「アンカー」マルサの小沢氏情報を官邸が入手!?&訪米要請の真相
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■2/10放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
不起訴になって以降の小沢さんはやたら強気に見えますが、しかし鳩山総理との力関係には変化が起きているようです(って本来、総理の方が強いはずなんですが)。
また、キャンベル国務次官補から小沢さんに訪米要請っていうのも実はウラがあるようです。
コーナー前に、2月9日の石川知裕被告の地元での記者会見について青山さんの解説がありました。まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
■民主・石川知裕議員、離党も議員辞職もしない考え明らかに 与党内から離党求める声も(FNN2/10)
(会見で紙を読み上げた石川被告、「離党も辞職も考えていない」という部分は黒く塗りつぶされ、読まずに飛ばした。塗りつぶされた横には手書きで「自分で決める」)
■「陸山会」土地取引事件で起訴された石川知裕衆院議員、近く民主党離党の公算強まる(FNN2/10)
■新行政刷新相に起用の枝野幸男元政調会長「しっかりと頑張ってやらせていただく」(FNN2/10)
…………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
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■2/10放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
不起訴で一転石川被告を擁護へ・小沢氏強気復活で政局どうなる?青山ズバリ
不起訴になって以降の小沢さんはやたら強気に見えますが、しかし鳩山総理との力関係には変化が起きているようです(って本来、総理の方が強いはずなんですが)。
また、キャンベル国務次官補から小沢さんに訪米要請っていうのも実はウラがあるようです。
コーナー前に、2月9日の石川知裕被告の地元での記者会見について青山さんの解説がありました。まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。
内容紹介ここから____________________________
■民主・石川知裕議員、離党も議員辞職もしない考え明らかに 与党内から離党求める声も(FNN2/10)
(会見で紙を読み上げた石川被告、「離党も辞職も考えていない」という部分は黒く塗りつぶされ、読まずに飛ばした。塗りつぶされた横には手書きで「自分で決める」)
■「陸山会」土地取引事件で起訴された石川知裕衆院議員、近く民主党離党の公算強まる(FNN2/10)
■新行政刷新相に起用の枝野幸男元政調会長「しっかりと頑張ってやらせていただく」(FNN2/10)
…………青山さんの解説(あくまで要旨)…………
( )内は山本浩之キャスターの発言です
(石川被告は昨日の会見で、意図的に虚偽の収支報告をしたことはないと。つまり公判ではそうすると検察と全面対決するんだろうなと。そこで記者から質問が飛ぶと、裁判に関わるようなことは一切言えないと。あの場は格好の主張すべき場だったと思うが、何のための会見だったのか。そして彼は自らどう決断しようとしているのか、さっぱり見えてこなかった)
石川被告の虚偽記載に関する主張は、小沢さんが不起訴になったあとに小沢さんが強調したこと、「石川代議士も国会議員の職務として何か問われたわけじゃない、単なる事務的なミスだったということが問われただけだ」といった(小沢さんの)説明と、ぴったり合っている。
そうすると、それも含めて普通の常識ある国民はやっぱり石川さんの出処進退、つまり離党するのかしないのか、議員辞職するのかしないのかについて、当然小沢さんと何らかの相談をしてるだろうとみんな思うじゃないですか。
ところが石川さんは会見の最後の方で、小沢さんと電話でも話してないし、伝言も受け取ってないと。そんな、小沢さんと何も話しないで、紙には「議員も辞めない、離党もしない」、普通は最低離党ぐらいしますが、それもないっていうふうに勝手に書きますか?普通に考えたら小沢さんとある程度の相談をして、そしていったんは離党も議員辞職もしない、もうとにかく全部突っ張ってやるんだと、あの事件自体も単なる事務的なミスに過ぎないと突っ張ると言ってたのが、やっぱりこれも党内の情勢、仙谷さんの忠告などもあって、小沢さんと相談した上で、とりあえずもう一回考えようかとなったんじゃないか。
これ別におかしいことじゃないじゃないですか。なぜ普通に、小沢さんとも相談しましたが、最後は私が、北海道11区から出てるたった1人の代表者として、地元の人と話してこうですと、なぜ言えないのかというと、とにかく小沢さんに累を及ぼさない、小沢さんに関係させないということで、こうやってる(ブロックしてる)。はっきり言うと、そのためのお芝居。こんなお芝居をいつまで続けるのかと、石川さんに問いかけたい。
石川さんは北海道11区で、中川昭一さんを破ってたった1人選ばれた人。その意味では11区の有権者にほんとに重い責任がある。守るべきは有権者であって、親分の小沢さんを守るようなお芝居はもういい加減やめたらどうですかと。
もちろんはっきりした根拠は僕もありませんよ。しかし常識で考えれば、小沢さんと相談してるじゃないですか、普通だったら。それを小沢さんと会談して最後に決断しますと、そんなお芝居をその通りですね、全部本当ですね、と思うほど国民は甘くないと思う。
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
山本浩之
「そしてVTRにもありましたように、反小沢派の1人、枝野さんの、まあ入閣も決まりました。ま、今週の青山さんのこの“ニュースDEズバリ”、このコーナーでも政治の話ということを伺っているわけですけれども」
青山繁晴
「はい。ま、あの、枝野さんが突然大臣になったことについてもですよ、あの、視聴者、国民の方、ほぉーと思われたと思うんですよ。というのは最近皆さん政治に関心強いから、枝野さんが反小沢だってことも知ってるし、そしてその枝野さんが首相補佐官になるはずがずっと発令されないで、いわば干されてたってこともかなりの方知ってますよね。それが突然大臣になったと。で、そういうことも含めて、あの、僕は最近一般の方から何を聞かれるのかというと、もうほとんど8、9割同じこと聞かれるんですけど、不起訴になりました、さあ、このあと小沢さんはどうなるんですか、そして自分たちが投票して政権交代した、して、できた新政権はどうなるんですかということを、ほんとに聞かれます、この数日間ですね。で、今日はそのお話を皆さんと一緒に考えたいと思うんですが、最初のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『逆転』」
青山繁晴
「はい。すなわち、今まではこんなことがあるはずがなかったことが、今起きてる。たった今起きてると。その具体的なことから考えていきたいと思います」
山本浩之
