青山繁晴「ニュースの見方」フランスの廃炉原発を視察
※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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2月29日放送 関西テレビ「アンカー」、先週に引き続き青山繁晴さんは海外出張につきお休みでした(来週は出演される予定です)。
拙ブログも先週に引き続き、青山さんご出演の2月29日朝放送のRKB「中西一清スタミナラジオ」の「ニュースの見方」を起こしました。
2月29日のテーマは「フランスの廃炉原発を視察」です。
いつもの「アンカー」起こしと同様、間投詞などもできるだけ再現&細かい相づちは支障のない限りカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
内容紹介ここから____________________________
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2月29日放送 関西テレビ「アンカー」、先週に引き続き青山繁晴さんは海外出張につきお休みでした(来週は出演される予定です)。
拙ブログも先週に引き続き、青山さんご出演の2月29日朝放送のRKB「中西一清スタミナラジオ」の「ニュースの見方」を起こしました。
2月29日のテーマは「フランスの廃炉原発を視察」です。
いつもの「アンカー」起こしと同様、間投詞などもできるだけ再現&細かい相づちは支障のない限りカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
内容紹介ここから____________________________
中西一清
「さ、水曜日です。独立総合研究所の青山繁晴さんです。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
中西一清
「今フランスにいらっしゃるんですって?」
青山繁晴
「ええ、そうです。えー、今、パリにいるんですけれども。えー、こちらは、28日の夜11時過ぎということころなんですけれども」
中西一清
「そうでしょうね。今パリコレをやってますけれど、まさかパリコレを見に行ったわけじゃないですよね」
青山繁晴
「いや…(笑)、あの、今はパリにいますが、今日は一日中、パリにはいなくてですね、えー、TGVっていう、フランス国鉄の高速列車がありますけども、それに乗りまして、日中はもうベルギーとの国境のすぐ近くまで行っておりました。えー、それは何のためかというと、そこにある原子力発電所に」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「行っていたわけです。で、間もなく3月11日がめぐってきますけれども、東日本大震災と、それから、福島原子力災害が始まって、そろそろ1年になるわけです。で、この福島原子力災害、野田総理は、もう冷温停止だから、事態は収束してるんだとおっしゃいましたけれども、えー、ま、専門家のはしくれとして、あえて申せば、収束とは全くほど遠い」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「状態だと僕は考えてます。で、その福島原子力災害を克服するためには、実は原子炉というのは、廃炉、つまりもうお終いにして、そこを撤収するのにどうしたらいいのかと」
中西一清
「うん、そうなんですよね、ええ」
青山繁晴
「いうことを、はい、必ず学ばなきゃいけません。それを、廃炉を、必ず確実にやらなきゃいけないから、それで、えー、ま、色々、探したり考えたりした末に、フランスの、えー、廃炉になっている現場を見たいということを、このフランスの政府と交渉しまして、受け入れが実現して、今日見てきたわけです」
中西一清
「それはもう廃炉になっているんですか、なりつつあるんですか、どっちでしょう?」
青山繁晴
「うん、それは実は両方だって言えるんですけれども、もう廃炉っていうことを決めて、運転はとっくにやめて。えー…」
中西一清
「後処理をやってるわけですね」
青山繁晴
