座り込み最終日〜拉致議連は何やってんでしょ?
 2000年3月6日、北朝鮮に対する10万トンの食糧支援が決まろうとする頃、家族会は外務省の前で座り込みをしました(当時の外相はあの河野洋平)。今回の座り込みとは逆に非常に寒い日でした。

 蓮池透さん著「奪還」より引用
 三月とはいってもまだ寒く、座っていると凍えそうになったのを今でも覚えています。本来ならば座り込みをするとすれば、北朝鮮の関係組織に向かって行うべきなのです。なぜ自国の外務省の前でこんなことをしなければならないのか、と震えながら何度も疑問に思いました。

 5年前と今とでは状況が全然違っているはずなのに、家族会は5年前と同じことをやっています。いや、やらされています。
 金正日はすでに拉致を認めて謝罪しましたし、被害者のうちすでに何人かは帰国しています。明らかに状況は変化しています。5年前に比べたら劇的に進展したという言い方もできるでしょう。
 なのに、まだ自国政府を相手に座り込みをしなければならないとは。いったい何でこんなことになるんでしょう。不思議に思うと同時に悔しくてなりません。

 日本政府は冷たいですね。議員も冷たい。拉致議連ですらも。
 家族会とともに積極的に座り込みに参加された西村眞悟さん。日頃からテレビや講演会などを通じて積極的に拉致問題をアピールされている安倍晋三さん。
 この二人を除いた拉致議連の議員らは正直、何やってんでしょ?やる気があるんでしょうか?

 今日の昼間、読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」を見ていたら、民主党の原口一博議員が出ていました。いつものようにブルーリボンを胸に着けて。
 この番組の収録は金曜日の午後です。金曜日と言えば座り込み初日です。でも、彼は拉致問題の話は一切しませんでした。

 議論テーマが日韓関係ということで、拉致問題の話は出しづらかったのかもしれません。
 でも、そこは機転を利かせて、「韓国にも多くの拉致被害者がいる」とか切り出して、そこから「実は金曜から日曜まで家族会と支援者が座り込みをしている」ぐらい言ってほしかったです。
 (もちろん「拉致問題に言及したけれども編集でカットされた」可能性もありますので、一概に原口さんを責めるわけにはいきませんが)

 安倍さんに話を戻しますが、今日こんなニュースがありました。
 「申し訳ない」と陳謝 座り込みに安倍氏(共同通信)
 自民党の安倍晋三幹事長代理は26日午後、金沢市内で講演し、北朝鮮による拉致被害者家族会や支援団体が首相官邸近くで経済制裁発動を求めて座り込みを行ったことに対し「炎天下でそうしなければいけない状況に(家族らが)追い込まれていることは政治家として申し訳ない」と述べ、拉致問題の解決が遅れていることを陳謝した。
 同時に「こうすれば(拉致問題解決の)結果を出せるという正しい判断を政府とともにしていきたい」と述べ、政府側に制裁発動の働き掛けを強めていく考えを示した。

 こういうのを見ると、「あの時、安倍さんが政府に残ってればなぁ……」と痛切に思いますね。
 2003年9月、安倍さんが自民党幹事長に就任し、政府を離れることになった時、家族会からも「拉致問題が置き去りにされてしまうのでは……」と、不安の声が上がったものでした。

 ★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2005.06.26)■座込み延べ2500人に
 この3日間の座り込みを歴史的な転換点とすることができるかどうかは今後の全国での運動にかかっています。皆様の一層のご協力をお願いしつつ、まずはご報告と御礼を申し上げます。

 座り込み初日、テレビのインタビューで、横田滋さんはこうおっしゃっていました。「座り込みは目的ではない」。
 座り込みをすることには反対される方々も多くいました。「座り込みまでして、それでも状況が変わらなかったらどうしたらいいの?」ということで。
 私も今それを一番心配しています。後になって「あの座り込みは何だったの?」となってしまわないことを祈るばかりです。
 「この3日間の座り込みを歴史的な転換点とする」ためにも、私たち国民はこれからも家族会に精一杯の声援を送らなければいけないと思います。

 最後になりましたが、家族会の皆様、支援者の皆様、参加された一般の皆様。この3日間、本当にお疲れ様でした。

 ※参考リンク
 ・座り込み2日目レポ
 「酔夢ing Voice」(西村幸祐さん)「フォラツェン医師との再会------家族会座り込み2日目」
 logさん「支援者の強い絆、同時に沸くある種の違和感。 」
 tarochan.netさん「あの国の大きさと日本の小ささ」
 ・座り込み3日目レポ
 Blue jewelさん「座り込み最終日」

Posted by くっくり 00:46 | 拉致問題 | comments (4) | trackback (3)