「はい。ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「各社の世論調査を見ますと、民主党・小沢幹事長、幹事長職を辞任すべきという声が大勢を占めているんですが、ま、それも小沢さんに言わせれば、その世論調査はマスコミが悪いっていうことになりますが、その小沢幹事長、そして鳩山政権が今どのような状況にあるのか。さっそく解説お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、与党の幹事長が進退を世論から問われるっていう事態になってる。ま、この5ヶ月間の歩み、9月半ばに、去年の9月半ばに政権交代、えー、いや、政権交代があって、9月半ばに新政権できまして、もうそろそろ5ヶ月近くになります。その5カ月の間、僕らに一番印象に残ってしまってるのは、その、総理も、それから与党幹事長もお金の問題で追及され、脱税の問題が出てきて、両方とも秘書が悪いってことになってしまってると。これ、あの、一種の、いわば日本の政治にとっては悲劇だと思うんですよね。で、あんまり悲劇がその、突き詰められていくと、その、奥まで行くと、実は喜劇に変わる。最近どうも私たちの日本政治に、ちょっと、ちょっとした喜劇が起きてんじゃないかと。で、その喜劇というのは、一番目の前で起きてるのはこれだっていうことを出していただけますか」
村西利恵
「それがおととい行われた、幹事長続投を了承したといわれる会談」
青山繁晴
「はい。これ2人きりで10数分、ま、12〜3分、実質話した、この会談は実は残念ながら、僕は悲しい喜劇だったんじゃないかなと思ってるんですね。別に嫌みで言ってるんじゃありません。悲しい喜劇ですね。で、どうしてなのかっていうことをですね、あの、実際に見ていただきましょう」
村西利恵
「はい。一昨日の小沢幹事長の会見と、昨日の総理の会見をVTRにまとめました」
…………………………VTR開始…………………………
【2月8日(月)鳩山首相×小沢幹事長会談後 小沢幹事長定例会見】
小沢幹事長
「私が、あー、この仕事を、おー、こういうことで、えー、続けていってよろしいかという、うー、お話を、おー、申し上げました。総理からは、あー、ぜひ、一生懸命頑張ってほしいという、うーーー、ことでございました」
【翌日、鳩山首相は——】
記者
「昨日、小沢さんとの会談の中で、頑張って下さい、と応じたということなんですが」
鳩山首相
「ま、頑張って下さいという言葉は使っておりません。ええ。あの、このまま続けてよいかと言われたので、はいと、いうことを申し上げた」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。あの、今のお2人の言葉から、えー、これが、もう一度見ていただきたいんですけどね。えー、小沢さんは鳩山さんと、あの、一昨日の会見で、幹事長を続けてもよろしいかということを、ま、いわば謙虚に聞いたところ、総理から、ぜひ一生懸命頑張ってほしいということを言われたとおっしゃったんですよね。で、ところが鳩山総理は、いや、私は頑張って下さいとは言ってないと。幹事長続けていいかと聞かれたんで、はいと言っただけで、あとは淡々と参議院選挙の話をしたって言われたんですね。で、これが僕は一種の悲喜劇だと思うんですが、皆さんご承知の通り、鳩山さん、今まで何をくり返してきましたか?その、人と会談して、その人が言ってないってことを自分に都合よくおっしゃってですよ、それが、はっきり言うと国際問題になりましたね。ヒラリー国務長官について、その、普天間、あなたのことを信用してるわよみたいなことを言われたと言って、ヒラリーさんは大激怒して、とばっちり食らったのはアメリカの駐米大使の藤崎さんて人で、わざわざ大雪の日に呼びつけられて叱られたということ、もうヒラリーさんだけじゃなくて、オバマさんも含めていろんな人を怒らせてきた」
村西利恵
「総理の専売特許っていう感じがしてましたけど、今度は小沢さんまで?という感じですよね」
青山繁晴
「そうです。だからこれは、ま、ちょっと、大変悲しいけど、ちょっと笑ってしまうことであると同時にね、やっぱり僕はその、政治記者の時代から小沢一郎さんていう人を長年見てきて、これだけはしない人だったんですよ。つまり小沢さんは人と話してね、まず会ったっていうことをほとんど言わない人、本来は。そして会ったことがたまたま表に出てしまっても、その人と何を話したか、その、ほとんど言わない。まして、膨らまして自分に都合よく飾ることは、小沢さんは実はしてこなかったわけですね。そうすると、その、小沢さんはやっぱり不起訴になったから安心してるんじゃなくて、巨大な焦りってものを感じるし、そして鳩山さんが、いや、私は頑張って下さいなんて言ってませんよと言ったということ自体に、その、さっき(キーワードで)逆転という文字を入れましたけれども、その、今までと違うことが起きてるなって気配があるわけですね。そして、実はこの2人の会談にはもう一つ隠された部分がありました。はい、それがこれです」
村西利恵
「先ほどニュースでもお伝えしましたが、枝野氏が行政刷新担当大臣として入閣しました。これが2人の会談の中で話し合われたと」
青山繁晴
「そうです。で、これは実はもう鳩山さんの側は認めてます。で、小沢さんの方はこの件について何も言ってませんが、実際は、小沢さんがまず、私は幹事長を続けていいですかと聞いて、鳩山さんが、さっき申した通り、はい、と言ったあとにですね、ところで、枝野さんを、この事業仕分けの担当大臣、行政刷新担当大臣にしたい、それはよろしいですかと聞いて、小沢さんは全く異論はないという答えになったということなんですよね。で、これ実は、当たり前の話として感じる人がいるかもしれないけど、当たり前じゃないです。というのは、その、もともと、この行政刷新担当大臣っていうのは、仙谷さん、徳島の仙谷さんがやってですよ、そして藤井財務大臣がおそらく小沢さんに怒って辞めてしまった云々かんぬんで、仙谷さんがその煽りを食って、この行政刷新とそれから国家戦略担当と両方兼ねることになって忙しいって話はあったけれども、しかし鳩山さんが今まで言ってきたのは、国家戦略室を局にする時に、その時に配置を考えるってことだった。その、今、全然局になってないでしょ。なぜ今このタイミングでということが、本当は極めておかしいわけですよ。で、そうすると、この2人の途中まで隠されていた、今、鳩山さん認めたけど、小沢さんは未だに何も言ってない、このやりとりっていうのは本当はこうですねってことなんです」
村西利恵
「鳩山総理と小沢幹事長が初めての取引をした」
青山繁晴
「はい。で、あの、実は小沢さんが民主党と合流したいって話があった時に、最初に相手したのは菅さんですけれどね、しかしその段階からほんとは鳩山さんは小沢さんとずっとつき合ってきて、ま、少なくとも、僕が知ってる限りは、その、鳩山さんと小沢さんが対等に取引をしたことは1回もない。常にいわば小沢さんが、その、ややのんびりしてる鳩山さんに、こう迫っていって何かをやらしたり、ね、やらしたりって言い方きついかもしれない、その、何かに引き込んでいったりってことをやってきたんですが、今回初めて、いわばその対等に、あなた幹事長続けたいんですねと。そしたらね、あなたが大嫌いで有名な人だけれども、この人を、この行政刷新、しかもはっきり言うと、この5カ月間でいろいろ異論反論もあるけれども、国民の支持が強かったって、唯一事業仕分けじゃないですか。その花形に持ってきますよ、いいですねってことをその場でいわば突き付けたわけで、これは初めてその、取引が成立したとも言えるわけですね」
山本浩之
「それは言える状況になったということなんですか」
青山繁晴
「うん、それはあの、いわゆるグッドクエスチョン、いい質問であって、鳩山さんが急にあの、そういうタイプに変わったということではなくて、まさしくヤマヒロさんが言われた、状況が変わったっていうことで、本当はその、不起訴になってどうのこうのじゃなくて、実はこういう状況の変化。はい、出して下さい」
村西利恵
「2人の力関係に変化が、とありますが、官邸が入手した機密情報がある。それはマルサ」
青山繁晴
