「アンカー」創価学会の裏支援を受けながら大敗した民主党&安倍総理の本来やりたいことは消費増税終了までできない!?
※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■7/24放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
前半のキーワードは『勝者の孤独』。敵は野党ではなく自民党内に!消費増税を乗り越えるまで、憲法改正など安倍さん本来の考えを貫いていくことはできない!?
後半のキーワードは『自民党、解体へ』。参院選で大勝した自民党がなにゆえ解体!?でももっと私が驚いたのは、民主党が今回の選挙戦で創価学会の裏支援を受けていたという、民主党大物議員の「告発」でした。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
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内容紹介ここから____________________________
山本浩之
「で、まあ、このあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーもその、参議院選挙の結果を受けての、今日はお話と、いうことになりますね」
青山繁晴
「そうですね。参院選終わって最初の水曜『アンカー』ですし、それは当然、のことなんですが、ま、何よりも、皆さんご関心の第一は、じゃあ勝った安倍さんが、これからどうやって、えー、政治を進めていくのかと、いうことですが、えー、これは、あの、ま、ひとつ、その、安倍さんにとってじゃなくて、そんなことじゃなくて日本国にとって少し良くなったことはやっぱり一点あってですね、久しぶりに先の読める、少し先まで見通せる、中長期的、せめて中期までは見通せる政権が、これで生まれましたっていうことは、国益にプラスになることですね。ところがそのためにこそですね、つまり勝ったからこそ、今度は新しい敵が出てきます。その敵が一番難敵なんですね。それを今後、このあと具体的に考えて、皆さんと一緒に考えてまいりますが、キーワード、最初はこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『勝者の孤独』」
青山繁晴
「はい。これあの、ほんとは、ま、勝者、安倍総理ですけど、ひとりぼっちって書こうかと思ったんですが、それがひとりぼっちならまだ分かるんですよね。でも、ひとりぼっちじゃなくて、うわーっとこうみんながすり寄ってくるのに、実は徹底的に孤独であって、しかも、その、孤独な一人勝ちの安倍総理が、ちょっと間違うと、それこそ国益が大きく損なわれる。安倍さんの背負ったものは、ただ事でないってお話も含めてですね、えー、さっき申しました、中長期的にこれから日本の政治が、どうなるのか。これ、コーナー今日351回目ですけど、中長期的に日本の政治がどうなるかって、話すことができるって、けっこう最初じゃないかと思うんですが(笑)」
山本浩之
「かもしれませんね。では、コマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
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■7/24放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
参院選後、安倍政権の狙いと展望、課題山積の政策をどう進めるか…青山ズバリ
前半のキーワードは『勝者の孤独』。敵は野党ではなく自民党内に!消費増税を乗り越えるまで、憲法改正など安倍さん本来の考えを貫いていくことはできない!?
後半のキーワードは『自民党、解体へ』。参院選で大勝した自民党がなにゆえ解体!?でももっと私が驚いたのは、民主党が今回の選挙戦で創価学会の裏支援を受けていたという、民主党大物議員の「告発」でした。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
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内容紹介ここから____________________________
山本浩之
「で、まあ、このあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーもその、参議院選挙の結果を受けての、今日はお話と、いうことになりますね」
青山繁晴
「そうですね。参院選終わって最初の水曜『アンカー』ですし、それは当然、のことなんですが、ま、何よりも、皆さんご関心の第一は、じゃあ勝った安倍さんが、これからどうやって、えー、政治を進めていくのかと、いうことですが、えー、これは、あの、ま、ひとつ、その、安倍さんにとってじゃなくて、そんなことじゃなくて日本国にとって少し良くなったことはやっぱり一点あってですね、久しぶりに先の読める、少し先まで見通せる、中長期的、せめて中期までは見通せる政権が、これで生まれましたっていうことは、国益にプラスになることですね。ところがそのためにこそですね、つまり勝ったからこそ、今度は新しい敵が出てきます。その敵が一番難敵なんですね。それを今後、このあと具体的に考えて、皆さんと一緒に考えてまいりますが、キーワード、最初はこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「『勝者の孤独』」
青山繁晴
「はい。これあの、ほんとは、ま、勝者、安倍総理ですけど、ひとりぼっちって書こうかと思ったんですが、それがひとりぼっちならまだ分かるんですよね。でも、ひとりぼっちじゃなくて、うわーっとこうみんながすり寄ってくるのに、実は徹底的に孤独であって、しかも、その、孤独な一人勝ちの安倍総理が、ちょっと間違うと、それこそ国益が大きく損なわれる。安倍さんの背負ったものは、ただ事でないってお話も含めてですね、えー、さっき申しました、中長期的にこれから日本の政治が、どうなるのか。これ、コーナー今日351回目ですけど、中長期的に日本の政治がどうなるかって、話すことができるって、けっこう最初じゃないかと思うんですが(笑)」
山本浩之
「かもしれませんね。では、コマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、先の参院選で、衆参のねじれはとにかく解消されました。えー、安倍政権の今後の政権運営に注目が集まります。さっそく解説お願いします」
青山繁晴
「はい。あの、改めて申しますが、このコーナーなりの志があって、それは僕のお話を一方的に聞いていただくんじゃなくて、ご覧になってる国民の皆さんが、ご自分の頭で考えていただく、そのきっかけを作りたいっていうのがこのコーナーの本来の志なんです。で、それに関連して、今までも何度か、ニュースというのは、実は尻尾が、尻尾がはえてて、時々この尻尾が、振れるのが、見えますってこと申し上げてきたんですが、さあ勝ってこれからどうするのか、これについて、実は選挙特番で、尻尾が見えちゃったんです。そのVTRをまず見ていただけますか」
…………………………VTR開始…………………………
(今月21日放送「FNN参院選 真夏の決断2013」)
世耕弘成 官房副長官
「今回の勝利で、ま、衆参過半数を取ったからといってですね、慢心して強引な国会運営とかをするとですね、これ必ず我々は、強いしっぺ返しを受けると思います」
世耕弘成 官房副長官
「(VTR略)ま、おそらくこの選挙の後は3年後の参議院選挙、そしてそれに、まあ合わせて行われるんじゃないかと言われてる衆議院選挙、この3年間、我々がですね、ま、いかに謙虚に、行動していくかっていうことと、しかし一方で、やっぱりやるべき仕事を期待されてますから、やるべき仕事を、きちっと…」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。今、官房副長官の世耕弘成さんが、出てきました、選挙特番、えー、深夜まで、出て下さったんですけれども。あの、世耕さんの今の立ち位置っていうのはですね、あの、一般的な官房副長官よりも、はるかに総理に近い。これは公平に申しますが、この、野党時代に、終始一貫、安倍さんを勇気づけ、必ず次の総裁選挙に、いかなる状況があろうとも、足下の派閥で何があろうとも出るべきだってずっと言ってたのは実は世耕さんひとりです。僕は政治家じゃありませんけれど、自由な立場で言ってた僕も、安倍さんに、65歳ぐらいになってから再登板を考えるべきじゃないかと。まだ50代ですけど、50代の終わりですけど、そう言ってたぐらいで。だから世耕さんが、いや、このこの勝負しかないってこと言ってたわけですよ。だから総理の信任も非常に厚いので、まあ、内閣総理大臣安倍晋三さんの、心の中に非常に近い人なんです、実はね。単に官房副長官として言ってんじゃなくて。そして、さっきの特番での発言も非常に考えて発言されてましたね。つまり謙虚にやります、謙虚にやります、決して慢心しないと、いうことを、こう強調されたその真ん中にこの言葉が挟まってた」
