衆議院予算委員会より町村元官房長官と加藤元幹事長

2009.11.03 Tuesday 04:08
くっくり



 これに対する岡田さんの答弁。
 「すでにいろいろやってるのはその通りです。が、もう枠が尽きてきたのでさらにプラスアルファを検討してる。タリバン兵士の中で信念でやってる以外の、食べるために兵士をやってる人への研修、研修だけでなく生活費を支払いながらなどの支援、また警察への協力ももっと違う形での支援が他にないか、さまざま検討しています」
 また「検討中」ですか……。

 町村さんは「それはおやりになるべき。必要なこと」としながらも、「だが、だからといって給油を止めていいという話にはならない。給油中止でどれだけ悪影響が出るか」。これについてもパネルで説明。

 ここで「カルザイ大統領が給油活動に言及しなかった」旨、ヤジが。
 町村さんはすぐに反論。
 「本会議でも岡田さんがそう言われたが、カルザイ大統領が言わなかったのは当たり前。岡田さんがたくさん国内の警察官の給与持ってきてくれるかもしれないし、それに岡田さんは給油活動に反対してる、それ分かってたら相手の嫌がることわざわざ言わない」

 さらに町村さんの質問。
 「日本のタンカーがたくさん通っている。給油活動は日本の国益にもかなう。アメリカの不信感など、活動中止のデメリットはたくさんあるのに、あなた方は積極的主張のないまま止めるという。マニフェストに書いたから、それだけでしょ。なぜ止めるのか。ニーズが落ちてるというが、確かに一時よりは減ってるだろうが、中止の積極的な理由は?」

 これに対し、岡田さん。
 「難しい問題。国外でもいろいろ意見はある。日本の給油がシンボル的に扱われないよう説明しないと。実績は少なく、月に5件とか7件。それもパキスタンに対して。自民党の中にも反対の意見はある」
 岡田さん、今、自民党は関係ないでしょ。

 これに対し、町村さん。
 「(民主党の中止の理由は)要するに『実績が落ちてる』だけ。しかし実績もニーズもある。でなければ、何で他の国々からリクエストが来るのか。アフガンは危険が増している。民間人は行けない。これほど安全でコストパフォーマンスが良くて国際評価が高い活動はない」。

 さて、町村さんについてはこのぐらいにして——

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