アーリントン墓地には文句言わない中国
 安倍晋三官房長官が『報ステ』に生出演。
 加藤千洋とのバトル再燃か!?とちょっと期待したんですが、そういう展開にはならなかったようです。
 (Irregular Expressionさん05年1/14付参照。余談ですが、この放送以降、加藤千洋は2ちゃんねらーを中心に「加藤工作員」という呼称で呼ばれるようになった(^_^;)

 靖国参拝問題については一箇所だけ、二人の間でこういうやりとりがありましたね(要旨)。
加藤千洋
「昨年秋の京都での日米首脳会談、漏れ伝わったところによれば、小泉首相は靖国問題について時間を取って説明をしたと。自分の心の問題に時間をとって説明することはないでしょうから、小泉首相も気にされてると思う。アメリカとは政府同士はしっかりしているが、民間の立場では、アメリカからも参拝に批判的な声が聞こえる。だからアメリカは何も言ってないってことではないと思う」

安倍晋三
「アメリカには信仰の自由がある。アーリントン墓地には義和団事件で亡くなった海兵隊兵士も眠っている。それは中国にとっては不愉快かもしれない。しかし、アメリカは自国のために戦った兵士を手厚く遇している。信仰の自由、良心の自由を大切にしている」

 ちょうど良い機会ですので、アーリントン絡みで参考文献紹介。
 「諸君!」2月号の大特集『もし中国にああ言われたらこう言い返せ』の中の、新田均・皇學館大学教授の論文「(中国に)『A級戦犯を祀る靖国に首相・閣僚が参拝するのはケシカラン』と言われたら」から引用します。
 中国民主活動家の相林氏によれば「胡錦濤や江沢民も訪米したら花輪を持ってアーリントンに行く」(本誌平成17年7月号)といいます。これが本当だとすれば、この行為は中国人民の感情を傷つけなかったのでしょうか。なぜなら、アーリントンの無名戦士の墓には朝鮮戦争の戦没者も眠っているからです。朝鮮戦争は、中国側の解釈では、アメリカの侵略に対する反撃だったはずです。その侵略の手先が眠る墓に何故中国の指導者は詣でることができたのでしょうか。何故、問題にならなかったのでしょうか。寡聞にして私は、アメリカが朝鮮戦争を自国の侵略と認めて謝罪したという話を知りません。

 こうなると、所詮、中共政府のいう「国民の感情」などというものは、中共政府の政治的都合によって創作され、操作されるものに過ぎないと言わざるをえません。

 「国民の感情」。中共はよくこの言葉を使いますね。

 先日、拙ブログで同じ「諸君!」の特集から櫻井よしこさんの論文を紹介しました。
 戦後60年の間に中国政府が日中戦争の犠牲者の数字をどんどん水増ししてきたことについて、櫻井さんが中国社会科学院の研究所員(学者)に詰め寄ったところ、中国側は「感情というものに直接関係してくる」「南京大虐殺の30万人という数字について、被害者の気持ちを考慮する必要もある」と返答した……という内容でした(1/7付エントリー<中国人による「数字」について>参照)。

 今さら言われるまでもないことだとは思いますが、どうか皆さん、この公式を頭に叩き込んでおいて下さいね(^_^;

 「中国国民の感情」=「中共政府の政治的都合」


 さて、その中共政府が日本に対してまたとんでもない要求をしてきたようです(昨日付エントリーのコメント欄で教えていただいたニュースです)。

日本に報道規制を要求 中国「対中批判多すぎ」
 【北京9日共同】中国外務省の崔天凱アジア局長は9日、北京での日中政府間協議で「日本のマスコミは中国のマイナス面ばかり書いている。日本政府はもっとマスコミを指導すべきだ」と述べ、日本側に中国報道についての規制を強く求めた。
 メディアを政府の監督下に置き、報道の自由を厳しく規制している中国当局者の要求に対し、日本外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長らは「そんなことは無理」と説明したという。
 日本側によると、崔局長はまた、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題や日本国内での「中国脅威論」の高まりなども挙げ「(日中間にあるのは)日本が起こした問題ばかり。中国は常に守りに回っている」と批判した。
(共同通信) - 1月9日20時49分更新

