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過去ぼやき2002年4月分

辻元清美を売ったのは・これが吉岡だ・武部農水相進退・宗男問題で外務省職員処分・真紀子も秘書給与疑惑・MO壊れる・逃げる女性議員たち・イスラエル軍事侵攻・派遣社員がパソナを提訴・加藤紘一議員辞職・ADSLがつながらない・みずほ銀行トラブル・高校の歴史教科書も変・社民党は宗教団体?・鈴木宗男と杉原千畝・図書館が思想本を廃棄・ピンハネは社民党ぐるみか・早大生のヤジ・有事法制・苦情&困ったちゃん・市民じゃない市民による市民運動・河野洋平生体肝移植手術・香取慎吾に幻滅・小泉が突如靖国参拝・野依教授が申告漏れ・辻元参考人招致・巨泉に呆れる・今月はドーム観戦三昧、偏向朝日新聞も北朝鮮拉致問題もあれこれ
02年03月分へ

4月30日(火)日朝赤十字会談

 ムネオハウスの入札問題で、鈴木宗男の秘書ら7人が逮捕された。
 客観的に見て宗男が全く関与していないとは到底思えない。包囲網は徐々に狭まりつつある。どうなる宗男!
 証人喚問までやっても追いつめられなかったのにね。結局は司直の手によってしか政治家は裁けないのだろうか。

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 北京で行われた日朝赤十字会談。
 合意事項の中に「北朝鮮側は日本人行方不明者の調査を赤十字と当該機関が行い、結果を日本側に通報し、必要な措置をとる」というのがあるが、これで喜んでちゃいけない。何のことはない、以前の状態に戻っただけなのだ。
 双六に例えれば、相手に言いがかりをつけられ無理矢理スタートに戻されてしまった上に、相手がしばらくどっかに行ってしまってゲームが中断していたところ、やっと相手が戻ってきてゲームが再度スタートすることになった……てな感じか(よけいわかりにくい?(^_^;)。
 
しかも、この相手はまたいつ「途中で投げ出す」かわからないから厄介だ。
 それにしても、日本側が有本恵子さんら北朝鮮に拉致されたとみられる11人を含む49人の安否調査の進展について説明を求めたところ、北朝鮮側は「事実関係を知らなかった。日本側から正式に申し入れがあったので、関係者と連絡をとって調査を行う」。
 何じゃそりゃ〜!シラを切るにもほどがないか。ゲーム再スタートどころか、ルールの説明から始めないといかんのかい!

 北朝鮮は、ブッシュと違って親北朝鮮傾向が強かったクリントン前大統領を、米朝関係の調停役として招待したようだ。
 本当に国際社会にとけ込みたいと思っているなら、小手先のごまかしでなく、ちゃんと誠意を持ってやらなければならないことが山ほどあることを、彼らはわかっているんだろうか。
 「俺たちは俺たちのやり方でやる!……でも経済支援はよろしくね〜(^o^)」なんて勝手な理屈は、もう通らないんだからね!
 ……いや、また通してしまうかもしれないぞ、我が国は。何とかこの悪循環を断ち切れないものか。歯がゆい。
 次回の日朝赤十字会談は6月の予定。それまでに日本も北朝鮮も少しは双六の駒を進めておいてほしいもんだ。

4月28日(日)朝日新聞阪神支局襲撃事件の検証番組

 昨日観戦した試合の録画中継をビデオに録っておいたのだが、それを今日見てみたら、夫と私が遠目にだがめちゃくちゃハッキリ映っていて驚いた(O.O;)(o。o;)。
 時間を置いて何度か映っていたのだが、その中のひとつは、まさに取引先から携帯電話がかかってきた時のシーンで、私ってば耳を押さえて席から立ち上がり、客席から出て静かな場所に行こうとしているところだった。
 間抜けなところを放送されてしまって、何か恥ずかしい。……でもまー、関西ローカルでそのうえ深夜2時過ぎからの放送だから、知り合いは誰も見てないか(^^ゞ。

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 朝日新聞阪神支局襲撃事件がまもなく時効を迎えるということで、ここんとこ検証番組をよくやっている。
 今日のテレ朝系「サンデープロジェクト」及びTBS系「報道特集」を見たが、
なぜ朝日新聞社が狙われたのか?という思想的な背景にほとんど踏み込まれていないのが気にかかった。
 右翼団体のメンバーや元メンバーなどがインタビューされていたが、彼らの口からは「朝日は狙われて当然だった」「また朝日が狙われてもおかしくない」といった言葉がポンポン出てくる。だが、その理由にはほとんど触れられない。
 これじゃ朝日新聞の思想的な立場を知らない視聴者にとっては、「なぜそこまで朝日だけが?」という疑問がますます深まっただけではないか?
 あと、「やっぱり右翼は怖い!」という間違ったイメージを再度視聴者に植え付けただけのようにも見えて、何だか不公平な作りだと思った。一水会の鈴木邦男氏なんか、めちゃ大人しいおっちゃんなのに(^_^;。
 もちろん、インタビューを受けた人たちはカメラの前で「朝日新聞が戦中戦後どういうスタンスで報道を行ってきたか。どこに問題があるのか」というのは当然説明したのだと思うが、編集で丸ごとカットされてしまったんだろう。テレ朝もTBSも朝日新聞の論調には賛同している局だから、それもやむなしか(T_T)。
 最後は両番組ともに「言論の自由を奪うことは許されない。テロはいけない」という、当たり障りのない言葉で検証を締めくくっていた。

4月27日(土)吉岡で気分転換(^o^)

 世間は今日からゴールデンウィークらしいが、私は毎年ゴールデンウィーク前半は仕事。土日祝関係なし。
 今日、いつものように取引先に納品に行ったところ、イレギュラーの仕事を頼まれた。普段それを担当している外注さんが休みを取っているそうで、私にお鉢が回ってきたのだ。
 その時点で私が抱えているレギュラーの仕事は全て29日が納品日で、未稿(原稿の空白部分。あとでFAXされてくる)待ち以外の入力できる分は全て終えてあったから、断るのもはばかれる。結局、その仕事を請けることにした。
 ただ、取引先の担当者によると、「原稿は午前中に来る予定だったんだけど、クライアント(スーパー)の都合で遅れてる。早くても夕方、遅かったら夜遅くになるかも」とのこと。
 じゃあってんで、その担当者に「今日、昼から大阪ドームで近鉄の試合があるんですが、見に行って来てもいいですか〜?」と半分冗談で言ってみたら、「いいですよ、ゆっくり行ってきて下さい。原稿はFAXで流しておきますから」と快諾してもらえた。ラッキー!ってことで、急きょ昼から大阪ドームへ観戦に(^o^)!
 私にとって今年5度目の観戦。これまでの成績は近鉄の2勝2敗。でも、ここんとこの近鉄は絶不調で、昨日まで5連敗中。今日もひょっとしたら……と、嫌な予感がしていたんだが、実は対戦相手のロッテもこの前から打線が当たってなかったのだ。
 結果は3対1で近鉄の勝利。しかも大好きな吉岡が大活躍。打つ方では猛打賞(1試合にヒット3本以上打つこと)だし、守備でもファインプレーを見せてくれた。後で梨田監督に「あの吉岡のプレーが一番大きかった」と言わしめたプレーだ。
 でも、私にとっての「今日の吉岡のベストプレイ」は、2回裏に2塁打で出塁した後、次打者ウィルソンのライト前ヒットで本塁まで激走して来たそのガッツ。
その時の吉岡は、普段のクールさとは全然違う熱〜いお姿でありました。さすがにプロですな。惚れ直しちゃいましたわ(#^.^#)。
 あ〜、行ってよかった。久々の爽快感。「吉岡も頑張ったし、近鉄も勝ったし」ってことで、帰りに夫がご褒美に吉岡グッズを買ってくれた(つっても、財布の出所は同じなんだが……)。
 ほんと、良い気分転換になった。仕事、頑張るぞ〜\(^O^)/。

 おまけ。
 今日は吉本の若手芸人も団体で観戦に来ていた。と言ってもプライベートでなく仕事。今日深夜に放送される録画中継が吉本芸人とタイアップしてるのだ。けど、ベーブルースの高山くん以外は知らない人ばかりだった(^_^;。
 彼らは私が座っていた席のわりと近くにいたんだけど、試合が動いた時だけ立ち上がって、「いいぞいいぞ〜!打て打て〜!」とか適当に騒いで、後はずーっと席に座ってのんびり観戦……。悪いけど、「楽な仕事してるな〜」と思ってしまった(^_^;。カメラマンやスタッフは、彼らがのんびりしている間も、応援団の様子を撮影したり、フルに働いていたようだが。

4月26日(金)どうぞ日本人やめて下さい

 テレビ朝日のお昼のワイドショー見てたら、また大橋巨泉が出てた。どうせ自分の書いた本の宣伝が目的なんだろう。
 しかし、
巨泉の言う「石原慎太郎が総理大臣として不適格である理由」は、めちゃくちゃでござりまするがな〜(T_T)。

 ・年齢が高すぎる=考え方が古すぎる(私に言わせれば、考え方が古すぎるのはアンタの方だよ(^_^;)。
 ・外交的に不適格。小泉はアメリカ追従で問題はないが、慎太郎はアメリカにも文句言うからだめ(あれ?巨泉はアメリカ追従政策、たとえばテロ法案とかを嫌っていたはずなのに?)。「三国人」など差別的発言も目立つし(言葉狩りするようなヤツが本を出すなよ)、そのうえ台湾びいきだからだめ(そんなに軍事大国・中国が好きなのかね?)。
 ・東京都知事を一期で辞めるのは許せない。けじめをつけろ(途中で国政投げ出したアンタにそんなこと言う資格があるのか?大笑いですわ(^◇^;))。

 巨泉はこうも言っていた。「石原さんが総理になったら、僕は日本人をやめる。国籍を日本からよそに移す」。
 大歓迎です。どこへでも行っちゃって下さい(^.^)/~~~。カナダのお土産屋さんの仕事、一生懸命頑張って下さい。んで、二度と日本のメディアに出ないで下さい。

4月25日(木)辻元清美の参考人招致

 成田空港滑走路建設反対運動の映像を見ていたら、「反戦」と書いたヘルメットをかぶっている本末転倒な連中がいた……と、先日書いたが、今日また似たようなものを見てしまった。
 それは
個人情報保護法案に反対するデモの映像だったのだが、安重根*の写真を掲げて歩いていた団体がいた。服装などからどうやら韓国人らしい。
 個人情報保護法案と安重根とに何のつながりがあると言うのか。ここでもまた「便乗運動」をしている人たちがいるのだ。テレビも映すなよ、こういうのを(^_^;。
 ちなみに、成田の運動の映像、今日の映像ともにテレビ朝日のニュース映像だった。……何だかなぁ(--#)。