村西利恵
「はい。『この選挙の後は、3年後の衆議院選挙。それに合わせて行われるんじゃないかと言われている…』(山本浩之から指摘)、あ、ごめんなさい、上が参議院選挙で、『言われている衆議院選挙』と」
青山繁晴
「これ、ぺろっと言っちゃってるんですね。ね」
村西利恵
「つまり3年間選挙はしないと、いうことですよね」
青山繁晴
「うん、あの、というか、3年後に、今回できなかった衆参ダブル選挙を、やりますよと。ね。で、それまでの間は、この3年間は、もう自分たちのやりたいことを、じっくりやっていく方向ですっていうことをですね、これ言ってるんです。で、もちろんね、世耕さんとても慎重な性格なんで普段から、ちゃんと、行われる、衆参ダブル選挙は、行われるんじゃないかと、言われている、と、ね(一同笑)、こう二重にちゃんとかましてあるんですが、でも現職の官房副長官の発言、しかも総理に一番近い人、世間が見てるよりはるかに安倍さんに近い人の発言としては、僕は、あの、たまたまさっきのカメラの時は僕おの椅子、映ってなかったですけど(選挙特番で世耕氏の向かい側に座っていた)、僕はもう椅子からこう、あの、転がり落ちそうになるぐらい、思ったわけですね。で、これは、もちろん慢心はしてないけれども、政局の主導権は、もうガッチリ、安倍さんの側で握ってるってことでもあって、野党の側が実はもう全く無力な状態になってるっていうことでもあるんですよね。さっきあの、えー、ストレートニュースで、民主党の常任幹事会で大もめって話がありましたけども、あれあの、あそこにいらっしゃるメンバー、菅さんも含めて、もしも安倍さん今回ちゃんと決断できてて、衆参ダブル選挙やってたら、そもそもその衆議院の選挙で、落っこちた人もいっぱいいるわけですよね、本当は」
山本浩之
「確かにそうですね」
青山繁晴
「間違いなく残ってたのは、たとえば細野さんだったりするから細野さん強気だったですし、ということはですね、今後の3年間、世耕さんも言ってる今後の3年間ていうのは、野党が敵じゃないんですよ。野党が敵じゃないってことは政局運営が楽になる、法案通すのも楽になる、と普通は思うべきなんですが、全く違うのが、実は自由民主党の現状なんですよ。自民党の体質は何も変わってませんから。従って、えー、別の総理側近の方々もこのようにおっしゃってます」
村西利恵
「総理側近によると、『安倍政権の敵は野党ではなく、身内の自民党』」
青山繁晴
「はい。ということはですよ、あの、国政選挙って意味では、まあ本当に3年後の衆参ダブル選挙かもしれない。ね。本当は僕はその前に、安倍さんの決断で、えー、解散総選挙に打って出ることも、あるとは思ってますけど、いちおう、その、選挙はもう、そういう選ぶ選ばないの話は、3年後だよねっていうのがみんなの常識になってる。でも本当に選ぶ、選ばないの、その選挙って意味では、違う選挙が最大のポイント。それは実は安倍さん自身がよーく意識されてるものなんです。何かというと、これです」
村西利恵
「本当のポイントは、2015年9月の自民党総裁選」
青山繁晴
「はい。えー、すなわち、内々(うちうち)の選挙なんですよ。国政選挙じゃなくて、さっき言いました、2016年7月、かもしれない、っていうか、もしダブル選挙やるならおそらく、2016年の7月です。なぜかというと、今回2013年7月に選挙やりましたね。参議院の次の選挙は3年後って決まってますから。で、その前年の秋に、自由民主党内部の総裁選挙があって、そこに必ず対抗馬を立ててくると、実は安倍さんはすでに考えています。その上でですね、今後の主なスケジュールっていうのを改めて見ていただけますか」
村西利恵
「今年の秋以降のスケジュールです」
青山繁晴
「はい。で、えー、まず、えー、秋、これちょうど臨時国会、の頃にですね、えー、もう消費増税をどうするかを、これ景気判断って書いてます、つまり今年の4・5・6月の、成長率を見るってことになってるけども、いずれにしろ、あの、判断って書いてあるけど、決断です。消費増税予定通りやるのかと。で、今の予定ではですね、えー、っていうか、あの、すでに法案もあの、法律もできてるわけですけど、来春には、今の5%がまず8%になって、そして再来年の秋、10月には、今の倍の10%になります。ね。で、これをですね、たとえば、内閣の参与の、浜田宏一さんっていう学者の方、アベノミクスの生みの親ですけれど、こういう方がもう、これ(14年4月の8%)はちょっと飛ばしたらどうだと、ね」
山本浩之
「うーん、そうですね」
青山繁晴
「えー、個人消費が、頭打ち、あるいは折れちゃったりすると、アベノミクスは失敗になると言われてるんですが、これ今、本当はですね、政官界で何と言われてるかというと、何と卑怯な話だと。だから浜田さんご意見あるでしょうが、言われてるんですよ。どうしてかというと、アベノミクスがもし失敗したら、それは消費増税なんかしたからだと、いうふうに逃げ道を作ろうとしてるんじゃないかと。これちょっと僕は言いすぎだと思いますよ。浜田さんもうあのご高齢でもあるし、そんな自分のことを考えてるわけじゃないと思うけど、この話の根っこにあるのは、変えられるはずがないってことなんですよ。はい。ほんとは変えられないです。で、仮にここ(14年4月の8%)飛ばしても、いずれにしても再来年の秋には、消費税が、倍になるわけですよね。で、これは、一言で言うと、再来年の秋に消費税が倍になることが分かってて、ちゃんと景気が、このまま少しずつ上がっていって、アベノミクスの本当の効果が出てくるような、強い成長をやらなきゃいけないってことなんですね。で、しかもその最終的に倍になる直前に自民党の総裁選挙があるわけですから、このあたりで、何かのつまずきがあるとですよ、この自民党総裁選挙の争いが、非常に激しくなって、長続きするかもって言ってた安倍政権、つまり、この、2016年の夏のダブル選挙までは少なくとも、3年間やるんだろうと思ってたのが、このへんでダメになっちゃう可能性も、恐れもあるっていうことなんですよ。で、従って、これはあの、僕の責任で断言しますけれど、今、安倍さんの、頭の、頭の中っていうのは言いすぎかもしれないけど、政治家としての安倍さんが考えてる、その当面の脅威、当面の敵ということを考えると、実は政権は、そんな色んなことはできない。これから1年、2年、3年近くの間、何ができるかというと、2つしかできない。それは何かというとこれです」
村西利恵
「2年後の2015年秋までは、自民党内の敵と、消費税アップに耐えられる経済、この2つの対応しかできない」
青山繁晴
「はい。えー、従って、今回選挙にちゃんと行って下さった方も、行ってない方も、がっかりした方もいらっしゃると思います。憲法改正とか、それから、安倍さん本来の考えを貫いていくこととか、それは、まあ、ほとんど、この2〜3年の間、は、できません」
村西利恵
「できない」
青山繁晴
「はい。えー、2年後の、2015年9月、総裁選をもう一度勝ち、そして消費税を倍にしても、アベノミクスの効果がちゃんと出て、国民の暮らしが実際に良くなったと、いうことをやるので精一杯で。逆に言うとですね、それができたら、じゃあもう、全く世界が変わります。それどうなるかというと、こうです」
村西利恵
「3年後の衆参ダブル選挙を乗り切れば、歴史的な長期政権の可能性」
青山繁晴
「はい。えー、これは、今まで、もう最近私たちは、もう1年ごとに総理が替わるのに慣れちゃったから、長期政権って何だべって感じになってますが、実は、過去の日本にももちろんちゃんとありました。はい、ちょっと出して下さい」
村西利恵
「戦後、一番長く政権を維持したのは佐藤栄作総理の、およそ7年8カ月と、以下、ご覧のようになっています」
青山繁晴
「はい。あの、佐藤栄作総理、ノーベル平和賞をとられた方ですけど、あの、こう7年を超えていって国民が飽きた飽きたとメディアが書いて、そしてついに佐藤総理は怒って、記者会見で、テレビ以外は出て行けと、いうね、シーンがあって、えー、当時僕はまだ、子供か学生だったんで、へー、えらいこと言うんだなと思ったんですよ。でもまあ、すごい長期政権ですよね。で、吉田総理の場合は、やっぱり敗戦後の混乱に対応していくっていうことがあったんで、ちょっと別だと思うんですよね。で、そうすると、最近ではやっぱり小泉さんのおよそ5年半、そして中曽根さんのおよそ5年っていうのが、こう大きいんですけれども、こういう人たちを、ちょっと異例なケースだと、佐藤さんも超えられるかもしれない。但しですね、あの、これは、あの、もう予め言っとかなきゃいけないんですが、現在の自民党の総裁選のルールによれば、えー、3期めの、連続3期めの総裁選挙ってのは出られないってことになってます。でもたとえば中曽根さんのように、いやあの、ダブル選挙で圧勝したから1年延ばすとか、そういう例もあるから絶対ないとは言えないけれども、ま、佐藤さんを超えるのは、そういうルールの問題がありますけど、たとえば、小泉さんを超えるっていうのは、もうあり得るわけですよね。で、そうすると、えー、こういう話もありました。参議院選挙の当日の出来事です。はい」
