衆議院予算委員会より町村元官房長官と加藤元幹事長
2009.11.03 Tuesday 04:08
くっくり
議場は静かなざわめき。ヤジは出ず、逆に「おおーっ」と感嘆の声があがりました。
「やっぱり権威者(藤井さん)の言葉は大きいんですよ。7月7日の会議に出ていた人はいますか?覚えてませんか?」という加藤さんの問いかけに、真っ正面から応じたのがイラ菅さんこと菅直人さん。
ブーメランの予感……!?(^_^;
「加藤さんは根本から間違っている。赤字国債はバブル時代にも建設国債を発行し続けてる。当時は税収が抜群に増えた時代。なぜ建設国債を発行したのか。当時は日米の貿易バランスの縮小のためと言ったが、今になってみると間違っていたと。ありとあらゆる時に、景気いい時も悪い時もいろんな理由をつけて公共事業偏重の予算を組んできたのは、ま、私も一時期与党にいたので責任の一端はあるが、それを今、抜本的に中味を変えてるのが今の鳩山政権」
そう、あなたにも責任の一端はあるんです。そこは素直に認めたので、まあ好感は持てますが。
ただ建設国債云々言い出したら、小沢さん批判にもつながっちゃいませんか?(^_^;
ちなみに加藤さん、菅さんへの反論として「建設公債はあとあと財産残るが、赤字公債は消えていく」と言ってました。
ま、とにかくこのくだりが今日私が見てた中では一番面白かったです。
加藤の乱以降、自民党内にあって、ある意味、政権批判要員てなところもあった加藤さんですが、ダテに鍛えてたわけじゃないんですね。頼もしい政権批判要員に成長されましたね。
…ってちょっと嫌味言っちゃいましたが、でも今回だけはほんとGJと私は思ったんですよ。
ズブズブの媚中で、外交や安全保障については論理破綻しちゃってる加藤さんですが、今日はそんな加藤さんとは同一人物とは思えなかったというか。
ただ加藤さん、よく新聞を引用してたんですが、やっぱり朝日新聞が多かったです。熱烈な愛読者なんでしょうねぇ(^_^;
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今回、自民党は慣例になっていた「事前通告」を拒否しました。それにより、政府側は官房副長官まで質問内容を事前に教えてもらう「質問取り」に奔走したそうです(産経11/2 23:51)。
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