*安重根
 伊藤博文を暗殺した韓国の民族運動家。韓国では今でも英雄視されている人物。
 あまり知られていないが、伊藤博文は日韓併合には反対していた。日露戦争でロシアから賠償金がとれなかったため、朝鮮に多額の金をかけると日本が危なくなるといった事情などもあり、韓国人による韓国統治の必要性を説いていた。
 日本の歴史教科書には伊藤博文よりも安重根を大きく扱っているものもあるが、おかしな話だ。

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 辻元清美の参考人招致。
 議員は辞めたとは言え、社会党には残っている辻元のこと、疑惑が明らかになる可能性は非常に薄いと思ってはいたが、やっぱりね。
 鈴木宗男を追及していた頃の面影はなく、とてもやつれて見えた。淡々と質問に答えていたが、肝心のことは「私は存じ上げない」「私の方からは申し上げられない」……。
 結局、「私の独断で流用した。党ぐるみではない」というのを強調しただけに終わったようだが、どうもおかしい。本当に当選当時、「名義貸しという名前すら知らなかった」のであれば、給与流用という裏技はどこから出てきたのか。自分で思いついて実行したとは到底思えない。

 自民党議員が、「あなたが議員辞職会見の時に(指南した人物について記者に尋ねられて)『名前は差し控えさせていただきたい』と言ったのは、社民党を守るためだったのか?」と追及したが、辻元は「紹介を受けただけなので名前を言う必要はないと思った」と逃げた。
 紹介されただけならば、なぜあの時に「名前は○○さんです。でも、指南じゃなく紹介してもらっただけです」と強調しなかったんだろうか?そうはっきり言っておけば、五島秘書もここまで疑惑の目で見られることもなかったろうに。
 実は、議員辞職会見で辻元は致命的な発言をしている。「(名義貸しシステムについては)紹介された秘書(五島秘書)を含めて、話があった」。つまり、これは党として慣習的に使われていたシステムだと白状しているのと同じだ。

 結局、党をかばおうというのがミエミエで、肝心なことは全然明らかにされなかった。
 「秘書制度の問題もあるが、言っていたこととやっていたことが違ったので、辞職を決断した」と涙ながらに(半分笑って)言っていたが、今日の時点でもまだ彼女の言ってることとやってることは違っている。
 本気で国民のために政治不信を払拭してやりたいのであれば、それがたとえ社民党に打撃を与えることになっても、全てを明らかにすべきであろう。
 それができないということは、彼女にはまだ政治的野望があるということだ。その証拠に、彼女は議員は辞めても社民党に残り、党の庇護を受けている。
 自由党議員から宗男関連の質問が出た時、辻元はこう言った。「社民党にも迷惑かけたが、一党員として働いてお返しする決断をした」。
自覚して言っているのかどうか知らないが、この言葉からも、今日の辻元が社民党の利益のために証言したに過ぎないことは明らかだ。
 とはいえ、質問する側も悪い。突っ込んだ質問がほとんど見られなかった。みんな辻元と同じ穴のムジナだからか、追及するに忍びない……というムードがあった。
 仮に五島秘書の参考人招致が実現しても、同じことだと思う。辻元以上に社民党への依存が強い人だと思うから、党に不利益になるような発言をするわけがない。

 質疑終了後、土井たか子党首はほっとした表情で記者の質問に答えた。
 「辻元さんは誠心誠意、一生懸命答えていた」「(流用について)辻元さんは私が考えた、私が決めたと言っていた。これで明らかになったと思いますよ。だから五島秘書の招致は必要ないでしょう」。やはりこれで幕引きにしたいのね。
 本音は『辻元さんが一人で罪背負ってくれてよかったわ〜。あー、助かった!』か。

4月24日(水)真紀子はなぜ訴えない?

 週刊文春で山崎幹事長の女性問題が報じられたことについて、同氏は「記事は全くの事実無根」として、発行元の文芸春秋を名誉棄損で告訴するとともに、東京地裁に損害賠償請求訴訟を提起、いずれも受理された。
 はっきり言って、政治家がどこで、どんなねーちゃんと、どんなことをやっていても、私は一向にかまわん。別に法律に触れるわけやないんやし、ちゃんと仕事さえしてくれれば文句はない。
 が、辻元清美や田中真紀子のケースは違う。こっちは倫理を超えて法律に触れている可能性が高いんだから。国民の税金をかすめとった疑いが濃厚なんだから。今後も徹底追及しないといかん。
 それにしても、真紀子も自分を潔白だと言うのであれば、山崎幹事長を見習って週刊誌を告訴したらいいのに。それができんってことはやっぱり……。

 新たな秘書給与疑惑も出てきて、「新潟で真紀子さんに逆らったら生きてはいけない」なんて証言も飛び出しているが、本人は相変わらず知らんぷり。
 「真紀子、自分が他の議員たちと共に作った法案に否定的な姿勢を示した官僚に猛然と噛みつく」。そんなシーンがテレビで映った後、「疑惑についてお話ししていただけませんか?……」という記者の声は無視して逃げる。やれやれ。

 さらには「財布紛失騒ぎ」証言も。4年前の話で今さらという気もするが、真紀子という人間がどんな人格なのかが端的に現れているエピソードだ。
 平成10年頃、衆院議員会館の事務所で、突然「財布がなくなった」と騒ぎ始めた真紀子。部屋中探したが見つからず、居合わせた秘書たちを疑った。
 が、その後車に乗り込んだ真紀子はかばんを探り、しばらくすると、その手には紛失したはずの財布が。彼女は車中の秘書らに対して「見るんじゃないわよ」と一喝したそうだ。
 「ごめん」もよう言わんのか、おまえは!(--#)。人を疑っといて何やねん、その態度は!(--#)

 財布、指輪と続いて、今度は何が来るんだろう?
 「私の議員バッジがなくなったわ!……ちょっと秘書!あんたが盗ったんじゃないの!?」
 
「いえ、あなたから議員バッジを取り上げたのは、国民です。国民の審判が下ったのです……」
てなふうになれば、めちゃ嬉しいんだけど(^◇^;)。

4月23日(火)野依先生……(T_T)

 昨年ノーベル化学賞を受賞した野依教授が、税務調査で申告漏れを指摘され、約1500万円を追徴課税されていたことが分かった。
 故意ではなく単なる不注意のようだが、日本の誉れたる人にこういうことされちゃうと、何かガックリ来てしまう。
 
「その道を極めた人」っていうのは、えてして世間智がなかったりするものだ。ひどい人になると、自分の専門分野以外のことは常識レベルのことでも知らなかったりする(野依教授もそうだとは言わないが)。
 こういうしょーもないことでも、世間の評価が落ちてしまうこともあるんだから、本人はもとより周囲も細心の注意を払うべきじゃなかろうか。

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 韓国メディア中央日報の今日の社説。
 一昨日の小泉首相の靖国神社参拝について書かれているのだが、このくだりには唖然としてしまった。

 【先月2度目の訪韓を行った際は、8月15日の参拝について保留の態度を取っていた彼が、韓国国民をあざ笑うかのように日曜の午前、奇襲参拝を決行したことは、60年以上前の日曜の早朝、真珠湾を奇襲攻撃したように、堂々とした行動とはいえない。】

 いちいち「何月何日に参拝行きますんで」とことわってから行けとでも言うんだろうか?(^_^;
 韓国の人はこんなアホなもん読まされとるのか?!
 それにしても、真珠湾攻撃と靖国参拝を同列に扱う精神が全く理解できん。まあよくもここまで悪く解釈できるもんですな。

 とはいえ、こんな中央日報も、台湾政府が今回の参拝に理解を示していることは伝えている。すなわち、「小泉首相の神社参拝問題を理解と寛容の精神と見つめるべきで、日本が戦後傾けてきた平和努力を評価すべきだ」。

4月22日(月)小泉純一郎に期待した私がアホやった(その2)

 昨日の続き。
 「春の例大祭」期間の参拝ということで、意義があるという見方も一部にはあるようだ。
 確かに、8月15日という日自体は、靖国神社から見れば行事的には何ら意味はない。また、靖国神社には大東亜戦争だけでなく、戊辰戦争以来の戦没者たちが祀られているのだから、それら全てを弔うのであれば何も8月15日にこだわる必要はない。
 それらを思えば、昨日の参拝を支持する人の気持ちもある程度はわからないでもない。
 が、しかし。それでも私は8月15日にこだわる。日本の首相がこの日に堂々と公式参拝しない限り、大東亜戦争の総括ができないと思うからだ。
 あの戦争を生き抜いた人たち、日本存続のために戦って死んで行った人たちにとっては、8月15日というのは非常に大きな意味を持つ。そういった人たちや御霊たちのためにも、また、韓国や中国に「日本にこれ以上内政干渉することは許さない」という当たり前のことをしっかりと示すためにも、やはり8月15日は外せないのではないか。
 あと何より、
一国の首相、つまり私たちの代表者が「外国の内政干渉に負けて逃げた」という形になっているこの状況。それが私はたまらなく嫌なのだ。

 昨日の後段に書いた件は、「とりあえず文句だけは言っとこか」てのがミエミエの今回の韓国・中国の反応を見れば、わかってもらえるだろう。
 韓国はW杯共同開催を控えているし、中国も日中国交回復30年ということで行事が控えている。彼らとて日本との友好関係をこんなことで崩したくはないのだ。ある意味、小泉は「外交的にうまい」やり方をしたと言えるだろう。
 韓国では各新聞一面で取り上げたものの、具体的に韓国政府にどうこうしろという論調は見られず、国民レベルでも「従軍慰安婦を支援する団体」など50人程度がデモをしただけ。
 中国はどうかと言えば、そもそも中国の庶民たちの大部分は「ヤスクニ」という言葉すら知らないのだ。
 が、朝日新聞やらテレビ朝日やらNHK(公共放送だから公平な報道をしているはずというのは、とんだ間違いですよ)やらは、今回もまた必要以上に「また韓国様や中国様が怒ってますよ〜!」という報道をしているから、かなわん。
 何も知らない日本国民は、「おお、また怒らせてしまったのか〜!韓国と中国の皆さん、ごめんなさい!」と、方向を見失う。それに乗じて国内の左翼がのさばる。そして韓国・中国へご注進。……ちゅーわけで、延々と繰り返される悪循環。
 
靖国問題はそもそも日本国内の問題であり、外交問題でも何でもない。事を大きくしたのは、朝日新聞に代表される左翼メディアや左翼団体なのだ。
 中国や韓国の内政干渉に負けずに、日本の首相が好きな時期に好きな形式でお参りできるようになるまで、あと何十年かかるんだろう?

