えたら、この日韓合意は、机の下では、韓国にはすごく有利になるんだという話をしなきゃいけない。

 それで、これ(10億円拠出)でしょ、と僕は外務省の2人に言ったんです。
 これは韓国側の提案だろうと。
 日本側の提案じゃないだろうと。

 すると参事官はちょっと呆然としたが、ノンキャリは表情には出さないけど、イエスと言ってるというふうに長年の経験で分かる、感じざるをえない。
 もちろん推測で言ってるんじゃなくて、韓国の軍部を含めて民間時代にずっと培ってきたルートがあるから。

 要するにこういう話は、去年の日韓合意を12月28日に結ぶ前に、テーブルの下で、この10億円を詰めていく時に韓国側から、一括に見えるようにしたいと。
 生存者1000万円、亡くなった方々200万円。
 で、程度って言葉を、韓国側は日本語分かる人もけっこういるから、程度って言葉をつけときゃいいんだと。
 で、追及されたら「上限」って言えばいいんだと。
 まさしく自民党の部会で一番追及されるから。

 こういうのも全部、本当は韓国側からの提案でやっただろうと。
 で、最後は安倍総理の責任と決断で、それを受け入れただろうと。

 ということは、これ分かりますか?と。
 これからも日韓をやっていく、彼なりの志を持ってるノンキャリに言ったのは、あなたが今やろうとしてることが、どれぐらい国益を長年歪めるか分かりますかと。

 これ朴槿恵政権が終わったら、よけいに、これは個人賠償だという説明がずっと韓国内でされてね。
 で、日本政府はそれ違う違うと言って、そうすると反日教育を受けた韓国民は、日本人はいつも嘘つきだと、必ずそう思うと。

 それが日韓の友好に役に立つのかと。
 それ真逆だろうと。
 あなた方が今、事を収めようとやってることが、本当は同じアジア民族の決裂を生んでるんだと。
 そんなことも分からないのかと。

 そして、僕も正直議員になってなかったら、こんなの犬の遠吠えだったけど、みんなのおかげで国会に出たから、これを責任を持って言ってるんであって。
 あなたがばれてないと思ってた水面下の交渉も、把握してるから言ってるんであって。

 同じ10億円でも、こうやって1人1000万円程度って、自民党のいわば公式な部会で資料を配るって意味は、どれほど重大かってことを、顔を洗って考え直して下さいと言って。
 そしたら分かりましたと言って、もちろんお帰りになったんですけど。

 さはさりながら、このままやっていくことにたぶんなるんでしょうが、一点だけ救いかもしれないのは、要するに個人賠償にしちゃいけないっていうのを、日本側からもう一度ネジを巻くってことは、もう一度やると思う。
 僕は確認していきますけど。

 で、残念ながらそれが表で、日韓外相会談で言われることはないし、それから朴槿恵さんと安倍さんの首脳会談も行われる見通しがだんだん強まってきましたけど、だからスワップ協定もあるんだけど、その時にも出ることはないけれども、しかし僕としては見えざる努力を続けていくしかないんですよ。

 見えざる努力のはずが、虎ノ門ニュースである程度、有権者に伝えることができるけど。

 だから外交交渉ってのは常にテーブルの下、ありますよ。
 水面下の交渉がない外交交渉なんてあり得ない。
 しかし、肝心要のこの表に出てきた話を、わが古巣の共同通信も含めて、何でここに着目しないのかと。

 部会は非公開ですけど、後でブリーフィングってやるんですよ。
 ブリーフィングの時にはこの紙と同じか、同じようなものが記者の目にも触れるはずで、そうするとここに食いつかなきゃ。
 これって個人賠償でしょうと。

 それが産経新聞のような、今まで見えざる問題を発掘してきた新聞でもなかなかそこに届かない。
 ま、届く努力はしてる新聞ですけど。
 でもそこのところに有権者が気がついているっていうのは大事なことであって。

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 で、スワップの話に続けるとですね。

 なぜ僕が、この日韓スワップ協定に反対って意見は過激でないって政府側に言ったかというと、スワップ自体が絶対いけないって意見もあるでしょうが、大半の方はどんな過激に見えてもそうじゃないんですよね。

