今に通ずる昭和の論文

2008.09.16 Tuesday 01:39
くっくり



 大新聞が大権力であるのは今も変わりがないと思うのですが、ただネットの普及とともに世論操作がだんだん難しくなってきていると同時に、ネット住民が批判者ないし掣肘者の役割を引き受けてますよね。毎日新聞のいわゆる変態報道問題など見てますと、特にそう思います。
 つーか、今や新聞よりもテレビの方が大権力ではないでしょうか。新聞を読まない人が増えたというのもあるけど、テレビの方が映像や音で訴えかける分、ものすごく印象操作がしやすいですから。

 ちなみに木鐸(ぼくたく)とは、昔、中国で、法令などを人民に触れて歩く時に鳴らした、舌が木製の大きな鈴。転じて「社会に警鐘を鳴らすこと・人」だそうです。

 【つい一昨年までの日本の「軍国主義復活」を罵り、天皇を裁判にひっぱり出せとまでいっていた北京が、そのご突然、四次防結構、天皇陛下によろしくといい出した。態度の急変には、唖然(あぜん)とするほかない。ソ連の軍事的脅威という問題のほかに、国内の不安にたいする対策としての面があったのだろう。】

 党内あるいは国内の事情に合わせて方針をころっと転換する、そういう中共の変わり身の早さっていうのは、今も昔も変わってないようですね。
 小泉政権時代はあれほど反日的だったのに、安倍政権以降は「日中友好」路線に大きく転換しました。中共としては、北京五輪も近づいてきて、環境問題その他で日本の協力を引き出す必要があった、だからこその転換だったわけですよね。

 ちなみに「四次防」とは、「第四次防衛力整備計画」の略らしいです。軍事に詳しい方、フォローよろしく

 【ある大新聞の幹部が、わが社の中国報道は偏向しているといわれるが、日中復交のためには相手の欠点を書いたりしないのが当然ではないか、と述べているのを雑誌で読んだ。】

 これってやっぱり朝日新聞のことなんでしょうね〜(^_^;

 【北京と手をにぎるのなら、まず必要なことはこの国の実情についての、均衡のとれた情報の提供であろう。新聞人の勝手な判断で色のついた世界像を示されたら、国民のうける迷惑ははかり知れない。】

 個人的に言わせてもらえれば、朝日新聞が示した勝手な判断で色のついた世界像によって、わたしゃ多大な迷惑を被りました。
 家がずっと朝日をとっていたため、私はいい大人になるまでずーっと朝日に書いてあることを真実だと信じてたんです(朝日以外に親や教師の影響もあったけども)。まさか新聞が嘘を書くこともあるなんて、少女時代の私は思いもよりませんでした。

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