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「アンカー」北後継問題と民主代表選外国人投票問題(尖閣中国船も)

■9/8放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

北朝鮮の後継体制はどうなる?金一族の支配続くか?党代表者会の行方は?政治危機を青山ズバリ

100908-17gai.jpg 北朝鮮の後継者問題と日本の民主党代表選。いずれも世界は注目しています。
 先週少し触れてくれた民主党代表選に在日外国人が投票できる問題について、今日は後半部分でじっくり解説してくれました。

 コーナー前に、尖閣諸島で中国漁船が巡視船に接触した問題についてニュース報道&青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。
 さらに番組最後の方で、鈴木宗男議員上告棄却で実刑確定へ…についても青山さんの解説がありましたので、ここの部分も要旨を最後に付けました。

 コーナー本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 YouTubeに動画を見つけられなかったため、画像はテレビ画面からデジカメで撮影しました。粗いですがご容赦下さい。


 内容紹介ここから____________________________

 …………青山さんのニュース解説(あくまで要旨)…………
      (  )内は山本浩之キャスターの発言です
 
沖縄・尖閣諸島中国漁船巡視船接触問題 海上保安庁、逮捕の漁船船長の身柄を移送(FNN9/8)
尖閣諸島中国漁船接触問題 仙谷官房長官「わが国の法令に基づいて厳正に対処」(FNN9/8)
尖閣諸島沖で海保巡視船と中国漁船が接触 中国外務省「この海域は以前から中国領土」(FNN9/7)
尖閣諸島中国漁船接触問題 反日団体のメンバーら、北京の日本大使館前で抗議活動(FNN9/8)

(ま、あれだけのことをしているわけですから逮捕は当然。今回、日本政府の対応も含めて青山さんはどういうふうに?)

 まず今のVTRの中で中国外務省の女性の副報道局長は、尖閣諸島あたりのことを古くから中国の領土とおっしゃったが、はっきり言うと噴飯物。世界が笑いかねないぐらい間違った主張。客観的な事実として、まず1952年にサンフランシスコ講和条約が結ばれて日本が独立を回復した時に、尖閣諸島や沖縄諸島を含む南西諸島は日本のものであるけれども、当面はアメリカが施政権を持つというのが条約に書いてあった。そのあと20年かかって沖縄は日本に返ってきたが、問題はその1952年の条約の条文の中に、尖閣諸島は日本のものという趣旨が書き込まれている。その時は今の中華人民共和国が成立してすでに3年経ってたから、古くから領土と言うならそこで当然声を挙げるべきなのに一言の声もなかった。最初に声が挙がったのは、1969年になって尖閣諸島の海の下に天然ガスや資源があるってことが分かってから突然、古くから自分の領土だと言い出したわけですから、これはもう日中が争ってるんじゃなくて、国際社会から見て、どの立場で見ても日本の領土であって、中国と、台湾なんかも領有権主張してますが、こういう中国含む一部の国だけがあとからこういうことを言い始めたってことなんですよ。

(国際的なその認識の中では日本の領土なんだというものだが、こういうことが起こる度に、中国側から官民歩調を合わせて抗議行動をとる。これ今後に向けて日本政府はやはりこの問題だけじゃなく、○○していくとしたら、どういうふうなやり方が?)

 まず今の中国の外務省の会見だけじゃなく、大使館前の抗議行動とか見て、日本国民の側にも感情的な高ぶりがあると思うが、中国政府はもっとしたたかで、いずれ、できたら中国は領土問題に格上げしたい。今、領土問題にすらなってない。で、格上げして、たとえば仮に国際司法裁判所とか国連海洋法条約裁判所で争うことがあるとしたら、こういう時にこう積み上げをしておきたいんですよ。中国はこういう時にはこう主張したと。そのためにやってるので、感情に流されて中国政府はやってるわけじゃない。中国共産党はもっとしたたかだから。だから日本政府で大事なことは、ネットの書き込みその他ははっきり言うと無視していいが、あるいは抗議行動も、ま、そのまま見とけばいいが、中国政府のやること言うことにはひとつひとつ、全てに渡って克明に反撃しないといけない。

(ガス田の共同開発にしても、交渉自体は話が始まっていると。だから今後、外交問題も含めて非常に複雑になってくると思う。きちんとしていかなきゃいけないということですね)

 ガス田も、本当は天然ガスだけじゃなくて、新しい資源のメタンハイドレートもこの尖閣諸島周辺に埋蔵されてるってことは中国は分かってて、それも見据えてやってるわけだから、ガス田交渉だけにとらわれるのではなく、全体を私たちは良く見るべき。

民主党代表選 菅首相、再選された場合の小沢前幹事長の処遇について言及避ける(FNN9/8)
民主党代表選 原口総務相、小沢前幹事長支持を明らかに(FNN9/8)

(代表選の動きについてコメントを頂く前に、青山さんからひとつ発言があります)

