「アンカー」親日インドで見た対中外交及び歴史認識で日本を貶める国々への突破口&衆参W選最新情勢
※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■5/15放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
前半のキーワードは『新思考』。インドを訪問した青山さん。かつてインドの政権で要職を務めたトリパティ氏(チャンドラ・ボースの親戚)から日本の対中外交をめぐる提案が…。
後半のキーワードは『どうなるダブル』。先週に引き続き、動き始めた衆参W選の最新情勢。安倍総理の国会答弁に注目。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
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■5/15放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
インドで青山繁晴が見た、対中外交の課題…
前半のキーワードは『新思考』。インドを訪問した青山さん。かつてインドの政権で要職を務めたトリパティ氏(チャンドラ・ボースの親戚)から日本の対中外交をめぐる提案が…。
後半のキーワードは『どうなるダブル』。先週に引き続き、動き始めた衆参W選の最新情勢。安倍総理の国会答弁に注目。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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山本浩之
「さ、このあとは、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに移りたいと思います」
青山繁晴
「はい。えー、っとですね、あの、先週ベトナムの話をしまして、そしてあの、先週の放送の最後に、申したとおり、今度インドに行ってきたんですけれども、ま、ベトナムも暑かったですが、インドは今、1年間で一番暑い時期で」
山本浩之
「まぁそうでしょうねぇ(笑)」
青山繁晴
「えー、40度半ば近くもありまして…」
山本浩之
「そうですか、40度半ば!」
青山繁晴
「はい。正直あの、焦げました。暑いというよりは(笑)。で、何しに行ったかというとですね、あの、これも先週少しお話ししたと思うんですけど、まあ、安倍外交というか、日本の新しい外交の考え方として、その、中国と向かい合うためにも、インドとかベトナムとかずっと中国と向かい合ってきた国々と、仲良くしようっていうのあるんですね。で、民間には民間しかできないことがある。で、そのためにも行ったんですが、もうひとつはですね、実はその、安倍政権の今の、懸念事項っていうのは、ひとつは、長期金利の高騰ですね。これ経済問題、アベノミクスの今後に関わる。もうひとつが外交の中の、いわゆる歴史認識の問題ですね」
山本浩之
「ええ、ええ」
青山繁晴
「第二次世界大戦当時のことをどう思うのか。で、これは、安倍さんが国会答弁なさったり、あるいは橋下大阪市長が発言したりするたびに、むしろ、日本を貶めたい側に、たくさんの、あの、きっかけを与えてるっていう、現実にあるわけですね。で、これあの、国会答弁などで、たとえば、あの、ちらっと言っただけで、たとえば侵略はいろんな定義あるって言っただけで、国民やあるいは外国が理解してくれるか、もちろんそんなことは、実は期待もできないわけですよね」
山本浩之
「ええ、そうですね」
青山繁晴
「そうすると、実は必要なのは、これではないかと思うんですね(フリップ出す)」
山本浩之
「『新思考』」
青山繁晴
「はい。これ実は、ご記憶の方多いと思うんですけども、かつてソ連のゴルバチョフ大統領が、新思考外交って言って、で、結局それで、あの、新しい外交のやり方したらソ連が崩壊してしまったんですが、世界のためには、実は良かったんですね。で、ま、日本版とは言いませんけれど、やっぱり日本外交も、新しい考え方で、その、世界にフェアな歴史を知ってもらうために、日本が悪かっただけではなく、ちゃんとフェアな認識を世界中に新たに持ってもらうためには、新思考の外交が必要じゃないかと。で、それは、その、政治家や役人にお任せだけじゃなくて、私たち、民間人にもできることがあるんじゃないか。それを、このあとお話ししたいと思います。インドの話ですけども本当は、私たちの新しい外交は何かということ、あるいは日本の本当の誇りは何かということを、皆さんと一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「分かりました。それではコマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「インド訪問によって、そこから、新思考外交の必要性が見えてきたという青山さん。さっそくその中身を解説していただきます」
青山繁晴
「はい。ちょっとまずこの写真見ていただけますか」
青山繁晴
「これあの、インド政府の施設で、あの、インドの古い工芸とかそういうのを保存してあるとこなんですけどね。これ僕、今こう、触っていいんで、ぺたぺた触ってるんですけど。これ、祇園祭の、山鉾に、そっくり、そっくり、そっくり…(笑)」
山本浩之
「ああー、ほんとですねー」
青山繁晴
「それでこれあとで話しますが、そのインドと日本ていうのは、こう、その、インドってやっぱりちょっと遠い、たとえば中国や韓国に比べて同じアジアの中でも。それですごいユニークな文化ってイメージあるから、こう、今ひとつ日本との、つながり良く分かんないんですけども、実は文化的なつながりっていうか共通点がすごく大事ってことはあとで申します。それから、こっち見ていただくと、これまだ、あの、ずっと良い、所なんですよ。つまり凄まじい貧困」
山本浩之
「はあー」
青山繁晴
「つまり、路上で生まれ、路上で育ち、路上で結婚をし、路上で子供を産み、路上で死ぬという生活が今もありますから。これまだ良いほうなんですけど。この、これだけ高い経済成長率を誇りながら、凄まじい貧困にあると。貧困もあると。従ってその意味からも日本の協力ってのはとても大事なんですけど、ちょうど今こういうことが発表されました。はい、出して下さい」
村西利恵
「きのう(5月14日)外務省は今月27日に、インドのマンモハン・シン首相が来日すると、発表しました」
青山繁晴
「はい。えー、シン首相は世界でも知られたしたたかな戦略家で、えー、そして、第二次安倍政権では、もうもちろん初めて安倍さんと、日本で会談なさる。もうすでに4回、来日なんですよね。で、あの、時間ないですけどひとつだけ、やっぱり忘れられないことを話しますとね、2008年、民主党政権ができる前に、当時幹事長の鳩山由紀夫さんがこのシン首相と会談した時に、えー、インドの仏教文化、が、日本にとっても大切だってこと言って」
山本浩之
「ああ、ありましたね」
青山繁晴
