ぼやきくっくり

■黒田さんっていいよね

　８月末に「“親日派”3090人発表　韓国の研究所　名簿第１弾　故朴正煕大統領も」てなニュースがありました。
　これを取り上げた産経新聞ソウル支局の黒田勝弘氏の今日のコラム、なかなかよかったので紹介させて下さい。

＜親日派への考え方教えます＞

（前略）

　韓国のテレビからコメントを求められたときに述べた感想でもあるのだが「取り上げられている人物を見ると“親日派”とは逆に韓国のためにいいことをした人ということにならないか？」というのが正直な印象だ。

（中略）

　日韓併合（1910年）で韓国も日本になっているとき、韓国人もいや応なしに日本の戦争に加わらざるを得なかったというのがあの時代だった。それを六十年後の今、平和で豊かな後世の人たちが「民族の裏切り者」とか「売国奴」といって糾弾するというのは歴史に対する傲慢というものだろう。

　そもそも韓国人が大好きな「歴史清算」というのがおかしい。歴史は過去の出来事の記録であって、後世の人が消したり正したり清算したりするものではないはずだ。

　問題の出発点である「日韓併合」は歴史的には韓国としての一つの“選択”だったといっていい。その結果、併合下で後に非難されるようないわゆる「親日行為」が人びとにあったとしても、その責任は併合を選択した指導者たちにあるというべきだろう。

　しかも韓国では併合についても日本が武力を背景に無理やり強要したもので不法としている。それなら併合下の「親日行為」も当然、強いられた不本意なものというべきではないのか。

　なのに併合条約に調印した当時の指導者だけでなく非難、糾弾の対象を拡大しようとするのはなぜか。あるいは「親日派問題」を歴史研究の材料にとどめず、記者会見で発表したり政府事業にしたり、そしてマスコミも意味ありげに大々的になぜ報道するのか。

　建前としては、同じことが再び繰り返されないよう「歴史の教訓」にするためという。しかし、盧武鉉政権下の韓国の政治、社会相は「親日＝保守・右派＝持てる者＝反北＝反民族」という図式で先鋭な左右対立状況にある。だから「親日派」非難は左派・革新系・親北勢力からする保守・右派への攻撃になる。韓国ではこうして歴史はいつも現実政治に利用される。

　『六十年後の今、平和で豊かな後世の人たちが「民族の裏切り者」とか「売国奴」といって糾弾するというのは歴史に対する傲慢』のくだりは、日本人の中にも耳が痛い人がいるんでは？……「じっちゃんの世代」を悪者にしてる反日日本人諸君！あんたらだよ！(-.-#)

※参考リンク：産経新聞黒田勝弘氏　韓国のラジオに出演　「韓国が発展したのは、日本のインフラや親日派を利用したため」(mumurさんのブログ）


■東シナ海に中国軍機　電子情報収集、空自が緊急発進　８月

　こないだの軍艦といい、開戦前夜みたいな雰囲気ですね。
　これ、日本政府が意図的に隠してたんでしょうか？選挙が終わってから出てきたってのが何か怪しい。しかもあまり大きく扱われてないような。マスコミの自主規制？

　ほんま早く憲法変えなあかんのでは。だってこのままじゃ自衛隊員が気の毒すぎます。↓

読売新聞（九州発）05.07.28「国境最前線〜沖縄の空と海　＜１＞緊迫のスクランブル」

　那覇基地は、日本の防空識別圏に入ってくる国籍不明機に備え、２４時間態勢で４機のＦ４を待機させている。２機１組で５分以内にスクランブルできる。

　パイロットの高橋秀也３佐（３８）は「侵犯されたからといって、こちらから手は出せない。攻撃を受けない限り、できるのは信号弾まで」と話す。

　自衛隊法は、領空侵犯機に対し、強制着陸か強制退去しか認めていない。２機のうち、どちらか１機が撃墜されることも覚悟しなければならない。

■民主代表選、野田氏と前原氏軸に一本化進む

　まあ今さら菅直人もないしね。
　前原氏は宮崎哲弥さんが非常に買ってますね。この前も「ムーブ！」で、「前原さんを代表にしなかったら民主党は支持しません」とか言ってた。つーか哲ちゃん、あなた民主党支持者だったの？(^_^;

