「アンカー」(1)安倍総理生出演…消費税・TPP・防空識別圏・拉致・硫黄島遺骨・秘密保護法・憲法改正
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■12/18放送 関西テレビ「アンカー」
青山繁晴の“ニュースDEズバリ”スペシャル
(1)安倍総理生出演
番組冒頭から安倍総理が中継生出演!
青山繁晴さんのブログで前日(17日)に「明日の放送ではサプライズがあります」と予告があり、さらにその数時間後にサプライズの中身(安倍総理出演)が明かされ、私も興奮してこの日を迎えました(^_^;
で、当日(18日)の放送直前に「安倍総理は番組が始まる午後4時48分から、午後5時5分までの登場です」と予告があり、ところが実際は10分間も延長してのご出演となりました。
そんなこんなで、今週はその総理インタビューと、通常の“ニュースDEズバリ”コーナー(北朝鮮・張成沢処刑と拉致問題をめぐる解説)の両方を起こします。
かなり長くなってしまったので、エントリーを2つに分けました。
こちらのエントリーは安倍総理の項です。
北朝鮮の項は1つ後のエントリーをご覧下さい。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。
内容紹介ここから____________________________
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■12/18放送 関西テレビ「アンカー」
青山繁晴の“ニュースDEズバリ”スペシャル
(1)安倍総理生出演
番組冒頭から安倍総理が中継生出演!
青山繁晴さんのブログで前日(17日)に「明日の放送ではサプライズがあります」と予告があり、さらにその数時間後にサプライズの中身(安倍総理出演)が明かされ、私も興奮してこの日を迎えました(^_^;
で、当日(18日)の放送直前に「安倍総理は番組が始まる午後4時48分から、午後5時5分までの登場です」と予告があり、ところが実際は10分間も延長してのご出演となりました。
そんなこんなで、今週はその総理インタビューと、通常の“ニュースDEズバリ”コーナー(北朝鮮・張成沢処刑と拉致問題をめぐる解説)の両方を起こします。
かなり長くなってしまったので、エントリーを2つに分けました。
こちらのエントリーは安倍総理の項です。
北朝鮮の項は1つ後のエントリーをご覧下さい。
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岡安譲
「さて、今日はですね、青山さんの“ニュースDEズバリ”スペシャル、今日は安倍総理大臣に、関西テレビ東京支社に来ていただいています。えー、総理、お忙しい中ありがとうございます。よろしくお願いします」
村西利恵
「よろしくお願いいたします」
安倍晋三内閣総理大臣
「どうぞよろしくお願いします」
岡安譲
「それでは青山さん、よろしくお願いします」
青山繁晴
「はい。えー、総理、お疲れのところ、よろしくお願いします」
安倍総理
「はい」
青山繁晴
「はい。えー、まず、最初にお聞きしたいことなんですけれども、毎年12月になりますと、来年の税金どうしましょうかっていうことが、方針として決まります。えー、先週、来年の税制について、えー、消費税が、再来年秋に、10%になれば、軽減税率、すなわち、食料品などは消費税安くしましょうと、いうことをやりましょうって方針出ましたけれども、そもそも再来年10月に、消費税10%にすること、えー、これは正しいでしょうか。私個人の意見としてはこれに反対です。というのは、8%に引き上げてから、時間がなさすぎますし、やっぱり2桁になると、その、個人消費に対するダメージも全く、それこそ桁違いになると思います。そもそもその10%にするってことについて、総理は今、この時点でどうお考えでしょうか」
安倍総理
「あの、伸びていく社会保障費に対応するために、そしてまた、財政再建を進めていかなければいけない、という中において、自民党はですね、当時野党ではありましたが、えー、来年の4月に、えー、5%から8%、そして再来年の、ま、10月にですね、えー、10%、に引き上げていくことに、賛成をいたしました。しかし、同時にですね、今やっと3本の矢の政策によって、デフレから脱却できるかもしれないというチャンスを掴んでます。ま、このチャンスは、決して離したくないと思ってるんですね。ま、ですから、来年4月から、5%から8%に上がっていく、おそらく4月5月6月はですね、反動減がありますから、その前の駆け込み需要のですね、えー、その後、4月から回復できるかどうか、7月8月9月の、えー、状況を見て、判断したいと、こう考えています」
