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「アンカー」平昌五輪分離開催に協力し東京五輪を日韓共催に導く舛添都知事!? 02年日韓W杯を思い出せ!

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■12/10放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

東京五輪がピンチ?知事外交の裏に何が?中韓共催になる恐れも、青山繁晴がズバリ解説

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 IOC(国際オリンピック委員会)の五輪改革について、野球やソフトボールなどが東京五輪で追加されるかも、という話ばかりが伝えられていますが、もっと大きな影響が懸念されるのが「分散開催」。

 いま言われているのは「2018年の平昌冬季五輪が財政難で、長野と分散開催?」ですが、このまま行くと、東京五輪、さらには2026年冬季五輪の招致に名乗りを上げた札幌にも悪影響が出そうです。
 舛添東京都知事の動きとも合わせて解説。

 前半のキーワードは『甘い話にはウラがある』。
 後半のキーワードは『偽善はやめよう』。

 最後におまけで、この日に施行された特定秘密保護法についての解説も起こしておきました。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。



 内容紹介ここから____________________________
 
岡安譲
「では、次にまいりましょう。このあとは水曜日、今日は“ニュースDEズバリ”のコーナーなんですが、青山さん、今日はどんなお話でしょうか」

青山繁晴
「はい。あの、ここ2、3日、その、IOC、国際オリンピック委員会がどうしたって話が、ずいぶんニュースで流れてるんで」

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「あの、お気づきの方多いと思うんですけどね。今までその、IOC、国際オリンピック委員会ってのはまあ、あの、お小言が多い組織みたいな感じで」

岡安譲
「(笑)お小言…、確かに」

青山繁晴
「例えば競技数増やすなとか、あー、それからコンパクトに開催しろとか、そういう話が多かったんですけど」

岡安譲
「どっちかと言うと制約する方が多かったですね」

青山繁晴
「そうです。それが、ガラッと急に変わってですね。その、まず、オリンピックを開催する国や町で、好きな競技を、増やしてもいいと。1回きりだけど。自分が勝てそうな競技をどうぞ、突然やってもいいと」

岡安譲
「開催国が決めていいですよって話ですよね」

青山繁晴
「はい。それからさらに、どうも自分で手が余るんだったら、その、東京オリンピックと言っても、大阪でやってもいいし、それから、場合によっては外国に分散してもいいですよっていうようにね、急に話が変わったわけですよね」

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「これいったい何だろうと、思われてる方多いと思うんですよね。で、けっこういい話もあるわけですよ。例えば、東京オリンピック2020年にやることはもう決まってるんですけれども、野球やソフトボール、あるいは空手などもやれそうだし、それから、東京でちょっと足りない部分もこの大阪で、例えばバスケットボールの1次リーグを大阪でやるとかね。えっ、いい話じゃんと、思ってる人多いと思うんですが、すみません、今日の最初のキーワードはこれです(フリップ出す)」

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岡安譲
「『甘い話にはウラがある』」

青山繁晴
「これがまた、ある意味、最近のその反日がどうとかいう妙な話と結びついてて、韓国で、やがて、その、平昌(ピョンチャン)って所で冬のオリンピックやるはずが、もうできないと

岡安譲
「いま財政難、そしてしかも雪も降らないみたいな話になってますもんね」

青山繁晴
「それでどうして招致したんだって話ですけども(一同笑&ざわ)。それ一部、日本の長野でやってくれという話になってて、それがどうも、東京オリンピックや札幌、2026年にやりたいって言ってる札幌冬季五輪にも、おかしな影響を与えそうだってことを、今のうちに、みんなで、こう目を見開いて気がついて、おかしなことにならないようにしましょうと、いうことを今日、一緒に考えたいと思います」

岡安譲
「はい。いったいどんなウラがあるのか。コマーシャルのあとです」

(いったんCM)

岡安譲
「今、IOC、国際オリンピック委員会が進めている改革は、どうやら日本にとって要注意なのではないかと。青山さん」

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青山繁晴
「はい。えっと、まずこれ、みんなの憧れの保養地、モナコで、開いた、その、国際オリンピック委員会の臨時総会なんですけども(一同同意)、そこでほんとに甘い話が、突如、スイーツを並べるみたいに出てきたんですが、それ何かというと、これです」

