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過去ぼやき2002年10月分

そうか私はSOHOだった･カブレラ55号･最終戦＋ファン感･田嶋が社民党離党･中田ヒデ誤報でついに朝日が謝罪･ノーベル賞小柴さん＆田中さん･派遣社員が派遣先提訴･バブル後最安値･ちょんまげ天国･天皇−マッカーサー会見記公表･南北分断は誰のせい？･竹中叩きは国内だけ･モスクワの劇場にチェチェン武装グループ･民主党石井議員刺殺･中国がまた内政干渉･韓国が伝える日本のノーベル賞･あとは延々北朝鮮問題（拉致と核開発）
02年09月分へ

■田中・名誉博士、英語で講演「独身だったらなあ…」
　ノーベル化学賞を受賞が決まった田中耕一さんと、物理学賞の受賞が決まった小柴昌俊さん。この二人が出席した日本外国特派員協会主催の講演会の模様をテレビでちらりと見た。
　小柴さんも田中さんも英語上手いな〜。特に田中さんってば、あれだけ「英語が苦手」って言っていたくせに嘘ばっかり〜(^_^;。
　文化勲章までもらってまさに「我が世の春」の田中さんだが、ご本人はフィーバーぶりに辟易している様子で、「買い物できなくなった。なるべく早く私のことは忘れてもらいたい（笑）」って。ははは(^◇^;)。

　さて、日本初のダブル受賞、3年連続化学賞受賞というノーベル賞受賞の快挙を、韓国はどう伝えたか？
　……というのを、10/30付の産経のコラム「2002世界は日本･アジアをどう伝えたか」でまとめてくれてあった。

●中央日報（10日付社説）
　うらやましさを示す一方、「我々の現実を惜しむ。政府の積極的な支援が必要だ」と主張。
●東亜日報（12日付社説）
　「日本は経済改革に失敗し、長期不況だと言うが、科学技術の基盤は堅実だ。日本のノーベル賞受賞を見極めながら、我々の科学技術の育成政策を反省してみる」。
●韓国日報（12日付社説）
　「特に今年は（日本人の受賞に）うらやましさとともに恥ずかしさを感じる。我々が恥ずかしいと思うのは、受賞者がいないことのほか、受賞した平和賞に対してロビー説が広がっているからである」。*1

*1韓国メディアで、日本人のノーベル賞受賞への関心がことのほか高かった理由には、金大中大統領の韓国初のノーベル平和賞に、最近になってロビー活動疑惑が持ち上がっていることもある。

●朝鮮日報（22日付コラム）
　「最近、韓国の三星グループはじめ大企業が海外で人材を探し採用している。しかし（田中氏受賞に）韓国の大企業はショックを受けている。平凡な経歴である田中の成功談が、海外人材確保の競争をしている韓国大手企業にも、人を見る視野を広げる契機になることを望む」と、学歴偏重を戒めている。*2

*2　日本以上に学歴社会の韓国では、田中耕一さんが無名の会社員だった上に博士でなかったこともショックだった。

●ハンギョレ新聞（22日付）
　「日本はこれ（失敗）が全部ではない。ノーベル賞を12人が受賞し、9人が自然科学分野であることは日本が底力を持っているということだ。また日本の外交の動きも見逃してはならない。いま韓国は日本の失敗談を話し合いながら、政争をする時期ではない」と、反日論調で有名なハンギョレ新聞ですら警鐘を鳴らしている。

　韓国ではもう「日本に学ぶことはない」論が主流だったが、それに待ったがかかったと筆者は解説している。
　私はてっきり韓国のことやから、また嫉妬に狂って「平凡な経歴の人間がノーベル賞とるなんて、裏工作があったに違いない」とかめちゃくちゃな論評してるんちゃうかと危惧してたんだが、なーんや。こき下ろすばかりやなくて、いちおうまともな事も言えるんやね(^_^;。

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■トム・クルーズのサイン盗まれる
　円教寺には私も去年行ったが、姫路駅からバスで30分、そこからさらにロープウェイで山の上。
　そんな場所へ夜中に行くだけでも大変だと思うんだが（車だったらそうでもない？）、熱狂的ファンだったらそこまでやるんだろうか？ あるいはネットで高く売りつけるとか？（足がつきそうだけど(^_^;）

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■清水さん、正気ですか？
　今夜のＮステ、帰国事業で北朝鮮に渡った日本人脱北者・宮崎俊輔氏の証言はすさまじいものだった。
　「日本や国連がコメ支援をしてるなんて、北朝鮮の一般国民は誰も知らない。国民の口には一粒も入らない。配給されるのは軍部と幹部だけ。しかもそこから高値でヤミ市に流れている。だからコメ支援しても何にもならない」。
　同じく脱北した在日朝鮮人の李昌成氏の証言（7月の国会での証言）も取り上げていた。彼の場合、食糧支援の船が来たのは認知していたが、「私たちのところに来るのを待ったが来なかった」と語った。
　ところがVTR終了後、何と解説員の清水建宇が、彼らの証言を全く無視するような事を言いだしたのだ。
　「経済支援と人道支援は分けて考えた方がいい。北朝鮮にコメを支援すべきだ」
　「政府の調査団がコメが国民に行き渡っているか視察に行った時、『おおよそ問題はない』ということでした」
　「国連が最後まで監視すればいい」。
　ちょ、ちょっと、あんた、本気で言ってるんか？(--#)
　これまで日本も国連も人道支援してたつもりで、実は軍部支援してたんですよ？
　拉致問題も解決してないのに、一般国民に届かないコメ、軍と幹部を潤すだけのコメを今後も送れと言うんですか？
　監視するって簡単に言うけど、あの国がどういう国かわかってて言ってます？
　たとえ一般国民がコメを手にしたのを視察団が見たとしても、それは「ヤラセ」で、視察団が帰った後、軍が回収するとは思わないんですか？
　それより何より、訊きたい。隣りにゲストで拉致被害者家族が座っていても、同じ事が言えますか？

■日朝交渉「子どもら帰国」物別れ
　日本側はよく頑張ったと思う。一歩も引かずに基本姿勢を貫いた。今までの対北朝鮮外交にはなかったことだ。
　昨夜の非公式の専門家協議でも、日本側は拉致事件を激しく追及した。
　「北朝鮮に残っている5人の家族を交渉カードと思ったら大間違いだぞ」と迫り、さらに、死亡とされた8人の調査内容に対する疑問点を挙げて「死亡確認書の中身が間違っているなんてとんでもない。あなたの国では人の命をどう考えているのか」などと追及。北朝鮮側は「捜査官みたいなことを言う」と怒りの表情を浮かべたという。
　そして今日。「国交正常化と経済協力が先だ。何でその話に入らないのか。我々は長々と交渉をやる気はない」。北朝鮮は明らかに焦っていた。カメラがいた時は強気な姿勢だったのに、カメラが外に出ると「国交正常化を早くやりたい」と、態度が変わったという。
　なのに、「拉致問題解決を望むなら、帰国中の5人をいったん北朝鮮に戻せ！」と、この点は頑として譲らなかった。バカの一つ覚えみたいに「日本は約束を破った」「約束を破った」「破った」……誘拐犯に言われたくないわい！
　1週間前は「5人の希望を尊重する」と永住帰国を容認する発言をしていたくせに。「家族の安全は保障する」と言うのなら、とっととこっちに渡しなさいよ！
　5人の家族を人質に持久戦に出るつもりか？ いや、そんな悠長なことをやってる余裕はないはず。その証拠に、北朝鮮側からさっそく「次回交渉は11月末に」と提案があった。
　日本側のとった態度は正しい。交渉は決裂したが、この問題が長引いて困るのは北朝鮮なのだ。もはやお金をもらうアテは日本しかないのだから。
　拉致被害者家族たちは、北朝鮮への憤りを爆発させた。そして、日本側が強硬な姿勢を貫いたことは「良かった」と評価している。
　これで北朝鮮側も痛感したはずだ。「拉致問題を何とかしないと日本は動かない」と。おそらく次の交渉までに北朝鮮側から何らかの動きがあるだろう。
　ここが踏ん張りどころ。被害者皆さん、ご家族皆さん、日本政府、そして私たち国民が一体となって頑張らないといけない。絶対に安易な妥協をしてはいけない。
　それにしても、「まずは経済協力。はるばるここまで来て、手ぶらでは帰れない」って、虫のいいこと言うなや！ 「カネくれ、カネくれ」って、お前はMr.オクレかっ！

■北朝鮮、日朝首脳会談の記念切手を発行　外貨狙う？
　朝日はご丁寧に問い合わせ先まで載せてる。何で北朝鮮の外貨獲得に協力するのか。アホ朝日！
　皆さん、こんなん買ったらあきまへんで！(^◇^;)

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■中国の内政干渉にまたウンザリ
　＜南京虐殺＞中国の記念館が鹿児島県議会に抗議　修学旅行巡り……って、おいおい！正気かよ(--#)！
　この7月に鹿児島県議会が県立高校の修学旅行先から中国・南京市の南京大虐殺記念館を除くよう求める陳情を採択したことで、今月になって同館などから県議会に抗議文が届いていたことがわかった。
　日本の子供の教育は日本がするものだ。中国共産党がするものではない。って、当たり前のこと言わすな、こら！(--#)
　「正確な歴史認識を行う正しい道から日本の高校生を隔絶し、彼らの教育を受ける自由を剥奪（はくだつ）している」
　……何が正確な歴史認識じゃ！捏造のオンパレードのくせに！ 自国民の教育を受ける自由を剥奪してるやつに言われたないわい！
　「彼らを南京に行かせて実際にその目で見させ、彼ら自身に判断させることは彼らの自由ではないか」
　……ちょい待て〜い！ まだ判断能力のない子供に、一方的な思想をたきつけるのか。しかも判断材料は捏造写真やら捏造記事と来てる。こんなもんが教育上許されるわけないやろ！（って、日本でもすでに反日教師によってそういう教育がされてきたんやけどね(T_T)）。
　「中日関係の未来に重大な影響を生み出すに違いない」
　「中日国交正常化30周年の記念すべき時に、でたらめで恥知らずな決議を通過させれば、中国人民の大きな懸念を引き起こさずにはおれない」
　……ほら来た！また脅しやで！ 中国共産党のでたらめな歴史認識が日本国民の大きな懸念を引き起こしていることに、はよ気づけや！(--#)

　そういや、こないだも似たようなことがあった。江沢民が小泉首相と会談した時、靖国参拝の中止求めてきた件。
　「靖国神社参拝は中国国民の感情を害する。これは13億の中国人民の感情に触れる問題だ」って、アンタ。あんまり笑わせんといて(^◇^;)。ほとんどの中国人が「ヤスクニ？何それ？知らない」って言ってますけど？！（親中反日でおなじみの「New23」でやってたんやから間違いない）
　そうまでして反日日本人を増やしたいのか、中国共産党！ 日本から延々とカネをむしり取るためか？
　とにかく、この一件には、自民党の総務会でも奥野誠元法相や山中貞則元通産省はじめ、「内政干渉だ」という批判が相次いだ。
　外務省も情けないわな。北朝鮮には強く出られても、親分･中国にはどうしても腰が引けちゃうみたいで。

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■巨人４連勝、一気に日本一
　何てこったい……(T_T)。今夜はやけ酒じゃ〜！

■私信その１：仕事にならん！
　自宅マンションが外壁改修工事中。
　今日から塗装工事が始まり、ベランダの外で業者さんがごそごそしてる。それはいいんだが、部屋の中までシンナー臭くて頭が痛い、吐き気がする。避難したいが仕事があるのでそうもいかない。うぅぅ〜、気分悪いっ！(--#)
　夜になってやっと臭いは収まったが、ひょっとして明日もこんなん？(T_T)

■私信その２：冬物が入らん！
　ウェストが前に計った時から4cmも増えててびっくり(O.O;) (o。o;)！
　でも体重は1kgしか増えてない。何じゃこりゃ。どこかの肉がウェストに寄って来たんかいな？（おそらくは胸の肉(^_^;）
　そういや腹も出てきた。こっちも何とかせな。
　でも、腰とか腹だけ痩せる運動ってどういうふうにすりゃええんやろ？普段から普通の腹筋はやってるんだけど、やっぱひねりを加えないとダメか？
　……今日からやってみます(T_T)。

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■「永住帰国」「核」で日朝対立
　再開した日朝国交正常化交渉（実は通算12回め）。
　午前の会談が終わった段階で、北朝鮮側が記者団に対して「拉致問題は解決した。あとは実務協議で話し合うことになった」と発言。
　……コルァ〜！何を言うとる！しばくぞっ！(--#)
　これを受けて、日本側は本来なら1日の最後に1度だけやる予定の会見を、急きょ行う羽目に。「我々は拉致問題が解決したとは言っていない！」。
　結局、主張の応酬で終わったようだ。まあ初日はこんなもんかも。

■拉致解明専門チーム設置へ
　「日朝双方」とあるが、日朝合同でチーム作るってこと？ どっちにしても北朝鮮が本気で真相解明に手を貸すわけもなく……(T_T)。

■北朝鮮がまた「脅し」
　「アメリカが我々が提案する不可侵条約を締結しない限り、朝鮮半島における核戦争の危機は避けられない。民族が絶滅するしかない。死の覚悟をした者にかなう者はいない」by朝鮮中央通信。←先ほどＮステで放送。要旨は合ってると思うけど、細かい間違いあったらゴメン<(_ _)>。
　韓国人だけでなく自分とこの国民も人質にするとは。すごい発想ですな。韓国をアメリカから引き離すために言ってるんだろうけど（ひょっとしたら日朝国交正常化交渉中の日本を脅す意味合いもある？）、もう腹が立つというより哀れですわ(T_T)。
　北朝鮮が資源のない国でよかった。もしイラクみたいに石油とか出る国だったら、アメリカ、とっくに攻撃態勢に入ってますよ〜{{ (>_<) }}。
　ここ1年ほどの間に、韓国や北朝鮮の醜さを嫌というほど思い知った夫は、「核戦争？……半島ごと消えてもーたらええんや！すっきりするわ！」と本気とも冗談ともつかない発言(^^ゞ。
　「音楽は国境を超えるのさ〜♪ラブ＆ピース〜♪」とか呑気なことを言っていた夫を、ここまで変えてしまった韓国、北朝鮮って、ある意味スゴイと思う。

■「有事」の与党修正案決まる
　「有事」の定義をわかりやすくした他に、テロや不審船対策も盛り込まれている。
　「有事」が現実味を帯びてくる前に、日本も必要最低限の防衛ができる状況を作っておかないと。その時になって慌てても後の祭りですから。

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■国民年金未納率が過去最悪、２０歳代の４割未納
　昭和35年以降に生まれた人（と思う）は、納めた年金が元本割れする可能性大やからなぁ。気持ちわかるわ(・・)(。。)。私は親がギャーギャーうるさいので払ったけど……。

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■西武、どうした？
　シーズン中あれだけパリーグ5球団をこてんぱんにやっつけた西武が、ここまで0勝3敗。嘘みたいに弱い(T_T)。
　日頃からめちゃくちゃな記事を書いてあちこちのファンを怒らせてる夕刊フジは、今日の昼の時点ですでに、「パリーグ存亡の危機」「西武は横浜以下」「リーグのレベルも知らない伊原監督は、身の程知らずで赤っ恥」と、書きたい放題。
　近鉄ファンも片身せまいわ。何とかしてよ、伊原さん〜(T_T)。ヾ))..(シ^^)ツ_フレーフレー、西武！

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■日本政治思想史研究家、坂本多加雄学習院大教授が死去
　まだ52才。早すぎる。「新しい歴史教科書をつくる会」では理事も務めた。ご冥福をお祈りいたします。