青山繁晴
「なるほど。えー、今おっしゃったことは、来年7月から3ヶ月間の、景気の動向、消費税8%をどの程度飲み込めるかによって、よっては、再来年秋の10%に引き上げは、見送ることもありえると、いうふうに思ってよろしいですね?」
安倍総理
「あの、それは、あの、ま、法律に書いてありますのでね、経済の状況を見ながら、あの、消費税を上げることが目的ではなくて、税収をしっかりと上げていく、ま、そのためにはですね、景気回復、この軌道を変えてならないと、考えています」
青山繁晴
「はい。あの、そこは僕も同感です。あの、つまり、えー、法律があるからといってそれを金科玉条にするんじゃなくて、あくまでも景気を回復するためだったら法改正もありえると、当然のことですけれども、もう一度そこは、その通りでよろしいですね?」
安倍総理
「あ、それはもちろん、その通りですね。そのための、総理大臣ですから」
青山繁晴
「はい。分かりました。えー、今のことにも関連するんですけれども、同じく、その、来年以降の税制どうするかっていう、その取り決めの中でですね、ま、難しい言葉で言うと、新しい税制改正大綱の中に、残念ながら軽自動車、これまで日本の、特に農村部などの国民の生活を支えてきた面があると思うんです。軽自動車のメーカーの味方をするわけじゃなくて、公平に申してそうだと思うんですけれども、この軽自動車の税金が、1.5倍になると、いうことが盛り込まれてます。恐縮ながら、僕はこれも反対です。と言いますのは、TPP交渉にも関連をして、そのアメリカが、無茶な要求してます。すなわち、アメリカの小さい自動車が売れないのは、日本に軽自動車の優遇があるからだと。これは無理無体な話だと思います。従って、税制改正大綱はこうであっても、それをもとにしてやがて政府が、えー、税法の改正案を次期通常国会に出すわけですけれども、その時に、この軽自動車に対する増税っていうのを見直していただけないかと思うんですが、ここはいかがでしょうか」
安倍総理
「あの、自動車の、ま、軽自動車に対するですね、えー、この税率のアップについてはですね、税額のアップについては、これはあの、TPP交渉とは全く関係がありません。これはあの、消費税を、上げていく中においてですね、ま、自動車にかける税金全体を、ま、軽減をしていくんですが、その中でその、ま、財源を捻出をしなければならないと、いう中においてですね、ま、今までの軽自動車の軽減税率は、ま、あまりにも、ま、これは他の、えー、まあもう少し、大きい自動車と比べてですね、軽すぎるだろうという、ま、議論が、与党の中に、ありまして、もちろんですね、私の地元もそうなんですが、地方にとっては、ま、軽自動車というのは全く、足ですからね、えー、これを、に、みんな頼っていて、公共交通機関がありませんから、それはあの、青山さんの言ってる意味はよく分かりますが、しかしその中で、非常に低かったやつをですね、もうちょっと、じゃあご負担をお願いしようということで、与党では一致をしたということなんです」
青山繁晴
「うーん、あの、今、総理は最後に、ま、与党では一致をしたというふうに、まあいわば正確におっしゃったわけで、政府の最終決定とは僕も考えてないんですけれども、あの、総理はTPPとは直接関係ないとおっしゃった、それはおそらく、お立場上そうおっしゃるだろうと思ったんですけれども、ただその、TPP交渉と合わせて、日米の並行協議も行われていて、そこでは自動車がテーマになってますね。そうすると少なくとも、普通の納税者、あるいは自動車のユーザーの感覚としては、やっぱりTPPで、アメリカに迎合する姿勢があるから、軽自動車にもこういう悪影響が出たと、いうふうに感じるのはむしろ国民の意識としては当然じゃないかと思うんですね」
安倍総理