 先週の僕のコメントについて、申し訳ない、訂正をひとつしたいんですけれども。消費税が代表選のいわば焦点のひとつになってまして、菅さんが、小沢さんはかつて細川内閣の時に国民福祉税を持ち出して、実質、消費税の値上げを言ったじゃないかという指摘をした時に、僕から、あの時消費税を2%上げて7%にしようとしたと申しましたが、あの時まだ消費税は3%の時代でしたから、正確には4%上げて7%に、当時の小沢さんが細川さんと一緒にしようとしたというのが正しいことです。すみません。お詫びして訂正します(礼)。

(代表選をめぐる動きですが、菅内閣の閣僚として初めて小沢さん支持を明確に原口総務大臣が表明しましたが)

 原口さんは前から小沢さんに近いっていう立場をだんだん鮮明にされてたが、今日の会見で、菅首相は一生懸命頑張ってるけども、このスピードでは円高対策に間に合わないってことをはっきり言われて、その上でわざわざ会見で小沢さんを支持したということは、現首相に代わってほしいと言ってるわけですね。これは原口さんは辞表を出さなきゃいけないと思います。それは法の精神から言っても、自らを任命した首相に代わってくれということは、このまま閣僚を続けるわけにはいかないということだと思う。新聞報道で、閣僚は辞任しないって数文字だけ書いてあったが、そうじゃなくて、なぜ辞任しないのかってことをきちんと報道すべき。

(代表選の行方については、激しい戦いで票も読めないところもあるが)

 僕の古巣の共同通信の調査も含めて、各紙ともギリギリ競り合ってる段階で、しかもまだ6日ある。ただ小沢さんが当初描いてた戦略と、今の途中の経過が違ってるのは確かで、小沢さんご本人も含めて周りも、小沢さんががんがんテレビに出て街頭演説もやったら、政治とカネ問題はあっても支持は高まると。つまり菅さんよりもやっぱり物の言い方がはっきりしてるから。菅さん、何をやりたいのかよく分からないが、小沢さんはやりたいこと、とにかくバラマキと言われようともそれが内需拡大だと言ってる。でも、そう言ってもしかし支持が全然高まってこないと。それは国会の外、世論の支持が高まってこないのは誤算は誤算。でも同時に国会議員の票のウエイトが大きいから、6日間、先はまだはっきり分かりません。

 …………以下、“ニュースDEズバリ”全文起こし…………

北朝鮮の中国との国境に近い町で、労働党代表者会に関係するとみられる動きを確認(FNN9/8)

山本浩之
「さ、この北朝鮮をめぐる動向については、このあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーで、今日は詳しく伝えてもらえるということですけれども」

青山繁晴
「はい。あの、今のVTRでも、北朝鮮の普通の人々の、普通の国民の、もう本当に困難な生活ぶりが出てましたけれども、そしてその北朝鮮が、日本国民をたくさん誘拐していったままになってるわけですけれどもね。で、そういうことはありながらも、実は、1989年にベルリンの壁が崩壊して、冷戦が音を立てて崩れていって、世界の国境線もずいぶんこう変わったわけですよね。その中でその、私たちの日本を含む北東アジアだけがずーっと冷戦時代のまま、いわば変わらずに来たんですね。北朝鮮も韓国も中国も台湾も日本もそのままずーっと続いてきたんですが、それがいわばこう、ナイアガラの滝に近づいていく時に、湖って案外すごく静かで、平らなんですよね。それがもう滝になったら突然ものすごい勢いで落ちていって、もう巻き込まれたら誰も元に戻れないと。そのナイアガラの滝が近づいていくような雰囲気を世界がこう感じていて、で、その中で起こってることがたとえば北朝鮮の指導者の交代じゃないか。それから日本でも実はあの、非常に混乱した状態で次の首相選びが行われていると、いうのが実は世界の関心事になってるんですね。えー、その意味で今日の最初のキーワードはこれです(フリップ出す)」
 
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山本浩之
「『そのあとにこそ大乱』」

青山繁晴
「はい。たとえば、北朝鮮の今、VTRにあった代表者会が終わったあとにこそ、後継選びで大きな乱れがあるんじゃないか。日本もこの民主党代表選挙が終わったあとにこそ、日本政治の本当の乱れが来るんじゃないかってことを世界が見ています。というのはですね、その北朝鮮の後継者選びにも、それから日本の民主党の代表選挙にも、それぞれ内側に抱え込んだ重大な自己矛盾、矛盾点があって、それを世界が見て心配してるということを、今日は一緒に、これも具体的に考えたいと思います」

山本浩之
「では、コマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「間もなく北朝鮮の党代表者会が44年ぶりに開かれるということなんですけれども、むしろそのあとにこそ大きな動きが待ちかまえているんだ、というのが、青山さんの最初のキーワードですね。『そのあとにこそ大乱』。それでは解説お願いします」

