2008.09.16 Tuesday 01:39
くっくり
早速、バイエルン州の党責任者に会ってただしたところ「自分たちも、ハンブルクの同志とまったく同意見だ。同じ社会主義インターナショナルに属する日本の同志たちが、米軍の基地撤廃を叫んでいるのは理解に苦しむ」という返事が返ってきた。
(以下略)
≪長所発見ヘタな国民性≫
(前略) 私たちは他人のもの、外国のことは何でもよく思う性癖を持つ。もちろん、隣の花は赤く見えるというのはおそらく全人類に共通した現象だろう。
が、しかし日本人は自尊心が乏しいだけ、その外国や他人羨望(せんぼう)は、激しいねたみや近親憎悪を伴う途方もなく陰湿でゆがんだ形をとるのが特徴である。
反骨と自称する人間とか、最近流行の各種の反抗運動者の中に、理解し難いゆがみを認めることが多いのはそのためだ。逆にいえば、理解し難い反抗行為は、そこに劣等意識という基本条件を置くとき、極めて明快に解明できるものとなるのである。
≪たえず評価待遇に不満≫
日本人のこの劣等意識は、自己の社会的存在に関してとくに強く現れる。
具体的にいえば、自分の能力や働きの割に、自分は会社や周辺から不当に低くしか評価待遇されていないという「損」意識である。つまり、自分はその生れ故に、容貌(ようぼう)ゆえに、反骨精神という正義感ゆえに、不当な待遇を受け、たえず損をして生きて行かねばならないとの思いだ。この意識は各種各様に私たちの思考と行動を規定するが、それを分類・列挙すると次のようになる。
(中略) 第八は、何かの権威をバックに、いわゆる虎の威を借りる狐をきどる心情である。この種の行動の中で一番巧妙なのは、権力組織の中で十分その権力を利用しながら反体制をきどるというものであろう。もっともこれなら欧米にもよく見られる現象だが、劣等意識が強く、自己責任を持ち得ない日本人は、反体制をきどるときでも国の内外での反体制の権威によりかかろうとする。有名国立大学などの進歩派教官に、そういう芸人たちが数多く見られるという現象は日本だけの特殊性であろう。
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