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「もしネパールで大地震が起きたら国の80%はダメになる」と語っていたネパール人男性
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[5月1日、ネパールのカトマンズで、壊れた建物を見つめる住民]
9000人近い死者と800万人を超える被災者を出したネパール大地震の発生から、5月25日で1カ月となります。
日本ではほとんど報道がなくなりましたね。
5月12日にM7.3の大きな余震があり、新たに多くの死傷者が出たため、その日と次の日ぐらいは報道されましたが…。
陸上自衛隊はこの間も国際緊急援助活動を続け、5月21日までに隊員が撤収し、日本に帰国されたそうです(陸上自衛隊サイト 5月22日)。
お疲れ様でした<(_ _)>
[医療援助隊の帰国(羽田空港)]
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[5月1日、ネパールのカトマンズで、壊れた建物を見つめる住民]
9000人近い死者と800万人を超える被災者を出したネパール大地震の発生から、5月25日で1カ月となります。
日本ではほとんど報道がなくなりましたね。
5月12日にM7.3の大きな余震があり、新たに多くの死傷者が出たため、その日と次の日ぐらいは報道されましたが…。
陸上自衛隊はこの間も国際緊急援助活動を続け、5月21日までに隊員が撤収し、日本に帰国されたそうです(陸上自衛隊サイト 5月22日)。
お疲れ様でした<(_ _)>
[医療援助隊の帰国(羽田空港)]
最近の報道によれば、現地は間もなく雨期に入るため、道路事情が悪く孤立しやすい山間部では、衛生状態の悪化による感染症の拡大が懸念されるなど、予断を許さない状況が続いています。
ネパールでは38カ国からきた約130の医療チームが支援に当たりましたが、残っているのは約40チームで、医療体制の再建が課題だそうです(産経 2015.5.23 19:47)。
現地で医療支援を行っている熊本赤十字病院の城下卓也医師によれば、「余震や家屋の修復でけがをする人が多く、医療支援はまだまだ必要とされている」とのことです(産経 2015.5.23 19:48)。
[1カ月が経過しても日本赤十字社の巡回診療に長い列ができる]
ネパールのマハト財務相は5月24日までに産経新聞の単独インタビューに応じ、住宅、病院や政府系施設、文化遺産、インフラなどの復興に「5年間で少なくとも50億ドル(約6000億円)が必要」との見積もりを明らかにしました。
その上で、「6月末にカトマンズで1回目の国際支援国会合を開いてほしい」と諸外国に向けて呼びかけています。
支援国会合の開催を真っ先に提案したのは、日本だそうです。
日本とアジア開発銀行(ADB)が会合の共催を提案していますが、日本は「6月は早すぎる」としており、2回目(9月か10月)の会合に対応することになりそうです。
また、マハト氏によれば、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を目指す中国とは、支援国会合に関して具体的な議論は行っていないとのことです(以上、産経 2015.5.24 18:28)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
話は少し変わりますが、
東日本大震災発生から数カ月後にあたる2011年8月、『私は日本のここが好き! 特別版 親愛なる日本の友へ』という本が出版されました。
外国人の声をまとめたもので、震災発生時に日本にいた人の体験談や、被災した人たちへの励ましのメッセージなどが、多数収録されています。
この中に、ネパール人の男性のインタビューが載っていたことを思い出したので、改めて読んでみました。
ギミル・ハリ・パラサドさんという方です。
英語表記は、GHIMIRE HARI PRASAD。
1985年生まれで、2011年当時は敬愛大学国際学部の留学生でした。
日本滞在期間はその時点で通算約4年。
彼のインタビューを全文転載<(_ _)>