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村西利恵
「IOC、国際オリンピック委員会の五輪改革。モナコで8日に開かれた臨時総会で認められたのは、開催都市による競技・種目の提案権。これによって、東京オリンピックで野球・ソフトボール・空手などが追加される可能性が出てきました」

青山繁晴
「これほんとに、ガラッと今までの、基本姿勢と変わったんですけど、2020年、えー、もう間もなく2015年ですから、あとまあ5年ぐらいでやる(一同同意)東京オリンピックで実際どうなるかというと、日本が勝てそうな好きな競技、例えば野球とか空手とかソフトボールとか空手とかを、追加してもいいし、これ実は今までその、選手の数が、その、1万500人までとか、いう制約があって、その中の話かと思ったら、モナコで蓋を開けてみたらですね、いや、その制限も違うんですと。310種目って種目の数も決まってたはずが、いや、それも超えて、とにかくその、自分がやりたいことをやっていいんですよって話で。ね」

村西利恵
「急にどうしたのって…(笑)」

青山繁晴
「急にどうしたのってことなんですが、まあ、これ本当は、この話自体も本当はちょっとウラがあって、これ1回だけですよね」

岡安譲
「そうなんですよね」

青山繁晴
「その国が勝手にそんなのやるってことは、要するに、あの、それぞれ1回ごとしかやれないってことになるから、例えば野球・ソフトボール・空手って、今、実際競技やってる人は、子供たちにやってほしいっていう願いが強いですけど、それとは実は違うってことがあるんですね」

岡安譲
「今後だからオリンピック種目であり続ける保証はないわけですよね」

青山繁晴
「ほとんどないっていうかちょっと逆に厳しいんじゃないかってこともありますよね。で、それに加えて、もっと、ある意味影響が大きいのは、実はこれなんですよね」

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村西利恵
複数の都市や国での分散開催、これも認められました。ということで、大阪でも、東京オリンピックが開かれるかもしれない(一同笑&ざわ)。ちょっと文字にすると、変なんですけどね」

青山繁晴
「いや、文字にすると変だから変なんですよね」

村西利恵
「そうですね」

青山繁晴
「だから、コンパクト開催、東京のしかも、あの、東京けっこう広いですけど、それをギューッとね、その、湾岸地域あたりにまとめてやるから、その、招致に成功したはずがですよ、例えば、さっき言いましたとおりバスケットボールの1次リーグとか、他の競技でも、その、特に予選のようなものは、大阪だけじゃなくて、その、どこでも開催していいよって、この、話になってるわけですけど、これって開催、しやすいように、まぁそもそも見えないでしょう、これ。これ選手の移動とかはそもそも大変ですよね。で、何でこんな話が出てくるのかっていうことの、背景のひとつとして、やっぱりこれ指摘しなきゃいけないことが1個あるんですね。それ何かというとこれです」

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村西利恵
2018年の平昌冬季オリンピック、日韓共同開催案が急浮上しています」

青山繁晴
「これはっきり言うと酷い話でですね。その、まず、韓国は、その、スケートとか一部の特定の冬季種目、大変強いし、盛り上がってるけど、例えばアルペンスキー、冬のオリンピック、アルペンスキーってのは、スケートも大事ですけど、やっぱり夏で言うと、その、マラソンみたいに陸上競技みたいに、花形ですけど」

岡安譲
「花形ですよね」

青山繁晴
「それで韓国の存在感ってほとんどないわけですよ。で、平昌って所がスキーリゾートで有名なことも、ま、全くないわけですよね。で、それなのに、この、自分で手を挙げて、その、招致に成功してですよ、そしてまだ、その、4年、3年あるわけですよね。そっからもう、できないって言ってるわけですよ。で、要するにお金がないし、その、施設つくれないって言っててですね、そんな馬鹿なと、だから韓国国内でもこれ、返上した方がいいんじゃないかっていうね、ことがメディアに出てきたりしてるんですが、現実には、要するに日本を使おうと、いう話になってて、それは具体的に言うとこれですよね」

