扶桑社教科書のコピー、一部500円也。
 どうも数日前からパソコンの調子が悪く、今日はその対策を色々やってました(お気楽くっくり参照)。
 つーわけで、ニュースサイト巡回もブログ巡回もほとんどできず……(T^T)

 産経夕刊に気になる記事が載ってました。それだけ紹介しておきます。
 ネットにソースがないようなので、全文手打ちします。
 (そのうち産経Web【教育を考える】に載るかもしれませんが)

 【教科書問題】扶桑社版のコピー販売/愛媛の反対派団体、無許可で(6/30付産経新聞夕刊)
 今夏の中学校教科書採択をめぐり、「新しい歴史教科書をつくる会」主導の社会科歴史・公民教科書の採択反対運動を行っている愛媛県内の市民活動団体が、現在、採択作業が行われている同教科書のコピーをつくり、無許可で販売していたことが三十日、分かった。著作権法に抵触する可能性が指摘されている。
 団体は、県立中高一貫校などへの扶桑社歴史教科書(現行版)の採択に対し、「知事の政治介入があり無効」と訴え、松山地裁で係争中の原告団。
 関係者などによると、団体は今月二十九日、松山市堀之内の市民会館で、同市友好都市、韓国・平澤市から市民活動団体を迎え「日本と韓国の歴史的関係を考える集い」を開催。終了後に会場で同教科書を批判する書籍などとともに販売した。コピーは歴史、公民ともに一部五百円だった。
 団体のメンバーでリサイクルショップ店主、奥村悦夫さんは販売を認めたうえで、「(広く読んでもらうためには)仕方がない。(価格は)コピー代だけで、利益は出ていない」と説明。これにい対し、扶桑社教科書事業部は「事実であれば遺憾。今後対応を検討していきたい」としている。

 〈社団法人「著作権情報センター」の話〉「今回の団体の行為は、著作権者に帰属する複製権が侵害されている。明確な著作権法違反ではないか」

 「(広く読んでもらうためには)仕方がない」
 ……広く読んでもらうためには違法行為もOKと。「反日無罪」つーわけですな。
 「(価格は)コピー代だけで、利益は出ていない」
 ……そういう問題ちゃうやろ〜!(-.-#)。かの国の方々と付き合ってるうちに、「著作権」という概念に疎くなってしまったのかしら。

 つい先日も似たような事がありましたね。
 
 扶桑社教科書 流出の検定申請本配布(3/12付産経新聞)
 新しい歴史教科書をつくる会のメンバーらが執筆している扶桑社の中学校歴史・公民教科書を批判している高嶋伸欣琉球大教授らが十一日、文部科学省が検定中の同社の白表紙本(検定申請本)が流出しているとして東京都内で記者会見し、入手した全文のコピーを「貸与」名目で報道陣に配布した。会見には中国や韓国のメディアも出席しており、内容は両国政府に伝わるとみられる。

 「コピーして無料配布」(「貸与」名目と言ってるけど、実質は「配布」)もひどいけど、「コピーして販売」はもっと悪質ですな。
 ついでに言えば、サヨクは4年前も「コピーして無料配布」をやってました。やはり検定前から。

 大岡みなみ氏「身辺雑記」2001年2月3日
2月3日(土曜日) こんな教科書が…

 復古主義を唱える人たちが作った中学校の「歴史」と「公民」の教科書を読んだ。琉球大学教育学部の高島伸欣教授が送ってきてくださった。検定前のいわゆる「白表紙本」と言われているものである。「自由主義史観」グループの人たちが執筆してサンケイグループが発行し、全国の学校現場での採択を目指しているそうだが、ぱらぱらと一読して「う、う〜ん」と思わず絶句してしまった。断片的にはどんな内容かはもちろん知っていたが、ここまで時代錯誤というか国家主義的というか全体主義的というか、戦前への回帰願望的な記述であふれ返っているとは、想像以上だったからだ。

 例えば「歴史」の教科書では、冒頭に掲げられた「歴史を学ぶとは」と題される文章にまずぶっ飛んでしまう。そこには「条件が変われば、人間の価値観も変わる」と明言したうえで、「歴史に善悪を当てはめ、現在の道徳で裁く裁判の場にすることはやめよう」などと書かれている。つまり彼らによると、それぞれの時代の価値基準によって歴史はつくられてきたのだから、過去の戦争や抑圧や虐殺などの不正・不公平・暴挙を、検証したり反省したりするのはよくないと主張するのである。(以下略)

 何度読んでもすごい文章ですなぁ。逆の意味で感動しますわ(さらに言えば、これをいつまでもネット上に残してることにも妙に感動を覚えたりして)。
 しかし、もし今2ちゃんねるにこういう投稿があったら、多くの人は「釣り」だと思うんじゃないでしょうか(^_^;

Posted by くっくり 01:37 | 教育問題 | comments (7) | trackback (0)