衆議院予算委員会より町村元官房長官と加藤元幹事長

2009.11.03 Tuesday 04:08
くっくり



 お次は加藤紘一さん。

 何で今日は「さん」付けをするかというと、ちょこっと見直したから。
 しゃべり方は比較的のらりくらりなんですが、話の持って行き方が上手いというか、ちゃんとオチが付いてるというか、気づいたら政府側はめちゃ痛いとこを突かれてるというか、とにかく見応えがありました。

 最初に印象に残ったのは、このやりとりです。
 加藤さんはまず、このような質問をしました。
 「我々も与党ボケしている。しかし総理が野党ボケでは困る。あなたは今1億2000万人の指導者です。生命・財産全ての責任を負うんです。何だってあなたの責任になる。(自民党の谷垣総裁に「ビジョンがない」と言われたことについて)あなたに言われたくないと答弁したが、スタッフの考えなのか、あなたご自身の言葉か」

 これに対するハッティの答弁には、私もちょっと驚きました。
 「あの言葉は私自身の思いで発したものです。皆さんにご迷惑をおかけしたことを遺憾に思っています。ビジョンが見えないとお叱りをいただいて、つい反射的に出た言葉で、皆様方、特に谷垣総裁に大変ご不信感を与えたことを遺憾に思っています」
 おお、素直に謝ってはるがな!!(O.O;)(o。o;)
 
 ちなみに、この答弁にも拍手が出てたんですが、与野党どちら側からかは分かりませんでした。まさか民主党側じゃないですよね。いくらKYとは言ってもそこまではしませんよね。

 さらに加藤さんのGJツッコミ。
 「新政権の第一回目の答弁、それに後ろで、今もあるが、機関銃のような拍手が起きた。あれ以来、民主党議員の方々の顔が見えなくなった。みんな同じに見える。人間らしい、友愛精神らしい、個の確立になるような政治をお願いしたい」

 さらに「友愛」を批判。
 「『友愛』がよく分からない。あなたの新しい憲法論、5年ほど前の、読みました。HPの『友愛』についても読んだが、アメリカは怒るだろう、中国は未熟だなと笑うぞ、と思った」

 その後「友愛」に具体性がないことを批判。さらに「友愛」とは何か?を小沢鋭仁大臣、岡田大臣、亀井大臣らに次々質問。

 ハッティの所信表明演説についても批判。新聞各紙の論評を紹介しながら。
 「ふわふわっとした理念で、美しい言葉と言う人もいるが、現実にどういう政策に結び付けるか、まずそれをやってほしいと。これは民主党政権に一番親身になっている朝日新聞の論調でもそうです」

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