■＜日朝正常化交渉＞「核問題協議せず」　北朝鮮側代表
　明日から始まる日朝国交正常化交渉。
　ところが。おい、北朝鮮！
　「核兵器開発問題は議題に上げる気がない」？！「拉致問題は完全に解決している」？！……お前らいったい何しに来るんや！？
　しっかし、日本もとことん舐められてますな。昨日の日米韓首脳会談の3国共同声明なんか、全く無視されてるやん。
　もちろん、日本人の誰一人として、拉致問題が解決したなんて思っちゃいない。
　北朝鮮側の出してきた証拠（証拠とも呼べないずさんな物ばかりだが）には矛盾点がいっぱいある。横田めぐみさん死亡台帳は偽造の疑いが濃厚だし、横田さんを除く7人の死亡確認書が全て同じ「695病院*1」発行というのもあまりに不自然だ。他にも矛盾点を上げればキリがない。
　帰国した5人の家族呼び寄せの件もある。
　明日は最初からガンガンやってほしい。相手がバックレようとしたら、すかさず襟首ひっつかまえて「ガタガタ言うとったらしばかれんぞよ〜わーれー！」（by吉本新喜劇の室谷信雄）ぐらい言っちゃれ！

*1　先日テレビで亡命工作員（例によって安明進氏だったと思う）が証言していたが、「695病院」というのは一般人向けの病院でなく、特殊機関の中にある病院だそう。

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■人質ガス中毒死、秘密主義が適切な解毒治療阻む
　モスクワで起きたチェチェン武装グループによる劇場占拠事件。
　昨日発表分までの人質の死者は全部で117人。そのうち2人は特殊部隊の突入時に銃で撃たれて死亡、あとの115人は特殊部隊が使用した「特殊ガス」により死亡したことが明らかになっている。
　医師ですらこのガスの成分等について知らされていない。これでは適切な処置ができない。死者は今後も増えるだろう。
　プーチン大統領はテレビ演説で、「人質全員を救出することはできなかった。許してほしい」。これですむのがこの国のすごいところ。
　ひょっとしたら「特殊ガス」を人間相手に試してみたかったんちゃうの？とブラックなツッコミを入れたくなる。

　今日の産経紙上で、モスクワ･チェチェン文化センターのバダロワ所長が、チェチェンの覆面姿の女性兵士、いわゆる『女カミカゼ』について語っている。
　「彼女らが事件に加わった動機は、チェチェンでのロシア兵の暴虐行為で絶望的になったことだ。第二次紛争（1999年秋開始）で、ロシア兵のチェチェン女性の扱いは病的なレベルに達した。私自身、数人の女性が父親や夫、兄弟の目の前で暴行されたことを知っている。辱めを受けた女性たちは自殺するか、気が狂うか、またはカミカゼになる」。
　山岳民族のチェチェン人には古来、「男は敵への用心からほぼ全員が武装し、女は家庭を守る」との厳しい掟がある。これを破ってまで女性が武装する背景には、ロシア兵への煮えたぎるような恨みがあるということか……と、記事は結んである。
　事件を正当化するわけではないが、チェチェンの女性がここまで追いつめられた背景を、ロシア軍の暴挙を、ぜひ考えてみてほしい。少なくとも、単なるテロとして片づけてほしくない。
　が、今のところチェチェン人に理解や同情を示す国は、日本も含めひとつも現れていない。

■「へギョンさんインタビュー」に被害者家族が一斉批判

記者*1「お母さんは日本からどうやって来たか知っていますか？」
ヘギョンさん「知りません。日本人だと知らなかったのに、どうしてそんなことがわかりますか」
記者「その後も聞いたことはありませんか？」
ヘギョンさん「ありません」
記者「拉致されて来た、ということを知りませんでしたか」
ヘギョンさん「わからなかったですが」
記者「拉致されたということを、今初めて聞きましたか？」
ヘギョンさん「ええ。前回（日本政府の調査団が来た時）も行方不明者だと言ってました」
記者「それでは拉致という言葉は初めて聞くというわけですか？」
ヘギョンさん「はい」

*1　ネット上のあちこち見てると、この無神経な記者は朝日新聞記者だとされているようだが、ソースも不確かだし本当のところはよくわからん。

　『ブロードキャスター』見てたら、司会の福留がこんなことを言っていた。
　「まだ15才のヘギョンさんに対し、今後の彼女の人生に関わるような重大な事実を、ああいう場で、家族でも関係者でもない赤の他人の日本の報道関係者が、自分の勝手な判断で教えていいのか？」。
　私は福留は大嫌いなんだが(^_^;、この発言には大きく頷いた(・・)(。。)。

■勝谷誠彦の××な日々。
　氏の言われることはけっこう過激で、私はついていけないことも多々あるんだけど、10/26分の「最も反北朝鮮的なフジを籠絡するという手は家族の会の要である横田滋さんをオトすというのと全く同じ戦略である」には、大きく頷かざるをえなかった(・・)(。。)。
　今後、私たちは北朝鮮だけでなく、日本のメディアとも戦っていかなければならないようだ。
　それにしても、フジテレビ。
　ワールドカップの時の韓国偏重報道にも苦情続出だったが、今回はそれをはるかに超えるものすごい数の苦情が局に寄せられていることだろう。

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■モスクワの劇場占拠、人質の死者67人
　さすが全体主義の国、ロシア。犠牲者数は今後増える可能性あり。っていうか、ロシア政府が本当の数を正直に発表するとも思えないんだけども(^_^;。
　プーチンは何とか体面を守った。今後、チェチェンはますますロシアに弾圧されるだろう。
　生きては帰らぬ覚悟で決起したチェチェン人たちの死は、無駄に終わってしまうんだろうか？……
　不謹慎だとお叱りを受けるかもしれないが、私は事件が解決したと知った時、ガッカリしてしまった。
　別にテロを容認しているわけじゃない。ただ、膠着状態が長く続けば、世界もチェチェンにもっと注目するだろう。国際的に無視されて来たチェチェン問題が、この機会に少しでも世界に知られるようになれば……という気持ちが強かったから。

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■石井議員刺殺で右翼の男逮捕、「家賃無心断られ」
　犯行の動機は金銭トラブルってか……(__;)。
　「石井議員と考え方の違いがあり、感情のもつれもあった。政治家に対する不信感もある」と言ってるらしいが、こんなのは付け足しだろう。
　全く、これじゃ石井議員も浮かばれへんやろ。可哀想に。

■民主・石井紘基衆院議員、刺され死亡
　正義感の強い人で、特に政官業の癒着、税金の無駄遣いの追及に力を注いでいたそうだ。
　あと、映画「バトルロワイヤル」で監督に噛みついたとか、靖国問題とか、いろいろやってはった。
　犯人は何者なのか？ひょっとして石井議員に追及されたらヤバイ！って立場の人間が放った刺客？……などと素人考えをあれこれしてしまう(^_^;。
　どーせなら、他の政治家狙えばいいのに。○○とか××とか……（自粛(^^ゞ）。

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■ ＜住居侵入＞長嶋さんの「はーい」で我に返る　刃物持った被告
　被告は「ホームレスをやめ、故郷に戻る前に、娘に似た三奈さんと一緒の写真が欲しかった。しかし、長嶋さんの甲高い声が聞こえて、後悔の念でいっぱいになった」と話したそう。
　やっぱり長嶋さんはすごいのう(^_^;。「はーい」だけで犯人を心理的にやっつけてしまった。
　それにしても「娘に似た三奈さんと一緒の写真が欲しかった」っていったい……(^_^;。

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■＜業務妨害＞爆破予告メールで女子大生を逮捕　日本テレビに送る
　「24時間テレビ25　愛は地球を救う」のホームページに爆破予告の電子メールを送信したとして、20才の女子大生が逮捕された。
　「自分もボランティア活動をしているが、やらせっぽい番組が気に入らなかった」
　気持ちはよーーーーくわかるっ！(^_^;　が、やりすぎだ！

■有本さん批判の評論家をＥメールで脅迫、高校教諭逮捕
　これも、気持ちはよーーーくわかるっ！　が、やっぱ「殺したる」はアカン。論理でやっつけましょう。

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■ヘギョンさん、「父は日本行きに賛成しないでしょう」
　朝日新聞、毎日新聞、フジテレビが3社合同で平壌に飛び、横田めぐみさんの娘であるキム･ヘギョンさんのインタビューを行った（産経･読売は以前から北朝鮮に厳しかったから参加させてもらえんかったんでしょうな(^_^;）。
　フジテレビは今夜、通常番組を変更して、ヘギョンさんのインタビューの模様を放送した。
　ヘギョンさんは何度も何度も「おじいさん、おばあさんに会いたい。会いに来てほしい」と言った。涙を流しながら。
　日本の世論を変えるための北朝鮮の工作だ！とか、涙は演技じゃないの？とか、フジは北朝鮮に裏金をいくら渡したの？とか、そこまでして視聴率とりたいのか！とか、早くもネット上では批判続出だ。

　私はヘギョンさんの「おじいさん、おばあさんに会いたい」という気持ちに嘘はないと思うし、涙も本物だと思う。彼女は「拉致問題終結」のために、北朝鮮に利用されているだけだ。
　北朝鮮のやり方はほんとに酷い。「将来は朝鮮労働党のために働きたい」（平壌に住んでいればごくごく当たり前の「将来の夢」だそう）という彼女は、党幹部の言うことは何の疑いもなく信用するだろう。
　彼らは「近いうちにおじいさん、おばあさんに会えるよ」と何度もヘギョンさんに言ったそうだ。期待させておいて、でも当然ながら祖父母は来ない。彼女ががっかりしたところで、また「近いうちに会えるから」と期待を持たせる。が、またしても祖父母は来ない。
　この繰り返しにより、彼女は是が非でも祖父母に会いたい！と思うようになる。
　きっとこのインタビュー収録の前にも、北朝鮮側はこんなことを言ったはず。「今から収録するインタビューは日本で放送される。これを見ておじいさん、おばあさんが訪朝する気になってくれるといいね」とか何とか。
　そう、「訪朝するようカメラに向かって呼びかけろ」なんて命令する必要はない。幼くて純朴で政治的背景も何も知らない15才の少女を意のままに動かすなんて、北朝鮮にとっては朝飯前。
　キム・ヘギョンさんは、「日本へは行けない」。そして横田滋さんは「北朝鮮へは行かない」。
　祖父母には会いたいけれども日本へは行けない。孫には会いたいけれども拉致問題全体の解決のためには訪朝はできない。北朝鮮は彼らをどこまで苦しめたら気が済むんだろうか。そして、なぜ日本のメディアはあえてその苦しみを増幅させるようなことをするんだろうか。
　北朝鮮の思惑に気づかず（or気づいてはいるが視聴率優先で）、あえてこの時期にインタビューを放映した無神経さにはちょっと驚く。それもテレビ朝日ならわかるがフジテレビっつーのがどうにも。

　もうひとつ気になることがある。彼らメディアは、横田夫妻が訪朝出来ない事情をヘギョンさんに伝えたんだろうか？（今回のインタビューでは時間も質問内容も北朝鮮側に制限されなかったということだから、伝えることはできたと思うのだが……）
　私は、いったん「拉致」を明かした以上、中途半端にせずに責任持って最後までちゃんと教えてやるべきだと思う。
　彼女は今日、日本のメディアから初めて、母親が「行方不明になった日本人」でなく「北朝鮮によって拉致されてきた日本人」と知らされ、相当なショックを受けている。それ以上のことを教えるのは酷かも知れない。
　かと言って、「母は北朝鮮に拉致された」−−−「おじいさん、おばあさんが会いに来ない」の因果関係がわからないままに彼女を置いておくのも、これまた酷なのではないか？

■一時帰国の５人戻さず、子供ら呼び寄せ永住…政府方針
　遅まきながら、ようやく政府も「国交正常化＜拉致問題」という姿勢になってきた。
　ご家族皆さんも喜んでおられる。あの厳しい蓮池兄さんも、「英断」という表現を用いて政府の対応を評価した。
　ご本人らはまだとまどっておられるようだが、政府が背中を押してやることで、きっと良い方向に進んでいくと思う。
　賽（サイ）は投げられた。あとは政府の外交手腕次第。
　……ほんま、頼みます。神様、仏様！もうこうなったら何にだって祈っちゃうわ(^_^;。

■モスクワの劇場に武装集団、500人以上人質
　何の罪もない観客を人質にとる。それはもちろん許される行為ではない。
　が、チェチェン人にも言い分があるだろう。
　中国が少数民族を弾圧･侵略･虐殺し続けて来たのと同様、ロシアもチェチェン人を弾圧･侵略･虐殺し続けて来た。
　なのに、ロシア政府はチェチェン人をテロリスト扱いし、メディアも真実を伝えない。伝えられないのだ。報道規制がされているから。
　私たちは、危険を冒してチェチェンに潜入したメディアやジャーナリストの報道によってしか、チェチェンの真の姿を知ることはできない。
　これまで日本はもちろん、他の国もチェチェンにおける人権蹂躙にはほとんど注目してこなかった。
　そのうえ去年の9.11以降、ロシア政府は「テロリスト根絶のためなら武力行使もOK」という大義名分を得て、彼らを弾圧をしても国際世論に非難されにくい状況を得た。
　私はチェチェンのことはよく知らないが、今回の事件は、弾圧されてきたチェチェン人の鬱積がつもり積もって爆発したのでは？「こうでもしないと、世界に、ロシアがチェチェンで何をしているのかを知ってもらえない」と思い詰めての決起では？という気がしている。
　少なくとも私たちは、「奴らはテロリストだ」というロシアやアメリカの言い分を、そのまま額面通り受け取ってはいけない。

　【参考サイト】チェチェン総合情報　http://www9.ocn.ne.jp/~kafkas/

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■めぐみさんの娘、ＤＮＡ鑑定で確定
　写真も公開された。何と可愛くて聡明そうな娘さんだろう。
　めぐみさんにも似ているが、お祖母様にあたる早紀江さんにも似ているなと思った。特に口元なんかが。
　（私事だが、私が昔働いていた職場の後輩の女の子にも感じが似てる(^_^;）
　横田さんご夫妻が嬉しそうにされているのを見て、少しほっとした。これまで涙、怒り、焦り、悲痛、そんな表情の横田さんばかり見てきたから。
　もちろん、肝心のめぐみさんのことが残っているから、心から喜んでおられるわけではないだろう。
　それでも、ヘギョンさんのことを語る時、「おじいちゃん、おばあちゃんの顔」になってるのを見て、「よかったね、横田さん！」と声をかけてさしあげたくなった。

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■竹中さんってどうよ？
　実は竹中が叩かれているのは日本国内だけで、アメリカもヨーロッパも「竹中、ガンバレ」らしい。
　先週、関西ローカル番組である経済の専門家が言っていた。
　「僕がアメリカにいる時に日本では内閣改造があって、竹中さんが金融相を兼任することを知った。そのニュースを聞いてアメリカ人はみんな喜び、『日本の株を買おう』と。が、日本に帰ってきてビックリ。日本国内では竹中バッシングが繰り広げられていたからだ。
　竹中さんの言ってることは正しい。不良債権処理は絶対必要であることは、経済専門家もわかっている。それを叩くのは、つまり日本がまだ不況から脱出できないのは、その不良債権処理が進んでいないこと、この1点につきる。進みさえすれば事態は好転する」。
　今日、別の専門家もワイドショーで言っていた。
　「竹中さんを叩いてるのは日本だけ。確かに一時的に失業者が増えたり企業が潰れたりはあるかもしれない。が、韓国も○○も（くっくり注:どこの国か忘れました(^_^;）この方法でわずか2年ほどで持ち直した。日本のマスコミは無知なのか？報道の仕方が変だ。竹中さんをなぜそこまで叩くのか？」
　私は経済には疎いので、こういった話を聞いても全くわからん(^_^;。アメリカやヨーロッパが竹中を歓迎していても、何か裏があるのでは？とか思ってみたりする。
　が、突出した人間が出て来ると、足引っ張って引きずり降ろそうとするのは、日本の政治家やマスコミの伝統芸。抵抗勢力の「学者を重用して政治家をないがしろにするのか」的な発言を見ていると、今回もその類では？と思えてくる。
　もう少し様子を見てはどうか？

