「それでも中国と付き合いますか?」
2008.08.19 Tuesday 01:16
くっくり
中国に対して物が言えないのは、政治家だけではありません。
4月26日に行われた長野の聖火リレーで、中国人の暴行を取り締まらなかった日本の治安当局、つまり政府。
そして、その実態をほとんど伝えることのなかった日本のメディア。
日本人のけが人や被害は産経新聞が5月5日に報じるまで、まったくと言っていいほど報じられなかったのです。
憲法で自由な言論が保障されているはずの日本において、治安当局はチベットの自由を叫ぶ日本人を隔離し、封じ込めました。
一方で、中国人の行動は制限されることはありませんでした。たとえ法を犯していてもです。
警察官に中国人による傷害を訴えて無視された日本人青年は、ネットで「長野には中国人を除いて言論の自由も歩行の自由もなかった。日本は最低の国だ」と痛烈に批判したそうです。
そう、あの日、長野は「日本」ではなかったのです。法治国家ですらありませんでした。法を曲げてでも中国人に便宜が計られたのですから。
法の遵守よりも、日本国民の自由や権利や安全よりも、「日中友好」が優先された。
一党独裁国家による少数民族への虐殺、弾圧を見ない振りするばかりか、自国民を押さえ込んででも「日中友好」をアピールした。
これが“アジア一の民主主義国家”の取るべき態度なのでしょうか?
福田首相も政治家もメディアも、世界の動きを何にも分かっちゃいないのです。
四川大地震発生後、日本ではほとんど誰もチベットのことを語らない、報じない、そんなふうになってしまいました。
しかし、その間にもダライ・ラマ14世はヨーロッパ各国を巡り、要人の歓迎を受け続けているのです。北京五輪期間中はフランスを訪問中です(11日〜23日まで)。
(但し、サルコジ大統領は中国政府に配慮し、ダライ・ラマとは面会しないことを決めました。そのため国内では批判が沸き起こりました(読売8/8)。その後、中国に反発するクシュネル外相がダライ・ラマと20日に面会する見通しとなりました(日経8/15))
それにひきかえ、日本政府の対応はひどいものです。チベットと同じアジアの国であり、同じ仏教国でもあるというのに。
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