村西利恵
「参議院選挙の投票日だった今週日曜日の昼食時に、麻生副総理は安倍総理に、『独裁者になれる』と話したと」
山本浩之
「へえー」
青山繁晴
「これはですね、あの、カギ括弧をつけてもらってるんですが、すみません、これたぶんね、言葉はこうじゃなかったと思うんですよ。で、これあの、麻生さんがG20から帰ってきて、すぐ安倍さんと、選挙の当日だけど、お会いになったんですよね。で、その時にこういう趣旨の話をなさったんですよ。で、それを朝日新聞は、独裁者って言葉で報じた。ところが、たとえば僕の古巣の共同通信とかそういうところは、えー、敗戦後、ま、麻生さんの言葉で言うと、戦後最大の権力者、になれる。ね。で、独裁者ってのはこれニュアンスが、やっぱり朝日新聞らしいニュアンスだと思うんです。でもまあ、基本的に、お二人の話ですから、どっちが正しいかは言い切れない。ニュアンスとしてはこういうニュアンスが確かにあったんだろうと思うんですよ。但し、大事なことは麻生さんの真意は、この何か、持ち上げたとかそんなことではなくて、これ麻生さんらしい言い方で、警告してるんですね、友だちとして」
村西利恵
「ああ、なるほど」
青山繁晴
「ええ。要するにさっき世耕さんも言ってましたけど、よっぽど謙虚にやらないと、むしろ、勝者の孤独、その、たった1人強い人の孤独にはまってしまって、情報も入らなくなって、周りが全部イエスマンになって、あっという間に足下すくわれるかもしれませんよ、それを私はすでに考えてますよってこと言ったので、安倍さんから麻生さんに、ずっと支えて下さいねっていう、話もしたわけですね。で、その上でですね、実は今の安倍総理は、そのことを踏まえて、もっとこう、先のことっていうのか、根っこのことを考えてる気配、少なくとも私はありありと感じてます。それが具体的に何なのかを、後半皆さんと一緒に考えるんですが、キーワードは、これです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは(ヤマヒロ「えっ!」)、『自民党、解体へ』。参議院選挙で勝った自民党がなぜ解体に向かうのか。このあと、詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「参院選でも大勝し、ねじれを解消、長期政権と言われている自民党が、解体へ、ってどういうことなんでしょうか。続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。皆さんまず後半最初にこの、絵を出していただいてるんですけど、ここに長期政権って言葉があってですね。あの、ま、比較的支持率の高い安倍さんと、安倍政権といえどもですね、やっぱり半数近い方、あるいは、3〜4割の反対の方は必ずいらっしゃるわけですから、えー長期政権かと思われる方も当然いらっしゃると思うんです。で、但し、安倍さん個人がどうのこうのじゃなくて、あるいはもちろん自民党がどうのこうのじゃなくて、ようやく、その、じっくりと国民とも議論できる、国際社会に対しても、えー、いわば外交攻勢をかけられる、安定した政権ができるっていうのは、立場の違いを乗り越えて、ま、当面は見守る、私も含めて、それ必要だと思いますね。たとえば昨日(7/23)、拉致問題担当大臣の古屋さんと、久しぶりにお会いしてじっくり、話したんですけども、やっぱりその、古屋さんが、感じ取ってる、その、北朝鮮の様子も、この参院選挙、勝つと分かってても勝ったあと、やっぱり急激に変わってくるのを感じるよねってことを、昨日おっしゃってたんですね。で、ところが、その、長期政権を目指すんであればあるほど、もうすぐ目の前に、大きな試金石、それももう安倍さんの頭にのしかかってくるような大きな重い、試金石が乗っかかってきてる。それは、この9月にすぐあることです。それは何かというと、これです」
村西利恵
「それが内閣改造、そして党役員の人事について。総理側近によると、『安倍総理は迷っている。まだ1年もたっていないので続投させるか、反安倍勢力を取り込むために人事を行うか』」
青山繁晴
「うーん。あの、これ、ま、1人(シルエット)を書いてあるんですけど、もちろん1人じゃないです。で、あの、立場も、政治家、官僚、そうですね、民間人はいなかったですね、政治家、官僚、双方の方々、これもう電話じゃなくて、ザーッとお会いしに行って、あの、議論してきたんですけど、まあ、迷ってんだよねって話がよく出たんですよ。だからこう書きましたが、僕は正確に言うと、いや、まだ決める時期じゃないと思いますよね。ええ。あの、人事、佐藤栄作総理がなぜ7年8カ月も続いたかというと、良い悪いは別にして、とにかく人事の佐藤だったんですよ。権力とは人事なり、あるいは人事が権力なんですね。で、従って、ま、9月はすぐ来ちゃうけれども、2カ月近くあるわけですから、じっくり考えるのがいい。で、その時に、もうはっきり2つ選択肢があるんですよ。で、これ、内閣改造・党人事、やるのが当然みたいに、もうメディアでわーっとこれキャンペーンですよね、また。ね。それどうしてかというと、その、特に自民党の政治家が、その、記者を、たとえば議員宿舎とか自宅とか招いて、あるいはカラオケに行ってですね、あの、当然、人事こうなるんだとかね、自分のことをさりげなく入れながら、これはもう政治記者の経験として、あるいは後輩諸君と電話してて、今もうすごくやってるわけですよ」
村西利恵
「なるほど」
青山繁晴
「で、そういうことに記者が寄っかかりすぎだから、もう、あの、党人事と、内閣改造は当然みたいになってるわけですけど、ちょっと待って下さいと僕はそう政治家正すために言ってるのは、まだ半年ちょっとですよって今の内閣。で、久しぶりに、あの、スキャンダルがどういうのとかが、とても少ない内閣で」
村西利恵
「そう言えばそうですね」
青山繁晴
「第1次安倍政権の時には、僕たちの反省も込めて、考えなきゃいけませんが、絆創膏貼ってるだけでですね、もうあの時の赤城農水大臣も色々おかしなことあったけど、絆創膏貼ってることがスキャンダルみたいになったぐらい、ぐちゃぐちゃな政治だったじゃないですか。でもこの半年ようやく安定してんのに、なぜそれを、参院選挙があったからと言って、それ替えなきゃいけないのか。僕は、改造反対ですと、いうことを、はっきり申してますが、もう、政治家はもう、沸き立って、ああ大臣だ大臣だと、ね」
村西利恵
「自分のアピールでみんな必死なわけですね」
青山繁晴
「ええ。まあ、あの、気のいい人なんかは、その、青山ちゃん、あの、初入閣考えてる人は、SPっていうのは、どこでもついてきてくれんの?って言うから、いや、それ迷惑でしょって、いや、違うよ、俺の選挙区でSPバッジつけた人なんか来たら、もうみんなで写真撮って大変だからさとか(笑)。いや、僕もう正直、あんまり盛り上がってらっしゃるから、僕、改造反対ですと、ね、言いにくいけど反対ですと、だから、副大臣で諦めて下さいと。副大臣・政務官の人事は、あり得ると思うんですね。ところが、なぜ、それなのに安倍総理といえども、やるかもしれないっていうことが、あの、言われるかというとですね、長期政権にするためには、まさしく敵を作らずに、反安倍勢力って言ってる人たちを、大臣にすると、それは安定政権だし、その、逆らっちゃいけないてのがヒューンとこう黙っちゃうわけですよ。その、閣議とか閣僚懇談会っていいながら、もうそこで黙っちゃうことになるから、もしも長期政権目指すんだったらそうしようかなと思って、は、いないと思いますけどまだ、でもそうじゃないかと周りは言うわけですよね。その上でですね、実はたとえばこの3人の方が、今、水面下では話題に上がってるんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「現職の閣僚3人ですね。小野寺防衛大臣、新藤総務大臣、そして、古屋国家公安委員長」
青山繁晴
「はい、国家公安委員長古屋さんは同時にさっき申した通り、拉致問題担当大臣でいらっしゃいますね。で、あの、たとえば、古屋さんと昨日会いましたけど、小野寺さんも最近会いましてね。で、僕が、その、改造反対ですと。で、小野寺さんだけじゃなくてですね、とにかく1人も替えない方がほんとはいいと思う。但し参議院選挙のあとなんで、参院枠の方は替わってもいいけどと。それから、前も『アンカー』で言いましたが、衆議院の中で、やっぱり総理もちょっとこれおかしいよねっていうことがあった人が実はいて、だから、せいぜい3人ですよと。で、外交・安全保障、特に安全保障、は、もう絶対替わっちゃいけないってことをこう、小野寺さんに、まああの、青山千春博士っていう、僕の、まあ、あの、私的な配偶者ですけど、皆さんご存知のメタンハイドレートの青山千春博士の、大学の直接の後輩で、えー、あれ、大学院の卒業式なんか一緒だったんですよね。だから、あの、まあ、小野寺さんの目を見て、あの、改造反対ですと言ったら、ウーンとこうですね、あの、頭下げるんじゃなくて、もう目を合わせない。はい。この話はもうしちゃダメだと。ね。いうふうになるわけですよ。で、それ、小野寺さん自身は、おそらく続投あり得るってこと感じてらっしゃるんでしょうが、また悪魔のささやきをやる人がいるんですよ」