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青山繁晴
「はい。皆さんちょっとこれを見ていただくと、まさしく私たちの日本と、それからお隣の国である北朝鮮で、次の指導者選びが今、行われてるわけですけど。ちょっとこれ滅多に見ない4ショットっていうか」

村西利恵
「並べてみちゃいました」

青山繁晴
「僕の個人的責任で正直に言いますと、ちょっと異様な4ショットに見えますね。で、その異様なっていうのは、その、実は雰囲気だけのことを言ってるんじゃなくて、具体的にちょっと、ちょっとこれは心配じゃないかっていう点を、実は、アジアに関心のある国々、アメリカとかイギリスとかフランスとか、あるいはオーストラリアとか、オーストラリアも総選挙終わったばかりですけども、実は心配事を世界が感じてるんですね。で、まずお隣の北朝鮮の方から見たいと思います。はい、出して下さい」

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村西利恵
「お伝えしていますように、北朝鮮の朝鮮労働党代表者会が間もなく、44年ぶりに開かれると見られています」

青山繁晴
「はい。で、まずこの、朝鮮労働党っていうのは、ま、北朝鮮を独裁体制で支配してる政党なわけで、たとえば中国で言うと中国共産党。あるいはベトナムはベトナム労働党なわけですけれども。これに、代表者会があるっていうのを、実はあんまり聞いたことなかったでしょう?最近急に言われ出して、ほんとは何だかよく分かんないまんま報道ばっかりされてるっていうのが、あの、多くの方の実感じゃないかと思うんですね。で、それは無理がなくて、何せ44年開いてないんですから。で、じゃあその代表者会ってのは一体何なのかを、ごく簡単な組織図で見て下さい」

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村西利恵
「朝鮮労働党の組織図がこちらです」

青山繁晴
「はい。これ実はたとえば中国共産党などともよく似てるんですけども、最高の意思決定機関ていうのはこの党大会なんですね。北朝鮮の場合は朝鮮労働党の大会、そして中国ですと中国共産党大会ってことになるんですけど。これ、基本的には……、あ、これちょっとずれてますね。これ(モニターの図が)間違ってて、党大会がこっちです(図の右の説明文が1つずつズレている)。あの、原則5年に一度開催するのが党大会なんですね」

村西利恵
「失礼いたしました」

青山繁晴
「で、中国はきちんと5年に一度、最近は開催してますけど。実は北朝鮮は1980年以来開いてないから、あくまで原則なんですけど。ま、党大会はいちおう5年に一度ずつやりますよってことになってる。で、この代表者会はこれ、(図が)ずれててこうですが、重要でかつ急ぎの、緊急の課題がある時に、この党大会は5年に一回しか開かないわけだから、その間に開きましょうってことなんですね。で、じゃあ前に開いた44年前、1966年の党代表者会ってのはどういう背景があったかというと、今の金正日総書記のお父さんの金日成国家主席が、反対する、金一族の独裁に反対する人たちを全部粛清し終わって、粛清ですから、はっきり言うと処刑も含めてですね、完全に隔離した状態でこの代表者会を開いたわけですね」

一同
「うーん」

青山繁晴
「で、今回、その重要かつ緊急の課題ってのは何なのかというと、ここにあるように、もう、これはもう、世界が分かっていて、この金正日さんが健康状態も思わしくない、それから年齢も高くなってきたので、息子たちの中から三男坊、一番気が強いと言われる三男坊、一番お父さんに似てると言われる金ジョンウンさんへの後継をやるんじゃないかってことになってるわけですね。だから、この代表者会を開くかどうかってのが注目されてるわけですね。で、えー、この、党の代表者会を無事に開くことができたら、それは逆に言うと、その、金一族の世襲が無事にできるってことになるんですが、但しですよ、ここで皆さん、その、一般的な報道でちょっと誤解が生まれてんじゃないかと思いますが、この代表者会ってほんとは早ければ今日やるんじゃないかと言われてたわけですね。しかし実際は先週の木曜日ぐらいに、日本の情報当局は、いや、遅れるらしいってことは把握してました。あの、最近よく日本の情報当局は北朝鮮の動静を把握してますね。で、遅れるといっても揉めてるわけではないけれども、準備に時間がかかってると。で、もう一回言いますが、その、一般的な報道で誤解がやや生まれつつあるのは、その、とにかく今月中に代表者会ってやつが開かれたら、金正日さんがこの息子さんに交代するのかなあと

山本浩之
「ああー」

青山繁晴
もう新しい体制になるのかなあという、その誤解がやや生まれつつあると思うんですが、それは違います。どうしてかというと、これもう一回見ていただくと、あくまでその、決定機関、最高決定機関は党大会で、これさっき言いました通り、北朝鮮は今、30年開いてないんですけど、それを2012年に開くだろうと見られてるんですね。というのは北朝鮮は、この金正日さんの体制になってから、2012年から北朝鮮は強くて盛んな国、強盛大国って言うんですけど、強くて盛んな国になるんだと宣伝してきましたから、2012年に党大会開きたい。ということは今から2年の間の時間で、何とかその、わずか27歳にすぎない金ジョンウンさんを後継者にまで育て上げるっていうか、その体制を作り上げる