「で、シンさんはもうにこやかにこう笑っておられたんですが、これはとんでもない話で、えー、仏教は、インドで生まれたけども、今あの、インドの超多数派はヒンズー教で、しかもシン首相はターバンお巻きになってますから、これあの、シーク教徒なんですよね。だから全然その、インドに対する理解がないと、いうことが、満天下に知れてしまったんですが(笑)、もちろん、さすがに安倍さんは違いますけど。ま、首脳会談でこういうこと(原子力協定交渉や新幹線技術輸出)予定されてます。これは、ま、あの、表でやる話としては、当然こういうことになるわけです。じゃあ、その、民間で、僕も一人の民間人ですから、私たちにできる範囲のことって何かと言うと、たとえば、今インドの政権にいなくて、かつてはその政権の内部にいたけど今いなくて、たとえば野党の側になってたり、そして日本を良く知ってる人を探して会うっていうのは、今回僕もやりましたけど、実は民間の人にかなりできる話なんですよね」
山本浩之
「ああー」
青山繁晴
「で、たとえば今回会ったうちのお一人は、この方です」
村西利恵
「1998年から2004年のインド人民党政権で、人的資源開発省次官など要職を務めた、トリパティさんという方。現在は非政府系シンクタンク、インディアインターナショナルセンターに所属されています」
青山繁晴
「はい。あの、このトリパティさんは、ま、インドではとても有名な人ですけど、元大蔵官僚なんですね。で、大蔵官僚なんですが、あの、政治任用って言いまして、つまり、役人としてじゃなくて、この人民党政権の、政治的な任用で、これ、人的資源開発省ってこれ外務省の言葉なんですけど、要するに人材を新しくどんどん作っていきましょうっていう、省があるんですね。それ、インドらしいですね」
山本浩之
「ああ、そういうことですか」
青山繁晴
「11億、12億の人口を活かしたい、そこの、ま、大臣に次ぐ地位になった方なんですが、この方は実は3年間、日本のインド大使館にいらっしゃって、日本について非常に良く勉強されててですね、で、従って、この今いる、その、いらっしゃる、インディアインターナショナルセンターっていうこのシンクタンクなんですが、ここにですね、これ、THIS FOUNDATION STONEって書いてます、これ、日本語で言うと礎石ですよね、この礎石、ここに、あの、僕の顔見たらもう、ここに、まず案内したいんだって連れて行かれたんですよ。それどうしてかというと、ちょっと看板、看板じゃない、この礎石を、アップしていただくとですね」
青山繁晴
「この、INDIA INTERNATIONAL CENTRE、この下に、WAS LAID BY HIS IMPERIAL HIGHNESS THE CROWN PRINCE AKIHITO OF JAPANと。ね。1960年に、日本の、皇太子殿下でいらっしゃった明仁皇太子殿下が、妃殿下と一緒に、ここにお見えになって、そしてこの礎石を固められたんです」
村西利恵
「へえー」
青山繁晴
「つまり日本では知られてないけど、実はこのトリパティさんもいる、そのインド最大のシンクタンクと言っていい、この、ここは、日本の援助で造られて、わざわざ、現在は、両陛下でいらっしゃる、今上陛下と、えー、美智子皇后陛下が、皇太子殿下ご夫妻の時代にここに行かれてるんですよ。で、これも日本で知られてないんですけど、これあの、インドではよく知られてて、だから日本に対する親近感ってとっても強いんですよね」
一同
「ああー」
青山繁晴
「そしてこのトリパティさんと、ま、向かい合って、その会談始まった時に、ま、民間、民間としての会談始まった時に、さあ日本とインドの経済協力の話、安倍政権も重要視しててって言い出したらですね、トリパティさんは、そうそう、頑張って、あの、拡大してるよねって話をするのかと思ったら、全然真逆の話をいきなりバンとぶつけられたんですね。それ何かというとこれです」
村西利恵
「トリパティ氏によると、『20年間、日本とインドの経済協力は進んでいない。日本は中国にばかり投資してきた』」
青山繁晴
「はい。この20年間っていうのはトリパティさんが、まあ、大蔵省、インドの大蔵省にいたり、あるいは、日本にいて、たとえば時の、日本の通産官僚とやり取りしたり、の間ずーっと日本は口ではインドって言いながら、もう中国にばっかり投資だったと。ね。で、そして、こういうきつい言い出しで始まったんですが、トリパティさんはその現在の日本には期待してると。何でかと言うと、って、ね、Becouse ofって彼は言って、尖閣って言ったんですよ。それも、センカークとか、あの、えっていうような言葉じゃなくて、センカクと、ま、日本語みたいに、はっきり言ってですね。そして、尖閣諸島にまつわることを、わーっとこう話されてですね、実に勉強してるなと思ったんですが、それだけじゃなくて、さらにこれを強調されたんです。出して下さい」
村西利恵
「『尖閣の件は、日本と中国だけの問題ではない。全ての中国問題に共通している』」
青山繁晴
「はい。これつまり、尖閣諸島の件は、日本は、たとえば中国と、それから、同盟結んでるアメリカとの間だけでこうやろうとしてるけど、もっとインドとも相談してくれってことを言ってるわけですよ」
一同
「ああー」
青山繁晴
「なぜかと言うと、インドは中国とずっと国境紛争を抱えた時代があって、それがいったん解決してたはずが、先月、4月にですね、えー、インドにとっては国境だと考えてる所に中国軍が、北から降りてきて、そこでインド軍とにらみ合いになって、もう、また戦争が始まるんじゃなかって危機までこないだあったわけですね」
山本浩之
「ありましたね」
青山繁晴
「で、トリパティさんによると、その、今の習近平政権になってから、その、インドに対してまた解決したはずの国境紛争にこう軍隊を送ってきたり、あるいは、インドの右側の東シナ海、全域を支配しようとしたり、そして東シナ海の尖閣だから、実は共通したことがあるでしょうと」
一同
「うーん」
青山繁晴
「ね。つまり、中国に対しての、えー、脅威ってものを、中国の脅威っていうものを考えきゃいけないって立場共通してるのに、どうして、もっとインドの方を向かないんですかと、言われたんで、で、僕は、その時あえて何を聞いたかというと、あの、インドは、その、どれぐらい中国のことをじゃあ、考えてるのかっていうことに関連してですね、こういう質問をちょっとぶつけてみました。はい、出して下さい」
村西利恵
「青山さんが、『インドの核はパキスタンだけでなく、中国にも向けられていると言われているのは本当ですか?』と聞くと、トリパティ氏は、『本当です』と」
青山繁晴
「はい。これインド、核保有国なんですね。そしてパキスタンも核保有国で、そのパキスタンもともとインドの一部だったのが、ガンディの努力も虚しく、ま、分裂してパキスタンがあるわけですね。で、ずっと戦争状態になったり、戦争に近かったりの状態が続いてて、そしてお互いに核兵器持ってにらみ合ってるってのが世界の常識なんですよね。ところがですよ、アメリカのニューヨークにいる、そのインドの、いわばフィクサーみたいな人に聞くと、いや、インドにとってパキスタンは、都合のいい言い訳だと。そうじゃなくて、本当はそのパキスタンを理由にして核兵器を持って、それを、ミサイルは、中国に向けてるんですと」
村西利恵
「はあー」
青山繁晴