山本浩之
「悪魔のささやき」
青山繁晴
「はい。もうたまたまその現場を目撃したんですが、(その人物が小野寺氏に)あなたは、次の総理なんだ、ね、安倍さんは長期政権だからさ、そのあとは次の総理なんだと。いつまでも一緒にいないでもう、そろそろ早めに、違う勢力を作っていかなきゃいけないよと」
村西利恵
「へえー」
青山繁晴
「で、しかも、小野寺さんの派閥ってのはもともと安倍さんと考え違うことになっているから、そういうふうにささやきをする人がですね、政治家の中にいるわけですよ」
山本浩之
「いるんですねー」
青山繁晴
「で、小野寺さんが、それにニコニコうなづいたことは全くありません。それはちょっと安心して下さい。そういう人じゃないんで。あの、気仙沼の被災地を、一緒に這いずり回った時に、この人は本当に、こう何ていうか、あの、嫌らしくない政治家だなと、本気で這いずり回ってるなと、選挙のためじゃなくて。それ感じたから、そこは大丈夫と言いながら、あの悪魔のささやきがもう今後どんどんこの両耳から、このまだ若い政治家に入ってくるわけですよね。改造ありうべしという話とは実はそんな話まであるわけですよ。ね。それから、新藤義孝総務大臣は、えー、皆さんご存知の、この『アンカー』でやった、硫黄島の栗林忠道中将の、直系のお孫さんでいらっしゃいますね。そして4月14日、安倍総理が、もうすでに暑くなってた硫黄島に、わざわざ行かれて、やっと入った休みの日曜日を活かして硫黄島に行かれて、その時に一緒に行って、そして、硫黄島の滑走路の下に閉じ込められたままの、私たちの先輩の方々、英霊の方々を取り返す、そういう意味ではですね、安倍さんにとってはほんとは心の友なんですよ。ところが新藤さんってわりと、地味じゃないですか。地味っていうか本当は地道な人ですよね。で、そうすると、これ目立たないから、もう替えてしまえと、あの、狙いやすいっていうので、こう総務大臣取りに行こうっていうのがですね、もう派閥、色んな派閥の中でワーッと動きになってるわけですよ。それから、古屋さんと、ま、昨日話した時に、古屋さんはたとえばこの日曜日に今度ベトナムに行かれますけど、それは当然、拉致問題担当大臣を替えたりしないと、古屋さん自分のことを考えてるんじゃなくて、せっかく今、安定して交渉やろうとしてるのに、えー、替えたりしないだろうという、お考えで、その通りだと思いますけれども、でも、たとえば、色んな噂を流す人いるわけですよ。たとえば、飯島キヨシさん、飯島さん、ごめんなさい、飯島勲さんが、独自の動きされるから、ほんとは仲悪いんじゃないかとか。全く根拠はないんですよ。もうそうやって、ごちゃごちゃごちゃごちゃ話を、流してるわけですよ」
山本浩之
「選挙に勝つっていうのはそういう動きが出てくるってことなんですね、つまりは」
青山繁晴
「そういうことです。はい。それでまたそれを安倍さんにどんどん吹き込む人もいるわけです。で、一方でですね、じゃあ、その、野党の側で何が起きてるかというとですね、実は、野党の中で、とっても、こう、強い良心、良心っていうのは良い心を持ってる人がいて、その人からいただいたメールの中に、僕もびっくりした事実があったんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「民主党の大物議員によると、『一部地域では、創価学会の裏支援があったが、民主党は大敗した。もう野党再編しかない』」
山本浩之
「へえー」
青山繁晴
「はい。これあの、民主党の大物議員の中に、良心のある人いるのかっていう(笑)声が、視聴者から聞こえ…」
山本浩之
「いや、そりゃいるでしょう(笑)」
青山繁晴
「それはその通りです。あの、人間はいろんな面を持っているので、なかなか実現できない良い心もありますから、実際いらっしゃいます、それは安心して下さい。そして、どこの地域、これ、1箇所じゃありません、実はね。僕はこの人のメールを受けたあと、たくさん調べましたが、実は、創価学会が、裏支援をかなりしたと。いや、僕はこれおかしいっていうんじゃなくて、ま、さすがですよ。はい。さすがにマルチでやってますよね。やっぱり選挙ってものを知ってる。で、ところがですね、裏支援を受けながら、全部負けたと。だからもう民主党は、終わりですと、野党再編しかないと、いう話なんですよ、この人(民主党の大物議員)もね。でも、それは実は単純に野党だけで再編するって話になりません。はい、それはどうなるかというと、こうなるんですね」
村西利恵
「野党再編だけでなく、自民党が野党に手を突っ込んで、新たな再編へ」
青山繁晴
「はい。えー、これはですね、あの、選挙特番の時に、野党再編の話が出て、そんなもんもうちっちゃくなった野党だけでやってもしょうがないから、これは当然、野党の側から、自民党に手を突っ込まなきゃいけないって言いまして、当然、頭のいい宮崎哲弥さんがそんなん無理じゃんと、おっしゃってましたが。これはさっきのストレートニュースで申しましたが、たとえばですね、ここに橋下徹さんいらっしゃいますが、安倍さんはずーっとまだ橋下さんに期待をかけてるままなんですよ。で、従って、これあの、自民党が野党に手を突っ込んでと、こうあえて書きましたけど、本当は自民党と野党の間で、こうやってお互いに手を入れる動きになるわけです。で、その動きをですね、えー、異例のことだと思いますが、安倍総理自身が、実は記者会見で、実は触れてらっしゃるんです。はい、これです」
村西利恵
「安倍総理はおととい(7/22)の会見で、『20年間の荒波を乗り越え、私たちは間違いなく、新しい自民党に生まれ変わりました』と話しました」
青山繁晴
「はい。もう過去形になってるんですけどね。で、おとといの会見ってことは、まあ、選挙直後の、まあ、あの、現場にいらっしゃる総理とつなぐ、ああいう発言も大事だけど、いちおう、心を落ち着けた上で、改めてガチッとこれを言われたわけですね。20年の荒波ってどういうことかというと、日本の敗戦後の政治っていうのは、1955年、55年体制って言いまして、自民党と社会党っていう、ま、体制が確立された。で、それが、何と自社連立政権ができて、もうその55年体制は崩れたと。しかし崩れたけれども、その自民党と社会党って異質なもんが一緒になっちゃったから、ずーっと実は長い混乱が続いたってことを言ってるわけです、荒波、ね。で、それをようやくその混乱を収拾して、2013年体制ができたと、いうことをですね、これは安倍さんは、言ってるわけですが、それは、単に、選挙に勝ちました、新しい体制になったっていうだけじゃなくて、もう一段、深い意味合いが本当はあります。はい、出して下さい」
村西利恵
「今、青山さんがおっしゃった、55年体制の自民党を脱し、2013年体制へ」
青山繁晴
「自民党を脱し、と書きましたが、これ要は、さっきのキーワード、で、これ出しました、今の自民党、名前は自由民主党のまま続けてもいい、ね、比例代表の選挙で国民が、自民党って党名はかなりお書きになったわけですけど、名前はそうでも中身は解体に近いぐらいの、ことをするのが2013年体制だってことを、安倍さんの本心としておっしゃってる。なぜか。根っこにあるものはこれです」
村西利恵
「それが、改憲か、護憲か」
青山繁晴
「はい。これ何年か前の『アンカー』ですでに申したんですが、本当の政界再編ていうのは、改憲派と護憲派の再編なんです。自由民主党の中にも、護憲派の方いらっしゃいますよね。たとえば、選挙特番に出た古賀誠さんも、あの、選挙は引退されてる、議員は引退されてるけれども、少なくとも96条の改正は反対だと。でも本当はね、9条の第2項は、改正すべきだと古賀さんはおっしゃってんですが、実は、その、今の憲法のままで行こうと、自民党は党是として新しい憲法を作るって言いながら、今の憲法の方が都合がいいって人が自民党の中にもたくさんいて、その人たちが親中派とか親韓派、あるいは親北朝鮮派と言われる人と重なってたりするわけですよ。安倍外交の足を必ずそこが引っ張りにくることも安倍さん考えてるから、これは2013年体制ってのはここから、政界を、憲法変えるのか変えないのか、国民がはっきり選べる体制にして、2016年の衆参ダブル選挙にしたいと。今回見送ったってことを負の遺産にするんじゃなくて、そういう分かりやすい選択肢にして、ダブル選挙に持って行きたい。そういう考えがあるから実は世耕さんも、さらっと、そのことを実は言ったわけですね。そうすると、私たちにも、まず憲法どうするかを考える時間があり、従って、消費増税が終わるまでは、なかなか憲法改正ができない、安倍さんのやりたいことはできないといってガッカリされる人もいるかもしれないけど、ガッカリする必要はありません。むしろ着実に、僕たちも考える時間を、お互いに持った方がいいと思います」