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 暴力団と共謀して競売物件のマンションを落札し、自分が住んでいないのに住民票を移し、税金約48万円をだまし取ったとして、詐欺及び職権乱用の容疑で大阪高検公安部長が逮捕された。
 が、この事件、今後長引きそうだ。というのも、逮捕された人物は新聞やテレビなど多くのメディアに対して検察庁の「調査活動費」の流用疑惑(いわゆる裏金)について詳細に証言していたり、あるいは証言する予定であった上、G.W.明けには国会の参考人として出席し、告発する方向で野党議員らと話を進めていたらしいのだ。
 また、この種の容疑で検事、それも幹部の人間が逮捕されるというのは、極めて異例だということだ。
 以上のことから、逮捕は
「検察による口封じではないか」と囁かれている。もちろん、大阪高検側は「内部告発の動きと、今回の逮捕とは何ら関係はない」と全面否定しているが……。さて、どうなることやら。

4月21日(日)小泉純一郎に期待した私がアホやった

 小泉首相が唐突に今日、靖国神社参拝!……どういうこっちゃ〜い!(-.-#)
 小泉はおそらく去年の騒動で靖国恐怖症になってしまってるんだろう。
 今年、もしまた8月に参拝するとしたら、その前後、日本国内だけでなく中国・韓国が大騒ぎになるのは火を見るより明らか。
 それでもその頃、支持率が持ち直してりゃいいけど、経済回復の兆しは見えないし、改革もなかなか進まないし、今より支持率が上がってるということは考えにくい。
 となると、靖国問題で野党や与党内の敵にまたスキを与えてしまうことになる。だから、今日参拝しちゃったんだろう。
 案の定、公明党や自民党内の親中派は大喜びだ。これで小泉もちょっとは動きやすくなるんだろうけど、
そうまでして改革なんてやってほしくないよ、私は。戦没者の御霊を裏切る行為は断じて許せん。
 首相就任時のあの公約はどこへ行ったのか。「誰が何と言おうと8月15日に参拝します」。……空しい(T_T)。
 もうこうなりゃ、石原慎太郎に国政復帰してもらうしかないのかもしれん。

 ついでに言っておこう。
 日本国内の靖国参拝反対派はよく「アジアの人たちの気持ちを考えろ!」と言うが、彼らの言っている「アジア」というのは、中国と韓国、この二国のみだということを強調しておきたい。
 「中国と韓国の人たちの気持ちを考えろ!」では、他のアジア諸国が反対していないことが露見してしまうから、「アジア」という言葉を使っているだけなのだ。
 
台湾もシンガポールもタイカンボジアも、つまりアジアの国のほとんどは、首相の参拝に反対などしていないのだ。「戦没者を弔うのは国として当たり前」という意識なのだ。中国や韓国の要人だって、本当はそれをわかっている。わかっていて政治的に利用しているだけなのだ。

4月20日(土)香取慎吾に期待した私がアホやった

 今日の「スマステ」。『ニュースベラベラ』での有事3法案の扱い方はひどかった。
 さすがテレ朝。相変わらず偏向的。
 ちょっと考えてみればわかるけど、自衛隊が海岸線の民家をぶっ壊して基地を造ったりする事態が起こったとしたら、その時点で日本はもうかなりヤバイ状態に陥っているということだ。すなわち個人の資産だの何だの以前に「国の存亡の危機」にあるということだ。
 
日本が滅ぶかもしれんって時に「別荘を取り上げられるなんて嫌!」なんてのんきな事言ってる場合じゃないだろう。
 先週、この番組に石原慎太郎が登場、日本の今後についていろいろと持論を展開した。その時、香取慎吾は慎太郎の話にすごく共感していた。なのに今日は、慎太郎と対極にある朝日的スタンスにあっさり迎合とは。幻滅した。

4月19日(金)小ネタ8本

 けらえいこ原作、アニメ「あたしんち」がスタート。
 が、何かテンポ悪い(^_^;。監督が大地丙太郎で、この人の手がけたアニメ「こどものおもちゃ」が超おもしろかったので期待したんだけども。
 原作1本はとても短いので、ちょこっとオリジナル入れて話をふくらましてあるようだ。それでか? でも2本めはまあまあおもしろかった。
 原作の「テディベア研究会」ネタが好きなので、これが出てくるまではアニメも見続けようと思う。

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 なんでテレビ朝日のワイドショーは、テロップもナレーションもいつまでも「真紀子さん」なんだろう?他局は以前からずっと「真紀子議員」「真紀子氏」「真紀子前外相」ですよ。
 小学生並みの論理でぐずぐず逃げているこんなオバサンに、いつまで肩入れする気なんだろう?

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 井上裕参議院議長が政策秘書による裏金疑惑で辞任。
 一議員であればまだしも議長じゃねぇ。大事な法案を抱えてるっちゅーのに、国会ボイコットをタテに辞任を迫る野党もどうかとは思うが……。

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 イタリアはミラノの高層ビルに小型飛行機が衝突した。
 未明に映像を見て一瞬どきっとしたが、テロではなく事故らしい。1日経って、パイロットの自殺という説も出てきてはいるが。
 それにしても、どこまで続く「9.11恐怖症」。

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 河野洋平氏、生体肝移植の手術成功。
 腎臓を提供した息子・河野太郎氏やご家族には悪いが、
私は河野洋平にはもう政界に戻ってきてもらいたくない。いや、戻るべきではない。この人は対アジア外交で失敗を繰り返しすぎた。
 官房長官時代は慰安婦問題で何の根拠もなしに公式謝罪をしてしまい、以降、韓国はこの「河野談話」を「慰安婦強制連行の証拠」と位置づけるようになってしまった。外相時代は北朝鮮にコメを送り続け、かえって北朝鮮拉致問題解決を遠ざけてしまった。
 橋本龍太郎もちょっと前に体調を崩したが、今はもう大丈夫なんだろうか。こっちは親中派の土下座外交。しつこく言うが、中国政府関係者を愛人にしていたという疑惑の真偽のほどはいかに。
 思えばこんな二人だから、神様も戒めのために天誅を下したんだろう。……と不謹慎ながら私はそう思っている。

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 成田空港の滑走路建設反対運動を見てると、変な「市民」が紛れ込んでいることに気づく。「反戦」と書いたヘルメットかぶってる連中だ。こういった運動家はお上に対する反対運動があるところ、どこにでも馳せ参じるものだ。
 そういや、私が昔勤めていた会社の上司で、70年代に成田空港建設反対運動に参加し、張り切りすぎて(^_^;逮捕されたという経歴の持ち主がいた。彼は自分が逮捕された時の新聞記事をスクラップして後生大事に持ち歩き、事ある事に周囲に自慢していた。アホですな。

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 大阪の情報番組は未だに阪神一色。阪神は嫌いではないが、ここまでされるとさすがにウンザリ。
 とは言え、最近、ちょっとずつ負けてくるようになったので、もうしばらくしたら静かになるかな。いや、負けたら負けたで、またその「検証」とか称して特集組むのかもしれん。かなわんなあ。
 ところで今日の甲子園のT-G戦では、徹夜組も含め早い時間からすごい行列ができたそうだ。学生が主だったみたいだけど、どう見てもサラリーマン風情の連中もおった。みんなよっぽど暇なんやねえ。

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 携帯のワン切りでついに逮捕者が出た。
 「思ったより反響があり、簡単に大もうけできた」とのこと。容疑はわいせつ物陳列罪。つまりワン切り行為そのもので逮捕されたわけではないのだ。
 しかし、「着信履歴を見てかけ直す」まではわかるが、「案内テープに従って次々進んでしまう」のはどうにも理解できない。性に目覚めたばかりの好奇心旺盛な少年ならわからないでもないが。

4月18日(木)苦情&困ったちゃん

 サイト運営をしていると、いろんな事が起こる。楽しい事も起こるけど、腹が立つ事や不可解な事も起こる。
 ここ1年ほどの間に来た苦情メールや困ったちゃんをいくつかご紹介。

 「リンク集見ました。●●というサイトにリンク貼ってますよね。何でこんな最低なサイトに貼るんですか?初心者をバカにしたような事を書いてあるひどいサイトだと思うんですが」というメールが来た。
 さらには
「くっくりさんは正義感が強いはずなのに、なぜですか?理解できません。何か深いお考えがあってのことですか?」
 私ってどう思われてるんやろ……(^_^;? 私は自分の判断でリンクするサイトをごく普通に選んでいるつもりなんだが、ここまで言われちゃうとどうしていいのやら。
 ちなみに、私も●●の管理者さんのように「おバカな初心者」には手を焼いているので、今後も気に入った辛口サイトにはリンクを貼り続けるつもり。

 マジカルバナナにHな単語や放送禁止用語を投稿してくるおバカ連中。
 書き込まれそうなヤバイ単語は予めこちらで禁止ワードに指定してあるのだが、
適当な漢字をあてて無理矢理投稿してくる執念深い人も。
 その度に該当ホストを出入り禁止にしているのだが、全然無関係の同じホストの人まで巻き添え。そういった人から「バナナに入れません。どうして?」と問い合わせが……。ゴメン。

 派遣会社ランキングの投票で、1人の人が10通ほど送ってくる。しかも時間を少し置いて送ってきている場合、中身がちょっとずつ違ってることがあり、確認が大変。
 中身が全部いっしょって人は、おそらく「投票ありがとうございます」という類のメッセージが出るものと思い込んでいて、それが全然出ないため「送信できてないのかな?」と勘違いし、何度も送信ボタンを押してしまってるんだろう。
 CGIを使えばこういうメッセージは出せるんだけど、当方では送信フォームではそれを使ってないので出ません。すんません。

 掲示板に違反投稿しておいて逆ギレしてくる人。これはめちゃ多い。
 たとえばこれは今年に入ってからの話。掲示板にこんな投稿が。
 「現役派遣社員&ボランティア・カウンセラーの私がHPを開設しました。あなたの悩みを聞かせて下さい」。これだけ。
 うーむ、これは「営利でなくても単なる広告や宣伝に終始する書き込み」であり、削除対象かなぁ。でも、もし派遣について有益な情報が載ってそうなら、こちらの判断でこのまま残そうか。
 が、リンク先に行ってみたら、ページはトップ1枚だけで、しかも管理者(投稿者)へのメールのリンクしかなかった。何か怪しい。自己紹介すら書いてないし。
 世の中には、メールアドレスを収集するためだけにHPを置いてある業者もいる。この人がそういう人だとまでは言わないが、やっぱ何かアブナイ。
 結局、投稿を削除し、投稿者に「大変申し訳ないんですが、先ほどいただいた投稿を削除させていただきました。当掲示板の規約として『営利でなくても単なる広告や宣伝に終始する書き込み』は禁止させていただいております。御了承下さい」とメールを出した。
 翌日来た返事がこれ。
 「私は営利を目的でやっているのではありません。初めて頂いたメールが、こんな不愉快なメールであることに大変ショックを受けております。営利目的かそうでないか、HP形式を見れば分かるかと思いますが!!」。
 あの〜、私は「営利でなくても」って言ってるんですよ。ちゃんと読んで下さいよ〜。余計なお世話やけど、そんなおっちょこちょい&短気&喧嘩腰で、悩み相談なんかできるんかいな(^_^;。