「で、多少僕やわらげて言ってますが、中国にも向けられているという。そりゃたぶんそうだと思いますから、ていうか、あの、アメリカの情報だと、いや、もちろんパキスタンに向けられてるものもあるよってことでしたが、でも主体としては中国ですかと。トリパティさんはおそらく答えないと思ったら、本当ですと言ったんですよ。つまり、それぐらいインドにとっては、中国との関係が、その、いわば、生命線なんだと。そしてトリパティさんは20年間ずっと中国にばっかり日本は投資してきたけども、むしろ尖閣諸島が、いわばきっかけになって、中国のリスクというものを、ありのままに見つめるようになってるんじゃないですか、これは良いきっかけですよと。そして、青山さん、日本は、アメリカや中国だけではなくてインドに目を向けてほしい、理由の一番深いところは、これなんですって言われたんですよ」
村西利恵
「共通点は、日本の神道とインドの神々」
青山繁晴
「はい。えー、これも、シントウというふうにいきなり言われたんで、僕、一瞬、えっと思って聞いたんですよ」
村西利恵
「お詳しいんですね、日本に」
青山繁晴
「ええ。今まで海外に出て、神道って言葉を外国人から聞いたのはこれ初めてですよね。そして、そのトリパティさんがおっしゃったことに僕も応えて、日本の神道っていうのは本当は欧米人の考える宗教じゃなくて、このスタジオの中の万物にも、その、神や仏が宿るっていう、いわば、その、宗教というよりは、その、古い、その、古いところに基礎を置いた私たちの、その、自然観、人生観、あるいは生きる基本のようなことですって言ったら、そのとおりだよと。インドの神々っていうのも、いろんな説あるけれども、自分は海外も歩いた、目から見ると、実はその、同じような考え方であって、だからさっき祇園祭の山鉾の話もしたんですが、そういう深い文化の共通点があることを大事にしましょうって言われたんで、僕は話がここまで来るんだったらってことでですね、ひとつ、提案をしたんですよ。その提案は、ある人物に絡んでの提案なんです。その人物とは、この人なんです」
村西利恵
「インド国民軍の最高司令官で急進的な独立運動家だった、チャンドラ・ボースさん」
青山繁晴
「はい。チャンドラ・ボースさんは、イギリスからインドを独立させようとして、国民軍を創った人です。ところがですね、えー、その国民軍をどうやって創ったかというと、日本、日本軍の協力によって創ったんです。これ歴史的事実ですね。で、あの、昨日、この放送のために、関西テレビの皆さんと、その、議論をした時に、ほとんど誰もチャンドラ・ボースさんのことを知らなかったんで、僕は大変驚いたんですけど、これ実は日本の若い世代では、チャンドラ・ボースさんの名前よく知られてて、そしてインドでも、若い世代を中心に、あの、マハトマ・ガンジーさん、ガンジーさんと同じか、場合によってはそれ上回るぐらいの人気がある人なんですよ。というのは、マハトマ・ガンジーさんは精神的支えですけれども、実際に、インドを独立させようとしたのはこのボースさんだと、言われてるからですね。そして1945年に亡くなったことになってるけれども、実はお墓は、日本の杉並の蓮光寺っていう、お墓にあるんですよ。で、このチャンドラ・ボースさんについて、僕は提案したいと言ったら、このトリパティさんは、驚いてですね、えっそれ本当ですかと。で、どうして驚くんですかと言ったら、いや、私の親戚ですと」
一同
「えーーーっ」
村西利恵
「あ、そうなんですか」
青山繁晴
「実はトリパティさんはミドルネーム、チャンドラっていうんですよ。それ知ってたんですけど、えっ同じ名前じゃなくて親戚ですかと。そのとおりですと。そして、実は、彼の遺骨は、蓮光寺にはないと」
山本浩之
「えっ」
青山繁晴
「つまり、これは日本軍が、逃がしてくれたんで、そのあと違う所で生存してましたと、彼は、確信を持って言うんですよ。これは、ま、こういう説は前からあるんですけれどね。しかし、彼が言いたかったのは、その日本にお墓があることも実は嬉しいと。自分の親戚のチャンドラ・ボースが、日本を愛した人、日本の協力で独立を目指した人だからこそ、私も日本に関心があるんだと言われたので、さあ、じゃあ、トリパティさん、僕の提案はこれなんですと申しました」
村西利恵
「『チャンドラ・ボース・ジャパン大学を創るべきだ』と青山さんが提案すると、トリパティは、『今から担当大臣に会いに行こう』」
山本浩之
「気が早いですね(一同笑)」
村西利恵
「話がすごい進んで…」
青山繁晴
「いや、もう腰を彼は浮かしたんですけども。このチャンドラ・ボース・ジャパン大学って、その、チャンドラ・ボースの研究所はあるんですよ? しかしそうじゃなくて、たとえばデリーとか、あるいはそのチャンドラ・ボースの出身地はベンガルですけど、そういう所に、その、ジャパンをつけた大学を創って、日本とインドの、あの第二次大戦当時の歴史はこうでしたと。日本軍は、もう悪い悪いと世界中で言われてるけど、これはほんとは世界中じゃなくて、戦勝国から言われてるんですよ。戦争に勝った側のアメリカや、現在の中国から言われてる。そして実は、韓国は戦勝国じゃないのに、いわばそれに乗っかって、徹底的に日本が悪いって話だけをしてるんですよ。ところがベトナムやインドっていうのは、第二次世界大戦の戦勝国でもなければ、敗戦国でもないんです。ベトナムで言うと、ベトナム帝国ってのは日本の支配下にあったとなって、日本が負けた時に消滅ってことになり、そしてインドは当時、イギリス領インドですから。でも、その日本の協力を根っこにして独立を果たしていったんで。こういうところからですよ、つまり戦勝国にいくら国会答弁で、違いますって言ったって、ああそうですかって聞くわけがない、それ既得権益なんですから、この68年間の。そうじゃなくて既得権益じゃない所に、若い人も含めたこういう、物事をフェアに考えられる大学を創っていって、そこに日本庭園も創りましょうと。なぜかというとですね、その、インドはすごい所で、ナショナル盆栽パークってあるんですよ。National Bonsai Parkって」
村西利恵
「盆栽って、あの盆栽ですか?」
青山繁晴
「ええ、国立盆栽公園です。あの焦げる、あの、天候の中で一生懸命盆栽を育てていて」
山本浩之
「えっ、盆栽という名前がそのままあるんですか?」
青山繁晴
「あ、盆栽というのはヨーロッパでも通じます、Bonsai」
山本浩之
「だからその言葉をそのまま当てはめて」
青山繁晴
「そのままなんですよ。しかし、国立盆栽公園があるっていうのはたぶんインドだけだと。僕が回った限りでは」
山本浩之
「はあー」
青山繁晴
「それぐらいの所ですから、トリパティさんも、今から担当大臣に会いに行こうと。で、彼は、元官僚ですからいわば中立でもあるから、野党とは言っても、今の大臣知ってるわけですよ。で、残念ながら僕はそのあとに違う約束があったから今回ダメだって言ったら、じゃあ3ヶ月にいっぺんインドに来いと(一同笑)。そして下村、ちゃんと下村さんの名前も知ってて、下村文科大臣にちゃんと話をしてくれよと、安倍総理にも話してくれよと彼から言われまして、僕は責任ありますから、もちろんその話をします。そして何を言ってるかというと、こんなのは、あの、一例に過ぎませんよ? しかし、たとえばもう一回言いますが、国会答弁で言ったり、あるいは橋下徹さんのように急に発言したりしても、それが理解を得るってことは実際はできません。むしろ、日本を貶める側に塩を送ることにもなりかねない、ケースのほうが多いので、こういうところから、じっくり時間をかけて変えていこうという新思考外交も、始めるべきではないかと僕は思うんです。そしてその上でですね、実は第二次安倍政権はその、歴史認識の問題をはじめとして、ま、はっきり言うと既得権益の側からまた例によって足を引っ張られ、攻撃を受けてますね。