紀宮さまご結婚〜気になる新聞の言葉遣い
晴れやか紀宮さま 黒田さんとご結婚

 紀宮清子内親王殿下と黒田慶樹さんのご結婚を心よりお祝い申し上げます。
 (以下、心情的理由から「紀宮さま」と表記しますがお許しを!)

 昼間、仕事しながらチラチラと特番を見てたんですが、心が温かくなるというか、ほのぼのとするというか、何とも形容しがたい気持ちになりました。
 遠い世界の方々のはずなのに、なぜか身近に感じる。不思議ですね。

 披露宴での両陛下のご表情が特に印象的でした。優しく慈愛に満ちたお顔で紀宮さまをご覧になってましたよね。ジーンと来ました(T^T)
 私たち庶民のレベルでも、よく「いい結婚式だったね」とか言いますが、そういう場合は例外なく、“親子の情愛”が感じられた式を言うものです。
 今日の紀宮さまと黒田さんの結婚式も、まさにそういうものだったと思います。

 ところが、そんなお祝いムードに水を差す出来事もあったようで……。

 ・紀宮さま結婚:NHKの上空ヘリ取材に抗議 宮内庁
 NHKは15日、皇居・御所を車で出る紀宮さまの様子などをヘリコプターから撮影し、生中継した。これに対し宮内庁は「上空取材の自粛要請に従わなかった」として、NHKに抗議するとともに、午後2時からの2人の記者会見へのNHK記者の参加を拒否した。NHKが担当だった代表撮影は予定通り行われ、放送した。
(以下略)

 またNHKですか……(-.-#)


 さて、今日は新聞の社説も一斉にご結婚の話題を取り上げてましたね。

 朝日新聞は紀宮さまが「市民」となられることを強調しているような印象。
 言葉遣いも敬語がほとんどなくて、気安い感じがします(ま、朝日は昔からだが)。
朝日社説:紀宮さま 「清子さん」になる日
 天皇家の長女である紀宮さまと東京都職員の黒田慶樹さんが、きょう結婚する。幼なじみのお二人は2年半前に再会し、愛をはぐくんできた。改めて、おめでとうと申し上げたい。

 天皇家の女性皇族の結婚は、昭和天皇の五女島津貴子さん以来、45年ぶりである。結納を交わす納采の儀、日取りが決まる告期の儀など、皇室の伝統儀式は今回も行われた。

 しかし、これまでとは違う面も少なくない。貴子さんまで天皇家の皇女の結婚相手は、旧皇族や、爵位を持っていた旧華族の男性だった。黒田さんは旧華族に親縁があるとはいえ、そのどちらでもない。皇女が普通の市民と結婚するのは初めてのことだ。

 貴子さんのときは両親の昭和天皇、香淳皇后が結婚式にだけ出席し、披露宴には出なかった。今回は天皇、皇后両陛下が結婚式と披露宴の両方に出席する。

 披露宴の規模や招待者などは、お二人で相談して決めたという。

 新郎と新婦が親しい人たちに励まされて人生の門出に立つ。双方の親や親族がその姿を見守る。そうした一般の結婚式に近いものになるだろう。

 伝統を守りながらも、親しい人との友情や家族の愛情をたいせつにする婚儀のあり方は、多くの国民に好感を持って迎えられるはずだ。

 両陛下とお別れをする朝見の儀で、紀宮さまは「深いご慈愛の中でお育ていただきましたことを心よりありがたく存じます」と述べた。両陛下は「力を合わせて楽しい家庭を」「お二人の健康と幸せを祈ります」と語りかけた。どこの家庭にも通じる親子の情愛が感じられた。

