2008.05.06 Tuesday 01:27
くっくり
4日に行われた中国政府とチベット亡命政府との対話について、チベット亡命政府のサムドン・リンポチェ首相は、NHKのインタビューに応じ、非公式の会談が行われたこと自体を評価したうえで、問題の解決に向け対話が今後も継続することに期待を示しました。
この中で、サムドン・リンポチェ首相は、4日に中国の深センで行われた中国政府との非公式の会談が当初伝えられた3日間ではなく1日で終了したことについて「もともと高い期待はしていなかった」としたうえで「会談は午前中から10時間にわたって行われ、今回は十分だったと思う」と述べて、対話が行われたこと自体を評価しました。そして、会談で両者が再度対話の場を持つことで合意したと伝えられていることについて「今後の対話の場でもチベット側の要望を伝えるとともに平和的な解決を追求したい」と述べ、拘束されている人の解放や高度な自治に向けた取り組みなどの要望の実現のため、対話が今後も継続することに期待を示しました。また、会談で、中国側が、3月にチベットで起きた暴動への対応は完全に正しく、ダライ・ラマ14世は暴力行為を扇動するのをやめるべきだというこれまでの立場を繰り返したことに対しては「ダライ・ラマ14世を非難したいのならば証拠を国際社会に示すべきだ」と述べ、国際的な第三者機関による真相解明を進めるようあらためて求め、中国側をけん制しました。
[7] << [9] >>
comments (16)
trackbacks (1)
<< 「ムーブ!」門前にチベット旗 勇気ある僧がまた一人
「アンカー」胡錦濤訪日 真の狙いとは? >>
[0] [top]