 一言で言うと、バーゲニングパワーって言葉ありますよね。ビジネスで使われてるから。

 バーゲニングって英語はもともと交渉するという意味。
 バーゲニングパワーって交渉力のことだけじゃなくて、たとえば一平ちゃんという会社と生み出す商品が、マーケットの中でどれぐらい信用されてるかと。

 もともと備わってる信用の力があって、口先とかその場のごまかしを言ってるんじゃなくて、もともと備わってる交渉力。
 人間同士で言ったら、人格と言ってもいいぐらいです。

 日韓スワップ協定を結ぶ時に明々白々なのは、韓国は追い込まれてるって事実ですよね。
 ウォンが全く信認されてなくて、不信の塊、マーケットは。

 それに焦った朴槿恵大統領が中国と仲良くしようと思ったら、中国経済が崩れていって、よけい追い込まれて。
 で、慌ててアメリカに今度はすがったから、THAADってミサイルを配備することにしたら、中国が怒って、韓国はどうしたらいいのか分からなくなってる。

 ウォンの信認がどんどん下がっていくばっかりで、やがてかつてのアジア通貨危機の時に起きた、IMF(国際通貨基金)による韓国経済の支配みたいなことも起きるかもしれないってことに本当は追い込まれていて。
 日本の新聞はほとんど書かないけど。

 したがって、アメリカに頼むんじゃなくて、いまや日本の援助、ドルよりもある局面では円の方が信頼性が高いんで、円にすがると。
 だからさっき言ったスワップっていうのは、円が危機になったら韓国が助けてくれる、ウォンが危機になったら日本が助けるはずが、円がどうやって危機になるんですか?

 というか、危機になってほしいぐらい、こっちは。円高で困ってるんだから。
 実態よりも信頼度が上回っちゃってるぐらい、円の値打ちは上がってて、どうやったら韓国に助けてもらう状態になるんですか。

 ウォンは逆に、円が後ろにいますってことを言ってくれて、やっと、通貨かな、ぐらいのところまで、ぼろぼろに傷んでるんでるわけですよ、信頼が。
 そうすると、スワップって言うけど、これ日韓スワップ協定でも何でもなくて、一方的に日本円援助協定であって。

 そうすると、こんなのはさっき言った参事官をはじめとするキャリアの外交官じゃなくて、皆さん(ギャラリー)のように民間で苦労してる人間だったら、当然これはバーゲニングパワーが上がるわけじゃないですか。

 つけ込むって意味じゃなくて、それが世の中のネゴシエーション、交渉の当たり前であって。
 その時に、あ、韓国がおっしゃるんだったらスワップやりましょう、に見えるじゃないですか。

 だから、一般国民から、スワップ結ぶんだったら、何でその時に、たとえば竹島に国会議員が上陸するようなことは二度としませんという、せめて…、本当は不法占拠その場で全部条件にしたいぐらい。

 なぜかというとウォンが壊滅するって韓国の終わりじゃないですか。
 これほどのバーゲニングパワーはないから、当然そこに付帯条件を付けるのが当たり前でしょうって言ってるだけでしょうと。
 どこが過激なんだと。

 全く現実的な意見に過ぎないのに、何が過激なんだと言ったら、とにかく青山ちゃん、あんたが過激なんだと。
 ああ、そうですかと(スタジオ笑)。
 毎日毎日この繰り返しで、国会、今開いてないのにこれだから、開いたらどうなるんだろうと(笑)。

 外務省が悪いと僕は言ってるんじゃなくて、結局そういう発想が出ないっていう根源、淵源、深淵は、日本国憲法の問題にやっぱり行き当たって、憲法も悪いんだけど、その前の思い込みが実は悪いわけ。

 戦争に負けたら戦争に勝った国の言うことを聞かなきゃいけませんねと、原案は自称護憲派、ちっとも護憲派だと思わないけど、共産党は護憲派だとおっしゃってるけど、1条から8条まで全部天皇陛下のことですけど、今は何かむにゃむにゃにしてるけど、もともと天皇陛下のご存在を否定するのが日本共産党の存在理由じゃないですか。

