「アンカー」拉致を旧日本兵遺骨返還にすり替え!北の新たな仕掛け
※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■4/11放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
今日のお話はかなりショッキングです。はっきり言って北朝鮮のミサイルで騒いでいる場合ではないです。
日本側が昨年11月頃から北朝鮮側とこっそり進めている交渉。これが進めば拉致問題に致命傷を与えることになりかねません。ヒントは「旧日本兵らの遺骨返還」。
どうか最後までご覧下さい。お忙しい方は後半だけでも。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。
内容紹介ここから____________________________
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■4/11放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
北朝鮮のミサイル発射が目前!野田外交と拉致問題の行方を青山がズバリ!
今日のお話はかなりショッキングです。はっきり言って北朝鮮のミサイルで騒いでいる場合ではないです。
日本側が昨年11月頃から北朝鮮側とこっそり進めている交渉。これが進めば拉致問題に致命傷を与えることになりかねません。ヒントは「旧日本兵らの遺骨返還」。
どうか最後までご覧下さい。お忙しい方は後半だけでも。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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※「北朝鮮ミサイル発射予告期間迫る 責任者が燃料注入開始を明らかに」など北朝鮮ミサイル関連ニュースを伝えた後
山本浩之
「えー、さっそく“ニュースDEズバリ”、今日はこのミサイル発射問題ですよね」
青山繁晴
「はい。えー、昨日まで沖縄にいました。で、沖縄から直接こっち大阪へ来たんですが、ま、大阪というより、この、沖縄から、私たちの本土に戻ってきて、その、沖縄で見た実際と、この本土の報道ぶりが、あまりにも違うんで、あー、実はもう愕然としてるんですが、今日のキーワード、さっそく行きたいと思うんですが、これです(フリップ出す)」
山本浩之
「『喜ぶ北朝鮮』」
青山繁晴
「はい。すなわち、この、今言いました、実際の沖縄の現地と、こう全然違う本土の報道ぶり、報道だけじゃなくて、その、ま、政府も含めた、その対応ぶりが、実は北朝鮮にとっては、もう狙いぴったりで、もう喜んでるのはもう北朝鮮で、私たちはこのまま行くと、北朝鮮の手の平に、ね、乗せられちゃうと。北朝鮮ってほんとは人口2000万前後しかいないちっちゃな国ですけど、全然国力も違うし、飢え死にがたくさんいるってひどい国ですが、その国の手に日本全体が乗っけられかねないっていうことが、実はそのミサイルそのものよりも、そっちの方が重大問題なんで、あの、現地で、現地沖縄で感じた、見たことも含めて、このあと、一つ一つ皆さんと考えたいと思います」
山本浩之
「はい。それではコマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「さ、ミサイル発射を予告した期間がいよいよ明日から始まるんですけれども、私たちはどういうところ、えー、一番注目しなければいけないのか。さっそく解説お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。えー、先ほど申しました通り、この、大報道が、行われているんですが、報道されてるわりに、今回のミサイルについて、報道されていない真実が、3つもありますと、いうことを、これから、見ていくんですが、その前に、えー、いわば今回の最前線になってる沖縄、のことについてお話ししたいと思います。はい、まず出して下さい」
村西利恵
「青山さんは、行かれていた沖縄で、仲井真知事にお会いされたと」
青山繁晴
「はい。えー、仲井真さんと、たぶん過去、一番長時間、じっくり話した、ことになると思うんですけどね。この、仲井真さん、ていう沖縄のトップだけじゃなくてですね、あの、この沖縄で、普通の市民の方とも、あるいは財界人・企業人とか、あるいは普通の、それこそサラリーマンの人とか、男女合わせてたくさんの人と会いましたけれど、もう一言で言うと、沖縄まったく冷静なんですよ」
一同
「ほうー」
青山繁晴
「で、テレビ、テレビ、新聞ていうか特にテレビはね、もう不安がる市民の声、えー、自衛隊が来て戦争になるんじゃないかと、もう戦争の匂いが立ちこめて心配だっていう、その、もう、もう何十年も聞いたような話がそのまま、流される。で、そういうことを、例えば、僕を、案外分かってる人、那覇にも多くて、あの、言いにきた人もいますよ?いますけど、もうはっきり言うと100人に1人ぐらいの割合なんですよ。ね」
一同
「はあー」
青山繁晴
「えー、僕も100人、全部、会ったわけじゃないから、ちょっともうちょっと正確に言うと、まあ10人に、でも10人に1人もいなかったですね。むしろ、その、今回のミサイル発射が、まあ、最悪の場合は沖縄に落ちるかもしれないけれども、そもそも沖縄を狙ったもんでなくて、で、北朝鮮もこれ、いわば3回目なんだから、その、沖縄に起きる、いや、落ちる、破片も含めて落ちる可能性は、大きくないってことを皆さん冷静に知ってて、それから、これ(画像左側)自衛隊ですけど、自衛隊とアメリカ軍は違うってことも、もう例えば10年前と全然違って、すごく理解されてるんですよ。で、僕は今回、『アンカー』でもやった白梅の塔にももちろん行ってまいりましたが、その、あそこで自決された15の少女たちに、今回報告したことの一つは、沖縄の方々は、もうあの沖縄戦も含めて、あの体験も含めて、ずいぶんと冷静になられました。それに比べて、残念ながら私たち本土の人間は、実は、沖縄を未だに古い目で見てますってことも、あえて、少女たちに報告したぐらいなんですよね。で、この沖縄のその冷静な対応というのは、その、今申しました、沖縄にとってリスクはそんなに実は高くないっていうことだけじゃなくて、色んなことを実は、知事をはじめ皆さんご存知なんです。例えばその一つは、これです」
村西利恵
「報道されない3つの真実。その1つ目は、新たな軍事的脅威はない」
青山繁晴
「ええ。これ自体、その、今のニュースを一生懸命ご覧になってる方、ちょっとびっくりされる人もいるんですよ。つまり、こういう新しいロケットを撃つんだから、日本にとってまた、その、新しい脅威が生まれてるんで、だから自衛隊もああやってたくさん行かなきゃいけないし、もう報道も大騒ぎなんだと思われてるでしょうが、それ全然実態と違ってて、実はこうです」
村西利恵
「自衛隊の将校によると、『北朝鮮のミサイル発射は、政治ショーに過ぎない。日本にとって、軍事的な脅威に変化はありません』」
青山繁晴
「はい。あの、これは北朝鮮のミサイルが、日本にとって脅威じゃないって話じゃないんですよ?そうじゃなくて、脅威なんですが、その、変化はないということなんですね」
村西利恵
「今までと変わらない」
青山繁晴
「はい。えー、これは、もうちょっと具体的に言うと、こうです」
村西利恵