村西利恵
「徐々にやっていこうと」

青山繁晴
「はい。そのスタートラインがこの代表者会っていうことなんですよ。で、今、村西さんから、徐々にって言葉が出たんですが、これ実は2年っていうのは短くてですね、その、徐々にではたぶん間に合わなくて」

村西利恵
「じゃあ駆け足で」

青山繁晴
「すごく駆け足で急ピッチでやらなきゃいけないんですね。ということは実は、こう何となく順調に、こう三男に後継するように見えて、実際は苦しい苦しい状況にあると言うべきだと思います。その苦しいっていうのがはっきり表れてるのが、実はこれなんですね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「金正日総書記は今年に入って、5月と8月、2回訪中しています。こちらです」

青山繁晴
「はい。で、これ、ま、3ヶ月のちにもう一回中国行くぐらいがそんなに異例なことなのかと、普通の神経だったら思う人も多いでしょうが、この金正日さん、はっきり言いますと、自ら指揮して日本国民をたくさん誘拐までしているのに、ご本人はもう非常に自分の安全には神経質な方と見られていて、飛行機に乗らない、ないしは乗れないんですよね。で、昔、お父さんが健在の時には違う国に行ったことあるけれども、この、金正日さんが指導者になってからは、ま、確認されてる範囲内で言えば、列車で行けるお隣の中国か、列車で行けるロシアにしか行ったことがない。従って海外にめったに行かない。海外に行くとその、やっぱりボディガードの数も国内にいるよりは減ったりしますからね。だから1年に一回しか中国かロシアのどっちかにしか行かないはずだったのが、3ヶ月で行ったっていうのはものすごくこれは、あの、金正日さんにとっては異様なことなんですよね」

村西利恵
「なるほど」

青山繁晴
「で、それはどうしてかというと、この5月に訪中した時に、そもそもこの9月の党代表者会をやって、そこで金ジョンウンさんを、ま、いちおう世界に名乗りを上げさせたいと。本人が出てくるかどうかは別にして、つまり党の要職につけたいって思いがあったんです。ここにはないけど、どうしてかというとですね、10月31日までは中国が上海万博やってるんですよ。その間だったら中国は北朝鮮が何を言おうとも、まあウンウンて聞いてくれるんじゃないかと、つまり揉め事困るから、という計算があったわけですが、その5月の訪中の時は実はこうだったんです。出して下さい」

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村西利恵
「5月の訪中で、北朝鮮側としては、三男への世襲を認めてほしい。それからキャッシュを含む経済的な支援をしてほしいということを求めたのに対し、中国側は、世襲は良くない、そして経済も改革開放をと主張して、これは決裂してしまった

青山繁晴
「決裂ですね。ま、これは中国と北朝鮮の関係にとっては非常に珍しいことで、少なくとも金正日さんが総書記になってから、中朝の首脳会談が分裂状態に終わったことって今までなかったと思います。で、まず世襲については、世襲は良くないよということを伝えたようです。で、胡錦濤さんは、中国共産党の内部ではもっとはっきり言ってて、世襲っていうのは社会主義の大義、大義って言葉は鳩山さんが使ってからもう使うの嫌になりましたが(一同笑)、本来は由緒正しい言葉で、社会主義の大義に反するってことを胡錦濤さんなりの信念ではっきり言ってた。どうしてかというと、あの毛沢東ですら世襲させてませんね、自分の子供たちに。それからもっと言うと、ソ連のあのスターリンですら、自分の子供たちに世襲はさせてないから、そもそも社会主義と世襲は違うんだってのが胡錦濤さんの考えなんですよね。だからここでまず、これ、あの、合わないと。それから北朝鮮はとにかく困ってるから、キャッシュも含めたもう、即、即、助けてくれって言ったら、いや、即じゃなくて、前から言ってるだろうと。中国のような改革開放をやって、それで経済を立て直しなさいよってこと言って、そしたらこの金正日さんから見たら、これが一番困るんですよ。この開放って2字。これが一番困るわけです。それは金一族の独裁体制が崩れることを恐らく意味しますから、金正日さんは立腹して、このあとこの胡錦濤さんと一緒に、その、中国製のオペラを見に行くはずだったのを、それドタキャンして、帰って、その、帰ってしまって、北朝鮮に。強い不満を示したわけですよ。で、でも、それは北朝鮮にとってはそれで困るわけですよ。上海万博やってる間に何とかしなきゃいけないんだから。で、その、再訪中するわけなんですが、金正日さんは本当にしたたかな人ですから、その、単純にもう一回行きますっていうんじゃなくて、実はこういう仕掛けを用意しました」