 自称護憲派とおっしゃる方々であっても、最初の英語の原案がなかったとはもちろん絶対言えないんですよ。
 それはドキュメントが保管されてますから、ちゃんと、誰でも見れるんで。
 「僕らの真実」って本に整理して書いた。

 あまり売れなかったけど、今度、新書にされるそうです。夕べ出版社の方がお見えになって。
 宣伝で言ってるんじゃなくて、憲法問題がこれからの議論の焦点になると思いますから、3刷で止まってるけど、あえて新書にしたいと。
 こういう志のあるね、名前言っていいと思う、田中さんっていうね、扶桑社の編集者なんですけど、立派なもんですね。

 日本は1911年にハーグ陸戦条約をちゃんと批准してて、そこにはたとえば、戦争に勝ったからといって、勝った国が負けた国の法律を勝手にいじるなと、原則としてという但し書き付きだけど。
 それを批准した時に、日本はそれを意味が分かってない。
 なぜかというと、負けた経験がなかったから。

 で、それから34年も経って、1945年に初めて負けた時に、ハーグ陸戦条約を思い出して、英語で新しい憲法の案を持ってくること自体が、国際法違反だから受け取れませんと言うべきだったのを、そうしなかったので。

 したがって、国の交戦権はこれを認めないと。
 たとえば、友だちの一平ちゃんが襲われてても、いや、僕は交戦権ないので、僕は知らない、誰かがどうにかするでしょうと。
 憲法の前文に、諸国民にお願いするって書いてあるわけですよ。
 諸国民って誰ですか?

 日本人は真面目だからそこが根元にあると、もう外交官だろうが国会議員だろうが、それが全部貫徹してて。
 だからスワップ協定っていったら、バーゲニングパワーが今、ふくらんでるから、たとえば竹島という領土問題解決の端緒をつかむってことすら分からないって話になるわけですよ。

 誰かを悪者にする話をしてるんじゃなくて、私たちはむしろ根幹を考える、あるいは有権者が変えるべきであって。

 で、したがって安倍総理をはじめ、今お考えの、緊急事態条項を付け加えるって憲法改正は、僕は、考え違うと思う。
 根っこのところに直当りしないと。

 9条と前文の問題に直接当たらないと、搦め手からじゃなくて、96条変えたいとかそういうことを言ってるんじゃなくて、真正面から言う。
 これはまた非現実的だと当然言われるわけですが、いや、これが一番現実的なんですと。


(■)ニュース一覧にない話
 その2:メタンハイドレート
 (産経報道とエネ庁部会)


【海底資源 「燃える氷」の真相(上)】「海上原発」二兎追う中国 南シナ海の軍事化・メタハイ(産経新聞 2016.9.1 06:43)

 産経新聞の味方して言ってるわけじゃないんですよ。
 だいたい産経新聞は僕に冷たいです(スタジオ驚&笑)。
 大阪本社の方は「アンカー」って番組を通じて、僕の日常的な主張に接しておられたのか、たまに取材ありますけど、基本的に僕に取材来ないんです。

 朝日新聞の方がよっぽど取材してくるんです。
 紙面に載せるかどうかは別にして。
 週刊朝日は記事にします、僕の言ったこと。
 産経新聞は、ほとんどないんですよ。

 それが今朝の朝刊、一面です。
 東京最終版。

 ※くっくり注:
  大阪版の一面の紙面はこれと全く違ってます。
  というか、こちらでは今日はその記事は載ってないみたい。
  後日載ると思いますが。

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 「海底資源 『燃える氷』の真相」。
 燃える氷っていうのはメタンハイドレートのことです。

 前半は何を書いてあるかというと、中国が南シナ海に、海の上に原発をつくろうとしてると。
 それは周知の事実なんですけど、後半に何を書いてあるかというと、(中国は)東シナ海では実はメタンハイドレートを狙ってるんだと。
 僕が長年言ってきたことが、やっと新聞に載ったんですよ。

 南シナ海で中国とベトナムが争ってるのは、石油だと。
 ずっとそう思い込ませるニュースが続いてきたでしょ、南シナ海の報道はけっこうあるんですけど。

 ところが、僕とか青山千春博士とか、あるいは当時の独立総合研究所の研究員が国際学会に行くと…。
 中国の学者が大勢来て、資金も潤沢だが、海洋科学の部会で南シナ海について発表する時に、在来型の石油の話なんか、僕自身は一回も聞いたことがなくて、全部メタハイなんですよ。

