他国の食文化に口出すな!『ザ・コーヴ』 の波紋 「アンカー」より

2010.03.15 Monday 02:09
くっくり



 日本経済新聞社の論説委員長を務めたこともある、当時社会評論家の故大和勇三はオブザーバーとして取材をかねて会場にいたが、帰国後、講演のたびに次のように語っていた。

 「彼らはロシア、ノルウェー、アイスランド、スペインなどの白人捕鯨国の席には目もくれず、唯一の有色捕鯨国である日本代表団にだけ向かって赤い水をぶっかけた。人種差別に他ならない。アメリカが第二次大戦中、日系人だけを収容所に入れ、原爆を交戦国の中でイタリア、ドイツではなく日本に落としたのと通ずるところがある」


 何かと反日的な日本のマスコミですが、捕鯨やイルカ漁については、ほぼ日本を擁護する立場で一致しているのが救いです(朝日新聞など一部を除く)。

 『ザ・コーヴ』がアカデミー賞を獲った日の夕方のFNNのニュースで、木村太郎氏が皮肉でこんな話をしていたのが特に印象的でした。

 「アメリカでは雄のヒヨコを大量虐殺している。雄は卵を産まないから、分別する時に雄だったらそのまま粉砕器に入れて殺すんです。日本もこれを告発する映画を作ったらいい。もちろんアカデミー賞は獲れませんけどね」
 (このヒヨコの話についてはこちら参照


 食文化と言えば、日本は今もうひとつ危機を迎えてますね。そう、マグロです。
 現在ワシントン条約会議が開かれていますが、大西洋・地中海産クロマグロの国際取引禁止の提案については、17日以降に採決が行われる予定だそうです。

 日本にとってかなり厳しい状況のようですが、実はあのオーストラリアがこのクロマグロに関しては日本と同じ立場をとっているというのが、笑えるような笑えないような……(^_^;


※拙ブログ関連エントリー
06/6/16:IWC年次総会〜今年は捕鯨支持国が過半数?
  元水産庁のタフ・ネゴシエーター・小松正之さんの発言集も。
06/6/18:IWC年次総会〜日中韓露が連携してます

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