チベット問題に関心を持ち続けよう

2008.03.22 Saturday 03:24
くっくり


 被害に遭われた方には申し訳ないですが、もしギョーザ事件がなかったら、今回、チベット人の言うことより中国政府の言うことを信じてしまう人、けっこういたかもしれません。

 って、ギョーザ事件の報道もめっきり減ってしまいましたよね。
 これも絶対うやむやにさせてはいけません!!(--)(__)


 最後に――
 これまた過去に一度紹介した記事(07/5/5付)ですが、未読の方にどうしても読んでいただきたいので再掲載します。

※赤字強調は引用者によります。
※文中の画像はクリックすると、新規画面で拡大します。

産経新聞5/2朝刊政治面掲載
【野口裕之の安全保障読本】
 大高未貴さんと世界を語る(下)チベット編

 非暴力支える精神力
 「魂が破壊されたとき、民族は滅びる」


 昨日に続いて、ジャーナリスト・大高未貴さんとの対談を掲載します。今回はチベット問題について語り合いました。


野口 チベットはかつて、れっきとした独立国でした。

大高 明の皇帝がチベットが独立していたことを認めた遺跡も残されています。しかし、1950年に中国人民解放軍が侵攻し、民衆蜂起したチベット人の流血をこれ以上増やさないため59年にダライ・ラマ14世は、インドに「亡命」、ダラムサラに亡命政権を樹立しました。

野口 チベットの現状は?

大高 チベット文化に秘められた英知は、人類の無形財産ですが、悲しいことにその伝統は、亡命政府があるインドのダラムサラという小さな村にしか残されていないように感じました。ここには、政府の省庁のほか、チベット仏教論理大学や医学・暦学研究所などがあり、チベット文化の緊急避難所になっています。生活は決して豊かではありませんが、人々は目があうと微笑で応え、たおやかな時が流れていました。ダライ・ラマが説く慈悲の生き方を実践している人々が多いからだと思います。

野口 チベットにはそういった“空気”は残っていないのですか。

大高 ダライ・ラマが亡命前に住んでいたポタラ宮やチベット人が一度は巡礼を夢みるジョカン寺院などの建物はあります。しかし、中国政府が観光収入源として残しただけの魂の抜けた空疎な建物と化しています。

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