「はい。で、これは実は先週、その、小沢さんが不起訴になったことを受けて申しました。捜査は実は続いていますと。で、その捜査っていうのは、政治資金規正法違反ではもはやなくて、その、小沢さんの政治資金管理団体を使った異常な土地取引、それを買った、その土地を買った原資が、原資についてちゃんと税金が払われているのかという、その脱税事件に姿を変えて捜査が続いているということをはっきり申しましたが、その時に、マルサ、これ映画で有名になりましたね、国税局査察部、ま、この場合は東京国税局査察部が、捜査に協力してるってことを言いました。で、大事なのは、このマルサっていうのは国税局ですから、要するに財務省の外局で、財務省の一部門とも言えるわけですね。そして首相官邸には、つまり鳩山さんの周りには、財務省出身の首相秘書官も含めて、財務省から来てる重要な人物がたくさんいますから、つまりこのマルサについては、検察の情報は鳩山さんに入らないけど、マルサの情報は鳩山さんに入っているわけです。これ僕あえて断言します。もちろん複数の官邸の方々に取材をいたしました。で、従って鳩山さんは、小沢さんが脱税でやがて追い詰められるってことを、追い詰められる可能性があるってことを知ってるから、それをいわばテコに新しい状況を作った。ほんとはこれも悲喜劇ですよ。だって脱税総理ですよ。ね。小沢さんにしたら、あなたに言われたくないわっていうことじゃないかと僕は思うんですよ。これも実は悲喜劇であるんですが、じゃあ鳩山さんが今すごく有利な良い状況になってるかというと、いや、そんな、あの、簡単な状況じゃない。つまり鳩山さんの頭の中にはこれがあるでしょう。はい、出して下さい」
村西利恵
「予算成立後が次のヤマ場となる。なぜなら脱税容疑で小沢幹事長を強制捜査の可能性があるから」
青山繁晴
「はい。で、これはですね、なぜ予算成立後かというと、その、検察庁というのは、実は国会審議に影響を与えたくないってのは、もうずーっと何十年も前から気にしてます。で、特に国会てのは要はその、新年度予算、平成22年度予算ですね、今年で言うと。それをちゃんと年度内に上げるっていうことが国会審議の中でやっぱり一番大事なんですよ。で、それには影響与えたくない。しかし逆に言うと、それが3月末に無事に年度内に上がってしまうと、成立してしまうと、つまり次のヤマ場として、今までやってなかった捜査が行われるんじゃないか。政治資金規正法違反事件では小沢さんのご自宅と、それから議員会館の小沢事務所は家宅捜索されませんでしたが、脱税となったら必ず家が捜索される。その事態が来る時に、この(2人の)関係が近かったら、鳩山さんも自分が駄目になるってことを考えているから、だから小沢さんと距離を作っていってるんで」
村西利恵
「共倒れしたくない」
青山繁晴
「(うなづいて)必ずしも、あの、鳩山さんが優位に立ってやってるわけじゃない。実は鳩山さん自身も追い詰められつつあるというのが現状だと思うんですね。で、これに対して、じゃあ小沢さんが黙ってるかというと、もちろんそんな人ではありません。小沢さんなりの反撃が始まってます。はい、1つがこれですね」
村西利恵
「仕掛ける小沢戦略。1つめは去年の末に自民党を離党していた田村耕太郎参議院議員が民主党入りで、参議院で民主、国民新党などの会派だけで過半数に達しました」
青山繁晴
「はい。で、この小沢反撃ってせずに戦略としたっていうのは、やっぱり小沢さん、追い詰められてても非常によく考えてます。で、考えてるっていうのは、自分の方針変えたんです。本来の小沢さんの方針は、夏の参議院選挙が終わって、参議院で単独過半数を民主党が取ってしまってから自民党の中に手を突っ込む。その戦略でした。その方が自民党の良い部分を、その、引き抜くことができて、その時に自民党は本当に解体になるからという戦略だった。それをスパーンと変えてですよ、もう早くも、あの、田村耕太郎さんというね、はっきり言うと、今までの参議院、自民党の中でそれほど重要なポストにはいなかった人でも、もうとにかく取ってしまったという動きを見せましたが、そしてこの動きには本当はもう、えー、強い動機があります。はい、それがこれです」
村西利恵
「これは狙いは社民党へのプレッシャーであると」
青山繁晴
「はい。今、社民党がどういうスタンス取ってるかというと、まず小沢さんのお金の問題を、政治倫理審査会っていうところを開いて、そこで追及しようってこと言ってるし、場合によっては、自民党やみんなの党など、あるいは公明党が求めてるところの参考人招致にも乗るかもしれないってことを、福島さん言ってるわけです。従って、もう社民党はすでに参議院でいらなくなったんだよと、ね、本当にあの、そんなこと望むんだったらいつでも切れるぞっていうプレッシャーを与えるために、パーンと田村さんに手を伸ばしたと」
一同
「はぁーー」
青山繁晴
「あの、非常に動きが早いです。但しこれが成功するかどうか、社民党は社民党として参議院選挙、福島さん自身も改選議員ですからね。選挙迫ってくるでしょう?その時に与党の一角で大人しくしてた方がいいのか、小沢さんといえども追及した方がいいのか、それは普通は後者ですから、この戦略がうまくいくかどうか分からないけど、とにかく小沢さんはその手に出てきた。そしてもうひとつ、実は重大な、ある意味もっともっと重大な戦略に出てきました。それがこれです」
村西利恵
「2つめの戦略は、5月のゴールデンウィークに小沢・オバマ会談を要求」
青山繁晴
「はい。この要求ってこともすごいですし、何と言ってもこのツーショット、ある意味すごいですよね。オバマさんと小沢さん。で、この件、これからじっくり考えるんですけども、そのためのキーワードとして、あえて今日はこういう、すみません、僭越ですけども、こういう言い方をさせていただきます(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは『沖縄を利用するな』。小沢幹事長がオバマ大統領と会談したい本当の狙いについて、CMのあと話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「小沢幹事長がゴールデンウィークに訪米を要請されているということなんですけれども、そこにどんな意味が隠されているのか。2つめのキーワードは『沖縄を利用するな』でした。続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。皆さんね、これもう一度見ていただくと、今ヤマヒロさんがおっしゃった通りね、5月のゴールデンウィークに来てくれという話がアメリカ側から小沢さんにあったんだということなんですが、その時にただ行くだけじゃなくて、合衆国大統領のオバマさんと会わせろって要求したと。で、これ適当に要求って書いたんじゃなくて、これも小沢さんという人から見て、ほんとに、人からして、ほんとに異例なことですけど、小沢さん自身がそれを明らかにしてるんですよね。自分が要求したんだってことを。それ、言葉はこうです」
村西利恵
「はい。今月2日のキャンベル国務次官補との会談の中で、『オバマ大統領にも十分な時間を取っていただかないと困ります』と話したと、一昨日の会見で明らかにされました」
青山繁晴
「はい。で、これ何のことを言ってるかというと、去年の年末にですね、中国行って、胡錦濤国家主席は、143人の民主党議員1人1人と握手して写真も撮ってくれた、十分時間取ってくれた、そういうのがあるんだから、オバマさんも自分が行った時に、同じように十分な時間を取って下さい、で、取って、取って下さいじゃなくて、取ってくれないと困るよと言ってるわけで、これじゃあ、また143人オバマさんと握手して写真撮るのかっていうね」
一同
「(笑)」
青山繁晴