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村西利恵
「長野でこれらの競技が開催されるかもと」

青山繁晴
「うん。これあの、長野オリンピック、ま、いろいろ課題ありましたけど、やっぱり成功した部類のひとつなんですが、そこにこれ、ボブスレー・リュージュって皆さん、これ、だんだん思い出すでしょうけど、ここの、あの、他で使えない、すごく特異な、そのコースを、つくって維持しなきゃいけない。で、長野はそれ維持してますから、あの、リュージュとかスケルトンを含めてですね、あの、これを使わせてくれって話になってるわけですよ。で、これあの、単純な話で言うと、日韓友好にいいんじゃないかってみたいなことを、いま視聴者で、思われた人もいるかもしれませんが、これあとでね、一番最後に今日、話したいんですが、ワールドカップサッカー日韓共催でやったでしょ。あの時実際はお金が目茶苦茶かかってですね、大変問題も多くて、もう二度と、その、共催やらないって話に、サッカーで少なくともなってるのに

村西利恵
「デメリットが多かった」

青山繁晴
「オリンピックではどうしてこういう話になるかというと、実は、韓国と大変仲良くしたいと、ご自分がおっしゃってる、キーパーソンが1人いるんですよね。その人は、この人です」

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村西利恵
「それが東京都の舛添知事です」

青山繁晴
「はい。この舛添さんは、えー、猪瀬都知事が、ま、失脚したあとの選挙で、圧勝されまして、そしてそのあと、その、東京オリンピックっていう重大事はもちろん、あの、大切に仕事されてるんですけども、でも例えば韓国行ったり中国行ったり、外交をやろうとなさるんで

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
それおかしいんじゃないかと。舛添さんに投票した都民も含めてですね、もうたくさん疑問の声が、出てるわけですね。で、その舛添さん、韓国で、その、朴槿恵大統領と会談できた。これ実はなかなか異例なんですよ。やっぱり、韓国は日本と比べてはるかに小さな国ですけども、大統領ですから、なかなか一都市、いや、あの、一都市、あるいは一自治体の長と会わないけど、舛添さんとは会って、そしてそのあとに、舛添さんがこういう重大な発言をされてるんです。はい、出して下さい」

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村西利恵
「今年の7月25日の朴大統領との会談後の会見で舛添知事は、『オリンピックは2018年に平昌、2020年に東京で開かれる。ともにアジアの国なので、協力して成功させようということで一致した』」

青山繁晴
「これは奇妙な話で」

岡安譲
「はい」

青山繁晴
「少なくとも、もう一回言いますよ? 今回モナコの国際オリンピック委員会の臨時総会、やるまでは、もうそれぞれコンパクトに、きちんと自分の国で開催できるっていうことが条件になってて、それでお互いに招致に成功したんです(一同同意)。一般論としての協力、何となく雰囲気的な協力はあってもですね、成功させるために、例えば東京五輪で言うと、韓国に力を借りなきゃいけないっていう、ことは、理由がないんですよ。で、これ、舛添さん、明らかに独自外交を狙ってらっしゃるってことも含めてですね、どうもおかしいと、感じる人が多くて、僕もこういうことを実は、この夏に、『アンカー』で申しました」

村西利恵
「8月の放送です」

 …………………………VTR開始…………………………

今年8月6日放送

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ナレーション
「今年7月、舛添都知事が韓国の朴槿恵大統領と会談した際に、青山さんは、東京オリンピックの開催について、このように指摘していました」

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青山繁晴
「舛添さんの本当の意図っていうものが、僕は懸念してるのは、東京オリンピック、6年後の、私たちの東京オリンピックを実質的に、つまり財政的に、日中韓の3カ国共同開催にしかねないってことなんです」

岡安譲
「え〜?」

 …………………………VTR終了…………………………

青山繁晴
「はい。これあの、実はもうひとつ大事な裏づけと考えるべきことがあってですね、その韓国に行かれた舛添都知事は、その朴槿恵大統領と会談するだけじゃなくて、ソウルの市長と会ってですね、これは、正式な合意文書を交わしてて、何と、ソウルオリンピックって1988年ですよ? つまりもう四半世紀以上も前のオリンピックの話なのに、ソウルオリンピックのノウハウを、私たち日本、私たち東京が、お借りして、知恵をいただいて、それで東京五輪をやりますっていうことをですね、その、いま字で(画面に字幕が)出てますけど、合意文書にしちゃったんですよ。これ僕もいま東京都民ですけど、あの、東京都民だけど関西弁で言っていいですか?」