「皆さんご存知…、ええ、ご存知かもしれませんけど、廃炉っていうのは25年とか30年ぐらいかかるんですよね。で、その、長い長い廃炉の、途中経過になってるところ、シューっていう、シュークリームのシューですね、シューっていうちょっと変わった名前の、えー、原発なんですけれども、えー、それを見てきました。で、実はまあ、あの、そこから今帰ってきたばっかりなんですけれども、非常にショックを受けたっていうのは、正直なところです」
中西一清
「うーん」
青山繁晴
「ていうのは、まず、世界中の原発をたくさん見てきたんですけれども、廃炉の現場ってのは初めてで。で、廃炉の現場ってのはもうちょっと具体的に言うと、格納容器の中に、入ってしまうんです」
中西一清
「うーん、はあー」
青山繁晴
「福島原子力災害のおかげで、ま、格納容器っていうのは本来は、一種の専門用語ですけれども、ご存知の方多いと思うんですけれども、えー、圧力容器ってのが原子炉です。で、その、圧力容器っていう原子炉を含めて、えー、大きな、入れ物に入ってるわけですよね。で、その入れ物の中に、入っていきまして、えー、今日入ってみますと、原子炉はもう、取り外されていて、えー、そして蒸気発生器っていうものが、中にあるんですね」
中西一清
「はい」
青山繁晴
「で、あんまり細かい話はどうかと思いますけれども、要は原発っていうのは、すごい技術と言いながら、原始的なところがあって、核分裂反応で何をしてるかというと、要は蒸気を作ってるだけなんですね。その熱い蒸気を、お隣のタービン建屋に送って、タービンを回して、それで電気を作ってるっていうだけのことなんです。で、その、蒸気発生器を、えー、ついてるところから、ま、えー、横倒しにしてですね、その蒸気発生器を、どうやってそこから出そうかっていう、そこに入ってきました。つまり、僕も今まで、構造図としては知ってたけれども、現物はあんまり見ることがない、その蒸気発生器、そこに、ま、触れるわけですね」
中西一清
「うん、うん」
青山繁晴
「で、その、触れる状態っていうのはですね、蒸気発生器がゴロンと横になってる上に、例えば、改めてこれ実感したんですが、廃炉って言うけれども、本当は、格納容器なら格納容器の中に、ま、無数といっていいような配管とか、あるいは、電気が走ってますよね」
中西一清
「あ、そうですよね。ええ、部材がいっぱいあるわけですよね」
青山繁晴
「はい。それを、壁からひとつひとつ外して、外したそこで、格納容器の中で人間が除染していくんですね」
中西一清
「ああー、中で除染していく」
青山繁晴
「そうです。あの、化学剤を使ったりですね、あるいは、もう、洗ったりしてですね、その場で。少しずつ除染をしていくわけです。で、そうしますと、もうそもそも全体に、えー、高い放射線量っていうこともあるんですけれども、ま、気が遠くなる作業ってのはこのことなんですね」
中西一清
「ああー、そうでしょうね、全てが放射能含んでるでしょうからね」
青山繁晴
「そうです。で、中西さん今おっしゃったことが肝心なことで、時間がかかるだけじゃなくて、要は、今までは格納容器の中に入っていた物を、ひとつひとつ、もう細かい物、つまり小さな蓋とかですね、あるいはその、小さなボルトとか、そういう物を全部外して、それが全部、放射線量の高い廃棄物になっていくわけですね」
中西一清
「うん、うん」
青山繁晴
「だから廃炉と言いながら、どんどん捨てていけるはずが、もう、どんどん捨てられない物が、山のように増えていくということなんですね……(聞き取れず)」
中西一清
「そうなんですよねー、ええ」
青山繁晴
「そして今日、フランス側の人たちと一緒に回って、えー、実はかなり、えー、言い合いに近くなったのはですね、その、現場で苦労してる作業員を見れば見るほど、つまりこうやって出てきてしまった、廃棄物を最終的にどこに持っていくのかということですね。で、その、フランスといえども最終的に持っていく場所っていうのが、実は確立されてないんです」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「中間的に置く所はあっても、最後の処理っていうのが、ま、口では色んな説明があったけれども、具体的に、ここでもうこうやって全部埋めてしまうんだってことができないでいるわけですね。で、フランスというのは、もう原子力に頼ってる世界ですから、もう行き先が決まらないで、このまま発電を続けるっていうのは、改めて廃炉の現場に立つと、やっぱりこれはおかしいんではないかと僕は言いますと、フランス側の人たち、技術者も含めてですね、いや、そんなこと言ったって、発電所自体は電気を作ってくれるから、フランス国民も受け入れるけれども、要するに廃棄物を置く所っていうのは」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「それだけのことであって何も生まないから、誰も受け入れてくれないっていうことを言うわけです」