 ベトナムはメタハイの技術はまだ未熟ですが、中国はもう日本から盗むことも含めて、ずっとものすごい国家予算かけてやってて。
 だから実は、尖閣諸島の問題はメタンハイドレートを考えなきゃいけない問題だってことが、僕が講演会などで言ってきたことが、やっとメディアに載ったということ。

 (東シナ海の状況を地図で説明。沖縄本島の目の前まで自分たちの物だという中国の主張)

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 産経の記事はよく取材してて、正確に書いてあるのは、メタハイというのは、こういう曲線がある。
 安定曲線と言いまして、つまり深くて水温が低い、このあたりでメタハイは存在するわけです(図の斜線部分)。

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 で、地図に戻ると、東シナ海の全体は非常に浅い。
 要するにメタハイが見つけにくいか、できてない。

 ところがここに沖縄トラフってあるんです。
 トラフはくぼみのこと。ここは深いです。しかも深すぎない。
 メタハイが大量にある、ちょうど良い条件が、南海トラフ、あるいは日本海側も含めて、同じようにここに揃ってるわけです。

 ということは中国が南シナ海だけじゃなくて、東シナ海でも実はメタハイの研究開発を活発にやってるから、だから沖縄トラフまで全部中国の物だと。
 で、メタハイごと尖閣諸島も何もかも、だから在来型の石油も天然ガスも何もかも、メタハイも全部いただくというのが中国の戦略なんで。
 それを初めて一般の新聞が書いたんです。

 さらに僕がびっくりしたのはですね、これ実は事前に聞いてなかったんですけど、記事によく見た名前が…。

【メタハイ研究者の東京海洋大准教授、青山千春氏は「沖縄トラフは金銀を含む海底熱水鉱床が存在していることで知られる。そういった場所はメタハイもあるとみられる」と話す】

 と書いてあって、それだけでも僕はのけぞってたら、最後にもう一回出てきて、

【青山(千春)氏は2年前、北京で開催された国際学会での中国の研究発表に驚いた】

 これは、国際ガス・ハイドレート学会。
 3年に1回あるのが、前回は北京だった。

 僕、行くと言ったら、インテリジェンスから止められた。
 逮捕されるんですか?と聞いたら、逆に、反中の青山繁晴が中国を頼ってきたと、人民日報はじめ大ニュースにする備えをしてるから、宣伝に使われるからやめてくれって言われて。

 で、僕は行くのやめて、独研の研究員と青山千春博士が行ったら、あまりの大気汚染で…(脱線)。

 記事に戻ると、
 
【青山(千春)氏は2年前、北京で開催された国際学会での中国の研究発表に驚いた。堆積物に含まれる水分に光を照射してメタンがどれくらい含まれているかを推定する資源評価を即座に行うという機器の開発だった。
 通常は海底から堆積物を採取し、船上や研究室で分析するが、青山氏は「その場でレーザーをあてるだけで、メタハイかどうかがわかるなんて、世界のどこもやっていない。もし開発に成功すれば、中国の海洋膨張はさらに進む」と指摘する】


 これもちろん、一般紙に載ったのは初めて見ましたけど、2年前に学会から帰ってきた千春博士らの社内での報告書があって僕もびっくりしたんですが、このへん書いてる通りです。

(メタハイの専門的な話が続きます。略)

 これ(中国の機器開発)はビッグニュースで、僕らがいくら言っても無視された。

 それが2年遅れで、産経新聞に出てきて、そしてこの特集、「『燃える氷』の真相」ってことで、この特集続くかどうかは、「上」だから続くと思う。
 本当に良い仕事をなさってると思います。

 僕の仕事で言うと、とにかく皆さんに付託いただいた議員の仕事がメインですから、こないだこの番組(8月4日放送)で申した通り、部会でまずびっくりしたのは、未来への投資っていう発表の中に、自前資源の開発が、メタンハイドレートも熱水鉱床もレアメタルも、影も形もなくて。