山本浩之
「分かりました。以上、“ニュースDEズバリ”でした。コマーシャルです」
____________________________内容紹介ここまで
「創価の裏支援で民主党大敗」って……。
さらっとモニターに表示されたので、本当にびっくりしました(^_^;
でも、実は前からあったことなんですよね。
たとえばこれは3年前の参院選の時の読売新聞の報道です。
この選挙で輿石氏は3745票の僅差で当選しています。創価の裏支援がなければあるいは…。
(ちなみにこのとき惜敗した自民の宮川典子さんは衆議院に鞍替えし、昨年の衆院選で当選を果たしています)
まぁでも私にとっては、あとは消えていくだけの民主党のことよりも安倍政権の方が心配です。
自民党内の反安倍勢力や「大臣なりたい病」の議員が足を引っ張ったり、あるいは第1次安倍政権の時の年金記録問題みたいに官僚がリークしたり、もっと分かりやすく反日マスコミがネガキャンしまくったり(すでにしてますね(T_T))、前回のようなことがまた繰り返されたりしないかと…。
というか、安倍さんが「戦後レジームからの脱却」を目指す限り、それを阻止したい勢力が何度でも執拗に攻撃してくるのがむしろ当然なんでしょう。
安倍さんだけでなく、国民にとっても、長い長い戦いになりそうですね…。
この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・山口連続放火殺人 不明の男「悪口言われ、集落で孤立」と相談
・TPP交渉会合 日本のための全体会合「日本セッション」開かれる
・民主党常任幹事会 菅元首相の処分について結論見送り
・男児出産の英・キャサリン妃が退院 ロイヤルベビーお披露目
民主党の選挙後のゴタゴタについて青山さんの解説がありましたが、まず菅氏&鳩山氏の処分に関しては、「論評に値しない」でした(^_^;
細野さんの幹事長辞任をめぐるゴタゴタについては、こんな感じでした。
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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「えー、先の参院選で、衆参のねじれはとにかく解消されました。えー、安倍政権の今後の政権運営に注目が集まります。さっそく解説お願いします」
青山繁晴
「はい。あの、改めて申しますが、このコーナーなりの志があって、それは僕のお話を一方的に聞いていただくんじゃなくて、ご覧になってる国民の皆さんが、ご自分の頭で考えていただく、そのきっかけを作りたいっていうのがこのコーナーの本来の志なんです。で、それに関連して、今までも何度か、ニュースというのは、実は尻尾が、尻尾がはえてて、時々この尻尾が、振れるのが、見えますってこと申し上げてきたんですが、さあ勝ってこれからどうするのか、これについて、実は選挙特番で、尻尾が見えちゃったんです。そのVTRをまず見ていただけますか」
…………………………VTR開始…………………………
(今月21日放送「FNN参院選 真夏の決断2013」)
世耕弘成 官房副長官
「今回の勝利で、ま、衆参過半数を取ったからといってですね、慢心して強引な国会運営とかをするとですね、これ必ず我々は、強いしっぺ返しを受けると思います」
世耕弘成 官房副長官
「(VTR略)ま、おそらくこの選挙の後は3年後の参議院選挙、そしてそれに、まあ合わせて行われるんじゃないかと言われてる衆議院選挙、この3年間、我々がですね、ま、いかに謙虚に、行動していくかっていうことと、しかし一方で、やっぱりやるべき仕事を期待されてますから、やるべき仕事を、きちっと…」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。今、官房副長官の世耕弘成さんが、出てきました、選挙特番、えー、深夜まで、出て下さったんですけれども。あの、世耕さんの今の立ち位置っていうのはですね、あの、一般的な官房副長官よりも、はるかに総理に近い。これは公平に申しますが、この、野党時代に、終始一貫、安倍さんを勇気づけ、必ず次の総裁選挙に、いかなる状況があろうとも、足下の派閥で何があろうとも出るべきだってずっと言ってたのは実は世耕さんひとりです。僕は政治家じゃありませんけれど、自由な立場で言ってた僕も、安倍さんに、65歳ぐらいになってから再登板を考えるべきじゃないかと。まだ50代ですけど、50代の終わりですけど、そう言ってたぐらいで。だから世耕さんが、いや、このこの勝負しかないってこと言ってたわけですよ。だから総理の信任も非常に厚いので、まあ、内閣総理大臣安倍晋三さんの、心の中に非常に近い人なんです、実はね。単に官房副長官として言ってんじゃなくて。そして、さっきの特番での発言も非常に考えて発言されてましたね。つまり謙虚にやります、謙虚にやります、決して慢心しないと、いうことを、こう強調されたその真ん中にこの言葉が挟まってた」
村西利恵
「はい。『この選挙の後は、3年後の衆議院選挙。それに合わせて行われるんじゃないかと言われている…』(山本浩之から指摘)、あ、ごめんなさい、上が参議院選挙で、『言われている衆議院選挙』と」
青山繁晴
「これ、ぺろっと言っちゃってるんですね。ね」
村西利恵
「つまり3年間選挙はしないと、いうことですよね」
青山繁晴
「うん、あの、というか、3年後に、今回できなかった衆参ダブル選挙を、やりますよと。ね。で、それまでの間は、この3年間は、もう自分たちのやりたいことを、じっくりやっていく方向ですっていうことをですね、これ言ってるんです。で、もちろんね、世耕さんとても慎重な性格なんで普段から、ちゃんと、行われる、衆参ダブル選挙は、行われるんじゃないかと、言われている、と、ね(一同笑)、こう二重にちゃんとかましてあるんですが、でも現職の官房副長官の発言、しかも総理に一番近い人、世間が見てるよりはるかに安倍さんに近い人の発言としては、僕は、あの、たまたまさっきのカメラの時は僕おの椅子、映ってなかったですけど(選挙特番で世耕氏の向かい側に座っていた)、僕はもう椅子からこう、あの、転がり落ちそうになるぐらい、思ったわけですね。で、これは、もちろん慢心はしてないけれども、政局の主導権は、もうガッチリ、安倍さんの側で握ってるってことでもあって、野党の側が実はもう全く無力な状態になってるっていうことでもあるんですよね。さっきあの、えー、ストレートニュースで、民主党の常任幹事会で大もめって話がありましたけども、あれあの、あそこにいらっしゃるメンバー、菅さんも含めて、もしも安倍さん今回ちゃんと決断できてて、衆参ダブル選挙やってたら、そもそもその衆議院の選挙で、落っこちた人もいっぱいいるわけですよね、本当は」
山本浩之
「確かにそうですね」
青山繁晴
「間違いなく残ってたのは、たとえば細野さんだったりするから細野さん強気だったですし、ということはですね、今後の3年間、世耕さんも言ってる今後の3年間ていうのは、野党が敵じゃないんですよ。野党が敵じゃないってことは政局運営が楽になる、法案通すのも楽になる、と普通は思うべきなんですが、全く違うのが、実は自由民主党の現状なんですよ。自民党の体質は何も変わってませんから。従って、えー、別の総理側近の方々もこのようにおっしゃってます」
村西利恵
「総理側近によると、『安倍政権の敵は野党ではなく、身内の自民党』」
青山繁晴
「はい。ということはですよ、あの、国政選挙って意味では、まあ本当に3年後の衆参ダブル選挙かもしれない。ね。本当は僕はその前に、安倍さんの決断で、えー、解散総選挙に打って出ることも、あるとは思ってますけど、いちおう、その、選挙はもう、そういう選ぶ選ばないの話は、3年後だよねっていうのがみんなの常識になってる。でも本当に選ぶ、選ばないの、その選挙って意味では、違う選挙が最大のポイント。それは実は安倍さん自身がよーく意識されてるものなんです。何かというと、これです」
村西利恵
「本当のポイントは、2015年9月の自民党総裁選」
青山繁晴
「はい。えー、すなわち、内々(うちうち)の選挙なんですよ。国政選挙じゃなくて、さっき言いました、2016年7月、かもしれない、っていうか、もしダブル選挙やるならおそらく、2016年の7月です。なぜかというと、今回2013年7月に選挙やりましたね。参議院の次の選挙は3年後って決まってますから。で、その前年の秋に、自由民主党内部の総裁選挙があって、そこに必ず対抗馬を立ててくると、実は安倍さんはすでに考えています。その上でですね、今後の主なスケジュールっていうのを改めて見ていただけますか」