 今日はこんぐらいにしときます。時々こんなふうにガス抜きさせて下さい。ってことで、いずれまた(^.^)/~~~。

4月17日(水)有事法制について/真紀子疑惑

 有事法制関連3法案が閣議決定された。今国会での成立を目指す。
 やっと動き出したかという感じ。もちろん今回の法案だけでは不十分だが、とりあえず最初の一歩を踏み出さないと、前に進まないしね。
 与党の一部(野中とか)が猛反対しているようだが、こいつらは「中国様の言いなり組」だから無視してよろしい(^_^;。
 一部野党も批判の嵐を繰り広げているが、どれもこれも説得力に欠ける。
 社民党は「基本的人権に大きく制限を加えるものだ」と言うが、有事に対する備えがないということは、武力攻撃されても国は何も対処できないということだ。つまり、国民の生命や財産が危機に陥るということだ。こっちの方がよっぽど基本的人権が制限されると思うのだが。
 共産党は「憲法9条を蹂躙し、人権や自由、議会制民主主義など憲法の諸原則を踏みにじるもの」と言うが、これも同じこと。万一他国に侵略されたら、憲法第11条「基本的人権の享有」も、第13条「個人の尊重」も、第25条「生存権」も、何もかもなくなってしまう恐れがあるのだぞ。
 とにかく
社民党と共産党はこの法案を勝手に拡大解釈して危険視し、国民をミスリードしようとしているから要注意だ。

 一部メディアもそう。「急ぎすぎ。もっと慎重に議論すべき」という声をよく聞くが、有事の際の危機管理については何十年も前から議論されてきたことだ。今さら何言うかね。
 「いや、そうでなくて、国民の間で全く議論がなされていないでしょ」と言うんだとしたら、あんたらメディアに大きな責任がある。「有事法制→憲法9条に違反→軍国主義→我が子が戦場に」という現実にそぐわない論理を展開し、国民を思考停止に陥らせてしまったのは、どこのどいつだ。
 昨日のニュースステーションもひどかった。有事法制を疑問視する特集を組むこと自体は別に悪くはないが、「有事法制は昭和52年の福田内閣当時からの悲願であった」とか、「小泉首相は政治的思惑から有事法制にこだわっている」とか、とかく感情的な扱い方をしていた。
 しかし、
最後の久米宏の言葉にはぶっ飛んだ。他国が攻めてくることがあるのか?という話題の最後に「ま、一番可能性があるとしたら、北朝鮮からテポドンが飛んでくることぐらいですね」……って、おいおい!実際に1998年に飛んできてるっちゅーねん!(幸い、日本上空を通過して太平洋に着弾したが)。
 つまり、皮肉なことに久米はこの発言で逆に「有事法制の必要性」を認めてしまったわけだ。せっかくの特集が台無し。アホやん(^_^;。

 「可能性」があるのはもちろん北朝鮮だけではない。もっと危険なのは中国だろう。
 数年前に発表された米国政府関連機関の報告書(米国の政府や軍の情報を基礎に米国防総省所属の防衛分析研究所や国防大学等の専門家約30人により協同作成された)には、中国が核戦力の増強を「近代化」という名のもとに着実に進めてきた実態が詳しく書かれている。
 たとえば、「中国の近代化は東アジアの米国の同盟国、特に台湾と日本とに明白に照準を合わせたミサイルの数を大幅に増加させた」と明記されてある。
 
日本を標的とするのは中距離弾道ミサイル(射程1000km〜3000km)であり、これは核兵器を搭載できるミサイルでもある。これらが約数十基、日本に向けて配備されているというのだから、恐ろしい。
 
 有事法制に反対している某サイトに、こんなことが書かれてあった。
【テロだ、不審船だ、と有事の備えが当然のように政府は宣伝していますが、平和憲法を持つ日本にはもともと有事は存在しないはず。日本が攻撃を受ける可能性は、米ソ冷戦の緊張が高まった時代でさえ、当時の福田首相が 「万万万万が一」といったほど考えにくいものなのです。それなら何のために?】
 「平和憲法を持つ日本にはもともと有事は存在しないはず」ってアンタ……(^_^;。それはアンタの主観ですがな。「平和主義の我が家には泥棒や強盗は侵入しないはず」と言ってるのと同じですよ。
 それに「米ソ冷戦の緊張」、つまり二大国による抑止力がなくなった今の時代のほうが、よっぽど有事が発生する可能性は高いっちゅーねん。
 百歩譲って、発生する可能性が限りなく小さくても、0%でないなら備えをしておく。これが国民の生命・財産を預かる政府の責務だろう。
 たとえば阪神大震災。あのへんが震源地で起こる地震は1000年前後の周期だと言われている。が、もし政府や自治体が「1000年に1回起こるかどうかのことに、法を整備したり予算を組んだりできない」と言ったとしたら、地元の人は怒るだろう。
 「日本は平和憲法があったし、攻撃を受ける可能性も『万万万万が一』しかなかったから、法整備しませんでした。だから今日、○○国が日本を突如攻撃してきたけれども、日本政府は動けませんでした。おかげでミサイル撃ち込まれて街はぶっ壊れるわ、人は死ぬわでえらいことになってます。さてどうしましょう?」ってなったら、アンタらどうすんねん?まさか、その時になって慌てて「政府は超法規的措置を取れ!」とか言うんじゃないでしょうね。
 
戦前の日本はこの「超法規的措置」に寛容だった。おかげで軍部は独走、日本は破滅への道を突き進んでしまった。普通に学習能力のある人なら、このことだけをとっても、「やはり事前に法を整備しておくべきだな」と思うはずなのだが……。私が悲観的に物事を見すぎるのか?

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 田中真紀子の公設秘書給与の流用疑惑について。
 これまでの流れをおさらいしとこう。

 15日夜、党政治倫理審査会から質問書が送られたことに対して、真紀子は「週刊誌の中傷記事に動かされて調査をするのに問題はないのか」などと所感を求める文書を小泉首相と山崎拓幹事長あてに送った。

 16日、真紀子は党政倫審の林義郎会長と会い、疑惑を否定したが、証拠が提示されたわけではなく、「疑惑はないから私を信じて」という内容だった。

 16日夜、小泉首相が真紀子が党政倫審の調査を断っていることについて「協力して下さいという手紙を明日にでも出す」と言明。

 17日午後、真紀子が会見して反論したが、詭弁に終始。
 「昨日、党政倫審の林義郎会長に対して書面を見ながらきちんと口頭で説明した。書面を手渡さなかったのは、メディアに流出して利用される恐れがあるから。小泉は私の問いかけに何も答えていない。幹部から襟を正せ。更迭した後も、よほど私を目障りに思っている人がいるようだ。国民の目を現実からそらすようなことを政争絡みでやるのは、昔からの、皆がうんざりしている自民党の手法。フェアじゃない」。
 さらには、「山崎幹事長の女性問題」や「北方領土を巡るロシア外交の不手際」など、話の矛先をそらすようなことばかり……。

 肝心の疑惑はほったらかしかい。やってないならやってないで、きちんと釈明しなさいよ。「疑惑はないから私を信じて」じゃ、国民は納得しませんよ。
 とか言ってたら、奈良県内の政治団体代表が、真紀子が国費をだまし取った詐欺の疑いがあるとして東京地検特捜部に告発状を提出したというニュースが。こりゃもう「週刊誌の中傷記事ごとき」のレベルじゃなくなってきてますな。
 
http://www.asahi.com/politics/update/0417/009.html

4月16日(火)小泉がファシズムなら、本を廃棄した女性司書は?

 昨日、小泉首相が早稲田大で開かれたシンポジウムでのあいさつで、場内から飛んだヤジを切り返し、学生らを説教する一幕があった。
 テレビのニュースで聞いていたところ、ヤジの内容は「有事立法反対!」とか「小泉はファシズムだ!」とかそういうものだった。
 首相のあいさつ終了後、司会担当の教授が「質問の時間はきちんと取ってある。質問があるなら何故その時にしない。人の話を聞けない人間は、社会人として失格だ!」とマジに怒った。会場の学生達のほとんど全てが、その教授の発言に拍手を送っていた。
 このシーンが映されたのは、私が見た限りではフジテレビのみ。朝日、TBSでは「左翼はマナーがなってない」と思われるのを嫌ってか、このシーンはカットされていた。
 しかし、
大学生相手に小学生にするような説教をしないといけないなんて、この教授もさぞや情けない気持ちだったことだろう。

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 12日分・13日分の「船橋市西図書館の書籍廃棄」の続報。こちらは「マナーがなってない」ではすまされない問題だ。
 廃棄本の全リストが昨日明らかになったのだが、それによると、前にも書いた西部邁、渡部昇一らの他にも藤岡信勝東大教授、漫画家の小林よしのり、経済評論家の長谷川慶太郎、日下公人など、廃棄されたのはいわゆる保守系論者の著書に偏っている。やっぱりねぇ(^_^;。
 関与した女性司書は「貸出率が低い、本が古くて汚れや破損がひどかった」などの理由で廃棄処分にしたと説明したそうだが、購入からわずか5ヶ月や6ヶ月など非常に短期間で廃棄されてしまった本も目立つ。
 産経に廃棄された本の主な書名と編著者名リストが載っていたのだが、西部邁の「国民の道徳」なんてベストセラーじゃないか。貸出率が低いとはとても思えないし、百歩譲って本当に本が傷んだのであれば、すぐに新しい本を手配するべきところではないか。
 あと、新しい歴史教科書をつくる会の本なんかも、私なんて地元図書館に行ってもいつも貸し出し中だったし、井沢元彦・小林よしのりの「朝日新聞の正義」なんかもいつも貸し出し中だったので、結局本屋で買ったというのに……(セコイ(^_^;?)。
 
私の地元図書館では、「はだしのゲン」と並んで「ゴーマニズム宣言」が置かれてあったりする。非常に対照的な2作品だ。公共の図書館は本来こうでないといけない。

4月15日(月)やっぱり党ぐるみ?

