02首相の靖国参拝反対派への反論(中)【暫定版】
2006.08.26 Saturday 04:19
くっくり
・戦前の日本はマスコミも国民もイケイケドンドンでした。『A級戦犯』の象徴的存在である東条英機は開戦時の首相でしたが、彼は「戦争回避」のために首相になったのです。この時期、軍統帥部の反発を抑えながら戦争回避工作ができる軍人は彼しかいなかったからです。が、すでに世論は開戦論が大勢で、「米国撃つべし!」「この期に及んで東条は何を弱腰になっているのか」「国賊、東条!東条を抹殺せよ!」と、逆に東条を非難する始末でした。
しかもアメリカ側には妥協する意思は全くなく、全面降伏を迫るに等しい「ハルノート」を突き付けました。東京裁判で「『A級戦犯』は全員無罪」と主張したインドのパール判事は後に、「ハルノートのようなものを受け取れば、モナコやルクセンブルクのような国でもアメリカに対し武器を持って立ち上がったであろう」と断じています。
・開戦後戦況がみるみる悪化して、日本の負けは時間の問題だったのに終戦の決断が遅れたことについては、『A級戦犯』の中にも確かに責められるべき人はいるでしょう。但し、だからと言って『A級戦犯』分祀論につなげるのは短絡的ではないでしょうか。彼らを罪人と認定したのは戦勝国であり、日本国民ではありません。たとえ罪人だったとしても、彼らはすでに自分の命で「罪」を償っているのです。そんな彼らの墓(神社には墓はないが)を暴くような行為は日本の文化にはなじまないのではないでしょうか。日本人はそんなに無慈悲な民族ではないはずです。
<5>-(8) 富田メモで昭和天皇が『A級戦犯』に不快感を示されているが?
・メモの解釈には様々な意見があり、論争はまだ始まったばかりです(以下の拙エントリー参照)。
・7/24付:「サンプロ」富田メモ
・8/1付:「諸君!」「正論」より富田メモで識者見解
・8/3付:新潮の富田メモ反論に合わせて日経がぶつけてきた?
・8/1付:「諸君!」「正論」より富田メモで識者見解
・8/11付:「文藝春秋」富田メモ
[7] << [9] >>
comments (20)
trackbacks (1)
<< 01首相の靖国参拝反対派への反論(上)【暫定版】
03首相の靖国参拝反対派への反論(下)【暫定版】 >>
[0] [top]