 紀宮さまは皇族を離れても、一家で皇居を訪れ、これまで通り両陛下と親子の会話を楽しむ時間を持てるようであってほしい。

 両陛下にとっても、結婚した娘としばしば会えることは喜びとなろう。

 美智子さまは皇太子さまとの結婚後、両親となかなか会えなかった。父親の正田英三郎さん、母親の富美子さんが御所を訪れるのは誕生日などの限られた日だけだった。

 婚姻届が区役所で受理されると、紀宮さまは皇族の身分を離れ、初めて姓を得て「黒田清子(さやこ)さん」になる。選挙権を持ち、年金にも加入する。

 プリンセスから専業主婦へ。生活環境は一変するが、山階鳥類研究所で働いた経験を生かしてもらいたい。

 いま検討中の皇室典範改正で女性天皇が認められれば、女性皇族は結婚後も皇室にとどまる見通しだ。紀宮さまは結婚で皇室を離れる最後のプリンセスになるかもしれない。それだけに、お二人は結婚後も注目されるだろう。

 だが、「紀宮さま」が「清子さん」になるということは、公人から私人に変わることでもある。市民としての生活を築こうとするお二人を、私たちも節度をもって静かに見守りたい。

 気安い言葉遣いは毎日も同様。
毎日社説:紀宮さま結婚 温かい家庭を築いて下さい
(前略)
 この結婚に温かい気持ちを抱く理由の一つは、折に触れて母と娘の太いきずなを感じるからではなかろうか。美智子さまと紀宮さまの仲のよさはよく知られている。美智子さまは今年の誕生日に宮内記者会の質問に文書で回答し、紀宮さまについてこう述べた。

 「私が何か失敗したり、思いがけないことが起こってがっかりしている時に、まずそばに来て、『ドンマーイン』とのどかに言ってくれる子供でした」。目に浮かぶようだ。「控えめながら闊達(かったつ)に自分独自の生き方を築いてきたように思う」とも語っている。

 紀宮さまは大学卒業に際しての記者会見で理想の女性像を問われ「皇后さまのような女性になれたら」と述べた。今年の誕生日では、文書回答で「皇后さまが経てこられた道にはたくさんの悲しみがあり、そうした多くはご自身で癒やされるしかないものもあったと思いますし、口にはされませんが、いまだに癒えない傷みも持っておられるのではないかと感じられることもあります」と、深い思いやりを記している。
(以下略)

 読売は言葉遣いがしっかりしてます。朝日・毎日と比べてみて下さい。
読売社説:[紀宮さまご結婚]「新たな門出をお祝いしたい」
 紀宮さまが、きょう15日、結婚される。

 天皇家の皇女の結婚は1960年の昭和天皇の五女、島津貴子さん以来、45年ぶりだ。

 お相手の東京都職員、黒田慶樹さんは、次兄である秋篠宮さまの学習院初等科時代からの友人だ。紀宮さまは、ごく自然な形で黒田さんと出会い、交際を深めて、この日を迎えられた。心よりお祝い申し上げたい。

 紀宮さまは、12日の「朝見の儀」で両陛下に別れのあいさつをされた。

 天皇陛下は「楽しい家庭を築き、社会人としての務めを果たしていくよう願っています」とお言葉を述べられた。皇后さまも「家族の一員として、本当によく尽くしてくれました。幾久しい幸せを祈ります」と語りかけられた。
(以下略)

 産経も言葉遣いはマル。
 また皇族の減少とそれに伴う公務の負担を憂慮。他紙にはない視点で語っています。
産経社説:紀宮さまご結婚 皇室の役割考える契機に
 天皇家の長女である紀宮さまが今日、東京都職員、黒田慶樹さんとの結婚式をあげられる。皇室にとって久しぶりの慶事であり、心からのお祝いを申し上げたい。

 同時に、国民の関心を集めているご結婚が、皇室や皇族が果たされている役割について改めて考える機会となるよう期待したい。

 紀宮さまは結婚と同時に、皇籍を離れ、「黒田清子(さやこ)」さんという一民間人として、新たな人生のスタートを切られる。このことは皇室典範によって定められていることであり、お幸せな結婚生活を祈るばかりである。

 皇族としての紀宮さまは実に多くの公務を引き受け、誠実にお務めになってきた。とりわけ盲導犬育成など福祉や青少年関係の行事には熱心に出席、若い人たちとの交流にも努められた。国際交流の面でも、外国の公式ご訪問は十四カ国に上っている。