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岡安譲
「はい」

青山繁晴
「こんなけったいな話、ありまっかいなと(一同笑&ざわ)」

村西利恵
「分かりやすいです」

岡安譲
「確かにけったいですね」

青山繁晴
「そうでしょう?(一同同意) だいたい、四半世紀も前のノウハウが、今、使えるんですか。そんなこと言うんだったら、その前に、1964年に東京五輪成功させてるんですから、自分でちゃんとそれ振り返ればいいんで、何も外国の力を借りる必要はないわけですよね。で、そうするとですね、そういうことで考えると実は舛添都知事の、今なさってることにもうひとつ、疑問があってですね。しかもこれは、マスメディアの側は、もういつも褒めそやしてるんですよね、日本のですよ? それは何かというと、これです。はい、出して下さい」

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村西利恵
2020年の東京オリンピックの3つの会場の建設中止が先月19日に発表されました。およそ2500億円を削減し、東京以外の施設を利用するということなんですが」

青山繁晴
「ええ。これあの、要は、東京がお金が、足りないと。ね。まるで韓国の、その平昌の、ま、酷い話みたいに東京もそうだと、言ってるように見えるでしょ? でも舛添さんから実はこれ、削減しなきゃいけない根拠っていうのは、例えば、あの、建設費が高騰してますとか、思ったよりお金かかりますと、いう程度の話であって、実は東京の財政ってどうなってるかというとですね、ちょっと、村西キャスターから出していただくと」

村西利恵
「こちらにフリップを用意してみました」

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青山繁晴
「皆さんこの数字ちょっと見ていただきたいんですが、まずですね、東京都の予算って何と13兆3000億円以上あるんですよね。これって、あの、これより多い国家予算持ってる国ってなかなか世界にないです。例えばアジアで言うと、これインドネシアと同じぐらいなんですよ。インドネシアって世界最大のイスラム教徒国ですよ。それからさらに東京都内だけの、GDPで言うとですね、92兆円超えてて、これ何と、韓国一国ぐらいの、GDPなんですよ。で、こういうその、財政ですから、したがってその、東京オリンピックの準備基金だけでもう、あの、4100億円ぐらい、持っててですね。で、どうしてこんなにその、削らなきゃいけないのかと、いう明確な説明がまだなくてですね。これ全部、その、無理につなげて考えることは、ね、あの、うがった見方になりますから、本来しちゃいけないんですが、ごく常識的に考えると、その、東京だけでは開催できないっていうムードを、その、削減とか合理化って言って反対する人いないですから、ね、普通は。だからメディアも上手く使って、東京だけでは無理なんですっていう雰囲気を作っておく。そして、さっきの、国際オリンピック委員会の改革案ってのは、東京五輪から適用するんですよ。だから、2020年アジェンダって言ってるんですよ、その、オリンピック委員会はですね。だから当然舛添さんはその情報を、前々から知り得る立場にあったと思われます。ね。そして舛添さんもともと情報取る力のある人、語学力素晴らしいし、予め、その、実はIOCとも組んでの話じゃないか。で、その中に、実は韓国も含まれてるんじゃないか。韓国は、国が小さいだけにですね、例えば、サッカーであったりオリンピックであったり、その、国際社会に、しかもこれ、はっきり言うと賄賂を取り締まる法律はないから、それね、賄賂って疑われかねない、これずーっと長いこと、サッカーの世界でも噂になってますけど、そういうことを通じて、その国際機関に入っていく、力、浸透力すごいんですよ。だからこれは、全部が絡まり合ってるんじゃないかってことは、当然私たちは、常識的に言うと、考えなきゃいけないと思います」

岡安譲
「ふんふんふん」

青山繁晴
「で、それを受けてですね、昨日の、舛添さんが、記者会見で、こういう発言なさってるんですね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「一部競技を韓国や中国で開催する可能性について、『東京オリンピックと言ったら基本はやはり、東京が中心にやるべきであって、(中略)私は、ものには限度があると思っています』」