「その理由というのは、日本を狙うミサイルの発射実験と実戦配備は、終わっているから」
青山繁晴
「そうです。つまり、今回の、あの、でかい長いミサイルの発射で、新たに日本が困るんじゃなくて、もうとっくに、具体的に言うと6年も前から、日本に対してのミサイルの、実験も、そして100基以上とみられる実戦配備ももう終わってて、今さら、はっきり言うと、どうということはないんです。それ、さらに具体的に見るとこうです」
村西利恵
「振り返ってみると、2006年と2009年に、北朝鮮はミサイルの発射実験を行っています」
青山繁晴
「はい。これあの、『アンカー』でさんざん実はやったんですけれども、もう6年も経っちゃいましたけど、2006年の夏の初めに、日本海に、これ合計で言うと7発撃ち込みましたよね。で、その中にノドンていう、中距離弾道ミサイルも含まれていて、それがその時点ですでに、例えば命中精度がすごく向上し、それからミサイルの頭の上にですね、今回、人工ようせい、いや、人工衛星、のようなものを載っけますが、要するに頭の上にどれぐらいの、爆弾とか、あるいは人工衛星のようなものを載せられるかってのは、ペイロードって言うんですが、それもとっても大きくなったと。で、さらに飛んでいく、射程距離、飛距離も、ま、今まで1300キロぐらいだったのが、あー、最大で考えると、1800キロ近くなったと。だからこそ、イランがこのミサイルを、北朝鮮から買って、それで、イスラエルが今、撃たれる前にイランを攻撃しようかって話になってるぐらい、ずーっとつながってる話で、もう、ここですでにそうなんですよ。ところがこのテポドンてやつは、もっと距離の長いやつで、えー、この時は発射から40数秒で爆発しちゃって大失敗したわけですね」
村西利恵
「はい」
青山繁晴
「で、そのために3年後に、このテポドン2をもう一回発射して、で、その時はかなり飛んでいったんですが、その、今回と同じように、この3段目の先っちょにですね、3段式なんですけど3段めの先っちょに、えー、人工衛星、のようなもの、当時もおそらく載っけてたと思われるけども、3段目が爆発しちゃって、それ、地球を巡るこう周回軌道って言いますけど、乗らなかったんですよ。え、今回は、いよいよこのテポドン2号の3段目も無事に飛んで、ま、1回でも2回でも回ってもらって、人工衛星っていうほどの中身はないけれども、しかし何とか金将軍を讃える歌を流したりですよ、それから数枚、地上の写真を撮ったりするぐらいはできるんじゃないかと、いう話であって、これで皆さん、もうお気付きと思いますが、それだからと言って、どんな新しい脅威があるのかと、いうことなんですよね(一同同意)。で、実はこれ、アメリカは実は脅威でしょうって言う人もいるんですが、アメリカにとっても大した脅威じゃない、これ沖縄の最前線行ってもよく分かりました、アメリカ軍も、はっきり言うと、別に大して緊張してなかったですよ。ね。何でかと言うと、アメリカに撃ち込んだら北朝鮮どうなりますか?1発か2発、何とかかろうじて撃ち込もうとしても、そうすると、1000、1000を超えるような核爆弾飛んできますから、北がそんなことするわけがないんですよ。そして、さらにそれに加えて2つ目の真実があります。はい、出して下さい」
村西利恵
「2つ目の真実は、北朝鮮のミサイル発射を、後押ししたのはアメリカ。…隠れてますけど」
青山繁晴
「はい。あの、『アンカー』ですでにやりましたよね。つまりアメリカが、えー、米朝合意、アメリカと北朝鮮が合意して、例えば核開発のごく一部だけをしばらく凍結するだけで、栄養補助食品ってやつあげるからねっていう米朝合意しちゃったから北朝鮮は安心して、ミサイル発射になったので、後押ししてるのはほんとはこのオバマさんですよって話は、すでにしたんですよ(一同同意)。で、同じ話を二度、この『アンカー』ではほとんどしないんですが、それ何で今日したかというと、ここにもう1個付け加えがあるんです。今日新たにですね。はい、出していただくと。具体的に…」
村西利恵
「後押ししたのはアメリカ(一同笑&ざわ)」
青山繁晴
「具体的って何だろう、これです。はい、出して下さい」
村西利恵
「次のモニターです。情報当局者によると、『デービース・アメリカ国務省北朝鮮担当特別代表が、北朝鮮側に、人工衛星なら構わないと、ミスリードした』と」
青山繁晴
「はい。この、デービースさん、例えば今年2月に北京で、えー、北朝鮮と交渉を行いました時に、その時に北朝鮮は、人工衛星だったら、この宇宙の平和利用、平和開発だからいいよねって言った時に、デービースさんが、そりゃ人工衛星だったら平和利用だってことを言った、ま、らしいってことになってんだけども、日本のインテリジェンス、情報当局は、実質それを確認してるわけです。それどうしてかと言うと、そんな今年に、今年2月になってからの話じゃなくて、去年の段階で、えー、実は北朝鮮側から、去年の段階ってのはこの金正日総書記は、去年の12月17日に亡くなりましたけど、その前、だから12月初めの段階と思われますけれども、その時に、えー、来年、つまり2012年の4月15日に、人工衛星打ち上げたいってことをアメリカに通告してるんです。これは間違いありません。それ何で通告してるかと言うと、話は最初から決まってて、えー、この2012年の4月っていうのは、えー、金日成国家主席、つまり、この金正日総書記のお父さん、今の、独裁者になりつつある金正恩さんのお祖父さんにあたるわけですが、生誕100周年ていう、めでたいなって話になってて、その時には、今まで失敗してきた人工衛星の打ち上げってやりたいっていうのを、アメリカに通告してるわけですよ。で、アメリカに通告した上で、そのあとに米朝合意ができてるんですから。だからアメリカが後押ししてるっていうのは、実はいい加減な話じゃなくて、これは、あえて言えば、フェアに言えば、北朝鮮が、アメリカがその人工衛星云々でいったん、いったん怒ったふりをして、いったん食糧凍結しても、そのあと、次に核実験やるやらないの話の時にまた交渉できるから、栄養補助食品なんてものじゃなくて、穀物そのものを大量にくれたり、むしろステップアップできると、誤解する方が、むしろ当然なんですよね。で、従って、この、このことを、報道、日本の報道はもっと強調しなきゃいけないけれどもそれがほとんどないから、だから、例えば、えー、野田総理も、こないだソウルで、核セキュリティーサミットあった時に、米朝合意の問題とか、あるいはそれを支えてきた中国の、裏援助の問題とかに全く触れないで、すんでしまってるってことなんですよね。で、さらに、実はこういうことを踏まえて、もっと、ある意味、もっと恐ろしいことがあって、それがこれなんです」
村西利恵
「真実その3。このミサイル発射が、拉致問題の致命傷になりかねない」
青山繁晴
「はい。これはですね、あの、今言いましたような、状況を、北朝鮮が、いわばしたたかに、計算した上で、拉致問題について、実は新たな動きに出ているんです。全く、その真実が、報道されてませんけれども、実は、その新たな動きというのが、拉致問題解決する、ま、ここにいらっしゃる方々に加えて、もっとたくさんの拉致被害者が実際にいらっしゃるんですけれども、その方々を、私たちが取り返せなくなるかもしれないと。致命傷っていうのはちょっと辛い言葉ですけれども。それどうしてかと言うと、例えば、こういうことなんです」
村西利恵
「情報当局者によると、『日本は拉致問題を持ち出せなくなる』」
青山繁晴