「これあの、やっぱり普段の小沢さんだったら、いくら何でもこんなこと言わないですよ。で、しかし小沢さんははっきりこうキャンベルさんに、カート・キャンベル合衆国国務次官補にこう言ったと言ってるんだから、僕はびっくりして、あちこち当然取材しました。話聞きましたら、実はその、現職閣僚の1人がですね、いや、あの、実はキャンベルさんが小沢さんと会う前に、自分は秘かにキャンベルさんと会ったって閣僚がいてですよ、それだけでも、ま、それだけだったら、まああの、そんなびっくりすることじゃないかもしれないけど、その話の中身聞いて僕はびっくりしたんですが、キャンベルさんからその現職閣僚に向かって、小沢さんてのは結局どういう人なんだと、もう基本的に信用できるのかと聞かれたと。そしたらその現職閣僚の答えもすごいんですけども、いや、小沢さんは中国との距離が近すぎるから、アメリカにとって信用できる人とは言えないということをはっきり自分は言いましたと。で、そのあとにキャンベルさんは小沢さんと会ってるんだから、その訪米要請っていうのがほんとに小沢さんが言うほど、ぜひ5月の連休中に来てほしいと、アメリカは連休でも何でもないわけですけど、その時に来てくれと言ったのが本当なのかなあと、その閣僚は疑うわけです。もう電話口ではっきり、いや、私は疑ってますと言われたんで、これはやっぱり公平な人に聞かなきゃいけないと思って聞きました。その結果はこれなんです」
村西利恵
「外務防衛政務三役によりますと、『小沢幹事長訪米の要請は、キャンベル国務次官補の独断に過ぎない』」
青山繁晴
「はい。で、これあの、こういう言い方しかできなくて申し訳ないですけども、要するに外務省、防衛省、それぞれ政務三役がいらっしゃいますが、そのうちの1人なんですけどね、この人は、ま、もともと非常にフェアな公平なタイプの人ですけれども、あの、これだけ普天間でアメリカの期待裏切ってもですよ、ずーっとこの人はアメリカとの信頼関係がずーっとそのまま変わらず続いてるんです。だから一番公平に見るだろうと思って聞いてみたら、こういう非常に強い言葉が出てきて、彼からこういう言葉聞いたのはこれも初めてなんですけどね、独断、何が独断かというと、いや、キャンベルさんは実は追い込まれてると」
村西利恵
「追い込まれている?」
青山繁晴
「つまりアメリカのオバマ政権の中で、親日派、キャンベルさんほんとに親日派です、ね、心からの親日派、そういう人はもう立場がなくてですよ」
一同
「ああー」
青山繁晴
「その、約束をその、守らせることもできないのかと。ね。それで日本が好きって言ってて、どっちの国益なんだってことを言われて、キャンベルさんが追い詰められてるから、その、困って、もう独断で、つまりヒラリー国務長官、もちろんホワイトハウスにも相談せずに独断で言っただけですと、もう彼は断定してました。というのは彼は取材してますからね、政治家だけども、国務省とかホワイトハウスも直接聞いた上で、キャンベルさんの独断だと。だから何が問題かというと、オバマさんと小沢さんが会う可能性がほんとにあるのかと。で、外務省の人に聞いたら、いや、あの、自分たちの知ってる限りは、仮に小沢さんが5月に訪米しても、オバマさんと会う可能性は全く感じられないと言われたので、最終的にはアメリカの国務省の僕の長い知友、友だちに聞きましたら、こういうことでした」
村西利恵
「『大統領に会わせるつもりは今のところまったくない』」
一同
「(笑)」
山本浩之
「これキャンベルさんも困りましたねー」
青山繁晴
「今のところっていう条件は付いてますよ。しかし、非常に強い言葉で、あの、はっきり言うとね、ちょっと僕、腹も立ったんですけど、せせら笑われました、僕も。はい。そんなつもりは全くありませんよと」
村西利恵
「あるわけないじゃないかと」
青山繁晴
「言われてしまって、で、これについてですよ、その、じゃあ現職閣僚の人が、これは先ほどの人とは別な人です。別な人ですが、今の現在の閣僚の1人が僕にこうおっしゃいました。はい」
村西利恵
「『小沢さんは自らの首を絞めているのかも』」
青山繁晴
「はい。これ何を言ってるかというと、これ非常に具体的なことを実は言っててですね、小沢さん、あんなに強い言葉で記者会見で、オバマ大統領と長時間、あの、会うことが条件だと言ってしまったでしょう?じゃあオバマさんが何か理由つけてですよ、その、たとえば外遊しますとか何か理由をつけて、会わない時には訪米中止するのか。そして中止せずに訪米して、オバマさんもし会ってくれなかったらどうするのか。その、小沢さんとしては自分の力を誇示するためにやるつもりが、もうこの首、自分で首、締め始めてるんじゃないか、ということは、裏でやっぱりいろんな捜査がまだ動いてるんじゃないかと、この中立的な立場の閣僚もそのように思い始めてるわけですね。でもその、小沢さんはどうしてあえてこうしたかというと、これが今日最後のお話ですが、それはこれです」
村西利恵
「会談を要求するその理由は、普天間問題に介入する」
青山繁晴
「はい。これ本当はまあ、あの、テレビ的にはクエスチョンマークを付けるべきなんでしょうが、でも省きました。というのはですね、クエスチョンマーク、本来は付けるべきっていうのは、たとえば官房長官がね、その小沢さんが訪米しても、その、普天間には触らないはずだと、外交は1つじゃなきゃいけないからと。これもあんまり平野さんに言われたくないけども、そういうこといちおうおっしゃってて、それから岡田外務大臣などは、幹事長はとにかく政策はやらないと約束してきたんだから、訪米はその、友好、日米友好だけでしょうと言ってるわけですよ。しかし日米友好だけでですよ、小沢さんがオバマさんと会えるかどうか分からないのに、賭けに出たりしないんですよ。これどうして小沢さんが賭けに出てるかというと、今、普天間問題はこの平野官房長官が中心になってですよ、官邸で引き取ったってことになってんですね。そしてその、この内閣にはもちろん外務大臣をはじめとして、それからあの、沖縄問題担当大臣もいれば、いろんな大臣、担当大臣いるけども、官邸が引き取ったことになってるわけですよ。ところがその内実はですよ、その、全く前進がないんです。従って、ある意味とっても正直な岡田外務大臣が、いや、もう最後は普天間に戻ってくるかもしれない、あれはほんとは戻ってくるだけじゃなくて、その、訓練は移転させるとか、ヘリコプターは分散駐機するとか、せめて負担は軽減するけれども、しかし移設先がなくて、普天間に戻って、つまり移設できないことがあり得ると、岡田さんは正直に言った。それが現状なんですよ。それを小沢さんはよく分かってるから、その、鳩山、最近急に偉そうだなあと、ね、あの、自分に対して対等な取引をしてるねと。しかし、あなた普天間解決できないでしょと。普天間解決できなかったらこの政権は5月末で終わりだと。だから俺がやるしかないんだと。ね。俺の力を持ってすれば何とか突破口開けるかもしれないという、これ小沢さんのいわば究極の賭けに出てると思うんです」
青山繁晴
「で、政治家はそういう大きな賭けに出ることもちろんありますが、しかし今回僕はあえて、その、沖縄を利用しないで下さいと。ほんとは利用しないで下さいと書きたかったし、このキーワードはあんまり普段は感情的なことはもちろん入れないんですけれども、沖縄を利用することだけはやめて下さい。そうじゃなくて、戦後の65年間の沖縄の負担も僕たち自身が引き受けるってことでみんなが考え始めてるんだから、この大阪の知事も含めてですよ、だから、ゆめ自分の権力維持のために沖縄を利用することがあってはいけないんじゃないかというのを、5月に向けて、単にその、鳩山さんや小沢さんが考えるだけじゃなくて、僕たちが引き取らなきゃいけない問題として、一緒に考えたいと、それがこの真意です」
山本浩之
「はい。ありがとうございました。以上“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
結局、石川被告は12日に民主党に離党届を出すことにしたようです。
「党に迷惑をかけたくない」と言ってるそうですが、だったら普通は逮捕された時点で離党しませんか?