 土曜日の夜に、某掲示板で「社民党の原陽子議員が自分のHPで、ピンハネは社民党ぐるみだって告白しちゃってますよ」という投稿を見た。「まさかそんな」と思って見に行ったら、あーららこらら。
 「その『手法』は私の耳にも入って来た。『政策秘書の資格をもっている人を紹介するから、名義だけ借りてそのお金を地元に納めてもらったらどうだ』とか、『秘書の給料が高すぎるから、いくらか納めさせたらどうだ』とか、そう言う話が地元にあったが、私ははっきり断った」……って。何と正直な!って言うより単なる「保身」?(^_^;
 
http://www.harayoko.com/hot/index.html

 明けて日曜日、産経はじめ一部メディアがこの事を報道した。
 そして今日、まず社民党の会見が行われたが、「党本部と支部(神奈川県連)に調査したが、そういう話を原サイドにもちかけた事実はない」と原議員の主張を全面否定した。
 その後、3時半頃に原議員の会見も行われた。「社民党ぐるみでやっていたとは私は書いていない。私が言いたかったのは、古い体質を捨てて信頼される政治をしていきたいということ。永田町にはいろんな話や噂があるが、議員一人一人が姿勢を正していくべき」といった内容だった。
 党ぐるみではないという点では党と原議員の主張は一致しているが、一年生議員で当選直後の彼女のところに実際に名義貸しの誘いがあったのは本人も認めているんだから、これはもう党ぐるみでやってたんだと見られても仕方がないのでは?
 が、土井党首や福島幹事長は「原議員の個人的な見解でしょ」と、逃げのコメントしかしていない。これぞ「古い体質」ですな。

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 日本共産党が、官房機密費の詳細な使途を明らかにした内部文書を独自に入手した(いつも思うがなぜ出所を明らかにしないのか。選挙の度にオウムみたいな変なチラシを配っている政党だけに、どうにも信憑性に欠けると思うのは私だけ?(^_^;)と述べ、全資料を公表した。
 
http://www.jcp.or.jp/activ/activ45-kimituhi/index.html

 この中でどうにも腑に落ちない点がある。それは、「摘要=長官より 収入金額=○○十万円」という記載が頻繁に出てくることだ。
 官房機密費とは官房長官が自由裁量で使える機密費のはず。
なのに、どうして当の官房長官*からの入金があるのか?……ようわからん。

*当時の官房長官は加藤紘一だった。

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 先々週末に続いて、先週末(一昨日から昨日にかけて)もまたADSLがつながらなくなった。前回はNTT収容局のミス、今回はプロバイダのミス。幸い、仕事のデータは送った後だったので、事なきを得たが。
 プロバイダを変更しても直る類のトラブルではないだろうが、私は早くも乗り換えを考えている。というのも、このプロバイダ、日祝は誰も出社しておらず、従ってサポートも受けられないのだ。今日日こんなプロバイダってあるんだろうか?
 前回も今回もプロバイダに連絡してから比較的短時間で復旧した。ってことは、日曜も出社してくれていればすぐに直った可能性が高いのではないか?と思うと、何かすごく悔しい気持ちになる。
 
私は値段やHP容量やCGIが使えるかどうか等でプロバイダを選び、サポート面についてはあまり重視していなかった。甘かった!

4月13日(土)廃棄された理由は??その2

 昨日の「船橋市西図書館の書籍廃棄」の続報。
 西部邁氏や渡部昇一氏(昨日は書かなかったが、西尾幹二氏の「国民の歴史」、西部氏の「国民の道徳」に続く第三弾「国民の教育」を書いた人)の著書だけでなく、西尾幹二氏や福田和也氏*の著書も廃棄されていたとのこと。
 最初このニュースを知った時、私は「小説とか実用書とか他のいろんな本も同時に大量に廃棄されているのでは?いくら西部の本が40何冊も廃棄されたとしても、割合的に見れば実は微々たるものでは?」とすこーし疑ったりもしたんだが、今日、詳しい数字を知って驚いた。
 船橋市教委の調査では、西図書館が昨年8月に廃棄したのは541冊。うち雑誌のバックナンバーが354冊で、書籍は187冊。
 この187冊の中に、西部氏の著書44冊、渡部昇一氏の著書25冊、西尾氏9冊、福田氏11冊が含まれていたというのだ。つまり、これら扶桑社教科書の編纂者や賛同者の著書の廃棄された数は44+25+9+11=89冊。
 
187冊中89冊。これってけっこうな割合でないか? とても「政治的・思想的意図があって破棄したのではない」とは思えないのだが……。

 *西尾幹二はご存知「新しい歴史教科書をつくる会」の元会長、福田和也は保守系の若手論客。

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 今日の朝日新聞の社説。国際刑事裁判所(ICC)について述べていたのだが、次のくだりに目を疑った。
「これで、ユーゴスラビアのミロシェビッチ元大統領を裁いているハーグの戦犯法廷や、第2次世界大戦の後の東京裁判のような裁判がいつでもできるようになる」。
 東京裁判は、戦勝国の敗戦国に対する一方的かつリンチ的な意味合いが強く、現在は国際的には否定されているのだが……。
もし今後、このような勝者の敗者に対するリンチ裁判が行われることになったとしたら、朝日はそれを容認するのか。
 あと、このくだりも。
「法の支配が行き届いた日本のような国内社会と違って、国際社会ではなお力がものをいう。そればかりか、自国民に蛮行をはたらく指導者がいる国もある」。
 そうそう、身近にそういう国、ありますね。中国とか北朝鮮とか。何で朝日はこれらの国の指導者の蛮行に言及しないんでしょうね。

4月12日(金)廃棄された理由は??

 扶桑社の教科書採択をめぐり左翼による様々な妨害活動が繰り広げられていた昨年8月頃の話として、産経がこんな記事を載せている。
 ……千葉県の船橋市西図書館が、扶桑社の教科書の執筆者である評論家・西部邁氏*らの著書を大量に廃棄処分にしていたことがわかった。木村館長は「政治的・思想的意図はない」と説明しているが、船橋市教委は図書館の対応について「故意とみなされても仕方がない」として、調査に乗り出す方針とのこと。
 同図書館は西部氏の著書を44冊所蔵していたが、昨夏、43冊を破棄した。「貸出率が低い」などの理由で廃棄したとのことだが、貸し出し頻度のデータについては「簡単に取り出せない」として明らかにされていない。
 西部氏の談話。「図書館の大半には多かれ少なかれ左翼人士がいる。だから廃棄という左翼的行動には驚かない。この国の言論は暗黒時代に入っており、このことは予測していた。本を焼いたのなら、せめて理由ぐらいは明らかにしてほしい」。……
 怖い話だ。まるで文化大革命の焚書みたい。言論の自由があるはずのこの国で、こんなことが未だに行われているとは。
 
おそらく私たちは、他にも気づかぬうちにいろんな形で言論統制を受けているのだろう。
 しかし、いくら扶桑社の教科書を採択されたくないからって、こんなことしていいんだろうか。
 そもそも図書館で働く人間ってどれぐらいの権限が与えられているんだろう?
 まさか「気にくわないヤツの本だから置かない」「こいつの書いた教科書が採択されたら嫌だから、こいつの著書は全部捨てちゃえ」なんてことは、いくらなんでも通用しないと思うんだが……。いや、通用しちゃう世界なのか?

*西部邁
 扶桑社の「新しい公民教科書」の代表執筆者。保守系論客として有名で、以前は「朝まで生テレビ」によく出演していた。
 最近の著書で有名なのは「国民の道徳」。西尾幹二著のベストセラー「国民の歴史」に続く第二弾として出版された。


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 日本人の早期救出を目指す超党派の「北朝鮮拉致日本人早期救出行動議連(新拉致議連)」が今日、設立発起人会を開いた。北朝鮮への送金の禁止・北朝鮮船舶の寄港禁止・朝銀問題の究明と公的資金投入阻止・不審船の早期引き揚げなどを目指していく。
 設立発起人会には横田めぐみさんのご両親も出席されていた。「私たちがこれまで外務省に要望してきたことが全部盛り込まれている」と、晴れ晴れとした顔をされていたのが印象的だった。

 それにしても、本筋を見誤らせるようなこの見出し。実に朝日新聞らしいですな。
 
http://www.asahi.com/politics/update/0412/013.html

4月11日(木)宗男を弁護するわけではないが

 これから書くことは、私は全く知らなかったのだが、実はけっこう有名な事実なのかもしれない。
 鈴木宗男と杉原千畝(チウネと読む)の関係についてだ。
 鈴木宗男については説明の余地はないが、杉原千畝はご存知ない方もおられるかもしれないので、簡単に説明を。

【杉原千畝(1900〜86)】
 元外務省のノンキャリア官僚。元リトアニア領事代理時代、第二次大戦中に日本の通過ビザを発給し、ナチス・ドイツによる迫害から6000〜8000人ものユダヤ人を救った。「日本のシンドラー」の異名をとる。

 当時の日本はナチス・ドイツと同盟関係にあったため、外務省は杉原に「ビザ発給は拒否せよ」と訓令してあった。そのため、それに反した杉原は戦後、訓令違反のかどで免職された。
 以降、杉原はずっと「命令違反をして外務省をクビになった男」のレッテルを貼られたままであった。その名誉が回復されたのは、崩壊中のソ連からリトアニアが再独立し、日本も同国と国交を回復した91年前後からだ。
 外務政務次官(当時)だった鈴木宗男代議士が、杉原の遺族に謝罪、名誉回復を行った。そして、河野洋平外相(当時)が外相として初めて謝罪、杉原氏の功績をたたえる顕彰プレートも東京都内の外交資料館に設けられた。
 ちなみに、「杉原の名誉回復に反対した」と後に一部で報じられた当時の外務事務次官・小和田恒は、言うまでもなく皇太子妃雅子さまの父親である。小和田氏本人は「反対したという記憶はない」と否定している。

 杉原千畝の名誉回復に鈴木宗男が尽力したとは、全く知らなかった。たまたま父から借りた本*を読んでいたら、そういう記載を見つけて驚いた次第。
 
外務省は杉原の名誉回復には非常に消極的だった様子なので、この件に限って言えば、宗男の「恫喝」が良い方向で発揮されたのかもしれない。

*「日本を殺す気か!〜国を壊死させる官僚の論理〜」井沢元彦・著/祥伝社 NON BOOK 平成8年7月初版発行
 内容を一言で言うと、「キャリア官僚は失敗しても出世するし、罪を犯しても罰せられない。一方、ノンキャリは良いことをしてもクビになる。キャリアはバカ殿だらけ。マニュアル処理しかできない。現実に対応できない試験エリート。これじゃ日本は近いうちに滅びる」というもの。