中西一清
「うーん、うんうん」
青山繁晴
「そうすると、やっぱり原子力というのは、最終的な廃棄物の問題を、今まで遠い先のことだとして、考えずに来たんじゃないかということを、考えざるを得ませんでした」
中西一清
「そうですね、ええ」
青山繁晴
「しかしその上で、フランス側の人たちにも言ったんですけれども、福島原子力災害っていうのは大変な災いであるけれども、しかし今まで人類が目をそらしてきたものを、しっかりと私たちの目の前に示してくれたところはあって、福島第一原発の構内に、去年4月私が入った時に、この高いモラルと高い技術力の日本でこれを経験してるってことが、人類の役に立つと思ったということを言ったんですが、そのことについてはフランスの人たちも、よく耳を傾けてくれました」
中西一清
「そうですか」
青山繁晴
「従って、はい、このフランスの現場を、僕だけじゃなくてもっとたくさんのや技術者が見て、福島の現場に役立てるべきだとも考えました」
中西一清
「ああ、そうですか。はい、ありがとうございました、夜遅くすみませんでした。ありがとうございました」
青山繁晴
「ありがとうございます(電話終了)」
中西一清
「そうか〜。ねぇ。最終的な捨て場がない。これはもう原子力発電の大きな大きな宿命と、いうことが言えそうですよね。独立総合研究所の青山繁晴さんでした」
____________________________内容紹介ここまで
ラジオは画像(映像)がないので、廃炉の作業の話はちょっとイメージしにくい部分もあったかもしれませんね。
来週の「アンカー」あたりでこのへん、図解付きで詳しく解説してくれるんじゃないかと予想しています。
シュー原発の視察については、こちらでも触れられています。
青山繁晴さんのブログ>これです! 2012年02月29日 15時49分11秒
そして、このエントリーには、もうひとつサプライズなお知らせも掲載されています。
こりゃ本当にサプライズ。私もびっくりした!!(O.O;)(o。o;)
話は少し違いますが、福島第1原発事故について民間の事故調査委員会がまとめた報告書の件。
各メディアの報道にはけっこう温度差があるようですね。
新聞でいうと、紙面で割いたスペースも各紙かなり差がある上に、読売や産経は菅さんに厳しい内容だけれども、朝日は菅さんの「介入」についてはほぼスルーであると。
また、報告書に関して菅前首相が28日夜にコメントを出しましたが、「私が東電撤退を拒否したことが評価され、大変ありがたい」と述べたものの、厳しい指摘を受けた点には触れていないそうですね。
まぁ何と厚顔無恥な、見栄っ張りな、しょーもない男だろう!という認識を新たにしました(-.-#)
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった「アンカー」青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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青山繁晴
「おはようございます」
中西一清
「今フランスにいらっしゃるんですって?」
青山繁晴
「ええ、そうです。えー、今、パリにいるんですけれども。えー、こちらは、28日の夜11時過ぎということころなんですけれども」
中西一清
「そうでしょうね。今パリコレをやってますけれど、まさかパリコレを見に行ったわけじゃないですよね」
青山繁晴
「いや…(笑)、あの、今はパリにいますが、今日は一日中、パリにはいなくてですね、えー、TGVっていう、フランス国鉄の高速列車がありますけども、それに乗りまして、日中はもうベルギーとの国境のすぐ近くまで行っておりました。えー、それは何のためかというと、そこにある原子力発電所に」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「行っていたわけです。で、間もなく3月11日がめぐってきますけれども、東日本大震災と、それから、福島原子力災害が始まって、そろそろ1年になるわけです。で、この福島原子力災害、野田総理は、もう冷温停止だから、事態は収束してるんだとおっしゃいましたけれども、えー、ま、専門家のはしくれとして、あえて申せば、収束とは全くほど遠い」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「状態だと僕は考えてます。で、その福島原子力災害を克服するためには、実は原子炉というのは、廃炉、つまりもうお終いにして、そこを撤収するのにどうしたらいいのかと」