村西利恵
「今年の秋以降のスケジュールです」
青山繁晴
「はい。で、えー、まず、えー、秋、これちょうど臨時国会、の頃にですね、えー、もう消費増税をどうするかを、これ景気判断って書いてます、つまり今年の4・5・6月の、成長率を見るってことになってるけども、いずれにしろ、あの、判断って書いてあるけど、決断です。消費増税予定通りやるのかと。で、今の予定ではですね、えー、っていうか、あの、すでに法案もあの、法律もできてるわけですけど、来春には、今の5%がまず8%になって、そして再来年の秋、10月には、今の倍の10%になります。ね。で、これをですね、たとえば、内閣の参与の、浜田宏一さんっていう学者の方、アベノミクスの生みの親ですけれど、こういう方がもう、これ(14年4月の8%)はちょっと飛ばしたらどうだと、ね」
山本浩之
「うーん、そうですね」
青山繁晴
「えー、個人消費が、頭打ち、あるいは折れちゃったりすると、アベノミクスは失敗になると言われてるんですが、これ今、本当はですね、政官界で何と言われてるかというと、何と卑怯な話だと。だから浜田さんご意見あるでしょうが、言われてるんですよ。どうしてかというと、アベノミクスがもし失敗したら、それは消費増税なんかしたからだと、いうふうに逃げ道を作ろうとしてるんじゃないかと。これちょっと僕は言いすぎだと思いますよ。浜田さんもうあのご高齢でもあるし、そんな自分のことを考えてるわけじゃないと思うけど、この話の根っこにあるのは、変えられるはずがないってことなんですよ。はい。ほんとは変えられないです。で、仮にここ(14年4月の8%)飛ばしても、いずれにしても再来年の秋には、消費税が、倍になるわけですよね。で、これは、一言で言うと、再来年の秋に消費税が倍になることが分かってて、ちゃんと景気が、このまま少しずつ上がっていって、アベノミクスの本当の効果が出てくるような、強い成長をやらなきゃいけないってことなんですね。で、しかもその最終的に倍になる直前に自民党の総裁選挙があるわけですから、このあたりで、何かのつまずきがあるとですよ、この自民党総裁選挙の争いが、非常に激しくなって、長続きするかもって言ってた安倍政権、つまり、この、2016年の夏のダブル選挙までは少なくとも、3年間やるんだろうと思ってたのが、このへんでダメになっちゃう可能性も、恐れもあるっていうことなんですよ。で、従って、これはあの、僕の責任で断言しますけれど、今、安倍さんの、頭の、頭の中っていうのは言いすぎかもしれないけど、政治家としての安倍さんが考えてる、その当面の脅威、当面の敵ということを考えると、実は政権は、そんな色んなことはできない。これから1年、2年、3年近くの間、何ができるかというと、2つしかできない。それは何かというとこれです」
村西利恵
「2年後の2015年秋までは、自民党内の敵と、消費税アップに耐えられる経済、この2つの対応しかできない」
青山繁晴
「はい。えー、従って、今回選挙にちゃんと行って下さった方も、行ってない方も、がっかりした方もいらっしゃると思います。憲法改正とか、それから、安倍さん本来の考えを貫いていくこととか、それは、まあ、ほとんど、この2〜3年の間、は、できません」
村西利恵
「できない」
青山繁晴
「はい。えー、2年後の、2015年9月、総裁選をもう一度勝ち、そして消費税を倍にしても、アベノミクスの効果がちゃんと出て、国民の暮らしが実際に良くなったと、いうことをやるので精一杯で。逆に言うとですね、それができたら、じゃあもう、全く世界が変わります。それどうなるかというと、こうです」
村西利恵
「3年後の衆参ダブル選挙を乗り切れば、歴史的な長期政権の可能性」
青山繁晴
「はい。えー、これは、今まで、もう最近私たちは、もう1年ごとに総理が替わるのに慣れちゃったから、長期政権って何だべって感じになってますが、実は、過去の日本にももちろんちゃんとありました。はい、ちょっと出して下さい」
村西利恵
「戦後、一番長く政権を維持したのは佐藤栄作総理の、およそ7年8カ月と、以下、ご覧のようになっています」
青山繁晴
「はい。あの、佐藤栄作総理、ノーベル平和賞をとられた方ですけど、あの、こう7年を超えていって国民が飽きた飽きたとメディアが書いて、そしてついに佐藤総理は怒って、記者会見で、テレビ以外は出て行けと、いうね、シーンがあって、えー、当時僕はまだ、子供か学生だったんで、へー、えらいこと言うんだなと思ったんですよ。でもまあ、すごい長期政権ですよね。で、吉田総理の場合は、やっぱり敗戦後の混乱に対応していくっていうことがあったんで、ちょっと別だと思うんですよね。で、そうすると、最近ではやっぱり小泉さんのおよそ5年半、そして中曽根さんのおよそ5年っていうのが、こう大きいんですけれども、こういう人たちを、ちょっと異例なケースだと、佐藤さんも超えられるかもしれない。但しですね、あの、これは、あの、もう予め言っとかなきゃいけないんですが、現在の自民党の総裁選のルールによれば、えー、3期めの、連続3期めの総裁選挙ってのは出られないってことになってます。でもたとえば中曽根さんのように、いやあの、ダブル選挙で圧勝したから1年延ばすとか、そういう例もあるから絶対ないとは言えないけれども、ま、佐藤さんを超えるのは、そういうルールの問題がありますけど、たとえば、小泉さんを超えるっていうのは、もうあり得るわけですよね。で、そうすると、えー、こういう話もありました。参議院選挙の当日の出来事です。はい」
村西利恵
「参議院選挙の投票日だった今週日曜日の昼食時に、麻生副総理は安倍総理に、『独裁者になれる』と話したと」
山本浩之
「へえー」
青山繁晴
「これはですね、あの、カギ括弧をつけてもらってるんですが、すみません、これたぶんね、言葉はこうじゃなかったと思うんですよ。で、これあの、麻生さんがG20から帰ってきて、すぐ安倍さんと、選挙の当日だけど、お会いになったんですよね。で、その時にこういう趣旨の話をなさったんですよ。で、それを朝日新聞は、独裁者って言葉で報じた。ところが、たとえば僕の古巣の共同通信とかそういうところは、えー、敗戦後、ま、麻生さんの言葉で言うと、戦後最大の権力者、になれる。ね。で、独裁者ってのはこれニュアンスが、やっぱり朝日新聞らしいニュアンスだと思うんです。でもまあ、基本的に、お二人の話ですから、どっちが正しいかは言い切れない。ニュアンスとしてはこういうニュアンスが確かにあったんだろうと思うんですよ。但し、大事なことは麻生さんの真意は、この何か、持ち上げたとかそんなことではなくて、これ麻生さんらしい言い方で、警告してるんですね、友だちとして」
村西利恵
「ああ、なるほど」
青山繁晴
「ええ。要するにさっき世耕さんも言ってましたけど、よっぽど謙虚にやらないと、むしろ、勝者の孤独、その、たった1人強い人の孤独にはまってしまって、情報も入らなくなって、周りが全部イエスマンになって、あっという間に足下すくわれるかもしれませんよ、それを私はすでに考えてますよってこと言ったので、安倍さんから麻生さんに、ずっと支えて下さいねっていう、話もしたわけですね。で、その上でですね、実は今の安倍総理は、そのことを踏まえて、もっとこう、先のことっていうのか、根っこのことを考えてる気配、少なくとも私はありありと感じてます。それが具体的に何なのかを、後半皆さんと一緒に考えるんですが、キーワードは、これです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは(ヤマヒロ「えっ!」)、『自民党、解体へ』。参議院選挙で勝った自民党がなぜ解体に向かうのか。このあと、詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「参院選でも大勝し、ねじれを解消、長期政権と言われている自民党が、解体へ、ってどういうことなんでしょうか。続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。皆さんまず後半最初にこの、絵を出していただいてるんですけど、ここに長期政権って言葉があってですね。あの、ま、比較的支持率の高い安倍さんと、安倍政権といえどもですね、やっぱり半数近い方、あるいは、3〜4割の反対の方は必ずいらっしゃるわけですから、えー長期政権かと思われる方も当然いらっしゃると思うんです。で、但し、安倍さん個人がどうのこうのじゃなくて、あるいはもちろん自民党がどうのこうのじゃなくて、ようやく、その、じっくりと国民とも議論できる、国際社会に対しても、えー、いわば外交攻勢をかけられる、安定した政権ができるっていうのは、立場の違いを乗り越えて、ま、当面は見守る、私も含めて、それ必要だと思いますね。たとえば昨日(7/23)、拉致問題担当大臣の古屋さんと、久しぶりにお会いしてじっくり、話したんですけども、やっぱりその、古屋さんが、感じ取ってる、その、北朝鮮の様子も、この参院選挙、勝つと分かってても勝ったあと、やっぱり急激に変わってくるのを感じるよねってことを、昨日おっしゃってたんですね。で、ところが、その、長期政権を目指すんであればあるほど、もうすぐ目の前に、大きな試金石、それももう安倍さんの頭にのしかかってくるような大きな重い、試金石が乗っかかってきてる。それは、この9月にすぐあることです。それは何かというと、これです」