政治の「悲喜劇」。
確かに思わず笑ってしまいそうになる状況が続いてますが、何せ国民の将来に直接関わってくる話ですからね。笑ってばかりもいられませんよね。
っていうか「悲喜劇」は今に始まったことじゃなくて、ある意味この政権は発足直後からそのくり返しで来てるような気も……(T^T)
たとえば法務大臣に千葉景子さんが就任って、皆さん、タチの悪いブラックジョークかと思いませんでしたか?死刑制度には反対、不法滞在者に優しい、指揮権発動を否定しない等々、実際えらいことになってますから。
皆さん、今週も東京地方検察庁に応援メールを!
・お問い合わせコーナー(メールフォーム)
http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/tokyo/08_support.html
・電話:03-3592-5611(代表)
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
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石川被告の虚偽記載に関する主張は、小沢さんが不起訴になったあとに小沢さんが強調したこと、「石川代議士も国会議員の職務として何か問われたわけじゃない、単なる事務的なミスだったということが問われただけだ」といった(小沢さんの)説明と、ぴったり合っている。
そうすると、それも含めて普通の常識ある国民はやっぱり石川さんの出処進退、つまり離党するのかしないのか、議員辞職するのかしないのかについて、当然小沢さんと何らかの相談をしてるだろうとみんな思うじゃないですか。
ところが石川さんは会見の最後の方で、小沢さんと電話でも話してないし、伝言も受け取ってないと。そんな、小沢さんと何も話しないで、紙には「議員も辞めない、離党もしない」、普通は最低離党ぐらいしますが、それもないっていうふうに勝手に書きますか?普通に考えたら小沢さんとある程度の相談をして、そしていったんは離党も議員辞職もしない、もうとにかく全部突っ張ってやるんだと、あの事件自体も単なる事務的なミスに過ぎないと突っ張ると言ってたのが、やっぱりこれも党内の情勢、仙谷さんの忠告などもあって、小沢さんと相談した上で、とりあえずもう一回考えようかとなったんじゃないか。
これ別におかしいことじゃないじゃないですか。なぜ普通に、小沢さんとも相談しましたが、最後は私が、北海道11区から出てるたった1人の代表者として、地元の人と話してこうですと、なぜ言えないのかというと、とにかく小沢さんに累を及ぼさない、小沢さんに関係させないということで、こうやってる(ブロックしてる)。はっきり言うと、そのためのお芝居。こんなお芝居をいつまで続けるのかと、石川さんに問いかけたい。
石川さんは北海道11区で、中川昭一さんを破ってたった1人選ばれた人。その意味では11区の有権者にほんとに重い責任がある。守るべきは有権者であって、親分の小沢さんを守るようなお芝居はもういい加減やめたらどうですかと。
もちろんはっきりした根拠は僕もありませんよ。しかし常識で考えれば、小沢さんと相談してるじゃないですか、普通だったら。それを小沢さんと会談して最後に決断しますと、そんなお芝居をその通りですね、全部本当ですね、と思うほど国民は甘くないと思う。
…………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………
山本浩之
「そしてVTRにもありましたように、反小沢派の1人、枝野さんの、まあ入閣も決まりました。ま、今週の青山さんのこの“ニュースDEズバリ”、このコーナーでも政治の話ということを伺っているわけですけれども」
青山繁晴
「はい。ま、あの、枝野さんが突然大臣になったことについてもですよ、あの、視聴者、国民の方、ほぉーと思われたと思うんですよ。というのは最近皆さん政治に関心強いから、枝野さんが反小沢だってことも知ってるし、そしてその枝野さんが首相補佐官になるはずがずっと発令されないで、いわば干されてたってこともかなりの方知ってますよね。それが突然大臣になったと。で、そういうことも含めて、あの、僕は最近一般の方から何を聞かれるのかというと、もうほとんど8、9割同じこと聞かれるんですけど、不起訴になりました、さあ、このあと小沢さんはどうなるんですか、そして自分たちが投票して政権交代した、して、できた新政権はどうなるんですかということを、ほんとに聞かれます、この数日間ですね。で、今日はそのお話を皆さんと一緒に考えたいと思うんですが、最初のキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『逆転』」
青山繁晴
「はい。すなわち、今まではこんなことがあるはずがなかったことが、今起きてる。たった今起きてると。その具体的なことから考えていきたいと思います」
山本浩之
「はい。ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「各社の世論調査を見ますと、民主党・小沢幹事長、幹事長職を辞任すべきという声が大勢を占めているんですが、ま、それも小沢さんに言わせれば、その世論調査はマスコミが悪いっていうことになりますが、その小沢幹事長、そして鳩山政権が今どのような状況にあるのか。さっそく解説お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、与党の幹事長が進退を世論から問われるっていう事態になってる。ま、この5ヶ月間の歩み、9月半ばに、去年の9月半ばに政権交代、えー、いや、政権交代があって、9月半ばに新政権できまして、もうそろそろ5ヶ月近くになります。その5カ月の間、僕らに一番印象に残ってしまってるのは、その、総理も、それから与党幹事長もお金の問題で追及され、脱税の問題が出てきて、両方とも秘書が悪いってことになってしまってると。これ、あの、一種の、いわば日本の政治にとっては悲劇だと思うんですよね。で、あんまり悲劇がその、突き詰められていくと、その、奥まで行くと、実は喜劇に変わる。最近どうも私たちの日本政治に、ちょっと、ちょっとした喜劇が起きてんじゃないかと。で、その喜劇というのは、一番目の前で起きてるのはこれだっていうことを出していただけますか」
村西利恵
「それがおととい行われた、幹事長続投を了承したといわれる会談」
青山繁晴
「はい。これ2人きりで10数分、ま、12〜3分、実質話した、この会談は実は残念ながら、僕は悲しい喜劇だったんじゃないかなと思ってるんですね。別に嫌みで言ってるんじゃありません。悲しい喜劇ですね。で、どうしてなのかっていうことをですね、あの、実際に見ていただきましょう」
村西利恵
「はい。一昨日の小沢幹事長の会見と、昨日の総理の会見をVTRにまとめました」
…………………………VTR開始…………………………
【2月8日(月)鳩山首相×小沢幹事長会談後 小沢幹事長定例会見】
小沢幹事長
「私が、あー、この仕事を、おー、こういうことで、えー、続けていってよろしいかという、うー、お話を、おー、申し上げました。総理からは、あー、ぜひ、一生懸命頑張ってほしいという、うーーー、ことでございました」
【翌日、鳩山首相は——】
記者
「昨日、小沢さんとの会談の中で、頑張って下さい、と応じたということなんですが」
鳩山首相