中西一清
「うん、そうなんですよね、ええ」
青山繁晴
「いうことを、はい、必ず学ばなきゃいけません。それを、廃炉を、必ず確実にやらなきゃいけないから、それで、えー、ま、色々、探したり考えたりした末に、フランスの、えー、廃炉になっている現場を見たいということを、このフランスの政府と交渉しまして、受け入れが実現して、今日見てきたわけです」
中西一清
「それはもう廃炉になっているんですか、なりつつあるんですか、どっちでしょう?」
青山繁晴
「うん、それは実は両方だって言えるんですけれども、もう廃炉っていうことを決めて、運転はとっくにやめて。えー…」
中西一清
「後処理をやってるわけですね」
青山繁晴
「皆さんご存知…、ええ、ご存知かもしれませんけど、廃炉っていうのは25年とか30年ぐらいかかるんですよね。で、その、長い長い廃炉の、途中経過になってるところ、シューっていう、シュークリームのシューですね、シューっていうちょっと変わった名前の、えー、原発なんですけれども、えー、それを見てきました。で、実はまあ、あの、そこから今帰ってきたばっかりなんですけれども、非常にショックを受けたっていうのは、正直なところです」
中西一清
「うーん」
青山繁晴
「ていうのは、まず、世界中の原発をたくさん見てきたんですけれども、廃炉の現場ってのは初めてで。で、廃炉の現場ってのはもうちょっと具体的に言うと、格納容器の中に、入ってしまうんです」
中西一清
「うーん、はあー」
青山繁晴
「福島原子力災害のおかげで、ま、格納容器っていうのは本来は、一種の専門用語ですけれども、ご存知の方多いと思うんですけれども、えー、圧力容器ってのが原子炉です。で、その、圧力容器っていう原子炉を含めて、えー、大きな、入れ物に入ってるわけですよね。で、その入れ物の中に、入っていきまして、えー、今日入ってみますと、原子炉はもう、取り外されていて、えー、そして蒸気発生器っていうものが、中にあるんですね」
中西一清
「はい」
青山繁晴
「で、あんまり細かい話はどうかと思いますけれども、要は原発っていうのは、すごい技術と言いながら、原始的なところがあって、核分裂反応で何をしてるかというと、要は蒸気を作ってるだけなんですね。その熱い蒸気を、お隣のタービン建屋に送って、タービンを回して、それで電気を作ってるっていうだけのことなんです。で、その、蒸気発生器を、えー、ついてるところから、ま、えー、横倒しにしてですね、その蒸気発生器を、どうやってそこから出そうかっていう、そこに入ってきました。つまり、僕も今まで、構造図としては知ってたけれども、現物はあんまり見ることがない、その蒸気発生器、そこに、ま、触れるわけですね」
中西一清
「うん、うん」
青山繁晴
「で、その、触れる状態っていうのはですね、蒸気発生器がゴロンと横になってる上に、例えば、改めてこれ実感したんですが、廃炉って言うけれども、本当は、格納容器なら格納容器の中に、ま、無数といっていいような配管とか、あるいは、電気が走ってますよね」
中西一清
「あ、そうですよね。ええ、部材がいっぱいあるわけですよね」
青山繁晴
「はい。それを、壁からひとつひとつ外して、外したそこで、格納容器の中で人間が除染していくんですね」
中西一清
「ああー、中で除染していく」
青山繁晴
「そうです。あの、化学剤を使ったりですね、あるいは、もう、洗ったりしてですね、その場で。少しずつ除染をしていくわけです。で、そうしますと、もうそもそも全体に、えー、高い放射線量っていうこともあるんですけれども、ま、気が遠くなる作業ってのはこのことなんですね」
中西一清
「ああー、そうでしょうね、全てが放射能含んでるでしょうからね」
青山繁晴
「そうです。で、中西さん今おっしゃったことが肝心なことで、時間がかかるだけじゃなくて、要は、今までは格納容器の中に入っていた物を、ひとつひとつ、もう細かい物、つまり小さな蓋とかですね、あるいはその、小さなボルトとか、そういう物を全部外して、それが全部、放射線量の高い廃棄物になっていくわけですね」