【日本は、必ず元のように元気になれます。私はそう思っています。日本人には頑張る力も優れた技術もある。お金も集まってきている。こんなに大きな災害にあっても、今もこの国は動いています。もしネパールでこのくらいの地震がおきたら、国の80%はダメになっているでしょう。津波に町は流されました。東京もすごく揺れました。でも地震でビルは倒れなかった。日本の技術が優れているから。日本人はやると決めたらやれる人たちだから、政府から具体的にこうしましょう、という発表があれば、国民みんなで頑張って、もっと強い国、もっといい国を作ることもできます。必要なのは「がんばろう日本」の何を頑張るか、具体的にわかることだけです。
私はネパールから来た留学生です。千葉市にある敬愛大学の国際学部の3年です。初めて日本に来たときは日本語もぜんぜんわからない状態で一人で成田に着きました。成田から日本語学校のある静岡まで、途中新幹線にも乗ってなんとかたどり着けたのは、何回も親切な人たちに助けてもらったからです。なかでも忘れられないのは、静岡駅で会った80歳ぐらいのおじいさん。彼は私に水を買って飲ませてくれて、私の荷物を持って地図を見ながら学校までつれていってくれました。こんな体験をして日本の第一印象が、悪いはずがないでしょう? いろいろな文化を学び、ネパールに帰ってから困っている人の役に立つことが私の目標です。だから日本にいる間になるべくたくさんの人に会って、様々な体験をしたいです。大学の勉強と、アルバイトで忙しいですが、国際交流活動などにもできるだけ積極的に参加しています。
日本のことを詳しく知ったのは、ネパールで大学生だったときです。日本に行ってきた先生の話の中で、日本では毎日、全国で平均すると1日に4回くらい地震がおきると聞きました。私はすごく驚きました。もしもネパールでそのようなことがあったら国が壊れてしまう、日本はどうして大丈夫なのか不思議でした。
父はインド海軍の軍人で、家にはインターネットにつながるパソコンがあったので、それを使って日本について調べました。それでもっと興味がわきました。戦争の後、1950年代には食べるものがない人もいた。しかし1964年、わずか10数年後には新幹線も、東京でオリンピックもできた。
古い文化や自然も残しながら、優れた技術力と経済力がある国。小さい国なのにそんな短い時間で、どんなやり方でこんなに発展したのか? 内戦が終わったばかりの自分の国を、これからいい国にしたかったから、私は日本という国を見に行きたいと思って、留学を決心しました。
日本の発展の力のもとは何ですか? 今もまだ探している途中ですが、大学やバイトの経験からその答えが少しみつけられたと思っています。それは日本人には当たり前、でも私には驚くこと。まず時間に正確。学校も仕事も電車も1分も遅れない。まじめ。やると決めたことは必ず最後までやる、人に何か教えるときは相手がわかるまで教える。それから仕事のやり方。社長でも店に来てトイレが汚れていたら掃除をする。ネパールでは考えられません。誰でも自分の担当のことだけじゃなくて、必要なときは他の人の仕事もする、これが日本の力のもとじゃないですか。私はこの力のもとを、ネパールに持って帰りたいです。
有楽町駅前の地下のマクドナルドで働いているとき、地震がきました。3時にシフトが終わる直前で、調理をしていました。ポテトの油が大きな波になって溢(あふ)れそうでした。もちろん私はすごくびっくりしました。しかしけっこう混んでいた店内では、パニックになってる人はいなかった。まだ食べ続けている人もいました。ずっと揺れていて危ないので、お客様にコーヒー券を配ってお店から出ていただいてから、本社に連絡しお店を閉めました。その後着替えにロッカーへいって携帯電話を見たら、もうネパールの家族が地震のことを知っていて、無事を確認するメールが届いていました。電話はつながらなかったけど、インターネットはできたので、すぐメールの返事をして、それからNHKワールドや、アル・ジャジーラの英語の翻訳ニュースを確認して、東北地方ですごく大きな地震があったことがわかりました。
外に出てきたら周りのビルから人がみんな出てきていて、道はもう人でいっぱいでした。木も揺れていてみんな不安そうに上の方を見たりしていましたが、騒いでいる人がいなくて不思議でした。電車が止まって、千葉の家まで帰るのは無理だとわかったので友達の家がある亀戸(かめいど)まで歩いて行くことにしましたが、そう決めるまで有楽町から東京駅まで行ったり来たりしているとき、道にも駅にも溢れている大勢の人たちを見ました。みんな静かでマナーも良かったので私は驚き、携帯電話でその様子を写真に撮りました。隣の駅まで続いている長いタクシー待ちの行列、駅の中とか。そして「日本人の礼儀」という題をつけて後でフェイスブックに載せました。世界中の人たちに見せたいと思ったからです。