で、その時に政治的判断として、僕は先週、安倍さんや石破さんが、決断をしてると申しましたね。で、今日の後半はそのことについてお話ししたいんですが、キーワードは、まさしくこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『どうなるダブル』。この夏の衆参ダブル選挙の可能性について、このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「先週のこの時間、青山さんは衆参ダブル選挙の可能性についてのお話をされました。もちろん安倍政権内部の話に基づくものだったんですが、1週間経って今その動きはどうなっているんでしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、今ヤマヒロさんがおっしゃったとおり1週間前に、7・21衆参ダブル選挙についてお話をし、えー、その時に、安倍さん・石破さん、えー、総理・幹事長、それぞれの胸の中の決断としては、これをやるのが一番いいってことはすでに定まったと、まで申しました。その根拠っていうのはひとつには5月6日の夜に、安倍総理の私邸で、麻生副総理が1時間20分話した時に、それが全部ダブル選挙の話であり、えー、それを受けて、えー、安倍さんと石破さんそれぞれに、あるいは他の人にも本当は電話をいたしまして、それぞれ胸の内を聞いた上で、先週の放送でそのように申したわけです。そのあと僕は、2日ほど置いてインドに行ったわけですけど、インド滞在中も含めてですね、山のように、ま、政治に関わる人々から反響はあったんですが、それを一言で言うと、こうです」
村西利恵
「複数の自民党幹部によると、『公明党はダブル選挙を嫌がっている。公明党の選挙協力に頼る自民党議員は、ダブルを避けたいのが本音』」
青山繁晴
「はい。えっと、これ、ま、自民党幹部って書いたんですけど、実は公明党の人にも、僕、公明党、知り合いそんなに多くないんですけど、いないわけじゃないんで、お電話をして聞いてみましたら、それはわざわざダブルでやる必要ないでしょうと。嫌がってるっていうのはそんな問題じゃないと。そんなのやる必要はないと言われまして(笑)、それ嫌がってますねってこと言ったんですけど(一同笑)、まあその、公明党はもちろん公明党の判断ですから、全く真っ当な判断なんですけど、ま、問題は、公明党の選挙協力がないと、その、全体は圧勝でも自分は危ないんじゃないかと思う人が、あるいは、次の次の選挙を考えると嫌だっていう人がですね、やっぱり多い。それが、あの、たくさんこう動き始めていて、ま、中には、たとえば仲のいいタレントを使って、その、安倍さんに意見を、伝えたり、あるいはその、タレントの方(かた)から、ダブル選挙はないんだよっていう、あの、発信があったりですね、まあ、あの、相当なせめぎ合いになってるわけですけど。ところが安倍さん本人は、公の場でも、こうおっしゃってます。はい、出して下さい」
村西利恵
「安倍総理はきのう(5月14日)の参議院予算委員会で、『0増5減』を実現する区割り法案について、『「違憲状態を解消せよ」という司法の要請に応えるのが先決で、私たちの議席の正統性にも関わる』と答弁しました」
青山繁晴
「これは重大な発言で、ま、今、メディアは、この『アンカー』別にすると、ダブル選挙なんかないよっていう感じが、ま、普通ですから、何かこの発言もスルッとこう流された、報道がゼロじゃないけども、スルッと流された感じしますけど、でも本当は、私たちの今の議席の正統性に関わるって、総理が言ったんですよ?」
山本浩之
「うん」
青山繁晴
「ということは、もう一回、あの、定数是正やった上でですよ、もう一回解散して、衆議院選挙やり直さないと今のままでは正統性に問題があるってことを、総理大臣が初めて、公に言ったわけですよ」
村西利恵
「そういうことですよね」
青山繁晴
「これは重大で、だから安倍さんは、正統性の問題からしても、ダブル選挙、というよりはそれはたまたま、参議院と重なるわけで、本来、今国会中に最低限のこと、0増5減はやって、衆議院を解散して、最低限のことをやって、正統性は守るべきだっていうことを、実は言ってるわけですよね。で、従ってもう一度申しますが、こういう、その、政権の正統性って民主主義にとって一番大事なことのために総選挙を考えてるんですから、その、先ほどの、その、公明党との選挙協力っていう問題とは実は次元が違うことですね。で、従って安倍政権の今後は、こういう、いわばその、抵抗に、負けるのか、それとも、自らの意志を押し通すのか、それがどっちに行くのかは、あの、極めて重大な分かれ道になると思いますね。それは、石破さんとの連携も含めてそうなんです。そして最後に申せばですね、このダブル選挙の話、一番最初にこの『アンカー』でやった時は僕はむしろ提案として申しましたね。それはどうしてかと言うと、日本は司法の独立している国です。それが日本にとっては大変なアドバンテージで、いわば、司法が独立してる国だから、たとえばインドやベトナムと連携してちゃんとやっていけば、歴史についても、正しいフェアな認識は出てくるであろうと僕は考えてるわけです。その司法から、正統性に疑義が出された以上、僕はその努力をすべきだっていうのが、最初の理由です。しかしもうひとつはですね、その、先ほどのチャンドラ・ボースさんの親戚の、チャンドラ・トリパティさん、チャンドラってのは、インドの名門だそうですけれども、その方からも言われ、そして今回デリーで会った全ての人に言われたのは、今回こそ、日本の総理大臣は長くできるのかい?と」
山本浩之
「ああー」
青山繁晴
「つまりもう今までは、相手、話そうとしても、マンモハン・シン首相は我慢強いからいいけれども、彼は表情に出ないからいいけれども、しかしインドに帰ってくると、みんなと話すのは、日本の今度の首相はいつまで続くのって話ばっかりだと。ね。つまり、これはもう立場の違いを超えて、いったん日本は安定政権っていうものを世界に押し出さない限りは、歴史認識も含めて、経済も含めて、何もかも実は上手く行きません。それを問うのが、その安定政権を作るかどうかを問うのが、ダブル選挙なんですよ。なぜかと言うと7月21日に衆議院、も、一緒にやってしまうと、そのあと、ま、国民の選択によりますけれども、3年間、国政選挙を、しないこともあり得るわけですから。そうすると世界は3年間、この政権続くと見るから、たとえば韓国やアメリカや中国の姿勢すら変わってくるということなんですよ。その意味からも、いわば、自分の選挙のことを考えて抵抗する人々に勝てるかどうかが、安倍・石破体制、第二次安倍政権の、そして本当は、日本外交の今後を僕は、決めていくと思います」
山本浩之
「分かりました。“ニュースDEズバリ”でした。いったんコマーシャルです」
____________________________内容紹介ここまで
チャンドラ・ボースに関しては、確かに若い人、というかネット世代の人の方がよく知ってるかもしれませんね。
私がボースを知ったのはだいぶ大人になってからでした。だって学校では習わないし(T_T)
あと、「仲のいいタレントを使って、その、安倍さんに意見を、伝えたり、あるいはその、タレントの方から、ダブル選挙はないんだよっていう、あの、発信があったり」というのは、たぶんあのタレントだろうなぁというのが私の頭には浮かんでるんですが、ここで書くのは控えます(^^ゞ