中西一清
「うん、うん」
青山繁晴
「だから廃炉と言いながら、どんどん捨てていけるはずが、もう、どんどん捨てられない物が、山のように増えていくということなんですね……(聞き取れず)」
中西一清
「そうなんですよねー、ええ」
青山繁晴
「そして今日、フランス側の人たちと一緒に回って、えー、実はかなり、えー、言い合いに近くなったのはですね、その、現場で苦労してる作業員を見れば見るほど、つまりこうやって出てきてしまった、廃棄物を最終的にどこに持っていくのかということですね。で、その、フランスといえども最終的に持っていく場所っていうのが、実は確立されてないんです」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「中間的に置く所はあっても、最後の処理っていうのが、ま、口では色んな説明があったけれども、具体的に、ここでもうこうやって全部埋めてしまうんだってことができないでいるわけですね。で、フランスというのは、もう原子力に頼ってる世界ですから、もう行き先が決まらないで、このまま発電を続けるっていうのは、改めて廃炉の現場に立つと、やっぱりこれはおかしいんではないかと僕は言いますと、フランス側の人たち、技術者も含めてですね、いや、そんなこと言ったって、発電所自体は電気を作ってくれるから、フランス国民も受け入れるけれども、要するに廃棄物を置く所っていうのは」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「それだけのことであって何も生まないから、誰も受け入れてくれないっていうことを言うわけです」
中西一清
「うーん、うんうん」
青山繁晴
「そうすると、やっぱり原子力というのは、最終的な廃棄物の問題を、今まで遠い先のことだとして、考えずに来たんじゃないかということを、考えざるを得ませんでした」
中西一清
「そうですね、ええ」
青山繁晴
「しかしその上で、フランス側の人たちにも言ったんですけれども、福島原子力災害っていうのは大変な災いであるけれども、しかし今まで人類が目をそらしてきたものを、しっかりと私たちの目の前に示してくれたところはあって、福島第一原発の構内に、去年4月私が入った時に、この高いモラルと高い技術力の日本でこれを経験してるってことが、人類の役に立つと思ったということを言ったんですが、そのことについてはフランスの人たちも、よく耳を傾けてくれました」
中西一清
「そうですか」
青山繁晴
「従って、はい、このフランスの現場を、僕だけじゃなくてもっとたくさんのや技術者が見て、福島の現場に役立てるべきだとも考えました」
中西一清
「ああ、そうですか。はい、ありがとうございました、夜遅くすみませんでした。ありがとうございました」
青山繁晴
「ありがとうございます(電話終了)」
中西一清
「そうか〜。ねぇ。最終的な捨て場がない。これはもう原子力発電の大きな大きな宿命と、いうことが言えそうですよね。独立総合研究所の青山繁晴さんでした」
____________________________内容紹介ここまで
ラジオは画像(映像)がないので、廃炉の作業の話はちょっとイメージしにくい部分もあったかもしれませんね。
来週の「アンカー」あたりでこのへん、図解付きで詳しく解説してくれるんじゃないかと予想しています。
シュー原発の視察については、こちらでも触れられています。
青山繁晴さんのブログ>これです! 2012年02月29日 15時49分11秒
そして、このエントリーには、もうひとつサプライズなお知らせも掲載されています。
こりゃ本当にサプライズ。私もびっくりした!!(O.O;)(o。o;)
話は少し違いますが、福島第1原発事故について民間の事故調査委員会がまとめた報告書の件。
各メディアの報道にはけっこう温度差があるようですね。
新聞でいうと、紙面で割いたスペースも各紙かなり差がある上に、読売や産経は菅さんに厳しい内容だけれども、朝日は菅さんの「介入」についてはほぼスルーであると。
また、報告書に関して菅前首相が28日夜にコメントを出しましたが、「私が東電撤退を拒否したことが評価され、大変ありがたい」と述べたものの、厳しい指摘を受けた点には触れていないそうですね。
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