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 宗男の話を出したついでに書いとこう(って、「ぼやき」ネタ帳見ていて、たまたま発見しただけ(^^ゞ)。
 3週間ぐらい前の話で恐縮だが、PWJの大西氏(宗男を追い込む最初のきっかけを作ったNGO団体の人ね)がテレビのインタビューに答え、朝日新聞の「ひと」欄から始まって、宗男に「恫喝」された時のことなどを赤裸々に語っていた。
 それはいいのだが、気になったのはこの言葉だ。「新聞に私の写真まで出ている以上、
『事務所の人間が言っただけ』という手も使えませんしね……」。
 おいおい。ってことは、大西氏って普段はクレームなんかが来た場合、「僕は言ってません。事務所の人間が言っただけです」とか言って責任逃れをしてるってこと? これじゃ、政治家の「秘書が勝手にやったこと」と同じ理屈では……?(^_^;

4月10日(水)またしても「どこの国の教科書?」

 党首討論を少し見た。
 社民党の土井党首が辻元騒動についてどうコメントするか注目したが、「たくさんのお叱りやご批判をいただいた。真摯に受け止めている。秘書制度のあり方など、改革に頑張っていきたい」と、通り一遍のことしか言わなかった。
 そして土井は本題に移ったのだが、テーマはお得意の(?)「有事法制」。
 「小泉総理は『備えあれば憂いなし』とよく言われるが、平和憲法に基づき、アジアで戦争が起こらない環境をつくることこそ、憂いを取り除くことだ。有事法制なんて必要はない。どこの国が攻めてくると言うのか」。
 やれやれ、相変わらずである。外交ではお互いの利害が一致しないことは往々にしてある。いくらこちらが他国ともめないように努力をしても、相手が無茶な条件を突きつけてきたらどうする。
土井の主張を聞いていると、「意見が対立した時は、その国の言う通りにしておけ!」と言っているようにしか聞こえないのだが。
 前にも言ったけど、北朝鮮がテポドン撃ってきたり、不審船出してうろちょろしてるこの情勢で、よくそんな呑気なことを言ってられるもんだ。もうこうなると、政党というより宗教団体ですな。

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 昨日、来年度使用される高校の教科書検定結果が発表された。
 「これが高校の教科書?」と見まがうような、カラフルで薄っぺらな教科書のオンパレードだ。国語ではビートたけしや三谷幸喜の作品が取り上げられ、音楽ではサザンの曲も登場。それについては別に異論はないが、数学の教科書を見てびっくりした。
 私がテレビで見たある出版社の数学の教科書には進学校向け、そうでない高校向けの2種類があり、後者の教科書の巻末には、その教科書で扱われている問題の解答集が載っていた。こんな教科書があっていいの?
宿題出されても巻末の答を写したら終わりじゃないですか(^_^;。

 あと、全然話題にもなっていないようだが、歴史教科書について。
 去年、中学の歴史教科書でさんざんもめたせいか、今回の高校の検定では中国や韓国に迎合する記述がたくさん通されてしまっている。

・検定前「李氏朝鮮」→検定後「朝鮮」
  中学の歴史教科書では「李氏朝鮮」で良しとされたが、韓国が猛反発してきた。日本政府は結局それを突っぱねたのだが……。

・「従軍慰安婦」が通ってしまった
  中学の歴史教科書では「慰安婦」という言葉は数社残ったが、当時使われていなかった「従軍慰安婦」は消えた。なのに……。

・南京事件
  戦闘による死者は数万人単位あっても、民間人に対する組織的虐殺はなかったというのが、最近の大方の学者の見方だ。なのに
「犠牲者数は40万人に及ぶ説がある」てな、とんでもない記述をしている教科書が通ってしまった。
  日本の「大虐殺派」の学者でも、「20万人以上」が一番大きな数字。当の中国はどうかと言えば、数字を大げさに言うお国柄で有名なこの国の政府見解でさえ、「30万人」とされているのだ(ちなみに昔はもっと数は少なかったが、どんどん増えて現在は30万人という見解)。
  だとすると、この「40万人」つーのはいったいどこから出てきた数字なのか。不可解だ。ちなみに、
当時の南京の人口は20万人しかいなかった。倍の人数をどうやって殺すかね。

・「侵略」のオンパレード
  先の大戦での日本の行為は「侵略」の記述だらけ。韓国併合が「侵略」なら、なぜソ連の満州・千島などへの侵略は「参戦」「進撃」「制圧」「占領」なのか。

 ……てな感じで、「これはどこの国の教科書ですか?」的なことがまた起こっているのだ。
 教科書検定審議会に朝鮮史の専門家が加わったからか。W杯に配慮したからか。去年の中学歴史教科書問題や靖国参拝問題でギスギスしたのでその埋め合わせか。日本国内の左翼団体の攻撃を未然に防ぎたいからか。……どうにも納得いかん。
 ふっと思った。今日の最初に書いた土井党首の「アジアで戦争が起こらない環境をつくることこそ、憂いを取り除くこと」とは、こういうことを指すのかもしれないと。

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 阪急電鉄が遊園地事業から撤退すると発表した。
 
宝塚ファミリーランドは来年4月に閉園、神戸ポートピアランドは経営から撤退する(閉園するかどうかは未定)。
 両遊園地とも私の生活範囲からちょっと離れているので、それぞれ2回ほどしか訪れたことはない。
 宝塚ファミリーランドに初めて行ったのは3才の頃だった。ほとんどなーんにも覚えちゃいないんだが、大きな観覧車のことはよく覚えている。確か遊園地の入口あたりから見上げることができた。3才の私にとって、あの大きさは感動ものだったに違いない。
 USJができてから、大阪近辺の遊園地は生き残りに四苦八苦しているようだが、実は前年よりも収益を上げている遊園地も少なくない。みさき公園、ひらかたパークなどだ。
 これら遊園地はUSJとは全く毛色の違う独自のイベント……たとえばチビッ子対象のキャラクターショーとかをブチ上げて、それなりに成功しているようだ。

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 いや〜、阪神強いねぇ。勝率9割やて。
 近鉄にもその強さ分けてほしいっす。近鉄は対ダイエー戦、3戦連続延長の末、今日は負け。まあでも、苦手ダイエーに1勝1敗1分けは立派?

4月9日(火)みずほ銀行、どうなってるの?

 口座振替の遅れ、二重引き落とし、ATM障害などトラブルが続発しているみずほ銀行。正常化にはまだ1週間ほどかかるらしい。私は取引はないんだが、取引してる人は怒り心頭なのではないだろうか。
 今日、「みずほホールディング」の前田社長が日本銀行内で記者会見し、「多くの人にご迷惑をかけた。本当に申し訳ない」と陳謝、その後、衆院財務金融委員会の参考人質疑でも同様に陳謝した。社長をはじめグループ経営陣の責任問題に発展するのは必至と見られているようだが、そもそも原因がよくわからんようだ。
 夫はオフコン系のSEで、銀行の仕事なんかもよく出向で行くんだけども、今回のトラブルについては「準備期間が短かったっちゅー話やし、各行使ってるコンピュータの種類も違ったし、データも多いから事前にテストもできんかったやろうし、それでちゃう?」とのこと。

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 インチキ宗教ランキング。……笑える?笑えない? ただ、これって組織票が多いみたい。

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 吉岡が今シーズン初盗塁。これは今シーズンのチームの初盗塁でもある。……9試合目にして初盗塁。何て機動力のないチームなんや(^_^;。
 近鉄は昨日から苦手のダイエー戦。昨日は勝てた試合を延長12回引き分け。
 今日も途中までどーなることやらって展開だった。9回表にローズ・中村の連続ホームランで勝ち越したのもつかの間、9回裏に同点にされ、あ〜もうこりゃサヨナラ負けか!?てなムードだったが、何とか守りきり、その直後10回表にローズが2打席連続ホームランで再び勝ち越し、6対4でようやく勝利を手にした。
 1つ勝つのにこれだけの苦労。プロ野球って選手もスタッフも心身共にタフでないとやってけませんな。尊敬しますわ(^◇^;)。
 明日は前川が先発か。こないだの西武戦では勝ったとはいえ、打ち込まれとったしなぁ。心配や。
 ところで、近鉄の試合って地上波ではほとんど放送がないので、
Yahoo!Sportsのライブ中継を見たり(1分ごとに更新される)、ラジオ中継を聴いたりするんだが、どっちもイライラしてめちゃ身体に悪いぞ〜!(--#)

4月8日(月)ちょっとのんびりさせてね

 いや〜、参った。
 私は3月にADSLにしたばかりなのだが、金曜日あたりから接続しにくくなり、土曜日の夜には全く接続できなくなってしまった。
 自分でいろいろと試みたが、どう考えてもこちらに原因があるとは思えない。
 今日の昼まではダイヤルアップ接続で急場を凌いだが、設定し直したり回線をつなぎ変えたりいろいろ面倒だった。しかもMOも壊れてしまって修理に出してるので、バックアップ取るときはいちいち古いMOにLAN接続し直さないといけない状態(SCSIでしか接続できないので古いMACでしか動かせないのだ)。
もう配線も頭もこんがらがってめちゃくちゃ(^_^;。
 救いだったのは、プロバイダの対応が丁寧で素早かったこと。朝10時に電話で状況説明をして、昼1時頃には復旧した。電話局の不手際が原因だったようで、私以外にも同じ収容局のユーザーが何人か被害に遭ったらしい。
 今回もそうだし、1ヶ月ほど前に急に断水した時も思ったが、文明の利器って、普段はそのありがたみに全然気づかないものだ。んで、1度不具合が出るととたんに生活に大きな支障が出て、ひどい時にはパニクッたりもする。
 人間って1度便利な暮らしに慣れると、もう後戻りできないもんですな。

 実は、この週末は個人的にもいろいろあって、私はかなりキテてました。もうこれを機会に「くっくり通信」やめようかな?と思ったぐらい。すぱっと全面的にやめるのは無理でも、坂本冬美みたく「しばらく休みます」てな感じのことは、この2日間ほど真剣に考えました。
 とりあえず、サイト管理にかなり疲れてきてるのは事実。これまではメールや掲示板のレスは可能な限りしてきましたが、
今後は名指しで返答を求められている場合や、「これは絶対私がレスしないと」という場合以外は、あまりレスしなくなるかもしれません。
 特に、愚痴とか職場の悪口とか、そういうものにはもうあまりレスしない方向で行くことにします。こっちももうパンパンなので。どうかわかってやって下さい<(_ _)>。

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 加藤紘一って頭いい。うまい。こすい。
 今日の参考人質疑で、自民党議員の質疑の最後に「衆議院議員の職を辞します」。これには皆驚いたはず。加藤の側近も驚いてたぐらいだから。
 一見、潔いようにも見えたが、いやいやどうして。そもそも、もっと早く辞めて然るべきだったところを、今日までずるずる引き延ばしてきたんだから。しかも、
野党議員の質疑が始まる前に辞職表明するあたりが、実に計算高いと思う。
 一番最初にこれを言っちゃうと、質問に立った自民党議員の森岡氏の段取りが狂うだろう。森岡氏の質疑の最後に言うことによって、野党は面食らって、段取りも狂う。
 が、事の本質はほとんど解明されなかった。辞職理由にしたって「道義的責任を取って」であり、法的責任は認めなかった。
 だいたい「私の地元は山形」って何、それ。問題の東京のマンションは「赴任先の社宅みたいなもの」とも言っていたが、おいおい。この人が山形に住んでいたのは中学まで。日比谷高校、東京大学と進学し、それ以降もずーっと東京住まいのくせに。
 今後、加藤はどうなるのか。本人の頭にあるのは、おそらくこんな感じだろう。……辞職することで国民に潔さをアピール、「地元は山形」と言って山形の選挙民にもアピール、んで選挙で再び当選……。議員ってのはそんなにオイシイ仕事なのかねぇ。
 さて、次は鈴木宗男の議員辞職か?