青山繁晴
「ちゃんと否定してるじゃないかと。ね。普通そう思うんですよ。そして朴槿恵大統領も、韓国の報道によれば、いやぁもう日本でやるなんて冗談じゃないと。だって反日大統領ですから」

村西利恵
「そうですね」

青山繁晴
「だから、いや、その、いろいろ話は出ても、まさか韓国の協力云々は、ないだろうと、思わせておきながら、ちゃんと1個付け加えてるんですね、舛添都知事は。それ何かというとこれです」

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村西利恵
「『そういうこと(日韓共同開催)をやれば、色々な関係改善のためには、有効かもしれないけれど』」

岡安譲
「うーーん」

青山繁晴
「そして、えー、現在の政権が日韓関係に苦労してる事実はあるわけですから、それができないこと、中央ができないこと、舛添さんもともと総理大臣に意欲もちろんありましたっていうか、ほとんど、なれるチャンスがあったのに、自らのちょっと判断ミスもあってなれなかった。ね。そういうことまで考えを全部及ぼしてはいけない、と言いたいけど本当は及ぼすべきです。それを考えるとですね、この言葉も、単に付け加えただけじゃなくて、その、本来はものには限度があるんだけど、日韓関係の改善、あるいは場合によっては日中関係の改善のためには、その、国際オリンピック委員会の変化を上手く生かした方がいいんじゃないかというふうにですね、上手に段階を踏んで話を持って行ってると、いうことは、あり得ることだと思うんです」

岡安譲
「なるほど」

青山繁晴
「少なくとも、その、例えば昨日の記者会見でも、記者団からもっときちんと追及しなきゃいけないし、東京オリンピックは、もう日本国民全体のものです。久しぶりに私たちが仰ぎ見てる『坂の上の雲』なんで、それがおかしな方向に行かないように、やっぱり監視しなきゃいけないと思うんですね」

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「で、その上でですね、実はその、東京五輪だけじゃなくて、これにも関わる話に今なってるんです。はい、出して下さい」

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村西利恵
「それが札幌オリンピック。1972年にも行われました」

青山繁晴
「はい。これは1972年ってのはまあすごい年で沖縄返還もありましたし、日中国交正常化もあったんですけど、その時に札幌で開いた、アジア初の冬季五輪でですね、何と、金・銀・銅。何か僕だけ盛り上がるような感じするんですが(一同笑&ざわ)」

岡安譲
「青山さん以外みんな生まれてないんですよね(一同笑)。すみません」

青山繁晴
「えー、みんなまだ、地球にいなかった…」

岡安譲
「いなかったんです(笑)」

青山繁晴
「金星にいた頃ですけど、僕は地球にいたんで」

岡安譲
「金星…(笑)」

青山繁晴
「この、スキージャンプで、金銀銅を独占したっていうのはですね、これ(画像左)あの、金を獲られた笠谷選手の勇姿ですけれども、すごいんですよね。えー、そして、この歌を覚えてる方も多いと思うんですね」

(トワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」流れ始める。この曲です

青山繁晴
「ほんとは一緒に歌いたいんですけど(笑)。はい。トワ・エ・モアの歌う『虹と雪のバラード』。いまテレビをご覧になってる方々で、そうそうあの歌で、こう盛り上がったよねという人、多いと思うんですよね。で、これは、その1964年の東京五輪も非常に清潔なオリンピックだったけど、この札幌五輪も冬のオリンピックとしてとても清潔に行われたってことは、僕もスキーヤーですけど、あの、本当に記憶されてるんですよ、世界の国々で。それ例えばね、その、アルペンに男子滑降競技、あるいは女子滑降も含めて、ダンヒルって競技があって、その、1km近い高低差がある。で、ものすごい急斜面。それ、普通のスキー場にはそんなものありませんから。山を切り開いてつくったんですよ。で、見事なコースつくって、オリンピック終わったら、きれいにもとの山に戻ってですね、今その大自然が回復されてる。そのことも含めて非常に札幌五輪は、評価されてるから、実は2026年の、冬のオリンピックにもう一度立候補をすること、決まったんですが(一同同意)、それが今日の話と絡むと、妙な具合に今なりつつあって、そのことを後半、皆さんと一緒に考えなきゃいけないんです。キーワードはこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
「後半に向けてのズバリキーワードは、『偽善はやめよう』。いったい何を指すキーワードなのか、このあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