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村西利恵
電撃訪中で利用したのが、カーター元大統領の訪朝

青山繁晴
「うん。これ最近のニュースですから皆さんご記憶だと思いますけども。ま、中国と北朝鮮の国境から入ってしまったアメリカ人がいてですね、そのアメリカ人を助けるっていう目的で、今(VTRが)映ってますように、カーター元大統領が北朝鮮に入ったわけです。で、カーターさんていうのはクリントン政権時代に、実はアメリカが北朝鮮を攻撃して戦争で潰そうとした時に、カーターさんが北朝鮮に乗り込んで、その戦争を回避した。ある意味で北朝鮮にとっては恩人でもあるわけですね。で、オバマ大統領は慎重に、いや、それはカーターさんの個人的な人道活動だと言いましたけれども、しかし同じ民主党でとてもコミュニケーションが深いわけですから、誰が見ても、このカーターさんはアメリカが派遣して、派遣したのはなぜかというと、カーターさんが金正日さんと会っていろんなことを話できるからだと思ったらですよ、わざわざこのカーターさんがいる真っ最中の8月26日に、カーターさんを置き去りにして、その、列車に乗って金正日さんは中国に行ってしまったわけです」

村西利恵
「泥を塗ったような」

青山繁晴
「ま、顔に泥を塗ったとも言えるし、その、カーターさんやオバマさんの顔に泥を塗ったというよりは、アメリカは相手にならないんだと、相手にしないんだってことを中国にアピールしたわけですね。で、それにはもうひとつ理由があって、はい、出して下さい」

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村西利恵
「オバマ政権が先月30日に発動した、『対北追加制裁』が北朝鮮を直撃していると」

青山繁晴
「はい。これだけだと何だかいつもの話のような感じですけどね。何か制裁やったり引っ込めたり、アメリカもそんなことばっかりやってるから、いつもの話かと思いきや、これは本当はかなりショッキングな話で、これ、えー、朝鮮労働党に39号室ってあってですね、えー、だからまあ、あの、政府機関ですよね。実際やってるのは麻薬とか偽ドル扱ってると見られてるから、怪しいとこだけど、いちおうでも北朝鮮の政府機関ですよ。それから99号室っていうのもあってですね、それを統括してる第2経済委員会、こういうのも、39号室と並んで、直接名指しして制裁かけてるわけです。これ北朝鮮の側から見たらですよ、たとえば、あんまりいい喩えじゃないかもしれないけど、日本の警察庁外事情報部や、警視庁公安一課、これ別に意味ないですよ、あの…」

一同
「喩え話…」

青山繁晴
「はい、喩えとして。で、警察庁、警視庁が怪しいことしてるわけじゃないです(笑)、こんなこと絶対してませんけれども、正しい捜査をしてるわけですけれどもね、日本国民の付託によって。でもそういう所をアメリカが、その、この機関は怪しいから制裁かけるぞと」

村西利恵
「具体的に名前を挙げて」

青山繁晴
「北朝鮮も主権国家ですから。北朝鮮の側から見たらそう見えるわけですね。従って、その、これに対して何かの反応示さなきゃいけないけれども、今アメリカとほんとにケンカするのも怖いから、むしろこういうのも活用して、したたかに利用して、だから中国が頼みなんですという、ま、いわば理由付けに使ってるわけですね。で、さらにこれがあります。はい、出して下さい」

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村西利恵
「日本の情報当局者によると、再訪中を受け入れたのは、『洪水被害を口実にするなど、巧みに胡錦濤主席を長春に連れ出すことに成功した』」

青山繁晴
「はい。これ今までは金正日さんの作戦の方を言ってきたんですけど、じゃあ逆に何で中国の胡錦濤さんは再訪中を受け入れたのかと。で、しかもここ、長春に連れ出すことに成功したってありますけどね。北京に行かなかったんですよね、金正日さんは。中国の東北部、昔で言ったら旧満州にあたるあたりの長春ていう所に行って、そこにわざわざ北京から中国のトップを、そこにいわば連れ出すっていうか呼びつけるっていうか、そこで会談をやることに成功したんですね。で、その本当の理由を日本の情報当局は、一般的な報道と違ってですね、その、さっきも洪水被害の報道ありましたけども、あの被害はほんとはもっと大きくて、なおかつ中国と北朝鮮が、僕ら西側にはあんまり分からないけれども、非常に大規模に進めている合弁事業が完全に破壊されたと。普通ならほんとに困るんですけど、それを理由にして、中国も困るでしょうと。そして北朝鮮との合弁事業っていうのは中国の東北部、昔で言うと旧満州あたりが拠点になるわけだから、だから長春に来なさいよってことを言って、ま、呼びつけに成功した。つまり3ヶ月後にもう一回、腰低くしてお願いしますって行くんじゃなくて、こう胸張ってですね(笑)、しかも自分はアメリカから殴られるんですよ、洪水被害を受けながら、両方を活用してしっかり呼び出してるってことになるわけですね」