村西利恵
「それが内閣改造、そして党役員の人事について。総理側近によると、『安倍総理は迷っている。まだ1年もたっていないので続投させるか、反安倍勢力を取り込むために人事を行うか』」
青山繁晴
「うーん。あの、これ、ま、1人(シルエット)を書いてあるんですけど、もちろん1人じゃないです。で、あの、立場も、政治家、官僚、そうですね、民間人はいなかったですね、政治家、官僚、双方の方々、これもう電話じゃなくて、ザーッとお会いしに行って、あの、議論してきたんですけど、まあ、迷ってんだよねって話がよく出たんですよ。だからこう書きましたが、僕は正確に言うと、いや、まだ決める時期じゃないと思いますよね。ええ。あの、人事、佐藤栄作総理がなぜ7年8カ月も続いたかというと、良い悪いは別にして、とにかく人事の佐藤だったんですよ。権力とは人事なり、あるいは人事が権力なんですね。で、従って、ま、9月はすぐ来ちゃうけれども、2カ月近くあるわけですから、じっくり考えるのがいい。で、その時に、もうはっきり2つ選択肢があるんですよ。で、これ、内閣改造・党人事、やるのが当然みたいに、もうメディアでわーっとこれキャンペーンですよね、また。ね。それどうしてかというと、その、特に自民党の政治家が、その、記者を、たとえば議員宿舎とか自宅とか招いて、あるいはカラオケに行ってですね、あの、当然、人事こうなるんだとかね、自分のことをさりげなく入れながら、これはもう政治記者の経験として、あるいは後輩諸君と電話してて、今もうすごくやってるわけですよ」
村西利恵
「なるほど」
青山繁晴
「で、そういうことに記者が寄っかかりすぎだから、もう、あの、党人事と、内閣改造は当然みたいになってるわけですけど、ちょっと待って下さいと僕はそう政治家正すために言ってるのは、まだ半年ちょっとですよって今の内閣。で、久しぶりに、あの、スキャンダルがどういうのとかが、とても少ない内閣で」
村西利恵
「そう言えばそうですね」
青山繁晴
「第1次安倍政権の時には、僕たちの反省も込めて、考えなきゃいけませんが、絆創膏貼ってるだけでですね、もうあの時の赤城農水大臣も色々おかしなことあったけど、絆創膏貼ってることがスキャンダルみたいになったぐらい、ぐちゃぐちゃな政治だったじゃないですか。でもこの半年ようやく安定してんのに、なぜそれを、参院選挙があったからと言って、それ替えなきゃいけないのか。僕は、改造反対ですと、いうことを、はっきり申してますが、もう、政治家はもう、沸き立って、ああ大臣だ大臣だと、ね」
村西利恵
「自分のアピールでみんな必死なわけですね」
青山繁晴
「ええ。まあ、あの、気のいい人なんかは、その、青山ちゃん、あの、初入閣考えてる人は、SPっていうのは、どこでもついてきてくれんの?って言うから、いや、それ迷惑でしょって、いや、違うよ、俺の選挙区でSPバッジつけた人なんか来たら、もうみんなで写真撮って大変だからさとか(笑)。いや、僕もう正直、あんまり盛り上がってらっしゃるから、僕、改造反対ですと、ね、言いにくいけど反対ですと、だから、副大臣で諦めて下さいと。副大臣・政務官の人事は、あり得ると思うんですね。ところが、なぜ、それなのに安倍総理といえども、やるかもしれないっていうことが、あの、言われるかというとですね、長期政権にするためには、まさしく敵を作らずに、反安倍勢力って言ってる人たちを、大臣にすると、それは安定政権だし、その、逆らっちゃいけないてのがヒューンとこう黙っちゃうわけですよ。その、閣議とか閣僚懇談会っていいながら、もうそこで黙っちゃうことになるから、もしも長期政権目指すんだったらそうしようかなと思って、は、いないと思いますけどまだ、でもそうじゃないかと周りは言うわけですよね。その上でですね、実はたとえばこの3人の方が、今、水面下では話題に上がってるんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「現職の閣僚3人ですね。小野寺防衛大臣、新藤総務大臣、そして、古屋国家公安委員長」
青山繁晴
「はい、国家公安委員長古屋さんは同時にさっき申した通り、拉致問題担当大臣でいらっしゃいますね。で、あの、たとえば、古屋さんと昨日会いましたけど、小野寺さんも最近会いましてね。で、僕が、その、改造反対ですと。で、小野寺さんだけじゃなくてですね、とにかく1人も替えない方がほんとはいいと思う。但し参議院選挙のあとなんで、参院枠の方は替わってもいいけどと。それから、前も『アンカー』で言いましたが、衆議院の中で、やっぱり総理もちょっとこれおかしいよねっていうことがあった人が実はいて、だから、せいぜい3人ですよと。で、外交・安全保障、特に安全保障、は、もう絶対替わっちゃいけないってことをこう、小野寺さんに、まああの、青山千春博士っていう、僕の、まあ、あの、私的な配偶者ですけど、皆さんご存知のメタンハイドレートの青山千春博士の、大学の直接の後輩で、えー、あれ、大学院の卒業式なんか一緒だったんですよね。だから、あの、まあ、小野寺さんの目を見て、あの、改造反対ですと言ったら、ウーンとこうですね、あの、頭下げるんじゃなくて、もう目を合わせない。はい。この話はもうしちゃダメだと。ね。いうふうになるわけですよ。で、それ、小野寺さん自身は、おそらく続投あり得るってこと感じてらっしゃるんでしょうが、また悪魔のささやきをやる人がいるんですよ」
山本浩之
「悪魔のささやき」
青山繁晴
「はい。もうたまたまその現場を目撃したんですが、(その人物が小野寺氏に)あなたは、次の総理なんだ、ね、安倍さんは長期政権だからさ、そのあとは次の総理なんだと。いつまでも一緒にいないでもう、そろそろ早めに、違う勢力を作っていかなきゃいけないよと」
村西利恵
「へえー」
青山繁晴
「で、しかも、小野寺さんの派閥ってのはもともと安倍さんと考え違うことになっているから、そういうふうにささやきをする人がですね、政治家の中にいるわけですよ」
山本浩之
「いるんですねー」
青山繁晴
「で、小野寺さんが、それにニコニコうなづいたことは全くありません。それはちょっと安心して下さい。そういう人じゃないんで。あの、気仙沼の被災地を、一緒に這いずり回った時に、この人は本当に、こう何ていうか、あの、嫌らしくない政治家だなと、本気で這いずり回ってるなと、選挙のためじゃなくて。それ感じたから、そこは大丈夫と言いながら、あの悪魔のささやきがもう今後どんどんこの両耳から、このまだ若い政治家に入ってくるわけですよね。改造ありうべしという話とは実はそんな話まであるわけですよ。ね。それから、新藤義孝総務大臣は、えー、皆さんご存知の、この『アンカー』でやった、硫黄島の栗林忠道中将の、直系のお孫さんでいらっしゃいますね。そして4月14日、安倍総理が、もうすでに暑くなってた硫黄島に、わざわざ行かれて、やっと入った休みの日曜日を活かして硫黄島に行かれて、その時に一緒に行って、そして、硫黄島の滑走路の下に閉じ込められたままの、私たちの先輩の方々、英霊の方々を取り返す、そういう意味ではですね、安倍さんにとってはほんとは心の友なんですよ。ところが新藤さんってわりと、地味じゃないですか。地味っていうか本当は地道な人ですよね。で、そうすると、これ目立たないから、もう替えてしまえと、あの、狙いやすいっていうので、こう総務大臣取りに行こうっていうのがですね、もう派閥、色んな派閥の中でワーッと動きになってるわけですよ。それから、古屋さんと、ま、昨日話した時に、古屋さんはたとえばこの日曜日に今度ベトナムに行かれますけど、それは当然、拉致問題担当大臣を替えたりしないと、古屋さん自分のことを考えてるんじゃなくて、せっかく今、安定して交渉やろうとしてるのに、えー、替えたりしないだろうという、お考えで、その通りだと思いますけれども、でも、たとえば、色んな噂を流す人いるわけですよ。たとえば、飯島キヨシさん、飯島さん、ごめんなさい、飯島勲さんが、独自の動きされるから、ほんとは仲悪いんじゃないかとか。全く根拠はないんですよ。もうそうやって、ごちゃごちゃごちゃごちゃ話を、流してるわけですよ」
山本浩之
「選挙に勝つっていうのはそういう動きが出てくるってことなんですね、つまりは」
青山繁晴
「そういうことです。はい。それでまたそれを安倍さんにどんどん吹き込む人もいるわけです。で、一方でですね、じゃあ、その、野党の側で何が起きてるかというとですね、実は、野党の中で、とっても、こう、強い良心、良心っていうのは良い心を持ってる人がいて、その人からいただいたメールの中に、僕もびっくりした事実があったんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「民主党の大物議員によると、『一部地域では、創価学会の裏支援があったが、民主党は大敗した。もう野党再編しかない』」
