鳩山由紀夫が2009年7月14日に話したこと

2010.04.17 Saturday 02:23
くっくり



 そして民主党の言う「政治主導」とは何なのでしょう?
 「設計主義」という政治学で使われる言葉があるそうです。これは、一部の人たちが社会はこうあるべきだと考えたものを実現しようとする発想を言うそうです。
 高崎経済大学教授の八木秀次氏(「正論」4月号)によれば、現政権下の政治のあり方はまさにこの「設計主義」そのものであると。国民の大多数が望んでもいないことを、むしろ大多数が反対していることを強引に推し進めようとしており(永住外国人の地方参政権付与や夫婦別姓導入はその典型)、本来、受け身の立場にある政治が逆に能動的に国民を「指導」しようとしているのだと。
 民主党がしばしば使う「政治主導」とは「俺たちの言うことを聞け!」ということに他ならない、つまり「政治主導」の対象は国民も例外ではなく、俺たちの「設計」にお前たちは従えということである、というのが八木氏の弁です。

*4
【消えた年金、消された年金はどうなったんでしょうか。安倍内閣のときから私たちが早期全面解決を訴え続けてきたにもかかわらず、福田内閣、そして麻生内閣と、遅々として全く進んでおりません。】
 政権交代後も進展は特にないようですが。
 日本年金機構も結局は予定通り2010年月に発足させましたし(民主党は社保庁存続をマニフェストに明記していたため日本年金機構を凍結させたい考えを示していた)。
 年金記録問題では、発覚した時に総理だった安倍さんや自民党、社保庁にマスコミの批判が集中しましたが、元はと言えば自治労が現場で繰り広げた「反合理化闘争」が原因ではないですか。
 (このあたりのことは07/6/12付:「たかじん委員会」年金問題と自治労、麻生太郎を参照)

 年金と同じ「ずさん」という意味で、私が気にかかっているのは子ども手当です。海外居住の外国人の子どもの人数や額を把握しないまま、見切り発車することになりました。年金問題のように「どこに消えたか分からない」ってことにならなければいいんですが。

*5
【福田内閣のもとで後期高齢者医療制度が実施されたとき、私たちは、高齢者を不当に差別する制度であり、一刻も早くこの制度を廃止すべきだと訴えてまいりました。】
 後期高齢者医療制度について、長妻厚生労働大臣は2009年9月の政権発足直後は「民主党のマニフェストで廃止を明言している」として制度廃止を表明していました。

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