「はい。これ何のことかと言うと、さっき申しましたね、このミサイル、明日(12日)以降に撃って、ま、それ自体はっきり言って大したことない。でも、そのあとに、過去2回はいずれも核実験やってるわけですから、今回もやるぞやるぞってふりはもうしてるわけですよ(一同同意)。その、穴を掘ってみせたりしてるわけですよね。で、それをカードにして、北朝鮮は何を目指してるかと言うと、核実験やるやらないで、交渉をして、実は北朝鮮も6カ国協議の再開ってやる気なんですよ。で、その時に北朝鮮が圧倒的に有利になっていたいっていうことなんですよ。で、大事なのは、その6カ国協議再開される時に、日本が、核やミサイルではなくて、拉致問題も、しっかりその時に言える立場にいなきゃいけないんですよ。ところがですよ、今まで、野田総理をはじめとして、さっきの核セキュリティーサミットでも、その拉致問題のことを、全く何も言ってこないですから、6カ国協議が開催、再開された時こそ日本の危機で、拉致問題をそこでどうやって出せるのか。もう出せなくなりつつあると。それだから、6カ国協議のようなまともな場じゃなくて、裏で話が進みつつあって、その裏に北朝鮮が仕掛けをしてるってことなんですよ。その仕掛けは何なのかということについて、これも(フリップを出しかける)、…はい、ついて、大事なヒントがあります。出して下さい」
村西利恵
「はい。ご覧いただきましょう。今月7日に行われた横浜市での集会で、拉致被害者家族会の横田滋さんは、『日本人妻の帰国を計画しているとか、いろんなことで、まずパイプをつくって、拉致の解決につなげていきたい』と話されました」
青山繁晴
「はい。今ね、思わず、この生放送で僕は、これ(今出ている画像)パスしてしまいそうになったんですけど、それどうしてかと言うと、それめっちゃ辛いからです。これね、あの、娘のめぐみさんがいなくなった日々っていうのは、滋さん早紀江さんにとって、全く慣れることがない日々なんですよ。で、私たちはどうしても誤解しがちになるけど、ま、何十年も続いてるからと思いがちですが、一日一日さいなまれてる、らっしゃるわけですね。で、その中で、横田滋さんが、実は今までと、これ発言違うんです。違う発言をせざるを得なかった。ここに、重大な、実は裏の、交渉が隠されていて、それを後半お話ししますけれど、そのキーワードは、あえてこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『むごい新事実』。拉致問題について北朝鮮が用意する新たな仕掛けについて、このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「んー、この拉致問題が致命傷になりかねないと、聞くだけでもショッキングなんですけれども、北は、この拉致問題でどんな仕掛けを用意しているのか。続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。この横田滋さん、あの、直接お会いしても本当に温厚で穏やかな人で、だからどちらかと言うと柔軟な考え方だから、これも、すぐに、めぐみを返せっていうことじゃなくて、いろんなパイプありますよねっていう、範囲内での、こう受け止めをした人多いと思うんですよ。つまりはっきり言うと報道が真実語らないから。ところが、政府の中で、その、出世に結びつかないのに、拉致問題に一生懸命取り組んできた、あえて言うと良心的な人、何人かいます。何人かしかいないけど、何人かいる。その人たちは皆この発言にショックを受けてるんですよ。何でかと言うと、この横田滋さんのご発言には、背景が、はっきりあるからであって、その背景はこれです」
村西利恵
「中井洽(ひろし)元拉致担当大臣と宋日昊(ソンイルホ)日朝国交正常化担当大使が、去年7月と今年1月に会談しましたが、その会談の中身が明らかになりました。話し合われている内容は大きく3つで、よど号犯の帰国、日本人妻の帰国、そして、旧日本兵らの遺骨返還」
青山繁晴
「まずね、この中井さんの動きについて、その報道ぶりは、とにかく孤立してて、政府とは関係ないんだっていうように報道してますが、嘘です。本当は、この野田政権が直接、その、中井さんの動きと、こうかみ合ってるんですね。で、さらにですよ、これ見ていただくと、拉致のらの字もないわけですよね(一同同意)。ね。で、同時に、この、よど号犯、これ帰国っていうのはほんとはこう言いたくなくて、犯人の引き渡しですが、北朝鮮側は犯人って扱いしてないから、いちおうここでは帰国と書きました。それから日本人妻っていうのは、かつて日本の女性で、えー、朝鮮出身の方と結婚された方がいらっしゃって、北朝鮮を信じて渡ったところ、ひどい生活とひどい扱いを受けて、帰りたいって方はもちろんいらっしゃるんです。で、一時帰国とよく報道されるんですが、実際日本にもし戻られて、このまま日本にいたいと、おっしゃった時にまさか帰すわけにいきませんから、ここでは私たちの志を込めて帰国と書きました。さて、それ以外に、この旧日本兵らの遺骨返還、実は、こういうこと(よど号犯と日本人妻の帰国)は今までも何度もやってきて、それだけだったら、横田滋さんの発言になってないんです。滋さんの発言はここ(日本人妻の帰国)だから、今までと同じに見えるけども、実はもう1個、新しい動きがあって、旧日本兵らの遺骨返還、これ何のことなのか。北朝鮮から、日本兵の遺骨を返還するって話を、よく理解して今まで聞いたことがある人は、たぶんすごく少ないと思うんですよ」
村西利恵
「そうですね」
青山繁晴
「これは実は、さっき僕がむごい、新事実って言ったのはこのことで、正確には新事実じゃないんです。本当は事実として前からあったのに、実は日本国民にほとんど知らされていない、知られていない事実があって、それはこれです」
村西利恵
「日本と北朝鮮の両政府は、終戦直後に旧ソ連に抑留され、北朝鮮に移送後死亡した旧日本兵らの、遺骨返還について協議をしていると、報道されました」
青山繁晴
「はい。えー、これはですね、去年の11月頃から、こっそり始まってる、水面下の、日朝の交渉なんですね。えー、ということは、拉致問題全然動いていないって言いながら、これ違うパイプでは動いてるわけですね。で、この話何の話かと言うとですよ、つまり、第二次世界大戦当時に、中国の東北部、当時の言葉で言えば満州中心にいた、旧日本軍が、もう武装解除して、完全に降伏してるのに、その、ソ連が、当時のソ連が不当にも、それを勝手に、逮捕して連れ去って、しかもそれ兵士だけじゃなくて普通の奥様とか、はっきり言うとそういう人を強姦した上で、連れていったと、いうのが実はシベリア抑留ですよね。シベリア抑留の問題はある程度知られているが、ところがもっとむごいことがあって、連れていった中で、すでにご病気だったり、あるいは怪我が重くなって、ろくに働けないと、スターリンが判断した人間の、人間、私たちの先輩の方々を、北朝鮮にもう一回戻して、そこでさらに奴隷のように、私たちのたった60年や70年前の先輩を(こみ上げる)、奴隷のように働かせてですよ、そして、たくさんの方が亡くなった。全然分からなかったけども、実は平成17年になってですね、ロシアから、日本大使館に名簿が引き渡されてるんですよ。その、移送した、人たちだけで、2万7000人もの方がいて、一体この方々のうち、どれぐらいが生き残ったのか、あるいは、逆に言うと、どれぐらいの方が亡くなったのかははっきり分からない。数千から1万って説もあるけど、いや、2万人超えてほとんどの方が亡くなったって説もあって、その方の遺骨を、北朝鮮が初めて、返すということを言い始めたわけです。これどうしてかと言うと、実は北朝鮮には、成功体験があるんです。これです」