岡安譲
「このまま行くと、東京オリンピックが純粋な東京オリンピックではなくなってしまう。さらにそのあと、控えてる札幌、になるかもしれない、そこにも影響が出てきそうだと。青山さん」

青山繁晴
「はい。あの、もう一度言いますが、72年の札幌オリンピックってこの、金銀銅独占して、日の丸飛行隊と、いう名前も付いたんですが、それ世界で、例えば反感買うかっていうとですね、この、もともと純ジャンプのふるさとの北欧、ヨーロッパも含めてですね、ほんとに祝福してくれたんですよ(拍手)。それはほんとに地道な努力と、フェアな精神で達成したから。それがあるから、もう一度、この、2026年に立候補、っていうことになったんですけど、今そういうその、次のオリンピック、次の次の、そして次のってどうなってるかっていうのをちょっと見ていただくと、こうなんですね」

村西利恵
「今後のオリンピック開催地と、立候補している所です。例えば冬の大会見ていくと、今年、ロシアのソチでありました。このあと2018年、平昌で行われます。そして、2022年は北京などが立候補していて、2026年は札幌などが立候補している状況です。そして夏の大会見てみると、2016年にブラジル、リオデジャネイロで行われます。そのあと2020年が東京、そして2024年はまだ決まっていない状況です」

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青山繁晴
「で、今日、一番、最初から話題にしてる、その突然の、ルール変更ですね。それはどこから適用されるかというと、これ(2014年リオ)、違うんですよ。あの、こっからなんですね、こっから(2020年)。ね。2020年からなんですが、それは夏についてはそうだけど、おそらく冬については、この平昌から適用される。ね。そういう見通しも今、出つつあるわけですよね。で、これ見ていただくとですね、その、そういう新しいルールが適用されるなんてのは、こう、アジアにものすごく集中してしまってるんですよ」

岡安譲
「そうなんですよね」

村西利恵
「固まってますよね」

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青山繁晴
「で、その上で、冬の大会見ていただくと、こないだソチでやったばかりですね。今年ですから、皆さん記憶新しいでしょうが。これ実は、日本ではあまり報道されなかったけど、中身、大変だったんですよ。というのはソチっていうのは、黒海沿岸の暖かい保養地ですから。そこで無理くり冬季五輪を、ね、みんな無理くりなんですよ、そのあと。ね。札幌以外は。その、やったもんだから、人工雪で、で、斜面も、ちょっと普通の、たとえばゲレンデではありえないような、コースじゃありえないような所があったんで」

岡安譲
「はい、ありましたね」

青山繁晴
「例えばパラリンピックの選手の方々、大変苦労をしたりですね。その、人工雪五輪だったわけです。でも、その人工雪で何とか乗り切ってしまったんで、その、平昌や、それから、この北京。北京で冬の五輪って(一同笑)。ね。2008年に夏の五輪やったんですよ? だから東京冬のオリンピックみたいな話じゃないですか(一同笑&ざわ)。だからスケートとかはできるけど、アルペンスキーとかを、例えば東京で、八王子は寒いけどそこでまさかスキーできないと、いうような話なんですが、その無理くりがこのソチから実は始まってしまってるんですよね」

岡安譲
「ああー、なるほど」

青山繁晴
「で、これがそのまま進むとどうなるかというと、まずですね、この、冬で言うとその、平昌はもうできませんって言ってるから、この日本に、この一部、やってもらうと。ところがですよ、それ日本がやってあげるのに、その、実は韓国がその見返りに、その、東京の、東京やる時に、韓国にもやらせろって話になってるわけですよ。これもう、韓国のメディアではそれが盛り上がってですね。どうしてかというと、平昌は無理があるけど、ね、いちおうソウル五輪は成功して、そして、あの、韓国はもともと朝鮮半島はそういう所ですから、夏の施設ならあるわけですよ。だから逆に言うと、東京の一部を、よこせって話になってるわけですよ」