「ま、頑張って下さいという言葉は使っておりません。ええ。あの、このまま続けてよいかと言われたので、はいと、いうことを申し上げた」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。あの、今のお2人の言葉から、えー、これが、もう一度見ていただきたいんですけどね。えー、小沢さんは鳩山さんと、あの、一昨日の会見で、幹事長を続けてもよろしいかということを、ま、いわば謙虚に聞いたところ、総理から、ぜひ一生懸命頑張ってほしいということを言われたとおっしゃったんですよね。で、ところが鳩山総理は、いや、私は頑張って下さいとは言ってないと。幹事長続けていいかと聞かれたんで、はいと言っただけで、あとは淡々と参議院選挙の話をしたって言われたんですね。で、これが僕は一種の悲喜劇だと思うんですが、皆さんご承知の通り、鳩山さん、今まで何をくり返してきましたか?その、人と会談して、その人が言ってないってことを自分に都合よくおっしゃってですよ、それが、はっきり言うと国際問題になりましたね。ヒラリー国務長官について、その、普天間、あなたのことを信用してるわよみたいなことを言われたと言って、ヒラリーさんは大激怒して、とばっちり食らったのはアメリカの駐米大使の藤崎さんて人で、わざわざ大雪の日に呼びつけられて叱られたということ、もうヒラリーさんだけじゃなくて、オバマさんも含めていろんな人を怒らせてきた」
村西利恵
「総理の専売特許っていう感じがしてましたけど、今度は小沢さんまで?という感じですよね」
青山繁晴
「そうです。だからこれは、ま、ちょっと、大変悲しいけど、ちょっと笑ってしまうことであると同時にね、やっぱり僕はその、政治記者の時代から小沢一郎さんていう人を長年見てきて、これだけはしない人だったんですよ。つまり小沢さんは人と話してね、まず会ったっていうことをほとんど言わない人、本来は。そして会ったことがたまたま表に出てしまっても、その人と何を話したか、その、ほとんど言わない。まして、膨らまして自分に都合よく飾ることは、小沢さんは実はしてこなかったわけですね。そうすると、その、小沢さんはやっぱり不起訴になったから安心してるんじゃなくて、巨大な焦りってものを感じるし、そして鳩山さんが、いや、私は頑張って下さいなんて言ってませんよと言ったということ自体に、その、さっき(キーワードで)逆転という文字を入れましたけれども、その、今までと違うことが起きてるなって気配があるわけですね。そして、実はこの2人の会談にはもう一つ隠された部分がありました。はい、それがこれです」
村西利恵
「先ほどニュースでもお伝えしましたが、枝野氏が行政刷新担当大臣として入閣しました。これが2人の会談の中で話し合われたと」
青山繁晴
「そうです。で、これは実はもう鳩山さんの側は認めてます。で、小沢さんの方はこの件について何も言ってませんが、実際は、小沢さんがまず、私は幹事長を続けていいですかと聞いて、鳩山さんが、さっき申した通り、はい、と言ったあとにですね、ところで、枝野さんを、この事業仕分けの担当大臣、行政刷新担当大臣にしたい、それはよろしいですかと聞いて、小沢さんは全く異論はないという答えになったということなんですよね。で、これ実は、当たり前の話として感じる人がいるかもしれないけど、当たり前じゃないです。というのは、その、もともと、この行政刷新担当大臣っていうのは、仙谷さん、徳島の仙谷さんがやってですよ、そして藤井財務大臣がおそらく小沢さんに怒って辞めてしまった云々かんぬんで、仙谷さんがその煽りを食って、この行政刷新とそれから国家戦略担当と両方兼ねることになって忙しいって話はあったけれども、しかし鳩山さんが今まで言ってきたのは、国家戦略室を局にする時に、その時に配置を考えるってことだった。その、今、全然局になってないでしょ。なぜ今このタイミングでということが、本当は極めておかしいわけですよ。で、そうすると、この2人の途中まで隠されていた、今、鳩山さん認めたけど、小沢さんは未だに何も言ってない、このやりとりっていうのは本当はこうですねってことなんです」
村西利恵
「鳩山総理と小沢幹事長が初めての取引をした」
青山繁晴
「はい。で、あの、実は小沢さんが民主党と合流したいって話があった時に、最初に相手したのは菅さんですけれどね、しかしその段階からほんとは鳩山さんは小沢さんとずっとつき合ってきて、ま、少なくとも、僕が知ってる限りは、その、鳩山さんと小沢さんが対等に取引をしたことは1回もない。常にいわば小沢さんが、その、ややのんびりしてる鳩山さんに、こう迫っていって何かをやらしたり、ね、やらしたりって言い方きついかもしれない、その、何かに引き込んでいったりってことをやってきたんですが、今回初めて、いわばその対等に、あなた幹事長続けたいんですねと。そしたらね、あなたが大嫌いで有名な人だけれども、この人を、この行政刷新、しかもはっきり言うと、この5カ月間でいろいろ異論反論もあるけれども、国民の支持が強かったって、唯一事業仕分けじゃないですか。その花形に持ってきますよ、いいですねってことをその場でいわば突き付けたわけで、これは初めてその、取引が成立したとも言えるわけですね」
山本浩之
「それは言える状況になったということなんですか」
青山繁晴
「うん、それはあの、いわゆるグッドクエスチョン、いい質問であって、鳩山さんが急にあの、そういうタイプに変わったということではなくて、まさしくヤマヒロさんが言われた、状況が変わったっていうことで、本当はその、不起訴になってどうのこうのじゃなくて、実はこういう状況の変化。はい、出して下さい」
村西利恵
「2人の力関係に変化が、とありますが、官邸が入手した機密情報がある。それはマルサ」
青山繁晴
「はい。で、これは実は先週、その、小沢さんが不起訴になったことを受けて申しました。捜査は実は続いていますと。で、その捜査っていうのは、政治資金規正法違反ではもはやなくて、その、小沢さんの政治資金管理団体を使った異常な土地取引、それを買った、その土地を買った原資が、原資についてちゃんと税金が払われているのかという、その脱税事件に姿を変えて捜査が続いているということをはっきり申しましたが、その時に、マルサ、これ映画で有名になりましたね、国税局査察部、ま、この場合は東京国税局査察部が、捜査に協力してるってことを言いました。で、大事なのは、このマルサっていうのは国税局ですから、要するに財務省の外局で、財務省の一部門とも言えるわけですね。そして首相官邸には、つまり鳩山さんの周りには、財務省出身の首相秘書官も含めて、財務省から来てる重要な人物がたくさんいますから、つまりこのマルサについては、検察の情報は鳩山さんに入らないけど、マルサの情報は鳩山さんに入っているわけです。これ僕あえて断言します。もちろん複数の官邸の方々に取材をいたしました。で、従って鳩山さんは、小沢さんが脱税でやがて追い詰められるってことを、追い詰められる可能性があるってことを知ってるから、それをいわばテコに新しい状況を作った。ほんとはこれも悲喜劇ですよ。だって脱税総理ですよ。ね。小沢さんにしたら、あなたに言われたくないわっていうことじゃないかと僕は思うんですよ。これも実は悲喜劇であるんですが、じゃあ鳩山さんが今すごく有利な良い状況になってるかというと、いや、そんな、あの、簡単な状況じゃない。つまり鳩山さんの頭の中にはこれがあるでしょう。はい、出して下さい」
村西利恵
「予算成立後が次のヤマ場となる。なぜなら脱税容疑で小沢幹事長を強制捜査の可能性があるから」
青山繁晴
