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「青山繁晴のインサイドSHOCK」70年前よりも今の日本を見ているアメリカと国際社会(中韓除く) (付:「アンカー」有本香さん発言まとめ)

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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 8月14日放送 関西テレビ「アンカー」、青山繁晴さんはアメリカ出張のためお休みでした。
 代わりに鈴木哲夫さん(火曜レギュラー)と有本香さん(火曜準レギュラー・後で発言少し紹介します)が出演されました。

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 そこで今週は、同日朝に放送されたRKB「中西一清スタミナラジオ」から、青山さんが電話出演されたレギュラーコーナー“青山繁晴のインサイドSHOCK”を書き起こしました。

 あえて戦勝国アメリカで8月15日を迎える、青山さんの解説です。

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 内容紹介ここから____________________________
 
本庄麻里子
「大人のスタミナ講座です」

中西一清
「さあ今日は水曜日、『青山繁晴のインサイドSHOCK』です。独立総合研究所の青山繁晴さんです。青山さん、おはようございます」

青山繁晴
「おはようございます」

中西一清
「というか今、夕方ですって? 今、ニューヨークいらっしゃるんですって?」

青山繁晴
「そうです。えー、ニューヨークに出張で来てまして、こちら、ちょうど昼夜逆なんで、今、夜の7時半すぎですね」

中西一清
「ですね。ということは、あの、アメリカで、終戦記念日を迎えるということになるわけですね」

青山繁晴
「そうです。ま、僕は終戦記念日と言わずにずっと敗戦の日と、呼びませんかって今…」

中西一清
「そうですね」

青山繁晴
「提案してるんですけれども。えー、今、中西さんおっしゃった通り、今回、あえてこの時期にアメリカに出張に来てるっていうのは、ま、ひとつはですね、えー、この、秋の臨時国会で、えー、日本版のNSCって言われるもの、国家安全保障会議、の法案審議がありまして、ある予定で、そして、成立間違いなくしますから、年内にも、その、初代の国家安全保障局長が任命されて、組織が動き出しますので、えー、まあNSCはアメリカが長年、運営してきた組織でもありますから、ま、日本とアメリカもちろん中身違いますけれども、えー、その、日本版NSCをどう見てるかっていうことを、議論するのがひとつの目的です」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「で、これあの、ワシントンD.C.でやるよりも、ニューヨークの方が、むしろ中立的な、公平な意見聞けるんですね。あの、ワシントンだともう、会う前からその人の言うこと分かってますけれども、えー、まあニューヨークだと国連がある関係もあって、わりとこう突き放して、それから経済とかそういう、あの、実社会って言いますか、そっちから見てくれるんで、あの、今回ニューヨーク選んで来たんですが…」

中西一清
「ということは、アメリカの人がNSCをどう見てるかということを取材されるわけですね?」

青山繁晴
「ええ、取材っていうか、議論するために来ましたが、もうひとつはですね、中西さんが先ほど触れられたように、その、敗戦の日に、勝った側にいて、えー、同じ歴史を、勝った側はどう見てるかっていうことを、現場で、感じたり、議論したり体験したりしますと、えー、日本が、2000年を超える長い歴史の中で負けたのはその、68年前の8月15日のたった1回だけですけれども、それをより、公平に、フェアに見ることができますから」

中西一清
「そうですよねぇ」

青山繁晴
「はい。前はあの、たとえばハワイの真珠湾で迎えて、この日を迎えたこともあったんですけど、本土で迎えるのは初めてなんですね。アメリカの本土で。で、あの、アメリカではこの、8月15日、ま、時差の関係で普通8月14日ですけれども、えー、それをVJ Dayって言うんですね。VJ」

中西一清
「VJ」

青山繁晴
「はい。VJっていうのは、あの、Vは当然Victoryですね。勝利。で、JはJapan。だから、Victory over Japan Dayって言いまして、日本に勝った記念日ってことになってるわけです。ところが中西さんですね、えー、今回、たとえば政府当局者、それから経済の人、それから大学の先生、著名な大学の先生、それから一般のタクシーの運転手さんとか、レストランのウエイターの方とか、ま、のべつ幕無しに聞いていったんですけれども、おー、VJ Dayに関心ある人、誰もいないんですよ」

中西一清
「ああー、はい」

青山繁晴
「で、僕は言われたのは、それ一体いつの戦争の話してるんだい?と

中西一清
「ああー」

青山繁晴
「もう70年も前だと、Veterans(ベテラン)って言いますが、元兵士ですね、その方々も、まあ、100歳を迎えつつあったり、ま、ほとんど、この世にいらっしゃらないこともあって、えー、つまりもう歴史の彼方なんです」