村西利恵
「うーん」

青山繁晴
「これ、すごい話ですけど、もうあの、ずっと韓国の日本に対する姿勢ってそうじゃないですか。ね。日本におんぶしながら、その、日本が関わると、今度は何か代わりよこせって話になるわけですよ」

岡安譲
「うんうん」

青山繁晴
「だから、その、平昌に、長野とか協力すると、東京の一部を持っていかれるようになるんですよ? そしてそのあとにまた無理無理の北京(2022年)をやると、また日本に協力云々になると、その、札幌に大きな影響が出てくる

岡安譲
「うーーん」

青山繁晴
「それをまとめて言うと、こうです」

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村西利恵
「『2026年冬季五輪』札幌誘致、2つの懸念。1つめは、開催できるのか

青山繁晴
「ええ。つまり、相当無理な状況だけども平昌を無事に何とか日本の協力でやって、そのあと、北京冬季五輪もですね、実はその、北京が立候補してる回っていうのは、もうあと1カ国しか、1都市しか立候補してなくて、それカザフスタンなんですよね」

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「で、両方ともアジアなんですよ、すでに。で、そうすると、冬の大会で言うと、韓国の平昌でやって、その次を北京かカザフでやって、カザフも中央アジアです、アジアですよね。そして、3大会連続で、その札幌でできるのかと。ね。で、そもそもそういう、開催できるのかと、その、一生懸命日本が協力して、平昌とか北京とかを、北京の招致も含めて成功に導いたら、そもそも札幌が、もうお手上げになっちゃうって恐れもあり

岡安譲
「なるほど」

青山繁晴
「そしてさらに、その上にですね、もし、開催できたとしても、はい、出して下さい」

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村西利恵
共同開催にされてしまう。東京オリンピックも

岡安譲
「うーーん」

青山繁晴
「はい。ですから、その、2020年の東京オリンピック、それから札幌が招致に成功したとしても2026年、全部、その、東京・札幌じゃなくて、えー、名前も変わってしまいかねないと。で、ここで、最初にお約束しました、日韓、2002年の日韓、共同開催になったワールドカップサッカーをちょっと思い出していただきたいんですよ。はい、出して下さい」

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青山繁晴
「はい。まずですね、この、時間経つの早いですよね、ずいぶん前のように思うけど本当は、あの、2002年だからそんなに無茶苦茶前でもない、そのワールドカップサッカーを、まあ日本と韓国の2カ国で、開催を争ってですね。で、日本が有力と言われてたのに、気がついたら韓国との共同開催になってしまってて。で、これはドイツ人のジャーナリストがずっと、その、実名で告発し続けたんですけども、韓国の側の大物の人、この人はやがてハンナラ党っていう、ま、反日の政党の代表にもなったんですが、この人物がですね、ヨーロッパの委員に対して、このFIFA、えー、このサッカー連盟の委員に対して、賄賂としか言いようがない、接待などを行ったってことをずっとその、告発して、で、まあそういう影響もあったんじゃないかってことが心配されながら日韓共同開催になったんですが、その上でですね、これ何となく、良かったかのように言ってる評論家もいるけど、たぶん国民は決して良かったとは思ってないと思うんですが、その証拠にここ見ていただくとですね、これ、KOREAが先に来てるわけですよね」

岡安譲
「そうですね」

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青山繁晴
「で、もともとの名前はJAPAN KOREAだったんですけど、どうしてこうなったかというと、決勝戦をどっちでやるかで大もめになって、そして結局、決勝戦は日本でやることになったんですが、その代わり名前はKOREAが先だと、こうなったわけですよ。で、こういう騒ぎっていうのは、日韓の友好にほんとにプラスでしょうか? ね。それを考えるとですね、このフリップをもう一度見ていただくと」

