「それでも中国と付き合いますか?」

2008.08.19 Tuesday 01:16
くっくり


 にも関わらず、まともに報道したメディアの少なかったこと!

 これ、先日も拙ブログでちょこっと紹介しましたが、特にテレビはひどかった。
 8月7日夜の各局報道番組から、高村発言のニュースに費やした時間を書き出しますと、NHK「ニュース9」は1分、TBS「NEWS23」は2分、フジ「ニュースJAPAN」は30秒。日テレ「ZERO」も数十秒。短すぎる!

 また、高村発言より前になりますが、8月7日朝の「とくダネ!」もひどかった。
 「毒餃子で新事実が発覚」「日本政府が隠蔽してた」と伝えたまではよかったけど(でも特集ではなくニュース紹介コーナーの1つという扱いだった)、締めにかかったところで、長谷川豊キャスターがこんなことをのたまったのです。

 「しかし、これが出たのが北京五輪の2日前というタイミングで、福田政権にとってはラッキーでしたね。もし他の時期だったら大問題にされているところですよ」

 はぁぁぁぁ?!
 だったらあんたらメディアがもっと時間を割いて報道しろよ!率先して福田政権を追及しろよ!世論を喚起しろよ!
 デイリースポーツVS小倉智昭 五輪メダル数でバトルって、こんなしょーもない企画を放送する暇があるのならば!

 普段、政治家のちょっとした失言とか、しょーもないことをいちいち鬼の首を取ったみたいに叩きまくるくせに、何で今回は「福田政権はラッキーでしたね」「他の時期だったら大問題にされてますね」で終わりやねん!
 それもこれも、「北京五輪が何より大事」ってスタンスだからでしょう。
 国民の安全よりも優先すべき事なんてあるんですか?それじゃ福田政権とやってること変わりませんよ。


 テレビがおかしいという点で言えば、8月5日に明らかになった、日本テレビと東京新聞の記者らが中国の武装警察に拘束され暴行を受けた事件で(後に判明したことですが、東京新聞記者は肋骨3本にひびが入って全治1カ月!)、その夜の日本テレビ「ZERO」もそりゃまぁひどかったです。
 
 事件の概要をVTRも交えて伝え(日テレ記者が拘束された際の起こしは拙エントリー8/6付に)、実際に暴行された記者のインタビューも折り込みつつ、スタジオでは村尾キャスターが中国批判、「おお、日テレGJ!」と思わせた直後にですよ、他のニュースもCMも一切挟まずに、いきなり明るい音楽とともに、「さ、開幕まであと3日と迫りました北京オリンピック!北京の○○さんと中継がつながってます。○○さ〜ん!」――。

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