「はい。で、これはですね、なぜ予算成立後かというと、その、検察庁というのは、実は国会審議に影響を与えたくないってのは、もうずーっと何十年も前から気にしてます。で、特に国会てのは要はその、新年度予算、平成22年度予算ですね、今年で言うと。それをちゃんと年度内に上げるっていうことが国会審議の中でやっぱり一番大事なんですよ。で、それには影響与えたくない。しかし逆に言うと、それが3月末に無事に年度内に上がってしまうと、成立してしまうと、つまり次のヤマ場として、今までやってなかった捜査が行われるんじゃないか。政治資金規正法違反事件では小沢さんのご自宅と、それから議員会館の小沢事務所は家宅捜索されませんでしたが、脱税となったら必ず家が捜索される。その事態が来る時に、この(2人の)関係が近かったら、鳩山さんも自分が駄目になるってことを考えているから、だから小沢さんと距離を作っていってるんで」
村西利恵
「共倒れしたくない」
青山繁晴
「(うなづいて)必ずしも、あの、鳩山さんが優位に立ってやってるわけじゃない。実は鳩山さん自身も追い詰められつつあるというのが現状だと思うんですね。で、これに対して、じゃあ小沢さんが黙ってるかというと、もちろんそんな人ではありません。小沢さんなりの反撃が始まってます。はい、1つがこれですね」
村西利恵
「仕掛ける小沢戦略。1つめは去年の末に自民党を離党していた田村耕太郎参議院議員が民主党入りで、参議院で民主、国民新党などの会派だけで過半数に達しました」
青山繁晴
「はい。で、この小沢反撃ってせずに戦略としたっていうのは、やっぱり小沢さん、追い詰められてても非常によく考えてます。で、考えてるっていうのは、自分の方針変えたんです。本来の小沢さんの方針は、夏の参議院選挙が終わって、参議院で単独過半数を民主党が取ってしまってから自民党の中に手を突っ込む。その戦略でした。その方が自民党の良い部分を、その、引き抜くことができて、その時に自民党は本当に解体になるからという戦略だった。それをスパーンと変えてですよ、もう早くも、あの、田村耕太郎さんというね、はっきり言うと、今までの参議院、自民党の中でそれほど重要なポストにはいなかった人でも、もうとにかく取ってしまったという動きを見せましたが、そしてこの動きには本当はもう、えー、強い動機があります。はい、それがこれです」
村西利恵
「これは狙いは社民党へのプレッシャーであると」
青山繁晴
「はい。今、社民党がどういうスタンス取ってるかというと、まず小沢さんのお金の問題を、政治倫理審査会っていうところを開いて、そこで追及しようってこと言ってるし、場合によっては、自民党やみんなの党など、あるいは公明党が求めてるところの参考人招致にも乗るかもしれないってことを、福島さん言ってるわけです。従って、もう社民党はすでに参議院でいらなくなったんだよと、ね、本当にあの、そんなこと望むんだったらいつでも切れるぞっていうプレッシャーを与えるために、パーンと田村さんに手を伸ばしたと」
一同
「はぁーー」
青山繁晴
「あの、非常に動きが早いです。但しこれが成功するかどうか、社民党は社民党として参議院選挙、福島さん自身も改選議員ですからね。選挙迫ってくるでしょう?その時に与党の一角で大人しくしてた方がいいのか、小沢さんといえども追及した方がいいのか、それは普通は後者ですから、この戦略がうまくいくかどうか分からないけど、とにかく小沢さんはその手に出てきた。そしてもうひとつ、実は重大な、ある意味もっともっと重大な戦略に出てきました。それがこれです」
村西利恵
「2つめの戦略は、5月のゴールデンウィークに小沢・オバマ会談を要求」
青山繁晴
「はい。この要求ってこともすごいですし、何と言ってもこのツーショット、ある意味すごいですよね。オバマさんと小沢さん。で、この件、これからじっくり考えるんですけども、そのためのキーワードとして、あえて今日はこういう、すみません、僭越ですけども、こういう言い方をさせていただきます(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは『沖縄を利用するな』。小沢幹事長がオバマ大統領と会談したい本当の狙いについて、CMのあと話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「小沢幹事長がゴールデンウィークに訪米を要請されているということなんですけれども、そこにどんな意味が隠されているのか。2つめのキーワードは『沖縄を利用するな』でした。続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。皆さんね、これもう一度見ていただくと、今ヤマヒロさんがおっしゃった通りね、5月のゴールデンウィークに来てくれという話がアメリカ側から小沢さんにあったんだということなんですが、その時にただ行くだけじゃなくて、合衆国大統領のオバマさんと会わせろって要求したと。で、これ適当に要求って書いたんじゃなくて、これも小沢さんという人から見て、ほんとに、人からして、ほんとに異例なことですけど、小沢さん自身がそれを明らかにしてるんですよね。自分が要求したんだってことを。それ、言葉はこうです」
村西利恵
「はい。今月2日のキャンベル国務次官補との会談の中で、『オバマ大統領にも十分な時間を取っていただかないと困ります』と話したと、一昨日の会見で明らかにされました」
青山繁晴
「はい。で、これ何のことを言ってるかというと、去年の年末にですね、中国行って、胡錦濤国家主席は、143人の民主党議員1人1人と握手して写真も撮ってくれた、十分時間取ってくれた、そういうのがあるんだから、オバマさんも自分が行った時に、同じように十分な時間を取って下さい、で、取って、取って下さいじゃなくて、取ってくれないと困るよと言ってるわけで、これじゃあ、また143人オバマさんと握手して写真撮るのかっていうね」
一同
「(笑)」
青山繁晴
「これあの、やっぱり普段の小沢さんだったら、いくら何でもこんなこと言わないですよ。で、しかし小沢さんははっきりこうキャンベルさんに、カート・キャンベル合衆国国務次官補にこう言ったと言ってるんだから、僕はびっくりして、あちこち当然取材しました。話聞きましたら、実はその、現職閣僚の1人がですね、いや、あの、実はキャンベルさんが小沢さんと会う前に、自分は秘かにキャンベルさんと会ったって閣僚がいてですよ、それだけでも、ま、それだけだったら、まああの、そんなびっくりすることじゃないかもしれないけど、その話の中身聞いて僕はびっくりしたんですが、キャンベルさんからその現職閣僚に向かって、小沢さんてのは結局どういう人なんだと、もう基本的に信用できるのかと聞かれたと。そしたらその現職閣僚の答えもすごいんですけども、いや、小沢さんは中国との距離が近すぎるから、アメリカにとって信用できる人とは言えないということをはっきり自分は言いましたと。で、そのあとにキャンベルさんは小沢さんと会ってるんだから、その訪米要請っていうのがほんとに小沢さんが言うほど、ぜひ5月の連休中に来てほしいと、アメリカは連休でも何でもないわけですけど、その時に来てくれと言ったのが本当なのかなあと、その閣僚は疑うわけです。もう電話口ではっきり、いや、私は疑ってますと言われたんで、これはやっぱり公平な人に聞かなきゃいけないと思って聞きました。その結果はこれなんです」
村西利恵
「外務防衛政務三役によりますと、『小沢幹事長訪米の要請は、キャンベル国務次官補の独断に過ぎない』」
青山繁晴