山本浩之
「へえー」
青山繁晴
「はい。これあの、民主党の大物議員の中に、良心のある人いるのかっていう(笑)声が、視聴者から聞こえ…」
山本浩之
「いや、そりゃいるでしょう(笑)」
青山繁晴
「それはその通りです。あの、人間はいろんな面を持っているので、なかなか実現できない良い心もありますから、実際いらっしゃいます、それは安心して下さい。そして、どこの地域、これ、1箇所じゃありません、実はね。僕はこの人のメールを受けたあと、たくさん調べましたが、実は、創価学会が、裏支援をかなりしたと。いや、僕はこれおかしいっていうんじゃなくて、ま、さすがですよ。はい。さすがにマルチでやってますよね。やっぱり選挙ってものを知ってる。で、ところがですね、裏支援を受けながら、全部負けたと。だからもう民主党は、終わりですと、野党再編しかないと、いう話なんですよ、この人(民主党の大物議員)もね。でも、それは実は単純に野党だけで再編するって話になりません。はい、それはどうなるかというと、こうなるんですね」
村西利恵
「野党再編だけでなく、自民党が野党に手を突っ込んで、新たな再編へ」
青山繁晴
「はい。えー、これはですね、あの、選挙特番の時に、野党再編の話が出て、そんなもんもうちっちゃくなった野党だけでやってもしょうがないから、これは当然、野党の側から、自民党に手を突っ込まなきゃいけないって言いまして、当然、頭のいい宮崎哲弥さんがそんなん無理じゃんと、おっしゃってましたが。これはさっきのストレートニュースで申しましたが、たとえばですね、ここに橋下徹さんいらっしゃいますが、安倍さんはずーっとまだ橋下さんに期待をかけてるままなんですよ。で、従って、これあの、自民党が野党に手を突っ込んでと、こうあえて書きましたけど、本当は自民党と野党の間で、こうやってお互いに手を入れる動きになるわけです。で、その動きをですね、えー、異例のことだと思いますが、安倍総理自身が、実は記者会見で、実は触れてらっしゃるんです。はい、これです」
村西利恵
「安倍総理はおととい(7/22)の会見で、『20年間の荒波を乗り越え、私たちは間違いなく、新しい自民党に生まれ変わりました』と話しました」
青山繁晴
「はい。もう過去形になってるんですけどね。で、おとといの会見ってことは、まあ、選挙直後の、まあ、あの、現場にいらっしゃる総理とつなぐ、ああいう発言も大事だけど、いちおう、心を落ち着けた上で、改めてガチッとこれを言われたわけですね。20年の荒波ってどういうことかというと、日本の敗戦後の政治っていうのは、1955年、55年体制って言いまして、自民党と社会党っていう、ま、体制が確立された。で、それが、何と自社連立政権ができて、もうその55年体制は崩れたと。しかし崩れたけれども、その自民党と社会党って異質なもんが一緒になっちゃったから、ずーっと実は長い混乱が続いたってことを言ってるわけです、荒波、ね。で、それをようやくその混乱を収拾して、2013年体制ができたと、いうことをですね、これは安倍さんは、言ってるわけですが、それは、単に、選挙に勝ちました、新しい体制になったっていうだけじゃなくて、もう一段、深い意味合いが本当はあります。はい、出して下さい」
村西利恵
「今、青山さんがおっしゃった、55年体制の自民党を脱し、2013年体制へ」
青山繁晴
「自民党を脱し、と書きましたが、これ要は、さっきのキーワード、で、これ出しました、今の自民党、名前は自由民主党のまま続けてもいい、ね、比例代表の選挙で国民が、自民党って党名はかなりお書きになったわけですけど、名前はそうでも中身は解体に近いぐらいの、ことをするのが2013年体制だってことを、安倍さんの本心としておっしゃってる。なぜか。根っこにあるものはこれです」
村西利恵
「それが、改憲か、護憲か」
青山繁晴
「はい。これ何年か前の『アンカー』ですでに申したんですが、本当の政界再編ていうのは、改憲派と護憲派の再編なんです。自由民主党の中にも、護憲派の方いらっしゃいますよね。たとえば、選挙特番に出た古賀誠さんも、あの、選挙は引退されてる、議員は引退されてるけれども、少なくとも96条の改正は反対だと。でも本当はね、9条の第2項は、改正すべきだと古賀さんはおっしゃってんですが、実は、その、今の憲法のままで行こうと、自民党は党是として新しい憲法を作るって言いながら、今の憲法の方が都合がいいって人が自民党の中にもたくさんいて、その人たちが親中派とか親韓派、あるいは親北朝鮮派と言われる人と重なってたりするわけですよ。安倍外交の足を必ずそこが引っ張りにくることも安倍さん考えてるから、これは2013年体制ってのはここから、政界を、憲法変えるのか変えないのか、国民がはっきり選べる体制にして、2016年の衆参ダブル選挙にしたいと。今回見送ったってことを負の遺産にするんじゃなくて、そういう分かりやすい選択肢にして、ダブル選挙に持って行きたい。そういう考えがあるから実は世耕さんも、さらっと、そのことを実は言ったわけですね。そうすると、私たちにも、まず憲法どうするかを考える時間があり、従って、消費増税が終わるまでは、なかなか憲法改正ができない、安倍さんのやりたいことはできないといってガッカリされる人もいるかもしれないけど、ガッカリする必要はありません。むしろ着実に、僕たちも考える時間を、お互いに持った方がいいと思います」
山本浩之
「分かりました。以上、“ニュースDEズバリ”でした。コマーシャルです」
____________________________内容紹介ここまで
「創価の裏支援で民主党大敗」って……。
さらっとモニターに表示されたので、本当にびっくりしました(^_^;
でも、実は前からあったことなんですよね。
たとえばこれは3年前の参院選の時の読売新聞の報道です。
輿石氏陣営は今回、別の組織票を頼った。公明票だ。
「バーターしませんか」
輿石陣営幹部が複数の公明党議員らの自宅を訪ね歩いていた。同党が山梨選挙区の「自主投票」を表明した6月17日以降のことだ。
輿石陣営が「比例は公明」を指示する代わりに、公明支持者に「選挙区は輿石」を依頼するという非公式の選挙協力の打診だった。
ある公明党市議は証言する。「バーターに応じた。自民党側からは何の働きかけもなかったから」
この選挙で輿石氏は3745票の僅差で当選しています。創価の裏支援がなければあるいは…。
(ちなみにこのとき惜敗した自民の宮川典子さんは衆議院に鞍替えし、昨年の衆院選で当選を果たしています)
まぁでも私にとっては、あとは消えていくだけの民主党のことよりも安倍政権の方が心配です。
自民党内の反安倍勢力や「大臣なりたい病」の議員が足を引っ張ったり、あるいは第1次安倍政権の時の年金記録問題みたいに官僚がリークしたり、もっと分かりやすく反日マスコミがネガキャンしまくったり(すでにしてますね(T_T))、前回のようなことがまた繰り返されたりしないかと…。
というか、安倍さんが「戦後レジームからの脱却」を目指す限り、それを阻止したい勢力が何度でも執拗に攻撃してくるのがむしろ当然なんでしょう。
安倍さんだけでなく、国民にとっても、長い長い戦いになりそうですね…。
この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・山口連続放火殺人 不明の男「悪口言われ、集落で孤立」と相談
・TPP交渉会合 日本のための全体会合「日本セッション」開かれる
・民主党常任幹事会 菅元首相の処分について結論見送り
・男児出産の英・キャサリン妃が退院 ロイヤルベビーお披露目
民主党の選挙後のゴタゴタについて青山さんの解説がありましたが、まず菅氏&鳩山氏の処分に関しては、「論評に値しない」でした(^_^;
細野さんの幹事長辞任をめぐるゴタゴタについては、こんな感じでした。
アンカー青山繁晴 民主・細野氏について(1)企業として見ると分かりやすい。海江田社長が細野専務と一緒にやろうとしてるが、細野専務は「業績悪くなったのは自分の責任。辞める」と言いつつ「会社の財産と自分の味方の社員は全部いただいて行く。ライバル会社に僕の友達いるのでそういう人と話す」
— くっくり (@boyakuri) July 24, 2013
アンカー青山繁晴 民主・細野氏について(2終)責任取って潔く辞めるというのとは全く違う。しかも海江田氏を徹底的にコケにして潰してる。慰留され2時間も話をさせといて、結局パンと蹴る。海江田氏は影響力なくす。細野氏はそれ承知でやってる。そんな政治が国民に支持されると思ったら大間違い。
— くっくり (@boyakuri) July 24, 2013
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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