 また公務ではないが、皇太子さまや秋篠宮さまが独立された後は、天皇、皇后両陛下のおそばで、良き相談相手になっていらっしゃったという。皇室の中心的役割を担われていたのだ。

 しかし民間人になると、こうした公務からもお離れになる。これも制度上やむを得ないことだが、関係団体の中には「ご結婚後も行事に出席していただけないだろうか」といった声まで聞かれるという。

 天皇を中心とした皇族方は、福祉、医療、文化、スポーツなど多岐にわたる分野で社会活動に勤(いそ)しまれてきた。それが国民の皇室への敬愛の念にもつながってきたのである。紀宮さまが皇室を離れられるのを機に、このことはしっかりと確認したいものだ。

 しかし、戦後の「臣籍降下」によって皇族の人数が激減した。その後も逝去や結婚によって、減少の傾向は変わらない。おのずと一人ひとりにかかる公務のご負担は、重くなっている。国民の側が考えるべき問題だ。

 最近の女性天皇や女系天皇をめぐる論議の中で、男系を維持するため女性皇族が旧皇族から養子をとることを認めるという案もある。結果として女性皇族が皇室にとどまることになる。

 男系・女系の問題はともかく、皇族をこれ以上減らさず、皇室の役割に支障をきたさないためにも、一考に値する案のように思える。

 まあ敬語についてはこれ以上突っ込まんとこう。私も言葉遣いがかなりあやふやなので、あんまり偉そうなことは言えません(^^ゞ

 ※参考リンク:
 飯間浩明のことばのページさんより「天皇に対する敬語」


 女系天皇と言えば、昨日付ですがこのようなニュースがありました。

女系天皇異論に「同感」−石川嘉延・静岡県知事
静岡県の石川嘉延知事は14日の定例会見で、質疑応答終了後、三笠宮寛仁さまが女系天皇の容認に異論を唱えたことを自ら取り上げ「非常に同感だ。危機感を持ってよく勇気ある発言をされた」と述べ、賛意を示した。

都道府県知事が定例会見で、皇位継承の在り方について発言するのは異例。

石川知事は、首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が女性、女系天皇を容認する方針を打ち出している点に関連して「(皇位継承順位を長子優先とした場合)その先は天皇制をやめるということに、導火線を引くことになる」と強調。「大変なことを、あまりに拙速な手続きで結論を出そうとしている」とし「とんでもない話だ」と批判した。

 石川知事GJ!(≧▽≦)
 こういう声がもっと全国に広がっていけばいいんですけどね〜。
 うちの知事は……あきませんわ。女人禁制の土俵に上がろうとするような人ですから。
 「男女平等の世の中ですし、女性天皇、いいんじゃないですか?」とか言いそう(T^T)
 (私は大阪府在住です)

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Posted by くっくり 01:42 | 皇室 | comments (13) | trackback (2)
コメント
CNNで大きく取り上げていました。
世界の新聞で取り上げられていたので驚きました。
私はネットでいろいろな国の新聞の英語版を読みます。
紀宮さまには、お幸せになっていただきたいです。
Posted by madoka | URL | 05/11/16 02:21 | HbUg99FM

なるほど、こうして比べてみると産経や読売の記事の方が断然綺麗で、読んでいて気持ちも良いですね。
Posted by BOO | URL | 05/11/16 04:57 | wjj9bmPE

Booさんの意見に同感ですね。
新聞を並べて読むということってあまりしないと思うのですが、いざこの様に並べてみると違いが歴然としていますね。
ネットでも新聞が読めるのですが、個人的には行間から感じ取れるニュアンスが好きだったりします。

TB&コメントさせていただきます。
不適切であると判断なされた場合、お手数ですが削除をお願いいたします。

トイレットペーパー販売ブログ「トイレットのHanako」
Posted by Hanako営業 | URL | 05/11/16 08:34 | /QfZoVFk