村西利恵
「アメリカと北朝鮮のパイプは、朝鮮戦争で死亡した、アメリカ兵の遺骨返還交渉」
青山繁晴
「はい。皆さんどうして、アメリカが例えば今回の米朝合意のようなことが、できるかと言うと、実はずーっと、何があってもつながってるパイプが1本だけあって、それがこれなんですよ。1950年から始まった朝鮮戦争で死亡した、米兵について、一番早くは1990年に、北朝鮮が最初の遺骨を返してきたんですね。えー、ということは、20年以上に渡って、ずーっとこの交渉が続いてきて、つまり、これをやると、日本との間もパイプができて、さらにパイプができるだけじゃなくてですよ、実は北朝鮮の本当の狙いは、これなんです」
村西利恵
「情報当局者によると、『北朝鮮は、拉致問題を米朝間の遺骨返還と同じにしたいようだ』」
青山繁晴
「はい。つまり、生きてらっしゃる拉致被害者を取り返し、不幸にして亡くなってる拉致被害者がいらっしゃったらその遺骨を取り返す。でも大半の方は生きてますから、生きて日本に帰っていただくのが拉致問題、最後の一人までそのようにするのが拉致問題なんですが、それを全部、遺骨返還ということにしてしまう。これはもう語るも恐ろしい話ですが、北朝鮮がその狙いをもし貫いていくとすると、生きてらっしゃる拉致被害者まで殺害することだって、私たちは、これも、はっきり申しましたが、その心配をしなきゃいけないんですよね。その上で先ほどの、横田滋さんの、血を吐くような、発言を見ていただくと、もう一度見て下さい」
青山繁晴
「はい。日本人妻の帰国を計画しているとか、いろんなことでまずパイプをつくって、拉致の解決につないでいきたいと。というのは、滋さんはいろんなことをご存知です。というのは、例えば、今、拉致問題担当大臣の松原さんは、松原さんは拉致問題に真剣に取り組んできたのは事実です。しかしそれだけに焦りもあって、とにかくこういうパイプ、北朝鮮の狙いは何であれ、遺骨返還ていう新たな、新たなパイプつくれるんだったらそこからやりたいってことを、横田滋さんをはじめ家族会の方に話してるから、滋さんは、その、めぐみさんのことだけ考えてるんじゃなくて、全部の拉致被害者のことを本当にこのご夫妻は考えてらっしゃるから、そのパイプ、もしそれで、何とかつなげるんだったら、つないで下さいと、いうことを、言わざるを得ないわけです。これほんとに、血を吐くような、悲痛な発言だと思います。その上でですね、これ、あの、日本のインテリジェンスだけじゃなくて、アメリカのインテリジェンスと、それから、拉致に関心持ってくれてる、海外で言うとイギリスとフランスぐらいのものですが、あとドイツも少し関心持ってくれてますがそういうところに、僕なりのルートで聞いていくとですよ、これは、北朝鮮側としては、その、中井さんが孤立してどうのこうのじゃなくて、野田首相自身が、この動きを認知してて、だから、生きてる拉致被害者を取り返すはずが、遺骨の返還って話にすり替わっていくのを、実は野田さんが容認してる、というふうに北朝鮮は受け取っていると、いうのが、国際社会の受け止めなんです」
青山繁晴
「それはどうしてかと言うとですよ、ここに、なぜ菅さんと鳩山さん出したかと言うとですよ、皆さんこの『アンカー』ではっきり何度も申しましたね。菅さんは6250万円、鳩山さんは1000万円の、キャッシュを、拉致事件の加害者の側に渡していて、(本人たちも)それを認めてるんですよ。認めていながら、この野田佳彦総理が、2人を最高顧問に就けたんですよね?で、外交担当の鳩山さんはイランに行って余計なことをして、日本の国益損ねてますが、それだけじゃなくて、拉致事件の加害者側にキャッシュを渡した元総理2人を最高顧問にしたということは、実は、拉致事件について、北朝鮮側が、とにかくパイプを作ってくれて…、言い方はあまりにもあれだけど、遺骨返還に話がすり替わろうが、前に出た方がいいんだと、いうことで、中井さんを動かし、そして松原さんも、残念ながら、その動きの中に入ってるというように、ま、世界は見てるわけです。これは、このまま行けば致命傷になるっていうのは、今、確実に生きてらっしゃる拉致被害者、全員がどうかは僕も分かりませんけれども、生きてらっしゃる拉致被害者は確実にいらっしゃいます。そうであったら偽の遺骨なんか出す必要ありませんから(一同同意)。だから、これは、私たちは、ミサイルミサイルというその、大騒ぎの報道に騙されないで、沖縄の人々のように、しっかり、最前線にいる気持ちで現実を見て、野田さんに対して、あなたが今、北朝鮮の手の平で、踊らされているのは間違っているっていうことを、どうぞ、伝えて下さい。えー、実は官邸のホームページであれどこであれ、政治家も官僚もそれ(国民の声)、気にしてますから。これは当事者から僕、聞いてますから。本当に気にしてるんで、どんどん声を挙げて下さい。絶対、北朝鮮のこの新たな動きに乗ってはいけません」
山本浩之
「いや、ほんとに、あの、今日は衝撃でしたね。あの、政権の中枢にいる人間たちがこれについてどう考えてるのかっていうのは、ほんと知りたいですね。どうもありがとうございました」
青山繁晴
「ありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
鳩山元首相の「要らん(イラン)外交」もひどかったですが、今日の話はよりショッキングでした。
民主党が政権を取ってから、外交や安全保障や日本の主権に関わる様々な問題で、進展どころか、もうほとんど全てが後退していってますよね。
後生だから、もうあんたら余計なことしないで下さい!(T^T)
今日のコーナーの最後にもあったように、青山さんは何年も前から変わることなく、「政治家も官僚も国民の声を気にしている」と言われています。
お手すきの方は声を届けて下さい。
○民主党に抗議
党本部 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1
TEL:03-3595-9988(代表) FAX:03-3595-9961
メール(ご意見):
http://www.dpj.or.jp/contact/contact
○首相官邸に抗議
〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目3-1
TEL:03-3581-0101
メール(ご意見・ご感想):
http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
○内閣官房拉致問題対策本部事務局に抗議
〒100-8968 東京都千代田区永田町1−6−1
TEL:03-5253-2111(代表) FAX:03-3581-3781
○松原仁拉致担当大臣に抗議
国会事務所 〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2
衆議院第2議員会館709号室
TEL:03-3508-7452(直通)
03-3581-5111(代表) 70709(内線)
FAX:03-3580-7336
メール:info@jin-m.com
○中井洽議員に抗議
東京事務所 〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1