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■テロより怖い狙撃犯（byアメリカの世論調査）
　全米を震撼させているワシントン周辺での連続狙撃事件。すでに10人もの犠牲者が出ている。
　アメリカの警察、何やっとんねん。日本とちゃうんねんから、もっとパパッとできんのやろか？……と、他国のことながら気を揉んでいたら、ここに来てついに容疑者が逮捕されたとのこと。

■拉致被害者の離日は「正常化交渉後に」/政府方針
　いいぞ、安倍ちゃん！＼(^O^)／。田中均（アジア大洋州局長）に負けるなよ！

■南北分断の原因は日本ではありません！
　日本国民はもうすっかり、北朝鮮を「嘘ばかり言う国」と見る癖が身についてますな。だから、まさか鵜呑みにすることはないと思うけど、ちょっと心配になったのでフォローさせて下さい。
　それは、「南北分断の原因は日本にある」という蓮池薫さんの発言について。昨日、蓮池兄さんが会見で薫さんの発言として紹介しました。もちろんこれは、蓮池さん独自の考えではなく、北朝鮮に叩き込まれた「思想」です。最初にそこのところはハッキリ言っておきますね。

　さて、反日教科書で育った私たち日本人も、朝鮮半島を38度線で南北に分断したのはアメリカとソ連であることは知ってますよね。そもそも敗戦国日本に、南北を分断するような権限があるわきゃないんですから。
　いやいや、直接分断したのは米ソでも、「遠因」を作ったのは日本だろ……って？？
　それを確かめるために、今日は少し歴史を遡ってみませう(^o^)。

　19世紀、アジアの多くの国は西欧によって植民地にされていました。
　アジアの大国･清（中国）はイギリスに破れるわ、フランスに破れるわで、衰退の一途を辿ってました。
　清は朝鮮（正確には李氏朝鮮という国号）に対し、事あるごとに内政干渉していたし（というより、この時代以前から朝鮮は中国の属国扱いだった）、日本にも様々な圧力もかけてきました。そのことで清と日本は何度も衝突していたわけですな。で、1894年に日清戦争が起こるわけです。
　一方、北からはロシアが朝鮮に迫ってきていました。満州、朝鮮北部と、どんどん軍を南下させていたんです。このままでは朝鮮半島がロシアに支配される！そうなれば日本も危ない！というわけで、1904年に日露戦争。これに勝利した日本はポーツマス条約で韓国（李氏朝鮮は1897年に国号を大韓帝国と改めた）の支配権を得ました。
　「有色人種が初めて白色人種に勝った！」ってことで、白人に植民地にされていた有色人種の国々は大いに湧きました。……ま、それは置いといて。＼(^^＼)

　日韓併合についてですが、英米露の3国は、互いが朝鮮半島に影響を拡大することを警戒し合っていたので、異議は唱えなかったんです。「国際世論の反対を押し切って日本が無理矢理併合した」ってイメージ持ってる人もいますが、事実はそうじゃない。
　むしろ、日本国内には日韓併合に反対する（韓国の自立を希望する）人たちもいました。その一番の有力者は初代朝鮮統監の伊藤博文でしょう。が、その伊藤博文が1909年10月、安重根*1に暗殺されるに至り、国内世論は一気に併合に向かって加速することになりました。
　韓国側も最大与党が、ロシアの南下を防ぐため12月に日韓併合の嘆願書を出し、首相･李完用は日本に使節を送り、日韓併合を受け入れました。そして翌1910年、日韓併合条約が成立。このあたりの経緯は、韓国や北朝鮮はもちろん、日本の教科書にも載っていません。

*1　伊藤博文を暗殺した安重根について、北朝鮮と韓国では評価がまっぷたつに分かれています。
韓国では英雄として教えており、彼の行為が逆に併合を加速したことには決して触れない。
が、北朝鮮では愚か者の代表とされています。「日朝（韓）併合の直接のきっかけを作ってしまい、歴史に大きな汚点を残した張本人である」として。
日本の教科書でも、どういうわけか韓国と同じく安重根は英雄として扱われ、日本人である伊藤博文の方が悪人扱いされてます。おかしいでしょ(^_^;。

　日本が植民地時代に韓国に対してやったこと、それは欧米が行ってきた植民地政策（奴隷扱いし搾取するだけ）とは全く違っていました。
　税の基盤となる土地調査を実施し、学校や大学や病院を作り、港や鉄道の敷設をし、山林植林し、灌漑を完成させ、医療技術を改善し、行政組織を完成させ、当時ほとんど使われていなかったハングル文字を普及させ……。
　おかげで、それまで深刻な食糧不足で財政も破綻していた韓国が、併合後は急速に近代化へ向かったのです。
　この時点ではまだ全然、南北が分断される要因は見当たりませんよね。
　この先もまだ要因は出てきません。明らかな要因が出てくるのは、大東亜戦争末期です。すなわち、1945年8月9日、ソ連が日本との条約を破って日本に宣戦布告、満州に侵攻してからです。
　日本が負ける前に連合国側に参加しないと、ソ連は戦後の分け前に預かれません。だから慌てて参戦したわけですな。
　そして8月15日、日本は敗戦を迎え、連合軍による占領が始まります。日本は植民地の統治権を放棄、当然ながら韓国も没収されました。

　日本が撤退した後、朝鮮半島にはアメリカ軍とソ連軍が進駐し、北緯38度線を暫定境界線とする分割統治が行われていました。北半分はソ連が、南半分はアメリカが占領。
　国連は1947年から朝鮮問題に関係しており、朝鮮全土における選挙を監視しようとしたんですが、交渉がうまくいかず、結局、1948年、南だけで選挙を実施することになりました。
　それによって誕生した大韓民国（韓国）を、国連は「唯一の合法的な朝鮮政府」と宣言。
　これに対抗して北では、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）が樹立されました。
　その後も統一に向けて動きはあったものの、1950年6月、突如として北朝鮮軍が南朝鮮に攻め込みました。
　北朝鮮側によれば、韓国の李承晩政権を「アメリカの手先」と判断し、「南の解放」を宣言した……ってことですが、実はその直前、アメリカが「もう戦時ではない」として、駐留軍の撤退の動きを見せたことが直接の原因と言われています。金日成は「今なら南朝鮮を制圧できる」と考えたのでしょう。
　こうやって考えていくと、「南北分断の原因が日本にある」とはとても思えませんよね。もし原因を日本に無理矢理求めるとしたら、「日本が連合軍に負けたことが原因」としか言いようがありません。

　つまり、私が言いたいのはこうです。
　歴史は点ではなく線として見ないといけない。地理的な条件、いろんな国の利権が複雑に絡み合った結果、南北分断は起こったのです。どの国に責任があるとかないとか、そういう一方的な視点では語れないということなのです。
　日本が悪いと言うなら、ロシアはどうなのか。歴史に「もしも」は禁句ですが、もしも日露戦争で日本が負けていたら、朝鮮がロシアの植民地となったのは確実でしょう。
　日韓併合にしても、当事国である韓国は何をやっていたのか。韓国が併合を受け入れたのは事実です。
　「そういうふうに日本が追い込んだんだろ！」と言うあなた、アメリカが経済封鎖したり色々汚い手を使って日本を追い込み、日本から宣戦布告してくるように追い込んだことをどう考えますか？(^_^;。日本には全く責任がないと言えますか？
　とにかく、今の価値観で当時のことを語ってはいけない、それだけはわかっていただきたいと思います。

　これで、北朝鮮が（韓国もですが）南北分断の責任を一方的に日本に押しつけてくるのは、どうにもおかしな話だとわかってもらえたと思います。
　いくら国の政策で日本を憎むよう教育されているとはいえ、こんな一方的な日本観を持たれたままでは、民間レベルの交流でも支障が出てくるに違いありません。
　日本政府が「北東アジアの平和のためだ。彼らを怒らせるな。謝っておけ」という政策を始めて何十年経つ？何か効果あった？(^_^;
　ここのところの北朝鮮とのせめぎ合いは、日本政府にとって良い勉強になっているはず。そして、それを見守る日本国民も「外交とは何か」を改めて考える良い機会になっているのではないでしょうか。
　北朝鮮だけではなく、中国も韓国も決して「善意のお隣さん」ではないことを見抜きましょう。

■「生活元通りにして」と被害女性＝心身とも回復不十分−新潟監禁事件控訴審
　被害女性が保護されてから2年半以上が経つ。しかし、彼女はまだ精神的にも肉体的にも回復できていない状態だそうだ。
　「今の生活を元通りにしてほしい」。失われた時間の残酷さ。
　北朝鮮から帰国した5人もきっと、かの国に対しての恨み辛みがたくさんあるだろう。が、それさえ口にできない今の状況。そして、自分が日本人であることさえ知らずに北朝鮮にいる子供たち。惨い。
　そういや、新潟監禁事件が発覚した当初、北朝鮮は鬼の首をとったようにこんなことを言っていた。「日本は我々が日本人を拉致をしたと言っているが、新潟の事件のように国内の拉致ではないのか」。

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■北朝鮮、来月の帰国認めず
　先ほど（10/22午後23時38分）アップされたニュース。
　北朝鮮が次のように言ってきた。「11月中の家族の永住帰国は認められない」。しかも、理由は「子供の勉強が忙しいから」……って何じゃそりゃ？！(^◇^;)
　また、北朝鮮は日本側に「被害者5人を28日までに北朝鮮へ戻すこと。日本の家族たちを訪朝させること」を求めてきたそうだ。
　これでは5人を渡せない。「北朝鮮に戻したら、二度と会えないかもしれない」という家族の不安が現実になってしまうかもしれない。
　北朝鮮としては、29日からクアラルンプールで始まる国交正常化交渉までに5人を連れ戻し、彼ら（＝人質）を交渉のカードとして使いたいのだ。
　日本政府は今のところ、「本人の意志を尊重する」と悠長な事を言っているが、子供や夫を人質に取られている彼らに、そもそも意志表明なんか無理だってば。
　ここは強引にでも（見え透いた理由でいいから何か理由を作って）、最低、今回の正常化交渉が終わるまで5人を日本にとどめておくべきだ。

■＜北朝鮮核開発＞標的は日本　アーミテージ氏が小泉首相に伝える
　今朝の産経にも、防衛庁筋*1の談話が載っていた。
　「核弾頭を搭載する弾道ミサイルで配備されているのは、日本のほぼ全域が射程に入るノドンミサイル。アメリカ本土まで届くとされるテポドンミサイルは開発中で、配備されていないとみられている。北朝鮮が友好国の中国やロシア、同じ民族である韓国に核ミサイルを発射することは考えにくく、消去法でいくとターゲットは日本以外にない」。

*1　このように「○○筋によると……」てな形で政府関係者のコメントが新聞に載ることがよくある。
　これはもちろん政府の公式見解ではない。かと言って全く怪しげな話というわけでもない。報道されることが前提になっているので、いわゆる「オフレコ」とは違う。
　で、実際、誰のコメントなの(^_^;？
　たとえば、「官邸筋」の場合を考えてみる。官邸とは総理大臣が詰める事務所のことで、ここでは官房長官や秘書官などが一緒に仕事をしている。つまり「官邸筋によると……」と来たら、「官房長官や秘書官が話したところによると……」ってことですな。

■昨日の「ぼやき」の続報その1
　工作員釈放要望書で菅氏がＨＰに「おわび」を掲載。
　便利な時代ですな。カメラの前に立って「すみません」と頭を下げずとも、自分のＨＰ（活動日誌10/20分参照）に短い釈明文を載せて、はい終わり、なんだから。
　しかも内容のお粗末なこと。「全く知らなかった」「不注意だった」ってアンタ。知らんかったですんだら警察いらんわい！
　そのうえ、「安倍発言は、統一補選を意識してか、拉致事件を余りにも政治的に利用する意図的発言だ」と攻撃。
　確かに統一補選も絡んでるだろうが、それにしても釈明文の締めがこれじゃ、「おまえホンマに反省してんのか？」と言いたくなる。

■昨日の「ぼやき」の続報その２
　地村さんのお父さんが昨日語った「用はない。一家で日本に帰っていい」の「用がない」というのは、「今差し当たり与えられた行事がないということ」だったそうだ。

■不審な男「火を貸して」直後、殴られ袋詰め拉致
　蓮池さんが拉致の状況を詳細に語った。「犯人は複数いて、襲われた時は怖かった」と。
　以前、「船に乗せられてからは怖くなかった」と言っていたが、……やっぱ怖いでしょう、普通(^_^;。どこに連れていかれるのか、何で連れていかれるのか、全くわからんかったわけやから。
　北朝鮮に着いてからの状況（どんな教育を受けたとか）はさすがに話せないようだ。これ話しちゃうとやっぱマズイでしょうなぁ。

■拉致被害者と家族の永住帰国、11月にも　日朝両国が調整
　確かに「永住帰国」を匂わすような発言も出てきている（曽我さんを除いて）。が、一方ではそこまでの意思は持っていないような発言も見られる。やはり心が揺れているのだろう。
　「まずは子供に話して反応を見てから」なのか。あるいは、意思はかなり固まっているものの「北朝鮮への配慮」からか。
　日本の家族と北朝鮮に残してある子供たちとの間で板挟みになっている彼らを、あまり焦らすのもどうかと思う。
　が、蓮池兄さんが会見で言った、「最悪でも家族を連れた永住帰国日が明確になるまでは、柏崎を出さないという思いです」というのも非常に理解できる。
　北朝鮮はこれまで見て来た通り、何をやらかすのか予想が全くつかない国だし、約束も平気で破る国だ。
　中途半端な状態のまま5人を北朝鮮に戻してしまうことを、家族が不安に思うのは当然だ。
　本人たちは不安じゃないのか？「またいつでも日本に帰れる」という確信はないはずだが。
　日本政府ももっとはっきり言ってやれよ。皇太子様の雅子様へのプロポーズじゃないけど、「皆さんのことは我々が全力でお守りしますから」ぐらい言えんかね！

■北朝鮮が中川氏に「過去清算あれば拉致被害者帰国」
　つまり、北朝鮮は去年1月の時点ですでに「拉致」や「不審船」を認めていたということか。
　森さんから小泉さんに政権交代したため、この協議は一旦ストップしてしまったようだが、結果的に良かった。
　この時点で向こうの手にのってれば、「戦後賠償」だけさせられて、バックれられてた可能性大。

■核開発中止なければ日朝交渉中断…鈴木大使
　当然ですな。
　っていうか、現時点ですでに「平壌宣言」の大前提が崩されてるやん！ ４．の「双方は、朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守することを確認した」って部分。
　っていうか、日本政府も日朝会談前にすでに米国から情報をもらってたんやん！ なのになんで署名するかね。まさに「まず国交正常化ありき」じゃないか。どうしてそこまでしてテロ国家と友達にならなあかんの？
　外務省の鈴木勝也・日朝国交正常化交渉担当大使は「日本側から見て、明らかに核開発が続けられていると判断した場合は、交渉中断する」とテレビのインタビューで話していたが、「明らかに続けられている」ってどーやって判断するわけ？
　もし北朝鮮側が「核開発を続けてなどいない。あれはケリー国務次官補が勘違いしただけ」とか言ってきたらどうすんの？ まさか「明らかに続けられているとは言えない」って善意(?)の解釈をして、正常化交渉続行する気ちゃうやろな〜(^_^;。

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■薬害Ｃ型肝炎、患者１６人が国や製薬会社を賠償提訴
　エイズやヤコブ病に続く大型薬害訴訟。またも旧ミドリ十字が噛んでいる。
　この件では、フジテレビが一生懸命キャンペーンに取り組んで、新聞協会賞をもらっている。
　報道の使命というか、報道の力というか、そういうものについて改めて考えさせられますな。

■「土井、菅氏はまぬけ」安倍副長官が拉致対応で批判
　安倍氏に激しく同意！もっと言っちゃれ！(^◇^;)

■北朝鮮、地村さんらに「用ないので一家で帰れ」発言
　つまり、横田めぐみさんたち「死亡宣告」がされた人たちは「用あるから帰せない！」ってこと?(・_。)?(。_・)?