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 田中真紀子の秘書給与流用疑惑、思ったほど騒がれていない。与野党とも追及する意志がないからだろう。
 おそらく与党は真紀子にいろいろと秘密を握られているんだろう。野党もいざとなれば国民に人気のある真紀子をかつぎたいから、今回の疑惑にはあまり触れたくない。
 こんなところか?

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 阪神ファンはどうしようもないですなぁ。あ、もちろんごく一部のファンですが。
 わずか1敗しただけで、罵声浴びせたりメガホン投げたり。開幕から7連勝もしたんだから上出来×∞だろう。なのになぜ?
 
星野監督はああ見えても、マナーを大切にする人だ。いくら自球団のファンであっても、マナーのない人間は許さない人だ。昨日神宮で暴れてたファンは、そのへんを頭に叩き込んでおいた方がいい。

 こうして見ると、近鉄ファンってほんとに大人しいなぁ(^_^;。罵声浴びせる人間はいても、グラウンドに物を投げたりする人はいませんよ。

4月5日(金)派遣社員がパソナを提訴

 「一旦決定したはずの仕事がなくなってしまった」!……長年、派遣で働いている人なら1度は経験していることだろう。私も何度かある。
 大阪発のニュースなので、全国紙でどの程度報道されているのかわからないが、昨日、A子さんという女性がパソナに対して訴訟を起こした。
 A子さんは大阪駅前に昨年11月にオープンしたヨドバシカメラで、パソナからの派遣社員として働くはずだった。新聞の求人広告を見て面接を受け、担当者から電話で採用決定の通知を受けた彼女は、その後研修を受け、ヨドバシカメラとの間で情報保持などの誓約書も提出、それまで勤めていた会社も退職していた。
 ところが、仕事スタート日の4日前になって、パソナから「仕事がなくなった」という電話連絡が。A子さんはパソナに対して賃金の補償などを求めたが、パソナが「そもそも雇用契約が成立していなかった」との姿勢を崩さないため、提訴に踏み切った。
 最近、当HPの派遣質問箱で「契約はいつ成立するのか」という話題が出たことがある。労働基準監督署に直接尋ねてみた読者さんによると、「具体的にいつから勤務開始と決まってるのであれば、それはもう契約が成立してるとみなされる」という返事だったそう。
 こちらに何の落ち度もないのに、派遣会社から理不尽な扱いを受けた人は多かろう。A子さんのような内定取り消しもそうだし、契約の途中解除なども日常茶飯事に起こっている。
 法的に見れば補償を受けられるケースであっても、実際には、法律をよく知らなくて泣き寝入りしてしまう人、派遣会社に補償を申し出てみたものの、うまく丸め込まれてしまった人、そういう人が多いのではないだろうか。
 派遣社員は法的な保護を受けにくい。横のつながりも縦のつながりも薄い。大変弱い立場だ。
もしA子さんが勝訴すれば、そんな派遣社員たちにとって大きな力となる。今後の裁判の行方を見守りたいと思う。

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 長年紛争を続けてきたイスラエルとパレスチナ。イスラエルの軍事行動によって、アラファト議長が監禁される事態に発展している。
 私は中東情勢には明るくない。本とか読んでもようわからん。宗教や民族がらみの紛争というのは、無宗教で島国育ちの日本人の常識では理解できないことが多い。
 聖地エルサレムを巡っては、紀元前から争いが絶えなかった。ユダヤ教・イスラム教・キリスト教それぞれに主張があり、また、それぞれが決して譲歩してこなかった。
 第一次大戦の頃には、イギリスがややこしい介入をした。ユダヤ人やアラブ人にパレスチナに関する約束をしたが、双方にした約束は矛盾した内容だった(「バルフォア宣言」という言葉を聞いたことあります?世界史で習ったはず。興味のある人はネットで調べてみましょう)。
 国連はパレスチナ分割を決議し、1948年、ユダヤ人たちは新生イスラエル国の独立宣言をしたが、そこからアラブ人の「国土を取り戻す」戦争が始まったのだ。
 そこからいろいろあって、1992年にイスラエルの首相となったラビンは、各国の協力も得て、和平合意に向けて頑張ったのだが、1995年、そのやり方に反対するユダヤ人過激派青年によって暗殺されてしまう。
 次のペレス首相はラビンの意志を継承しようとしたが、ペレスの後のネタニヤフ首相は攻撃的だった。「アラブ、特にテロリストであるアラファト議長とは交渉しない」。以降、現在のシャロン首相までずっと強硬姿勢で、和平交渉はすっかり滞ってしまった。
 確かに今回のイスラエルの軍事行動は行き過ぎだとは思う。が、
アラファト議長もひどくないか。指導力が低下しているのか、パレスチナのテロリストたちを抑えることができない。抑える気すらないように見える。だって終始「徹底抗戦せよ!」って態度だもん。ノーベル平和賞を受賞した人物というイメージからはほど遠くなっている。
 現在パレスチナ暫定自治政府議長であるアラファトは、30年間にわたり「パレスチナの顔」として中東の主役を演じてきた。彼や彼の組織に対して、日本も含め多くの国が多額の援助金を与えてきた。が、その援助金がどこへ消えてしまったのか、定かではない。
 イスラエルは、アラファト議長に対して「亡命」するよう促している。それも「片道切符」。つまり、二度とこの地に帰ってくるなということだ。
 国連はイスラエルに直ちに撤退するよう要求しているが、イスラエルは聞き入れる様子もない。が、事実上イスラエルの行動を容認するような態度を取ってきた米国が、ここに来てようやく仲介に乗り出す構えを見せたことから、事態は少しは良くなっていくかもしれない。
 しかし、中東の紛争を見ていると、日本はつくづく平和な国だと思う。今日も政治家がどうの、官僚がどうの。疑惑だ、更迭だ、辞任だ、辞職だ、喚問だ!って。たかだか国内の、それも永田町という一角の、たった数十年の因縁じゃないか。何とかせーよ。

4月4日(木)逃げる女たち

 辻元清美、土井たか子、田中真紀子。
 この3人の共通点は、他人の疑惑には言いたいことをスパッと言うのに、自分のこととなると途端に口ごもってしまうことだ。
 辻元は「自分に優しくしてくれるテレビ番組」に逃げ、犯罪行為を「ワークシェアリング」と正当化した。でもまぁ口上を述べただけマシか?
 土井たか子はかなりひどい。鈴木宗男疑惑に関して発したコメントを見てると、そっくりそのまま返してやりたくなる。
「(宗男証人喚問後)疑惑はさらに深まった。
これで終わりましたとはとても言えない。反省したらそれですむのか。フタをしめて逃げるのか
「(宗男離党後)一時しのぎのやり方で、国民に対する冒涜と言わざるをえない」
 土井たか子で保っている社民党。党を上げて責任を逃れようと必死になっている様は、端から見ていて大変見苦しい。
 調査委員会の中西績介委員長は「辻元問題はこれで終了したい」。福島瑞穂は「党首は知らなかったのだから、責任をとる必要はない」。
 ちょいと。「これで終わりにしたい」「知らなかった」で済むんですか。クリーンさだけが取り柄の社民党が、そんな態度でいいんですか。
 田中真紀子も逃げまくってる。テレビで街の声など聞いていると、疑惑そのものよりも、その煮え切らない態度に怒りややるせなさが集中しているようだ。
 昨日は「報道(週刊誌の記事)を見ていないので、コメントできない」で逃げおおせた。
 じゃあ、週刊誌が発売された今日はコメントが聞けるかと期待していたら、「やぶから棒が出てきたようで、今の時点でコメントはできない」。肝心の事実関係については、「週刊誌には目を通したが、誰が話しているのか、状況がまるっきりわからない」って、何じゃそりゃ。
 誰が言ったかよりも、疑惑が事実か否かが重要だろう。なぜ答えない。答えられないのか。
 おそらくは、「記事は事実無根」と言った後で「記事は事実でした」となると印象が超悪くなるってことは、辻元で学習済だから、自分により良い形に持っていくために、思案しているんだろうな。

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 MOが変になった。認識されない。昨夜までは全然問題なかったのに。
 システム内をいじったり新しいソフトを入れたりしたわけでもないし、USB機器をつないでいるハブも問題ないとなれば、USB-SCSI変換アダプタ(ハブとMOをつないでる線ね)が壊れたとしか思えない。予備のアダプタがないから、明日新しいのを買ってきて確かめるしかない。
 幸い、うちにはもう1台MOがある。それは古いMACにつないであるのだが、SCSIにしか対応できない。今日のところは、ファイル共有経由で古い方のMOを使ってバックアップを取った。
 WEB上のサーバーにバックアップを置いておくという手もあるのだが、仕事のデータって重いから容量がすぐ無くなりそう。一時しのぎなら使えそうだけど。

4月3日(水)政治のゴタゴタにもうウンザリ

 近鉄が11-7で西武に勝利。中村・大村・ローズ・川口にホームランが出た。
 ……今日行けばよかった(T_T)。

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 今週発売の「週刊文春」「週刊新潮」が、田中真紀子の公設秘書給与詐取疑惑を報じるそうだ。これは、真紀子が1998年ごろ、公設秘書2人分の給与を本人に支払わず流用していたというもの。
 田中事務所で働いていた元公設秘書は、「自分がいた当時は流用はない」と疑惑を否定。また現職の公設秘書は、「給料はちゃんと衆院の給与袋で自分でもらっている」。が、「週刊文春」の方は「記事は200%真実」と絶大なる自信を持っている様子。
 結局、辻元清美の言ったように、「みんなやってる」ことなんだろう。リークされるかされないかは、その人物が「出た杭」なのかそうでないのか、その差だけなのかもしれない。