衆議院第一議員会館508号室
TEL:03-3508-7263
メール(ご意見・ご質問):
http://www.nakai-hiroshi.net/contact/index.php
★★★国民大集会のお知らせ★★★
4月28日(土)午後2時から日比谷公会堂で行われます。詳しくは救う会のHPを。
近日中に拙ブログでも告知の記事を立てるつもりです。
この日は他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・党首討論ほか主に消費税増税をめぐる政局
・大飯原発再稼働問題 橋下大阪市長が改めて政府の対応批判 総選挙の争点へ
・サントラム氏撤退でアメリカ大統領選はロムニーVSオバマ
・中国・重慶市トップの薄熙来氏、党職務停止で失脚へ
これら拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらを是非ご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
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山本浩之
「えー、さっそく“ニュースDEズバリ”、今日はこのミサイル発射問題ですよね」
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山本浩之
「『喜ぶ北朝鮮』」
青山繁晴
「はい。すなわち、この、今言いました、実際の沖縄の現地と、こう全然違う本土の報道ぶり、報道だけじゃなくて、その、ま、政府も含めた、その対応ぶりが、実は北朝鮮にとっては、もう狙いぴったりで、もう喜んでるのはもう北朝鮮で、私たちはこのまま行くと、北朝鮮の手の平に、ね、乗せられちゃうと。北朝鮮ってほんとは人口2000万前後しかいないちっちゃな国ですけど、全然国力も違うし、飢え死にがたくさんいるってひどい国ですが、その国の手に日本全体が乗っけられかねないっていうことが、実はそのミサイルそのものよりも、そっちの方が重大問題なんで、あの、現地で、現地沖縄で感じた、見たことも含めて、このあと、一つ一つ皆さんと考えたいと思います」
山本浩之
「はい。それではコマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「さ、ミサイル発射を予告した期間がいよいよ明日から始まるんですけれども、私たちはどういうところ、えー、一番注目しなければいけないのか。さっそく解説お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。えー、先ほど申しました通り、この、大報道が、行われているんですが、報道されてるわりに、今回のミサイルについて、報道されていない真実が、3つもありますと、いうことを、これから、見ていくんですが、その前に、えー、いわば今回の最前線になってる沖縄、のことについてお話ししたいと思います。はい、まず出して下さい」
村西利恵
「青山さんは、行かれていた沖縄で、仲井真知事にお会いされたと」
青山繁晴
「はい。えー、仲井真さんと、たぶん過去、一番長時間、じっくり話した、ことになると思うんですけどね。この、仲井真さん、ていう沖縄のトップだけじゃなくてですね、あの、この沖縄で、普通の市民の方とも、あるいは財界人・企業人とか、あるいは普通の、それこそサラリーマンの人とか、男女合わせてたくさんの人と会いましたけれど、もう一言で言うと、沖縄まったく冷静なんですよ」
一同
「ほうー」
青山繁晴
「で、テレビ、テレビ、新聞ていうか特にテレビはね、もう不安がる市民の声、えー、自衛隊が来て戦争になるんじゃないかと、もう戦争の匂いが立ちこめて心配だっていう、その、もう、もう何十年も聞いたような話がそのまま、流される。で、そういうことを、例えば、僕を、案外分かってる人、那覇にも多くて、あの、言いにきた人もいますよ?いますけど、もうはっきり言うと100人に1人ぐらいの割合なんですよ。ね」
一同
「はあー」
青山繁晴
「えー、僕も100人、全部、会ったわけじゃないから、ちょっともうちょっと正確に言うと、まあ10人に、でも10人に1人もいなかったですね。むしろ、その、今回のミサイル発射が、まあ、最悪の場合は沖縄に落ちるかもしれないけれども、そもそも沖縄を狙ったもんでなくて、で、北朝鮮もこれ、いわば3回目なんだから、その、沖縄に起きる、いや、落ちる、破片も含めて落ちる可能性は、大きくないってことを皆さん冷静に知ってて、それから、これ(画像左側)自衛隊ですけど、自衛隊とアメリカ軍は違うってことも、もう例えば10年前と全然違って、すごく理解されてるんですよ。で、僕は今回、『アンカー』でもやった白梅の塔にももちろん行ってまいりましたが、その、あそこで自決された15の少女たちに、今回報告したことの一つは、沖縄の方々は、もうあの沖縄戦も含めて、あの体験も含めて、ずいぶんと冷静になられました。それに比べて、残念ながら私たち本土の人間は、実は、沖縄を未だに古い目で見てますってことも、あえて、少女たちに報告したぐらいなんですよね。で、この沖縄のその冷静な対応というのは、その、今申しました、沖縄にとってリスクはそんなに実は高くないっていうことだけじゃなくて、色んなことを実は、知事をはじめ皆さんご存知なんです。例えばその一つは、これです」
村西利恵
「報道されない3つの真実。その1つ目は、新たな軍事的脅威はない」
青山繁晴
「ええ。これ自体、その、今のニュースを一生懸命ご覧になってる方、ちょっとびっくりされる人もいるんですよ。つまり、こういう新しいロケットを撃つんだから、日本にとってまた、その、新しい脅威が生まれてるんで、だから自衛隊もああやってたくさん行かなきゃいけないし、もう報道も大騒ぎなんだと思われてるでしょうが、それ全然実態と違ってて、実はこうです」
村西利恵
「自衛隊の将校によると、『北朝鮮のミサイル発射は、政治ショーに過ぎない。日本にとって、軍事的な脅威に変化はありません』」
青山繁晴
「はい。あの、これは北朝鮮のミサイルが、日本にとって脅威じゃないって話じゃないんですよ?そうじゃなくて、脅威なんですが、その、変化はないということなんですね」
村西利恵
「今までと変わらない」
青山繁晴
「はい。えー、これは、もうちょっと具体的に言うと、こうです」
村西利恵
「その理由というのは、日本を狙うミサイルの発射実験と実戦配備は、終わっているから」
青山繁晴
「そうです。つまり、今回の、あの、でかい長いミサイルの発射で、新たに日本が困るんじゃなくて、もうとっくに、具体的に言うと6年も前から、日本に対してのミサイルの、実験も、そして100基以上とみられる実戦配備ももう終わってて、今さら、はっきり言うと、どうということはないんです。それ、さらに具体的に見るとこうです」
村西利恵
「振り返ってみると、2006年と2009年に、北朝鮮はミサイルの発射実験を行っています」
青山繁晴