「ま、我々は、あの、米国にはですね、あの、確かに、日本は、他の国と比べてですね、えー、海外の、から入ってくる車の比率は、ま、低いんですが、えー、しかし、その中で特にまあ米国は低いんですね。あの、ですから、ま、米国側にはですね、やはり、えー、ま、ベンツや、例えばBMW、に比べてキャデラックは、その、全然売れてないと、えー、そういう理由もですね、やはり考えていただきたいということは、ま、説明はしていますし、あの、やはり、日本において、日本車のですね、信頼が非常に高い、結果にもなっていますから、そこのところはですね、非関税障壁ということではないという説明はしていますがね」
青山繁晴
「あの、今のことをこう詳しく聞きましたひとつの理由はですね、やっぱり再登板された安倍総理に、国民が期待してることの中には、日米同盟の再強化、例えば中国や北朝鮮の問題に、まともに向かい合うためにはそれはもちろん必要ですけれども、同時に、日米同盟はあくまで対等な関係になっていってもらいたい、今までの総理と違って、第1次安倍政権とも違って、対等な日米関係を目指す総理になってもらいたいっていう願いがあると思うんですね、敗戦後68年を経て。で、従ってTPPでも、交渉はよく伝わってきませんけれども、アメリカに迎合するような、あるいはアメリカに屈服するような交渉だけは、してもらいたくないということがあると思うんです。あの、軽自動車だけじゃなくて、自動車の問題だけではなくて、TPP交渉について、その安倍総理の姿勢をお聞かせ願いますか」
安倍総理
「あの、TPPについてはですね、えー、まさに、えー、日米がですね、えー、ま、協力をしながら、ま、自由と民主主義と、えー、こういう普遍的な価値を共有する、二つの国がですね、同盟国がですね、リードをして、新しい、ま、経済のルールを作っていくという、ま、新型の、21世紀型のですね、えー、新たな、ま、経済圏を作っていく、ということなんですね、ルールを作っていく。えー、日本は決してですね、えー、日本だけの国益を主張していませんが、同時にですね、日本の国益も、国柄を守っていく。えー、米国にですね、迎合したり膝を屈するということは、ないです。相当厳しい交渉を、ま、送って、行っています。ま、先般もですね、えー、甘利大臣あるいは西村副大臣も、はっきりと、日本の立場を主張したわけでありまして、その結果ですね、我々はこれ以上は絶対に引くことはできないという、えー、まあそういう話も、ま、しています。我々は、あの、ま、5品目についてですね、この5品目については、基本的に、この、守っていく、ということをですね、J-ファイルに書いていますから。そしてまた、えー、農水委員会の決議もあります。ま、それを踏まえてですね、日本の国益、国柄を守ると、いう決意で、えー、しっかりと交渉をしていると、いうことですね。あの、その交渉姿勢は今後も変わりません。ただもちろん、国と国がお互いに、国益をぶつけ合いますから、その中でですね、えー、最終的な、ま、着地点をどう見出していくかという、ところに、知恵を出していかなければいけないと思ってます」
青山繁晴
「総理、本来はそのTPPも、アメリカから用意された土俵に乗るんではなくて、アジア・太平洋のリーダーはむしろ日本ですから、その、TPPっていう名前じゃなくて日本から逆提案して、そこにアメリカの、交渉も引きずり込んでいくっていう方がよかったんじゃないかと思うんですが、その、ま、過去のこと言ってるんじゃなくてこれから交渉仕上げていく時に、日本の理念ていうことをですね、先ほど総理も国柄とおっしゃいましたけれども、それぞれの国が、国柄を、アメリカであっても日本であっても、大事にできるような交渉っていうことをですね、もう一度日本側から、その細かい条件の詰めだけではなくて、哲学そのものを再定義していただきたいと願うんですが、例えばそこはいかがでしょうか」
安倍総理
「あの、もちろん、えー、日本もですね、今、えー、このTPPの進め方において、日本の考え方を、ずーっと堂々と述べていますし、えー、これ最初からですね、一番最初からのメンバーであればですね、一番最初から、日本はリーダーシップを取れたと思いますよ。でも、民主党政権はずっと見送ってきましたから。で、最後のチャンスにおいて、私が判断してTPP交渉に参加をしましたが、すでに交渉においてですね、えー、米国、ま、豪州、ニュージーランド以外は、東南アジアの国々ですね、ですからテイストは、アジアなんですよ。ですから、あの、なかなかアメリカが引っ張っていこうとしても、これ引っ張っていけないんですね。日本がいなければ、おそらく、ルール等においてもですね、ここまで来れなかったと思います。