この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・敦賀原発に「活断層」 規制委員会が報告
・飯島内閣参与が北朝鮮訪問
・株価が5年4ヶ月ぶり1万5000円台回復
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
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NY州議員宛にメールを出して下さった方々のもとに、Mark Butler下院議員から「いただいた情報に基づいて、私は決議案に署名しない決定をなしました」という返信が届いています。米国の議員さんは韓国側の情報しか知らないor問題自体をよく知らないので、まずは知ってもらうことが大切です。効果はあります。まだの方はぜひメールを送って下さい(上院採択済・下院はまだ)。
以下も慰安婦関係のお知らせです。よろしくお願いします。
★ニュージャージ州議会 慰安婦決議に反対のメッセージを送ろう!★(下院採択済・上院はまだ)
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山本浩之
「まぁそうでしょうねぇ(笑)」
青山繁晴
「えー、40度半ば近くもありまして…」
山本浩之
「そうですか、40度半ば!」
青山繁晴
「はい。正直あの、焦げました。暑いというよりは(笑)。で、何しに行ったかというとですね、あの、これも先週少しお話ししたと思うんですけど、まあ、安倍外交というか、日本の新しい外交の考え方として、その、中国と向かい合うためにも、インドとかベトナムとかずっと中国と向かい合ってきた国々と、仲良くしようっていうのあるんですね。で、民間には民間しかできないことがある。で、そのためにも行ったんですが、もうひとつはですね、実はその、安倍政権の今の、懸念事項っていうのは、ひとつは、長期金利の高騰ですね。これ経済問題、アベノミクスの今後に関わる。もうひとつが外交の中の、いわゆる歴史認識の問題ですね」
山本浩之
「ええ、ええ」
青山繁晴
「第二次世界大戦当時のことをどう思うのか。で、これは、安倍さんが国会答弁なさったり、あるいは橋下大阪市長が発言したりするたびに、むしろ、日本を貶めたい側に、たくさんの、あの、きっかけを与えてるっていう、現実にあるわけですね。で、これあの、国会答弁などで、たとえば、あの、ちらっと言っただけで、たとえば侵略はいろんな定義あるって言っただけで、国民やあるいは外国が理解してくれるか、もちろんそんなことは、実は期待もできないわけですよね」
山本浩之
「ええ、そうですね」
青山繁晴
「そうすると、実は必要なのは、これではないかと思うんですね(フリップ出す)」
山本浩之
「『新思考』」
青山繁晴
「はい。これ実は、ご記憶の方多いと思うんですけども、かつてソ連のゴルバチョフ大統領が、新思考外交って言って、で、結局それで、あの、新しい外交のやり方したらソ連が崩壊してしまったんですが、世界のためには、実は良かったんですね。で、ま、日本版とは言いませんけれど、やっぱり日本外交も、新しい考え方で、その、世界にフェアな歴史を知ってもらうために、日本が悪かっただけではなく、ちゃんとフェアな認識を世界中に新たに持ってもらうためには、新思考の外交が必要じゃないかと。で、それは、その、政治家や役人にお任せだけじゃなくて、私たち、民間人にもできることがあるんじゃないか。それを、このあとお話ししたいと思います。インドの話ですけども本当は、私たちの新しい外交は何かということ、あるいは日本の本当の誇りは何かということを、皆さんと一緒に考えたいと思います」
山本浩之
「分かりました。それではコマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「インド訪問によって、そこから、新思考外交の必要性が見えてきたという青山さん。さっそくその中身を解説していただきます」
青山繁晴
「はい。ちょっとまずこの写真見ていただけますか」
青山繁晴
「これあの、インド政府の施設で、あの、インドの古い工芸とかそういうのを保存してあるとこなんですけどね。これ僕、今こう、触っていいんで、ぺたぺた触ってるんですけど。これ、祇園祭の、山鉾に、そっくり、そっくり、そっくり…(笑)」
山本浩之
「ああー、ほんとですねー」
青山繁晴
「それでこれあとで話しますが、そのインドと日本ていうのは、こう、その、インドってやっぱりちょっと遠い、たとえば中国や韓国に比べて同じアジアの中でも。それですごいユニークな文化ってイメージあるから、こう、今ひとつ日本との、つながり良く分かんないんですけども、実は文化的なつながりっていうか共通点がすごく大事ってことはあとで申します。それから、こっち見ていただくと、これまだ、あの、ずっと良い、所なんですよ。つまり凄まじい貧困」
山本浩之
「はあー」
青山繁晴
「つまり、路上で生まれ、路上で育ち、路上で結婚をし、路上で子供を産み、路上で死ぬという生活が今もありますから。これまだ良いほうなんですけど。この、これだけ高い経済成長率を誇りながら、凄まじい貧困にあると。貧困もあると。従ってその意味からも日本の協力ってのはとても大事なんですけど、ちょうど今こういうことが発表されました。はい、出して下さい」
村西利恵
「きのう(5月14日)外務省は今月27日に、インドのマンモハン・シン首相が来日すると、発表しました」
青山繁晴
「はい。えー、シン首相は世界でも知られたしたたかな戦略家で、えー、そして、第二次安倍政権では、もうもちろん初めて安倍さんと、日本で会談なさる。もうすでに4回、来日なんですよね。で、あの、時間ないですけどひとつだけ、やっぱり忘れられないことを話しますとね、2008年、民主党政権ができる前に、当時幹事長の鳩山由紀夫さんがこのシン首相と会談した時に、えー、インドの仏教文化、が、日本にとっても大切だってこと言って」
山本浩之
「ああ、ありましたね」
青山繁晴
「で、シンさんはもうにこやかにこう笑っておられたんですが、これはとんでもない話で、えー、仏教は、インドで生まれたけども、今あの、インドの超多数派はヒンズー教で、しかもシン首相はターバンお巻きになってますから、これあの、シーク教徒なんですよね。だから全然その、インドに対する理解がないと、いうことが、満天下に知れてしまったんですが(笑)、もちろん、さすがに安倍さんは違いますけど。ま、首脳会談でこういうこと(原子力協定交渉や新幹線技術輸出)予定されてます。これは、ま、あの、表でやる話としては、当然こういうことになるわけです。じゃあ、その、民間で、僕も一人の民間人ですから、私たちにできる範囲のことって何かと言うと、たとえば、今インドの政権にいなくて、かつてはその政権の内部にいたけど今いなくて、たとえば野党の側になってたり、そして日本を良く知ってる人を探して会うっていうのは、今回僕もやりましたけど、実は民間の人にかなりできる話なんですよね」
山本浩之
「ああー」
青山繁晴
「で、たとえば今回会ったうちのお一人は、この方です」
村西利恵
「1998年から2004年のインド人民党政権で、人的資源開発省次官など要職を務めた、トリパティさんという方。現在は非政府系シンクタンク、インディアインターナショナルセンターに所属されています」