「はい。これあの、『アンカー』でさんざん実はやったんですけれども、もう6年も経っちゃいましたけど、2006年の夏の初めに、日本海に、これ合計で言うと7発撃ち込みましたよね。で、その中にノドンていう、中距離弾道ミサイルも含まれていて、それがその時点ですでに、例えば命中精度がすごく向上し、それからミサイルの頭の上にですね、今回、人工ようせい、いや、人工衛星、のようなものを載っけますが、要するに頭の上にどれぐらいの、爆弾とか、あるいは人工衛星のようなものを載せられるかってのは、ペイロードって言うんですが、それもとっても大きくなったと。で、さらに飛んでいく、射程距離、飛距離も、ま、今まで1300キロぐらいだったのが、あー、最大で考えると、1800キロ近くなったと。だからこそ、イランがこのミサイルを、北朝鮮から買って、それで、イスラエルが今、撃たれる前にイランを攻撃しようかって話になってるぐらい、ずーっとつながってる話で、もう、ここですでにそうなんですよ。ところがこのテポドンてやつは、もっと距離の長いやつで、えー、この時は発射から40数秒で爆発しちゃって大失敗したわけですね」
村西利恵
「はい」
青山繁晴
「で、そのために3年後に、このテポドン2をもう一回発射して、で、その時はかなり飛んでいったんですが、その、今回と同じように、この3段目の先っちょにですね、3段式なんですけど3段めの先っちょに、えー、人工衛星、のようなもの、当時もおそらく載っけてたと思われるけども、3段目が爆発しちゃって、それ、地球を巡るこう周回軌道って言いますけど、乗らなかったんですよ。え、今回は、いよいよこのテポドン2号の3段目も無事に飛んで、ま、1回でも2回でも回ってもらって、人工衛星っていうほどの中身はないけれども、しかし何とか金将軍を讃える歌を流したりですよ、それから数枚、地上の写真を撮ったりするぐらいはできるんじゃないかと、いう話であって、これで皆さん、もうお気付きと思いますが、それだからと言って、どんな新しい脅威があるのかと、いうことなんですよね(一同同意)。で、実はこれ、アメリカは実は脅威でしょうって言う人もいるんですが、アメリカにとっても大した脅威じゃない、これ沖縄の最前線行ってもよく分かりました、アメリカ軍も、はっきり言うと、別に大して緊張してなかったですよ。ね。何でかと言うと、アメリカに撃ち込んだら北朝鮮どうなりますか?1発か2発、何とかかろうじて撃ち込もうとしても、そうすると、1000、1000を超えるような核爆弾飛んできますから、北がそんなことするわけがないんですよ。そして、さらにそれに加えて2つ目の真実があります。はい、出して下さい」
村西利恵
「2つ目の真実は、北朝鮮のミサイル発射を、後押ししたのはアメリカ。…隠れてますけど」
青山繁晴
「はい。あの、『アンカー』ですでにやりましたよね。つまりアメリカが、えー、米朝合意、アメリカと北朝鮮が合意して、例えば核開発のごく一部だけをしばらく凍結するだけで、栄養補助食品ってやつあげるからねっていう米朝合意しちゃったから北朝鮮は安心して、ミサイル発射になったので、後押ししてるのはほんとはこのオバマさんですよって話は、すでにしたんですよ(一同同意)。で、同じ話を二度、この『アンカー』ではほとんどしないんですが、それ何で今日したかというと、ここにもう1個付け加えがあるんです。今日新たにですね。はい、出していただくと。具体的に…」
村西利恵
「後押ししたのはアメリカ(一同笑&ざわ)」
青山繁晴
「具体的って何だろう、これです。はい、出して下さい」
村西利恵
「次のモニターです。情報当局者によると、『デービース・アメリカ国務省北朝鮮担当特別代表が、北朝鮮側に、人工衛星なら構わないと、ミスリードした』と」
青山繁晴
「はい。この、デービースさん、例えば今年2月に北京で、えー、北朝鮮と交渉を行いました時に、その時に北朝鮮は、人工衛星だったら、この宇宙の平和利用、平和開発だからいいよねって言った時に、デービースさんが、そりゃ人工衛星だったら平和利用だってことを言った、ま、らしいってことになってんだけども、日本のインテリジェンス、情報当局は、実質それを確認してるわけです。それどうしてかと言うと、そんな今年に、今年2月になってからの話じゃなくて、去年の段階で、えー、実は北朝鮮側から、去年の段階ってのはこの金正日総書記は、去年の12月17日に亡くなりましたけど、その前、だから12月初めの段階と思われますけれども、その時に、えー、来年、つまり2012年の4月15日に、人工衛星打ち上げたいってことをアメリカに通告してるんです。これは間違いありません。それ何で通告してるかと言うと、話は最初から決まってて、えー、この2012年の4月っていうのは、えー、金日成国家主席、つまり、この金正日総書記のお父さん、今の、独裁者になりつつある金正恩さんのお祖父さんにあたるわけですが、生誕100周年ていう、めでたいなって話になってて、その時には、今まで失敗してきた人工衛星の打ち上げってやりたいっていうのを、アメリカに通告してるわけですよ。で、アメリカに通告した上で、そのあとに米朝合意ができてるんですから。だからアメリカが後押ししてるっていうのは、実はいい加減な話じゃなくて、これは、あえて言えば、フェアに言えば、北朝鮮が、アメリカがその人工衛星云々でいったん、いったん怒ったふりをして、いったん食糧凍結しても、そのあと、次に核実験やるやらないの話の時にまた交渉できるから、栄養補助食品なんてものじゃなくて、穀物そのものを大量にくれたり、むしろステップアップできると、誤解する方が、むしろ当然なんですよね。で、従って、この、このことを、報道、日本の報道はもっと強調しなきゃいけないけれどもそれがほとんどないから、だから、例えば、えー、野田総理も、こないだソウルで、核セキュリティーサミットあった時に、米朝合意の問題とか、あるいはそれを支えてきた中国の、裏援助の問題とかに全く触れないで、すんでしまってるってことなんですよね。で、さらに、実はこういうことを踏まえて、もっと、ある意味、もっと恐ろしいことがあって、それがこれなんです」
村西利恵
「真実その3。このミサイル発射が、拉致問題の致命傷になりかねない」
青山繁晴
「はい。これはですね、あの、今言いましたような、状況を、北朝鮮が、いわばしたたかに、計算した上で、拉致問題について、実は新たな動きに出ているんです。全く、その真実が、報道されてませんけれども、実は、その新たな動きというのが、拉致問題解決する、ま、ここにいらっしゃる方々に加えて、もっとたくさんの拉致被害者が実際にいらっしゃるんですけれども、その方々を、私たちが取り返せなくなるかもしれないと。致命傷っていうのはちょっと辛い言葉ですけれども。それどうしてかと言うと、例えば、こういうことなんです」
村西利恵
「情報当局者によると、『日本は拉致問題を持ち出せなくなる』」
青山繁晴
「はい。これ何のことかと言うと、さっき申しましたね、このミサイル、明日(12日)以降に撃って、ま、それ自体はっきり言って大したことない。でも、そのあとに、過去2回はいずれも核実験やってるわけですから、今回もやるぞやるぞってふりはもうしてるわけですよ(一同同意)。その、穴を掘ってみせたりしてるわけですよね。で、それをカードにして、北朝鮮は何を目指してるかと言うと、核実験やるやらないで、交渉をして、実は北朝鮮も6カ国協議の再開ってやる気なんですよ。で、その時に北朝鮮が圧倒的に有利になっていたいっていうことなんですよ。で、大事なのは、その6カ国協議再開される時に、日本が、核やミサイルではなくて、拉致問題も、しっかりその時に言える立場にいなきゃいけないんですよ。ところがですよ、今まで、野田総理をはじめとして、さっきの核セキュリティーサミットでも、その拉致問題のことを、全く何も言ってこないですから、6カ国協議が開催、再開された時こそ日本の危機で、拉致問題をそこでどうやって出せるのか。もう出せなくなりつつあると。それだから、6カ国協議のようなまともな場じゃなくて、裏で話が進みつつあって、その裏に北朝鮮が仕掛けをしてるってことなんですよ。その仕掛けは何なのかということについて、これも(フリップを出しかける)、…はい、ついて、大事なヒントがあります。出して下さい」