で、これはアメリカもそういう認識が、あります。日本があって初めてですね、アジアの人たちと一緒にここまで来れたという、認識は持っているんだと。これ間違いないと思いますね。あの、例えば、えー、ま、知的財産の問題もそうですね、国有企業の問題もそうですし、あの、ISDSの問題もそうです。これ日本が、いることによって、アジアの人たちに安心感を与えていますし、日本が仲介をすることによって、この会議も、前に進んでいきます。日本はアジアの人たちと、考え方、だいぶ近いところがありますね。えー、農耕民族で、みんなお米を食べてますからね。で、そこで、その、えー、そういうみんなの、この、国柄をいかに大切にしながら、この交渉を進めていくかということについてはまさに、えー、日本が中心的な役割を担っていると、私は思います」
青山繁晴
「はい。えー、今日残念ながら時間限られてるので次の話題に行きたいんですけれども。えー、中国が不当にも、尖閣諸島の上空を含んだ、防空識別圏を設定しました。で、それと、んー、絡んで、えー、バイデン・アメリカ副大統領と安倍さんも会談なさって、バイデンさんはそのあと中韓も行かれたんですけれども、その安倍さんとの会談、あるいはあとの共同記者会見で一番気になったことのひとつがですね、そのバイデン副大統領が、危機管理の共同管理、危機を共同で管理するメカニズムが必要だと、いうことをおっしゃいました。これ実は中国共産党の外交の機関紙にも出てくる言葉であって、防空識別圏、本当は中国は、運用する能力ありませんから、真の狙いは、私たちの領土の尖閣諸島の上で、日中の共同管理ってことを目指してると、いうのは、実はもうバレバレだと思うんですね。で、バイデンさんがその、中国と連携しておっしゃったとは僕も思ってませんが、ここはアメリカにきちんとクギを刺す必要があるんじゃないでしょうか」
安倍総理
「あの、先般、バイデン副大統領が日本に来日をした際、ま、共同で記者会見を行いました。そして日米はですね、この防空識別区をですね、全く認めない、ということは一致をいたしました。そして、米国の軍事活動、民間航空、日本の自衛隊や、ま、海上保安庁、の活動、民間の、民間航空の活動は、一切、影響を受けない、ということをはっきりと、えー、申し上げています。これは大変、大きな意義があったと思いますね。事実、米国は直ちにですね、B52を飛ばしてますね、あの防衛識別区の中に。これは認めませんよ、っていうことを表した、ものと言っても、いいと、思います。ま、ですから、あの、この尖閣の上空、ま、これはまさに日本の領空なんですが、えー、米国もですね、えー、日本の実効支配を、明確に認めているわけでありますから、ま、これが共同管理、というですね、バイデンさんの、副大統領の発言等がですね、えー、それは全く、あの、認識は違うと思います。あの、この問題については日米は極めて、明確に、一致をしていると、言ってもいいと思いますね。あの、ま、危機管理等についてはですね、あの、えー、誤った軍事衝突が起こらないようにですね、えー、これは、軍と自衛隊でですね、連絡をし合うメカニズムは海も空もあった方がいいと思ってますが、それは、共同で管理するということとは全く別だと、言ってもいいと思いますね」
青山繁晴
「あの、総理がおっしゃってるのは、前の政権の時にですね、去年の6月に、審議官級の協議があって、まあ、危機管理全般について日中でコミュニケーションできるようにしましょうっていう話をしましたね。その後は中国側の態度もあって、その、膠着状態なんですが、そのことに話を持っていくということですね?」
安倍総理
「あの、第1次安倍政権の時に、そういうものを作ろうという、提案を日本側はしています。えー、中国側も合意をしたんですが、ま、具体的にどうやっていくかということではですね、残念ながら、中国は応じてきていないということなんですね。あの、ま、海よりもですね、空の場合は、えー、向こうの、えー、たとえば戦闘機が上がって来た場合はですね、これいきなり、軍と自衛隊、ということになってしまうんですね。海であれば、海警と海上保安庁ということに、なりますが。そして、ま、瞬時に判断をしなければいけないということに、なりますから、そこは、あの、ま、偶発的な事故が起こる、えー、可能性というのは、より海よりも、高くなる可能性もありますので、そこはしっかりと、お互いにですね、話し合い、あの、予め話し合っておく必要があるだろうと。あの、連絡が取れるという、そういうメカニズムは作っておく必要が私はあると思います」