日本がまた元気になれると私がなぜ考えるのか、こういう例があります。15日くらい前でした。別のアルバイト先のコンビニに、夜、小さい男の子が1人で買い物に来ました。家族はお店の外にいたみたいです。レジの前には、被災地の写真が貼ってある手作りの大きな募金箱が置いてあります。その子供はレジの前でこっちの手にお菓子、もう1つの手に100円か200円くらいお金を握って、大きな募金箱をじっと見て、一生懸命何が書いてあるのか字を読んでいました。それからその子供は、お菓子を棚(たな)に戻しにいって、小さい手に握っていたお金を募金箱に入れたんです。それを見て、私の目に涙が出ました。レジにいた私は急いでその子が戻したお菓子を買って渡しました。日本では、こんな小さい子でも誰かのために自分から募金する。こんな国だから日本はきっと大丈夫だと、私はそう思います。】
ネパール大地震が発生した時、ギミル・ハリ・パラサドさんは日本におられたのか、それともネパールにおられたのか…。
仮に帰国されていた場合、被災されなかったでしょうか。
ご家族もご無事だったでしょうか。
ギミルさんの「今」がとても気になったので、ネットを検索したら、敬愛大学のサイトの留学生の声というところに、お顔とお声がありました。
2013年に卒業され、千葉大学大学院に行かれたとのこと。
さらに検索を進めると、Twitterも見つかりました。
プロフィールに「chiba university japan」とありますし、お写真を見てもご本人で間違いないでしょう。
ツイートは非公開設定のため状況は全く分かりませんが、日本での経験も糧としながら、現在、祖国の復旧・復興に向け、奔走されているのではないでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
豊かさを示す国連の指数で、ネパールは187カ国中145位(2014年版)だそうです。
決して豊かな国ではありませんが、東日本大震災の際は、支援物資として毛布5000枚を送ってくれました(外務省サイトによる)。
日本からもすでに多くの寄付なされたと思いますが(私も少額ですが寄付しました)、まだの方は、4年前の恩返しのためにも、ネパールの方々にどうか「お志」を。
★日本赤十字社 2015年ネパール地震救援金
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/2015_1/
他に、野口健さんが呼びかけておられる募金があります。
これはエベレスト街道沿いの村などの支援に使われる募金です。
★野口健 ヒマラヤ大震災基金
http://donation.yahoo.co.jp/detail/3123003/
ネパールでは観光業が経済的に大きなウエートを占めていて、エベレスト街道はネパールでもっとも有名な観光地です。
ネパール復興のためにもエベレスト街道などの復興はとても大切なのだそうです。
野口健さんは5月22日、日本記者クラブで記者会見を行い、エベレスト街道沿いの村などの被害状況を報告し、改めて支援を呼びかけられました。
雨期が近づいているため、家族そろって収容可能な大型テントの導入が急務だそうです(産経 2015.5.22 18:20)。
こちらへの寄付もどうかご協力下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に、この1カ月の間に韓国絡みで気になるニュースがあったので、紹介しておきます。
■ネパール大地震、貧しい農村で被災した若い女性たちは人身売買のターゲットに―英紙(レコードチャイナ 2015年5月6日(水) 11時16分)
5月5日の英紙ガーディアン(原文)が伝えたところによると、被災した若い女性たちが人身売買のターゲットになっているそうです。
貧しい農村地帯に住む若い女性や少女らは、これまでも人身売買のターゲットとなっており、韓国などで売春婦として働かされてきましたが、ブローカーたちが災害を利用して支援という目的で女性たちを誘い出す実態があるとNGOが指摘し、そういう情報を知らせるための活動を行っているそうです。