村西利恵
「はい。ご覧いただきましょう。今月7日に行われた横浜市での集会で、拉致被害者家族会の横田滋さんは、『日本人妻の帰国を計画しているとか、いろんなことで、まずパイプをつくって、拉致の解決につなげていきたい』と話されました」
青山繁晴
「はい。今ね、思わず、この生放送で僕は、これ(今出ている画像)パスしてしまいそうになったんですけど、それどうしてかと言うと、それめっちゃ辛いからです。これね、あの、娘のめぐみさんがいなくなった日々っていうのは、滋さん早紀江さんにとって、全く慣れることがない日々なんですよ。で、私たちはどうしても誤解しがちになるけど、ま、何十年も続いてるからと思いがちですが、一日一日さいなまれてる、らっしゃるわけですね。で、その中で、横田滋さんが、実は今までと、これ発言違うんです。違う発言をせざるを得なかった。ここに、重大な、実は裏の、交渉が隠されていて、それを後半お話ししますけれど、そのキーワードは、あえてこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『むごい新事実』。拉致問題について北朝鮮が用意する新たな仕掛けについて、このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「んー、この拉致問題が致命傷になりかねないと、聞くだけでもショッキングなんですけれども、北は、この拉致問題でどんな仕掛けを用意しているのか。続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。この横田滋さん、あの、直接お会いしても本当に温厚で穏やかな人で、だからどちらかと言うと柔軟な考え方だから、これも、すぐに、めぐみを返せっていうことじゃなくて、いろんなパイプありますよねっていう、範囲内での、こう受け止めをした人多いと思うんですよ。つまりはっきり言うと報道が真実語らないから。ところが、政府の中で、その、出世に結びつかないのに、拉致問題に一生懸命取り組んできた、あえて言うと良心的な人、何人かいます。何人かしかいないけど、何人かいる。その人たちは皆この発言にショックを受けてるんですよ。何でかと言うと、この横田滋さんのご発言には、背景が、はっきりあるからであって、その背景はこれです」
村西利恵
「中井洽(ひろし)元拉致担当大臣と宋日昊(ソンイルホ)日朝国交正常化担当大使が、去年7月と今年1月に会談しましたが、その会談の中身が明らかになりました。話し合われている内容は大きく3つで、よど号犯の帰国、日本人妻の帰国、そして、旧日本兵らの遺骨返還」
青山繁晴
「まずね、この中井さんの動きについて、その報道ぶりは、とにかく孤立してて、政府とは関係ないんだっていうように報道してますが、嘘です。本当は、この野田政権が直接、その、中井さんの動きと、こうかみ合ってるんですね。で、さらにですよ、これ見ていただくと、拉致のらの字もないわけですよね(一同同意)。ね。で、同時に、この、よど号犯、これ帰国っていうのはほんとはこう言いたくなくて、犯人の引き渡しですが、北朝鮮側は犯人って扱いしてないから、いちおうここでは帰国と書きました。それから日本人妻っていうのは、かつて日本の女性で、えー、朝鮮出身の方と結婚された方がいらっしゃって、北朝鮮を信じて渡ったところ、ひどい生活とひどい扱いを受けて、帰りたいって方はもちろんいらっしゃるんです。で、一時帰国とよく報道されるんですが、実際日本にもし戻られて、このまま日本にいたいと、おっしゃった時にまさか帰すわけにいきませんから、ここでは私たちの志を込めて帰国と書きました。さて、それ以外に、この旧日本兵らの遺骨返還、実は、こういうこと(よど号犯と日本人妻の帰国)は今までも何度もやってきて、それだけだったら、横田滋さんの発言になってないんです。滋さんの発言はここ(日本人妻の帰国)だから、今までと同じに見えるけども、実はもう1個、新しい動きがあって、旧日本兵らの遺骨返還、これ何のことなのか。北朝鮮から、日本兵の遺骨を返還するって話を、よく理解して今まで聞いたことがある人は、たぶんすごく少ないと思うんですよ」
村西利恵
「そうですね」
青山繁晴
「これは実は、さっき僕がむごい、新事実って言ったのはこのことで、正確には新事実じゃないんです。本当は事実として前からあったのに、実は日本国民にほとんど知らされていない、知られていない事実があって、それはこれです」
村西利恵
「日本と北朝鮮の両政府は、終戦直後に旧ソ連に抑留され、北朝鮮に移送後死亡した旧日本兵らの、遺骨返還について協議をしていると、報道されました」
青山繁晴
「はい。えー、これはですね、去年の11月頃から、こっそり始まってる、水面下の、日朝の交渉なんですね。えー、ということは、拉致問題全然動いていないって言いながら、これ違うパイプでは動いてるわけですね。で、この話何の話かと言うとですよ、つまり、第二次世界大戦当時に、中国の東北部、当時の言葉で言えば満州中心にいた、旧日本軍が、もう武装解除して、完全に降伏してるのに、その、ソ連が、当時のソ連が不当にも、それを勝手に、逮捕して連れ去って、しかもそれ兵士だけじゃなくて普通の奥様とか、はっきり言うとそういう人を強姦した上で、連れていったと、いうのが実はシベリア抑留ですよね。シベリア抑留の問題はある程度知られているが、ところがもっとむごいことがあって、連れていった中で、すでにご病気だったり、あるいは怪我が重くなって、ろくに働けないと、スターリンが判断した人間の、人間、私たちの先輩の方々を、北朝鮮にもう一回戻して、そこでさらに奴隷のように、私たちのたった60年や70年前の先輩を(こみ上げる)、奴隷のように働かせてですよ、そして、たくさんの方が亡くなった。全然分からなかったけども、実は平成17年になってですね、ロシアから、日本大使館に名簿が引き渡されてるんですよ。その、移送した、人たちだけで、2万7000人もの方がいて、一体この方々のうち、どれぐらいが生き残ったのか、あるいは、逆に言うと、どれぐらいの方が亡くなったのかははっきり分からない。数千から1万って説もあるけど、いや、2万人超えてほとんどの方が亡くなったって説もあって、その方の遺骨を、北朝鮮が初めて、返すということを言い始めたわけです。これどうしてかと言うと、実は北朝鮮には、成功体験があるんです。これです」
村西利恵
「アメリカと北朝鮮のパイプは、朝鮮戦争で死亡した、アメリカ兵の遺骨返還交渉」
青山繁晴
「はい。皆さんどうして、アメリカが例えば今回の米朝合意のようなことが、できるかと言うと、実はずーっと、何があってもつながってるパイプが1本だけあって、それがこれなんですよ。1950年から始まった朝鮮戦争で死亡した、米兵について、一番早くは1990年に、北朝鮮が最初の遺骨を返してきたんですね。えー、ということは、20年以上に渡って、ずーっとこの交渉が続いてきて、つまり、これをやると、日本との間もパイプができて、さらにパイプができるだけじゃなくてですよ、実は北朝鮮の本当の狙いは、これなんです」
村西利恵
「情報当局者によると、『北朝鮮は、拉致問題を米朝間の遺骨返還と同じにしたいようだ』」
青山繁晴