■蓮池さん夫妻、地村さん夫妻が日本で婚姻届を
　私は地村さんはともかく、蓮池さんはおそらく永住帰国する意志はないんだろうなと思っていた。
　が、今日の蓮池さんの話を聞いていると、地村さんほどではないにしても、かなり前向きになってきているような感じを受けた。仲間との野球が、彼の心を解きほぐしたんだろうか？
　もちろん、蓮池さんの心の中はまだまだ北朝鮮寄りのようで、すぐに永住帰国とはいかないだろう。
　子供達が日本の暮らしに順応できるか？いじめに遭うのではないか？……心配なことがいろいろあるのはわかる。
　が、日本政府が全面的に彼らの生活をバックアップすると今日発表があったし、蓮池さんたちが本気で永住を望むのであれば、周りの人たちも皆、協力を惜しまないだろう。
　長い目で見れば、政情不安な北朝鮮で暮らし続けるより、日本に永住した方がずっといい。「私は朝鮮公民だ」という蓮池さんも、理屈ではそれに気づき始めているのではないか。
　極端な話、日本では「日本人」でありさえすれば、たとえ共産主義思想の持ち主であっても暮らしていける。それどころか、反日思想の持ち主でも普通に暮らしていけるのだ！(^_^;
（逆に、日本で生まれ育ったのに、外国籍というだけで差別を受ける人の何と多いことか！(T_T)）

■逃げ続ける定めの夫？
　地村さん夫妻や蓮池さん夫妻と違って、曽我ひとみさんは永住帰国の意志についてはこれまで発言がないようだ。アメリカ人の夫と相談してからでないと……ってことなんだろうか？
　そのひとみさんの夫が、実は日本に来たがっていることがわかった。
　米国による身柄拘束や軍法会議などを心配しているそうだ。時効があるのかないのか知らないけど、何十年も前の話だし、米国もそこまで野暮じゃないのでは？

■地村さんの仕事
　ちょっと気になったんだが、地村さんは現在は「日本の観光地のパンフレットを、朝鮮語に翻訳する仕事」をしているそうだ。
　日本の観光地のパンフレットを朝鮮語に翻訳したものを、いったい何に使うんだろう？(^_^;。
　国交正常化を見据えての作業？……ようわからん。

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■金総書記が日朝会談で核開発示唆
　「（米国と北朝鮮と）どちらが強いか、戦争をやってみないとわからない」。
　本気で米国に勝てると思ってるんだろうか。いや、あの裸の王様のことだ、本気でそう思っているかも。
　「日本は関係ない。核問題は米朝間の問題だ。米国が誠実に対応すれば解決する」って……、そっちこそ誠実に対応する気があるのかね？ だいたい日本には関係ないって、アンタ。関係ないわけなかろう。
　米国の姿勢は、「全面譲歩して核開発計画を放棄しない限り、対話には応じない」。やはりイラクの問題があって、今は北朝鮮をかまっている余裕がないのだ。そういうわけで、日本と韓国に「いっしょに北朝鮮にプレッシャーをかけてくれ」と。
　拉致問題＋核開発問題。日本政府も大変ですな。大丈夫かね、今月末の正常化交渉。

■ブルーリボン運動
　これなら誰でも気軽に参加できますね。我が「くっくり通信」も今日リボンを貼り付けました。

■あの5人よりあの2人を追え！
　マスコミ諸君、まさか滞在期間中ずっと、5人の実家周辺をうろちょろするつもり？(^_^;
　それよりもっと張り付くべき相手がいるだろう。そう、北朝鮮赤十字の職員を名乗る例の怪しい2人だ。
　あの2人、初日の段階で「日本という国にはプラジバシーがないのか！」と怒っていたそうだが、さすがに言論･報道の自由のない国から来たことだけのことはある。
　マスコミ諸君、今こそ君らの出番だ。日本のマスコミの恐ろしさを、嫌というほど彼らに味わわせてやれ！

■めぐみさんの夫は拉致日本人？
　横田めぐみさんの娘であることがほぼ確定したキム･ヘギョンさんは空港にまで姿を見せたのに、夫とされている朝鮮人（北朝鮮情報）は姿を現すどころかほとんど情報が伝わって来ない。
　これまで伝わってきた情報といえば、以前は工作機関で働いていたが今は会社員であること、再婚していること、「日本政府関係者には会いたくないが、横田さんのご両親には会う」と言っていること……それぐらい。
　この不自然さについて、北朝鮮問題でおなじみ拓殖大学･重村智計教授が、昨日のテレ朝『スーパーモーニング』で次のように言っていた。
　「北朝鮮では結婚するのに朝鮮労働党の承諾が要る。外国人との結婚は認められない。現に拉致被害者の多くが日本人同士で結婚している。もしかしたらめぐみさんの夫も同じ拉致日本人かもしれない。そう考えれば夫の情報がロクに出てこないことのつじつまが合う。『政府関係者とは会いたくない』というのも、写真を撮られて日本で身元を調べられたら困るからでは？」
　これには出演者一同、ついでに私も、ほぅ〜なるほどなぁ……と思わず納得してしまった。真実はいかに！？

■＜拉致被害者＞「毎日泣いた」拉致直後の心境語る　浜本さん
　日テレ『ザ･ワイド』でも、浜本富貴恵さんの友人代表？（よくテレビに登場する茶髪の女性）が同様のことを話していた。
　「富貴ちゃんは、拉致されてから1ヶ月ぐらいはずっと泣いていたそうですが、ある日プツンと切れた。ここで生きていくしかないと思って、気持ちを切り替えたそうです。そして前向きに朝鮮語を勉強を始めた」。
　また、新聞には載っていないが、こんなことも。「富貴ちゃんは若狭弁じゃなく、どこで覚えたのか大阪弁をしゃべるんです」……。ほんと、どこで覚えたんだろ？
　もうひとつ、「拉致される前よりも明るくなったようだ」とも。まさかわざと明るく演技しているわけでもあるまい。久しぶりの帰郷でハイになっているだけ？
　北朝鮮側は、婚約中の地村さんと浜本さんをいったん隔離させ、互いに「相手は日本に帰った」と言ってあった。
　その後、浜本さんは見合い相手として何人かの男性を勧められたが、「私には決まった結婚相手（地村さん）がいるから」と断っていたそうだ（断ることができたということに少し驚く。相手を選ぶ権利が認められていたのか？）。
　が、その見合い相手の中に実は地村さんがいたことが後でわかったそうだ。「それを早く言ってくれれば」と浜本さんは思ったとのこと。
　いったんがっかりさせておいて、後で「実はこうなんだよ」と喜ばせ感謝させる。北朝鮮の洗脳プログラムの恐ろしさ。

■安明進氏　蓮池さんと市川さん目撃「北の軍事大で一緒」
　北朝鮮の元工作員、安明進氏の新たな証言。
　1988年10月から1990年初めにかけて、死亡が伝えられた市川修一さんと今回帰国した蓮池薫さんが、平壌の金正日政治軍事大学で一緒にいるところを目撃したとのこと。
　安氏は「日本人教官同士、会議場に入ってきた。教官室も同じはずで、面識がないはずがない。蓮池さんが『横田さん以外は知らない』と語ったとすれば、極めて不可解なことだ」と断言。
　当時市川さんは日本人教官のリーダー格で、年頭や金日成主席と金正日総書記の誕生日には、日本人代表として記念品を受賞していたという。蓮池さんと一緒の時も、雰囲気から「明らかに職場では市川さんの方が格上だ」と感じたという。

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■おまけ
　プロ野球、今シーズン最後のゲーム、ロッテVS近鉄の試合が終わった。
　近鉄は負けてしまったため、ダイエーと同率2位でシーズンを終えた。ダイエー嫌いの夫が荒れている。やれやれ(^_^;。
　でも中村ノリに打点がつかず、ひいきのローズが結局打点王に落ち着いたので、夫もちょっとだけ嬉しそうである。

■西友から「牛肉返金」を騙し取っていた「朝日新聞拡張団」
　今日発売の週刊新潮に載っている。本屋でちらっと立ち読みしただけだが、朝日新聞社は大変困っているらしい。
　今日の朝刊各紙で、朝日だけ「新潮」の広告が載ってなかったと聞いたけど、ほんとですか(^_^;？

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■天皇―マッカーサー会見記を公表…戦争責任言及なし
　この記録、朝日新聞が執拗に公開請求をしていた。が、マッカーサーの回顧録などに記されている「昭和天皇が自らの戦争責任に言及する部分」はなかった。
　昭和天皇に戦争責任を押しつけたくて仕方ない朝日は、さぞやガッカリしていることだろう。

【マッカーサー回顧録の内容】
　私は「天皇は命乞いに来たのか」と思い、服装も改めずに会見した（あの有名な昭和天皇とのツーショットを思い出してみよう。忘れちゃった人は上記リンクからどうぞ(^_^;）。
　が、予想に反し、天皇はこう言った。「私は、戦争中に決定されたすべての政治的、軍事的決定とわが国民がおかした行為について全責任を負う者として、貴下が代表する連合国の判断に私自身をゆだねるために、ここに参りました」。
　そして「私の身はどうなってもいいから、国民を助けてやってほしい」と。
　大きな感動が私をゆさぶった。
　死をともなうほどの責任、それも私の知りつくしている諸事実に照らし、明らかに天皇に帰すべきではない責任を引き受けようとされる。その尊厳と慈悲に私は骨の髄まで感動した。
　この方は生まれながらの天皇であるが、その瞬間、私は日本最高の紳士と向かい合っていることに気が付いた。

　下線部が問題になってるわけですな。本当に会見で天皇がこれを言ったのか、言わなかったのか、が。

　閑話休題。
　マッカーサー回顧録のこのエピソードを私が初めて知ったのは、確か高校生の頃だった。
　その頃、クラスに父親が共産党の市会議員という男子がいた。彼は自由奔放、校則は守らない、先生をバカにしてる、そんな感じだった。
　そういうアウトロー的なところがウケたのか、彼は男子からも女子からも好かれていた。
　私も「何かかっこええー」と思っていて（今思えば、説教してやりたくなるタイプだが）、家に遊びに行ったり、いっしょに映画を見に行ったりした。
　彼が何かの度に言っていたのは、「戦争を引き起こした張本人が何でまだ生きてるんや。おかしいと思わん？まったく、程度の低そうな顔してのんきに暮らしやがって！」といった趣旨のこと。今思えば、お父さんに洗脳されとったんかなぁ。
　私は個人的に（思想的な意味でなく）昭和天皇をわりと好きだったので、「そこまで言わなくても……」と、その点だけは彼に対して嫌悪感を抱いたものだった。
　ああ、昭和は遠くなりにけり。

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■北朝鮮が核開発継続…米特使に認める
　拉致問題と同じぐらい、いや、日本国民全体の安全を考えたらそれ以上に重要なニュース。
　北朝鮮はすでにノドンを100基も日本に向けている。そのうえ核まで配備されるとなると………{{ (>_<) }}。
　なぜ北朝鮮は今の時期にわざわざ認めたんだろうか。
　世界の目を拉致問題からそらせるため？
　「拉致問題をいつまでもウダウダ言ってるなよ。ウチには核兵器があるんだぜ」という日本への脅し？
　日本は国交正常化交渉は予定通り進めるとしている。
　韓国もこれまでずっと太陽政策で来ているし、大統領選までその政策は変えたくないだろう。
　が、北朝鮮を「悪の枢軸」に指定している米国は、日本＆韓国が北朝鮮に接近することに懸念を持っているだろう（表向きは日朝国交正常化交渉を支持しているが）。
　北朝鮮に歩み寄ろうとしている日本＆韓国と、イラクの後は北朝鮮を叩こうと考えている米国。北朝鮮はこれらを分断する作戦、すなわち日韓を取り込んで米国に対抗しようという作戦に出たんだろうか？

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■一時帰国５人が喜びの帰宅　家族と団らん楽しむ
　東京は彼らにとってはまだ「故国」ではなかったんだろう。
　地元に帰って、知った顔や知った街並みを見たお陰で、すっかり表情が和らいでいた。
　お兄さんを悩ませる言動を繰り返した蓮池薫さんでさえ、バスを降りたとたん、我を忘れたように同級生のところに行って抱きついていた。
　「くり通掲示板」の[3683]で今日私が書いたように、「個人的な表情と洗脳の進度は別」だとしたら非常にやり切れないのだが、その問題は今は置いておこう。

　地村さんは、北朝鮮のことを「あちら」とか「あっち」と呼ぶ。差し障りのない呼び方。政治的配慮が見え隠れする。
　「あちらの方で幸せな生活をしていた」と言ったが、これは恐らく本音だと思う。ただ、それはあくまで「北朝鮮のシナリオによって作り出された幸せ」だと思うんだが……ご本人らが幸せであれば、それでいい……のか？うーむ(__;)。この問題も今は置いておこう(^_^;。
　地村さんの発言（バスを降りた直後の会見と、会館での会見）をまとめると、こんな感じ。
　「日本でこんな騒動になっているとは思わなかった。最初は静かにあっちの方で両親と会って、いろいろ相談しようと思っていた。
　が、日本政府に『両親が待っているから帰るのが当たり前では？』と言われ、北朝鮮にも『子供として帰るのが道理』と言われた*1。
　帰ってみて、拉致問題が私たちだけの問題でなく、日本の大きな問題なのだと知った。日本の国民、日本政府、そしてみんなが、自分の子供の問題だということで一生懸命してくれたということを、本当に理解するようになった」。
　詳細はこちらで。http://www.sankei.co.jp/news/021017/1017sha123.htm（他の皆さんの会見も載っています）

*1　ほんまに北朝鮮側がそんなこと言ったんか？それなら他の拉致被害者も速やかに帰せ！

　妻の富貴恵さんは明るくて、方言もどんどん出て、何だかほっとした。
　富貴恵さん、そのノリで拉致に関する情報話してくれんかな？……と、つい願ってしまう(^_^;。

　5人とも日本に来て日本の報道を見て、「北朝鮮は罪もない日本人や韓国人を多数拉致してきた。自分たちはその中でラッキーにも帰国できた数少ない被害者である」ということが、少しずつ理解できてきたのではないか。
　ただ、もし北朝鮮にごっつい洗脳されてるんだったら、「日本の拉致事件報道は本当に真実なのか？」とまだ疑ってかかっているかもしれない。

　一番驚いたのは、曽我ひとみさんの変わり様だ。
　昨日までの曽我さんは、他の4人と比べると明らかに表情が暗く硬かった。それが地元の役場に着き、地元の人たちや同級生に迎えられたとたんに号泣。記者会見の時もずっと涙だった。
　会見は本人が新幹線の中で書いたメモを見ながらだった。
　「人々の心、山、川、谷、みんな温かく美しく見えます。空も土地も木も私にささやく。『お帰りなさい。頑張ってきたね』。だから私もうれしそうに『帰ってきました。ありがとう』と元気に話します」という詩のような言葉は心に染みた（北朝鮮では詩が人気だそうだ）。
　その後、実家に帰ってお父さんと対面し、また号泣。まさに「日本人･曽我ひとみ」に戻った1日……という感じで微笑ましかった。