このことは5月23日付の毎日新聞も伝えています(但し韓国の文字はなく、インドや中東の売春業者に売るのが一般的な手口と記述)。
日本のフェミニストの方々、特に、慰安婦問題で「貢献」した福島瑞穂議員あたりに、ぜひ調査や支援を行っていただきたいものです。
■【ネパール】韓国宣教師団体が布教活動「ヒンズー教信じているから大地震起きた。イエス様を信じなければならない」→現地が猛反発「偽物の助けはいらない」(保守速報 2015年05月13日23:10)
この「グッドピープル」という韓国の団体は、ネパールメディアの袋叩きにあい、謝罪をしたそうです。
聯合ニュースでも報道されたそうで、FOCUS-ASIA.COMが韓国ネットの反応を伝えています。
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ネパールでは38カ国からきた約130の医療チームが支援に当たりましたが、残っているのは約40チームで、医療体制の再建が課題だそうです(産経 2015.5.23 19:47)。
現地で医療支援を行っている熊本赤十字病院の城下卓也医師によれば、「余震や家屋の修復でけがをする人が多く、医療支援はまだまだ必要とされている」とのことです(産経 2015.5.23 19:48)。
[1カ月が経過しても日本赤十字社の巡回診療に長い列ができる]
ネパールのマハト財務相は5月24日までに産経新聞の単独インタビューに応じ、住宅、病院や政府系施設、文化遺産、インフラなどの復興に「5年間で少なくとも50億ドル(約6000億円)が必要」との見積もりを明らかにしました。
その上で、「6月末にカトマンズで1回目の国際支援国会合を開いてほしい」と諸外国に向けて呼びかけています。
支援国会合の開催を真っ先に提案したのは、日本だそうです。
日本とアジア開発銀行(ADB)が会合の共催を提案していますが、日本は「6月は早すぎる」としており、2回目(9月か10月)の会合に対応することになりそうです。
また、マハト氏によれば、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を目指す中国とは、支援国会合に関して具体的な議論は行っていないとのことです(以上、産経 2015.5.24 18:28)。
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話は少し変わりますが、
東日本大震災発生から数カ月後にあたる2011年8月、『私は日本のここが好き! 特別版 親愛なる日本の友へ』という本が出版されました。
外国人の声をまとめたもので、震災発生時に日本にいた人の体験談や、被災した人たちへの励ましのメッセージなどが、多数収録されています。
この中に、ネパール人の男性のインタビューが載っていたことを思い出したので、改めて読んでみました。
ギミル・ハリ・パラサドさんという方です。
英語表記は、GHIMIRE HARI PRASAD。
1985年生まれで、2011年当時は敬愛大学国際学部の留学生でした。
日本滞在期間はその時点で通算約4年。
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【日本は、必ず元のように元気になれます。私はそう思っています。日本人には頑張る力も優れた技術もある。お金も集まってきている。こんなに大きな災害にあっても、今もこの国は動いています。もしネパールでこのくらいの地震がおきたら、国の80%はダメになっているでしょう。津波に町は流されました。東京もすごく揺れました。でも地震でビルは倒れなかった。日本の技術が優れているから。日本人はやると決めたらやれる人たちだから、政府から具体的にこうしましょう、という発表があれば、国民みんなで頑張って、もっと強い国、もっといい国を作ることもできます。必要なのは「がんばろう日本」の何を頑張るか、具体的にわかることだけです。
私はネパールから来た留学生です。千葉市にある敬愛大学の国際学部の3年です。初めて日本に来たときは日本語もぜんぜんわからない状態で一人で成田に着きました。成田から日本語学校のある静岡まで、途中新幹線にも乗ってなんとかたどり着けたのは、何回も親切な人たちに助けてもらったからです。なかでも忘れられないのは、静岡駅で会った80歳ぐらいのおじいさん。彼は私に水を買って飲ませてくれて、私の荷物を持って地図を見ながら学校までつれていってくれました。こんな体験をして日本の第一印象が、悪いはずがないでしょう? いろいろな文化を学び、ネパールに帰ってから困っている人の役に立つことが私の目標です。だから日本にいる間になるべくたくさんの人に会って、様々な体験をしたいです。大学の勉強と、アルバイトで忙しいですが、国際交流活動などにもできるだけ積極的に参加しています。