山本浩之
「とても真似できないですね(笑)」

岡安譲
「したたかすぎますね」

青山繁晴
「まあでもこれが本来の外交なんですよ。本来はどこの国でもこういうことやるわけですけれども。そしてその結果はしかしどうなったかというと、実は中国はこういう反応でした」

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村西利恵
「首脳会談で胡錦濤国家主席は、『代表者会が平穏に成功することを祈ります』と話したと」

青山繁晴
「はい。一般的な報道では、代表者会の成功を祈るだけが、あの、報じられてますけどね。それだけ見ると、おお、やっぱり北朝鮮の金正日総書記はすごいなぁだけで終わるんですよ。これしっかり、だって代表者会が成功ってことはですよ、要するに金ジョンウンさんていうね、三男坊にまた世襲することを実質的には結局認めたことじゃないかと、ね」

岡安譲
「そう見えますね」

青山繁晴
「ところがですね、平穏に、当たり前のようなこれがキーワードであって、これ何を言ってるかというとですね、実は平穏無事じゃない動きもありますねと。朝鮮労働党内部にも、朝鮮人民軍の内部にも、そしてさっき皆さんがご覧になった飢えた国民の中に、この27歳の全然経験もない、金ジョンウンさんに世襲してほんとに大丈夫かと、いろいろありますね、もし、だから平穏に終わらなかったらこうですよってことが隠されてる。はい、出して下さい」

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村西利恵
平穏が乱れるなら中国が介入する、というメッセージと」

青山繁晴
「はい。つまり金一族の支配を終わらせて、ひょっとしたら集団指導体制に持ってくかもしれないよってことが、そうは言ってないけれども、そう受け取るように、これ仕向けてるわけで」

山本浩之
「なるほど、そうですよね」

青山繁晴
「これどういうことかというと、北朝鮮は実は仮の支持を取りつけたに過ぎなくて、とりあえず9月の代表者会はちょっと遅れてても、これで実行できるな、に、なってるわけです。だから北朝鮮が次に考えてる、次の一手があります。それはこれです」

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村西利恵
「6カ国協議の再開を利用して、水面下でアメリカを揺さぶる」

青山繁晴
「はい。つまりですね、北朝鮮ていうのは中国とアメリカって強い奴を、2人をこうやって上手に使って、それで生き延びようとしてるわけです。で、今回はとにかくもうアメリカが駄目なんで、中国あなたですと。ね。そして中国、仮の支持取りつけて代表者会やったら、今度はアメリカに擦り寄ることが当然、中国をさらに引きつける手段になるわけですね。その時に、おそらく間違いないのは、代表者会終わっておそらくそう時間経たないうちに水面下で、アメリカ合衆国に対して、ニューヨークに、国連代表部に北朝鮮の代表がいるから、そこにアメリカ政府の高官が来てくれませんか、要件は6カ国協議を再開してもいいと思ってるからどうですか、話し合いに来ませんかと、こう言われてですよ、アメリカが断ることはほとんど無理です。但しオバマ政権は6カ国協議にほんとは不信感を持ってて、結局6カ国協議っていうのは北朝鮮に時間を与え、支援の理由にもなり、それが北朝鮮の核開発を促してきたんじゃないかと今、疑いを持ってる。疑いを持ってるだけに、必ずこれこうなった時に、アメリカは日本に意見を聞きます。それはあの、これだけおかしくなってても同盟国であると、あり、そして日本国民は誘拐されたままだってことも、アメリカはやっぱり人権の国ですから、それは分かってるから、6カ国協議再開したいと北朝鮮が言ってきたんであれば、日本はどう思うかと聞いてきます。それが、実は日本の外交の分岐点になると思ってるんです。というのは、今まで通り、いや、6カ国協議は大事ですからと、日本は6カ国協議しか窓口がありませんからと言ってしまうんじゃなくてですよ、いや、6カ国協議やめちまえとまで言う必要はないけれども、6カ国協議は核開発の口実になってるんじゃないか、アメリカは慎重にやった方がいいと言ったらですね、これはもう瞬く間に北朝鮮にも、あの、中国にも伝わって、さっきの尖閣諸島の問題も含めてですよ、日本が馬鹿にされるんじゃなくて、日本外交も初めて顔が見える、ものを言うのかと、いうことになるわけです。これは重大な決断であって、その決断をするのは皆さんご承知の通り、今争ってるお2人のうちのどちらか。つまり日本の新しい首相なわけですね。だから次のテーマは当然こうなるわけですね」