青山繁晴
「はい。あの、北朝鮮でまあ非常に重大な動きが起きて、ナンバー2の張成沢さんが、もう処刑されてしまったんですが、おととい政府主催で、拉致被害者奪還のためのコンサートがありまして、その時の安倍総理のご挨拶、非常に印象に残るもので、えー、この張成沢さんの処刑がもしチャンスであれば、それをちゃんと生かして、拉致被害者の奪還につなげたいという、発言がありました。これ、あの、張成沢さんの処刑、非常に強面に見えるけれども、これ内側を固めるんであって外側、例えば日本に対しては実は拉致問題について、柔軟姿勢に出てくると、いう認識がおありなのでチャンスという言葉が出たんじゃないかと思うんですが、そこはいかがでしょう」
安倍総理
「あの、ま、私は、ま、今でもですね、11年前、あの5人の拉致被害者の皆さんが、特別機で羽田へ帰ってきて、えー、ご家族の皆さんと抱き合って涙を流して喜び合ったあの光景は今でも、覚えています。ただ、えー、まだ多くの、被害者の方々は、残されたままですね。横田さんご夫妻はじめ、全ての拉致被害者のご親族が、お子さんたちをしっかりと、抱きしめる日がやってくるまで使命は終わらないと思ってるんです。ですからどんなチャンスもですね、生かしていきたい。えー、もちろん、圧力を中心とした、対話と圧力の外交方針のもとにですね、彼らの政策を変えようと思っています。で、今の出来事は何なのか、果たして権力闘争が行われるかどうか、分析をしていきたいと思いますし、変化の徴候があればですね、それをしっかりととらまえて、拉致問題を解決をしていくチャンスに、つなげていきたいと思っています。あの、柔軟になるかというのはですね、まだこれは、これからよく、見ていかないとですね、分析をしていかないと、分からないと思います」
岡安譲
「安倍さん。すみません、最後の一人まで取り返すというお考えに変わりはございませんね?」
安倍総理
「それはもちろんそうです。あの、我々は、拉致問題の完全解決、ま、3条件を挙げていますが、その中でも、えー、被害者の奪還、これは最優先事項ですね。全員の被害者を取り返す、当然の私たちの使命だと思います」
青山繁晴
「あの、途中経過として数人を帰す、ま、小泉政権の時のようなことがまた起きた時は、それを最終解決とするんじゃなくて、進展として、いったん受け入れることはありえますか?」
安倍総理
「あの、まだこれは、えー、これから交渉をして、いかなければいけないことでありますから、ま、中身についてですね、また交渉態度について今、つまびらかにするわけにはいきませんが、えー、この拉致問題の終わりというのは、全ての拉致被害者が、日本に帰ってきて、えー、ご両親や、親族の皆さんと、抱き合うことができる日、その日が来るまでは、この問題は解決をしていないということは明らかです」
青山繁晴
「あの、第2次安倍政権発足して、ま、今月、間もなく1年なんですけれども、その中で決められた印象的なことのひとつが、私たちの硫黄島から、取り残されてる英霊の方々、未だに1万2000人以上が取り残されていますけれども、海上自衛隊の滑走路の下、も、含めて、拉致被害者を生きて全員取り返すのと同じように、亡くなった英霊の方々の最後の一人のご遺骨まで取り返すということを、決められましたね。これ、安倍さん覚えておられるかどうか分かりませんが、6年前の5月28日、松岡農水大臣が首を吊った、その翌日の5月29日に、僕は初めてこの硫黄島の現実を、当時の安倍総理にお話をして、その時に安倍総理は実は、どうして今日その話なのというふうにおっしゃったんです。ところがそのあとに6年かけて、安倍総理もご自身でお調べになり、自民党の方々とも話をされて、この決定をなさいました。で、僕は理解してるのは、決して戦争の思い出話をするんじゃない、戦争を美化するんでもない、そうではなくて日本兵は全部悪者だと教え込まれた私たちの敗戦後教育や、マスメディアの報道のあり方も含めて見直したいっていう志があるから、その硫黄島の英霊の奪還に踏み切られたんだと思うんですが、安倍総理ご自身のお考え、どうして、例えば、400億、500億、あるいは10年かかる作業に踏み切られるのか、お聞かせ願えますか」
安倍総理