日本のことを詳しく知ったのは、ネパールで大学生だったときです。日本に行ってきた先生の話の中で、日本では毎日、全国で平均すると1日に4回くらい地震がおきると聞きました。私はすごく驚きました。もしもネパールでそのようなことがあったら国が壊れてしまう、日本はどうして大丈夫なのか不思議でした。
父はインド海軍の軍人で、家にはインターネットにつながるパソコンがあったので、それを使って日本について調べました。それでもっと興味がわきました。戦争の後、1950年代には食べるものがない人もいた。しかし1964年、わずか10数年後には新幹線も、東京でオリンピックもできた。
古い文化や自然も残しながら、優れた技術力と経済力がある国。小さい国なのにそんな短い時間で、どんなやり方でこんなに発展したのか? 内戦が終わったばかりの自分の国を、これからいい国にしたかったから、私は日本という国を見に行きたいと思って、留学を決心しました。
日本の発展の力のもとは何ですか? 今もまだ探している途中ですが、大学やバイトの経験からその答えが少しみつけられたと思っています。それは日本人には当たり前、でも私には驚くこと。まず時間に正確。学校も仕事も電車も1分も遅れない。まじめ。やると決めたことは必ず最後までやる、人に何か教えるときは相手がわかるまで教える。それから仕事のやり方。社長でも店に来てトイレが汚れていたら掃除をする。ネパールでは考えられません。誰でも自分の担当のことだけじゃなくて、必要なときは他の人の仕事もする、これが日本の力のもとじゃないですか。私はこの力のもとを、ネパールに持って帰りたいです。
有楽町駅前の地下のマクドナルドで働いているとき、地震がきました。3時にシフトが終わる直前で、調理をしていました。ポテトの油が大きな波になって溢(あふ)れそうでした。もちろん私はすごくびっくりしました。しかしけっこう混んでいた店内では、パニックになってる人はいなかった。まだ食べ続けている人もいました。ずっと揺れていて危ないので、お客様にコーヒー券を配ってお店から出ていただいてから、本社に連絡しお店を閉めました。その後着替えにロッカーへいって携帯電話を見たら、もうネパールの家族が地震のことを知っていて、無事を確認するメールが届いていました。電話はつながらなかったけど、インターネットはできたので、すぐメールの返事をして、それからNHKワールドや、アル・ジャジーラの英語の翻訳ニュースを確認して、東北地方ですごく大きな地震があったことがわかりました。
外に出てきたら周りのビルから人がみんな出てきていて、道はもう人でいっぱいでした。木も揺れていてみんな不安そうに上の方を見たりしていましたが、騒いでいる人がいなくて不思議でした。電車が止まって、千葉の家まで帰るのは無理だとわかったので友達の家がある亀戸(かめいど)まで歩いて行くことにしましたが、そう決めるまで有楽町から東京駅まで行ったり来たりしているとき、道にも駅にも溢れている大勢の人たちを見ました。みんな静かでマナーも良かったので私は驚き、携帯電話でその様子を写真に撮りました。隣の駅まで続いている長いタクシー待ちの行列、駅の中とか。そして「日本人の礼儀」という題をつけて後でフェイスブックに載せました。世界中の人たちに見せたいと思ったからです。
日本がまた元気になれると私がなぜ考えるのか、こういう例があります。15日くらい前でした。別のアルバイト先のコンビニに、夜、小さい男の子が1人で買い物に来ました。家族はお店の外にいたみたいです。レジの前には、被災地の写真が貼ってある手作りの大きな募金箱が置いてあります。その子供はレジの前でこっちの手にお菓子、もう1つの手に100円か200円くらいお金を握って、大きな募金箱をじっと見て、一生懸命何が書いてあるのか字を読んでいました。それからその子供は、お菓子を棚(たな)に戻しにいって、小さい手に握っていたお金を募金箱に入れたんです。それを見て、私の目に涙が出ました。レジにいた私は急いでその子が戻したお菓子を買って渡しました。日本では、こんな小さい子でも誰かのために自分から募金する。こんな国だから日本はきっと大丈夫だと、私はそう思います。】