 そしたら、日下部エネルギー長官から、すみませんでした、入れますっていう話がありましたよね。
 それがこうやって実際、入りました。

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 これも部会で配られた資料ですが、秘密って書いてないから(見せます)。

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【2 開発主体の新陳代謝の促進も見据えた国内資源開発の推進
 (例:日本近海の石油・天然ガスやメタンハイドレート)
 3 国内外における鉱物資源の確保を推進
 (例:日本近海の海底熱水鉱床、海外のレアメタル)】


 「開発主体の新陳代謝の促進」って意味ありげに書いてるのは、どういう意味なんだって僕はまたしつこく聞きましたけど、その答えはむにゃむにゃだったけど、これも実は意味があって。

 エネルギーセキュリティー、エネルギーの安全保障を強化するためには、今までの仕組みに経済産業省もこだわってるだけじゃいけませんねってことを、何とか盛り込んでるわけですよね。

 で、これ盛り込んだらそれで済むわけではなくて、これは何の資料かというと、概算要求って分かりますよね?
 今、政府と国会議員は何をしてるかというと、昨日で事実上終わってるんですけど、8月いっぱいかけて、この上限を決めるんですよ。

 たとえばメタハイ開発には、経産省としては上限いっぱいだとこれだけほしいんですと言って、これを財務省に、たとえば文科省でも農水省でもそれ渡して、それで交渉が今日から始まってて、昨日まではこの上限を決めるのをやってて、今日から財務省の交渉。
 本当は水面下で、その前からやってますけど。

 で、年末に予算案が決まっていって、来年の通常国会の予算審議にかけられて、上手く行けば来年の3月いっぱい、年度内までに平成29年度の予算が決まるっていう仕組みなんですよね。

 だから夏に選挙区ばっかり回ってる議員って本当はおかしいんですよ。
 この概算要求に発言しないと。
 だからこれ全部、概算要求の資料であって、はっきり言って、ほっとくと、財務省は来てないものにお金出しませんから。

 メタハイも熱水鉱床もレアメタルも、経産省から来てないっていう事態があり得る状況だったんで、単に書かれただけではなくて、もちろんエネ庁の中で良心的な人は一生懸命やってました、僕ごときの発言でどうこうってことはないけれども、しかし民間時代と違って、歴然とこうやって動きは出て。

 財務省がどう判断するかっていう、さらに難しい問題は横たわってるけれども、当然僕の仕事も水面下でずっと続くわけですけれども、だから独研の社長なんて当然辞めてなきゃいけないんですよ。
 そんな、いかなる誤解も招いちゃだめですよ。

 それから青山千春博士が、ちょうど天の差配で、東京海洋大学の教官になって、兼職しないということで独研から去ってるというのも、本当にやるべき仕事というのを、天から、国民から与えていただいてるという。

 そしてこの虎ノ門ニュースのおかげで発信できる。
 こんなの地上波で、もうこれ1時間ぐらい喋ってる、コマーシャルなしで。
 ありえへんわ(スタジオ笑)。

(テレビに関して、少し脱線。略)

 まあ、こうやって目に見える成果が多少出てます。
 で、メタハイの動きは実は他にも、議員になってから急速にこの1カ月変わったことがあって、それは違う機会にお話をします。




 ____________________________内容紹介ここまで


 青山さんのご意見、私とは違う場合もよくありますが、日韓スワップ協定に関しては完全一致です。

 というか、これに反対する人を「過激」と見る人たちがいること自体、はぁ?!となりますわ。
 (官僚・政治家だけでなく、有権者にも一部いるみたいですが)

 ニュース解説は、トラ撮りのあと、後半にダダーッとされてました。
 (3)の途中からエンディングテーマが流れ始めて、(4)(5)はもう本当にバタバタバタと。

 できればもっとゆっくり聞きたかったですね。
 お笑いコンビの髭男爵じゃないけど、「青山さん、ペース配分〜!」って突っ込み入れたくなりました(^_^;

 でも、今日はいつもと比較するとそれほど脱線は多くなかったです。
 だから本当に盛りだくさんで、きちきちの内容だったんだと思います。

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※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
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こころが風邪をひいたら
 拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし




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