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村西利恵
「世界が心配する『民主党代表選』」

青山繁晴
「はい。今の民主党代表選挙から選ばれた総理が、そういうその外交で日本らしさを出して、その、アジアにプラスになるようにできるのかどうかを実は心配してる。そのお話をするためのキーワードはこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは『両者失格』。世界中から心配されているという民主党代表選の問題点について、CMのあと詳しく解説していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「民主党代表選、青山さんの2つ目のキーワードは『両者資格なし』(正しくは『両者失格』)でした。続きをお願いします」

青山繁晴
「はい。えー、両者とも資格がない、失格だというのは、たぶんこの水曜コーナーの史上でも一番厳しい部類のキーワードじゃないかと思うんですね。どうしてそう言わざるを得ないかということのお話をしたいんですが、まずちょっとこれを見て下さい」

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村西利恵
「8月26日のアメリカ、ウォールストリート・ジャーナルは、『スキャンダルまみれの影の実力者が驚愕の出馬宣言』と報じました」

青山繁晴
「はい。まずね、アメリカの新聞がどう書こうと、本来ははっきり言ってどうでもいいです。で、たとえばニューヨーク・タイムズが色々書いてるけども、ニューヨーク・タイムズは日本の戦争問題についてもですね、徹底した反日思想で、いちいち気にすることはない。ただその中で、ウォールストリート・ジャーナルっていうのは、その、ほんとの意味の経済紙で、日本経済ちゃんと建て直ってほしいと思ってるから、ずっと日本に対して公平な立場なんですね。それがこのきつい記事が出たっていうのは、やっぱりちょっとチェックしなきゃいけないと思うんですが、まずスキャンダルまみれの影の実力者、というのは小沢さんのことですね。ここ写真も出てますけど。驚愕の出馬宣言っていうのは、よくそれ、この、スキャンダルまみれで、しかもその影の実力者ってここにその、power brokerってきっつい言葉書いてあって、要するに闇で支配するような人間が、突然表に出てくるのはどういうことだってこと書いてあってですね。で、さらにこうです。出して下さい」

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村西利恵
「『積もり積もった経済的苦悩への政府対応が遅れる』…」

青山繁晴
「まずこっからですね。これもきついこと書いてあって、threatening to split the ruling party and delay the government's response to the country's mounting economic woes.って書いてあってですね。これはまず、その小沢さんの出馬というものが、その、与党の分裂を招きかねない、そういう恐れがある。さらに、この積もり積もった経済的なwoeっていうのは、これきつい言い方で、苦悩とか深い悩み。日本の積もり積もった経済の深い悩みに対して、政府の対応がもっと遅れるということになりかねないと。非常に厳しく具体的に書いてて、さらに極めつけはこれなんですね」

村西利恵
「『小沢氏は依然として犯罪捜査の対象である』」

青山繁晴
「はい。Mr.Ozawa remains the subject of a criminal investigation.、犯罪捜査の対象にまだ、remains、未だなってる人が首相になって、一体それで日本の政治や経済、大丈夫なのかと言ってるわけですね。で、もう一回言いますが、ウォールストリート・ジャーナルって日本に対して公平な視点で貫いてきたことが、これ、メディアがこれを書いたというのは、僕らやっぱりある程度受け止めるべきだと思います。でもそれはもう一度言いますが、ある程度であって、基本的にはアメリカにいちいち論評されて、僕らが両者失格と思ういわれは全くない。本当は、両者失格というキーワードを、僕が悩みながらも出さざるを得なかった理由ってのは内側にあります。それはこれです」

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村西利恵
民主党の党員・サポーターに外国人(声が少しかすれる)。失礼しました」

青山繁晴
「はい。村西さん、ちょっと風邪引いてて」

村西利恵
「ごめんなさい」

青山繁晴
「でも頑張ってるんですよ。日本のために頑張ってる。で、この先週の『アンカー』でも指摘しましたが、民主党は党規約の中に、党の規約の中に、在日外国人の方も、日本に住んでて、年間6000円か2000円のお金さえ払えば、党員・サポーターになって、この代表選挙に投票できるってことに決まってて、それはもう進行してるわけですね。そうすると心配されるのはこれなんです」

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村西利恵
「懸念されるのは、総理が選出された後に違憲訴訟

青山繁晴
「はい。これは本当にあの、僕自身も心配してまして、というのは憲法15条に、はっきりと、内閣総理大臣をはじめとする公務員を選ぶっていうのは、日本国民固有の権利ってことがはっきり書いてあるわけですよ。すると、一部、一部ですよ、一部だけど、外国人の手が入ってる、そうやって選出された首相っていうのは、誰がどう見ても、これは右左とか、民主党支持とか支持しない、関係なくですね、普通に見ると違憲になって、せっかく選ばれた新しい総理が、違憲訴訟と向かい合わなきゃいけないってことになる。これは大変な問題なのに、実はその当事者はこういうふうにおっしゃってるんです。はい」

