警察「拉致、勝負の年」〜でも韓国は今年も金正日の味方
 拉致問題に動きがあったようなので、紹介しておきます。
 昨年10月に行われた朝鮮総連系団体の家宅捜索で名前が出た病院が、今回もまた登場しています。

北、2女高生も拉致か 関谷俊子さん、遠山常子さん/藤田さん関与の男 警視庁捜査で浮上
 昭和四十九年に失跡した千葉県市原市の関谷俊子さん=当時(17)=ら女子高生二人が、北朝鮮に拉致された疑いのあることが二十二日、警視庁公安部の調べで分かった。特定失踪(しっそう)者問題調査会が「拉致濃厚」とし、警察当局も北朝鮮に拉致された疑いがあるとみている埼玉県川口市の藤田進さん=同(19)=失跡への関与を警視庁の事情聴取に告白した男が、「女性二人の拉致にも関与した」と供述したことから捜査、関谷さんらの可能性が浮上した。新たな拉致疑惑は、日朝協議にも微妙な影響を与えそうだ。

 拉致された疑いがあるのは、関谷さんと友人の遠山常子さん=同(17)。関谷さんは調査会の失踪者リストにも入っている。

 調べでは、二人は四十九年七月十一日、関谷さんの親類の男性と三人で千葉市の飲食店で食事後、この男性が店の従業員に「車で二人を家まで送ってくる」と言い残して出たまま一緒に行方不明となった。

 従業員は男性の兄らで、男性の車も未発見。二人は、調査会が「拉致濃厚」とする古川了子さん=同(18)=の出身高校の定時制に当時通っており、失跡は古川さん失跡の一年後だった。

 一昨年十二月、「(北朝鮮と関係が深い)都内の病院関係者の運転手をしていた」と自称する日本人の男が調査会に「昭和五十一年、藤田さんの拉致にかかわった」と証言。警視庁にも同様の供述をしたが、この際、「ほかにも女性二人の拉致を手伝わされた」と供述したことから捜査を進めた結果、捜索願の洗い直しや千葉の海近辺で女性二人が同時に拉致された状況、時期、年齢層などから関谷さんらである可能性が浮かんだ。

 男の供述が詳細なことから、警視庁は信憑(しんぴょう)性について本格的な裏づけ作業を進めており、藤田さんのほか、二人の拉致疑惑についても慎重に捜査するとともに、関谷さんの親類の男性の行方にも関心を寄せている。

 男が「関係者の運転手をしていた」とする病院は、これまで「病院が拉致に関与している事実は全くない」としている。

 ここに出てくる「病院」というのは、北朝鮮系の総合病院「西新井病院」です。
 昨年10月に西新井病院が関係する会社が家宅捜索されました。容疑は薬事法違反ですが、専門家によれば、拉致や不正融資も視野に入れたものではないかということでした。
 詳細は拙ブログ05/10/15付:朝鮮総連系団体の家宅捜索〜何でNHKはスルー?!を。

 その後、藤田さんの事件について進展はないようですが、水面下では進んでいるんでしょうか?
 ↓帰国した拉致被害者の事件に関してはかなり進んでいるようですが……。

「拉致、勝負の年」 警察当局、実行犯手配へ詰め
警視庁など警察当局では、帰国した拉致被害者の事件について徹底捜査を進めており、実行犯の国際手配に向けた裏付け作業は詰めの段階に入っている。警察庁の漆間巌長官は年頭の会見で「今年勝負に出なければならないのは拉致」と明言しており、藤田進さんや関谷俊子さんらの疑惑解明とあわせ、拉致捜査は新たな局面を迎えている。

 地村保志さん(50)夫妻と蓮池薫さん(48)夫妻は、原敕晁(ただあき)さん=当時(43)=拉致に絡む旅券法違反容疑で国際手配された北朝鮮の工作員、辛光洙容疑者(76)と、別の旅券法違反事件で一時国際手配されていた「朴」工作員を、それぞれ自分たちを拉致した実行犯の一人と証言。警察庁は今月六日、警視庁と福井、新潟両県警に共同で捜査にあたるよう指示した。