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 BSE(狂牛病)問題で最終報告書の発表があり、武部農水相の進退問題が大きく浮上している。
 
武部は「これまでの大臣の失政は問われないのに、何で俺だけ責任取らないといけないのか」と言いたいんだろう。でも、それじゃ辻元清美と同じ論理では? 歴代大臣の失政もまとめて背負う、それもまた現職大臣に課せられた責務ではないだろうか。
 HMV訴訟で謝罪した菅・元厚生相、ヤコブ病訴訟で謝罪した坂口・現厚生労働相、彼らも内心、「今までの大臣は何やっとったんや。何で俺だけ土下座せなあかんのや」という気持ちだったにちがいない。が、彼らは職務上、潔く謝罪した。
 但し、彼らは武部のケースとはまた違う。2人とも辞任はしてない。菅・坂口に「辞めろ」コールが起こらなかったのは、少なくとも彼らの代では特に失政がなかったからだろう。
 が、武部はどうか。BSEをめぐる農水省の発表は二転三転した。行政指導の緩さを反省する態度もあまり見せず、農家や業者の神経を逆なでするような発言をしたこともあった。
 つまり、「歴代大臣の責任」だけでなく、「武部の代での責任」もかなり大きなものがある。それを考えれば、辞任もやむをえないのではないか。
 本人は「泥まみれになっても全力を尽くすのが、責任の取り方ではないか」と言っているが、勘違いした熱意ほど、はた迷惑なものはない。

 ……全然関係ないけど、菅直人って厚生大臣だった頃から比べると、めちゃ人相が悪くなってない?気のせい?(^_^;

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 鈴木宗男による北方四島支援事業への介入問題などに関して、外務省職員ら37人が処分された。
 特に、鈴木宗男と結託して対ロシア外交を牛耳ってきたとされる東郷和彦駐オランダ大使は、「免職」という最も厳しい処分を受けた。
 東郷氏をめぐっては、すでに5年前に外務省内で同氏の更迭を求める「血判状事件」まで起きていたというから、職員の間には相当不満がたまっていたようだ。
 ある元職員によれば、「日本外交は終わった。中国ばかりか、ロシアにまで土下座外交をやっている。東郷氏らは、利敵行為に思えるほど早い段階で、ロシア側に日本側の情報を提供していたのではないか」。これが東郷氏免職の理由のひとつとなったとみる向きもある。
 
国内では政官民の癒着というのは日常茶飯事だが、外交でも同じ感覚でこういうことをしてきた人たちが数多くいるのだ。全くバカにしてる。日本の国益を何だと思っているんだろうか。
 戦前を思い起こす単語で眉をひそめる方もおられるかもしれないが、彼らには「売国奴」「非国民」という言葉がピッタリ来ると思う。
 当たり前だが、政治家は私たち国民の代表。そして、官僚すなわち国家公務員は、私たちの代わりに国の業務を遂行するのが仕事。本来私たちのなすべき業務を、報酬を支払って彼らに代行してもらっているに過ぎない。
 彼らは特別な存在でもエリートでも何でもない。本人たちはわかってないようだが。……ほんと、もうこれ以上好き勝手なことはしないでもらいたい!

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 辻元の秘書給与問題。指南役は、以前から囁かれていた通り、土井たか子党首の政策秘書だったことが判明。
 土井たか子は「調査結果には指南役とは書いてない」と、この期に及んでまだ逃げようとしてる。こりゃ、社民党が解散する日も近い?

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 パレスチナ情勢について書こう書こうと前から思っているのだが、書けば長くなるのはわかってる。というわけで、またしても後日に持ち越し。
 とか、ぐずぐすしてる間に、アラファト議長がまたしてもえらいことになっている。イスラエル軍は国連の撤退要求を受け入れる気は毛頭ないようだし……。

4月2日(火)内野自由席の限界

 猛スピードで仕事を終えて、昨日より早い時刻に大阪ドームへ向かった。これで3日連続観戦(^^ゞ。
 着いたのはPM4:45。内野自由席の前から二列目をゲット。
 今朝方、ある読者さんから「くっくりさんの好きな吉岡って、そんなに男前なの?」というメールをいただいた。だからってわけではないのだが、
「お前、そのへんのカメラマンより、吉岡ようけ(たくさん)撮ってるんちゃうか」と夫に嫌み言われるほど、今日は吉岡の写真を撮りまくった。
 が、私の席からは吉岡は常にホームの方向を向いていて(当たり前ですがな)、たまにこっち向いてもいつもうつむき加減。結局、ちゃんと顔がわかる写真は1枚も取れなかった。
 
 これじゃどういう顔してんだか、その読者さんにも皆さんにもさっぱりわからん。というわけで、こちらでご確認下さい。
 ユニフォーム姿→
http://www.buffaloes.co.jp/cheers/b06_03.html
 私服姿→
http://free.has-u.co.jp/cgi-bin/free/hobby/u-help.cgi?room=nekketsu&mode=img

 試合は、昨日に引き続き西武に2-6で完敗。調子が良いのが大村・吉岡だけではどうしようもない。まあ、ローズも今日は2安打と、ちょっとずつ調子を取り戻してきてはいるけど。
 いいなぁ、阪神。3連勝だって。メジャーも開幕して、イチローもいきなり3安打。

 そうそう。私の前の席の60歳ぐらいのおっちゃんが、ヤジばっかり飛ばしてめちゃうるさかった。しかも内容が下品。「○○(西武の選手名)!ワレ、アホか!」とか「お前の女、ロクでもないヤツらしいな!」とか「死ね!」とかそんなんばっかり。
 全く、なんべんキレかけたことか。よっぽど「じゃかましわ、オッサン!そんな意味のないヤジばっかり飛ばすなや!笑えるヤジのひとつも言えや!」と、怒鳴りつけてやろうと思ったが、逆ギレされてややこしいことになるのも嫌なので、耐えた。今度会ったら、絶対言ってやる〜!(--#)。

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 夫が見た、私に関する変な夢。
 辻元清美が弟子(?)を使って、化学兵器をばらまいた。それは小さな気球のようなもので、その中に毒物が入っているらしい。
 街中パニックでみんな逃げていく。夫も私に「逃げろ!」と叫ぶのだが、私は逃げようとしない。「あれ、つかまえなあかん!」と一生懸命、その化学兵器を掴もうとしている。
 ……と、まあ、そんな夢だったそうだ。
 夫は「俺は逃げようとしてるのに、お前はえらいなあ。正義感強いなあ」と、感心したり落ち込んだり……。夢ごときでそんな真剣にならんでも、と思うのだが(^_^;。

4月1日(月)小ネタ6本

 今日から新年度。ペイオフ解禁、学校週5日制など、日本の仕組みもいろいろと変わった。
 特にペイオフ解禁は、日本の金融史上特筆すべき大きな転換となったはずなのだが、こっちはいまいち実感が湧かない。1000万円も預金ないし(^_^;。

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 2年半ほど前に大地震に見舞われたばかりの台湾で、またしても大地震。高層ビルからクレーンが落ちてくる映像は、生々しかった。
 地震大国・日本もひとごとではない。

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 昨年末の不審船事件のその後。
 カメラ調査で、不審船がロシア製であることや、沈没時に自爆した痕跡が生々しく残っているのが見つかったりと、いろいろな事がわかってきた。しかし、てっきり中国製と思っていたのに、ロシア製の船だったとは。

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 辻元清美を週刊新潮に売ったのは、民主党議員だった。「自民党橋本派の仕業では」といった噂がまことしやかに流されていたが、事実はそうではなかった。
 民主党議員と言っても、これは旧社会党党員で、つまり、「このままでは辻元ら若手の議員に社民党が乗っ取られ、めちゃくちゃにされてしまう」という危機感からの告発だったようだ。
 旧社会党党員から見ると、辻元らは「土井さんにかわいがられているのに、言動に責任を持たず、やりたい放題に振る舞っている」ということらしい。確かにねぇ。
 また、辻元は党本部で個人的な集会を開くことが多く、時折、左翼系の活動家と見られる人物も参加していたことから、集会の自粛を求めたが、聞き入れなかったこともあったという。
 もちろん、これらの全てが辻元の独断でなされたものではなかったようで、土井たか子は党首に復帰した平成8年以降、さまざまな市民団体との交流を進めていた。が、その中には日本赤軍の最高幹部である重信房子被告らが組織した団体も含まれていたというから、穏やかではない。
 警視庁の捜査関係者は、「冷戦が終わり、日本赤軍は活動の場を海外から国内に移す足がかりとして、社民党を取り込もうとしていた」と話している。
 
市民団体を取り込んで再び勢いを取り戻そうという策略をとった社民党だが、逆にテロ組織に取り込まれる一歩前まで行っていたのだ。
 現在、社民党絡みでは、「誰が辻元に秘書給与流用を指南したか」ばかりがマスコミで取り沙汰されているが、こういったことももっと取り上げていってほしいものだ。

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 仕事を早めに切り上げ、昨日に引き続いて大阪ドームへ。
 1-10と大敗(T_T)。近鉄らしいと言えばらしいけど。今日はカブレラ(西武)にやられてしまった。3ホーマーも打つとは。これで近鉄は開幕から2勝1敗。
 打線で調子の良いのは、大村、吉岡、ウィルソンぐらいで、あとはサッパリ。今日の唯一の得点は吉岡のホームランだった。【写真:無惨なスコア(T_T)】

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 セ・リーグは阪神が一昨日・昨日と巨人に2連勝し、大阪は「今年こそは優勝!」と大いに盛り上がっている(近鉄も2連勝したのに、存在が全然無視されてる(^_^;)。
 私は阪神もわりと好きだし、特に大嫌いな巨人に勝ったということで、内心とても嬉しいのだが、夫が大のアンチ阪神なので、自制している(ちなみに夫は巨人も大嫌い)。
 だけど、いくら巨人に連勝したからって、もう優勝ってアンタ……。阪神は毎年、春先は強いし、今年も最初だけちゃいますか?(^_^;。
 うーん、でも、近鉄の例もあるからね。近鉄は1999年・2000年と連続で最下位だったのに、去年一気に優勝したわけだから。
 が、この優勝に至るまでに、球団社長をはじめとする経営陣の大幅な意識改革があったことは、意外と知られていない。阪神の今の経営陣にそれがあるかどうか?それによって、阪神の戦績も今後大きく変わってくると思う。

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 パレスチナ情勢についても書きたかったが、紙面の都合(?)により、明日以降に持ち越し(^^ゞ。


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