ネパール大地震が発生した時、ギミル・ハリ・パラサドさんは日本におられたのか、それともネパールにおられたのか…。
仮に帰国されていた場合、被災されなかったでしょうか。
ご家族もご無事だったでしょうか。
ギミルさんの「今」がとても気になったので、ネットを検索したら、敬愛大学のサイトの留学生の声というところに、お顔とお声がありました。
2013年に卒業され、千葉大学大学院に行かれたとのこと。
さらに検索を進めると、Twitterも見つかりました。
プロフィールに「chiba university japan」とありますし、お写真を見てもご本人で間違いないでしょう。
ツイートは非公開設定のため状況は全く分かりませんが、日本での経験も糧としながら、現在、祖国の復旧・復興に向け、奔走されているのではないでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
豊かさを示す国連の指数で、ネパールは187カ国中145位(2014年版)だそうです。
決して豊かな国ではありませんが、東日本大震災の際は、支援物資として毛布5000枚を送ってくれました(外務省サイトによる)。
日本からもすでに多くの寄付なされたと思いますが(私も少額ですが寄付しました)、まだの方は、4年前の恩返しのためにも、ネパールの方々にどうか「お志」を。
★日本赤十字社 2015年ネパール地震救援金
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/2015_1/
他に、野口健さんが呼びかけておられる募金があります。
これはエベレスト街道沿いの村などの支援に使われる募金です。
★野口健 ヒマラヤ大震災基金
http://donation.yahoo.co.jp/detail/3123003/
ネパールでは観光業が経済的に大きなウエートを占めていて、エベレスト街道はネパールでもっとも有名な観光地です。
ネパール復興のためにもエベレスト街道などの復興はとても大切なのだそうです。
野口健さんは5月22日、日本記者クラブで記者会見を行い、エベレスト街道沿いの村などの被害状況を報告し、改めて支援を呼びかけられました。
雨期が近づいているため、家族そろって収容可能な大型テントの導入が急務だそうです(産経 2015.5.22 18:20)。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に、この1カ月の間に韓国絡みで気になるニュースがあったので、紹介しておきます。
■ネパール大地震、貧しい農村で被災した若い女性たちは人身売買のターゲットに―英紙(レコードチャイナ 2015年5月6日(水) 11時16分)
5月5日の英紙ガーディアン(原文)が伝えたところによると、被災した若い女性たちが人身売買のターゲットになっているそうです。
貧しい農村地帯に住む若い女性や少女らは、これまでも人身売買のターゲットとなっており、韓国などで売春婦として働かされてきましたが、ブローカーたちが災害を利用して支援という目的で女性たちを誘い出す実態があるとNGOが指摘し、そういう情報を知らせるための活動を行っているそうです。
このことは5月23日付の毎日新聞も伝えています(但し韓国の文字はなく、インドや中東の売春業者に売るのが一般的な手口と記述)。
日本のフェミニストの方々、特に、慰安婦問題で「貢献」した福島瑞穂議員あたりに、ぜひ調査や支援を行っていただきたいものです。
■【ネパール】韓国宣教師団体が布教活動「ヒンズー教信じているから大地震起きた。イエス様を信じなければならない」→現地が猛反発「偽物の助けはいらない」(保守速報 2015年05月13日23:10)
この「グッドピープル」という韓国の団体は、ネパールメディアの袋叩きにあい、謝罪をしたそうです。
聯合ニュースでも報道されたそうで、FOCUS-ASIA.COMが韓国ネットの反応を伝えています。
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Comments
更に、国内では賄賂が蔓延し、国家予算の私物化など日常茶飯事の有様です。地震が襲う前に、すでに交通網など混乱していたというのが実際の姿ではないのでしょうか。