青山繁晴
「はい。あの、このトリパティさんは、ま、インドではとても有名な人ですけど、元大蔵官僚なんですね。で、大蔵官僚なんですが、あの、政治任用って言いまして、つまり、役人としてじゃなくて、この人民党政権の、政治的な任用で、これ、人的資源開発省ってこれ外務省の言葉なんですけど、要するに人材を新しくどんどん作っていきましょうっていう、省があるんですね。それ、インドらしいですね」
山本浩之
「ああ、そういうことですか」
青山繁晴
「11億、12億の人口を活かしたい、そこの、ま、大臣に次ぐ地位になった方なんですが、この方は実は3年間、日本のインド大使館にいらっしゃって、日本について非常に良く勉強されててですね、で、従って、この今いる、その、いらっしゃる、インディアインターナショナルセンターっていうこのシンクタンクなんですが、ここにですね、これ、THIS FOUNDATION STONEって書いてます、これ、日本語で言うと礎石ですよね、この礎石、ここに、あの、僕の顔見たらもう、ここに、まず案内したいんだって連れて行かれたんですよ。それどうしてかというと、ちょっと看板、看板じゃない、この礎石を、アップしていただくとですね」
青山繁晴
「この、INDIA INTERNATIONAL CENTRE、この下に、WAS LAID BY HIS IMPERIAL HIGHNESS THE CROWN PRINCE AKIHITO OF JAPANと。ね。1960年に、日本の、皇太子殿下でいらっしゃった明仁皇太子殿下が、妃殿下と一緒に、ここにお見えになって、そしてこの礎石を固められたんです」
村西利恵
「へえー」
青山繁晴
「つまり日本では知られてないけど、実はこのトリパティさんもいる、そのインド最大のシンクタンクと言っていい、この、ここは、日本の援助で造られて、わざわざ、現在は、両陛下でいらっしゃる、今上陛下と、えー、美智子皇后陛下が、皇太子殿下ご夫妻の時代にここに行かれてるんですよ。で、これも日本で知られてないんですけど、これあの、インドではよく知られてて、だから日本に対する親近感ってとっても強いんですよね」
一同
「ああー」
青山繁晴
「そしてこのトリパティさんと、ま、向かい合って、その会談始まった時に、ま、民間、民間としての会談始まった時に、さあ日本とインドの経済協力の話、安倍政権も重要視しててって言い出したらですね、トリパティさんは、そうそう、頑張って、あの、拡大してるよねって話をするのかと思ったら、全然真逆の話をいきなりバンとぶつけられたんですね。それ何かというとこれです」
村西利恵
「トリパティ氏によると、『20年間、日本とインドの経済協力は進んでいない。日本は中国にばかり投資してきた』」
青山繁晴
「はい。この20年間っていうのはトリパティさんが、まあ、大蔵省、インドの大蔵省にいたり、あるいは、日本にいて、たとえば時の、日本の通産官僚とやり取りしたり、の間ずーっと日本は口ではインドって言いながら、もう中国にばっかり投資だったと。ね。で、そして、こういうきつい言い出しで始まったんですが、トリパティさんはその現在の日本には期待してると。何でかと言うと、って、ね、Becouse ofって彼は言って、尖閣って言ったんですよ。それも、センカークとか、あの、えっていうような言葉じゃなくて、センカクと、ま、日本語みたいに、はっきり言ってですね。そして、尖閣諸島にまつわることを、わーっとこう話されてですね、実に勉強してるなと思ったんですが、それだけじゃなくて、さらにこれを強調されたんです。出して下さい」
村西利恵
「『尖閣の件は、日本と中国だけの問題ではない。全ての中国問題に共通している』」
青山繁晴
「はい。これつまり、尖閣諸島の件は、日本は、たとえば中国と、それから、同盟結んでるアメリカとの間だけでこうやろうとしてるけど、もっとインドとも相談してくれってことを言ってるわけですよ」
一同
「ああー」
青山繁晴
「なぜかと言うと、インドは中国とずっと国境紛争を抱えた時代があって、それがいったん解決してたはずが、先月、4月にですね、えー、インドにとっては国境だと考えてる所に中国軍が、北から降りてきて、そこでインド軍とにらみ合いになって、もう、また戦争が始まるんじゃなかって危機までこないだあったわけですね」
山本浩之
「ありましたね」
青山繁晴
「で、トリパティさんによると、その、今の習近平政権になってから、その、インドに対してまた解決したはずの国境紛争にこう軍隊を送ってきたり、あるいは、インドの右側の東シナ海、全域を支配しようとしたり、そして東シナ海の尖閣だから、実は共通したことがあるでしょうと」
一同
「うーん」
青山繁晴
「ね。つまり、中国に対しての、えー、脅威ってものを、中国の脅威っていうものを考えきゃいけないって立場共通してるのに、どうして、もっとインドの方を向かないんですかと、言われたんで、で、僕は、その時あえて何を聞いたかというと、あの、インドは、その、どれぐらい中国のことをじゃあ、考えてるのかっていうことに関連してですね、こういう質問をちょっとぶつけてみました。はい、出して下さい」
村西利恵
「青山さんが、『インドの核はパキスタンだけでなく、中国にも向けられていると言われているのは本当ですか?』と聞くと、トリパティ氏は、『本当です』と」
青山繁晴
「はい。これインド、核保有国なんですね。そしてパキスタンも核保有国で、そのパキスタンもともとインドの一部だったのが、ガンディの努力も虚しく、ま、分裂してパキスタンがあるわけですね。で、ずっと戦争状態になったり、戦争に近かったりの状態が続いてて、そしてお互いに核兵器持ってにらみ合ってるってのが世界の常識なんですよね。ところがですよ、アメリカのニューヨークにいる、そのインドの、いわばフィクサーみたいな人に聞くと、いや、インドにとってパキスタンは、都合のいい言い訳だと。そうじゃなくて、本当はそのパキスタンを理由にして核兵器を持って、それを、ミサイルは、中国に向けてるんですと」
村西利恵
「はあー」
青山繁晴
「で、多少僕やわらげて言ってますが、中国にも向けられているという。そりゃたぶんそうだと思いますから、ていうか、あの、アメリカの情報だと、いや、もちろんパキスタンに向けられてるものもあるよってことでしたが、でも主体としては中国ですかと。トリパティさんはおそらく答えないと思ったら、本当ですと言ったんですよ。つまり、それぐらいインドにとっては、中国との関係が、その、いわば、生命線なんだと。そしてトリパティさんは20年間ずっと中国にばっかり日本は投資してきたけども、むしろ尖閣諸島が、いわばきっかけになって、中国のリスクというものを、ありのままに見つめるようになってるんじゃないですか、これは良いきっかけですよと。そして、青山さん、日本は、アメリカや中国だけではなくてインドに目を向けてほしい、理由の一番深いところは、これなんですって言われたんですよ」
村西利恵
「共通点は、日本の神道とインドの神々」
青山繁晴
「はい。えー、これも、シントウというふうにいきなり言われたんで、僕、一瞬、えっと思って聞いたんですよ」
村西利恵
「お詳しいんですね、日本に」
青山繁晴