　フジテレビの特番で、曽我さんの様子を中継で見ていた横田滋さんが泣いた。
　曽我さんが「長い間ご心配かけてすみませんでした。お許し下さい」と地元の人に言っているのを見て、感極まったようだった。
　「私たちの方こそ、長い間助けてあげられなくてすみません。お許し下さい。と言いたいです」と、言って横田さんは泣いた。
　どんなにか、どんなにかお辛いだろうに。どんなにか、どんなにか「めぐみに会いたい。それがダメならせめて孫に会いたい」と思っておられるだろうに。
　ああ、どうか神様、横田さん夫妻を早く救ってやって下さい(T_T)。

■昨夜の筑紫哲也の多事争論

【もし拉致された人、そして亡くなった人達に何か過失があるとすれば、
　それは「日本に住んだ、日本人に生まれた」ということでしょう。
　自国民が自国の領土でさらわれることについてそれを止められず、
　そしてその後も24年にわたって放置したという、
　そういう国に生まれたということの過失ぐらいしかありません。】

　確かに日本政府はほとんど何もしてきませんでした。でも、メディアにも責任ありませんか。一部メディアを除いて、みんな長いこと拉致問題を無視してましたよね。筑紫さん、あなたもそんなメディア人の一人ではないですか。ちょっとは反省したらどうですか。
　よりにもよって、日本人に生まれたことを「過失」とは。よう言いましたな、そんな情けないこと。
　常日頃、日本を「この国」という言い方をし、決して「日本」とは言わない筑紫さん。あなた、自分が「日本人」であることがよほど嫌みたいですね。
　さすが「ピースボート」の水先案内人だけのことはありますな。この際、北朝鮮に亡命でもしたらどうですか？「日本人」は誰も止めませんよ。

■今朝の朝日新聞社説〈被害者帰国――静かに迎えたい〉

【お帰りなさい、ゆっくり疲れをいやして下さい。
　被害者たちには、家族ならずともそう声をかけたい気持ちだ。
　この間の心労はいかばかりだったことか、察するにあまりある。】

　その心労の原因の一端を担っておいて、今さら何を言う！(--#)
　拉致問題についてまともに報道してこなかっただけでなく、「拉致疑惑は日朝国交正常化交渉の『障害』だ」とまで言っていたあんたらが、さらには日朝会談の翌日ですら「北東アジアの安定のためには拉致問題はかすんでしまう」と言い切っていたあんたらが、そんなこと言えた義理か！コラァ！

■今朝の「とくダネ！」byフジ
　自由党の西村眞吾議員はえらい！よう言うてくれた！でもあなたの身が心配だ(T_T)。発言内容はこちらを。

■家族を恫喝する北朝鮮
　15日、北朝鮮から一時帰国した寺越武志さんの母親に対して、寺越さんに同行していた北朝鮮側の人物が、「拉致に関して報道機関が騒ぐと、今回一時帰国した5人も北朝鮮に帰ってから日本に戻れなくなる」と脅迫めいたことを言っていたことが明らかになった。
　とことんアホな国ですな。自分で自分の首締めて。しかも息子の事を気遣って長年沈黙を守ってきたお母さんを脅すとは。見下げ果てますわ。
　今回帰国した5人の家族や親戚、知人友人も、今後、北朝鮮側から脅迫されるかもしれない。
　もし、そういう脅迫めいた話があったら、メディアは隠さずどんどん報道してほしい。「北朝鮮はヤクザのようなとんでもない国だ！」と。そうされて困るのは北朝鮮の方なんだから。

■蓮池兄さん、つらいね
　蓮池透さん（帰国した蓮池薫さんの兄）は、薫さんの話には納得いかない点がいっぱいあると言う。

・口をテープで留められて拉致され連れて行かれたのに、2人とも（薫さん＆奥さんの奥土祐木子さん）「船に乗せられてからは怖くなかった。北朝鮮に着いてからも、抹殺されたり殺されたりする恐怖は全く感じなかった」と、拉致事件をまるで他人事のように言う。
・北朝鮮内情を全く知らないのか、知らないふりをしているのか、大韓航空機事件や飢餓や公開処刑についても全然知らない。
・内情をよく知らないにも関わらず、有本さんの死因となった石炭中毒について尋ねたら、非常に詳しく説明した。
・増元るみ子さんのお兄さんが政治的な話をしようとしたら拒否した。
・「拉致問題を解決して国交正常化しなければ」と、まるでどこかの政党のようなことを言った。「国交正常化を妨害するようなことがあってはならない。兄さんもそういう思想を持っている人に汲みしちゃだめだよ」とまで。
・アリラン祭に参加した娘の写真を見せて、非常に自慢げだった。
・5人とも他の被害者の写真を見せても全員知らないと言うのに、横田めぐみさんのことだけは知っている。
・5人とも「（死亡が伝えられる家族と）会わす顔がない」と話していたのに、示し合わせたように「横田さんだけには会いたい」と言った。
・今朝、薫が私の部屋に来て開口一番、「7時のＮＨＫニュースを見たが、横田めぐみさんの情報は違う！」と、まるで訂正させろというような口調で私に迫ってきた。
・「一緒についてきた北朝鮮赤十字の人間と連絡をとりたい」と薫が言うので、理由を聞いたら、「私と一緒に日本に来た人たちがどこにいるかというのを、彼らは知っておく責務があるから」と答えた。

　怖い。薫さん、ごっつい洗脳されてるんちゃうのん？………
　蓮池兄さんはいつものように冷静に会見していたが、弟の「奇妙な言動」を公表するなんて、内心めちゃくちゃ辛い思いでいるに違いない。
　金正日政治軍事大学（工作員養成機関）で蓮池薫さんを目撃したという元北朝鮮工作員の安明進氏は、「金正日政治軍事大学は秘密機関だから、そこにいた蓮池さんを帰国させたのは信じられない」そうだ。
　そのうえで安明進氏は言う。蓮池さんの帰国は「拉致し洗脳した日本人を日本に返しても大丈夫か？忠誠を忘れないか？」ということのテストではないか、と。
　ご家族には大変失礼なのだが、もし蓮池薫さんがもはや「日本人」でなく「北朝鮮工作員」と化しているのであれば、彼の永住帰国は恐ろしい結果を招く可能性がある。日本で堂々と、朝鮮労働党が押し進める「対南革命」を進行できるからだ。しかも工作員のように身分を隠さずとも、日本人として堂々と。

■横田さんもつらいね
　5人は27日に北朝鮮へ戻ることになった（家族の要望で1日ぐらいは延びるかも）。
　めぐみさんの両親は、めぐみさんの娘に会うため、戻る5人とともにチャーター機に乗っての訪朝を希望していたが、当面見合わせることで合意した。
　「家族の会の代表である横田滋氏が訪朝すれば、北朝鮮に対して、拉致問題が峠を越えたとの印象を与えかねない」（政府筋）との見方が出ているためだ。
　自分たちの望みをぐっとこらえ、拉致問題全体の進展を優先させた横田さんのご両親は、本当にご立派だと思う。
　
　さて、横田めぐみさんについて、5人はいろいろなエピソードを語っている。
　疑問なのは、蓮池兄さんの項でも書いたが、5人とも横田めぐみさんは知っているのに、他の拉致被害者を一切知らないと言っている点だ。
　5人とも「死亡が伝えられる家族と会わす顔がない」と話していたのに、なぜか示し合わせたように横田さんにだけは会いたい、と。
　しかも「めぐみさんにミシンを教えてあげた」とか、「93年頃にめぐみさんがノイローゼになって亡くなったという噂を聞いた」とか、出てくる話はやたら具体的だ。
　「向こうからの（めぐみさんの）情報を彼らが伝えにきたのではないかと感じた」と、蓮池兄さん。
　5人は北朝鮮側の望み通りの「虚報」を、まさにテープレコーダーのように再生している……いや、再生させられているのではないか。
　蓮池兄さんの言うとおり、横田めぐみさんの死を日本において「現実」にするために、5人はメッセンジャーとして利用されているのではないか。北朝鮮の狡猾さを考えれば、十分あり得る話だ。
　横田めぐみさんは、わずか13才で拉致されたことや、安明進氏の具体的証言もあって、日本では拉致事件のシンボル的存在になっている。
　だから、「横田めぐみさんの両親さえ納得すれば、日本の世論も納得し、我が国への反感も薄まるだろう」と、北朝鮮側はタカをくくっていると思われる。
　何せ北朝鮮側は急いでいる。日本から早く支援を得たい。そのためには、今月末にクアラルンプールで行われる国交正常化交渉までに、日本の世論をちょっとでも良い方向に持っていく必要がある。
　横田夫妻も家族会も北朝鮮側の思惑は重々承知しているから、その手にはのらないと思うが……。

■喘息夫婦
　昨夜、夫が急に喘息のような発作を起こした。
　驚いた。1ヶ月前の私を見ているようだった（私は毎年7〜9月あたりに喘息の症状が出て、その期間は通院している）。
　あまりにひどいので、普段は医者なんて絶対行かない夫も、今朝自ら医者に行った。「喘息っぽい」という診断だったそうだ（「っぽい」って……(^_^;）
　しかし、私の今年の喘息が収まるのを待ちかまえていたように、夫が喘息になるとは。喘息って伝染するんやろか？(^_^;
　昨夜は夫の咳がすごくて、夫はもちろん私もほとんど眠れなかった。
　そういうわけで、今とても眠い。今夜も咳がすごいんやろか。隣の部屋で寝ようか。
　でも、私の喘息がひどい時でも、夫はいつも同じ部屋に寝てくれた（つーか、周りがうるさくても熟睡できるタイプ。うらやましい）。
　そのことを思うと、私だけ避難するわけにもいかんな〜(T_T)。

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■拉致被害者5人、24年ぶりに帰国　家族と再会
　全員思ったよりも健康そうで（そりゃそうだ。北朝鮮としては、やせ衰えた身体で返すわけにはいかんから）、表情も穏やかで、昔の面影がちゃんとあった。「おお、地村さんや！蓮池さんや！昔の写真と同じ顔や！」……。
　やはり全員、朝鮮労働党のバッチをつけていた。本心がどうなのかはともかく、これは仕方ないことだ。この映像は金正日以下、朝鮮労働党も見る。バッチをつけてないと、北朝鮮に残ってる家族がどうなるかわからない。だからはずせない。
　……タラップを降りて抱き合う被害者と家族。
　よかったね。会えてよかったね！と、思わずもらい泣き(T_T)。24年ぶりの再会を素直に喜びたい。同じ日本国民として。
　小泉首相の訪朝から1ヶ月。ほんの一部の人たちとはいえ、かつ一時的なものとはいえ、こんなに早く拉致被害者の帰国が果たせるとは……。
　しかし、「家族と対面できて良かったね」「元気そうで良かったね」で、すませてはいけない！
　感慨深さとともに、「この24年間、政府やマスコミは何やっとったんや！」「罪もない人たち拉致して、家族ともども長期間苦しめた北朝鮮、許せん！」という怒りが改めて湧いてくる。喜び、怒り、今日のこの日の感情を私たちは忘れてはならない！(・・)(。。)
　拉致被害者全員の帰国を果たすまで、また、亡くなったとされている人が本当に亡くなったのか確認をとるまで、拉致問題は終わらない。
　5人の帰国は、拉致問題解決まで何十かあるハードルの、やっと一つ目を超えた地点だと受け止めなければならない。

■許せん！テレ朝！
　ＮＨＫ、民放各局ともに特番を組んでいたが、テレビ朝日はひどいもんだった。
　さすが『近隣諸国御用達･反日テレビ局』。雰囲気からして他局とは違ってた。
　★帰国おめでとー！ばんざーい！＼(^O^)／★のお祭モード。
　小宮悦子はいきなり「ニコニコと手をふって、まるで海外旅行から帰ってきたみたいですね」。
　鳥越俊太郎は、ヘラヘラしながらこんな発言。
　「これまでいろいろと取材してきて、北朝鮮はひどい！と非常に腹を立てていた。が、拉致被害者と家族の対面の映像を見ていると、『拉致被害者』という言い方に違和感を覚える。『拉致被害者』なんて呼びたくない」。
　ジャーナリストたるもの、物事の表面だけを見て納得してたらあかんのちゃいますか？ 金丸信や社会党の田辺みたいに、マスゲームで歓迎されたらころっと騙されるタイプか？ 北朝鮮の思うつぼよ。
　その後も、アホな発言は続いた。
　空港からホテルまでの道のり、被害者と関係者が乗ったバスが高速で渋滞に巻き込まれたのだが、
　鳥越「東京の渋滞を見て『日本はこんなに変わったのか』とびっくりしてるんじゃない？(^_^;」
　小宮「そんなことないでしょ〜(^o^)。24年前だったらもう渋滞ありましたもん。私その頃大学生でしたよσ(＾＾)」
　鳥越「あ、そーか、はっはっは(^。^)」
　……バラエティ番組か、これは！？(--#)
　しかも、朝鮮日報（韓国メディア）の支社長まで出演させ、べらべら好き勝手に喋らせていた。朝鮮人イメージアップ作戦か！？
　そうまでして北朝鮮の国家テロから日本国民の目を逸らせたいのか！？テロ朝、もといテレ朝よ！
　私の見た限り、日テレが一番まともだった。出演者一同、喜びを表しつつも決して浮かれることなく、今後の問題点など冷静に話を進めていた。

■記者会見
　北朝鮮側の用意した文句を「言わされる」んだろうなという不安はあった。
　が、実際はそれどころか、「家族に会えて嬉しい」「長い間ご心配をおかけしました」「本当にありがとうございます」等、全員短い言葉を発したのみで、すぐに退席してしまった。
　彼らの日本での言動は、日本にいる工作員によって逐一、北朝鮮に報告されると見てよい。やはり家族全員を日本に呼び寄せない限り、本音は言えない。
　でもまあ、「偉大なる金正日将軍様のご配慮により……」とかいう枕詞が出てこなかっただけでもよかった。

■蓮池兄弟の会話
　会見で蓮池薫さんのお兄さんが明らかにしたが、帰国した5人は、日本で報道されているのと同様、「8人は亡くなっている」と北朝鮮側から伝えられているとのこと。
　兄「事件の発生状況はどうだったのか？」
　薫「今はいいじゃないか。いずれ話そう」
　兄「現場へ行きたいか？」
　薫「行きたくない」
　兄「他にも行方不明の人がたくさんいるんだが、知らないか？」
　薫「それも後でゆっくり話そう」
　お兄さんは、「先走って尋ねた」と言っておられたが、無理もない。彼は拉致された薫さんの兄という立場の他に、家族連絡会の事務局長という立場もある。他の家族に対する責任感から「先走った」のだろう。
　が、やはり残念ながら、今回の帰国中に5人が真実を話してくれるとは思えない。

■横田めぐみさん情報
　横田めぐみさんの娘と言われている少女は、鑑定でめぐみさんの娘と「ほぼ断定」された。
　また、5人全員がこの少女と面識があったことも明らかになった。中でも、めぐみさんと一時期暮らしていた曽我ひとみさんは、北朝鮮の空港の貴賓室に入ってきた少女を、涙を流しながら抱きしめていたという。
　少女は、「おじいさんとおばあさんが来ていると思った」ということで、空港に来ていたそうだが、何だか変な感じ。彼らが来ないことは北朝鮮側も把握していたはずだし、彼女が自分の意志だけで空港まで来られるとは考えにくい。
　北朝鮮側が日本側に対して何らかの意図を持って、彼女を空港に連れてきたのではないか？

　しかし、今夜の横田さん夫妻は痛々しかった。
　普段のように、咳き込みながらも一生懸命会見の進行をする横田滋さんを見て、誰もが思ったはずだ。ああ、何でこの場にめぐみさんがいないのか……！と。