 辛容疑者は、横田めぐみさん=同(13)=を「自分が拉致した」と話していたことが曽我ひとみさん(46)の証言で明らかになっており、既に拉致認定されている被害者たちの事件に広範に関与した疑いが強まっている。漆間長官は「北にインパクトを与えられる情報も入っている」として、日朝協議をにらんだ拉致捜査の進展を会見でも示唆しており、辛容疑者ら二人の海外移送目的略取容疑での逮捕状請求は、早ければ来月中にも行われるものとみられる。

 帰国した被害者の事件をきちっと詰めることにより、他の事件の解明にもつながっていくと思います。
 警察も今年こそはやる気らしい。やってくれると信じたい。

「めぐみさん夫」DNA鑑定資料 北、提供を拒否
 日本と北朝鮮による日朝政府間対話で、日本側交渉団が日本人拉致被害者の横田めぐみさんの夫とされる人物が韓国人拉致被害者かどうかを確認するため、DNA鑑定資料の提供を北朝鮮に求め、拒否されていたことが二十二日、分かった。来月四日から北京での開催が調整されている国交正常化交渉や拉致問題などの並行協議でも日本側は再度、資料の提供を要求する方針だが、北朝鮮側が「誠意ある対応」をとるかどうか不透明だ。

 めぐみさんは一九八六年に「キム・チョルジュン氏」という男性と結婚したとされるが、キム氏は七〇年代後半に拉致された韓国人男性五人のうちの一人の可能性が指摘されている。このため、日本の拉致被害者家族会は昨年十一月、麻生太郎外相らに、真偽を確かめるためDNA鑑定を行うよう要請した。

 これを受け、日本側は、非公式に「キム氏」の血液や頭髪などの提供を北朝鮮に求めたという。日本政府が確保しているめぐみさんの娘キム・ヘギョンさんのDNA情報と照合すれば、韓国人拉致被害者かどうか明確にできると判断しているためだ。
(以下略)

 北朝鮮がDNA鑑定資料の提供を拒否しても、韓国にいる「キム氏」の家族ルートで入手は可能。
 そもそも日本側交渉団の前に現れたあの「キム氏」が本物の「キム氏」(めぐみさんの夫)かどうかはわからないんだから、仮に北朝鮮側が「これがキム氏の毛髪です」って資料を出してきても、あまり意味はないでしょう。
 問題は、北朝鮮が拒否しているのに、韓国政府が果たして提供を認めるかどうか?という点だと思います。

 というのも、韓国の北朝鮮への“おもねり”は私たちが想像している以上のようで、1/23付産経朝刊(ネットソースなし)によれば、
 韓国政府の対外広報を担っている人権大使が、北朝鮮の人権問題に関して「国連で(北の)人権問題が政治的に悪用されている」と主張したうえ、「(人権問題より)朝鮮半島の平和権が優先」などと延べ、盧武鉉政権の“人権意識”が改めて議論を呼んでいる。
(中略)
 韓国は過去三年間にわたり、国連人権委員会や国連総会での北朝鮮非難決議の採択で棄権し、盧政権はその理由を「南北関係の特殊性」と説明してきた。
 しかし、公職の大使が北朝鮮に関する国連決議を「政治的」と批判したのは初めてで、「人権大使が北朝鮮の住民から目をそむけ、金正日政権の代弁をするから、韓国は国際社会から“奇妙な国”とみられるのだ」(二十一日付の東亜日報社説)との批判の声も上がっている。
 
 その東亜日報の社説というのが↓こちら。

[社説] 朴庚?氏、人権大使か反人権大使か
 JANUARY 21, 2006 03:02

朴庚?(パク・キョンソ)政府人権大使は一昨日、ある北朝鮮人権セミナーで、「韓半島の平和権が、他の人権よりもまず実現されなければならない」とし、「国連(UN)ですら、人権が政治的に悪用されている」と主張した。昨年11月の国連総会の北朝鮮人権決議案採択を「政治攻勢」と罵倒したのだ。

朴大使は、昨年11月のマスコミのインタビューでも、「食料がなく飢える人に、政治的・市民的権利だけを一方的に主張することは、バランスを欠いた態度だ」と強弁した。04年5月には、「人権問題は、北朝鮮だけにあるのではなく、北朝鮮自らが解決するよう待たなければならない」とも言った。