「はい。つまり、生きてらっしゃる拉致被害者を取り返し、不幸にして亡くなってる拉致被害者がいらっしゃったらその遺骨を取り返す。でも大半の方は生きてますから、生きて日本に帰っていただくのが拉致問題、最後の一人までそのようにするのが拉致問題なんですが、それを全部、遺骨返還ということにしてしまう。これはもう語るも恐ろしい話ですが、北朝鮮がその狙いをもし貫いていくとすると、生きてらっしゃる拉致被害者まで殺害することだって、私たちは、これも、はっきり申しましたが、その心配をしなきゃいけないんですよね。その上で先ほどの、横田滋さんの、血を吐くような、発言を見ていただくと、もう一度見て下さい」
青山繁晴
「はい。日本人妻の帰国を計画しているとか、いろんなことでまずパイプをつくって、拉致の解決につないでいきたいと。というのは、滋さんはいろんなことをご存知です。というのは、例えば、今、拉致問題担当大臣の松原さんは、松原さんは拉致問題に真剣に取り組んできたのは事実です。しかしそれだけに焦りもあって、とにかくこういうパイプ、北朝鮮の狙いは何であれ、遺骨返還ていう新たな、新たなパイプつくれるんだったらそこからやりたいってことを、横田滋さんをはじめ家族会の方に話してるから、滋さんは、その、めぐみさんのことだけ考えてるんじゃなくて、全部の拉致被害者のことを本当にこのご夫妻は考えてらっしゃるから、そのパイプ、もしそれで、何とかつなげるんだったら、つないで下さいと、いうことを、言わざるを得ないわけです。これほんとに、血を吐くような、悲痛な発言だと思います。その上でですね、これ、あの、日本のインテリジェンスだけじゃなくて、アメリカのインテリジェンスと、それから、拉致に関心持ってくれてる、海外で言うとイギリスとフランスぐらいのものですが、あとドイツも少し関心持ってくれてますがそういうところに、僕なりのルートで聞いていくとですよ、これは、北朝鮮側としては、その、中井さんが孤立してどうのこうのじゃなくて、野田首相自身が、この動きを認知してて、だから、生きてる拉致被害者を取り返すはずが、遺骨の返還って話にすり替わっていくのを、実は野田さんが容認してる、というふうに北朝鮮は受け取っていると、いうのが、国際社会の受け止めなんです」
青山繁晴
「それはどうしてかと言うとですよ、ここに、なぜ菅さんと鳩山さん出したかと言うとですよ、皆さんこの『アンカー』ではっきり何度も申しましたね。菅さんは6250万円、鳩山さんは1000万円の、キャッシュを、拉致事件の加害者の側に渡していて、(本人たちも)それを認めてるんですよ。認めていながら、この野田佳彦総理が、2人を最高顧問に就けたんですよね?で、外交担当の鳩山さんはイランに行って余計なことをして、日本の国益損ねてますが、それだけじゃなくて、拉致事件の加害者側にキャッシュを渡した元総理2人を最高顧問にしたということは、実は、拉致事件について、北朝鮮側が、とにかくパイプを作ってくれて…、言い方はあまりにもあれだけど、遺骨返還に話がすり替わろうが、前に出た方がいいんだと、いうことで、中井さんを動かし、そして松原さんも、残念ながら、その動きの中に入ってるというように、ま、世界は見てるわけです。これは、このまま行けば致命傷になるっていうのは、今、確実に生きてらっしゃる拉致被害者、全員がどうかは僕も分かりませんけれども、生きてらっしゃる拉致被害者は確実にいらっしゃいます。そうであったら偽の遺骨なんか出す必要ありませんから(一同同意)。だから、これは、私たちは、ミサイルミサイルというその、大騒ぎの報道に騙されないで、沖縄の人々のように、しっかり、最前線にいる気持ちで現実を見て、野田さんに対して、あなたが今、北朝鮮の手の平で、踊らされているのは間違っているっていうことを、どうぞ、伝えて下さい。えー、実は官邸のホームページであれどこであれ、政治家も官僚もそれ(国民の声)、気にしてますから。これは当事者から僕、聞いてますから。本当に気にしてるんで、どんどん声を挙げて下さい。絶対、北朝鮮のこの新たな動きに乗ってはいけません」
山本浩之
「いや、ほんとに、あの、今日は衝撃でしたね。あの、政権の中枢にいる人間たちがこれについてどう考えてるのかっていうのは、ほんと知りたいですね。どうもありがとうございました」
青山繁晴
「ありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
鳩山元首相の「要らん(イラン)外交」もひどかったですが、今日の話はよりショッキングでした。
民主党が政権を取ってから、外交や安全保障や日本の主権に関わる様々な問題で、進展どころか、もうほとんど全てが後退していってますよね。
後生だから、もうあんたら余計なことしないで下さい!(T^T)
今日のコーナーの最後にもあったように、青山さんは何年も前から変わることなく、「政治家も官僚も国民の声を気にしている」と言われています。
お手すきの方は声を届けて下さい。
○民主党に抗議
党本部 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1
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メール(ご意見):
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○首相官邸に抗議
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○内閣官房拉致問題対策本部事務局に抗議
〒100-8968 東京都千代田区永田町1−6−1
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○松原仁拉致担当大臣に抗議
国会事務所 〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2
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○中井洽議員に抗議
東京事務所 〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1
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TEL:03-3508-7263
メール(ご意見・ご質問):
http://www.nakai-hiroshi.net/contact/index.php
★★★国民大集会のお知らせ★★★
4月28日(土)午後2時から日比谷公会堂で行われます。詳しくは救う会のHPを。
近日中に拙ブログでも告知の記事を立てるつもりです。
この日は他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・党首討論ほか主に消費税増税をめぐる政局
・大飯原発再稼働問題 橋下大阪市長が改めて政府の対応批判 総選挙の争点へ
・サントラム氏撤退でアメリカ大統領選はロムニーVSオバマ
・中国・重慶市トップの薄熙来氏、党職務停止で失脚へ
これら拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらを是非ご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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