■ちょんまげ天国
　最高！＆なつかしい！＼(^O^)／
　「ああ人生に涙あり」（水戸黄門の主題歌）って、バージョンによって微妙にコード進行違うんですな。
　私はこのCDに入ってるバージョンより、つい前回までやってたバージョンのが好きですな。サビからエンディングに行くところのコードが、メジャーじゃなくマイナーになってるバージョンです（こんなこと書いてわかってくれる人、おるんやろか(^^ゞ？）。
　んで、歌詞では何と言っても二番が一等好き。「人生勇気が必要だ〜くじけりゃ誰かが先に行く〜♪」っての。
　でも、今日からスタートした水戸黄門（やっぱ里見浩太朗には違和感が……体格良すぎ(^^ゞ）の歌詞は一番と三番でちょっとショック。
　あと、暗い暗いと評される「大岡越前」のテーマ。子供の頃からなぜか心引かれてました。今回初めて知ったけど、あの口笛、作曲者ご自身が吹いてるんだそーです。作曲者はあの山下毅雄さん。旧「ルパン三世」*1でお馴染み。
　「暴れん坊将軍」も非常に思い出深い。高校の時の文化祭、クラスの出し物で芝居しました。私はお園さんの役。
　んで、クライマックスにブラスバンド部の子がトランペットで、あの「チャーチャラー、チャラーララー♪」のテーマを舞台そでで演奏。盛り上がったな〜（客はどうだったか知らないが）。
　それほど時代劇フリークでない私でも、すごく堪能できるCDです。お勧めっすよ。値段も安いし(^_^;。

*1　関係ないけど、私は最初の「ルパン三世」が一番好きだ。話も雰囲気も山下毅雄の曲も、哀愁を帯びた感じでよろしい。2作目以降はなーんか軽いしコメディタッチなのが多くて、あんまり好きじゃないっす。不二子ちゃんの声も二階堂有希子の方が好きやなぁ……未だにそう思う。

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■バリ島爆弾テロ
　バリ島と言えば、南の楽園、リゾート、安全、呑気、そんなイメージしかなかった。もはや地球上に安全な場所はひとつもないんだろうか？
　アルカイダが噛んでるのではという報道もある。これでまた海外旅行の客足が遠のくんだろうか？

■インドネシアちょっといい話
　バリ島と言えばインドネシア。インドネシアと言えば親日の国。
　ついでと言っては何だが、それを如実に語るエピソードをひとつ。

　今から15年前ほどの前、アジア各国の軍部代表がマニラに集まった時のことだ。
　例によってフィリピンと韓国の代表が、延々と戦争当時の日本軍と日本民族と現在の日本企業を罵倒する演説を打った。
　列席のアジアの親日家たちは「韓国代表の演説は痛烈無残で聞くに堪えなかった。だが、列席の日本代表（自衛官）は一言も発しなかった。」と悔しがった。
　そこで、インドネシアのアリ・ムルトポ准将（准将はASEAN結成の中心人物）は韓国の軍人に向かって次のように日本を擁護した。

「日本はアジアの光である。
　大東亜戦争は欧米人にアジア人の勇敢さを示したもので、チンギス・ハーンとともにアジア人の誇りである。
　ここで、インドネシアの日本民族の価値についての見方を申し上げる。
　今、忽然として日本民族がこの地球上から消えたら、アジアとアフリカは非常に困る。
　その時に韓国が一番困ると思う。韓国は工業大国日本と競争したから、立派な工業国になれたのである。
　もし、日本がシンガポールの地点にあったら、インドネシア人は少なくとも百万人が日本に住み、日本人と同等の教育を受けるから、その人間関係から日本の技術、市場、金融、スタッフ等活用することができる。だから企業の成功は容易である。
　つまり、日本の近いところに位置していることは、幸運なのだ。経済的支援を連続的に受けていると言ってもよいくらいだ。
　インドネシアが日本に近ければ、今のような貧弱なインドネシアではない。
　つまり、我々インドネシア人は『日本はなにもしてくれなくてもよい』と考えている。
　日本は欧米と肩を並べて進歩しているだけで十分、アジア・アフリカにつくしている、と考えている。
　だから、我々アジア人は外交面に弱い日本を支援したいと思っている。日本から援助をもらうだけで応援しないのでは運命共同体とは言えないし、対等のパートナーとも言えないのではないか。」

〈出典：「日韓2000年の真実―写真400枚が語る両国民へのメッセージ」名越二荒之助編著　国際企画〉

　……未だに「日本は戦争中ひどい事したからアジアじゅうから恨まれているはず」と、思い込んでる人はいませんか？(^_^;

■拉致事件、社民党が朝鮮労働党に厳重抗議文送る
　遅すぎるって！(^_^;
　しかし、田英夫もひどいもんですな。「拉致問題より戦後補償」路線を今後も突っ走るようだ。
　「だまされた」ですんだら議員はいらん。田さん。それが元議員＆元ジャーナリストの言うことですか。
　超党派の拉致議連からは、「社民党はだまされたと弁解するが、北朝鮮のお先棒を担いでいたことを認めるべきだ」との批判が出ているそう。当然、当然！(・・)(。。)。
　社民党はいい加減に「あるはずがない」という前提で動くのをやめなさい。有事法制に関しても、「他国が攻めてくるわけはない」という前提で反対してるが、「あるはずがない」と思っても、万一の場合を想定して万全の備えをしておくのが、国民の命と財産を預かる政府のなすべきことではないですか？

■教科書に載っていない真実
　今日の朝日新聞朝刊の社会面に、先日北朝鮮から一時帰国した寺越武志さんのインタビューが載っていた。
　「拉致事件についてはどうお考えですか」という質問に対して、寺越さんはこんなふうに答えている。
　「日本に来てあまりにも大きく報道されているのを見て驚いた。家族の方々のことを思うと私も胸が痛い。しかし、日本が植民地時代に数千倍、数万倍の朝鮮人を連行した歴史的事実について、マスコミが何も報道していないので、日本人としてとても恥ずかしく思う。前世紀の不幸な過去を清算してこそ、両国は正常化の方向に歩み出すことができる 」

　さて、そこで。
　実際、強制連行された朝鮮人はどのぐらいいたのでしょう？
　それを詳しく分析したページがある。ここ参照→在日コリアンの来歴
　在日韓国人青年会の調査（日本側の調査ではないという点に注目してほしい）を分析すると、1889人（全体の2.3％）ほどが、真に強制連行の名に値する在日朝鮮人という結果になっている。
　こういう報告もある。「かつて朝鮮人学校で父母の来日動機を調査したところ、『朝鮮では食えないから渡航して来た』という回答がほとんどで、『強制連行』と答えたのは一人しかいなかったので困惑した」。
　寺越さんは北朝鮮に洗脳されているから仕方ないにしても、今の多くの日本人も寺越さんと同程度の認識しか持っていないのではないか？
　つまり、当時日本にいた朝鮮人のほとんど全てが強制連行されたものだと、教師やメディアによって思い込まされてはいないか？……

■ノーベル平和賞、カーター元米大統領へ
　何が何でもイラクと戦争したいブッシュへのきっついカウンター！
　……でもこれぐらいでめげる人ではないわな(^_^;。

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■北朝鮮からのマツタケ、段ボール300箱分
　1993年6月、金丸信（故人）宅から無刻印の金塊が出てきた。これは北朝鮮からのバックマージンではないのか？と物議をかもしたのは有名な話。
　ひょっとしたら今度のマツタケも……？！

■北朝鮮応援団の運動会
　いくらアジア大会で来ているからとはいえ、地元韓国の拉致被害者の家族らは怒り心頭なのでは？
　しっかし、すごいですな。あの北朝鮮美女応援団は。美しく造形されたロボットみたいで怖い。

■「敬愛する将軍様」　北朝鮮、呼び捨てなら政治犯に

・故金日成主席や金総書記を呼び捨てにすれば即政治犯。
・家族や親族が秘密警察に密告するケースもあり、密告されると連行される。
・恐ろしさを知っているから義務的に呼ぶ。道徳的にそう呼ばなくてはならないという心理も。思想教育のためだ。
・教科書では、韓国は「ひもじい国」という意識を植え付けたり、米国への敵意を育てたりする文章が多用されている。
・日本人拉致事件などはテレビで放映されない。家々には有線が敷かれ、スピーカーからは「将軍様」をたたえる番組が流れる。ラジオは国内放送しか入らないようダイヤルが固定されている。

　インタビューに応じた元朝鮮人民軍大尉のキム･ソンミン氏は、「ラジオをこっそりと聴いて他国の様子を知り、自国のおかしさが分かった。比較すべき外部の情報が伝わらない限り、北の人は本当のことは分からない」と述べている。
　蛇足だが、まさかアサヒ･コムがこんな記事載せるとは、ちょっと驚き。

　ここに掲載されているのは北朝鮮の教科書でなく日本の朝鮮学校の教科書（金日成時代）だが、すっげー非科学的でびっくりしますよ。もはやカルト。オウムの「空中浮揚」もビックリ。
　これが古代神話ならまだわかる。日本にもあるし。でも、現役の人間をこうもフィクションで固めるとは……。こんなん素直に信じて育つ子供がかわいそう。

■東京株が再びバブル後最安値、一時8200円割れ
　1983年3月以来、約19年7ヶ月ぶりに8200円を割り込んだとのことで、ニュース番組は大騒ぎ。
　経済のことはさっぱりわからん私でも心配になってくる。
　昼間テレビ見てたら、専門家がこんなコメントを。
　「今まで痛みを受けて来たのは実は政府や企業だけ。国民は20年前と比べれば給与はかなり上がっているから、そんなに痛みは受けていない。これからは国民も痛みを共有しないといけない」。
　確かに給与そのものは上がってるけど、その分物価も上がってるんだし、一概に国民が痛みを受けてなかったとは言えないのでは？
　どっちにしても、お寒い時代ですな……。

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■受賞決定から一夜、田中さんを同僚が拍手で出迎え
　小柴さんの「東大入試の時に試験官に『煙草吸ってきていいですか？』と尋ねた」「大学ではビリだった」等のエピソードもおもしろかったが、田中さんのエピソードもおもしろい。
　「本当はソニーに入りたかったが、面接で落とされて島津製作所へ」
　「留年もした」
　「こうと思ったら一途で、気合いを入れて研究するためだと言って、頭を丸坊主にしたこともあった（同僚談）」
　……もしソニーに入社していたら、ノーベル賞受賞はなかったかも！？
　何と言っても「無名の存在」、社内でも「主任」。親近感があってよろしい(^o^)。
　田中さんは大学では電気を専攻していて、化学にかかわるようになったのは会社に入ってからだという。「専門知識があったらそれにとらわれ、打ち破るのが難しかったかもしれない」……なるほど。
　どんな仕事でもそうだが、日々仕事していく中で、それまでの経験から「ここはこう」と型にはめてしまいがちだ。
　それを打ち破るためには、好奇心、発想の転換、独創性、失敗を恐れない勇気、そういったものを身につけておかないといけないなと改めて思う。そして何と言ってもまじめにコツコツ頑張ること。基本中の基本。
　民間企業にお勤めの田中さんのノーベル賞受賞は、地道に働いている世のサラリーマンに大いなる勇気を与えたに違いない。
　私は田中さんや小柴さんのような立派な仕事はできないけど、せめて彼らの精神は見習いたいと思う。

■ ＜ノーベル賞＞小柴さんと田中さんの両受賞者に聞く
　小柴さんはさすが年の功。良いことを言っておられる。

▼日本人はやるべきことをやっているので、もっと自信を持つべきだろう。（中略）暗い方向を見ていると良いことにはならない。大丈夫、やれるという気概を持っていくことが大切だ。
▼詰め込み教育と言われるが、年齢によっては文句を言わずに学ばなければならないことがたくさんある。

　田中さんの言葉にも共感できるものが多い。

▼本当に苦しんでいる人に言うのも失礼かもしれないが、苦しい時こそチャンス。研究費がたくさんある時もいい研究ができるが、逆に切羽詰まって『これしかない』という時にいいものが生まれる。（日本人には）ピンチをチャンスに変える素地がたくさんあると思う。（若い世代の中には）一生懸命やらず、途中でやめてしまっている人もいる。一生懸命やってもだめな場合はあるが、やめてしまっては何も生まれない。
▼失敗すると意気消沈し、そのことに触れたくないが、なぜ失敗したのかを追究しないといけない。同じ失敗を繰り返したり、異常な計測値が出てもその裏に新しい発見があるかもしれない。いつも自分に言い聞かせていることだが、失敗は次の段階への手がかりだ。

　『苦しい時こそチャンス』『失敗は次の段階への手がかり』……なんと良い言葉でしょ。書いて机んとこに貼っとこかな(^_^;。

■ノーベル化学賞に島津製作所の田中耕一氏
　昨日の小柴さんのノーベル物理学賞受賞に続いて、今度は民間企業の研究員である田中さんがノーベル化学賞を受賞。
　同じ年の日本人ダブル受賞は初めてとのこと。いやー、めでたい！
　小柴さんの研究も田中さんの研究も内容さっぱり理解できないけど、そんなのどーでもよろしい。とにかく、めでたい！
　＼(^-^)／バンザーイ、／( )＼モヒトツ、＼(^o^)／バンザーイ……
　田中さん受賞は、NHKの午後8時45分のニュースで知った。テレビに写った田中さんの写真は、島津製作所入社当時のものだった(^_^;。
　後で会見見たけど、この田中さんって木訥とした人ですな。作業服姿というのがまたよろし。
　小柴さんのとこにも、田中さん受賞のコメント求めてカメラが行っていた。が、小柴さん、ちょっと寂しそうに見えたのは気のせいか？（マスコミがみんな田中さんの方に行っちゃって寂しいとか？(^_^;）
　その小柴さんの昨日の受賞談話で、一番感動したのは、「国民の血税で夢を見させていただいている。メーカーの言い値で物（設備）を買うな」という言葉。税金で研究しているのだから、無駄にはしてはいけないという意味だ。
　血税を我がもののように無駄遣いする官僚どもよ。小柴さんの爪の垢でも煎じて飲みなはれ！

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■あまりにズサンで笑ってしまう
　曽我さん拉致「請負業者」は虚構？
　＜拉致事件＞市川さん結婚申請書　警察庁の資料基に偽造か
　嘘だらけの北朝鮮。特に市川修一さんの生年月日の間違いなんて、もう笑うしかない(^◇^;)。
　今年4月に、日朝赤十字会談などの席で日本側が北朝鮮側に渡した「行方不明者リスト」なるものがある。これは警察庁が作成した拉致被害者資料が基になっている。
　警察庁がこのリストを作成した時、市川さんの正しい生年月日が『1954年10月20日』であるにも関わらず、間違って『1954年10月27日』と記入してしまった。
　日本政府は間違いに気づかぬまま、北朝鮮側にそのリストを手渡した。
　さて、北朝鮮側が今回日本側に証拠資料として渡した市川さんの「結婚登録申請書」の生年月日が、間違って記入されていた。そう、そこには『1954年10月27日』と書かれてあったのだ。警察庁がやったのと全く同じ間違い。
　つまり、この「結婚登録申請書」は市川さんが書いたものでもなければ、市川さんの結婚当時に書かれたものでもない。日朝会談以降（あるいは直前か？）に慌てて北朝鮮側が偽造したものであることが、ほぼ確実になったのだ。
　しっかし、北朝鮮ってとことんズサンですな。確認しようと思えばできたはずなのに、よほど慌ててたのか、日本側のリストを見てそのまま記入、捏造がばれてしまうなんて……まるっきしアホや(^◇^;)！
　なのに、国交正常化交渉の日程が決まってしまった。こんな捏造を平気でやる国と、国交正常化交渉も何もあったもんじゃないと思うんだが。
　たとえ小泉首相が「拉致問題の解決なくして正常化なし」と明言していても、実際に交渉を動かすのは、早く正常化したくて仕方のない官僚どもなのだ。
　拉致問題の進展は期待できそうにない。せいぜい、またしても怪しげな情報を小出しにされるだけで、向こうの有利なように持って行かれることだろう。はぁぁ……(T.T)。