中西一清
「アメリカはもう、第二次世界大戦後もしょっちゅう戦争やってきましたからね。いろんな戦争…」

青山繁晴
「それもありますけれども、それもあります、確かにイラク戦争であったりですね、それから、9・11、ま、8月になると9・11をニューヨークはやっぱり思い出すから、そっちに関心が強いってこともありますけれど、ただ、その、ずっと戦争をやってきたからっていうことよりも、一体その、いつまでそういう古い話にこだわるのかなっていう反応なんですよ」

中西一清
「ああー」

青山繁晴
「今なぜこれを申したかというと、中国・韓国がむしろ、たとえば、『従軍慰安婦』って存在してませんでしたが、慰安婦ってものは確かにありましたけれども、『従軍慰安婦』ってのは存在してませんけれども、そういうことまで持ち出してずっと、この、先の大戦の話をするわけですが

中西一清
「ですね」

青山繁晴
これ世界の非常識なんですね。で、日本にいると、中国・韓国、となりの国にずっとそれ言われるから、いつまでも日本も70年前のことをずっと考えなきゃいけないと、そこにこだわり続けなきゃいけないっていうように、話がなりますけれども、実際の世界は今のことにこだわってるわけですね。で、今、アメリカにいますけれども、たとえば、東南アジアを回りますと、中国・韓国と同じように日本軍はそこに展開したわけですけれども、70年前の話をする人は実はほとんどいなくて、これもアメリカと同じく政府当局者であったりあるいは軍人であったり、あるいはタクシーの運転手さんであったり、食べ物屋のご主人であったり、みんな今の話をするわけですね」

中西一清
「はい」

青山繁晴
「だから、これも公平に見て、中国・韓国はむしろこれ外交のツールにしてるってことを、私たちはきちんと知るべきだと思います」

中西一清
「それは強く感じますねぇ」

青山繁晴
「はい。同時に、このVJ Day、日本に勝った日だよってことをみんな、ほとんど意識してない、忘れてるってことは、逆に言うと、あるいは、違う面で言うとですね、何が事実だったかってことをたとえば、アメリカ人ももうよく知らないってことなんです」

中西一清
「うん」

青山繁晴
「で、よく知らないっていうことはいわば、真空地帯であって、その真空地帯の中で、いや、その、『従軍慰安婦』ってものがいて、それはsex slave、性の奴隷にされてたんだと、いう話をされると、他のことを知らないから、そのことだけを信じて

中西一清
「ああー、はい、なるほどね」

青山繁晴
「えー、日本てのはそういうひどいことをしてるのかって話になってしまうわけですね」

中西一清
「何か現代のことのように思われるわけですよね、きっとね」

青山繁晴
現代のことのように思われる雰囲気、の場合もあります。おっしゃる通り」

中西一清
「ねえ」

青山繁晴
「で、そういうことによって、何が起きてるかというと、今回も、ニューヨークのその、経済界の人に、ところで、Your Prime Minister Shinzo Abe、安倍総理は、Revisionist、これ、リビジョニストっていうのはですね、えー、たとえば、その、第二次世界大戦の歴史を全部覆して、えー、もう一回全部見直して、東京裁判もやり直そうと。東京裁判、は、不公平な面もちろんありますけれども、それもう歴史の一コマですね。ところがそれを掘り返してやり直そうとしてるらしいねっていうように言われるわけです。で、これは大いなる誤解ですけれども、えー、むしろそういうことを、作るために中韓が、その、8月15日、の、周りのことを、周辺のことを、外交の道具として使ってるっていうように僕らは知るべきです」

中西一清
「そうですね」

青山繁晴
「その上でですね、その上で、今回その、話をもう一回最初に戻しますと、日本が、秋にも、発足させていく国家安全保障会議について、韓国出身の、アメリカのコロンビア大学の教授、と、先ほどまで、議論をしてきました。えー、この人は女性で、スー教授っていうんですけれども、だいたい小学校ぐらいまで、その、韓国にいて、そのあと、アメリカにお母さんと一緒に引っ越してきて、えー、そして苦学して、その、アメリカの国家安全保障会議で、重要な役割を果たしたって人なんですね。で、その人が、えー、今の安倍政権について、何を言ったかというと、とにかく日本には強くなってもらわなきゃ困るんですと。なぜかというと、8月のニューヨークは9・11を思い出すし、それからアメリカは今、テロに対するハイ・アラートの状態になってる、つまり、中東の大使館をいったん閉鎖したり」