 すごいですね〜。まさに「なりふり構っちゃいられない」って感じ。
 日本のマスコミがマイナス面ばかり書いてるって言うけどね、あんたらここ数年間、日本に悪印象を持たれるようなことしかしてませんやん(^_^;
 それを「日本が起こした問題ばかり」って。開いた口が塞がりません。


・・・・・・細切れぼやき(1本だけ)・・・・・・


「韓国の獄中で人権侵害受けた」北拉致犯ら“補償”要求/数十億ドル、盧政権揺さぶり
 【ソウル=黒田勝弘】韓国から北朝鮮に送還された元スパイや武装工作員らが、韓国に対し「韓国の獄中で人権を侵害された」と称して数十億ドルもの“補償”を要求してきた。彼らは韓国の対北融和策により北に送り返されたいわゆる“非転向長期囚”で、最後まで北朝鮮への忠誠を捨てなかった共産主義者たち。送還者はこれまで約六十人にのぼるが、この中には日本国内で日本人拉致にかかわった大物工作員・辛光洙(シン・グァンス)容疑者も含まれている。

 元スパイたちの“補償要求”は先週、南北境界線の板門店を通じ、「告訴状」として韓国当局に伝達された。あて先は韓国の政府機関である「国家人権委員会」と「真実と和解のための過去史整理委員会」になっている。

 告訴状によると「わが非転向長期囚たちは(韓国で過去)極悪な思想転向制度によって長期間にわたり獄中で耐え難い拷問や迫害、虐待を強いられた。その肉体的被害は十億ドルにのぼり獄死者まで考慮すれば数十億ドルに達する」としている。

 “非転向長期囚”は韓国で逮捕され、長期服役の後、北朝鮮支持の立場を変えないまま釈放されて韓国に住んでいた。一九九〇年代以降、韓国の対北融和策が進むなか、支援団体もあって送還要求など公然と自己主張をするようになった。金大中政権下の二〇〇〇年九月には、辛容疑者ら六十三人が何らの見返り無しに大量送還され、北では英雄視されている。

 これに対し、約五百人にのぼる韓国人拉致被害者などは放置されており、関係者は政府の一方的な対北融和策に不満をつのらせている。

 今回、対韓破壊工作や外国人拉致のテロ犯たちが、人権暗黒社会の北朝鮮から韓国に向け、人権をタテに補償要求をしてきたことに韓国世論は驚きあきれている。北の要求は、スパイや親北・共産主義者まで「統一運動家」として許し、対北公安事件の関連者の復権・補償が相次いでいる盧武鉉政権下の親北雰囲気を見透かした韓国揺さぶり策とみられ、政府の対応が注目される。

 これまた、すっごいですね〜。北朝鮮、調子に乗りすぎ。
 赤化が進んでいる韓国政府も韓国世論も、さすがにこれには唖然……のようです。

【非転向長期囚】韓国政府、補償要求を無視する方針(朝鮮日報)
 「受け入れられないのはもちろん、公開の反論もしないつもり」「あ然とするしかない」

【社説】北朝鮮が送りつけてきた告訴状の「人権」と「民主主義」(朝鮮日報)
 「これほどの茶番があるだろうか」

[オピニオン]赤化工作員 (東亜日報)
 「このような時に使う故事成語が『賊反荷杖(盗人猛々しい)』である」


このブログが面白かったらクリックして下さい→人気blogランキングへ
________________________________________________
★トラックバック下さる方へ
当ブログには「トラックバック保留機能」が装備されています。詳しくはこちらをご覧下さい。
なお、ブログの種類によってはトラックバックの送信が反映されないことがあります。詳しくはこちらの一番下をご覧下さい。


Posted by くっくり 01:33 | 北東アジア | comments (12) | trackback (7)