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村西利恵
「これに関する発言を見ると、小沢さんは今月の5日に、それは党の問題でしょう。僕が決める話じゃない。党の規則でもって「いい」ということであればそうでしょうし、僕に聞かれても分からない』。そして仙谷さんは今月の6日、今日の報道で初めて知りました。民主党の問題なので、党の執行部の方で今後、検討されるんだろうなと思う』と」

青山繁晴
「まず小沢さんは、党の代表になろうとしてるんですよね。しかもかつて党の代表だったんですね。それなのに党の問題でしょうと、自分のことじゃないって言われるのもおかしいし、それから、おかしすぎるし、仙谷さんは報道で初めて知ったっていうのは、これは官房長官のコメントとしては信じられない」

村西利恵
「ちょっとびっくりですね」

青山繁晴
「だからあまりにもびっくりだからこそ、その、民主党にもう一度話を聞きました」

村西利恵
「はい。この問題について民主党本部に話を伺ったところ、在日外国人が党員・サポーターにどれぐらいの人数含まれているかについては、『党本部としては把握していない。申込みの時点で国籍欄があるわけではない。但し各支部はその人に直接お会いしているので、その方がどんな方か責任を持って把握している

山本浩之
「(苦笑)」

村西利恵
事実上、総理選びに外国人が関与していることについては、『総理大臣そのものを選ぶのは国会議員。代表選で直接選ぶことにはならない。ただ、枝野幹事長などが発言しているように、将来的に党内で見直しの議論が出てくる可能性はある』ということでした」

青山繁晴
「はい。あの、まあ今の回答からしても、実は民主党内部にも、ま、苦悩があるっていうか、これで大丈夫なのかっていうことがあるんだなってことも実は窺えるわけですね。で、その上で、もう本当はその、外国人をむしろ中心、いや、外国人を含んだ郵便による投票が始まってますから、本当は手遅れです。本当は告示になる前にですね、その…」

山本浩之
「いや、でも今回やるっていう意志が全然ないわけですからね。その言い方聞いてると」

青山繁晴
「そうです。はい。で、その上でですね、これやっぱり一民主党の問題で、その、終わらないんですよ。この日本国の新しい総理大臣が憲法上疑いがあるって事態、これ、もうなっていくわけですね。これ、ならざるを得ないんですよ。だからその、両者失格っていう厳しいキーワードを出さざるを得なかったんですが、これ民主党、その今のような小沢発言や仙谷発言で終わらせる、あるいはさっきの民主党の回答で終わらせるんじゃなくてですよ、せめて14日の投票の前に、この問題にその、どうするのかっていうことを、その、将来的には検討をするとかそうじゃなくて、今回のことをどうするのかを、はっきり示すべきです。それは私たち、その、一般の国民に対してだけじゃなくて、実は世界に対しても、日本はこの問題をきっちり意識して正しくやりますからということを示さないと、次の総理は、さっき言った通り、外交の分岐点をすぐに迎えるんですよ。朝鮮半島が今、動揺始まってるんですから。それを考えると、まず何をやるべきかを、その、小沢さんも含めて、菅さんも含めて、考えていただきたいと思います」

山本浩之
「はい。以上、“ニュースDEズバリ”でした」

 …………再び青山さんのニュース解説(あくまで要旨)…………
      (  )内は山本浩之キャスターの発言です

鈴木宗男衆院議員が受託収賄などの罪に問われた裁判で上告棄却、実刑確定へ(FNN9/8)
鈴木宗男被告上告棄却 鈴木被告、会見で「いかなる環境であっても検察権力と戦う」(FNN9/8)

 鈴木宗男さんは、今日も、検察権力と戦うとおっしゃってるけれども、これは、検察が捜査して、起訴されて、裁判で一審二審で審理尽くして、その上で三審制に則って最高裁は上告を棄却したんで、これ、戦うって言うんだったら、裁判も含めて日本の司法制度全体が嘘つきなんだということになってしまう。そうすると僕はやっぱり、最高裁の上告棄却ということを受けて、ご自身に反省の弁はあるべきだと思うし、それよりももっと感じるのは、これはもう実はとっくに予想されてたわけです。最高裁は上告棄却して、たぶん服役しなきゃいけないってことを。なのに、あえて言いますと、人気タレントのように扱って出してきたテレビメディアを中心とした日本の報道の在り方と、それから衆議院の外務委員長にまで選んだ与党をはじめとした国会の在り方、それも今回問われるべきだと思います。

 ____________________________内容紹介ここまで


 民主党代表選の問題点といえば、こんな“事件”も発覚しましたね。
 何でこんなことが起きるんでしょう?(・_。)?(。_・)?
民主代表選ずさん?投票用紙を自民党員に送付(読売9/8)
 
 9月8日は他に、「自民幹事長に石原氏固まる」のニュースや台風のニュースなどもあって、忙しい1日でしたね……(´ヘ`;)ハァ


※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんのブログです。ご本人に直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。


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