北京五輪まとめ(2)

2008.08.26 Tuesday 02:15
くっくり


 では今回の五輪ではなぜ観衆の反日言動が起きなかったのか。
 簡単にいえば中国当局が20万人もの「文明応援隊」を作り、観戦マナーを徹底させたことに加え、胡錦濤政権が国内の反日を政策的に少なくとも当面、一定限度内に抑えようと努めているからだろう。日本側が五星紅旗を振ったからではない。
 共産党直結の英字紙「チャイナ・デーリー」は日本の五輪チームの友好的大特集を組んだし、国営新華社通信系の新聞「国際先駆導報」も一面に「五輪で中日の民間の感情を緊密に」という長文記事を載せていた。
 だが政府当局による五輪でのマナー特訓や政治戦略からの反日抑制が一般中国人の心情をどこまで変えるのか。答えは当然ながら早急には出ないだろう。

 拙エントリー8/10付:北京五輪が始まったわけですがにて、入場行進で日本選手団が日本と中国の国旗を持っていたことについて、「観客からブーイングが起きたらまずいから、中国側に『中国国旗も一緒に振ってくれ』とか要請されたりしたんでしょうか?『中国に媚びてるみたいで気分悪い』という気持ちと、『日本はホスト国に礼を尽くすんだよという度量の大きさを見せたので良かった』という気持ち、半々です」というふうに私は書いたんですね。
 ところが何とこれは日本側が自発的にしたことで、まさに中国に「媚びた」というのが実態だったわけですね。しかも開会式だけじゃなく女子マラソンでもやってたとは(T^T)
 そもそもは中共の反日教育が発端なんですけどね。あれだけ自国民に対し反日感情を煽っておいて、都合が悪くなったら「日本も平等に応援しろ」って。本当にこの国はマッチポンプですなぁ。


北京五輪体操選手の年齢詐称疑惑--中国ネット検閲の実態も話題に(読売>CNET Japan)
 あるセキュリティ研究者がGoogleと、百度(バイドゥ)を通じて複数の中国五輪代表の体操選手が出場資格よりも年齢が若いという証拠を明らかにした。
 複数の中国人体操選手が年齢資格を満たしていない証拠がネット上にあると最初に報じたのは、The New York Timesと思われる。(以下略)


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