「はい。で、これあの、こういう言い方しかできなくて申し訳ないですけども、要するに外務省、防衛省、それぞれ政務三役がいらっしゃいますが、そのうちの1人なんですけどね、この人は、ま、もともと非常にフェアな公平なタイプの人ですけれども、あの、これだけ普天間でアメリカの期待裏切ってもですよ、ずーっとこの人はアメリカとの信頼関係がずーっとそのまま変わらず続いてるんです。だから一番公平に見るだろうと思って聞いてみたら、こういう非常に強い言葉が出てきて、彼からこういう言葉聞いたのはこれも初めてなんですけどね、独断、何が独断かというと、いや、キャンベルさんは実は追い込まれてると」
村西利恵
「追い込まれている?」
青山繁晴
「つまりアメリカのオバマ政権の中で、親日派、キャンベルさんほんとに親日派です、ね、心からの親日派、そういう人はもう立場がなくてですよ」
一同
「ああー」
青山繁晴
「その、約束をその、守らせることもできないのかと。ね。それで日本が好きって言ってて、どっちの国益なんだってことを言われて、キャンベルさんが追い詰められてるから、その、困って、もう独断で、つまりヒラリー国務長官、もちろんホワイトハウスにも相談せずに独断で言っただけですと、もう彼は断定してました。というのは彼は取材してますからね、政治家だけども、国務省とかホワイトハウスも直接聞いた上で、キャンベルさんの独断だと。だから何が問題かというと、オバマさんと小沢さんが会う可能性がほんとにあるのかと。で、外務省の人に聞いたら、いや、あの、自分たちの知ってる限りは、仮に小沢さんが5月に訪米しても、オバマさんと会う可能性は全く感じられないと言われたので、最終的にはアメリカの国務省の僕の長い知友、友だちに聞きましたら、こういうことでした」
村西利恵
「『大統領に会わせるつもりは今のところまったくない』」
一同
「(笑)」
山本浩之
「これキャンベルさんも困りましたねー」
青山繁晴
「今のところっていう条件は付いてますよ。しかし、非常に強い言葉で、あの、はっきり言うとね、ちょっと僕、腹も立ったんですけど、せせら笑われました、僕も。はい。そんなつもりは全くありませんよと」
村西利恵
「あるわけないじゃないかと」
青山繁晴
「言われてしまって、で、これについてですよ、その、じゃあ現職閣僚の人が、これは先ほどの人とは別な人です。別な人ですが、今の現在の閣僚の1人が僕にこうおっしゃいました。はい」
村西利恵
「『小沢さんは自らの首を絞めているのかも』」
青山繁晴
「はい。これ何を言ってるかというと、これ非常に具体的なことを実は言っててですね、小沢さん、あんなに強い言葉で記者会見で、オバマ大統領と長時間、あの、会うことが条件だと言ってしまったでしょう?じゃあオバマさんが何か理由つけてですよ、その、たとえば外遊しますとか何か理由をつけて、会わない時には訪米中止するのか。そして中止せずに訪米して、オバマさんもし会ってくれなかったらどうするのか。その、小沢さんとしては自分の力を誇示するためにやるつもりが、もうこの首、自分で首、締め始めてるんじゃないか、ということは、裏でやっぱりいろんな捜査がまだ動いてるんじゃないかと、この中立的な立場の閣僚もそのように思い始めてるわけですね。でもその、小沢さんはどうしてあえてこうしたかというと、これが今日最後のお話ですが、それはこれです」
村西利恵
「会談を要求するその理由は、普天間問題に介入する」
青山繁晴
「はい。これ本当はまあ、あの、テレビ的にはクエスチョンマークを付けるべきなんでしょうが、でも省きました。というのはですね、クエスチョンマーク、本来は付けるべきっていうのは、たとえば官房長官がね、その小沢さんが訪米しても、その、普天間には触らないはずだと、外交は1つじゃなきゃいけないからと。これもあんまり平野さんに言われたくないけども、そういうこといちおうおっしゃってて、それから岡田外務大臣などは、幹事長はとにかく政策はやらないと約束してきたんだから、訪米はその、友好、日米友好だけでしょうと言ってるわけですよ。しかし日米友好だけでですよ、小沢さんがオバマさんと会えるかどうか分からないのに、賭けに出たりしないんですよ。これどうして小沢さんが賭けに出てるかというと、今、普天間問題はこの平野官房長官が中心になってですよ、官邸で引き取ったってことになってんですね。そしてその、この内閣にはもちろん外務大臣をはじめとして、それからあの、沖縄問題担当大臣もいれば、いろんな大臣、担当大臣いるけども、官邸が引き取ったことになってるわけですよ。ところがその内実はですよ、その、全く前進がないんです。従って、ある意味とっても正直な岡田外務大臣が、いや、もう最後は普天間に戻ってくるかもしれない、あれはほんとは戻ってくるだけじゃなくて、その、訓練は移転させるとか、ヘリコプターは分散駐機するとか、せめて負担は軽減するけれども、しかし移設先がなくて、普天間に戻って、つまり移設できないことがあり得ると、岡田さんは正直に言った。それが現状なんですよ。それを小沢さんはよく分かってるから、その、鳩山、最近急に偉そうだなあと、ね、あの、自分に対して対等な取引をしてるねと。しかし、あなた普天間解決できないでしょと。普天間解決できなかったらこの政権は5月末で終わりだと。だから俺がやるしかないんだと。ね。俺の力を持ってすれば何とか突破口開けるかもしれないという、これ小沢さんのいわば究極の賭けに出てると思うんです」
青山繁晴
「で、政治家はそういう大きな賭けに出ることもちろんありますが、しかし今回僕はあえて、その、沖縄を利用しないで下さいと。ほんとは利用しないで下さいと書きたかったし、このキーワードはあんまり普段は感情的なことはもちろん入れないんですけれども、沖縄を利用することだけはやめて下さい。そうじゃなくて、戦後の65年間の沖縄の負担も僕たち自身が引き受けるってことでみんなが考え始めてるんだから、この大阪の知事も含めてですよ、だから、ゆめ自分の権力維持のために沖縄を利用することがあってはいけないんじゃないかというのを、5月に向けて、単にその、鳩山さんや小沢さんが考えるだけじゃなくて、僕たちが引き取らなきゃいけない問題として、一緒に考えたいと、それがこの真意です」
山本浩之
「はい。ありがとうございました。以上“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
結局、石川被告は12日に民主党に離党届を出すことにしたようです。
「党に迷惑をかけたくない」と言ってるそうですが、だったら普通は逮捕された時点で離党しませんか?
政治の「悲喜劇」。
確かに思わず笑ってしまいそうになる状況が続いてますが、何せ国民の将来に直接関わってくる話ですからね。笑ってばかりもいられませんよね。
っていうか「悲喜劇」は今に始まったことじゃなくて、ある意味この政権は発足直後からそのくり返しで来てるような気も……(T^T)
たとえば法務大臣に千葉景子さんが就任って、皆さん、タチの悪いブラックジョークかと思いませんでしたか?死刑制度には反対、不法滞在者に優しい、指揮権発動を否定しない等々、実際えらいことになってますから。
皆さん、今週も東京地方検察庁に応援メールを!
・お問い合わせコーナー(メールフォーム)
http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/tokyo/08_support.html
・電話:03-3592-5611(代表)
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
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