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青山繁晴
「『偽善はやめよう』っていうのは理屈じゃなくてですね、その、いわば精神のことだけ言ってるんじゃなくて、本当に日本と韓国は、その、フェアな友好関係を持つことはもちろん必要ですが、こういう共催やって果たして本当に役に立ってるのか。逆に、それぞれ、何だこの野郎という気分を実はつくってるんじゃないか。それからコストが、莫大に共催にしたらかかるってことをサッカー界が学んで、どうしてそれをオリンピックで、東京や札幌のような、特に東京のような財政が豊かな所でやらなきゃいけないのか。その疑問を、少なくとも、舛添さんにも、オリンピック委員会にも、ぶつけていく。えー、幸か不幸か、『坂の上の雲』として仰ぎ見るだけじゃなくて、そういうことを嫌でもやらなきゃいけないことが、始まったと、いうことだと思います。大阪の方にもぜひ関心持っていただきたいです」

岡安譲
「これまでずっと一都市開催を守ってきたわけですもんね。一都市開催のメリットっていうのはやっぱりあるわけですもんね」

青山繁晴
「そうです。で、それはですね、やっぱりその国の文化、都市の文化をこう花開いて、そこを、それを認めてみんなが世界中から集まって、その文化を十分味わって、ああ、自分の国・都市とは違ってもこういう独特の文化があるから、戦争してそれを壊しちゃいけないねってことを分かり合うっていうのが、実はその単独開催の大事なとこなんですよ。ナショナリズムじゃないんですよ。だから日の丸飛行隊って言って、それを、あの、日の丸って言ってるから右翼だとか、そんな話には全然ならなかったわけで。だから、その、もう一度言いますが、その、妙な偽善の話に乗せられないってことが、オリンピックが今後存続するためにも大事だと思ってます」

岡安譲
「はい。ありがとうございました。以上、青山さんの“ニュースDEズバリ”でした」

(いったんCM)

(特定秘密保護法施行のニュースのあと)

岡安譲
「特定秘密保護法が今日から施行です、青山さん」

青山繁晴
「はい。あの、水曜アンカーの“ニュースDEズバリ”のコーナー、今日で418回なんですけど、ほとんど全部、機密情報を話してきたんですよね」

村西利恵
「確かに」

青山繁晴
「で、じゃあ、あの、これ施行されて、えー、僕と情報源の関係が変わるかっていうと、全然変わらないし、このコーナーでお話しすることも全然変わらない。あの、変なこと、悪いことしてなければですね、何も本当は、問題になりません。で、もうひとつだけ言うとですね、これどうなるんですか、これ何なんですかって聞いて、その守秘義務がある人が答えることは絶対ないです。そうじゃなくて、これは、こうあるべきじゃないか、で、国民の側から見たらこうすべきだってことを議論としてぶつけるとですね、必ず、その、そこは日本のいいとこですけど、その、反応なさる。その、反論なさったり、賛成なさったりなさる。そこから情報ってのは始まるんで、したがって、そういう、その、相手の裏をかくような、あるいは情報を盗むようなことをしない限りは、この、特定秘密保護法で知る権利が侵されるってことはないと、僕は確信してます」

岡安譲
「青山さんの“ニュースDEズバリ”はこれまで通りと」

青山繁晴
「もちろんです」

岡安譲
「そうですね、はい」

 ____________________________内容紹介ここまで


 2002年の日韓共催W杯がきっかけで、韓国の正体に初めて気づいた日本国民が大勢いましたよね。

 「ぼやきくっくり」は1999年からやっていますが、このW杯を境にネットの空気がガラッと変わったことを覚えています。


 皆さんの意見を送りましょう!

■東京都>ご意見募集
 http://www.metro.tokyo.jp/POLICY/TOMIN/iken.htm
■日本オリンピック委員会>お問い合わせ
 https://www.joc.or.jp/general/inquiry/
■【署名】2018年韓国の平昌での冬期オリンピック競技の一部を日本で絶対に行わないで下さい(日本オリンピック委員会  竹田 恆和 会長 殿)
 http://chn.ge/1ulcfUo(短縮URL)





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 この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。

●ノーベル平和賞のマララさん 女子教育の普及訴え
●超高齢化社会迎える日本 医療・介護政策は
●特定秘密保護法が施行 機密漏洩に罰則(起こし済み)

 拙ブログで紹介しきれなかった他の青山さんの発言については、こころが風邪をひいたらさんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
こころが風邪をひいたら
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし






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