「あの、硫黄島においてですね、えー、故郷に残した、家族を、そして、日本という国を守るために、ま、地獄のような状況の中で、彼らは戦い抜いて、あの地で斃れたんですね。そのご遺骨を、帰還させる、これは当然、私たちの責務だと思っています。今日(きょう)のこの、今日(こんにち)のこの日本の発展、えー、まあ文明的な、ま、経済においても世界第3位の経済大国になった。えー、この今の状況を享受できるのもですね、えー、ご英霊の存在、があったからこそだと私は思っています。4月の14日に、硫黄島を訪問しました。まだ多くの、ご遺骨が、未帰還のままですね。ま、そこで今、あの、地中の探査機を使いましてですね、あの、調べています。えー、そしてその、結果を受けてですね、可能性の高い、ご遺骨がたくさん集中している可能性が高い所からですね、掘り始めながら、えー、分析、あるいは結果を受けてですね、えー、滑走路の移設に着手をし、えー、さらに、あの、調査を進めていきたいと、こう考えてます」
青山繁晴
「あの、時間はなくてもどうしても聞かなくちゃいけないことは、特定秘密保護法やあるいは憲法改正の問題なんですが、特定秘密保護法の審議が、あのような異常な状態になったのはですね、特定秘密保護法ができたら、国民生活にどういうメリットがあるのかと、いう、んー、国民への説明が足りなかったと思うんですね。つまり、その、野党側が知る権利を侵されるというようなそのデメリットを強調して、いやそうじゃありませんっていう弁明には追われていたけども、政府はですね。しかし、例えば拉致事件も、この、国民にどんな手に技術があって、どんな健康状態かってことを、堂々と北朝鮮の協力者が調べて、その上で拉致したケースもありました。で、そういうことも含めて、ま、スパイの防止も含めて、これが入り口として、特定秘密保護法をやらなきゃいけないっていう、その国民生活へのメリットの説明が僕は足りなかったと思うんです。こういう後ろ向きの姿勢だと、第2次安倍政権が本来目指すはずの憲法改正もまた、同じような異常な論議の中で埋もれていくんじゃないかってことを大変懸念してるんですけれども、特定秘密保護法から、あるいは憲法改正に至る道筋、今、総理は天命としてどのようにお考えなのか、お聞かせ願えますか」
安倍総理
「あの、私も反省点としてですね、私自身が、えー、例えば、青山さんにお願いをして、この番組でですね、この法律について、説明させていただければよかったと、思います。えー、この特定秘密保護法はですね、国民を守るための法律、ですね。あの、情報収集をしていく、例えばテロ、あるいは、安全保障上の情報をですね、収集をしていくためには、グローバルスタンダードの、法律が必要なんですね。この法律は、いわば世界の、ま、常識的な法律を作って、秘密をしっかりと保護をしていく。それを取り扱う人たちは、その資格を持っている人たちに、限っていくという、当たり前のことをしますし、ちゃんとルールを、作っていくことになります。今までルールがなかったことが、いろんな問題につながったんだと思いますね。ま、いわゆる密約問題、というのがありました。あれが、何十年も、あの密約そのものはですね、えー、日米の同盟を機能させるためには、私は必要だったと思いますが、何十年もずっと秘密のままだったのはおかしい。今後はそういうことは、なくなります。毎年毎年総理大臣がですね、把握をして説明をしていくということになります。あの、えー、中国漁船が体当たりをした、あの映像、あれを民主党政権が、えー、勝手に秘密にしましたね。ああいうことはもちろん、あれは特定秘密になりませんし、ああいうことは、起こりません。だれが責任、で、どういう理由で秘密にするかということが、今後は明らかに、なります。ですから、ああいうことはもう起こらないと言ってもいいと思います。そして、今、拉致問題について、触れられましたね。かつて、西新井事件というのがあった。で、そして、その時、えー、捕まえてるんですね、北朝鮮の工作員を。しかし、えー、いわば、ま、スパイ行為に対して、罪を問うことができなかった。そのための法律はないですから。ですから、強制送還せざるを得ないんですね。えー、日本がお金を出して、飛行機に乗せて返すというと、になってしまった。あの時ちゃんとやってればですね、その後の、その後のですね、状況はずいぶん変わってきたと、思います」
青山繁晴
「拉致事件はなかった…」
安倍総理