■拉致の5人、15日に帰国　1―2週間滞在
　生存者5人が一時帰国することになった。しかも、「日本人」として帰国手続きされるとのこと（考えてみりゃ当然だが）。
　それはいいが、北朝鮮在住の家族らは同行しないとのこと。これじゃほとんど意味ない。家族を北朝鮮に人質にとられている限り、5人は決して「真実」を話せないのだから。
　「家族が北朝鮮に残されても大丈夫。これだけ日本中で騒がれているんだから、北朝鮮側も家族に手を下すことなどできない。5人は真実を少しずつでも喋れると思う」と言うコメンテーターもいるが、それはどうか。
　朝鮮労働党はそんなに甘くない。情報が外に漏れない限り、家族を生かすも殺すのも簡単だ。5人もそれは重々承知しているだろう。やはり「真実」は話せない。
　妙なのは、「家族は同行させたくないというのは本人たちの強い意向」という北朝鮮側の発表だ。んなわきゃねーだろ！ 家族もいっしょに連れて帰って、何事にも怯えることのない自由な暮らしをしたいはずだ。
　全く、こっちが被害者なのに、なぜこのような制限をされんといかんのか。ほんまムカツク！

■今日付の産経抄
　産経抄が、拉致問題で「遅すぎる謝罪」をした土井たか子を批判。田嶋陽子の離党を知りながら3日間隠していたテレビ朝日も批判（今週月曜に放送された「TVタックル」は生ではなく、先週土曜に収録されたものだったのだ）。
　あと、以下のように記している。

【おかしなことは、まだまだある。旧社会党から社民党を通じて、北朝鮮と交流してきた田英夫・元参院議員(79)がインタビューに答えていた。「金日成主席は人間としてもリーダーとしてもすごいやつ」で「拉致はまゆつばと思っていた」という。そして「拉致問題を理由に国交正常化を遅らせるべきではない」と。
　ああ、ここにおいて社民党の実像が赤裸々に示されたというほかない。この人もジャーナリストご出身だが、すでについえ去った社会主義と犯罪国家・北朝鮮への幻想の二日酔いからまださめていないのである】

　過去ぼやき9月分9/24の社民党の項でも書いたが、この田英夫というのは全くどうしようもない(T_T)。
　田嶋陽子が離党会見時に指摘した「食糧援助拒否する日本政府」 と題された北川広和の論文は社民党HPから削除されたが（心ある人が、論文まるごとここに残してくれてある。まだ読んだことのない人はぜひ！）、田英夫の「拉致否定インタビュー」は未だにしっかり残されている。
　北朝鮮よ。土井たか子以下社民党･旧社会党議員全員くれてやる。共産党議員もやる。野中広務もやる。その代わり拉致日本人を全員返せ！

■派遣社員が派遣先企業を提訴
　今朝付の産経新聞朝刊（大阪版）より。

【昨年11月オープンのヨドバシカメラ梅田店で、派遣社員として働くはずだった大阪府内の女性が7日、「一方的な就労拒絶は解雇権の乱用」として、同社に未払い賃金など約290万円の支払いを求める訴えを大阪地裁に起こした。
　女性は派遣会社パソナに採用された形だったが、「ヨドバシカメラとの間でも労働契約と同じ使用従属関係が存在する」としている。】

　この「事件」の経緯については、過去ぼやき4月分の4/5分をご参照下さい。
　今回ヨドバシカメラを訴えた女性と4月にパソナを訴えた女性が同一人物なのかどうか、私は知らない。
　派遣社員にとって、契約が発生している相手はあくまで派遣会社であって、派遣先ではない。だから、派遣先を訴えて勝てるのか？という疑問は残る。
　でも、この裁判の結果によっては、派遣先企業に対するある種の抑止力が生まれるかもしれない。
　そう、就労開始直前になって「やっぱり派遣社員はいらない」と派遣会社に一方的に通告して来て、派遣社員が涙を呑むことになったりする被害（非常に多い。私も経験者）を、減らせるようになるかもしれないのだ。
　……まあ、あまり過度の期待はせずに、訴訟の行方を見守ろうと思う(^^ゞ。

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■ノーベル物理学賞に小柴昌俊・東大名誉教授ら３人
　日本人のノーベル賞受賞は3年連続だそう。日本人って優秀なんだなぁ。
　でも、昨今の「ゆとり教育」により、子供達の学力はどんどん低下して行っていると聞く。そのうち、「日本人がノーベル賞なんて夢のまた夢だよな」……てな時代が来るんだろうな。

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■中田英寿の引退誤報記事で朝日新聞がついに謝罪
　W杯で湧いていた今年6月5日、朝日新聞一面にこんな記事が載った。

【日本代表でプレーするのはこのW杯が最後だと、中田英寿（25）が周囲に伝えた。決意は固い。
　国の名誉という鎧（よろい）を着せられた国対抗の代表戦は、チームのために働くことが優先される。
　プレーを楽しむことより勝負に執着するサッカーを終わりにし、自分を表現する場を探したい。
　振る舞いには、最後にかける覚悟がにじむ】

　この記事が出た直後、「そういう報道がどこから出たかわからないが、そういう憶測や嘘の報道が出るのはよくあること」と、中田本人がはっきり誤報と指摘、中田の所属事務所も朝日新聞に抗議文を出した。
　読者からも苦情が殺到したが、朝日新聞はこの記事について今まで訂正も謝罪もしてこなかった（このへんの経緯は、過去ぼやき6月分の6/5〜6/7、6/11分参照）。
　が、昨日、ジャマイカ戦のメンバー発表があり、その中に中田英寿が入ったことを受けて、ようやく朝日新聞がこんなコメントを載せた。

【＜読者のみなさまへ＞
　中田英寿選手がジャマイカ戦のメンバーに加わりました。
　中田選手については日韓ワールドカップ（Ｗ杯）期間中の６月５日付朝刊１面で、
　日本代表としてプレーするのはこのＷ杯が最後になる決意を周囲に伝えた、という記事を掲載しました。
　数カ月間の取材に基づく報道で、中田選手の決意がチームリーダーとしての活発なプレーに
　つながっていることを描こうとしたものでした。
　しかし、今回、再び代表のユニホームを着ることになりました。
　記事内容と異なる結果になったことをおわびします。
　引き続き中田選手の活動を伝えていきたいと考えています。
　（東京本社スポーツ部長・山田　雄一）】

　まるで、中田が「W杯の時は辞める決心をしていたものの、考えを変えて、再び代表のユニフォームを着ることにした」とでも言いたげだ。
　そもそも、中田本人が否定した＆抗議文を寄せた時点で、訂正謝罪すべきだったと思うのだが。

■社民の拉致対応に不満か、田嶋参院議員が離党発表
　前略、田嶋陽子様
　「社民党と朝鮮労働党の友党関係を知らずに入党した」……(・。・)目が点になりました。
　「拉致問題のことも知らなかった。入党後に知ったが、党の見解は『拉致はない』だった」……ちっとは自分で調べたらどうですか？
　記者の「知らずに入ったのは不勉強だったと思いませんか？」という質問には、「そんなことはない。結婚といっしょでやってみないとわからないでしょ〜！」……政治と結婚をいっしょにしないでくれませんか？国民は置き去りですか？
　離党どころか、もう議員辞めた方がええんちゃいますのん？*1
　どうやらあなたが一番言いたかったのは、「社民党なんかといっしょにしないでよ。私は拉致事件はひどいと思ってるわよ」ということらしいですね。
　が、離党後もこれまで通り、「慰安婦の補償問題を頑張ってやる！」なんて言うてはる以上、信憑性全くありませんよ。横田めぐみさんや有本恵子さんら、拉致された日本人女性の人権は、いったいどう考えていらっしゃるんですか？
　離党直前、何かの委員会で、あなたは「北朝鮮との国交正常化交渉の中に、元慰安婦たちへの補償も組み込んでほしい」と発言、他の議員から「何を言ってるんだ。よく調べてから言え！」とヤジ飛ばされてましたよね。んで、今日のTVタックルで、あなたはこの件を、「私が女性問題で発言すると、必ずヤジを飛ばす男性議員がいるんです」と茶化してましたね。
　でもね、んな発言されたら、私だって同じヤジ飛ばしますよ。
　あのね、田嶋さん。あなた男性議員に「よく調べてから言え！」とヤジられた時、「調べてるよ！」と息巻いてはりましたが、「調べる」というのは、「自称」被害者の証言を鵜呑みにするってことじゃないんですよ？
　「自称」被害者の証言をよりどころに政治を進める危うさは、あなたも今回の拉致問題でよーくわかったはずじゃないんですか？
　まあ、社民党のアホさ加減を改めて大衆に知らしめてくれたってことで、この点だけはあなたには感謝します。

*1　もちろん順番から言えば、田嶋よりも先に土井たか子が辞めるべきだと思う。土井は今日、拉致問題について初めて「謝罪」した。田嶋の離党に対する記者会見の席で、である。本来なら9/17に謝罪していなければならない。

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■「北」政界抱き込み　元閣僚が工作加担
　次々出てくるいろんな話。今後もこういう証言者が出てくる可能性大……かな。
　9/17以前であれば、「またまた〜。右翼の陰謀説でしょ」と大方の国民に一笑に付された記事なのは間違いない。
　ところで、日本に今もいる工作員数百名は、いったいどういう気持ちでおるんやろ？
　朝鮮総連は表向き大人しくしてるだけで、やっぱ裏では今も工作員に便宜を図ってるんだろうか？

■最終戦＋ファン感謝デー
　今日は大阪近鉄バファローズの「ファン感謝デー」（以下「ファン感」と略します(^^ゞ）だった。
　プロ野球の「ファン感」は、どこの球団も毎年、シーズン終了後の11月頃に催される。が、今年の近鉄は、本拠地（大阪ドーム）最終戦である今日、催されたわけで……。
　なぜ最終戦の日に「ファン感」？ 選手もファンも疲れるんちゃうの〜？
　球団側の説明によれば、「引退したり移籍したりする選手のため、早い時期にやった方がいいから」らしいんだが、もっと大きな理由は、やっぱ経費節減のため……でしょうな(^_^;。
　にしても、今年の「ファン感」はつまらんかった。普段の最終戦とほとんど変わらなかったのだ。
　「開場時（試合開始2時間前）に、選手が各ゲートで出迎えます」とのことだったので、開場前に頑張って行ったのだが、出迎えたのは2軍の諸君だけで（1軍諸君はこれから試合あるし、出迎える余裕はないだろうとは予想してはいたが）、しかも写真撮るどころか握手すらしてもらえんかった……(T_T)。
　試合後（6-4でオリックスに勝利）、10分程度の準備時間の後、すぐに「ファン感」スタート。
　主力選手のグッズやスポンサー提供の豪華賞品が当たる抽選会。あとは、メジャーに挑戦する大塚の挨拶、引退する古久保の挨拶、真弓ヘッドコーチの挨拶、梨田監督の挨拶。選手によるスタンドへのサインボール投げ入れ。
　……そんだけ。抽選会がなければ、例年の最終戦とほぼ同じですがな。
　でも、その抽選会で、なんとビール1ケースが当たってしまった(^^ゞ*1。長年、近鉄の試合や「ファン感」に駆けつけているが、こんな良い物当たったの初めて！これ当たる確率を計算してみたら、だいたい250人に1人ぐらい。
　ほんとは選手のサイン入りグッズとかほしかったんだけどな〜特に吉岡の！(^_^;。
　私の気持ちとは裏腹に、夫は「わーい、ビールやビール！一番欲しい物が当たった！＼(^o^)／バンザーイ！」と無邪気に喜んでいた。そんなもん買おうと思えばいつでも買えるのに〜。私、ビール苦手やし、ありがたみ全然ないよ〜(T_T)。
　あーあ、何か近鉄の「ファン感」、年々つまらなくなっていってるような気が……。他球団の「ファン感」ってどんなんでしょ？私、他は全然知らないのでよかったら教えて下さい。

*1　まさか1ケースその場で渡されるん！？それともビール券！？
……正解は、「後日郵送」でした。住所書いただけで帰ってきたが、「ほんまに送ってくるんやろな〜」と夫は不安げだ。

■元朝日新聞論説副主幹の和田俊さん死去
　「ニュースステーション」のコメンテーターとして92年から96年まで出演していたので、覚えている人は多いはず。
　ポルポト派の大虐殺を「アジア的優しさ」と記事にした元･朝日新聞記者である。
　このトンデモ記事をついに訂正謝罪することなくこの世を去った。

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■石岡さん拉致関与、よど号犯から聞いたと元赤軍派議長
　95年から96年頃のインタビューでは「オルグしようとしたけれど、手に負えなかった」。それが2000年に「連れてきてはいない」と変わった。
　証言を翻した理由は？ 97年以降、日本で拉致問題が騒がれるようになったので、それでか？

■回収の工作船　北朝鮮籍断定
　んなこと前からわかってたじゃん。何を今さら！……とは言うものの、日本政府として北朝鮮の工作船と認定した意義はそれなりにある。
　積まれていた武器が写真で公開されたが、いやはや、素人目に見てもすごい装備ですな。こんな船に攻撃されて、よく負傷者2名ですんだものだと思う。
　でも、さっきＮステ見てたら、未だに「爆発を起こし沈んだ工作船」なんてナレーションしてた。何で「自爆」と言わんのか。
　政府は北朝鮮に抗議する方針だそうだが、たとえきつく抗議したところで、「北朝鮮は対日工作活動は止めないだろう」と専門家。
　金正日は今死んだふりしてるだけ。映画「宣戦布告」は決して夢物語ではない。
　「平和」を守るはずの憲法9条も、有事の際には何の役にも立たない。いや、それどころか足かせとなる。後手後手の対応しかとれず、多くの自衛隊員、民間人の命が奪われることになるだろう。有事法制成立、急ぐべし。

■社民が拉致事件否定論文をＨＰから削除
　以前紹介した、社民党ＨＰの中の「拉致はでっちあげだ」とする論文（過去ぼやき9月分の9/24参照）が、ようやく削除された。
　党としての対応、遅すぎへんか？まさか「いや、金正日が拉致を認めたなんて、日本政府のでっちあげかもしれない。まだ確定したわけじゃない！」と思って放置しておいたわけでもあるまい。
　「拉致なんてない」と書いてあったのを、日朝会談後慌てて削除して「そんなこと書いてません」と開き直った吉田康彦に比べれば、「削除しました」と発表する社民党はまだマシなのか？
　と思いきや、会見した福島瑞穂幹事長は「この論文はあくまで執筆者の見解にすぎず、社民党の見解ではない」と責任逃れ。党の見解と違う論文であっても、党の機関紙に載せてあげるんですね〜、社民党って。何て心が広いんでしょ！(^_^;

■梅田駅で女性刺され重傷
　あんな人気の多い場所で、こんな事件が!?
　いや、狂った人間にとっては、人目があろうがなかろうが、そこに「人間」が1人でもいれば事足りるのだろう。