朴大使の主張は、北朝鮮や韓国内の親北朝鮮左派たちの立場を代弁するものだが、論理的にも筋が通らない。朴大使は、「平和権」から実現させるべきだと言うが、平和権と人権が分けられるものなのか、人間らしく生きる権利が保障されない平和権に何の意味があるのか、私たちにはわからない。朴大使が言う「平和」とは、いかなる平和なのか。貧しく飢えながら、息を殺して生きる地獄のような生活も、平和は平和だというのか。だから、ただ我慢して待てという話なのか。

朴大使は、1988年から最近まで26度も北朝鮮を訪問したという。それならば、人間以下の生活に苦しむ北朝鮮住民たちの姿を見たはずだ。苦しむ彼らが朴大使の親であり、兄弟であり、子どもだとしても、このような主張をするのだろうか。「まずは平和が重要だから、我慢して待てば、金正日(キム・ジョンイル)政権が自ら解決する」と言って、なだめることができるのか。10年近くも待ち、経済的に助けられるだけ助けたものの、北朝鮮の人権状況は少しでも改善されたのだろうか。

民主主義と人権の伸張のために闘争したことを勲章のように思っているのが、今の政権である。独裁政権時代、「米国の人権介入は内政干渉だ」という政権勢力の主張に激しく反発した人々が、現政権の主役たちだ。そのような政権の人権大使が、このように筋の通らない主張をするから、韓国は、国際社会で「おかしな国」として映るのだ。朴大使の北朝鮮人権の見方がこんなものなら、自ら人権大使を退くのが望ましい。
 
 朝日新聞なんかより、よっぽどまともなこと言ってますね。
(もっとも東亜日報は朝日新聞と特約紙の関係にあり、朝日新聞東京本社ビル内に東京支社を置いています。ただ東亜日報は韓国では保守派らしいですが)

 韓国の太陽政策には本当に困りますな。こういうニュース見るにつけ思うのは、2002年の大統領選で勝ったのが盧武鉉じゃなくてハンナラ党の候補だったら、拉致問題はじめ北朝鮮問題はもうちょっと良い方向に行っていたんじゃないかな?ということです。
 辞めたがってるという噂のある盧武鉉ですが、2007年までの任期は保障されています(韓国の大統領は再選なし。2008年2月に次の大統領が就任)。

 って、今さら言っても始まらないですね。とにかく日本は拉致被害者などの証言から事実を積み上げてって、北朝鮮に突き付けていくことですね。あと、アメリカや他の拉致被害国と連携しつつ、国際社会に訴えていくこと。
 とにかく日本国内の世論がしぼんでしまうことが一番恐ろしいので、私の方でも今後も機会があるごとに拉致問題を取り上げていこうと思います。

めぐみさん拉致の映画公開 米ユタ州

 これ、日本でも公開してほしいですね。予定はないんでしょうか?
 商業的に難しいんであれば、学校などに貸し出して生徒に見せるなどしてほしいです。


【今日は深夜にもう1本UPする予定です】

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Posted by くっくり 22:18 | 拉致問題 | comments (3) | trackback (0)
コメント
 
日本国内に潜む売国奴などの情報が詳しく書かれているサイトを見つけました。
保守系の皆様、一度読んでみてください。  
 

 
http://www.tamanegiya.com/ura.html
 
Posted by lim | URL | 06/01/24 00:05 | aEYV1tTY

めぐみさんのドキュメント映画がアメリカでどの程度取り上げられるのか気になります。関心を持ってもらえることを期待します。
Posted by AHS | URL | 06/01/24 14:27 | IKucRWEA

めぐみさんの映画については、たしか昨日の5時代のラジオで、誰がどこでどういう風に撮影して、どこで公開するのか、という詳しいことまで報道してましたが、NHKは多分20秒流したかどうかという程度の扱いでしたよ。

しかも詳細らしい詳細もなかったし。

NHK、やっぱり犬HKなのか・・・・。
Posted by さつき | URL | 06/01/24 20:10 | G7UQeqSQ

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