「宇出津事件なんかもそうですね。宇出津事件も、1977年にあった、久米裕さんを、拉致をした。あの時、実行犯捕まえてるんですから。しかし、それを罪に問うことは、できなかった。その2ヶ月後に、めぐみちゃんは拉致をされました。ですからそういう反省も含めてですね、今度の法律は、スパイ行為、ある国のためにですね、そういう情報を盗む、そういう活動をするということについては、罪に問うことができますから、つまりしっかりと、そういう工作員は、捕まえることができる、ああいう事件を防ぐことに、私はつながっていくというふうに、確信をしています。残念ながらこういうことをですね、報道されていなかったということは、我々もですね、もっと努力をするべきだったと、このように思います」
青山繁晴
「ええ、あの、初めて聞く国民も多いと思うんですね。で、その上で、あの、もう一度聞きます。憲法改正についての道筋はどうお考えですか」
安倍総理
「ま、憲法改正についてはですね、えー、前政権の時に、国民投票法が成立をしました。そしてその投票要件ですね、えー、18歳にするのかどうか、20歳にするのかどうか、えー、ま、公務員の行為規制、あるいは、国民投票にはどういうものを、国民投票に付していくかっていうことをですね、えー、これ法律で決めていかなければ国民投票ができないので、まずはそれに取りかかっていく。その上においてですね、ま、えー、ま、自民党や、維新の会は、ま、96条改正規定ですね、これからやっていきたいと考えていますが、国民の声をよーくですね、聞きながら、えー、その判断を、その上においてその判断をしていきたいと、思います」
岡安譲
「青山さんすみません、質問が尽きないんですが、最後にですね、お時間ありますんで、安倍総理が2014年にこれだけはやるということをフリップに、書いていただきましたので、ちょっと出していただこうと思います。お願いします(安倍総理、フリップを出す)」
青山繁晴
「おおー」
岡安譲
「『給料アップ』」
村西利恵
「記号付きで」
青山繁晴
「矢印付きですよ」
安倍総理
「これはやっとですね、3本の矢によって、えー、この前の日銀の短観においてもですね、中小企業の、非製造業も21年ぶりにですね、えー、プラスの数字が出ました。ま、これを、皆さんに実感をしていただきたいと。そのためにですね、皆さんの給料が上がって消費が増えて、また企業が収益が増えていくと。この好循環に、変えていきたいなあと。もう、関西テレビも含めてですね、皆さんの給料が上がるように、頑張っていきたいと思います」
青山繁晴
「総理、あの、既成の産業の給料を上げることも大切ですが、メタンハイドレートを活用して、日本に新しい資源産業を持つことも、来年取り組んで下さい」
安倍総理
「はい、はい。しっかりとやっています」
岡安譲
「はい、ほんとに安倍総理、今日はお忙しい中ありがとうございました」
青山繁晴
「総理、お身体に気をつけられて」
安倍総理
「はい、どうもありがとうございました」
一同
「ありがとうございました」
岡安譲
「えー、ということでいろいろお話伺いましたが、実は安倍総理からいろんな発言があった中で、このあとですね、青山繁晴さんに、総理の本音について、浮かび上がってきた部分を、解説していただこうと思います」
青山繁晴
「はい」
(いったんCM)
岡安譲
「今日は安倍総理大臣にいろんな質問に対して答えていただきましたが、青山さんが一番気になった発言」
青山繁晴
「ええ。あの、いっぱい気になったんですけどその前に、これ打ち合わせなしで、総理と、要するに摺り合わせ全くせずに、いきなりガチンコでやって、その、いきなり消費税10%、反対ですって話を、聞かされるとは総理、思ってなかったと思うんですけど、ね、で、その話から始まって、実は予定を10分、延長してやってしまったんですね(一同苦笑)。はい。総理日程このあと大変だろうと思うんですけれども」
岡安譲
「お忙しい中でしたから」
岡安譲
「ただ、その、たくさん出た印象的な発言の中でやっぱり、最初の、その消費税について、非常に、僕はちょっと驚いたぐらい、あの、思い切った、発言されました。一言で言うと、その、再来年10月に、2015年10月に10%に上げるとは、限りませんよ、来年、夏から秋にかけての、景気によっては、それは見送りますよ、そこまでおっしゃったから逆に、僕の、いわば、意識として、公平さを期すために、それ法改正が必要ですけどそれやるんですかってふうなこと聞いたら、そうです、それが、それが総理大臣、が、いる理由ですから、そのための総理大臣ですからと」