「ええ。今まで海外に出て、神道って言葉を外国人から聞いたのはこれ初めてですよね。そして、そのトリパティさんがおっしゃったことに僕も応えて、日本の神道っていうのは本当は欧米人の考える宗教じゃなくて、このスタジオの中の万物にも、その、神や仏が宿るっていう、いわば、その、宗教というよりは、その、古い、その、古いところに基礎を置いた私たちの、その、自然観、人生観、あるいは生きる基本のようなことですって言ったら、そのとおりだよと。インドの神々っていうのも、いろんな説あるけれども、自分は海外も歩いた、目から見ると、実はその、同じような考え方であって、だからさっき祇園祭の山鉾の話もしたんですが、そういう深い文化の共通点があることを大事にしましょうって言われたんで、僕は話がここまで来るんだったらってことでですね、ひとつ、提案をしたんですよ。その提案は、ある人物に絡んでの提案なんです。その人物とは、この人なんです」
村西利恵
「インド国民軍の最高司令官で急進的な独立運動家だった、チャンドラ・ボースさん」
青山繁晴
「はい。チャンドラ・ボースさんは、イギリスからインドを独立させようとして、国民軍を創った人です。ところがですね、えー、その国民軍をどうやって創ったかというと、日本、日本軍の協力によって創ったんです。これ歴史的事実ですね。で、あの、昨日、この放送のために、関西テレビの皆さんと、その、議論をした時に、ほとんど誰もチャンドラ・ボースさんのことを知らなかったんで、僕は大変驚いたんですけど、これ実は日本の若い世代では、チャンドラ・ボースさんの名前よく知られてて、そしてインドでも、若い世代を中心に、あの、マハトマ・ガンジーさん、ガンジーさんと同じか、場合によってはそれ上回るぐらいの人気がある人なんですよ。というのは、マハトマ・ガンジーさんは精神的支えですけれども、実際に、インドを独立させようとしたのはこのボースさんだと、言われてるからですね。そして1945年に亡くなったことになってるけれども、実はお墓は、日本の杉並の蓮光寺っていう、お墓にあるんですよ。で、このチャンドラ・ボースさんについて、僕は提案したいと言ったら、このトリパティさんは、驚いてですね、えっそれ本当ですかと。で、どうして驚くんですかと言ったら、いや、私の親戚ですと」
一同
「えーーーっ」
村西利恵
「あ、そうなんですか」
青山繁晴
「実はトリパティさんはミドルネーム、チャンドラっていうんですよ。それ知ってたんですけど、えっ同じ名前じゃなくて親戚ですかと。そのとおりですと。そして、実は、彼の遺骨は、蓮光寺にはないと」
山本浩之
「えっ」
青山繁晴
「つまり、これは日本軍が、逃がしてくれたんで、そのあと違う所で生存してましたと、彼は、確信を持って言うんですよ。これは、ま、こういう説は前からあるんですけれどね。しかし、彼が言いたかったのは、その日本にお墓があることも実は嬉しいと。自分の親戚のチャンドラ・ボースが、日本を愛した人、日本の協力で独立を目指した人だからこそ、私も日本に関心があるんだと言われたので、さあ、じゃあ、トリパティさん、僕の提案はこれなんですと申しました」
村西利恵
「『チャンドラ・ボース・ジャパン大学を創るべきだ』と青山さんが提案すると、トリパティは、『今から担当大臣に会いに行こう』」
山本浩之
「気が早いですね(一同笑)」
村西利恵
「話がすごい進んで…」
青山繁晴
「いや、もう腰を彼は浮かしたんですけども。このチャンドラ・ボース・ジャパン大学って、その、チャンドラ・ボースの研究所はあるんですよ? しかしそうじゃなくて、たとえばデリーとか、あるいはそのチャンドラ・ボースの出身地はベンガルですけど、そういう所に、その、ジャパンをつけた大学を創って、日本とインドの、あの第二次大戦当時の歴史はこうでしたと。日本軍は、もう悪い悪いと世界中で言われてるけど、これはほんとは世界中じゃなくて、戦勝国から言われてるんですよ。戦争に勝った側のアメリカや、現在の中国から言われてる。そして実は、韓国は戦勝国じゃないのに、いわばそれに乗っかって、徹底的に日本が悪いって話だけをしてるんですよ。ところがベトナムやインドっていうのは、第二次世界大戦の戦勝国でもなければ、敗戦国でもないんです。ベトナムで言うと、ベトナム帝国ってのは日本の支配下にあったとなって、日本が負けた時に消滅ってことになり、そしてインドは当時、イギリス領インドですから。でも、その日本の協力を根っこにして独立を果たしていったんで。こういうところからですよ、つまり戦勝国にいくら国会答弁で、違いますって言ったって、ああそうですかって聞くわけがない、それ既得権益なんですから、この68年間の。そうじゃなくて既得権益じゃない所に、若い人も含めたこういう、物事をフェアに考えられる大学を創っていって、そこに日本庭園も創りましょうと。なぜかというとですね、その、インドはすごい所で、ナショナル盆栽パークってあるんですよ。National Bonsai Parkって」
村西利恵
「盆栽って、あの盆栽ですか?」
青山繁晴
「ええ、国立盆栽公園です。あの焦げる、あの、天候の中で一生懸命盆栽を育てていて」
山本浩之
「えっ、盆栽という名前がそのままあるんですか?」
青山繁晴
「あ、盆栽というのはヨーロッパでも通じます、Bonsai」
山本浩之
「だからその言葉をそのまま当てはめて」
青山繁晴
「そのままなんですよ。しかし、国立盆栽公園があるっていうのはたぶんインドだけだと。僕が回った限りでは」
山本浩之
「はあー」
青山繁晴
「それぐらいの所ですから、トリパティさんも、今から担当大臣に会いに行こうと。で、彼は、元官僚ですからいわば中立でもあるから、野党とは言っても、今の大臣知ってるわけですよ。で、残念ながら僕はそのあとに違う約束があったから今回ダメだって言ったら、じゃあ3ヶ月にいっぺんインドに来いと(一同笑)。そして下村、ちゃんと下村さんの名前も知ってて、下村文科大臣にちゃんと話をしてくれよと、安倍総理にも話してくれよと彼から言われまして、僕は責任ありますから、もちろんその話をします。そして何を言ってるかというと、こんなのは、あの、一例に過ぎませんよ? しかし、たとえばもう一回言いますが、国会答弁で言ったり、あるいは橋下徹さんのように急に発言したりしても、それが理解を得るってことは実際はできません。むしろ、日本を貶める側に塩を送ることにもなりかねない、ケースのほうが多いので、こういうところから、じっくり時間をかけて変えていこうという新思考外交も、始めるべきではないかと僕は思うんです。そしてその上でですね、実は第二次安倍政権はその、歴史認識の問題をはじめとして、ま、はっきり言うと既得権益の側からまた例によって足を引っ張られ、攻撃を受けてますね。で、その時に政治的判断として、僕は先週、安倍さんや石破さんが、決断をしてると申しましたね。で、今日の後半はそのことについてお話ししたいんですが、キーワードは、まさしくこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『どうなるダブル』。この夏の衆参ダブル選挙の可能性について、このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「先週のこの時間、青山さんは衆参ダブル選挙の可能性についてのお話をされました。もちろん安倍政権内部の話に基づくものだったんですが、1週間経って今その動きはどうなっているんでしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、今ヤマヒロさんがおっしゃったとおり1週間前に、7・21衆参ダブル選挙についてお話をし、えー、その時に、安倍さん・石破さん、えー、総理・幹事長、それぞれの胸の中の決断としては、これをやるのが一番いいってことはすでに定まったと、まで申しました。その根拠っていうのはひとつには5月6日の夜に、安倍総理の私邸で、麻生副総理が1時間20分話した時に、それが全部ダブル選挙の話であり、えー、それを受けて、えー、安倍さんと石破さんそれぞれに、あるいは他の人にも本当は電話をいたしまして、それぞれ胸の内を聞いた上で、先週の放送でそのように申したわけです。そのあと僕は、2日ほど置いてインドに行ったわけですけど、インド滞在中も含めてですね、山のように、ま、政治に関わる人々から反響はあったんですが、それを一言で言うと、こうです」