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正直、私は前は民主党を支持していました。党首選にもお金を出して参加したことがあります。
前原・河村氏などが立候補するのであれば、代表選挙すべきですね。話し合いなどすれば、民主党はお終いですね。民主党はしっかりしてほしい。マニフェストの責任者、仙谷政調会長は辞めろ！！

くっくりさまは、最初から黒田勝弘とか田中明さんの本を抵抗なく読めましたか。黒田さんも田中さんも「反韓」「嫌韓」ではないんですよね。私は最初は「日韓連帯」「日朝友好（連帯）」だったので、抵抗ありました。昔ですけど。
黒田さんの本を読み、田中さんの本に進む人はいるんでしょうか。あるいは古田博司さんの本とか。でも、思想や歴史から入らなければ難しい国、朝鮮儒教を知らないと分からない国というのは厳しいですね。
くっくりさまは田中明さんの本、お読みになりましたか。素晴らしい本ですね。
こんな国と“日韓友情年”。できませんね。

いろいろ言い過ぎました。ご容赦を。

黒田勝弘さんは、韓国に長く住んでいらした経験や昔からの日韓外交の流れの豊富な知識を踏まえて、地に足のついたそれでいて奥の深い記事を書かれますよね。あと文章が平易でお高くとまっていないところが良いですね。

産経新聞の特派員の方の記事は、興味深いものが多いですね。ウェブにはあまり取り上げられないけれど、最近では中国・台湾方面の福島香織記者（多分若い女性）がよく面白い記事を書かれていますね。

前原氏、どんな人なんでしょうね。HPにも理念が書かれていないのでつかみにくいです。ただ、著書・記事にこんな記述がありますね。靖国神社について
＞「戦争を仕掛けた人間がまつられており、いくら平和を祈念するためといっても、侵略された国は納得できない。もし日本が侵略されていた(逆のケースな)ら、いくら理屈を並べても理解できない」
日本は戦時国際法違反の原爆投下で民間人を虐殺されても、それを指令した指導者の追悼を妨害したりしなかった（していない）わけですが…。
単に歴史の知識が浅いのか、日本人ばなれした感覚の方なのか。どうなんでしょうね。

皆さん、コメントありがとうございます。

私は恥ずかしながら黒田さんの本は読んだことがありません。もっぱら産経や「正論」などに載る氏の論文を読む程度です。
何かもう忙しくて本とかちゃんと読む時間がありません(T^T)。こういうブログをやってる以上、いろんな本読んで知識を蓄えないといけないとは思うんですが。
とりあえず「正論」の先月号をまだ読破できてないので、これから片付けなければ(^_^;

前原さん、出馬表明しましたね。「通りがかりのもの」さんご指摘の記事というのはこれでしょうか。
http://www.maehara21.com/kiji/kiji11.html
随分前の記事ですが、未だに前原さんはこういう考え方なんでしょうかね？
少なくとも岡田さん同様、「もし首相になっても靖国神社には参拝しない」派ですよね。それだけでもう何だかな〜ですわ(T^T)

前原さんの靖國問題に関する認識はおかしいですね。
どうも読書傾向がいけません。何で廣田さんがよくて、東條さんが悪いのか。きちんと戦前の憲政史、繙いてほしいものです。小泉総理の祖父は、民政党で逓信大臣を何度かやりました。
くっくり様。黒田さんの本は図書館で読んで下さい。
田中明・古田博司・小倉紀藏（彼に関しては異議があるかもしれませんが）、あと、いくらも読むべき人はいます。
佐藤勝巳・西岡力らの著作は必須ですね。（敬称略）
他にもいっぱいあります。左翼系・韓国系の出版もあります。馬鹿には出来ません。立教大の石坂浩一という人もいます。黒田さんのように韓国が好きな人の報道は意味が深いし、私は尊重します。
くっくり様。
田中明さんの『物語 韓国人』（文春新書）、未読でしたら是非お読み下さい。

くっくりさま
なんかおかしなプレッシャーかけてしまいましたね。反省しています。
『嫌韓流』の後に、韓国在住の日本人が新しい本を出すようです。
いらいらせず、自分の好きな本を読みたいものです。

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