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■専門家らが矛盾点を指摘
・仮にめぐみさんが自殺したとしたら、そこの病院の院長や担当医は強制収容所送りですよ。だから、当時の担当医が出てきて証言なんてできるわけはない
・拉致された日本人は、北朝鮮の人々より生活水準が高い。その日本人がこんなに次々と亡くなっていたら、北朝鮮の人々も次々と死んで、人口も今の半分でないと説明がつかない
・招待所は電気暖房を使用しているはず。石炭で中毒とはちょっと考えられない
・確かに1995年に洪水はあった。日本でもそれは報道された。北朝鮮は日本人が判る材料でフィクションを作っている
・北朝鮮は車は少なく、特に地方は30分か1時間に1台すれ違う程度。衝突事故はそうそう起こるものではない
・9月に海水浴で溺死したとされる人もいるが、日本でも9月はふつう海水浴はしない。日本よりさらに北にある北朝鮮で9月に海水浴は考えられない
・日本人の請負業者がいたというのは疑わしい。日本に責任をなすりつける意味合いでそう言っているだけで、実態は在日の協力者だろう
・北朝鮮が『日本国内の請負業者』と言ってきたのは使える。国内だから日本の警察も捜査できる。北朝鮮関係の怪しげな所を家宅捜査しろ！（これ言ったのは大谷昭宏。たまにはええこと言うやん(^_^;）

■自分の顔を忘れたの？日本語も忘れたの？
　曽我ひとみさんの政府調査団に対する証言には不自然な点が多い。
　金正日を「敬愛する将軍様」と呼ぶのは、洗脳されてたり監視されてたりするんだから仕方ないにしても、拉致以前の自分の写真を見せられて「妹ですか？」とは。母親の写真を見せられても、「（母親に）似ているような……」という曖昧な反応だったとのこと。
　長い間会っていない母親の顔を忘れることは、ひょっとしたらあるのかもしれない。が、自分の若い頃の写真を見せられて、自分とわからないのはどうにも理解できない。北朝鮮に鏡がないのであれば別だが。
　額のほくろ切除を行ったのは拉致されてわずか3ヶ月後、しかも理由は、「見た目が良くないと思い病院に行き、取った」。
　ほくろ切除のため、それも見た目が良くないからってな理由で、自発的に病院になんか行けるの？当局の指示で行かされたのか？何のために？
　ひとみさんが家族にあてて書いたという手紙も変。
　「24年間、私の考えをして夜も眠れなかったと思います」
　「今はかあちゃんもいなく、本当に心が痛いです」
　「私はここに来てふるさとの考えもたくさんしました」
　……変な日本語〜(^_^;。
　しかも、証言は日本語混じりの朝鮮語だったそう。19才まで日本語しゃべってた人が、日本語忘れちゃったの？
　まぁ、夫が米国人、周りも朝鮮人ばかりなら、日本語も多少は忘れても仕方ないかもしれない。何より妹さんが「本人に間違いない」と言っている。でも、写真の件といい、ほくろの件といい、不自然な感じがしてならないのだが……。

■寺越さん、一時帰国
　39年振りに祖国の土を踏んだ寺越武志さん。
　北朝鮮に渡った経緯は、「1963年5月11日、叔父2人とともに乗っていた漁船『清丸』が遭難し、北朝鮮の船に助けられた」ということになっている。
　が、現地（日本）の漁業関係者によれば、彼らが行方不明になった夜、海は「べたなぎ」で、遭難は考えられないという。しかも不思議なことに、『清丸』は沈まず漂流していたのに乗員だけが消えていた。
　その他様々な状況を考慮した結果、寺越さんらは北朝鮮に拉致されたと見られている。が、もちろん本人は「拉致」についてこれまで一切言及してこなかった。
　今回、拉致後初めて日本に来たわけだが、やはりこの件については口をつぐんでいる。
　寺越さんは「金正日から託された友好メッセンジャー」として訪日を許されたのだろう。本人もそういうつもりで来たようで、持っていたペーパーを朝鮮語で読み上げるだけだった。

　ところで、朝日新聞の記事（上記リンク参照）で、「朝日らしいなあ」と思った箇所がある。
　安明進氏の証言（寺越さんが拉致された時の模様と考えられる）に触れた後、こんな一文で締めてあるのだ。
　「安氏の話について、友枝さん（寺越さんの母）は著書で、寺越さんが『うそだ、と怒った』と否定している」。
　北朝鮮に妻子がいて、人生の基盤がすっかり出来上がってしまっている寺越さんが、「安氏の証言は正しい」なんて、口が裂けても言えんっちゅーの。
　朝日としては、あくまで寺越さんを「心優しき北朝鮮人に救助され、長年に渡って労働党に良く面倒を見てもらった日本人遭難者」と、しておきたいのだ。
　北朝鮮も本当に遭難したのを助けたのであれば、すぐに日本に連絡して帰らせてやればよかったのだ。
　実際、『清丸』遭難の前の年に、韓国漁船が遭難、北朝鮮の船に救助されるというケースがあり、何と乗組員全員が韓国に帰還している。
　なのに、北朝鮮は寺越さんのことは24年間も日本に知らせなかった。やっぱり彼は拉致被害者と見るのが自然だろう。

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■カブレラがついに55号ホームラン
　ついにカブレラ（西武）が、昭和39年の王貞治（現ダイエー監督）、昨年のローズ（近鉄）の持つシーズン最多本塁打のプロ野球記録に並んだ。
　私は近鉄ファンだ。でもカブレラは嫌いではない。あの豪快なバッティングは見ていて気持ちいい。
　ローズはカブレラとは親友で、あれこれ励ましてやっていたそうだ。
　ローズも去年はさんざん苦労した。プレッシャーであまり眠れず、髪の毛もだいぶ抜けたという。そのうえ猛烈な四球責めに合い、なかなか勝負してもらえなかった。
　特にダイエー戦はひどかった。某コーチが「王監督の前で55号を打たせるわけにはいかない」と、何てことない場面でもピッチャーに敬遠を指示していたのだ。コーチもコーチだが、黙認した王も王だ。
　とにもかくにも、ローズはプレッシャーに苛まれ、54号から55号まではずいぶん時間がかかった。
　55号は西武の松坂からだった。プレッシャーから解放されたローズは、ベンチの隅っこ（ローズの指定席）でひっそりと涙した。
　そんな経験をしたローズにとって、今年のカブレラの苦しみは手に取るようにわかったろう。だからこそ、敵チーム選手ながらもアドバイスを送り励ましてきたのだ。
　そして昨夜。カブレラが55号を打った直後（レフトを守るローズの頭上を超えていった）、ローズはグラブをはめたまま、小さく拍手をしていた。……ジーンと来た。何と美しき男の友情！(T_T)
　こうなったら、カブレラにはぜひダイエー戦で、にっくき王監督の前で、新記録56号をぶちかましてほしい。今年は逃げずに勝負しろよ、王貞治！「世界の王」の名が泣くぞ！

■よくもまあぬけぬけと！
　拉致事件の全容解明のため北朝鮮を訪問した政府調査団が作成した調査報告書の内容が公表された。
　「北朝鮮は1978年から83年までの間、計13人の日本人を北朝鮮に連れてきたことを認めた」……もっとおるやろ、こら！
　「7人は工作員による拉致、5人は本人の同意を得たという」……言葉巧みにだまして拉致した人も「同意を得た」に勘定してるやろ、こら！
・拉致事件被害者の公表資料の１
・拉致事件被害者の公表資料の２
　交通事故で死亡とか、心臓病で死亡とか、海水浴で心臓マヒとか、石炭中毒で一家全滅とか、何じゃそりゃ。
　んで、遺骨はと言えば、ダムが決壊やら洪水やらで8人のうち7人までもが流されてしまったとな？
　7人のうち、松木薫さんの遺骨は、「最近の調査で発見された。二度めの火葬をした。本人であるという100%の保証はない」とは。二度も火葬されていては、DNA鑑定はほぼ不可能という。別人の遺骨じゃないのか？ それに、たとえ松木さんとは別人の遺骨と判明したとしても、「保証はしないと言っただろ」で逃げられるじゃないか。
　全く、こんないい加減な報告、信じられるかっちゅーねん！(-.-#)
　残る1人、横田めぐみさんの遺骨も、自殺したとされる精神病院の裏山の墓から夫が持ち出し、新たな墓はわからないと言う。
　めぐみさんは工作機関に関わりのあった（無理矢理関わりを持たされていた）人間だ。そんな彼女の遺骨を当局の許可もなく、遺族が勝手に移動なんてできるわけなかろう。
　そもそも夫が会社員つーのも腑に落ちん。一度工作機関に関わった日本人が、北朝鮮の一般人との結婚など許されるものだろうか？
　北朝鮮側が多くの人の遺骨を「行方不明」とした理由は簡単に説明できる。本当は生きているか、あるいは仮に亡くなっていたとしても遺骨を調べさせないためだ。日本の監察医に調べられると、本当の死因（おそらく殺害された）がわかってしまう。それを妨害したいのだ。
　死亡原因についても、おかしなものが多い。例えば「交通事故」。北朝鮮はそんなに車は走ってないぞ。
　あと、「海水浴で心臓マヒ」ってアンタ……(^_^;。拉致して2年しか経ってないのに、工作機関が海水浴なんかに行かせるか？ って言うか、そもそも本人も呑気に海水浴なんてする気分にならんのでは？

■証言をもみ消したい北朝鮮
　もし本当に横田めぐみさんが鬱病による自殺を遂げたのであれば、何とひどい。何と無惨な。家族でなくても怒り心頭だ。
　いや、めぐみさんはまだ殺されてはいない。どこかで生かされている。私はそう信じている。北朝鮮は、元工作員･安明進（アンミョンジン）の証言をもみ消すため、死亡と発表したのではないか。
　有本恵子さんは「特殊工作員が『中国に行ってみないか？』と誘って拉致した」とされているが、では、「よど号」犯の元妻の証言はどうなるのか？（調査団が北朝鮮側に「よど号」犯の関与について尋ねたが、回答はなかったという。それで引き下がったんかいな、調査団！情けないぞ！）
　また、「『李恩恵（リ･ウネ）』という名前の拉致日本人は存在しない」とされているが、では金賢姫の証言はどうなる？
　北朝鮮側は、これら「証言」をもみ消すため、「物語」をでっちあげたのだと考えるのが自然だろう。
　特に『李恩恵』の存在は北朝鮮にとって大ネック。これを認めてしまえば、大韓航空機爆破事件に北朝鮮が関与したと自白することになるから、決して認めるわけにはいかないのだ。

■北朝鮮の手に乗るな！
　とにかく、どんな情報がどれだけ出てこようと、北朝鮮側の発表でしかない限り、信じられないし、また信じてはいけない。
　「やっつけで作ったなという感じを受けた。あまりにも出来すぎている、下手な嘘で塗り固められた資料。私たちは悲しみには暮れていません。怒っています」と、横田めぐみさんの弟さん。
　私も同じ思いだ。お粗末なフィクション。でっち上げのシナリオ。こんなものを断じて既成事実にしてはいけない。
　が、日本の警察には北朝鮮での捜査権がない。北朝鮮当局の捜査が中心とならざるをえない。この歯がゆさ！
　北朝鮮側は、詳しいことは「法的な仕組みが出来上がってから対処する」と言っているそうだが、脅し以外の何物でもない。「真実が知りたかったら、先に国交正常化しろ！コメと金をよこせ！」、これが奴らの本心なのだ。ヤクザだ。いや、ヤクザ以下だ！

■最善を尽くすというなら
　関係者の処罰について、北朝鮮側は「責任者は平成10年に処罰された」と実名(?)を挙げて説明しているが、その頃はまだ北朝鮮は「拉致なんてない」と強弁していた。そんな時期に責任者が処罰されたとは到底思えない。
　それに、実行犯の処罰はどうした？お咎めなしか？
　「平壌宣言を誠実に履行する意思を持っており、拉致問題について可能な限り情報を提供するため最善を尽くす用意がある」と言うのであれば、警察庁が国際手配した2名の工作員を直ちに日本側に引き渡すべきだろう。そう、原敕晁さん拉致で韓国で死刑判決を受けた後、北朝鮮に送還され英雄扱いされている辛光洙（シングァンス）、有本恵子さんをだまして連れ去った「よど号」犯の安部公博の2名だ。
　何度も言うが、北朝鮮はヤクザ以下だ。平気で嘘をつき、人権蹂躙どころか、民間機を爆破してもケロッとしてるテロ国家なのだ。最善を尽くす気などさらさらない。
　「もうこのへんで幕引きしよう。そしてコメをたかろう」……そんな自分勝手が通ると思うなや！オラァッ！(-.-#)

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■今日の天声人語もこれまた
「凶悪な犯罪でなくても、ひどく嫌な気分にさせられる事件がしばしば起きる。最近の例を列挙する」ってことで挙げられたのが、以下の4点。
（１）何かに便乗する。便乗して自分の利益を図る。
（２）相手の弱みにつけ込む。反撃しにくいような状況下で、相手を傷つけたりする。
（３）相手が低姿勢だと増長する。
（４）仲間を巻き込んで集団でことに及ぶ。
　……これってまさに朝日新聞がやってることじゃないか。書いてて自分で「あれっ？」って思わなかったのかね？(^_^;

■台風
　またしても近畿は逃れました。
　「ははーん、私がおるから嫌がって来えへんのやな〜」と、大阪人はみんな言ってる（ウソ）。
　皆さんの地方はいかがですか？ かなり大きな台風らしいので、進路に当たってる方は、どうかお気をつけて。
　しかし、台風中継っつーのは、何ですなぁ。アナウンサーが海岸のとこで、「立っていられないほどの強い雨、風ですっ！」とか言ってたりして、「あーもうええから！わかったって！はよあんたも避難しーや！」とツッコミたくなりますな(^_^;。

■新たな出会い
　夫はＳＥ。最近仕事が忙しく、出勤時刻もまちまち。今日は朝7時半出勤（会社到着が7時半！）ってことで、私は午前5時半すぎに起床。
　夫を送り出した後、やっぱ眠いよ〜ってことで二度寝。そこまではよかったんだが、その後が、漫画やドラマを地でいくようなオマヌケぶり。
　目が覚める。枕元に手を伸ばす。おもむろに目覚ましを見る。「ふ〜ん」と一瞬納得したような顔をして目覚ましを置く。目を閉じる。3秒後、「ええっ！？」とガバッと起きる。目覚ましをもう1度確認。時計は午前11時20分。ガーーン！「ち、遅刻だぁっ！！」……。
　今日は午前中に納品に行かないといけない。間に合うか！？
　トイレ、洗顔、化粧……合計5分。ゆうゆう間に合った（もともと薄化粧σ(＾＾)）。人間その気になりゃできるもんや。
　取引先に着いたのは11時45分。やれやれ……(^^ゞ。
　外注スタッフ用の待合室に、見かけない女性がいた。年の頃は20代後半。「おはようございます」と声をかけると、「おはようございます！」と元気な声が返ってきた。
　彼女は私に言った。「あの〜、××ですか？それとも社員さんですか？」。最初の部分が聞き取れなかった私、「えーっと、外注です」と答えた。「ああ、やっぱりSOHOですか」と彼女。
　ああ、何だ。『SOHO』と言ったのか。私がきょとんとしていたので、彼女は「？？」な顔をしている。
　「ああ、すみません。SOHOなんて普段聞き慣れない言われ方されたもんで、つい(^^ゞ」
　「そうですか〜。あの〜、私、最近仕事始めたばかりなんです。よろしくお願いします(^o^)」
　「あ、はい、こちらこそよろしくお願いします(^^ゞ」
　彼女の話を聞いてみると、どうやら「最近始めた」というのは、ここの取引先の仕事ではなく、在宅の仕事そのものらしい。うーーん、初々しい！私にもこのような時期があったのねぇ……うるうる(T_T)。
　彼女はいつもこの時刻に来ていると言う。二度寝して寝坊しなければなかったであろう出会い。いつもと違う時刻に来てみるのもたまには良いものだ（外注担当の社員さんには心配かけてしまったが……）。

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