「それでも中国と付き合いますか?」
2008.08.19 Tuesday 01:16
くっくり
そんな中国側の思惑通りに日本のメディアは動きました。毒餃子問題もチベット蜂起も四川大地震も、何事もなかったかのように、北京五輪モードに突入したのです。
「大気汚染が」「環境問題が」「食の安全が」「少数民族問題が」「暴動が」「テロが」と、アリバイ工作よろしくネガティブな前振りをすることはあっても、次の瞬間には「それはそれ。これはこれ。もうすぐ北京五輪!頑張れニッポン!」――。
ところが、北京五輪直前になって毒餃子問題が全く想定外の展開を見せたわけですね。開幕まであと2日というところまで来て、動きがあった。
製造元の「天洋食品」が事件後に中国国内で回収した餃子を食べた中国人が、メタミドホスによる中毒症状を起こしていたことが、明らかになったのです。
おいおい、中共よ。回収した餃子が中国国内で再度流通していたというズサンさもさることながら、さんざん「日本で混入した」と主張し、日本を貶めておいて、今さら何じゃそりゃ!
しかも未だに「すみませんでした」の一言もない。どういうこっちゃ!
もちろん毒餃子問題の諸悪の根源は中国側にあります。
が、ここでは【それでも中国と付き合いますか?】目線で、日本政府の対応を特に問題にしたいと思います。
中国側がこの新事実を日本側に通告したのは、北海道洞爺湖サミットの初日である7月7日の深夜だったとのことです。
が、日本政府はこの情報を公表せず、8月6日に読売新聞が報道するまで表沙汰にはなりませんでした。
百歩譲ってサミット期間中の公表が無理だったとしても、終了後速やかに公表すればよいものをしなかったということは、最低限、北京五輪が終わるまでは隠蔽しておこうってことで、政府内で話がまとまっていたんじゃないでしょうか。
読売の報道があった翌7日、高村外相は、新事実を非公開にしたのは中国政府からの要請によるものだったと述べ、首相もそのことを認めました。
高村外相は公表しなかった理由について、「今発表されてしまうと捜査に支障を来すので、これから捜査が進むまでは発表しないでくれとの縛りをかけた情報提供だった」(産経8/7)と説明しました。
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