岡安譲
「はい、おっしゃいました」
青山繁晴
「おっしゃったんで、えー、すなわち、その、自動的に法律に書いてあるから、10%まで、2桁まで行くと、その、いう財務省の主張には乗らずに、少なくとも来年7・8・9の、景気動向を見て判断すると。で、その背景には、やっぱり来年の春に8%に上げた時点で、実は相当景気にダメージがあって、アベノミクスの足腰をすくわれるという危機意識があって」
岡安譲
「ええ」
青山繁晴
「従って、その、僕の質問でも申しましたけれども、8%に引き上げてから今度2桁に行くまでの間が短すぎるわけですね、明らかに。で、国際公約云々は8%に上げた段階で終わってますから、で、それを聞いたわけですけれども、そこの認識は、あの、比較的他の質問と比べて、一致したように思いますね(一同同意)。すなわち、その反動減が、出た時に、消費税引き上げる前は盛り上がって消費が、そのあと必ず落ちるんで、その落ち方によっては、法改正をしてでも、8%のまま据え置くと、意志が、内閣総理大臣によって初めて示された。えー、これはもう重大なニュースだと思うんですね」
岡安譲
「そうですね。はい。さ、えー、今日はですね、安倍さんにお話伺いましたけれども、実はその他のニュースも入ってまして、北朝鮮に関しても、ニュースのあとに再び、青山さんのコーナーで解説していただく予定です」
村西利恵
「きのう金正日総書記の追悼式典が開かれた北朝鮮。そこから見える新体制への変化とは」
(いったんCM)
(通常の“ニュースDEズバリ”コーナー、他のニュース報道のあと、番組最後に)
岡安譲
「今日の安倍総理へのインタビュー、青山さん振り返っていかがでした?」
青山繁晴
「あの、身体が疲れていても、わりと心はリラックスしてお話しされてたと思うんですね。で、安倍さんがけっこう表情変わるっていうのを、気がつかれたと思うんですね」
岡安譲
「はい」
村西利恵
「話題によって違いましたよね、うん」
青山繁晴
「で、あの、僕が安倍政権の志について、国民がわざわざ再登板許して下さった、あるいは天が許して下さった、それは志をちゃんと貫けって意味ですっていうニュアンスのことを、聞いた時には、その、安倍さんはここぞとばかりに、あの、僕がきつい聞き方をしても一生懸命お答えになってた、硫黄島であれ、憲法改正であれ、特定秘密保護法であれ、そうだろうと思うんです。ま、これを、あくまで参考材料にして、国民の方々に考えていただきたいと改めて思いました」
岡安譲
「ほんとですね。青山さん、今日はありがとうございました」
村西利恵
「ありがとうございました」
青山繁晴
「こちらこそありがとうございました」
(番組終了)
____________________________内容紹介ここまで
安倍総理生出演の項は以上です。
北朝鮮と拉致問題の項(通常の“ニュースDEズバリ”)は1つ後のエントリーをご覧下さい。
【追記12/20】※ザ・ボイス そこまで言うか! 2013年12月19日
http://www.youtube.com/watch?v=wEjVr8H9KvE&
この日の「アンカー」安倍総理出演について、青山さんが裏話を披露しています。
【お知らせ】WiLL2月号は12月20日発売!
青山繁晴さん執筆「秘密保護法、反対派の詐術」も掲載!(^▽^)
この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・資金提供問題 猪瀬知事、徳田前理事長と東電病院に関する会話
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、こころが風邪をひいたらさんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
http://ameblo.jp/hosyuyamato/
竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue)
尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
アニメ「めぐみ」配信中。
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