朝日や毎日といった【中国品質の粗悪新聞】に正しい言葉遣いなんて高級なことを期待するのは無理かも・・・。脳ミソの芯まで狂っているのですから。
Posted by けん | URL | 05/11/16 09:53 | l4o9jQc2

朝日新聞は、入試問題に使われることを拡販の材料に
使っているようですが、皇室に対するこのような言葉使い
では、読者の受験生の国語の点数は期待できないでしょうね。 

しかしこの記事を読むと、何か無理をしてこのような表現を用いているといるなと、感じますね。

朝日社員は、出入り業者には「内の社長がこういうことされた」とかいってそう。

朝鮮語では、身内でも上司には尊敬語を使うそうですから。
Posted by 小泉は危険 | URL | 05/11/16 11:22 | UOv00EjM

いつも楽しく拝見しております。
場違いかもしれませんが、朝日新聞ネタです。
元朝日新聞記者が書いた朝日新聞の最前線。新聞業界の体質に迫る一品です。
「朝日ともあろうものが」著 烏賀陽 弘道
http://ugaya.com/column/051028asahi.html
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d.html/ref=aw_mp_1/?a=4198618844&uid=NULLGWDOCOMO
ご参考までに・・・
Posted by ny | URL | 05/11/16 17:15 | AZGar8m.

石川知事の発言ですが、
「2005年11月14日(月) 知事定例記者会見コメント」

ttp://www2.pref.shizuoka.jp/ALL/GAIYO.nsf/WebDateView/760E02DD4D62EC45492570B90042F265

で詳細が載っています。 このページの一番下で。
Posted by 名無し | URL | 05/11/16 18:15 | Cp5ybO1k

書き起こしありがとうございます。朝日毎日の言葉遣いは一般人同士の結婚について述べられたとしてもその言い方は失礼じゃねえのかというレベルですね。社員まるごと大好きな中国に引っ越せばいいのに。
Posted by 雷蔵 | URL | 05/11/16 20:31 | ezaPDRcg

本当に素晴らしい一日でした。
しかしながら、各番組のキャスターらの言葉遣いも気になるところでした。あぁ、彼らは皇室と”対等”の立場のつもりなんだなぁと思いました。
現在お血筋のことでも議論は活発ですが(私は男系支持です)、それも大変重要なのですが、私は何よりも皇室の方々のお人柄を敬愛しているのです。
皇室に対し批判的な人たちは、方々のお人柄に何も感じず、好きなタイプの人種じゃないという本能的な感情が根本にあるのだと思います。
Posted by H | URL | 05/11/16 20:43 | hJq41jwk

本当におめでとうございますという気持ちになりました。清清しい一日になりました。

ところで、結局貧乏人の僻みかよというレベルをなかなか超えれない方がいるのが悲しいです。
Posted by 雷蔵 | URL | 05/11/16 20:57 | ezaPDRcg

今日のNHKのニュースでも「結婚した」「挨拶に行った」
と意図的に言い放つアナウンサーに怒り心頭。
人権法案をメインに凸してましたが、同じ比重で女性・女系天皇問題に取り組むことを決めましたとも。
文化と伝統は一度消えたら復活させることは難しいですからね。
Posted by M | URL | 05/11/16 21:45 | 2X9OXN..

紀宮さまについては皇室を離れられたと言うことでこういった敬語も言い訳できますが、朝日は決して言い訳できないことをやっています。

朝日新聞2005年11月10日社説
http://www.asahi.com/paper/editorial20051110.html
一度も靖国神社に参っていない天皇も訪れることができるだろう。

敬語なしで天皇と呼び捨てです。
Posted by keiz | URL | 05/11/16 23:39 | aL9VSSUg

トピズレですみませんが、誰か↓のニュース知ってますか?

中国、日本高官侮辱検査…空港別室“連行”着衣脱がす
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005111621.html

くっくりさんも知ってましたか?
このニュース、報じられてます?
何で日本の糞マスゴミは報じないんだ〜〜〜!!!!!
Posted by コケ豆 | URL | 05/11/17 01:51 | m.FjZOQ6

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