中西一清
「ありましたねー」

青山繁晴
「はい。そしてこのニューヨークでも、僕は昨日、その9・11の、現場にもまた行ってきたんですが、そこの警備・警戒も一段と厳しくなってるわけですね」

中西一清
「うーん」

青山繁晴
「ところがこのスー教授に言わせれば、そうやってその、テロに対して意識が向かっているように見えるけれども、本当の脅威っていうのはテロリズムよりも、実は中国だと。中国の独裁主義と、それから膨張する軍事力、あるいは太平洋にせり出してくる、その、意図、そういうものが本当の脅威なんであって、同じ民主主義国の日本には、良い意味で強くなってもらわなきゃ困ると。えー、僕はそれは、経済だけじゃなくて、たとえば軍事についてもそうかと、言いましたら、もう一回言いますが、この韓国出身の、スー教授は、その通り、経済も外交も軍事も強い日本であってこそ、民主主義がきちんとアジアで、今後も続き、中国にとっても、その独裁主義や、あるいは膨張主義が、戦争を起こしたりしない抑止力になるんだと。だから、安倍政権のように、ある程度今後続くってことが計算できる政権っていうのは実は、アメリカだけじゃなくてヨーロッパ諸国にとっても、ありがたい存在なんだと、いうことなんです。えー、これは、何を意味するかというと、70年前の戦争の時にどうだったって話よりも、現在の日本が民主主義国家としていかに信頼されてるか、それに僕たちは正当な、フェアな自信を持つべきだと思います」

中西一清
「はい。分かりました」

青山繁晴
「はい」

中西一清
「ありがとうございました」

青山繁晴
「はい。ありがとうございます」

中西一清
「独立総合研究所の、青山繁晴さん、ニューヨークからでした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 青山さんは、スー教授とは前にも議論をされてましたね。
 「アンカー」で以前、そのことが紹介されました。

 参考までにその時の書き起こし。
13/3/6放送:「アンカー」アベノミクスと日本版NSCに立ちはだかる壁

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 ところで、青山さんが今日指摘された「真空地帯」で私が思い出したのは、今朝の産経新聞(8/14付)に載っていたこんなやり取りです。

 実際、日本政府高官は今春訪米し、米政府高官らに首相の歴史に関する考え方を説明して回った。靖国参拝に関しては「中国の言う軍国主義化など全くない」と述べた。韓国の反発については、こんなやりとりがあったという。

 日本政府高官「そもそも日本は韓国と戦争をしていない。戦没者をまつる靖国への参拝に関し彼らに文句を言われる筋合いはない」

 米政府高官「初めて聞いた。そうだったのか…

 「真空地帯」はアメリカ政府の中にもしっかり存在していて、中韓のロビー活動にすっかりやられてしまってる、その一端が見えますね。

 さらにこの産経記事にはこんな続きがあって…

 韓国は今でこそ「日本政府、政界や指導者の靖国参拝はあってはならない。韓国政府の立場は明確だ」(5日の趙泰永外務省報道官の記者会見)との見解を示している。だが、韓国政府が靖国問題を強く主張しだしたのは最近のことだ。

 「ハイレベルで靖国参拝に批判の声を上げだしたころ、韓国政府当局者に『直接関係ないだろう。なぜなんだ』と理由を聞くと『中国が反発しているのでわが国も何か言わなきゃ…』ということだった」と、外務省幹部は振り返る。

 8月15日は本来静かに迎えるべき日なのに、相も変わらず中韓の批判、それに乗っかった日本のサヨクメディアの大騒ぎ、もうほんとに嫌になりますよね(T_T)

 拙ブログの読者様には今さら言うまでもないことですが、火を着けたのは朝日新聞です。
06/1/17付:何度でも言う。靖国を外交問題にしたのは朝日新聞!
 (旧ブログなので少し重たいです)

 それも含めて、ちょっと古いですが靖国問題まとめ。
06/8/26付:首相の靖国参拝反対派への反論

 ちなみに明日、私は夫とともに大阪護国神社に行く予定です。
 8月15日に参拝するのは初めてです。

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 最後に話は変わりますが、今日の「アンカー」、有本香さんの韓国にまつわる発言要旨をツイッターに上げましたので、貼り付けておきます。








※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし







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