村西利恵
「複数の自民党幹部によると、『公明党はダブル選挙を嫌がっている。公明党の選挙協力に頼る自民党議員は、ダブルを避けたいのが本音』」
青山繁晴
「はい。えっと、これ、ま、自民党幹部って書いたんですけど、実は公明党の人にも、僕、公明党、知り合いそんなに多くないんですけど、いないわけじゃないんで、お電話をして聞いてみましたら、それはわざわざダブルでやる必要ないでしょうと。嫌がってるっていうのはそんな問題じゃないと。そんなのやる必要はないと言われまして(笑)、それ嫌がってますねってこと言ったんですけど(一同笑)、まあその、公明党はもちろん公明党の判断ですから、全く真っ当な判断なんですけど、ま、問題は、公明党の選挙協力がないと、その、全体は圧勝でも自分は危ないんじゃないかと思う人が、あるいは、次の次の選挙を考えると嫌だっていう人がですね、やっぱり多い。それが、あの、たくさんこう動き始めていて、ま、中には、たとえば仲のいいタレントを使って、その、安倍さんに意見を、伝えたり、あるいはその、タレントの方(かた)から、ダブル選挙はないんだよっていう、あの、発信があったりですね、まあ、あの、相当なせめぎ合いになってるわけですけど。ところが安倍さん本人は、公の場でも、こうおっしゃってます。はい、出して下さい」
村西利恵
「安倍総理はきのう(5月14日)の参議院予算委員会で、『0増5減』を実現する区割り法案について、『「違憲状態を解消せよ」という司法の要請に応えるのが先決で、私たちの議席の正統性にも関わる』と答弁しました」
青山繁晴
「これは重大な発言で、ま、今、メディアは、この『アンカー』別にすると、ダブル選挙なんかないよっていう感じが、ま、普通ですから、何かこの発言もスルッとこう流された、報道がゼロじゃないけども、スルッと流された感じしますけど、でも本当は、私たちの今の議席の正統性に関わるって、総理が言ったんですよ?」
山本浩之
「うん」
青山繁晴
「ということは、もう一回、あの、定数是正やった上でですよ、もう一回解散して、衆議院選挙やり直さないと今のままでは正統性に問題があるってことを、総理大臣が初めて、公に言ったわけですよ」
村西利恵
「そういうことですよね」
青山繁晴
「これは重大で、だから安倍さんは、正統性の問題からしても、ダブル選挙、というよりはそれはたまたま、参議院と重なるわけで、本来、今国会中に最低限のこと、0増5減はやって、衆議院を解散して、最低限のことをやって、正統性は守るべきだっていうことを、実は言ってるわけですよね。で、従ってもう一度申しますが、こういう、その、政権の正統性って民主主義にとって一番大事なことのために総選挙を考えてるんですから、その、先ほどの、その、公明党との選挙協力っていう問題とは実は次元が違うことですね。で、従って安倍政権の今後は、こういう、いわばその、抵抗に、負けるのか、それとも、自らの意志を押し通すのか、それがどっちに行くのかは、あの、極めて重大な分かれ道になると思いますね。それは、石破さんとの連携も含めてそうなんです。そして最後に申せばですね、このダブル選挙の話、一番最初にこの『アンカー』でやった時は僕はむしろ提案として申しましたね。それはどうしてかと言うと、日本は司法の独立している国です。それが日本にとっては大変なアドバンテージで、いわば、司法が独立してる国だから、たとえばインドやベトナムと連携してちゃんとやっていけば、歴史についても、正しいフェアな認識は出てくるであろうと僕は考えてるわけです。その司法から、正統性に疑義が出された以上、僕はその努力をすべきだっていうのが、最初の理由です。しかしもうひとつはですね、その、先ほどのチャンドラ・ボースさんの親戚の、チャンドラ・トリパティさん、チャンドラってのは、インドの名門だそうですけれども、その方からも言われ、そして今回デリーで会った全ての人に言われたのは、今回こそ、日本の総理大臣は長くできるのかい?と」
山本浩之
「ああー」
青山繁晴
「つまりもう今までは、相手、話そうとしても、マンモハン・シン首相は我慢強いからいいけれども、彼は表情に出ないからいいけれども、しかしインドに帰ってくると、みんなと話すのは、日本の今度の首相はいつまで続くのって話ばっかりだと。ね。つまり、これはもう立場の違いを超えて、いったん日本は安定政権っていうものを世界に押し出さない限りは、歴史認識も含めて、経済も含めて、何もかも実は上手く行きません。それを問うのが、その安定政権を作るかどうかを問うのが、ダブル選挙なんですよ。なぜかと言うと7月21日に衆議院、も、一緒にやってしまうと、そのあと、ま、国民の選択によりますけれども、3年間、国政選挙を、しないこともあり得るわけですから。そうすると世界は3年間、この政権続くと見るから、たとえば韓国やアメリカや中国の姿勢すら変わってくるということなんですよ。その意味からも、いわば、自分の選挙のことを考えて抵抗する人々に勝てるかどうかが、安倍・石破体制、第二次安倍政権の、そして本当は、日本外交の今後を僕は、決めていくと思います」
山本浩之
「分かりました。“ニュースDEズバリ”でした。いったんコマーシャルです」
____________________________内容紹介ここまで
チャンドラ・ボースに関しては、確かに若い人、というかネット世代の人の方がよく知ってるかもしれませんね。
私がボースを知ったのはだいぶ大人になってからでした。だって学校では習わないし(T_T)
あと、「仲のいいタレントを使って、その、安倍さんに意見を、伝えたり、あるいはその、タレントの方から、ダブル選挙はないんだよっていう、あの、発信があったり」というのは、たぶんあのタレントだろうなぁというのが私の頭には浮かんでるんですが、ここで書くのは控えます(^^ゞ
この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・敦賀原発に「活断層」 規制委員会が報告
・飯島内閣参与が北朝鮮訪問
・株価が5年4ヶ月ぶり1万5000円台回復
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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以下も慰安婦関係のお知らせです。よろしくお願いします。
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takeshima dokdo dokto tokdo tokto
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